JP3242499B2 - マルチフィルム被覆装置 - Google Patents

マルチフィルム被覆装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圃場の土の表面の被覆
作業を行うマルチフィルム被覆装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、野菜等の栽培や土壌消毒後の薬液
の蒸発を防止する為に、圃場の全面にわたってマルチフ
ィルムを用いて被覆することは公知となっている。この
作業においては、マルチフィルムの剥離を防止する為
に、押さえ土をマルチフィルムの両端部上に載せて固定
する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
において、マルチフィルムの剥離を防止する為に、マル
チフィルムの両端を覆土して押さえ土の効果を持たせて
いるのであるが、土質及び土壌の水分の多少により押さ
え土の効果が不足したり、圃場が作業進行方向に直交す
る方向の傾斜により、マルチフィルムの左右両端の覆土
量が異なり、その調整が困難であるので、確実にマルチ
フィルムを保持することができない場合があった。ま
た、強風下の作業中においては特にマルチフィルムを押
さえて保持する力が弱くなるので、マルチフィルムが剥
がれ易くなり、野菜等の栽培床としての機能や土壌消毒
の効果を十分に得ることができず、マルチフィルム被覆
の効果を十分に発揮させることができなかった。
【0004】そして、前述の問題点を解消する一つの構
成として、前工程で被覆されたマルチフィルムと今工程
で被覆されるマルチフィルムとを重ね合わせて両面接着
テープにて接着する構成とし、接着後には両面接着テー
プの保護テープを巻取回収する専用のリールを設けたも
のがあるが、この構成でも種々の問題が生じたのであ
る。例えば、両面接着テープの接着力が低下し、十分な
接着力を確保することができなかったという不具合であ
る。また、設けられていた保護テープのリールによる巻
取回収処理においても、回収後のリールの取り替えやそ
の都度保護テープの先端をリールに引っ掛ける必要があ
る等、操作性に不具合が生じていたのである。そこで、
本発明は、確実に前工程で被覆されたマルチフィルムと
今工程で被覆されるマルチフィルムとを重ね合わせ、マ
ルチフィルムを確実に挟持し保持することができるマル
チフィルム被覆装置を構成することを目的とするのであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、移動農機に牽
引され、圃場の土の表面をマルチフィルムにより被覆
し、該マルチフィルムの一方の外方端の畝溝を覆土する
とともに、畝の裾部へ片寄せする覆土体を設け、他方の
一側を前工程で覆土された側のマルチフィルムと接着す
べく、両面接着テープを畝表面を転がっているロール状
に巻回されたマルチフィルムの外側表面で下側になる面
に先に片面接着するように構成したマルチフィルム被覆
装置において、ロール状に巻回されたマルチフィルムの
外周に両面接着テープを押しつける弾性体ローラーを設
けたものである。 請求項2においては、移動農機に牽引
され、圃場の土の表面をマルチフィルムにより被覆し、
該マルチフィルムの一方の外方端の畝溝を覆土するとと
もに、畝の裾部へ片寄せする覆土体を設け、他方の一側
を前工程で覆土された側のマルチフィルムと接着すべ
く、両面接着テープを畝表面を転がっているロール状に
巻回されたマルチフィルムの外側表面で下側になる面に
先に片面接着するように構成したマルチフィルム被覆装
置において、両面接着テープの保護テープをロール状に
巻回されたマルチフィルムの後方に排出すべく、両面接
着テープを押しつける弾性体ローラーに当接する放出ロ
ーラーを設けたものである。
【0006】
【作用】次に、作用を説明する。初回の往路工程では、
左右の接着ユニット19・19を上方に収納固定し、覆
土ユニット20・20を下方に固定しておき、マルチフ
ィルム被覆装置3の位置を決めるゲージホイール7・7
により圃場に溝をつけると同時に、サブソイラ5・5に
よりトラクター1の後輪40・40にて踏み固めた土を
膨軟にし、前記ゲージホイール7・7によりマルチフィ
ルム9’が前記溝のところで押さえられ引っ張られて圃
場に被覆され、覆土ディスク21・21によりマルチフ
ィルム9’の両側を覆土するのであり、このとき、覆土
遮蔽板23・23によりマルチフィルム9’の平畝上面
に土が飛ばないように保護されている。さらに、鎮圧ロ
