JP3240466B2 - 包装機等の処理機械への物品供給装置 - Google Patents

包装機等の処理機械への物品供給装置

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JP3240466B2
JP3240466B2 JP31597397A JP31597397A JP3240466B2 JP 3240466 B2 JP3240466 B2 JP 3240466B2 JP 31597397 A JP31597397 A JP 31597397A JP 31597397 A JP31597397 A JP 31597397A JP 3240466 B2 JP3240466 B2 JP 3240466B2
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昭彦 村上
廣康 磯村
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株式会社フジキカイ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、前工程から移送
されてきた物品を、包装機等の処理機械における移送コ
ンベヤに供給する物品供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンベヤにてランダムに移送されてきた
多数の物品をカメラにより撮像して画像処理を行ない、
コンベヤ上の各物品の位置を特定することで、マニピュ
レータを物品の移送位置まで移動して該物品を保持し、
これを並列配置される移送コンベヤに所定間隔毎に受け
渡す装置が、例えば特開平7ー48018号公報や特開
平8−336784号公報に開示されるように多々提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所定時間当たりの前工
程からの物品の流入個数が多い場合、特開平7ー480
18号公報に開示されるように1基のマニピュレータで
処理するには、高い処理能力を備えたものを使用する必
要があり、コストが嵩む難点が指摘される。しかも、前
工程の処理機械での処理能力の関係で物品の流入個数が
一定化していない場合では、マニピュレータの処理能力
を越えた量の物品が流入することがあり、このときには
移送コンベヤへ全ての物品を完全に受け渡すことができ
ず、処理効率が低下する問題がある。なお、特開平8−
336784号公報に開示されるように複数のロボット
を配設すれば、全体としての処理能力を高くすることは
可能であるが、この場合にはコストが嵩むと共にロボッ
トを設置するのに広いスペースを必要とする欠点を招
く。
【0004】また、物品の流入個数が多くても受け渡し
処理を確実に行なう場合のため、例えば、特開平6−2
98334号公報に開示の装置の如く、ロボットで処理
し切れなかった物品を回収する回収コンベヤを設けたも
のが提案されている。しかるにこの構成においては、流
入する複数物品が詰まった間隔で移送されてロボットの
処理能力を上回った場合には、回収コンベヤへの回収が
頻繁に発生するだけであって、物品の効率的な受け渡し
処理はなされない。そして、物品の効率的な受け渡し処
理を行なうには、ロボットとして必要以上の最高処理能
力を備えたものを採用する必要があり、また所定時間当
たりの物品流入個数が多量である場合には、ロボットの
限界処理能力を上回ってしまい、移載処理が不可能とな
ってしまう難点が指摘される。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、所定時
間当たりに移送されてくる物品が多量かつその配列状
態、前後間隔がランダムであり、一時的に処理能力を上
回る場合にも対応可能で、一定間隔毎に物品を支持して
移送する処理機械の移送コンベヤにタイミング合わせし
て効率的に物品の受け渡しができ、併せて物品形状が不
定形な物や、割れや欠け等がある不良物品を系外に排出
することが可能な包装機等の処理機械への物品供給装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、前工程から
ランダムに移送されてきた物品を受け取り、後工程とし
て接続される包装機等の処理機械における移送コンベヤ
に該物品を一定間隔で供給する物品供給装置において、
前工程からの複数物品を搬送する多列搬送コンベヤと、
前記多列搬送コンベヤで搬送される所要領域の物品を撮
像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された画像デー
タを処理する画像処理手段と、前記撮像手段より物品搬
送方向下流側において、物品を貯留する複数の物品待機
部を備え、該待機部に貯留された物品を前記移送コンベ
ヤへの物品供給部まで移送する複数のバッファ手段と、
前記複数のバッファ手段と同数で、前記多列搬送コンベ
ヤ上の物品保持位置および対応するバッファ手段におけ
る物品待機部との間を直線的に往復動するピックアップ
部材を有するピッキングアームを、多列搬送コンベヤの
物品搬送方向に並列に備えたピッキングロボットと、前
記各バッファ手段の物品待機部から物品供給部に移送さ
れた物品を、前記移送コンベヤの物品移送間隔にタイミ
ング合わせして供給する供給手段と、前記多列搬送コン
ベヤにおける最下流のピッキングアームより下流側に設
けられ、前記画像処理手段による画像処理データに基づ
き不良物品と認識されたものを系外に排出するバイパス
手段と、前記多列搬送コンベヤにより搬送される物品
を、前記画像処理手段による画像処理データから得られ
