JP3242129U - 車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】構造がコンパクトで検知が正確であり使用効果が良好な車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置を提供する。【解決手段】車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置は、ブレーキレバーの側方に設置されたブレーキハンドルベース又はハンドル上の取付台を備え、取付台内に電源モジュール２、マイクロコントロールモジュール３及び無線信号送信モジュールが設けられ、取付台のブレーキレバーと対向する側に第１取付貫通孔が設けられ、第１取付貫通孔の開口部に保護レンズが設けられ、保護レンズに対応する取付台内の位置に感応型センサが設けられ、ブレーキレバーがハンドルに向かって移動してブレーキ動作が行われると、感応型センサはブレーキレバーで反射して戻る光線の強度が強くなったこと又は反射時間が短くなったことを検知し、マイクロコントロールモジュールにブレーキ信号を送信する。【選択図】図２

Description

本考案は、ブレーキ警告トリガ装置に関するものであり、より具体的には、特に車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置に関するものである。

ブレーキは乗車の安全を保障する重要な項目のひとつであり、良好なブレーキシステムは、乗車時の人身の安全を効果的に向上させることができる。スマートブレーキシステムがブレーキランプを制御する方法は、現在、国内外において、主に以下の２種類がある。

（１）ブレーキ信号トリガ装置をブレーキワイヤの一端に取り付け、ブレーキワイヤの動作を検知して自動的にブレーキ信号を発信し、点灯させる。この方法では、一般的にブレーキ信号トリガ装置がブレーキワイヤと接触しなければならないため、構造が複雑になるという欠点があり、故障率が高い。

（２）加速度センサの方法を用いてブレーキを検知する。ただしこの方法は、上り坂では車両速度が低下するために誤判断が生じやすく、精度が高くないという欠点がある。
上記の課題にもとづき、出願人は、ブレーキレバーとハンドルとの間に取り付けて、バネによってトリガするトリガ装置を過去に提案した。このトリガ方法は、自動的に点灯をトリガできるだけでなく、ブレーキレバーに取り付けてブレーキレバーが動いたときにのみ点灯をトリガするものであり、トリガが正確で、構造が簡単であり、コストが安いという利点を有するものであった。しかし実際に使用してみると、バネが露出しているために、外力の影響を受けて破損しやすいことが分かった。

本考案の目的は、上記の従来技術の欠点に対して、構造がコンパクトで、検知が正確であり、使用による効果が良好な車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置を提供することである。

本考案の技術的解決手段は以下のように実現される。ブレーキレバーの側方に設置されたブレーキハンドルベース又はハンドルに設けられる取付台を備え、取付台内に電源モジュール及びマイクロコントロールモジュールが設けられ、マイクロコントロールモジュールは無線信号送信モジュールを介して外部の警告灯に無線接続され、電源モジュールはマイクロコントロールモジュールに接続される、車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置であって、前記取付台のブレーキレバーと対向する側に第１取付貫通孔が設けられ、第１取付貫通孔の開口部に保護レンズが設けられ、保護レンズに対応する取付台内の位置に感応型センサが設けられ、
ブレーキレバーがハンドルに向かって移動してブレーキ動作が行われると、感応型センサは、ブレーキレバーで反射して戻る光線の強度が強くなったこと、又は光線が反射して戻る時間が短くなったことを検知し、マイクロコントロールモジュールにブレーキ信号を送信する。

上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、前記ブレーキレバーに、感応型センサと組み合わされる反射補強部材が設けられる。

上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、前記取付台内の空洞は、水平に設けられた主空洞体と、主空洞体と一体成形され互いに連通する副空洞体とで構成され、主空洞体と副空洞体とはＬ字状につながり、主空洞体と副空洞体とがつながって形成される段差の箇所にクイックリリースパイプクランプが設けられ、前記第１取付貫通孔は副空洞体の下端付近に位置してブレーキレバーと対向している。

上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、前記第１取付貫通孔内に片側が開口した延伸筒が摺動可能に嵌着され、延伸筒内の底部にブレーキレバーに向いた第２取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズが第２取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサが延伸筒内に位置し、延伸筒と副空洞体の内壁との間に、延伸筒の軸方向に引張バネが設けられる。

上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、前記第１取付貫通孔と延伸筒との間に、延伸筒とブレーキレバーとの初期の距離を調節するための軸方向調節ユニットが設けられる。