ーラー24・24により前記覆土ディスク21・21に
て覆土した土の表面を平らにするのである。
【0007】次の復路工程のマルチフィルム被覆作業を
行う場合には、往路工程で被覆したマルチフィルム9’
と重なる側の接着ユニット19を回動機構を介して下方
に移動し、覆土ユニット20を回動機構を介して上方に
収納固定するのであり、前記接着ユニット19と覆土ユ
ニット20が下方のとき、覆土ユニット20の方が後方
へ突出しており、該覆土ユニット20の覆土ディスク2
1が接着ユニット19に干渉しない位置にあるので、回
動機構を介して進行方向に直角な外側上方に固定し、覆
土ディスク21に付着した土を被覆したマルチフィルム
9’の上面端部より外側に落下させて取り除き、その後
下方位置に戻して覆土ユニット20を上方に収納固定す
るのである。
【0008】そして、前記接着ユニット19のロール状
に巻回された両面接着テープ14を引き出して圃場の表
面を転がるロール状に巻回されたマルチフィルム9の外
側表面で接着したときに下側になる面に弾性体ローラー
15を介して押しつけ、往路工程で被覆したマルチフィ
ルム9’上面の両面接着テープ14による接着位置tを
エアー吹出口44から吹き出すエアーにより予め清掃
し、前記両面接着テープ14の保護テープ14aを前記
弾性体ローラー15と放出ローラー16に挟持させて往
路工程で被覆したマルチフィルム9’の上に接着可能と
するのである。
【0009】このように往路工程で被覆したマルチフィ
ルム9’と復路工程で被覆するマルチフィルム9とを重
ね合わせて接着しながら順次マルチフィルム被覆作業を
行うのであり、このとき、前記接着後の両面接着テープ
14の保護テープ14aは前記被覆するマルチフィルム
9の繰り出しに伴い回転する弾性体ローラー15と放出
ローラー16にて挟まれて後方に放出され、さらに、前
記マルチフィルム9’・9の接着位置tを弾性体鎮圧輪
17にて押さえて、マルチフィルム9’・9同士を確実
に接着させるのである。
【0010】以下の往復路工程においては、前工程にて
被覆したマルチフィルム9’と重なる側の接着ユニット
19を下方へ移動するとともに、覆土ユニット20を覆
土ディスク21に付着した土を除去した後に上方へ収納
固定し、他側の前工程でマルチフィルム9’・9の接着
作業を行った側の接着ユニット19を上方へ収納固定
し、覆土ユニット20を下方へ移動する如く順次回行す
るごとに振り替え操作を行い、前工程で被覆したマルチ
フィルム9’と今工程で被覆するマルチフィルム9とを
重ね合わせて両面接着テープ14にて接着しながらマル
チフィルム被覆作業を行うのである。
【0011】
【実施例】次に、実施例を説明する。図1は、本発明の
マルチフィルム被覆装置における初回の往路工程の被覆
作業状態を示す側面図、図2は、同じく復路工程の被覆
作業状態を示す側面図、図3は、同じく初回の往路工程
の被覆作業状態を示す平面図、図4は、同じく復路工程
の被覆作業状態を示す平面図である。
【0012】図1・図2・図3・図4において、移動農
機であるトラクター1の後部には、三点リンクと三点ヒ
ッチからなる作業機装着装置2を介して圃場の全面にわ
たってマルチフィルム9を被覆する為のマルチフィルム
被覆装置3が連結されている。該マルチフィルム被覆装
置3の最前部には、トラクター1の進行方向と直交する
ツールバー4が横設されている。該ツールバー4の両端
前側でトラクター1の後輪40・40に対向する位置に
は、取付部材39・39を介して前記後輪40・40が
踏み固めた土を柔らかくし任意に上下移動させて固定可
能なサブソイラ5・5が取付固定されている。
【0013】前記ツールバー4の両端部には、後方へ延
出した左右一対の連結フレーム6・6が固設されてお
り、該連結フレーム6・6の前端側には、マルチフィル
ム被覆装置3の重量を支え、土の表面を押して溝を作り
任意に上下移動させて固定可能なゲージホイール7・7
を支持する取付部材8・8が設けられている。前記連結
フレーム6・6の後端側には、ロール状に巻回されたマ
ルチフィルム9が配設されており、該マルチフィルム9
は、前記連結フレーム6・6に設けられている支持部材
10・10に上下移動自在で固定可能に支持されている
ホルダー11・11に保持されている。
【0014】前記連結フレーム6・6の後端部には、両
側方に突出した左右フレーム34・34が固設されてお
り、該左右フレーム34・34には、外側から接着ユニ
ット枢支部35・35、覆土ユニット枢支部36・36
が後方へ突設されている。前記接着ユニット枢支部35
・35には、枢支軸35a・35aを介して上下回動自