る各物品載置位置とその搬送順に対応して下流側のピッ
キングアームから順に物品載置位置に対応する物品保持
位置まで移動させて物品を保持するようピッキングロボ
ットを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前
工程からの物品流入個数に対応して前工程、または後工
程の処理速度を可変するよう制御し、後工程として接続
される包装機等の処理機械の移送コンベヤの物品移送間
隔にタイミング合わせして物品を前記供給手段により供
給するよう設定されることを特徴とする。
【0007】
【作用】多列搬送コンベヤにより配列、間隔がランダム
な状態で搬送される複数の物品は、撮像手段により撮像
され、その画像データが画像処理手段で処理されて、各
物品の載置位置や流入個数等のデータが得られる。ピッ
キングロボットは、画像処理手段により得られる画像処
理データを基に制御手段で制御され、多列搬送コンベヤ
で搬送される各物品を、下流側のピッキングアームから
順に物品載置位置に対応する物品保持位置までピックア
ップ部材を移動させて保持させる。各ピッキングアーム
のピックアップ部材で保持された物品は、対応するバッ
ファ手段の物品待機部に移載される。なお、画像処理手
段で不良品と判定された不良物品は、ピッキングロボッ
トで移載処理することなく下流側に搬送され、バイパス
手段によって系外に排出される。
【0008】前記バッファ手段が作動されて物品待機部
に貯留されている物品は、包装機等の処理機械の移送コ
ンベヤへの物品供給部に移送される。そしてこの物品
は、移送コンベヤの物品移送間隔にタイミング合わせし
て供給手段により該コンベヤに供給される。また、前工
程からの物品流入個数に対応して前工程、または後工程
の処理速度を可変するよう制御手段で制御することで、
物品の効率的な供給が達成される。なお、移送コンベヤ
に物品が供給されなかったことを欠品センサが検知する
と、物品補給手段から欠品個所に物品が補給され、欠品
の発生は防止される。
【0009】前記ピッキングロボットの処理能力を越え
る数の物品が搬送され、該ロボットで移載処理が行なわ
れなかった良物品は、リターンコンベヤを介して多列搬
送コンベヤにリターンされ、再度の移載処理に供され
る。またリターン物品がピッキングロボットで移載処理
されなかった場合は、該リターン物品はバイパス手段に
より系外に排出され、リターン物品を再リターンさせる
ことで効率が低下するのは防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る包装機等の処
理機械への物品供給装置につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。図1に示す
実施例に係る物品供給装置10は、前工程から流入する
複数の物品Mを、配列、間隔がランダムな状態で受け入
れて搬送する水平な多列搬送コンベヤ11を備え(図1
0参照)、該コンベヤ11が後工程の処理機械としての
横型製袋充填機等の包装機12における移送コンベヤ1
3の側方に平行に配置されている。この多列搬送コンベ
ヤ11による物品搬送経路の上方には、該コンベヤ11
により搬送される多数の物品Mの載置状態を物品搬送速
度に応じた一定時間間隔で撮像する撮像手段としてのC
CDカメラ14が配設される。このCCDカメラ14
は、図2に示す如く、多列搬送コンベヤ11の物品搬送
面から所定高さだけ上方に離間した位置に支持部材15
を介して配設され、該カメラ14が設置された位置と対
応する多列搬送コンベヤ11上の所要範囲の撮像領域E
(図11(a)参照)を撮像するよう設定されている。
【0011】またCCDカメラ14は、図9に示す如
く、画像処理手段16に電気的に接続されている。この
画像処理手段16では、CCDカメラ14で撮像した撮
像領域Eの画像データを取込んで、多列搬送コンベヤ1
1における撮像領域内の物品Mの載置位置を特定し、物
品Mの形状の良否判定を行なうための情報を得る、所謂
画像処理が行なわれる。そして、画像処理手段16での
処理結果に基づいて、該処理手段16が接続される制御
手段17によって、後述するピッキングロボット18等
が作動制御されるようになっている。
【0012】前記多列搬送コンベヤ11におけるCCD
カメラ14の配設位置より下流側の上方には、該コンベ
ヤ11の搬送方向と直交する幅方向に移動可能な複数
(実施例では4基)のピックアップ部材50を備えたピッ
キングアーム19A,19B,19C,19Dを有するピ
ッキングロボット18が配設されている。なお、4基の
ピッキングアーム19A,19B,19C,19Dの構成
は同一であるので、最下流側に位置する第1ピッキング
アーム19Aの構成について説明し、他のピッキングア
ーム19B,19C,19Dの同一部材には対応する符号
を付して示すこととする。また、各ピッキングアーム1
9A,19B,19C,19Dに対応し、物品Mを待機貯
留するバッファコンベヤ20A,20B,20C,20D
および該コンベヤ20A,20B,20C,20Dから包
装機12の移送コンベヤ13に物品Mを供給する供給用
蹴込みコンベヤ21A,21B,21C,21Dが配設さ
れるが、夫々の構成は同一であるので、第1ピッキング
アーム19Aに対応する第1バッファコンベヤ20Aお
よび第1供給用蹴込みコンベヤ21Aの構成について説
明する。
【0013】前記多列搬送コンベヤ11の上方に、図3
に示す如く、幅方向に延在するよう第1ピッキングアー
ム19Aが配設され、該アーム19Aを構成する梁22
にピックアップ部材50が移動自在に配設されている。
すなわち、梁22にはアーム駆動用サーボモータ23が
