JP3241848B2 - 自発光式誘導標識 - Google Patents

自発光式誘導標識

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JP3241848B2
JP3241848B2 JP04559893A JP4559893A JP3241848B2 JP 3241848 B2 JP3241848 B2 JP 3241848B2 JP 04559893 A JP04559893 A JP 04559893A JP 4559893 A JP4559893 A JP 4559893A JP 3241848 B2 JP3241848 B2 JP 3241848B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空港において主として
航空機の誘導路に設置される自発光式誘導標識に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空港の滑走路や誘導路には主とし
て航空機等を誘導する為に、各種の誘導標識が取り付け
られている。この誘導標識については、滑走路では、そ
の視認性を確実にするために、商用電源を利用した強力
な投光器からなる誘導標識が用いられているが、滑走路
からターミナル近辺の昇降場所、航空機の待機場所や格
納庫等への誘導路では、誘導標識として、再帰反射性を
具備したもの、或いは無反射・無発光の小型鋲体からな
るものが使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、航空機に付
設されている前照灯の位置は比較的低く、しかもコック
ピットは高い位置にあるので、再帰反射性の誘導標識で
あっても、パイロットの視線の地上面とのなす角度は大
きく、現在市場にある再帰反射性材料を用いたもので
は、パイロットが視認することは難しく、ましてや、無
反射・無発光の小型鋲体からなるものは、夜間、雨天時
には誘導標識自体の視認も困難である。
【0004】本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、
夜間、雨天等主として周辺環境が暗い時に、パイロット
からの視認がし易い自発光式誘導標識を提供することを
目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、「ほぼ平坦な
上面と、その周りに形成された傾斜面からなる側面とを
有する標識本体の、少なくとも上面の下方に太陽電池が
配設され、側面には光投射孔が穿設されるとともにその
奥部には発光ダイオードが収納され、該発光ダイオード
の投射光の方向は、地上面に対して僅かに上向きとなる
ように設定され、標識本体の内部には、補強用リブ間に
適宜空所を設けて蓄電池と制御部とが配設され、残余の
空所には合成樹脂が充填され、該制御部により、周辺の
明るさを検知して、明るいときには太陽電池からの電気
エネルギーを蓄電池に充電し、暗いときには蓄電池の電
気エネルギーで発光ダイオードを点灯するようにしたこ
とを特徴とする自発光式誘導標識」をその要旨とするも
のである。
【0006】即ち、本発明の自発光式誘導標識は、滑走
路のような強力な光投射を必要としない“誘導路”の誘
導標識として、周辺環境が暗い時に、パイロットからの
視認がし易いものとする為に発光式(点灯式)タイプの
ものとし、且つ光源のための電源としては、独立した電
源を採用して保守管理が容易なものとする為に、太陽電
池、蓄電池及び発光ダイオードの三要素を組合せ、更に
これらをシステム的に機能させる為の制御部を加えたも
のとし、また、光源である発光ダイオードの投射光の角
度が、地上面に対して僅かに上向きとなる方向、つまり
僅かな仰角を持つように設定して、遠方からでもパイロ
ットが確実に視認できるようにしたことを骨子とするも
のである。
【0007】本発明に於ける標識本体は、鋳鉄、アルミ
ニウム合金、ステンレス等の金属を材料として製せられ
るが、誘導標識が主として地上に設置されるので、機械
的強度に優れたものが好ましく、具体例としては、例え
ばダクタイル鋳鉄が挙げられる。そしてその形状は、誘
導標識としての性格上、タイヤが乗り上げることがあっ
ても、タイヤ、誘導標識の双方に影響のない形状とする
必要があり、少なくともその上部は、円錐もしくは角錐
台の形状、或いはこれらに類似した形が採用される。従
って、平坦もしくは僅かにドーム状の曲面となされた上
面と、その周縁に形成された傾斜面からなる側面とを有
するものとなる。
【0008】その大きさは誘導標識の種類により一概に
は言えないが、通常、円錐台型では直径が100〜20
0mmのもの、角錐台型では一辺の長さが100〜20