上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、前記軸方向調節ユニットは、第１取付貫通孔内に固定され且つ雌ネジの付いた第１ノブベースと、第１ノブベースにネジ接続され且つ片側が開口した第１ノブ調節筒とで構成され、前記第１ノブ調節筒内の底部には、ブレーキレバーに向いた第３取付貫通孔が設けられ、前記延伸筒は第３取付貫通孔内に摺動可能に嵌着される。

上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、前記軸方向調節ユニットは、第１取付貫通孔内に摺動可能に嵌着され且つ片側が開口した調節筒と、取付台に設けられ且つ調節筒と組み合わされる第１位置決めネジとで構成され、調節筒を所定の距離に調節した後、第１位置決めネジによって調節筒が固定される。

上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、前記第１取付貫通孔内に片側が開口した第１取付筒が摺動可能に嵌着され、第１取付筒内の底部にブレーキレバーに向いた第４取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズが第４取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサが第１取付筒内に位置する。
前記第１取付筒の取付台内に位置する一端の外壁に調節リングが一体成形され、調節リングに雌ネジ孔が成形され、
第１取付筒の側方の取付台の側壁に、内側が大きく外側が小さい段差貫通孔が設けられ、段差貫通孔とそれに対向する取付台の内壁との間に、回転可能で且つ雌ネジ孔にネジ接続される調節ネジが介設され、取付台内に第１取付筒と組み合わせられるガイド伸縮部材が設けられる。

上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、前記第１取付貫通孔内に片側が開口した第２取付筒が摺動可能に嵌着され、第２取付筒内の底部にブレーキレバーに向いた第５取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズが第５取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサが第２取付筒内に位置する。
副空洞体に第２取付筒に対向する第２位置決めネジが設けられ、第２取付筒を所定の距離に調節した後、第２位置決めネジによって第２取付筒が固定される。
上記の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置において、第１取付貫通孔内に、雌ネジの付いた第２ノブベースが固定され、第２ノブベースに、片側が開口した第２ノブ調節筒がネジ接続され、前記第２ノブ調節筒内の底部にブレーキレバーに向いた第６取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズが第６取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサが第２ノブ調節筒内に位置する。

本考案が上記の構造を採用した後は、ブレーキレバーの側方のブレーキハンドルベース又はハンドルに取付台を設けることにより、取付台にブレーキレバーと対向する感応型センサを設置し、ブレーキレバーが動作する時に反射して戻る光線の強度が強くなる、又は光線が反射して戻る時間が短くなることによって、ブレーキ動作を識別してブレーキ信号を送信する。このような方法により、ブレーキ動作をより正確に検知できるだけでなく、取付台とブレーキレバーとの間にトリガコネクタがないため、外力によるダメージを受けにくく、効果的に耐用年数を延ばすこともできる。

以下では、図中の実施例とあわせて本考案をさらに詳細に説明するが、本考案を限定するものではない。
図１は、本考案の実施例１の斜視構造概略図である。 図２は、本考案の実施例１の内部構造概略図である。 図３は、図２のＡの部分の拡大概略図である。 図４は、本考案の実施例１の使用状態の概略図である。 図５は、本考案の実施例２の内部構造概略図である。 図６は、図５のＢの部分の拡大概略図である。 図７は、本考案の実施例３の内部構造概略図である。 図８は、図７のＣの部分の拡大概略図である。 図９は、本考案の実施例４の内部構造概略図である。 図１０は、図９のＤの部分の拡大概略図である。 図１１は、本考案の実施例５の内部構造概略図である。 図１２は、図１１のＥの部分の拡大概略図である。 図１３は、本考案の実施例６の内部構造概略図である。 図１４は、図１３のＦの部分の拡大概略図である。 図１５は、本考案の実施例７の内部構造概略図である。 図１６は、図１５のＧの部分の拡大概略図である。

図１～図４に示すように、本考案の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置は、ブレーキレバーの側方に設置されたブレーキハンドルベース又はハンドルに設けられる取付台１を備え、取付台１内に電源モジュール２及びマイクロコントロールモジュール３が設けられ、マイクロコントロールモジュール３は、該マイクロコントロールモジュール３に集積された無線信号送信モジュールを介して、対応する無線信号受信モジュールが接続された外部の警告灯に無線接続される。