配設され、該モータ23で梁22に沿って走行される無
端ベルト(図示せず)にピックアップ部材50が取付けら
れる。そして、アーム駆動用サーボモータ23を前記制
御手段17により作動制御することで、ピックアップ部
材50は、多列搬送コンベヤ11における保持対象とす
る物品Mの載置位置と対応する保持位置および後述する
第1バッファコンベヤ20Aの物品待機部N1,N2の間
を直線的に往復移動するよう構成される。またピックア
ップ部材50には、ステッピングモータ24にクランク
機構46を介して連結されて昇降動されるハンド25が
配設され、該ハンド25の下端には、図示しない吸引源
に接続する吸着盤26が配設される。そして、ハンド2
5を下降して吸着盤26で多列搬送コンベヤ11上の物
品Mを吸着保持し、ハンド25を上昇させて物品Mを搬
送面から持上げた状態で第1バッファコンベヤ20Aに
向けて移送するよう構成される。
【0014】なお、吸着盤26で物品Mが確実に吸着保
持されたか否かは、吸引系路に配設された図示しない検
知手段が所要の負圧を検知したことにより確認されるよ
う構成されている。また前記ステッピングモータ24は
1回転を1サイクルとして停止され、ハンド25が上死
点から下降を開始して物品Mの確実な吸着保持を完了す
るまでに要する時間が予め吸着完了タイマとして設定さ
れ、ハンド25の移動開始によりカウントを開始(タイ
マセット)した吸着完了タイマのカウントアップを確認
して、ピックアップ部材50の次の作動が開始されるよ
う設定されている。更に、ピックアップ部材50で保持
している物品Mを、第1バッファコンベヤ20Aの物品
待機部N1,N2に移載貯留させるに際し、負圧を解除す
ると共にハンド25が上死点から下降を開始して物品M
の確実な離脱が完了するまでに要する時間が予め離脱完
了タイマとして設定される。そして、負圧を解除するこ
とによりカウントを開始(タイマセット)した離脱完了タ
イマのカウントアップを確認して、ピックアップ部材5
0の次の作動が開始されるよう設定されている。
【0015】前記4基のピッキングアーム19A,19
B,19C,19Dは、前記画像処理手段16により得ら
れた物品載置位置データに基づき、制御手段17により
物品Mの下流側への搬送順に対応して下流側から順に作
動制御されて物品Mを1個づつ保持し、対応するバッフ
ァコンベヤ20A,20B,20C,20Dの物品待機部
1,N2に移載するよう設定される。すなわち、実施例
では図10に示すように、下流側から上流側に〜の
物品Mが搬送される場合は、の物品Mが最下流側の第
1ピッキングアーム19Aで保持移載され、の物品M
がその上流に位置する第2ピッキングアーム19Bで保
持移載され、の物品Mが更に上流に位置する第3ピッ
キングアーム19Cで保持移載され、そしての物品M
が最上流に位置する第4ピッキングアーム19Dで保持
移載される。
【0016】前記多列搬送コンベヤ11の駆動系には、
物品Mの搬送位置検出手段としてのエンコーダ27が配
設されており、このエンコーダ27は制御手段17に電
気的に接続されている。そして、前記画像処理手段16
での撮像位置からの前記エンコーダ27による発信パル
ス数をカウントすることで得られる前記撮像領域Eを通
過して下流側に搬送される各物品Mの位置が、対応の各
ピッキングアーム19A,19B,19C,19Dの保持
位置に到来したときに、該アーム19A,19B,19
C,19Dの各ステッピングモータ24が制御手段17
で作動制御されてハンド25を昇降することで対応の物
品Mを保持するよう構成される。なお、画像処理手段1
6で各物品Mの多列搬送コンベヤ11における物品載置
位置が認識された後に、各アーム駆動用サーボモータ2
3が作動制御されてピックアップ部材50が物品載置位
置と対応する物品保持位置に移動して待機されるように
設定されている。
【0017】前記多列搬送コンベヤ11による物品搬送
状態が、ピッキングロボット18による移載処理能力を
上回る間隔で搬送されてきた場合には、前記制御手段1
7は、該当物品Mに対する移載指令を行なわない。すな
わち、図11(b)に示すように、多列搬送コンベヤ11
の搬送速度と各ピッキングアーム19A,19B,19
C,19Dの処理能力とから導かれる物品間隔Kより短
かい間隔の不良ピッチK1で搬送されてきた物品Maに
ついては、ピッキングロボット18での移載処理は行な
わず、下流側にパスさせるよう設定されている。例えば
第1ピッキングアーム19Aがの物品Mを移載処理し
ている間に、5番目(図では2重丸で示す)の物品M(M
a)は多列搬送コンベヤ11により第1ピッキングアー
ム19Aの物品保持位置より下流側まで搬送されてしま
う。また前記画像処理手段16による物品Mの形状の良
否判定に関する画像処理データが不良品であると判定さ
れた物品Mbに対しても、制御手段17は移載指令を行
なわず、当該不良物品Mbを下流側にパスさせるよう設
定される。
【0018】前記第1ピッキングアーム19Aに対応
し、多列搬送コンベヤ11の側方に設置されている前記
移送コンベヤ13の上方位置に、物品Mを待機貯留する
バッファ手段としての第1バッファコンベヤ20Aが配
設されている。この第1バッファコンベヤ20Aは、図
3および図4に示す如く、物品Mを個別に載置すると共
に該物品Mを押送するアッタチメント28が所定間隔毎
に配設され、ステッピングモータ29により移送コンベ
ヤ13の移送方向と直交する方向に間欠的に走行する無
端ベルトコンベヤから構成される。第1バッファコンベ
ヤ20Aには、対応の第1ピッキングアーム19Aによ
り多列搬送コンベヤ11から保持移送される物品Mが移