0mmのものである。また、標識本体の内部には、補強
用リブ間に適宜の空所を設けて蓄電池や制御部が収納さ
れ、残余の空所には合成樹脂が充填される。そして誘導
標識が地上に設置される場合、通常、標識本体の高さの
約1/3程度が地上面下に埋設される。勿論、路面にそ
のまま貼着により設置されてもよい。
【0009】本発明における太陽電池は、標識本体の上
面に形成されたところの、通常、方形の凹部に嵌め込ま
れており、その上には透明な材料、例えばポリカーボネ
ート製の板体からなる太陽電池カバーが取り付けられ
る。また、標識本体に対する太陽電池の配設は、必ずし
も上面の下方のみとは限らず、地上面の傾斜度その他の
要因により側面にも配設する場合がある。また、この太
陽電池には、後述する制御部への回路が配線されてい
る。
【0010】標識本体の傾斜面には光投射孔が穿設され
るとともに、この光投射孔の奥には発光ダイオートが収
納され、その上に透明な合成樹脂層を巡らしたり、或い
は透明な合成樹脂で形成されたキャップ状の発光窓を被
冠することにより防水層が形成される。そして、本発明
の誘導標識では、発光ダイオードからの投射光の方向
は、地上面に対して僅かに上向きとなるように設定する
必要がある。この仰角の大きさは約5〜15°程度が好
ましい。
【0011】発光ダイオードとしては、公知のものが全
てその対象となり、色調にもよるが、素子特性として
は、当然電気−光変換効率に優れたものが好ましい。色
調は発光ダイオードの種類によって定まり、赤色、黄
色、緑色等がある。
【0012】本発明における太陽電池、蓄電池、発光ダ
イオードは、前述の通り制御部においてシステム的に制
御される。即ち、周辺環境が明るくて、誘導標識を点灯
する必要がないとき(主として昼間)は太陽電池からの
電気エネルギーが蓄電池に充電される。また逆に、周辺
環境が暗くて点灯する必要があるとき(主として夜間、
夕方、雨天等太陽電池からの送電が出来ないとき)は、
蓄電池を電源としてダイオードが発光するように制御さ
れる(図5参照)。また、該制御部では周辺環境の明る
さを検知して太陽電池の起電力が所定値以下(または以
上)となったときに切替え回路を作動したり、ダイオー
ドの発光形式の設定、例えば連続的な点灯方式とするか
或いは点滅方式とするか等についても所定のプログラム
に沿って作動するようになっている。
【0013】
【作用】本発明の自発光式誘導標識は、太陽電池、蓄電
池、発光ダイオードの三要素とこれらを制御する制御部
とを有し、制御部により周辺の明るさを検知して明るい
ときには太陽電池からの電気エネルギーを蓄電池に充電
し、暗いときには蓄電池の電気エネルギーで発光ダイオ
ードを点灯するようになされているから、発光ダイオー
ドを光源とする自発光式の誘導標識であって、夜間等の
暗い時の視認が容易であり、また光源は独立した電源を
持つものであり、また更に点灯や消灯は制御部で自動的
にコントロールされる。
【0014】また、光源である発光ダイオードの投射光
の角度が、地上面に対して僅かに上向きとなる方向に設
定されているので、相当の遠方からでもパイロットが視
認することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1〜図4は、本発明の自発光式誘導標識の一実施例を示
す図面であって、図1はその平面図であり、図2は同上
の正面図であり、図3は同上の右側面図であり、また、
図4は図1のIV−IV線にて切断し、矢印方向にみた
断面図である。
【0016】これらの図において、1は標識本体であっ
て、一部が地上面下に埋設される外観が円筒状の基台部
2と、その上に形成されたほぼ円錐台型を呈する標識部
3とからなり、両者はダクタイル鋳鉄により一体的に成
形されている。標識部3の上面4は平坦面となされ、そ
の周りに形成された側面5は、放射状に形成された6本
の稜線によりほぼ6面に分割されている。
【0017】上面4の片半分には、長方形状の凹部6、
6が並設され、該凹部6の各々には、太陽電池収納ケー
ス7が嵌入され、底部のスペーサー8を介して太陽電池
9が収納され、その上にはポリカーボネート樹脂製の透
明板からなるカバー10が水密に被冠されている。
【0018】11、11は側面5の一つに穿設された光
投射孔であって、図4に示すように、その奥部には板状
の発光ダイオード12が収納されており、この発光ダイ
オード12の上に、透明な合成樹脂からなるキャップ状
の発光窓13が被冠され、全体としてやや傾斜した角度
で固定されている。また、この光投射孔11は、発光ダ
イオード12の投射光Rの仰角θが、約8°となるよう
に設定されている。
【0019】標識本体1の基台部2内の補強リブ間には
空所が設けられ、該空所の太陽電池9の下方には蓄電池