電源モジュール２はマイクロコントロールモジュール３に回路接続される。前記取付台１のブレーキレバーと対向する側に第１取付貫通孔１ａが設けられ、第１取付貫通孔１ａの開口部に保護レンズ４が設けられ、保護レンズ４に対応する取付台１内の位置に感応型センサ５が設けられる。感応型センサは好ましくは赤外線近接センサ又はレーザ反射型近接センサである。感応型センサは、当分野で公知の方法により取付台に取り付けることができるが、その取付方法は本考案が保護を求める技術的事項ではないため、ここでは説明を省略する。

ブレーキレバーがハンドルに向かって移動してブレーキ動作が行われると、感応型センサ５は、ブレーキレバーで反射して戻る光線の強度が強くなったこと、又は光線が反射して戻る時間が短くなったことを検知し、マイクロコントロールモジュール３にブレーキ信号を送信する。また、取付台１の表面に、マイクロコントロールモジュールに接続されるターンランプボタン１８が設けられ、方向変換が必要な場合には、前もって点灯操作を行うことができる。それにより乗車時の安全性を向上させる。

好ましくは、前記ブレーキレバーに、感応型センサ５と組み合わされる反射補強部材６を設ける。ブレーキハンドルが特殊な色で、対応する感応型センサの反射光線に不利になる、又は、反射光線に影響を及ぼす場合は、該反射補強部材を用いることができる。反射補強部材は、ブレーキレバーに直接嵌着できることが好ましく、且つ白色又は赤色等の、光線が反射しやすい色の弾性軟質ゴムスリーブであることが好ましい。

さらに好ましくは、前記取付台１内の空洞は、水平に設けられた主空洞体１ｂと、主空洞体１ｂと一体成形され互いに連通する副空洞体１ｃとで構成され、主空洞体１ｂと副空洞体１ｃとはＬ字状につながり、主空洞体１ｂと副空洞体１ｃとがつながって形成される段差の箇所にクイックリリースパイプクランプ１ｄが設けられる。前記第１取付貫通孔１ａは、副空洞体１ｃの下端付近に位置してブレーキレバーと対向している。このようなコンパクトな取付台の構造は、感応型センサの取り付けに有益であるだけでなく、感応型センサをブレーキハンドルベース又はハンドルに固定させやすい。

使用にあたっては、取付台をブレーキハンドルベース又はハンドルに取り付け、取付台上の感応型センサをブレーキレバーと対向させればよい。ブレーキレバーがブレーキ動作を実行すると、ブレーキレバーの移動によって、ブレーキレバーと感応型センサとの間の距離が短くなり、それにより、感応型センサ５は、ブレーキレバーで反射して戻る光線の強度が強くなったこと、又は光線が反射して戻る時間が短くなったことを検知し、マイクロコントロールモジュール３にブレーキ信号を送信する。そして、マイクロコントロールモジュールは、無線信号送信モジュールを介して、ブレーキ信号を外部の無線信号受信モジュールに送信する。無線信号受信モジュールは、制御ＭＣＵと、制御ＭＣＵに接続された電池及び無線信号受信器で構成され、制御ＭＣＵはさらにターンランプ及びブレーキランプにそれぞれ接続される。無線信号受信器は、無線信号送信モジュールが送信したブレーキ信号又はターン信号を受信するとともに、制御ＭＣＵによって、対応するターンランプ又はブレーキランプの点灯を制御する。上記の無線通信、点灯を実行する方法、及び接続構造は従来技術であり、本考案が保護を求める技術的事項ではないため、ここでは説明を省略する。

図５及び図６に示すように、本考案の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置の構造は、実施例１と基本的に同じであり、異なる点は以下のとおりである。すなわち、前記第１取付貫通孔１ａ内に片側が開口した延伸筒７が摺動可能に嵌着され、延伸筒７内の底部にブレーキレバーに向いた第２取付貫通孔７ａが設けられ、前記保護レンズ４が第２取付貫通孔７ａ内に設けられ、前記感応型センサ５が延伸筒７内に位置し、延伸筒７と副空洞体１ｃの内壁との間に、延伸筒７の軸方向に沿って引張バネ８が設けられる。

延伸筒を追加することにより、感応型センサ５をブレーキレバーにより接近させることができ、検知の正確性を向上させることができる。ブレーキレバーとの距離が短くなるために、ブレーキレバーがブレーキ動作を実行して延伸筒に接触した場合は、延伸筒が引張バネの作用で適切に収縮し、さらに、ブレーキ動作が終了した後は自動的に元の位置に戻ることができる。