載貯留される複数(実施例では2つ)の物品待機部N1,N
2と、下流側に位置する第2物品待機部N2の更に下流側
で移送コンベヤ13の上方に臨む物品供給部N3とが設
定される。そして、物品供給部N3に位置する物品M
が、当該第1バッファコンベヤ20Aと対応する第1供
給用蹴込みコンベヤ21Aによって、移送コンベヤ13
に設けられた物品押送用アタッチメント13aの取付ピ
ッチに対応した物品移送間隔にタイミング合わせして供
給されるようになっている。
【0019】前記第1ピッキングアーム19Aによる第
1バッファコンベヤ20Aへの物品移載位置は、前記ピ
ックアップ部材50による物品Mの吸着完了後の前記物
品待機部N1,N2の物品貯留状況(バッファ量)によって
変更制御されるようになっている。すなわち、上流側の
第1物品待機部N1および第2物品待機部N2の何れにも
物品Mが貯留されていない場合は、第1ピッキングアー
ム19Aは第2物品待機部N2に、また第1物品待機部
1にのみ物品Mが貯留されていない場合については、
物品供給部N3上の物品Mを第1供給用蹴込みコンベヤ
21Aで前記移送コンベヤ13へ向けて供給されようと
しているとき(包装機からの蹴込みタイミング信号入力
がONのとき)は、第1ピッキングアーム19Aは第2
物品待機部N2に物品Mを移載するよう移動制御され、
そうでなければ、第1ピッキングアーム19Aは第1物
品待機部N1に物品Mを移載するよう移動制御される。
更に、第1物品待機部N1および第2物品待機部N2の何
れにも物品Mが貯留されている場合は、第1ピッキング
アーム19Aは第1物品待機部N1に物品Mを移載する
よう移動制御される。なお、第1バッファコンベヤ20
Aの物品待機部N1,N2および物品供給部N3における物
品Mの有無については、第1ピッキングアーム19Aに
よる第1バッファコンベヤ20Aへの物品移載位置をメ
モリにセットすると共に、該バッファコンベヤ20Aの
作動に伴いメモリを順次シフトすることで現在の物品載
置状況が判断されるようになっている。
【0020】前記第1バッファコンベヤ20Aにおける
物品供給部N3の上方に、移送コンベヤ13と平行(第1
バッファコンベヤ20Aと走行方向が直交)に走行する
供給手段としての第1供給用蹴込みコンベヤ21Aが配
設されている。この第1供給用蹴込みコンベヤ21Aは
ステッピングモータ31により駆動され、図4および図
5に示す如く、第1バッファコンベヤ20Aの物品供給
部N3に位置する物品Mを押送して該供給部N3から移送
コンベヤ13に落下供給する複数の押送部材30が所定
間隔毎に配設された無端ベルトコンベヤから構成され
る。そして、第1供給用蹴込みコンベヤ21Aは、連続
走行している移送コンベヤ13に所定間隔で設けられて
物品Mを所定間隔で移送するアタッチメント13a,1
3a(図4に一部のみ図示)間に、タイミング合わせして
物品Mを供給するよう包装機12からの蹴込みタイミン
グ信号を受けて制御手段17により作動制御される。な
お、前記第1バッファコンベヤ20Aは、第1供給用蹴
込みコンベヤ21Aで物品供給部N3の物品Mが移送コ
ンベヤ13に供給された後のタイミングで、アタッチメ
ント28の1ピッチ分だけ走行駆動され、第2物品待機
部N2に貯留されている物品Mを物品供給部N3に移送す
るよう設定されている。また第1供給用蹴込みコンベヤ
21Aについても、蹴込み運転タイミングで押送部材3
0の1ピッチ分だけ走行駆動されるよう構成してある。
【0021】前記移送コンベヤ13における第1バッフ
ァコンベヤ20Aより下流側の物品移送経路には、物品
補給コンベヤ32と、該補給コンベヤ32と走行方向が
直交する補給用蹴込みコンベヤ33とからなる物品補給
手段が配設される。物品補給コンベヤ32は、図6に示
す如く、基本的には前記第1バッファコンベヤ20Aと
同一の構成で、ステッピングモータ44により走行駆動
され、物品Mを個別に載置すると共に該物品Mを押送す
る複数のアタッチメント34が所定間隔毎に配設される
無端ベルトコンベヤから構成され、その貯留させ得る物
品Mの数がバッファコンベヤ20Aより多く設定されて
いる。また補給用蹴込みコンベヤ33の構成も、第1供
給用蹴込みコンベヤ21Aと同一であって、物品補給コ
ンベヤ32における移送コンベヤ13の上方に設定され
た物品補給部Wに位置する物品Mを、移送コンベヤ13
に落下供給する複数の押送部材35を備える無端ベルト
コンベヤから構成される。そしてこの補給用蹴込みコン
ベヤ33は、ステッピングモータ45により走行駆動さ
れるようになっている。
【0022】前記物品補給コンベヤ32の上流側に、移
送コンベヤ13のアタッチメント13a,13a間の物
品Mの有無を検知する欠品センサSE1が配設され、該
欠品センサSE1の欠品検知信号を受けて制御手段17
により補給用蹴込みコンベヤ33が作動制御される。す
なわち、多列搬送コンベヤ11からのピッキングロボッ
ト18による物品Mの吸着ミス等の保持不良によって、
各バッファコンベヤ20A,20B,20C,20Dへ物
品Mが移載されなかった結果、移送コンベヤ13のアタ
ッチメント13a,13a間に物品Mが供給されない場
合であっても、その欠品位置に物品補給コンベヤ32お
よび補給用蹴込みコンベヤ33により物品Mを補給して
欠品発生を防止することができるよう構成されている。
なお、物品補給コンベヤ32の物品補給部Wに位置する
物品Mが補給用蹴込みコンベヤ33で移送コンベヤ13
に補給されると、適宜のタイミングで物品補給コンベヤ
32がアタッチメント34の1ピッチ分だけ走行駆動さ
れ、貯留されている物品Mを物品補給部Wに移送して次
の補給を待機するよう設定されている。また補給用蹴込
