JP3241849B2 - 舞台装置の制御機構 - Google Patents

舞台装置の制御機構

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JP3241849B2
JP3241849B2 JP04825593A JP4825593A JP3241849B2 JP 3241849 B2 JP3241849 B2 JP 3241849B2 JP 04825593 A JP04825593 A JP 04825593A JP 4825593 A JP4825593 A JP 4825593A JP 3241849 B2 JP3241849 B2 JP 3241849B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、舞台に設ける可動式の
床や吊り物などを駆動するアクチュエータの制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】舞台に設ける可動式の床や吊り物は一般
に電動あるいは油圧アクチュエータにより駆動されてい
るが、複数の舞台装置が連係して同時に動作を開始し、
同時に動作を終了するような演出上の要求に対して、個
々の舞台装置の動作距離が異なると、舞台装置によって
動作速度を変えなければならない。
【0003】このような場合に、従来は例えば舞台装置
を駆動する各アクチュエータの所要動作速度をあらかじ
め計算により求めておき、アクチュエータが求めた速度
で作動するようにコントローラが各アクチュエータの速
度制御を行っていた。
【0004】
【発明の課題】ところで、舞台上の演技と対応した舞台
装置の動きとが確定する前の仕込み段階においては、舞
台装置の動きについてもさまざまな試行錯誤が繰り返さ
れ、舞台装置の臨機応変な操作が要求される。
【0005】しかしながら、従来の制御機構においては
個々のアクチュエータの動作速度をあらかじめコントロ
ーラに入力しておく必要があり、舞台装置全体の動作を
速くしたり遅くしたりする必要が生じた時には、これら
の入力データをすべて変更しなければならないため、動
作速度の変更に素早く対応できないという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、動作速度の変更に容易に対応できる舞台装置
の制御機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】本発明は、動作開始と動
作終了とを同時に行う複数のアクチュエータを介して舞
台装置に一定の動作を行わせるべく、これらのアクチュ
エータの作動速度を制御する舞台装置の制御機構におい
て、各アクチュエータ動作開始位置と終了位置とを入力
する手段と、動作距離が最も大きな舞台装置Mを特定
し、この舞台装置Mのアクチュエータの最大可能動作速
度Vmaxを検索する手段と、舞台装置の動作速度Vm
を入力する手段と、動作速度Vmと最大可能動作速度V
maxを比較し、Vm<Vmaxの場合は動作速度Vm
を舞台装置Mの代表動作速度とし、Vm≧Vmaxの場
合は最大可能動作速度Vmaxを舞台装置Mの代表動作
速度とする手段と、入力された各アクチュエータの動作
開始位置と終了位置及び舞台装置の代表動作速度とか
ら各アクチュエータの動作速度を演算する手段と、各ア
クチュエータの動作速度を演算手段の演算した速度へと
制御する手段とを備えている。
【0008】
【作用】個々のアクチュエータの動作所要時間は同一で
あるため、あらかじ動作開始位置と終了位置とを入力し
ておけば、任意の代表動作速度の入力に対して、演算手
段が各アクチュエータの動作速度を演算し、制御手段が
各アクチュエータの動作速度を演算速度へと制御して、
舞台装置を入力された代表動作速度に対応した速度で動
作させる。したがって、代表動作速度のみの変更により
舞台装置全体の動作を自由に速めたり遅くしたりするこ
とが可能となる。
【0009】
【実施例】図1〜図3に本発明の実施例を示す。
【0010】図1において1は舞台装置を駆動する駆動
ユニット、2は複数の駆動ユニット1の動作を集中的に
制御すべく設けられた制御機構としてのコントローラ2
である。
【0011】各駆動ユニット1には入力される速度信号
に応じて動作するアクチュエータ4と、アクチュエータ
