JP3242476U - コンクリート擁壁 - Google Patents

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高志 佐山
智史 戸崎
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株式会社武井工業所
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Abstract

【課題】フェンス等の支柱が横断面角形状または丸形状のいずれの形状であっても、更に敷地のコーナー部に設置するため端部を切断するコンクリート擁壁であっても対応可能な支柱用穴を備えたコンクリート擁壁を提供する。【解決手段】鉛直方向に延在するとともに、天面にフェンス4等の支柱8が挿入される支柱用穴が形成された、たて壁2と、このたて壁2の下端から水平方向に延在する底版3とを一体成形したコンクリート擁壁1において、フェンス4等の支柱8が横断面角形状または丸形状のいずれの形状であっても挿入可能な角丸長方形状であって、長辺が短辺の2倍以上の長さを有する支柱用穴を備えた。【選択図】図1

Description

本考案は、水平方向に延在する底版と、この底版から垂直方向に延在するたて壁とで構成するコンクリート製の擁壁であって、特にこのたて壁にフェンス等を設置することができるコンクリート擁壁に関する。
コンクリート擁壁の一例であるL型擁壁は、底版とたて壁によって構成され、高低差のある土地で、側面の土が崩れるのを防ぐために設置される壁状のコンクリート製の構造物である。そして、例えば道路脇に設置されるL型擁壁には、この擁壁に沿って自動車、自転車、あるいは歩行者用のガードフェンス等を設置する場合があり、戸建て住宅やマンション等の隣地との境界に設置されるL型擁壁には、この擁壁に沿って目隠しフェンス等が設置される場合がある。
従来、L型擁壁にフェンス等を設置する場合、L型擁壁とは別にフェンス用の基礎ブロックをたて壁背面側(設置者の所有地で底版が延在する側)に設置する必要があるため、このフェンス用の基礎ブロック分土地が狭くなるという問題があった。更に、L型擁壁のたて壁の高さに合わせてフェンス用の基礎ブロックの高さを調整しなければならないなど、施工コストの増大や施工期間の長期化を招くという問題があった。
これらの問題に対して、例えば特許文献1には、鉛直方向に延在する壁部と、壁部の下端より水平方向に延在する底盤部とが断面L字状に一体に成形されたL型擁壁であって、壁部の上面に支柱取付穴を形成し、この支柱取付穴(以後、支柱用穴と称する)に板状塀(以後、フェンスと称する)の支柱下端部を挿入してフェンスを取り付ける構造が開示されている。
特開2017―166188号公報
従来、フェンスを支持する支柱は横断面形状が円形の円支柱が主流であったため、支柱用穴もこれに合わせて円形となっていたが、近年、断面形状が四角形の角支柱も増えてきている。このため、角支柱を用いる場合には、角支柱用の支柱用穴を開け直さなければならない問題があった。
また、敷地のコーナー部に位置するコンクリート擁壁の場合、コンクリート擁壁同士の端部を所定角度で切断し、切断面同士を突き合わせて配置することとなる。例えば、コンクリート擁壁同士で形成される角度が直角である場合、各々のコンクリート擁壁の端部を斜め45度に切断して、この45度に切断した面同士を突き合わせることにより直角にしている。
しかし、支柱用穴はコンクリート擁壁の端部に形成されているため、端部切断の際に支柱用穴の一部も切り取られてしまうこととなり、図17に示す如くこれら穴同士を突き合わせても支柱が入るだけの大きさの穴にならず、再度、支柱用穴を開け直さなければならないという問題があった。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされたもので、フェンス等の支柱が横断面角形状または丸形状のいずれの形状であっても、更に敷地のコーナー部に設置するため端部を切断するコンクリート擁壁であっても対応可能な支柱用穴を備えたコンクリート擁壁を提供することを目的とした。
本考案の請求項1にかかるコンクリート擁壁は、鉛直方向に延在するとともに、天面にフェンス等の支柱が挿入される支柱用穴が形成されたたて壁と、このたて壁の下端から水平方向に延在する底版とを一体成形したコンクリート擁壁において、
フェンス等の支柱が横断面角形状または丸形状のいずれの形状であっても挿入可能な角丸長方形状であって、長辺が短辺の2倍以上の長さを有する支柱用穴を備えたことを特徴とする。