在で後方へ突出した接着ユニットフレーム30・30が
配設され、覆土ユニット枢支部36・36には、枢支軸
36a・36aを介して上下回動自在で後方へ突出した
覆土ユニットフレーム32・32が配設されている。前
記接着ユニット枢支部35・35と接着ユニットフレー
ム30・30との間には、スプリング31・31が張設
され、覆土ユニット枢支部36・36と覆土ユニットフ
レーム32・32との間には、スプリング33・33が
張設されている。
【0015】そして、図1・図3に示す如く、前記覆土
ユニットフレーム32・32の前部には、マルチフィル
ム9をゲージホイール7・7が作った溝の所で押さえて
引っ張って被覆する踏圧輪12・12が上下移動自在及
び前後調節自在で固定可能に配設されている。該踏圧輪
12・12は、基端が覆土ユニットフレーム32・32
に設けられている支持部材13・13に固設されている
固定アームと揺動アームからなる二連アーム38・38
の先端に支持され、該二連アーム38・38はスプリン
グ26・26を外嵌したロッド27・27を介装して踏
圧輪12・12を下方に押しつけている。
【0016】前記覆土ユニットフレーム32・32の中
途部には、マルチフィルム9の平畝上面に土がかからな
いように遮蔽する為の覆土遮蔽板23・23が配設され
ており、該覆土遮蔽板23・23は、覆土ユニットフレ
ーム32・32に設けられている支持部材25・25に
支持アーム41・41を介して上下移動自在及び前後調
節自在で固定可能に支持されている。前記覆土ユニット
フレーム32・32の後部には、マルチフィルム9の両
端部を覆土する為の覆土体である覆土ディスク21・2
1が配設されており、該覆土ディスク21・21は、覆
土ユニットフレーム32・32に設けられ、回動機構を
有する支持部材22・22を介して外側上方に回動移動
自在及び前後調節自在で固定可能に支持されている。
【0017】また、前記覆土遮蔽板23・23の支持ア
ーム41・41の中途部には、後方へ突出したローラー
支持アーム42・42が固設されており、該ローラー支
持アーム42・42の先端部には、覆土ディスク21・
21にて片寄せした土の表面を平らにする為の鎮圧ロー
ラー24・24が配設されている。該鎮圧ローラー24
・24は、前記覆土遮蔽板23・23とともに支持部材
25・25を介して上下移動自在及び前後調節自在で固
定可能に支持されている。
【0018】そして、図2・図4に示す如く、前記接着
ユニットフレーム30・30の後部には、前工程で被覆
したマルチフィルム9’と今工程で被覆するマルチフィ
ルム9とを覆土を行わないで重ね合わせて接着する為の
ロール状に巻回された両面接着テープ14・14と、こ
の両面接着テープ14にて前工程で被覆したマルチフィ
ルム9’と今工程で被覆するマルチフィルム9とを重ね
合わせて接着した接着位置tを転動しながら連続的に押
圧する為の弾性体鎮圧輪17・17が配設されている。
【0019】前記弾性体鎮圧輪17・17は、基端が接
着ユニットフレーム30・30に設けられている支持部
材18・18に固設されている固定アームと揺動アーム
からなる二連アーム37・37の先端に上下移動自在及
び前後調節自在で固定可能に支持され、該二連アーム3
7・37にスプリング28・28を外嵌したロッド29
・29を介装している。
【0020】前記ロール状に巻回された両面接着テープ
14・14は、前記二連アーム37・37に支持され、
ロール状に巻回されているマルチフィルム9に当接され
ている弾性体ローラー15・15にて前記マルチフィル
ム9に押しつけて接着するように構成されており、接着
後の両面接着テープ14・14の保護テープ14a・1
4aは、前記弾性体ローラー15・15上方に当接され
ている放出ローラー16・16にて後方へ送り放出する
ように構成されている。前記弾性体ローラー15・15
と放出ローラー16・16は、前記スプリング28・2
8にてマルチフィルム9に押しつけられて支持部材43
・43に支持されており、該支持部材43・43は、二
連アーム37・37に固設されている。
【0021】また、前記マルチフィルム9の両面接着テ
ープ14による接着位置tの前方には、エアー吹出口4
4・44が配設されており、該エアー吹出口44・44
には、飛散防止カバー45・45が付設されている。前
記エアー吹出口44・44は、前記マルチフィルム9の
ホルダー11・11に基端が固設されている側面視略L
字状のアーム46・46の折れ曲がった先端部に支持さ
れている。エアー吹出口44から吹き出すエアーは、ブ