4の動作位置を検出して位置信号をコントローラ2に出
力するパルスエンコーダ5が設けられる。
【0012】コントローラ2は制御部3と操作部6から
なる。制御部3はさらに位置/速度制御部7とメモリー
9からなり、位置/速度制御部7には演算部8が設けら
れる。位置/速度制御部7は演算部8が演算した速度へ
とアクチュエータ4の動作速度を制御する。その際、パ
ルスエンコーダ5から入力されるアクチュエータ4の位
置信号からアクチュエータ4の実際の動作速度を求め、
これをアクチュエータ4の動作速度制御にフィードバッ
クする。
【0013】操作部6は各アクチュエータ4の動作開始
位置と完了位置の入力手段としてのキーボード10と、
表示部11と、代表動作速度の入力手段としてのジョイ
スティック12とで構成される。キーボード10は使用
する舞台装置1の指定とそれらの動作完了位置の指定と
を数値入力により行うもので、入力結果は制御部3のメ
モリ9に格納されるとともに表示部11に表示される。
なお、メモリ9には各アクチュエータ4の最大可能動作
速度の値を前もって格納しておく。
【0014】ジョイスティック12はその傾きに対応し
た速度信号を制御部3の演算部8に入力する。この速度
信号は後述のように最も高速のアクチュエータ4の動作
速度を指示する信号として利用されるが、各駆動ユニッ
ト1は同時に動作を開始し、同時に動作を終了するの
で、この速度信号は実質的に舞台装置全体の動作時間に
も対応する。
【0015】演算部8はメモリ9に格納された各駆動ユ
ニット1の動作完了位置から各アクチュエータ4の動作
距離を演算する。さらに、演算した各アクチュエータ4
の動作距離から、各アクチュエータ4が同時に動作を開
始し、同時に動作を終了するために必要なアクチュエー
タ4の動作速度の比率を演算する。
【0016】位置/速度制御部7は演算した比率とジョ
イスティック12からの速度信号から、最も高速で動作
するアクチュエータ4の動作速度を演算し、メモリー9
に格納されたそのアクチュエータ4の最大許容速度と比
較する。そして、演算速度が最大許容速度を下回る場合
には、その動作速度と演算部8が求めた速度比率に基づ
き各アクチュエータ4の動作速度を決定し、各アクチュ
エータ4の動作速度を決定した速度へと制御する。
【0017】一方、演算速度が許容最大速度を上回る場
合には許容最大速度をそのアクチュエータ4の作動速度
に設定し、演算部8が求めた速度比率から他のアクチュ
エータ4の動作速度を決定し、決定した速度へと各アク
チュエーユタ4の動作速度を制御する。
【0018】次に作用を説明する。
【0019】この制御機構による制御プロセスは図2に
示される。
【0020】すなわち、まず操作員がキーボード10か
ら使用する駆動ユニット1を指定し、各駆動ユニット1
の動作完了位置を設定する。合わせて、指定したすべて
の駆動ユニット1が同時に動作を開始し、同時に動作を
終了するように時間同期を指示する(ステップ1)。こ
れらのデータは制御部3のメモリ9に格納されるととも
に、表示部11に表示される。
【0021】次に、コントローラ2は演算部8におい
て、舞台装置1の動作完了位置に対応する各アクチュエ
ータ4の動作距離とそれらの比率を演算する(ステップ
2)。
【0022】そして、この演算結果から特定される動作
距離の最も値の大きな舞台装置1を装置Mとして特定
し、装置Mのアクチュエータ4の最大可能動作速度Vm
axをメモリ10から検索する(ステップ3,4)。
【0023】一方、操作員は表示部11がジョイスティ
ック12の操作待ち状態となると(ステップ5)、ジョ
イスティック12を操作して動作速度Vmを入力する
(ステップ6)。
【0024】位置/速度制御部7はこの動作速度Vmと
Vmaxとを比較し(ステップ7)、Vm<Vmaxの
場合はVmを装置Mのアクチュエータ4の動作速度とし
て採用する(ステップ8)。また、Vm≧Vmaxの場
合はVmaxを装置Mのアクチュエータ4の動作速度と
して採用する(ステップ9)。
【0025】次に、演算部8がこのようにして採用した
装置Mのアクチュエータ4の動作速度に、ステップ2で
求めた各アクチュエータ4の動作距離の比αiを乗じる
ことで、他の各アクチュエータ4の動作速度Viを演算
する(ステップ10)。
【0026】そして、位置/速度制御部7が各アクチュ
エータ4の動作速度を演算速度へと制御する(ステップ