みコンベヤ33についても、欠品蹴込み運転タイミング
で押送部材35の1ピッチ分だけ走行駆動されるように
なっている。
【0023】前記物品補給コンベヤ32における物品補
給部Wから下流側の所定位置に、該コンベヤ32に貯留
されている物品Mの有無を検知可能な補給物品不足セン
サSE2が配設される。そして、この補給物品不足セン
サSE2の不足信号が前記制御手段17に入力される
と、ブザーを鳴らしたりランプを点灯させる等の不足警
報が発せられる。
【0024】前記多列搬送コンベヤ11におけるピッキ
ングロボット18の配設位置より下流側に、図7に示す
如く、該コンベヤ11で搬送される物品Mをバイパス手
段37に向けて案内するガイド板36が配設される。バ
イパス手段37は物品Mを系外に排出したり、または再
び多列搬送コンベヤ11の上流側にリターンさせるよう
切換設定可能に構成されている。すなわちバイパス手段
37は、図8に示す如く、両側に案内部38a,38b
が形成されて多列搬送コンベヤ11の幅方向に傾動自在
な変更部材38と、この変更部材38に連結されて該部
材38をリターン位置(図8(a))と排出位置(図8(b))
との間を揺動させる切換手段としてのシリンダ39とか
ら構成される。そして、前記画像処理手段16による物
品Mの形状の良否判定に関する画像処理データで不良物
品Mbが確認されると、シリンダ39が付勢制御されて
変更部材38を排出位置(排出側)に位置決めする。これ
により、不良物品Mbは変更部材38に案内されて系外
に排出される。また多列搬送コンベヤ11で良物品Mと
判定されたものの、前記ピッキングロボット18では移
載処理し得ない物品Maが確認された場合は、シリンダ
39が付勢制御されて変更部材38をリターン位置(リ
ターン側)に位置決めする。これにより、物品Maは後
述するリターンコンベヤ40に移送されて、再び多列搬
送コンベヤ11に供給されて再度の処理に供される。な
お、実施例では変更部材38は常にはリターン位置に保
持され、不良物品Mbが確認された場合に、排出位置に
揺動される。なお、前記画像処理手段16で不良物品M
bが確認されてから該不良物品Mbが多列搬送コンベヤ
11の最下流端まで搬送されるタイミングは、前記エン
コーダ27による発信パルス数をカウントすることによ
り得られ、そのパルスカウント値が所定のパルス数に達
した際にシリンダ39がリターン側から排出側に切換作
動されるようになっている。
【0025】前記多列搬送コンベヤ11を挟んで移送コ
ンベヤ13の配設側とは反対の側方に、多列搬送コンベ
ヤ11での物品移送方向とは逆方向に物品Mを移送する
リターンコンベヤ40が、下流側(多列搬送コンベヤ1
1の上流側)に向けて上方傾斜する姿勢で配設されてい
る(図2参照)。このリターンコンベヤ40の上流端側
は、多列搬送コンベヤ11の下流端側より下方に位置
し、前記バイパス手段37のリターン位置に位置決めさ
れている変更部材38で案内された物品Maがシュート
41を介して移送されるよう構成される。またリターン
コンベヤ40の下流端側は、多列搬送コンベヤ11の上
流端側より上方に位置し、リターンコンベヤ40で移送
されたリターン物品Maをシュート42を介して多列搬
送コンベヤ11に供給するようになっている。
【0026】前記リターンコンベヤ40の物品移送経路
終端部にリターン物品Maを検知可能なリターンセンサ
SE3が配設され、制御手段17は該センサSE3の検知
信号により能力アップメモリ2としてセットし、包装機
12の処理能力を変更(高速化)する能力アップ信号が出
力されるよう設定される。また、前記バッファコンベヤ
20A,20B,20C,20Dにおける夫々の2つの物
品待機部N1,N2における物品Mの載置状況を確認し、
4基の内の何れか1基でも両物品待機部N1,N2に物品
Mが載置されているバッファ過剰の場合にも制御手段1
7は包装機12に能力アップ信号を出力するよう能力ア
ップメモリ1がセットされる。なお、制御手段17で
は、前記リターン物品Maの有り条件とバッファ過剰条
件とについて、前記能力アップメモリ1と能力アップメ
モリ2とがOR条件で制御されるようになっている。ま
た実施例では、能力アップメモリ1または能力アップメ
モリ2がセットされると、対応のメモリ1用タイマまた
はメモリ2用タイマのカウントを開始し、該タイマがカ
ウントアップするまでの間のみ、予め設定された一定割
合(例えば5%)だけ包装機12の処理能力を自動的に高
速にする制御が行なわれる。また、両メモリ1,2が何
れもセットされている場合は、設定時間の長いタイマ
1,2のカウントアップにより包装機12が元の処理能
力に戻るようになっている。
【0027】図7に示す如く、前記多列搬送コンベヤ1
1におけるリターンコンベヤ40からの物品供給経路に
規制板43が設けられ、リターン物品Maは、前工程か
ら新規に流入する物品Mの搬送レーンLaとは区別され
て搬送されるよう構成される。このリターン物品Maの
リターンレーンLbの終端部には、リターン物品Maを
検知可能な再リターンセンサSE4が設けられている。
そして、リターン物品Maが、前記画像処理手段16に
よる画像処理データに基づき良物品Mと認識されたもの
の、各ピッキングアーム19A,19B,19C,19D
での物品移載対象物品とならず、再度パスされた場合に
これを検知し、当該リターン物品Maをバイパス手段3
7の排出側への切換作動により系外に排出するよう制御
することで、リターン物品Maの再リターンを行なわな
いよう設定してある。
【0028】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係る物品供給