当然ながら、延伸筒と第１取付貫通孔との間に、延伸筒をよりスムーズに伸縮させるために、ガイド部材を設けることができるが、この場合、対応するシール構造を同時に設けることが好ましい。これらはいずれも当業者が容易に想到できるものであり、ここでは説明を省略する。本実施例の取り付け方法は実施例１と同じである。

図７及び図８に示すように、本考案の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置の構造は、実施例２と基本的に同じであり、異なる点は、前記第１取付貫通孔１ａと延伸筒７との間に、延伸筒７とブレーキレバーとの初期の距離を調節するための軸方向調節ユニットが設けられることである。軸方向調節ユニットによって、本考案のトリガ装置はより柔軟に使用することができ、ブレーキレバーとハンドルとの間の距離が異なる様々な車両に共通して使用することができる。

本実施例において、前記軸方向調節ユニットは、第１取付貫通孔１ａ内に固定され且つ雌ネジの付いた第１ノブベース９と、第１ノブベース９にネジ接続され且つ片側が開口した第１ノブ調節筒１０とで構成され、前記第１ノブ調節筒１０内の底部には、ブレーキレバーに向いた第３取付貫通孔１０ａが設けられ、前記延伸筒７は第３取付貫通孔１０ａ内に摺動可能に嵌着される。

本実施例の取付方法は実施例２と同じであり、取り付け完了後、ブレーキレバーとハンドルとの間の距離に応じて、軸方向調節ユニットによって感応型センサとブレーキレバーとの距離を調節すれば、支障なく使用することができる。

図９及び図１０に示すように、本考案の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置の構造は、実施例３と基本的に同じであり、異なる点は以下のとおりである。すなわち、前記軸方向調節ユニットは、第１取付貫通孔１ａ内に摺動可能に嵌着され且つ片側が開口した調節筒１１と、取付台１に設けられ且つ調節筒１１と組み合わされる第１位置決めネジ１２とで構成され、調節筒１１を所定の位置に調節した後、第１位置決めネジ１２によって調節筒１１が固定される、というものである。

このような構造の利点は、微調整が完了した後に、第１位置決めネジによって調節筒を固定することによって、外力により軸方向に予期せぬ変位が生じ、さらには検知の精度に影響が及ぶのを回避できることである。

図１１及び図１２に示すように、本考案の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置の構造は、実施例２と基本的に同じであり、異なる点は以下のとおりである。すなわち、前記第１取付貫通孔１ａ内に片側が開口した第１取付筒１３が摺動可能に嵌着され、第１取付筒１３内の底部にブレーキレバーに向いた第４取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズ４が第４取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサ５が第１取付筒１３内に位置する。

前記第１取付筒１３の取付台１内に位置する一端の外壁に調節リング１３ａが一体成形され、調節リング１３ａに雌ネジ孔が成形される。

第１取付筒１３の側方の取付台１の側壁に、内側が大きく外側が小さい段差貫通孔１ｅが設けられ、段差貫通孔１ｅとそれに対向する取付台１の内壁との間に、回転可能で且つ雌ネジ孔にネジ接続される調節ネジ１３ｂが介設され、取付台１内に第１取付筒１３と組み合わせられるガイド伸縮部材１３ｃが設けられる。ガイド伸縮部材は、スライダとスライド溝の組み合わせでも、ガイドロッドとガイドベースの組み合わせでもよく、当業者であれば容易に想到できるものである。

段差貫通孔と調節ネジの組み合わせは、ネジの軸方向の移動を巧みに制限し、しかも外部から調節ネジが操作しやすい。当然ながら、第１取付筒と第１取付貫通孔との間、及び段差貫通孔と調節ネジ・ナットとの間は、防水・防塵のために、例えば当分野の通常のシールリングを用いて、相応にシールする必要がある。具体的な設置構造は、当分野の公知常識又は一般的な技術手段であり、ここでは説明を省略する。

図１３及び図１４に示すように、本考案の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置の構造は、実施例１と基本的に同じであり、異なる点は以下のとおりである。すなわち、前記第１取付貫通孔１ａ内に片側が開口した第２取付筒１４が摺動可能に嵌着され、第２取付筒１４内の底部にブレーキレバーに向いた第５取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズ４が第５取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサ５が第２取付筒１４内に位置する。