本考案の請求項2にかかるコンクリート擁壁は、請求項1において、前記支柱用穴外周のコンクリート内には、支柱用穴を囲うように鉄筋が配置されていることを特徴とする。
本考案の請求項3にかかるコンクリート擁壁は、請求項1又は2のいずれかにおいて、前記たて壁の前面側表面と前記支柱用穴との間の板厚、及び背面側表面と前記支柱用穴との間の板厚を、たて壁の板厚の1/3~1/10としたことを特徴とする。
本考案の請求項1にかかるコンクリート擁壁は、たて壁の天面にフェンス等の支柱が挿入される支柱用穴が形成され、この支柱用穴は角丸長方形状に形成されているため、フェンス等の支柱の横断面が角形状であっても丸形状であっても挿入可能となっている。このため、支柱の横断面形状に合わせて穴を開け直す必要がなくなりフェンス設置の作業性向上を図ることができる。
また、支柱用穴は長辺が短辺の2倍以上の長さを有しているため、コーナー部に設置するコンクリート擁壁で端部を切断し、これに伴って支柱用穴の一部が切除されても、支柱を挿入できるだけの穴が残るため、別途穴を開け直す必要がなくなりフェンス設置の作業性向上を図ることができる。
本考案の請求項2にかかるコンクリート擁壁では、前記支柱用穴外周のコンクリート内には、支柱用穴を囲うように鉄筋が配置されているため、強風を受けてフェンス支柱に強い風圧が加わっても、支柱用穴が破損してしまうことを極力防止できる。
本考案の請求項3にかかるコンクリート擁壁では、前記たて壁の前面側表面と前記支柱用穴との間の板厚、及び背面側表面と前記支柱用穴との間の板厚を、たて壁の板厚の1/3~1/10としている。このため、フェンスが強風を受けて支柱に負荷がかかっても支柱用穴周辺にひび割れ、欠け等の破損が発生してしまうことを極力防止できる。
図1は本考案のL型コンクリート擁壁の斜視図である。 図2は本考案の長い角丸長方形の支柱用穴を備えたL型コンクリート擁壁の正面図である。 図3は本考案の長い角丸長方形の支柱用穴を備えたL型コンクリート擁壁の側面図である。 図4は本考案の長い角丸長方形の支柱用穴を備えたL型コンクリート擁壁の平面図である。 図5は本考案の長い角丸長方形の支柱用穴の正面図である。 図6は本考案の長い角丸長方形の支柱用穴の平面図である。 図7はたて壁の前面背面に鉄筋を配置したL型コンクリート擁壁の縦断側面図である。 図8は支柱用穴部分を含むL型コンクリート擁壁の縦断側面図である。 図9はたて壁の鉄筋の配置状態を示すL型コンクリート擁壁の縦断正面図である。 図10は底版の鉄筋配置状態を示すL型コンクリート擁壁の片側断面図である。 図11は鉄筋で囲われた長い角丸長方形の支柱用穴の正面図である。 図12は鉄筋で囲われた長い角丸長方形の支柱用穴の平面図である。 図13はコーナー用L型コンクリート擁壁の切断箇所を示す拡大平面図である。 図14は コーナー用L型コンクリート擁壁同士を接合した状態のコーナー部分の拡大平面図である。 図15は端部を切断したL型コンクリート擁壁端部同士を接合した状態を示すコーナー用L型コンクリート擁壁の斜視図である。 図16は支柱用穴周辺の板厚を示す平面図である。 図17は従来のL型コンクリート擁壁で端部を切断したL型コンクリート擁壁端部同士を接合した状態を示す拡大平面図である。
図1に示す1は本考案のL型コンクリート擁壁であり、高低差のある土地で、側面の土が崩れるのを防ぐために設置される壁状の構造物のうち、特に側面視でL型をなすものである。即ち、鉛直方向に延在するたて壁2と、このたて壁2の下端から水平方向に延在する底版3とを、プレキャスト工法によりコンクリートにてL字状に一体成形したものである。
また、道路に沿って設置されるL型コンクリート擁壁1には、自動車、自転車、あるいは歩行者用のガードフェンス等を、戸建て住宅やマンション等の隣地との境界に設置されるL型コンクリート擁壁1には、図1に示すような目隠しフェンス4等が設置されるものである。
以下、図面を参照して本考案の実施例1を詳述する。
図1乃至図4に示す如く、本考案のL型コンクリート擁壁1はたて壁2及び底版3とよりなり、たて壁2は矩形の平板状をなしており、上下にわたってほぼ均一な板厚、即ち上側板厚T1と下側板厚T2とがほぼ同じ厚みとなっている。また、底版3はたて壁2に接続している部分から先端に向けて下方傾斜状に形成されており、底版3とたて壁2の接続部分にはたて壁2の補強としてのハンチ5が形成されている。
たて壁2は底版3が延在しない側が前面2A、延在する側が背面2Bであって、左右2箇所に前面2Aと背面2Bとを貫通する水抜孔6が穿設されている。この水抜孔6は円錐台状をなしており、前面側2Aの直径の方が背面2B側の直径より大きく形成されている。尚、7はL型コンクリート擁壁1をクレーン等で施工する際に用いる吊り金具を取り付けるための施工用アンカーである。
