JP3241433U - シートパック - Google Patents

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伸夫 見正
章太朗 森
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Abstract

【課題】シートパックにおいて、使用者が、シートパックを包装体から取り出し、貼り付けるまでの動作において、よりスムーズに取り扱えることが可能なシートパックを提供する。【解決手段】不織布基材2に化粧料を含浸してなるシートパック1であり、不織布基材は、長繊維ウェブ層の片面にセルロース系短繊維層が積層された2層構造であり、セルロース系短繊維層は、セルロース系短繊維層を構成するセルロース系短繊維同士が交絡することにより一体化するとともに、セルロース系短繊維が、長繊維ウェブ層を構成する長繊維に絡むことによって、両層が交絡一体化してなり、不織布基材は、長繊維ウェブ層側が内側となるように折られてなる。【選択図】図1

Description

本発明は、本考案は、化粧料を含浸してなるシートパックに関するものである。
従来より、化粧料を含浸してなるシートパックにおいて、シート基材としては、不織布が多く用いられている。不織布としては、コットン繊維のみからなる不織布、レーヨン繊維のみからなる不織布、また、スパンボンド不織布の両表面にコットン繊維層を積層させた積層不織布(例えば、特許文献1)等が用いられている。
特許文献1によれば、長繊維不織布からなるスパンボンド不織布層を中間層とし、両表面にコットン繊維を積層した積層不織布をシートパックのシート基材とすることにより、コットンの風合いを活かしたものとなり、また、化粧料が含浸されたシートの取り出しや、折り畳まれたものをその状態から広げる際の伸びが抑制されるというものである。
特開2020-168226号公報
本考案は、シートパックにおいて、使用者が、シートパックを包装体から取り出し、貼り付けるまでの動作において、よりスムーズに取り扱えることが可能なシートパックを提供することを課題とする。
本考案は、上記課題を達成するものであって、顔の全部または一部を覆う形状に形成した不織布基材に、化粧料を含浸してなるシートパックであり、不織布基材は、長繊維ウェブ層の片面にセルロース系短繊維層が積層された2層構造であり、セルロース系短繊維層は、セルロース系短繊維層を構成するセルロース系短繊維同士が交絡することにより一体化するとともに、セルロース系短繊維が、長繊維ウェブ層を構成する長繊維に絡むことによって、両層が交絡一体化してなり、
不織布基材は、長繊維ウェブ層側が内側となるように折られてなるなることを特徴とするシートパックを要旨とするものである。
本考案は、不織布基材に化粧料を含浸してなるシートパックであり、不織布基材は、長繊維ウェブ層の片面にセルロース系短繊維層が積層された2層構造である。不織布基材が含む化粧料としては、不織布基材に含ませることが可能であれば、特に限定されないが、例えば、ローション等の化粧液、美容液、乳液等が挙げられる。
セルロース系短繊維としては、木綿繊維、レーヨン繊維、溶剤紡糸セルロース系繊維等が挙げられる。化粧料を含浸した際に、肌触りが良好になることから、セルロース系短繊維の中でも、レーヨン短繊維を好ましく用いることができる。なお、天然繊維であることから、木綿繊維もよい。セルロース系短繊維の繊維長は、20~55mm程度がよい。また、単繊維繊度は、肌触り性を考慮すると、細繊度であることが好ましく、2.5デシテックス以下が好ましく、より好ましくは2.0デシテックス以下である。単繊維繊度の下限は、0.1デシテックス程度でよい。また、2.5デシテックス以下であることにより、繊維が屈曲しすく、長繊維ウェブ層と交絡一体化の際に、長繊維に絡み付きやすく好ましく、また、肌当たりが優しいため好ましい。
セルロース系短繊維層の目付は、15~55g/mが好ましい。セルロース系繊維は、吸水性に優れるため、不織布基材に含浸させる化粧料を主として吸液して良好に保持する役割も担う。目付が上の範囲内であると、良好に吸液した保持することができる。目付が15g/m未満であると、化粧料を十分に保持しにくい傾向となり、一方、55g/mを超えると、化粧料を多量に吸液してしまい、使用者が顔面等に貼り付けた際に、重く感じる場合がある。
セルロース系短繊維層は、セルロース系短繊維同士が交絡により一体化している。短繊維同士が交絡していることにより、セルロース系短繊維自体が化粧料を吸液するとともに、交絡により形成される繊維間空隙内に良好に化粧料を保持することができる。
長繊維ウェブ層は、連続してなる複数本の長繊維が堆積してなるものであり、長繊維ウェブを構成する長繊維は、取り扱い性が良好であり、また、不織布基布の機械的強度を担うことを考慮すると、熱可塑性樹脂から構成されるものが好ましい。熱可塑性樹脂は、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミドが挙げられるが、ポリオレフィンからなるものは屈曲性が良好で、柔軟性に優れるため好ましい。また、芯部がポリプロピレン、鞘部がポリエチレンからなる芯鞘型複合長繊維も、柔軟性の観点から好ましい。また、芯部がポリエステル、鞘部がポリエチレンからなる芯鞘複合長繊維は、機械的強度を有し、かつ柔軟性も備えるため好ましい。
本考案における長繊維ウェブ層を構成する長繊維の単繊維繊度は、3.0デシテックス以下であることが好ましく、より好ましくは2.0デシテックス以下である。単繊維繊度の下限は、セルロース系短繊維との交絡の際に容易に切断されにくいことを考慮すると1.0デシテックス以上がよい。単繊維繊度が3.0デシテックス以下であることにより、長繊維は柔軟性がより優れたものとなり、曲げに対して抵抗なく屈曲することから、セルロース系短繊維との交絡性が向上し、また、不織布基材の柔軟性も良好となる。