副空洞体１ｃに第２取付筒１４に対向する第２位置決めネジ１５が設けられ、第２取付筒１４を所定の距離に調節した後、第２位置決めネジ１５によって第２取付筒１４が固定される。

このような構造を採用することにより、本考案は、ブレーキレバーとハンドルとの間の距離が異なる様々な車両に共通して使用することができる。ただし、弾性伸縮機能を有していないため、ブレーキレバーによるブレーキ動作の実行を妨げないよう、ブレーキレバーに過度に近づけることはできない。

図１５及び図１６に示すように、本考案の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置の構造は、実施例１と基本的に同じであり、異なる点は以下のとおりである。すなわち、第１取付貫通孔１ａ内に、雌ネジの付いた第２ノブベース１６が固定され、第２ノブベース１６に、片側が開口した第２ノブ調節筒１７がネジ接続され、前記第２ノブ調節筒１７内の底部にブレーキレバーに向いた第６取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズ４が第６取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサ５が第２ノブ調節筒１７内に位置する。

その効果は実施例４と基本的に同じであり、いずれも、本考案の構造を、ブレーキレバーとハンドルとの間の距離が異なる様々な車両に共通して使用できるようにする、というものである。ただし、同様に、弾性伸縮機能を有していないため、ブレーキレバーによるブレーキ動作の実行を妨げないよう、ブレーキレバーに過度に近づけることはできない。

以上に挙げた実施例は本考案の好ましい実施形態であって、本考案を説明するためのものにすぎず、本考案をいかなる形式にも限定するものではなく、当業者が、本考案が提供する技術的特徴から逸脱しない範囲で、本考案が開示する技術的内容を利用して部分的な変更又は修飾を行った等価の実施例は、本考案の技術的特徴から逸脱しない範囲であれば、いずれも本考案の技術的特徴の範囲内に属する。

１ 取付台
１ａ 第１取付貫通孔
１ｂ 主空洞体
１ｃ 副空洞体
１ｄ クイックリリースパイプクランプ
１ｅ 段差貫通孔
２ 電源モジュール
３ マイクロコントロールモジュール
４ 保護レンズ
５ 感応型センサ
６ 反射補強部材
７ 延伸筒
７ａ 第２取付貫通孔
８ 引張バネ
９ 第１ノブベース
１０ 第１ノブ調節筒
１０ａ 第３取付貫通孔
１１ 調節筒
１２ 第１位置決めネジ
１３ 第１取付筒
１３ａ 調節リング
１３ｂ 調節ネジ
１３ｃ ガイド伸縮部材
１４ 第２取付筒
１５ 第２位置決めネジ
１６ 第２ノブベース
１７ 第２ノブ調節筒
１８ ターンランプボタン

Claims (10)