また、たて壁2の天面2Cにはフェンス4等の支柱8が挿入される支柱用穴9が形成されており、この支柱用孔9は図5に示す如く、上面開口から穴底面に向けて徐々に小さいくなるよう下方傾斜状に形成され、図6に示す如く、平面視で角丸長方形状に形成されている。これにより、支柱8の横断面形状が丸形状であっても角形状であっても挿入できるものである。
また、支柱用穴9は長辺が短辺の2倍以上の長さを有する角丸長方形状であるため、例えば、コーナー部に配置されるL型コンクリート擁壁1で、コーナー部の角度に合わせて支柱用穴9を含む端部を切断しなければならない場合であっても、支柱用穴9は十分に余裕のある長さに形成されているため、切断後であっても支柱8が挿入できるだけの穴9の大きさを確保できる。
更に、図7乃至図10に示す如く、L型コンクリート擁壁1のたて壁2には、たて壁2の前面2A側及び背面2B側のコンクリート内に、正面視でほぼ全面にわたって前面側鉄筋10A、背面側鉄筋10Bが配置されている。この各鉄筋10A、10Bは上下方向に延在する主筋と、この主筋を拘束する帯筋とによりなるもので、前面2A、背面2B表面から所定間隔離して配置されている。尚、本実施例1のL型コンクリート擁壁1は、直接土に接する壁であるため最低40mm以上離されている。
前述したたて壁2の下端から延在する底版3もたて壁2同様、上面3A側及び下面3B側のコンクリート内に、平面視でほぼ全面にわたって上面側鉄筋11A、下面側鉄筋11Bが配置されている。この鉄筋11A、11Bも主筋と帯筋とよりなるもので、上面3A、下面3B表面から所定間隔離して配置されている。ここで、底版3の上面3Aは先端に向けて下降傾斜状になっているため、この上面側鉄筋11Aも上面3Aの傾斜に合わせて配置されているものである。
前記たて壁2の天面2Cの支柱用穴9の周囲のコンクリート内にも、穴9を囲うように支柱穴鉄筋12が設けられており、この支柱穴鉄筋12により、フェンス4に強風が吹き付けて支柱8に大きな力が加わっても支柱用穴9が破損してしまうことを極力防止できるものである。
また、この支柱用穴9の底部には、徐々に拡大する円錐台状の排水孔13が接続されており、前記たて壁2の側面2Dに開口している。ここで、工場でプレキャスト工法により製造されたL型コンクリート擁壁1はその大きさのため屋外で保管せざるをえない。このため、支柱用穴9に雨水が流れ込んでしまい、特に冬場など支柱用穴9に雨水がたまると水が氷結して支柱用穴9を破損してしまう恐れがある。これを防止するため、L型コンクリート擁壁1保管時に支柱用穴9に流れ込んだ雨水を排水孔13にて排水するものである。
一方、本実施例1で用いられるフェンス4は、目隠しフェンスと呼ばれる幅広の板状のものを重ねて隙間が小さくなるようにし、外からの視線をさえぎることを目的としたフェンスである。この目隠しフェンスは高さが600mm~2000mm程度で、更に隙間が小さいため、風の影響を受けやすいものであるが、前述した如く、支柱用穴9を囲うように支柱穴鉄筋12が設けられているため、フェンス4に強風、例えば風速30~38m/sのような風が吹き付け、支柱8に大きな力が加わっても支柱用穴9が破損してしまうことを極力防止できるものである。
尚、この目隠しフェンス4のほか、高さ600mm~1500mm程度で網目状のメッシュフェンスや木目調、縦格子、横格子等の他のフェンスを用いても良いし、道路沿いであれば自動車用のガードレール、自転車、あるいは歩行者用のガードフェンス等であっても良い。
以上のようなL型コンクリート擁壁1を施工する場合、クレーン等で設置場所にL型コンクリート擁壁1を設置する。そして、複数台並設する場合には、L型コンクリート擁壁1同士の側面2D同士を対向させ、図示しない板状接続金具を両L型コンクリート擁壁1間に配置し、ボルト等の固定具で固定する。
図13~図15に示す如く、L型コンクリート擁壁1を敷地のコーナー部に設置する場合は、図13の切断線で示す如く、突き合わされるL型コンクリート擁壁1の端部14を切除し、図14、15に示す如く、この端部14を切除したL型コンクリート擁壁1同士の切断面を向かい合わせて接続する。
例えば、コンクリート擁壁1同士で形成される角度が直角である場合、2つのコンクリート擁壁1の端部14を斜め45度に切断して、この45度に切断した面同士を突き合わせることにより直角にしている。この際、支柱用穴9の一部も切り取られてしまうことになるが、支柱用穴9は長辺が短辺の2倍以上の長さを有しているため、支柱用穴9の一部が切除されても支柱8を挿入できるだけの大きさの穴が残り、別途穴を開け直す必要はない。