長繊維ウェブ層の目付は、7g/m~15g/mが好ましい。長繊維ウェブの上限が15g/mであることにより、不織布基材の質量が大きくなり過ぎず、強度と柔軟性との両者を備えたものとなり、一方、下限が7g/mであることにより、不織布基材の強度を維持し、変形しにくいシートパックとなる。より好ましい目付は、7~12g/mである。
本考案における長繊維ウェブは、いわゆるスパンボンド法により製造されたものを用いればよく、熱エンボス加工により、部分的に熱圧接されたものを用いると、機械的強度と寸法安定性を備えたものとなり、袋から引っぱり出した際や、畳まれた状態のシートパックを広げる際に、目付が小さくとも、変形しにくく寸法を維持したものとなり好ましい。
本考案における不織布基材は、長繊維ウェブを構成する長繊維とセルロース系短繊維層とが積層されてなり、セルロース系短繊維層を構成する短繊維が長繊維ウェブに絡むことにより一体化してなる。なお、セルロール系短繊維が長繊維ウェブに絡み、一部の短繊維が長繊維ウェブ表面に存在することも多少はある。不織布基材の目付は、25~45g/mの範囲がよい。25g/m以上であることによって適度な強度を有するとともに、化粧料を良好に保持することができる。一方、45g/m以下であることによって、化粧料を含んだシートパック自体の質量が大きくなり過ぎず、取り扱いが良好となる。
本考案のシートパックは、上記した不織布基材が、化粧料を含んでなるものであり、顔の全部または一部を覆う形状に形成されている。また、首または首と胸元を覆う形状に形成されている。顔の全部を覆う形状の場合には、図1に示すように、顔を覆うシートパック、すなわちフェイスマスク(1)であって、2層構造の不織布基材(2)により形成され、形状は、略楕円形の形状であって、目元、鼻、口に該当する箇所には、切り込みや、孔を設ける。また、顔の一部を覆う形状としては、略三日月形状であって、目元やほうれい線を覆って用いるものである。首を覆う形状としては、帯状の形状のものとし、首と胸元を覆う形状は、略台形の形状がよい。また、顔面と首との両方を覆うシートパックとして、顔面部分の略楕円形状の下部に首を覆う箇所として帯状の形状とが一体化したものも挙げられる。
本考案のシートパックは、長繊維ウェブ層側が内側となるように折られたものである。すなわち、本考案のシートパックは、折り畳まれて袋等に収納するにあたり、シートパックを広げた状態から、まず、長繊維ウェブ層側の面同士が重なるように、折られたものであり、その2つ折りの状態のものを袋に収納してもよく、また、2つ折りの状態が大きい場合は、さらに折り畳むとよい。本考案において、長繊維ウェブ層側の面同士が接触するように、まず最初に折ることにより、使用者は、シートパックを収納した袋等から取り出し、シートパックを広げる際に、最後に広げる箇所として、長繊維ウェブ層の面同士が接触し重なった箇所を広げることとなる。
一般に、最後に広げるにあたっては、広げる箇所の厚みが薄くなっているため、不織布基材に最も負荷がかかり、不織布基材が伸びやすく、シートパックの形状が変形する恐れがあり、使用者が使いにくく不快さを覚えることもあったが、本考案では、長繊維ウェブ層側の面同士が重なり合って接触し、折られた状態であるところを、最後に広げる箇所とするため、不織布基材の伸びを抑え、シートパックの形状が変形しにくくすることができる。長繊維ウェブ層は、いわゆる繊維端のない連続繊維によって構成されているため、長繊維ウェブ層同士が面接触した場合であっても滑りがよく、密着しにくいため、長繊維ウェブ層同士が面接触してなるものを広げる際に、剥がしやすく使い勝手がよいものとなる。
本考案においては、シートパックにおいて、長繊維ウェブ層の面同士が重なって接触するように、最初に折り畳まれたものであればよく、その後の折り畳み方法は特に限定しない。すなわち、例えば、長繊維ウェブ層側の面同士が接触するように、長繊維ウェブ層面を内側として、まず二つ折りし、その後、さらに二つ折りした直角四つ折りのものであってもよい。また、長繊維ウェブ層の面同士が接触するように、長繊維ウェブ層面を内側として、まず二つ折りし、その後、二つ折した折目を手前にして、左側三分の一の箇所および右側三分の一の箇所をそれぞれ縦折り(いわゆる三つ折り)としてもよい。また、最初に長繊維ウェブ層側の面同士が接触するように、長繊維ウェブ層面を内側として折る際に、長繊維ウェブ層側の面同士が略全体が重なるように二つ折にするのではなく、長繊維ウェブ層側の面同士の一部が重なるように折ってもよい。例えば、長繊維ウェブ層側を上面にして置いたシートパックを縦方向に3等分した左の面を長繊維ウェブ層側が内側となるように折り、反対側の右の面を被せるように折る三つ折りとしてもよい。この場合、長繊維ウェブ層同士が重なる面積は、三つ折りであるため、3分の2程度が重なることとなる。このように長繊維ウェブ層側の面同士の一部が重なるように折る場合には、シートパック全体の面積に対して、長繊維ウェブ層同士が重なる面積は60%以上となるように折ることが好ましい。長繊維ウェブ層同士が重なる面積が、全体の面積に対して60%以上の面積において重なりあうように折ることによって、本考案の上記した作用効果をより効果的に奏することができるためである。
本考案によれば、使用者が、折り畳まれてなるシートパックを取り出し、貼り付けるまでの動作において、不織布基材が伸びや変形が生じにくく、よりスムーズに取り扱うことができる。
本考案のシートパックの一実施態様であるフェイスマスクの一例を示した概略図である。
1:顔を覆うシートパック(フェイスマスク)
2:2層構造の不織布基材