装置の作用につき、各装置の作動フローを個別に説明す
る。なお、4基のピッキングアーム19A,19B,19
C,19Dおよびバッファコンベヤ20A,20B,20
C,20Dに関しては、夫々の作動フローが同じである
ので、最下流側の第1ピッキングアーム19Aおよび第
1バッファコンベヤ20Aについて説明することとす
る。
【0029】(画像処理手段による画像処理について)前
記多列搬送コンベヤ11により配列や間隔がランダムな
状態で搬送される多数の物品Mは、前記CCDカメラ1
4で所定時間毎に撮像され、その画像データを基に画像
処理手段16において撮像領域Eを通過する各物品Mの
載置位置、形状が認識されると共に、単位時間当たりの
物品Mの個数がカウントされる。すなわち、実施例では
図11(a)に示すように、撮像領域E内において搬送方
向に対する先頭物品Mから順に第4番目の物品Mま
での物品Mの各載置位置が認識される。なお、前記撮像
領域Eを通過して下流側に搬送される各物品Mの現在位
置は、画像処理手段16で認識された物品載置位置と、
前記エンコーダ27からの信号を基に得られる物品Mの
搬送距離から演算される。
【0030】また図12のフローチャートで示すよう
に、前記CCDカメラ14で撮像された搬送物品群につ
いての画像データを画像処理手段16で画像処理を行な
い(S1)、その画像データ中に不良物品Mbが含まれて
いるか否かが確認され(S2)、前記制御手段17は、不
良物品Mbが含まれている場合には、物品不良の発生と
してレジスタに「1」を設定し(S3)、また不良物品Mb
が含まれて無い場合には、レジスタに「0」を設定する
(S4)。これらレジスタの設定データが所定時間毎にシ
フトされ(S5)、所定シフト数(物品が排出位置にまで
移送される目標位置に対応した)に達した時点で、前記
レジスタの設定データが確認され(S6)、その設定値が
「1」であれば、制御手段17は、不良物品Mbが有るも
のとしてバイパス切換信号を出力(S7)して、バイパス
手段37におけるシリンダ39を排出側に切換作動し、
またレジスタの設定値が「0」であれば、バイパス切換信
号の出力は行なわない。
【0031】(ピッキングロボットの作動フローについ
て)図13のフローチャートで示すように、前記ピッキ
ングロボット18は、前記画像処理手段16による認識
結果を基に制御手段17からピッキング移動信号が出力
され(S9)、前記画像処理手段16で得られたの物品
Mの載置位置と対応する保持位置まで第1ピッキングア
ーム19Aのピックアップ部材50を移動する(S1
0)。続いて、前記エンコーダ27からの信号から追跡
されるの物品Mが第1ピッキングアーム19Aにおけ
るピックアップ部材50の保持位置に到来する吸着タイ
ミングにおいて(S11)、吸引源までの間に設けられた
バルブが開放されることで吸着盤26での物品吸着が可
能な状態に設定されると共に、前記ステッピングモータ
24が回転を開始して、前記ハンド25が下降および上
昇することにより物品Mが吸着保持される。またステッ
ピングモータ24の作動によってハンド25が下降し吸
着盤26により物品Mが吸着保持されるまでの時間につ
いて、予め設定された吸着完了タイマのカウントが開始
され(S12)、前記吸着完了タイマがカウントアップす
ることで吸着完了信号が出力される(S13)。なお、ス
テッピングモータ24は1回転してハンド25を上死点
まで移動して停止する。
【0032】次にステップS14において、第1ピッキ
ングアーム19Aと対応する第1バッファコンベヤ20
Aの2つの物品待機部N1,N2における物品Mの有無を
確認し、第1物品待機部N1および第2物品待機部N2
何れにも物品Mが無い場合は、ピックアップ部材50は
第2物品待機部N2の上方に移動する。また第1物品待
機部N1にのみ物品Mが無く、かつ前記包装機12から
出力される蹴込みタイミング信号が制御手段17にON
出力されている際には、ピックアップ部材50は第2物
品待機部N2の上方に移動し、そうでなければ、ピック
アップ部材50は第1物品待機部N1の上方に移動す
る。すなわち、包装機12からの蹴込みタイミング信号
がON出力されることで、物品供給部N3に位置する物
品Mが第1供給用蹴込みコンベヤ21Aにより移送コン
ベヤ13に供給され、これに続いて第1バッファコンベ
ヤ20Aが1ピッチ走行して第2物品待機部N2に位置
する物品Mを物品供給部N3に移送することで、第2物
品待機部N2が空の状態となるから、第1ピッキングア
ーム19Aで第2物品待機部N2に物品Mを移載させる
ものである。更に、第1物品待機部N1および第2物品
待機部N2の何れにも物品Mが有る場合は、ピックアッ
プ部材50は第1物品待機部N1の上方に移動するよう
制御される。なお、第1バッファコンベヤ20Aの2つ
の物品待機部N1,N2における物品Mの有無について
は、第1ピッキングアーム19Aによる第1バッファコ
ンベヤ20Aへの物品移載位置をメモリにセットすると
共に該バッファコンベヤ20Aの作動に伴いメモリを順
次シフトすることで現在の物品載置状況が判断される。
【0033】次に、前記検知手段で負圧が検知されたか
否かで吸着ミスの発生を確認し(S15)、吸着ミスがな
い場合には次のステップ(S16)に進む。なお、負圧が
検知されなければ、吸着ミスが発生して第1ピッキング
アーム19Aには物品Mが保持されていないものとし
て、警報を発するようになっている(S17)。そして、
第1バッファコンベヤ20Aへの移載タイミングの到来
により(S16)、次のステップ(S18)に移行する。
【0034】ステップS18では、前記第1バッファコ