尚、通常のL型コンクリート擁壁1は、底版3が位置する側の土地が自宅側であって、自宅側の土地が高い場所に採用されるものであるが、本実施例1のL型コンクリート擁壁1では、たて壁2に前面側鉄筋10Aと 背面側鉄筋10Bを備えているため、前面2A側、背面2B側いずれの土圧も受けることができ、前述とは逆に自宅側の土地が低い場合でも逆L型コンクリート擁壁1として用いることができるものである。但し、この逆L型コンクリート擁壁1として使用する場合には、必要に応じて底版3上に土を盛って根入れを行うものである。
このようにL型コンクリート擁壁1を設置した後、目隠しフェンス4の支柱8を支柱用穴9に挿入して隙間にモルタルを流し込んで固める。
次いで、たて壁2の上側板厚T1と、たて壁2表面と支柱用穴9との間の板厚tとの関係について、図16を参照して実施例2を説明する。
通常、前記たて壁2の上側板厚T1は180mm~300mm程度である。図16に示す前記たて壁2の前面2A、背面2B、側面2D側の表面と、前記支柱用穴9との間の板厚tが薄いと、強風によるフェンス支柱8への過剰な負荷により、支柱用穴9周辺にひび割れ、欠け等の破損が生じる恐れがある。
このため、前記たて壁2の前面2A、背面2B、側面2D側の表面と、前記支柱用穴9との間の板厚tを、たて壁2の上側板厚T1の1/3~1/10としている。これにより、板厚tは十分な厚み(例えば30mm)を確保することができることとなるため、フェンス4が強風を受けて支柱8に負荷がかかっても、支柱用穴9周辺にひび割れ、欠け等の破損が発生してしまうことを極力防止できるものである。
以上詳述した如く、本考案の請求項1にかかるL型コンクリート擁壁1は、たて壁2の天面2Cに目隠しフェンス4等の支柱8が挿入される支柱用穴9が形成され、この支柱用穴9は角丸長方形状に形成されているため、目隠しフェンス4等の支柱8の横断面が角形状であっても丸形状であっても挿入可能となっている。このため、支柱8の横断面形状に合わせて穴を開け直す必要がなくなり目隠しフェンス4設置の作業性向上を図ることができる。
また、支柱用穴9は長辺が短辺の2倍以上の長さを有しているため、コーナー部に設置するL型コンクリート擁壁1で端部14を切断し、これに伴って支柱用穴9の一部が切除されても、支柱8を挿入できるだけの穴9が残るため、別途穴を開け直す必要がなくなり目隠しフェンス4設置の作業性向上を図ることができる。
本考案の請求項2にかかるL型コンクリート擁壁1では、前記支柱用穴9外周のコンクリート内には、支柱用穴9を囲うように支柱穴鉄筋12が配置されているため、強風を受けて目隠しフェンス4の支柱8に強い風圧が加わっても、支柱用穴9が破損してしまうことを極力防止できる。
本考案の請求項3にかかるコンクリート擁壁1では、前記たて壁2の前面2A側表面と前記支柱用穴9との間の板厚t、及び背面2B側表面と前記支柱用穴9との間の板厚tを、更には側面2D側表面と前記支柱用穴9との間の板厚tを、たて壁の板厚T1の1/3~1/10としている。このため、フェンス4が強風を受けて支柱8に負荷がかかっても支柱用穴9周辺にひび割れ、欠け等の破損が発生してしまうことを極力防止できる。
1 コンクリート擁壁
2 たて壁
2A 前面
2B 背面
2C 天面
2D 側面
3 底版
3A 上面
3B 下面
4 フェンス
5 ハンチ
6 水抜孔
7 施工用アンカー
8 支柱
9 支柱用穴
10A 前面側鉄筋
10B 背面側鉄筋
11A 上面側鉄筋
11B 下面側鉄筋
12 支柱穴鉄筋
13 排水孔
14 端部

Claims (3)

  1. 鉛直方向に延在するとともに、天面にフェンス等の支柱が挿入される支柱用穴が形成されたたて壁と、このたて壁の下端から水平方向に延在する底版とを一体成形したコンクリート擁壁において、
    フェンス等の支柱が横断面角形状または丸形状のいずれの形状であっても挿入可能な角丸長方形状であって、長辺が短辺の2倍以上の長さを有する支柱用穴を備えたことを特徴とするコンクリート擁壁。
  2. 前記支柱用穴外周のコンクリート内には、支柱用穴を囲うように鉄筋が配置されていることを特徴とする請求項1記載のコンクリート擁壁。
  3. 前記たて壁の前面側表面と前記支柱用穴との間の板厚、及び背面側表面と前記支柱用穴との間の板厚を、たて壁の板厚の1/3~1/10としたことを特徴とする請求項1又は2いずれか記載のコンクリート擁壁。
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