Claims (6)

  1. 顔の全部または一部を覆う形状に形成した不織布基材に、化粧料を含浸してなるシートパックであり、不織布基材は、長繊維ウェブ層の片面にセルロース系短繊維層が積層された2層構造であり、セルロース系短繊維層は、セルロース系短繊維層を構成するセルロース系短繊維同士が交絡することにより一体化するとともに、セルロース系短繊維が、長繊維ウェブ層を構成する長繊維に絡むことによって、両層が交絡一体化してなり、
    不織布基材は、長繊維ウェブ層側が内側となるように折られてなることを特徴とするシートパック。
  2. 請求項1において、顔の全部または一部を覆う形状に代えて、首または首と胸元とを覆う形状に形成した不織布基材であることを特徴とする請求項1記載のシートパック。
  3. 請求項1または2において、セルロース系短繊維が、レーヨン短繊維であることを特徴とする請求項1または2記載のシートパック。
  4. 請求項1または2において、長繊維ウェブ層が、熱可塑性樹脂からなる長繊維不織布であることを特徴とする請求項1または2記載のシートパック。
  5. 不織布基材の目付が25~60g/mであることを特徴とする請求項1または2記載のシートパック。
  6. 長繊維ウェブ層の目付が7g/m~15g/mであることを特徴とする請求項1または2記載のシートパック。
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