ンベヤ20Aの1つの物品供給部N3および2つの物品
待機部N1,N2における物品Mの有無を確認し、物品供
給部N3または2つの物品待機部N1,N2の何れか1つで
も物品Mが無い場合は、次のステップS19に進み、ま
た物品供給部N3および2つの物品待機部N1,N2の全て
に物品が有る場合には、バッファ過剰と判断されて能力
アップメモリ1をセットして包装機12の能力を所定時
間のみ高速にする制御がなされる(S20)。なお、引続
き第1バッファコンベヤ20Aのバッファ過剰が監視さ
れる(S21)と共に、バッファ過剰が解消されたことを
条件に次のステップS19に移行する。
【0035】ステップS19において、第1バッファコ
ンベヤ20Aのステッピングモータ29の駆動パルス信
号が出力されておらず該コンベヤ20Aが運転中でない
ことを確認後、前記ステッピングモータ24が作動して
物品Mの下降を開始し(S22)、次のステップでステッ
ピングモータ29によるハンド25の下降に伴い、吸引
源までの間に設けられたバルブが閉鎖されることで吸着
盤26の負圧が解除され、この負圧解除に伴い物品Mが
離脱完了するまでの時間について予め設定された離脱完
了タイマのカウントが開始される(S23)。次に、この
タイマのカウントアップにより制御手段17は離脱完了
であると判断する(S24)。これに伴い、第1バッファ
コンベヤ20Aの第1物品待機部N1または第2物品待
機部N2の何れか物品Mが移載された待機部N1,N2に対
応するメモリに「物品有り」が設定されることで(S2
5)、第1ピッキングアーム19Aの1サイクルが完了
する。
【0036】ここで、前記ステップS15で吸着ミスが
発生したと判断した場合であっても、警報を発するのみ
であるので、第1ピッキングアーム19Aから第1バッ
ファコンベヤ20Aに物品Mが移載されなくても、制御
手段17では第1物品待機部N1または第2物品待機部
2の何れかに物品Mが移載されたものとして処理され
る。
【0037】(バッファコンベヤの作動フローについて)
前記第1バッファコンベヤ20Aでは、図14のフロー
チャートに示す如く、前記ステッピングモータ31の運
転パルス信号が出力されていないことから対応する第1
供給用蹴込みコンベヤ21Aが運転中でないことを確認
後(S27)、第1バッファコンベヤ20Aを作動させる
(S28)。これにより、第1バッファコンベヤ20Aの
第2物品待機部N2に位置する物品Mがアタッチメント
28により物品供給部N3に移送され、また第1物品待
機部N1に位置する物品Mは第2物品待機部N2に移動さ
れる。次に、前記ステッピングモータ29の運転パルス
信号が出力されていないことから第1バッファコンベヤ
20Aが運転中でないことを確認後(S29)、第1バッ
ファコンベヤ20Aにおける各部N1,N2,N3のメモリ
内容をシフトする(S30)。例えば、第1バッファコン
ベヤ20Aの作動前の状態において、第2物品待機部N
2に対応するメモリが「物品有り」であれば、物品供給部
3のメモリの内容が「物品有り」となり、第1物品待機
部N1に対応するメモリが「物品無し」であれば、第2物
品待機部N2のメモリの内容が「物品無し」に変更され
る。
【0038】そして、前記ステッピングモータ29の駆
動信号が出力されているのに対し、該モータ29が駆動
しないか、または定位置まで回転しなくて、前記第1バ
ッファコンベヤ20Aのアタッチメント28が1ピッチ
移動しなかったときには(S31)、何らかの異常事態が
発生したと判断し、物品供給装置10を非常停止すると
共に、後工程連動信号および前工程連動信号を切り、異
常事態に対処する(S32)。
【0039】(供給用蹴込みコンベヤの作動フローにつ
いて)先ず第4供給用蹴込みコンベヤ21Dにおいて
は、図15のフローチャートに示す如く、第1〜第4の
バッファコンベヤ20A,20B,20C,20Dのバッ
ファ量(貯留状況)について、全てのバッファコンベヤ2
0A,20B,20C,20Dにおける物品供給部N3およ
び第2物品待機部N2に物品Mが有ることを対応するメ
モリ内容から確認後(S34)、蹴込み運転タイミングの
到来により(S35)、次のステップS36に移行する。
そして、前記ステッピングモータ29の運転パルス信号
が出力されてないことから対応する第4バッファコンベ
ヤ20Dが運転中でないことを確認後(S36)、第4供
給用蹴込みコンベヤ21Dを作動を作動させる(S3
7)。これにより、第4バッファコンベヤ20Dの物品
供給部N3に位置する物品Mが、第4供給用蹴込みコン
ベヤ21Dにより前記移送コンベヤ13に供給される。
【0040】次に、前記ステッピングモータ31の運転
パルス信号が出力されてないことから第4供給用蹴込み
コンベヤ21Dが運転中でないことを確認後(S38)、
該コンベヤ21Dの押送部材30が1ピッチ移動してい
れば(S39)、ステップS40に進み、していなければ
何らかの異常事態が発生したと判断して、物品供給装置
10を非常停止すると共に、後工程連動信号および前工
程連動信号を切り、異常事態に対処する(S41)。ステ
ップS40では、全てのバッファコンベヤ20A,20
B,20C,20Dにおける物品供給部N3の物品Mの有
無を確認する。すなわち、前記バッファコンベヤの作動
フローで説明した如く、第4供給用蹴込みコンベヤ21
Dにより物品供給部N3の物品Mが移送コンベヤ13に
供給され、対応の第4バッファコンベヤ20Dが作動し
て第2物品待機部N2の物品Mを物品供給部N3に移送す
ることで、対応するメモリ内容が「物品有り」となってい
れば次の蹴込み運転タイミング(S35)を待機する。ま
た、物品移載不良により第4バッファコンベヤ20Dの
