JP3241571B2 - ロボットの補間方法 - Google Patents

ロボットの補間方法

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浩久 酒井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットの外部基
準点制御におけるティーチングポイント間のデータ補間
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ロボット制御には、ツールを固定し、ワ
ークをロボットで保持して移動させる方式(外部基準点
制御)と、ワークを固定し、ツールをロボットで保持し
て移動させる方式とがあり、本発明はこのうち前者の方
式に関する。この場合、固定のツールは外部基準点を構
成し、それに対してワークをロボットで移動させる。外
部基準点方式では、ティーチングポイントで位置および
姿勢のみをロボットにティーチングし、ティーチングポ
イント間においても位置および姿勢のパラメータのみを
補間している(たとえば、特開昭63−268005号
公報)。したがって、補間すべきパラメータに、速度は
含まれていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の外部基
準点制御でワークをツールに対して移動させると、ワー
クのツールに対する実際の周速がワークの周囲で一般的
には変化し(制御されていないため)、とくにワークの
コーナ部において、一般的にはワークのストレート部の
実周速に対して低下する。一方、たとえば車両のガラス
の周縁にモールを塗布する場合、モール塗布機からのモ
ールの吐出速度は一定のため、ロボットによるワークの
周速が変化すると、モール塗布量に大小が生じて均一塗
布ができなくなるという問題が生じる。本発明の目的
は、ロボットの外部基準点制御において、ワークの動作
速度をほぼ一定にできるロボットの補間方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。ツール側を固定し、ワーク側を
ロボットで保持して移動させる、ロボットの外部基準点
制御におけるティーチングポイント間のデータ補間方法
であって、補間すべきパラメータに位置、姿勢の他、速
度を含め、各軸X、Y、Z方向のうち少なくとも1方向
において加減速時間を時間関数とし、ティーチングポイ
ント情報より予測される速度未達分を指令動作速度に付
与して動作速度がほぼ一定速になるようにすることを特
徴とするロボットの補間方法。
【0005】上記の方法では、補間パラメータに速度を
加えたので、ワークの動作速度の制御が可能になる。補
間パラメータに速度を含まない従来方法では実周速は制
御外であり、制御不可能である。また、各軸X、Y、Z
方向のうち少なくとも1方向において加減速時間を時間
関数とし、ティーチングポイント情報より予測される速
度未達分を指令動作速度に付与して動作速度がほぼ一定
速になるようにするので、動作速度をほぼ一定に近づけ
得る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は一般の多関節型ロボット
(6軸)に適用されるが、説明を簡潔にするために、以
下の説明では2軸平面位置割り出しロボットの場合を例
にとって、説明する。(X,Y)平面のワークをロボッ
トで動作させたときの経路の一例を図1に実線で示す。
ティーチングポイントはP0、P1、P2で、補間すべ
きパラメータに、位置、姿勢の他、速度Vを含める。
今、仮に、速度Vの補間に係る指令を、図2の実線に示
すようにしたとする。すなわち、Y方向の指令を図2の
(a)のようにし、X方向の指令を図2の(b)のよう
にして加減速をつける(ただし、加減速時間T1 は一
定)とする。図2の実線の速度指令は、補間パラメータ
に速度Vを含むため、本発明実施例に含まれるが、最善
ではない。最善の実施例の速度指令は、図2の加減速時
間一定(t1 〜t2 で直線)からずれたもので、たとえ
ば破線で示すものであり、それについては後述する。
【0007】図2の実線のようにY方向速度指令、X方
向速度指令を与えた場合の、動作軌跡〔(X,Y)平面
をロボットで動作させたときの経路〕は、図1の実線の
ようになる。また、このときの動作速度Vは図3に示す
ようになる。図3からわかるように、動作速度は図1の
コーナ部で約0.7Vに低下する。
【0008】これを式で説明するとつぎの通りである。
加減速時間をT1 、動作速度をVref 、コーナに入った
ときの時間をt=0とすると、Y方向の指令速度V
y は、 Vy = Vy1 + Vy2
ただし、 Vy1 = Vref − Vref /T・t
y2 = Vref /T・t・cosθ
(Vy1はP0からP1までの指令の減速から出てくる成
分) X方向の指令速度Vx は、 Vx = Vref /T・t・sinθ
〜より、指令動作速度Vは、X方
向、Y方向の速度の合成速度であるから、 V =(Vy ・Vy + Vx ・Vx 0.5 ={(sin2 θ+A2 )/T1 2}・ [{t−AT1 /(sin2 θ+A2 )}2 −{AT1 /(sin2 θ+A2 )}2 ]+ 1 (ただし、A=1−cosθとする。) したがって、 t=AT1 /(sin2 θ+A2 )= 1/2・T1
とき、 Vの最小値Vmin は、 Vmin = Vref ・{(1+cosθ)0.5 /2}
となり、θ=90°の場合、Vmin = Vref ・20.5
/2=0.7Vref となり、速度の落ち込みを指令値レ
ベルで約70%に抑えるまでにしか制御できないことが
わかる。すなわち、指令速度レベルでほぼ一定速度とい
う条件を十分には満足し得ていない。これは、速度Vを
図2のように加減速時間一定(t1 〜t2間でVが直線
状に変化する)と仮定したためである。
【0009】本発明の望ましい実施例では、指令動作速
度Vをほぼ一定に制御するために、各軸X,Y,Z方向
の少なくとも一方向において加減速時間は一定ないと
仮定し、加減速時間を時間関数として、 Y方向: g1 (t) X方向: g2 (t) とおく。Y方向の指令速度をVy´、X方向の指令速度