1. ブレーキレバーの側方に設置されたブレーキハンドルベース又はハンドル上の取付台（１）を備え、取付台（１）内に電源モジュール（２）及びマイクロコントロールモジュール（３）が設けられ、マイクロコントロールモジュール（３）は無線信号送信モジュールを介して外部の警告灯に無線接続され、電源モジュール（２）はマイクロコントロールモジュール（３）に接続される、車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置であって、
   前記取付台（１）のブレーキレバーと対向する側に第１取付貫通孔（１ａ）が設けられ、第１取付貫通孔（１ａ）の開口部に保護レンズ（４）が設けられ、保護レンズ（４）に対応する取付台（１）内の位置に感応型センサ（５）が設けられ、
   ブレーキレバーがハンドルに向かって移動してブレーキ動作が行われると、感応型センサ（５）は、ブレーキレバーで反射して戻る光線の強度が強くなったこと、又は光線が反射して戻る時間が短くなったことを検知し、マイクロコントロールモジュール（３）にブレーキ信号を送信する、
   ことを特徴とする、車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
2. 前記ブレーキレバーに、感応型センサ（５）と組み合わされる反射補強部材（６）が設けられることを特徴とする、請求項１に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
3. 前記取付台（１）内の空洞は、水平に設けられた主空洞体（１ｂ）と、主空洞体（１ｂ）と一体成形され互いに連通する副空洞体（１ｃ）とで構成され、主空洞体（１ｂ）と副空洞体（１ｃ）とはＬ字状につながり、主空洞体（１ｂ）と副空洞体（１ｃ）とがつながって形成される段差の箇所にクイックリリースパイプクランプ（１ｄ）が設けられ、前記第１取付貫通孔（１ａ）は副空洞体（１ｃ）の下端付近に位置してブレーキレバーと対向していることを特徴とする、請求項１に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
4. 前記第１取付貫通孔（１ａ）内に片側が開口した延伸筒（７）が摺動可能に嵌着され、延伸筒（７）内の底部にブレーキレバーに向いた第２取付貫通孔（７ａ）が設けられ、前記保護レンズ（４）が第２取付貫通孔（７ａ）内に設けられ、前記感応型センサ（５）が延伸筒（７）内に位置し、延伸筒（７）と副空洞体（１ｃ）の内壁との間に、延伸筒（７）の軸方向に引張バネ（８）が設けられることを特徴とする、請求項１に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
5. 前記第１取付貫通孔（１ａ）と延伸筒（７）との間に、延伸筒（７）とブレーキレバーとの初期の距離を調節するための軸方向調節ユニットが設けられることを特徴とする、請求項４に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
6. 前記軸方向調節ユニットは、第１取付貫通孔（１ａ）内に固定され且つ雌ネジの付いた第１ノブベース（９）と、第１ノブベース（９）にネジ接続され且つ片側が開口した第１ノブ調節筒（１０）とで構成され、前記第１ノブ調節筒（１０）内の底部には、ブレーキレバーに向いた第３取付貫通孔（１０ａ）が設けられ、前記延伸筒（７）は第３取付貫通孔（１０ａ）内に摺動可能に嵌着されることを特徴とする、請求項５に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
7. 前記軸方向調節ユニットは、第１取付貫通孔（１ａ）内に摺動可能に嵌着され且つ片側が開口した調節筒（１１）と、取付台（１）に設けられ且つ調節筒（１１）と組み合わされる第１位置決めネジ（１２）とで構成され、
   調節筒（１１）を所定の距離に調節した後、第１位置決めネジ（１２）によって調節筒（１１）が固定される、
   ことを特徴とする、請求項５に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
8. 前記第１取付貫通孔（１ａ）内に片側が開口した第１取付筒（１３）が摺動可能に嵌着され、第１取付筒（１３）内の底部にブレーキレバーに向いた第４取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズ（４）が第４取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサ（５）が第１取付筒（１３）内に位置し、
   前記第１取付筒（１３）の取付台（１）内に位置する一端の外壁に調節リング（１３ａ）が一体成形され、調節リング（１３ａ）に雌ネジ孔が成形され、
   第１取付筒（１３）の側方の取付台（１）の側壁に、内側が大きく外側が小さい段差貫通孔（１ｅ）が設けられ、段差貫通孔（１ｅ）とそれに対向する取付台（１）の内壁との間に、回転可能で且つ雌ネジ孔にネジ接続される調節ネジ（１３ｂ）が介設され、取付台（１）内に第１取付筒（１３）と組み合わせられるガイド伸縮部材（１３ｃ）が設けられる、
   ことを特徴とする、請求項１に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
9. 前記第１取付貫通孔（１ａ）内に片側が開口した第２取付筒（１４）が摺動可能に嵌着され、第２取付筒（１４）内の底部にブレーキレバーに向いた第５取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズ（４）が第５取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサ（５）が第２取付筒（１４）内に位置し、
   副空洞体（１ｃ）に第２取付筒（１４）に対向する第２位置決めネジ（１５）が設けられ、第２取付筒（１４）を所定の距離に調節した後、第２位置決めネジ（１５）によって第２取付筒（１４）が固定される、
   ことを特徴とする、請求項３に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。
10. 前記第１取付貫通孔（１ａ）内に、雌ネジの付いた第２ノブベース（１６）が固定され、第２ノブベース（１６）に、片側が開口した第２ノブ調節筒（１７）がネジ接続され、前記第２ノブ調節筒（１７）内の底部にブレーキレバーに向いた第６取付貫通孔が設けられ、前記保護レンズ（４）が第６取付貫通孔内に設けられ、前記感応型センサ（５）が第２ノブ調節筒（１７）内に位置することを特徴とする、請求項１に記載の車両ブレーキグリップ用感応型ブレーキ警告トリガ装置。

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