ロワー等のエアー供給装置(図示せず)から供給するよ
うに構成され、前工程で被覆したマルチフィルム9’上
面の両面接着テープ14による接着位置tに相当する部
分の土を覆土側へ吹き飛ばして清掃するとともに、飛散
防止カバー44にて前記吹き飛ばした土が両面接着テー
プ14による接着位置t側へ飛散するのを防止するよう
にしており、このように塵埃吹き飛ばし装置が構成され
ている。
【0022】以上の如く左右の連結フレーム6・6の後
方には、弾性体ローラー15、放出ローラー16、両面
接着テープ14及び弾性体鎮圧輪17からなる接着ユニ
ット19と、踏圧輪12、覆土ディスク21、覆土遮蔽
板23及び鎮圧ローラー24からなる覆土ユニット20
がそれぞれ外側から配設されている。前記接着ユニット
19は、接着ユニット枢支部35の枢支軸35aを支点
として回動機構が構成されて、接着ユニット枢支部35
と接着ユニットフレーム30との間に張設されているス
プリング31の引っ張る力の働きにより、支点ごえで上
方位置と下方位置に維持できるように構成されている。
前記覆土ユニット20は、覆土ユニット枢支部36の枢
支軸36aを支点として回動機構が構成されて、覆土ユ
ニット枢支部36と覆土ユニットフレーム32との間に
張設されているスプリング33により、支点ごえで上方
位置と下方位置に維持できるように構成されている。
【0023】以上のような構成において、圃場の全面に
マルチフィルム被覆作業を行う為にトラクター1を圃場
内で走行させてマルチフィルム被覆装置3を牽引する
と、先ず、初回の往路工程では、図1・図3に示す如
く、左右の接着ユニット19・19を上方に収納固定
し、覆土ユニット20・20を下方に固定しておき、マ
ルチフィルム被覆装置3の位置を決めるゲージホイール
7・7により圃場に溝をつけると同時に、サブソイラ5
・5によりトラクター1の後輪40・40にて踏み固め
た土を膨軟にし、前記ゲージホイール7・7によりマル
チフィルム9’が前記溝のところで押さえられ引っ張ら
れて圃場に被覆され、覆土ディスク21・21によりマ
ルチフィルム9’の両側を覆土するのである。このと
き、覆土遮蔽板23・23によりマルチフィルム9’の
平畝上面に土が飛ばないように保護されている。さら
に、鎮圧ローラー24・24により前記覆土ディスク2
1・21にて覆土した土の表面を平らにするのである。
【0024】このように左右の覆土ユニット20・20
により順次往路工程のマルチフィルム被覆作業を行った
後、次の復路工程のマルチフィルム被覆作業を行う場合
には、図2・図4に示す如く、先ず、往路工程で被覆し
たマルチフィルム9’と重なる側の接着ユニット19を
回動機構を介して下方に移動し、覆土ユニット20を回
動機構を介して上方に収納固定するのである。そして、
前記接着ユニット19と覆土ユニット20が下方のと
き、覆土ユニット20の方が後方へ突出しており、該覆
土ユニット20の覆土ディスク21が接着ユニット19
に干渉しない位置にあるので、回動機構を介して進行方
向に直角な外側上方に回動固定し、覆土ディスク21に
付着した土を被覆したマルチフィルム9’の上面端部よ
り外側に落下させて取り除き、その後下方位置に戻して
覆土ユニット20を上方に収納固定するのである。
【0025】そして、前記接着ユニット19のロール状
に巻回された両面接着テープ14を引き出して圃場の表
面を転がるロール状に巻回されたマルチフィルム9の外
側表面で接着したときに下側になる面に、弾性体ローラ
ー15を介して押しつけ、往路工程で被覆したマルチフ
ィルム9’上面の両面接着テープ14による接着位置t
をエアー吹出口44から吹き出すエアーにより予め清掃
し、前記両面接着テープ14の保護テープ14aを前記
弾性体ローラー15と放出ローラー16に挟持させて往
路工程で被覆したマルチフィルム9’の上に接着可能と
するのである。
【0026】このように往路工程で被覆したマルチフィ
ルム9’と復路工程で被覆するマルチフィルム9とを重
ね合わせて接着しながら、順次マルチフィルム被覆作業
を行うのである。このとき、前記接着後の両面接着テー
プ14の保護テープ14aは前記被覆するマルチフィル
ム9の繰り出しに伴い回転する弾性体ローラー15と放
出ローラー16にて挟まれて後方に放出され、さらに、
前記マルチフィルム9’・9の接着位置tを弾性体鎮圧
輪17にて押さえて、マルチフィルム9’・9同士を確
実に接着させるのである。
【0027】以下の往復路工程においては、前工程にて
被覆したマルチフィルム9’と重なる側の接着ユニット
19を下方へ移動するとともに、覆土ユニット20を覆