14が収納され、その横には制御部15が収納されてい
る。また、残余の空所には合成樹脂16が充填されてい
る。尚、この誘導標識1基当たりのその他の仕様並びに
特性を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】(注)充電時間;標準点灯時間(約10時
間)の間、連続式又は点滅式で点灯を継続するのに必要
な電気エネルギーを確保する為の時間
【0022】本発明の自発光式誘導標識の初期操作並び
に作動態様を、上記実施例の場合に基づいて説明する。
制御部15において、周辺環境の明るさが所定のルック
スに達したとき(暗くなってきたとき)に、図5におい
て、それまで白い矢印の方向に開いていた回路を遮断
し、黒い矢印の方向に通電できる回路に切替えできるよ
うにするとともに、逆に明るくなってきたときには、元
の回路に復元するようにセットする。
【0023】あとは、制御部にセットした検知器により
太陽電池の起電力が所定値以下(または以上)となった
ことを検知し、(周辺環境の明るさを検知し)、自動的
に回路の切替えがなされる。かくして、明るいときは太
陽電池の起電力により発生した電気エネルギーは蓄電池
に充電され、暗くなったときは、このエネルギーを放出
して発光ダイオードを点灯するようになる。
【0024】
【発明の効果】本発明の自発光式誘導標識は、太陽電
池、蓄電池、発光ダイオードの三要素とこれらを制御す
る制御部とを有し、制御部により周辺の明るさを検知し
て明るいときには太陽電池からの電気エネルギーを蓄電
池に充電し、暗いときには蓄電池の電気エネルギーで発
光ダイオードを点灯するようになされているから、発光
ダイオードを光源とする自発光式の誘導標識であって、
夜間等の暗い時の視認が容易であり、また光源は独立し
た電源を持つものであり、また更に点灯や消灯は制御部
で自動的にコントロールされる。
【0025】従って、標識としてその機能を充分に発揮
するものとなり、また、施工費や保守管理費の低減を図
り得る。また、光源である発光ダイオードの投射光の角
度が、地上面に対して僅かに上向きとなる方向に設定さ
れているので、相当の遠方からでもパイロットが視認す
ることができる。
【0026】従って、上記効果をより助長し得るもので
ある。かくして、本発明の自発光式誘導標識は、夜間を
主体とした誘導標識、特に、空港における誘導路を明示
する為の誘導灯に用いて好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明自発光式誘導標識の一実施例を示す平面
図である。
【図2】図1の自発光式誘導標識の正面図である。
【図3】図1の自発光式誘導標識の右側面図である。
【図4】図1のIV−IV線における断面図である。
【図5】本発明自発光式誘導標識の作動態様を説明する
為のブロック図である。
【符号の説明】
1 標識本体 4 上面 5 側面 9 太陽電池 10 カバー 11 光投射孔 12 発光ダイオード 14 蓄電池 15 制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−34105(JP,A) 実開 昭63−14615(JP,U) 実開 平1−180518(JP,U) 実開 平4−134523(JP,U) 実開 平4−134522(JP,U) 実開 平3−130110(JP,U) 実開 平3−86115(JP,U) 実開 平2−109822(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01F 9/04 B64F 1/00 G08B 5/36 G09F 9/33

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ平坦な上面と、その周りに形成され
    た傾斜面からなる側面とを有する標識本体の、少なくと
    も上面の下方に太陽電池が配設され、側面には光投射孔
    が穿設されるとともにその奥部には発光ダイオードが収
    納され、該発光ダイオードの投射光の方向は、地上面に
    対して僅かに上向きとなるように設定され、標識本体
    内部には、補強用リブ間に適宜空所を設けて蓄電池と制
    御部とが配設され、残余の空所には合成樹脂が充填さ
    れ、該制御部により、周辺の明るさを検知して、明るい
    ときには太陽電池からの電気エネルギーを蓄電池に充電
    し、暗いときには蓄電池の電気エネルギーで発光ダイオ
    ードを点灯するようにしたことを特徴とする自発光式誘
    導標識。
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