11)。
【0027】この制御により、指定された駆動ユニット
1はすべて同時に動作を開始し、同時に動作を完了す
る。動作の途中でジョイスティック12の傾倒角度を変
えても、各アクチュエータ4の動作速度が同じ比率を保
ったまま変化するので、アクチュエータ4の動作終了に
時間的なずれが生じることはない。したがって、ジョイ
スティック12の操作のみで同一動作を任意の速度で実
行することができる。
【0028】図3はこのコントローラ2の制御下にある
2つのアクチュエータP(1)とP(2)の動作をグラ
フに示したものである。これらのアクチュエータP
(1)とP(2)は動作開始位置も動作完了位置も異な
っている。
【0029】しかしながら、ジョイスティック9から入
力された速度信号に対して、2つのアクチュエータの動
作速度V(1)とV(2)の比は、それぞれの動作距離
L1とL2の比率に等しく設定され、さらに動作開始時
と完了時の加減速区間においても、動作速度は動作距離
の比に等しく設定されているので、アクチュエータP
(1)とP(2)は同時に動作を開始すれば同時に動作
を終了することになる。
【0030】なお、このグラフでは加減速時を除くとジ
ョイスティック9からの速度信号は一定であるが、速度
を途中で変化させ、例えば舞台装置を一時的に停止させ
るなどの操作を行った場合でも、動作速度を常に動作距
離の比に等しく設定することにより、アクチュエータP
(1)とP(2)は制御誤差程度の誤差範囲内で同時に
動作を終了する。
【0031】したがって、速度変更の要求に対してもジ
ョイスティック12の操作のみで臨機応変に対応するこ
とが可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、舞台装置を駆動
する各アクチュエータの動作速度を動作距離に基づく比
率に基づき演算し、演算した速度へと制御するようにし
たので、いかなる速度で舞台装置を動作させる場合で
も、各アクチュエータは同時に動作を開始し、所定の動
作完了位置に同時に到達する。したがって、動作速度に
よらず舞台装置のスムーズな連係動作が保証され、動作
速度の変更が容易になり、動作中における動作速度の変
更も可能になる。
【0033】また、個々のアクチュエータの動作速度を
いちいち入力する必要がなく、ジョイスティックなどの
簡易な入力手段により舞台装置の動作速度を変更できる
ので制御機構の操作性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す制御機構の構成図であ
る。
【図2】制御機構の制御プロセスを示すフローチャート
である。
【図3】制御の作用を例示するグラフである。
【符号の説明】
2 コントローラ 4 アクチュエータ 7 位置/速度制御部 8 演算部 10 キーボード 12 ジョイスティック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63J 1/02 A63J 5/12 F15B 21/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作開始と動作終了とを同時に行う複数
    のアクチュエータを介して舞台装置に一定の動作を行わ
    せるべく、これらのアクチュエータの作動速度を制御す
    る舞台装置の制御機構において、各アクチュエータ動作
    開始位置と終了位置とを入力する手段と、動作距離が最
    も大きな舞台装置Mを特定し、この舞台装置Mのアクチ
    ュエータの最大可能動作速度Vmaxを検索する手段
    と、舞台装置の動作速度Vmを入力する手段と、動作速
    度Vmと最大可能動作速度Vmaxを比較し、Vm<V
    maxの場合は動作速度Vmを舞台装置Mの代表動作速
    度とし、Vm≧Vmaxの場合は最大可能動作速度Vm
    axを舞台装置Mの代表動作速度とする手段と、入力さ
    れた各アクチュエータの動作開始位置と終了位置及び舞
    台装置の代表動作速度とから各アクチュエータの動作
    速度を演算する手段と、各アクチュエータの動作速度を
    演算手段の演算した速度へと制御する手段とを備えたこ
    とを特徴とする舞台装置の制御機構。
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