土ディスク21に付着した土を除去した後に上方へ収納
固定し、他側の前工程でマルチフィルム9’・9の接着
作業を行った側の接着ユニット19を上方へ収納固定
し、覆土ユニット20を下方へ移動する如く順次回行す
るごとに振り替え操作を行い、前工程で被覆したマルチ
フィルム9’と今工程で被覆するマルチフィルム9とを
重ね合わせて両面接着テープ14にて接着しながらマル
チフィルム被覆作業を行うのである。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成した
ことにより、マルチフィルムの一側を踏圧覆土し、覆土
を行わない他側を前工程で被覆されたマルチフィルムに
両面接着テープにて接着し、圃場の全面をマルチフィル
ムにて被覆し、覆土した押さえ土もマルチフィルムに覆
われるので、風や雨等の外圧にて押さえ土が飛散、流出
して押さえ効果が薄れることに伴うマルチフィルムの剥
がれを防止することができる。 また、弾性体ローラーに
て、ロール状に巻回されたマルチフィルムの外周に両面
接着テープを押しつけることができるので、連続的な強
い押しつけ力にて前記マルチフィルムと両面接着テープ
の片面を接着することができ、マルチフィルムの剥がれ
を防止することができるのである。 また、確実に前工程
と今工程のマルチフィルム同士を接着することができ、
前工程と今工程のマルチフィルムの間にある両面接着テ
ープが劣化し難いのであり、野菜等の栽培においては作
物に泥等が付着することを防止することができ、土壌消
毒作業においては大きな土壌消毒の効果を得ることがで
きるのである。
【0029】請求項2の如く構成したことにより、弾
体ローラーと放出ローラーの間に両面接着テープの保護
テープを挟んでロール状に巻回されたマルチフィルムの
後方に放出することができるので、前工程で被覆された
マルチフィルム上面に保護テープが覆ったままの両面接
着テープを接着するおそれがなくなり、連続的に前工程
と今工程のマルチフィルム同士の接着作業を行うことが
でき、安定したマルチフィルム被覆作業を行うことがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマルチフィルム被覆装置における初回
の往路工程の被覆作業状態を示す側面図である。
【図2】同じく復路工程の被覆作業状態を示す側面図で
ある。
【図3】同じく初回の往路工程の被覆作業状態を示す平
面図である。
【図4】同じく復路工程の被覆作業状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
3 マルチフィルム被覆装置 9 マルチフィルム 14 両面接着テープ 15 弾性体ローラー 16 放出ローラー 17 弾性体鎮圧輪 18 接着ユニット 21 覆土ディスク 44 エアー吹出口 45 飛散防止カバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動農機に牽引され、圃場の土の表面を
    マルチフィルムにより被覆し、該マルチフィルムの一方
    の外方端の畝溝を覆土するとともに、畝の裾部へ片寄せ
    する覆土体を設け、他方の一側を前工程で覆土された側
    のマルチフィルムと接着すべく、両面接着テープを畝表
    面を転がっているロール状に巻回されたマルチフィルム
    の外側表面で下側になる面に先に片面接着するように構
    成したマルチフィルム被覆装置において、ロール状に巻
    回されたマルチフィルムの外周に両面接着テープを押し
    つける弾性体ローラーを設けたことを特徴とするマルチ
    フィルム被覆装置。
  2. 【請求項2】 移動農機に牽引され、圃場の土の表面を
    マルチフィルムにより被覆し、該マルチフィルムの一方
    の外方端の畝溝を覆土するとともに、畝の裾部へ片寄せ
    する覆土体を設け、他方の一側を前工程で覆土された側
    のマルチフィルムと接着すべく、両面接着テープを畝表
    面を転がっているロール状に巻回されたマルチフィルム
    の外側表面で下側になる面に先に片面接着するように構
    成したマルチフィルム被覆装置において、両面接着テー
    プの保護テープをロール状に巻回されたマルチフィルム
    の後方に排出すべく、両面接着テープを押しつける弾性
    体ローラーに当接する放出ローラーを設けたことを特徴
    とするマルチフィルム被覆装置。
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