をVx´、指令動作速度をV´とすると、 V´=(Vy´・Vy´+ Vx´・Vx´)0.5 =Vref {(1−t/g1 +t・cosθ/g2 2 +(t・sinθ/g2 2 0.5 =B{〔t−(1/g1 −cosθ/g2 )/B〕2 −(1/g1 −cosθ/g2 2 /B2 }+ 1 ただし、B=(1/g1 −cosθ/g2 2 +sin2 θ/g2 2 したがって、 t=(1/g1 −cosθ/g2 )/Bのとき V´は最小値V´min をとり、V´min は、 V´min =Vref {1−(1/g1 −cosθ/g2 2 /B}0.5 である。よって (1/g1 −cosθ/g2 2 /B=f(g1 ・g2 ・θ) とおいて、f(関数)がt、θの値の如何にかかわら
ず、常に最小となるようにg1 (t)、g2 (t)を見
い出すことがV´をほぼ一定に(V´をほぼVrefに)
制御することになる。
【0010】fを最小とするg1 (t)、g2 (t)を
見い出す解法のうちの一例を以下に説明する(ただし、
この解法に限るものではない)。に示したごとく、 V´=Vref {(1−t/g1 +t・cosθ/g2 2 +(t・sinθ/g2 2 0.5 この式のうち (1−t/g1 +t・cosθ/g2 2 +(t・sinθ/g2 2 =n とすると、 n=1−2t(1/g1 −cosθ/g2 )+t2 /g1 2 +t2 /g2 2 −2t2 ・cosθ/2g1 ・g2 ここで、上式において、−2t(1/g1 −cosθ/
2 )以後の項が0となればV´=Vref となる。した
がって、tで整理すると t(g2 2 ・t+g1 2 ・t−2t・cosθ/g1 ・g2 −2g1 ・g2 2 +2g1 2 ・g2 ・cosθ)/g1 2 ・g2 2 =0 t、g1 、g2 は0でないので、t/g1 2 ・g2 2
消去し、g2 で整理すると、
【0011】 (t−2g1 )g2 2 +2(g1 2 cosθ−t・g1 cosθ)g2 +g1 2 ・t=0 これはg2 の2次式であるから、g2 について解くと、 g2 =[−g1 ・cosθ(g1 −t) ±{(g1 2 ・cosθ−t・g1 ・cosθ)2 −(t−2g1 )g1 2 ・t}0.5 ]/(t−2g1 ) ここで、0<t<T1 、T<2g1 (基本的にはT=g
1 )であり、上式の±のうち−を選択すれば、g2 >0
となる。よって、 g2 =[−g1 ・cosθ(g1 −t) −{(g1 2 ・cosθ−t・g1 ・cosθ)2 −(t−2g1 )g1 2 ・t}0.5 ]/(t−2g1 ) g1 =T(一定)とおけば、g2 を時間tおよびθで変
化させることにより、V´=Vref となり、指令動作速
度レベルで、ほぼ一定速を保つことが可能になった。試
験によれば、V´は約0.95Vref になる。すなわ
ち、X、Y軸方向のうち少なくとも1つの方向の加減速
時間g2 (t)を時間の関数として、上式に従って変
化させれば、指令動作速度レベルでほぼ一定速を保つこ
とができる(図3で破線で示すように、コーナ部の速度
の落ち込みが少なくなることに対応)。その場合は、g
2 (t)に対応する方向のX方向の速度指令が、図2
(b)において、コーナ部に対応する時間領域(t1
2 )にて、加減速時間一定の条件である実線(直線)
からずれ、たとえば図2(b)の破線で示すようにな
る。
【0012】上記は2次元(X,Y)平面で説明した
が、3次元(X,Y,Z)空間でも同様のことが成立す
る。したがって、各軸X,Y,Z方向の各加減速時間g
1 、g2 、g3 のうち少なくとも一つの時間の関数とし
て時間とともに変化させることにより、動作速度Vを指
令動作速度レベルでほぼ一定速に保つことが可能にな
る。
【0013】
【発明の効果】本発明の方法によれば、補間パラメータ
に速度を加えたので、ワークの動作速度の制御が可能に
なる。補間パラメータに速度を含まない従来方法では実
周速は制御外であり、制御不可能である。また、各軸
X、Y、Z方向のうち少なくとも 1方向において加減速
時間を時間関数とし、ティーチングポイント情報より予
測される速度未達分を指令動作速度に付与して動作速度
がほぼ一定速になるようにするので、動作速度をほぼ一
定に近づけ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のロボットの補間方法で、
(X,Y)平面をロボットで動作させたときの経路図で
ある。
【図2】図1の経路をとらせるためのX軸、Y軸の速度
指令図である。
【図3】図1の経路をとってワークを動作させたときの
動作速度図である。
【符号の説明】
V 動作速度 Vref 基準速度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 満田 建一 福岡県福岡市中央区大名2丁目6番36号 株式会社ビーピーエィ内 (56)参考文献 特開 平7−104825(JP,A) 特開 昭58−51305(JP,A) 特開 平6−190750(JP,A) 特開 平8−339222(JP,A) 実開 平6−43704(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/18 - 19/46 B25J 3/00 - 3/10 B25J 9/10 - 9/22 B25J 13/00 - 13/08 B25J 19/02 - 19/06 G05D 3/00 - 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ツール側を固定し、ワーク側をロボット
    で保持して移動させる、ロボットの外部基準点制御にお
    けるティーチングポイント間のデータ補間方法であっ
    て、補間すべきパラメータに位置、姿勢の他、速度を含
    め、各軸X、Y、Z方向のうち少なくとも1方向におい
    て加減速時間を時間関数とし、ティーチングポイント情
    報より予測される速度未達分を指令動作速度に付与して
    動作速度がほぼ一定速になるようにすることを特徴とす
    るロボットの補間方法。
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