第2物品待機部N2に物品Mが貯留されていなかった場
合は、該コンベヤ20Dの作動によっても物品供給部N
3には物品Mが移送されないから、このときには再び第
1〜第4のバッファコンベヤ20A,20B,20C,2
0Dのバッファ量(貯留状況)を確認する(S34)。
【0041】前記第3供給用蹴込みコンベヤ21C〜第
1供給用蹴込みコンベヤ21Aにおいては、図16のフ
ローチャートに示す如く、当該コンベヤ(第3、第2ま
たは第1)の直上流側に位置する供給用蹴込みコンベヤ
(第4、第3または第2)での物品蹴込みを確認した後
(S43)、当該の供給用蹴込みコンベヤ(第3、第2ま
たは第1)の蹴込み運転タイミングの到来により(S4
4)、対応するバッファコンベヤ(第3、第2または第
1)が運転中か否かを確認する(S45)。前記ステッピ
ングモータ29の運転パルス信号が出力されていないこ
とから対応のバッファコンベヤ(第3、第2または第1)
が運転中でないことを確認後(S45)、当該の供給用蹴
込みコンベヤ(第3、第2または第1)を作動することで
(S46)、対応するバッファコンベヤ(第3、第2また
は第1)の物品供給部N3に位置する物品Mが前記移送コ
ンベヤ13に供給される。
【0042】次に、前記ステッピングモータ31の運転
パルス信号が出力されていないことから当該の供給用蹴
込みコンベヤ(第3、第2または第1)が運転中でないこ
とを確認後(S47)、該コンベヤ(第3、第2または第
1)の押送部材30が1ピッチ移動していれば(S4
8)、前述したフローを繰返し、していなければ何らか
の異常事態が発生したと判断して、物品供給装置10を
非常停止すると共に、後工程連動信号および前工程連動
信号を切り、異常事態に対処する(S49)。
【0043】(包装機の処理能力変更に関する制御フロ
ーについて)図17のフローチャートに示す如く、前記
リターンセンサSE3の検知信号によりリターン物品M
aが確認されると(S51)、前記制御手段17は能力ア
ップメモリ2をセットした後(S52)、能力アップメモ
リ1または2の何れかがセットされたことを確認して
(S53)、包装機12の処理能力を変更する能力アップ
信号を出力する(S54)。すなわち、前記第1バッファ
コンベヤ20Aでバッファ過剰と判断されるか、または
リターン物品Maが有ったものと判断し、このときには
包装機13の処理能力を一定期間だけアップして物品M
を高速処理する制御がなされる。例えば、バッファ過剰
であれば、包装機12の処理能力をアップすることで第
1バッファコンベヤ20Aでバッファ過剰となっている
物品Mが移送コンベヤ13に高速で供給される。これに
より、多列搬送コンベヤ10で搬送されてくる物品Mを
ピッキングロボット18から第1バッファコンベヤ20
Aへ移載できなくなる状態を解消し、移載処理を効率的
に行なうことが可能となる。また前記多列搬送コンベヤ
11にリターン物品Maが供給された場合は、前工程か
ら新規に物品Mが供給される状態より処理個数が増える
ので、包装機13の処理能力をアップして物品Mを高速
処理する。これにより、物品供給装置10における第1
バッファコンベヤ20Aでバッファ過剰となることな
く、移送コンベヤ13への物品供給が効率的に行なわれ
る。但し、ステップS53での判断において能力アップ
メモリ1のセットの有無については、第1〜第4の全て
のバッファコンベヤ20A,20B,20C,20Dでの
OR条件となっている。なお、能力アップメモリ1また
は2の何れもがセットされていない場合は、能力アップ
信号の出力は解除される(S55)。
【0044】次に、ステップS56で、物品供給装置1
0の停止信号の入力が無い場合は、能力アップ信号が設
定されたメモリ1,2の何れかのタイマのカウントが継
続されてカウントされ、ステップS57においてタイマ
のカウントアップで能力アップ信号の出力は解除され
る。これにより、包装機12は処理能力が元に戻る。
【0045】(バイパス手段の作動フローについて)前記
バイパス手段37では、図18のフローチャートに示す
如く、前記変更部材38をリターン位置に揺動させるべ
くシリンダ39を付勢制御する(S59)。ステップS6
0でバイパス切換信号の出力を確認し、該切換信号が出
力されていなければ、S61に移行して前記再リターン
センサSE4によるリターン物品Maの有無の確認を行
ない、またS60でバイパス切換信号が出力されていれ
ば、不良物品Mbの存在が確認されているから、このと
きには物品Maの再リターンを確認することなくS62
に進んで、バイパス手段37をシリンダ39により排出
側に切換作動して対応の不良物品Mbが排出されると想
定される時間経過後にシリンダ39がバイパス手段37
をリターン側に切換作動される。すなわち、前記ピッキ
ングロボット18で移載処理されることなく多列搬送コ
ンベヤ11で搬送される不良物品Mbは、前記ガイド板
36でバイパス手段37に向けて案内され、前記変更部
材38を介して系外に排出される。
【0046】また、前記再リターンセンサSE4がリタ
ーン物品Maを検知していれば(S61)、リターン物品
Maが再リターンされるのを防ぐために、バイパス手段
37を排出側に切換えて所定時間経過後にリターン側に
復帰される(S62)。これにより、前記多列搬送コンベ
ヤリ11のリターンレーンLbを搬送されてくるリター
ン物品Maは、不良物品Mbの場合と同様にバイパス手
段37の排出側への切換作動により系外に排出される。
すなわち、リターン物品Maが繰り返し多列搬送コンベ
ヤ11にリターンされることで、効率的な物品移載処理
ができなくなることを回避し得る。
【0047】(補給用蹴込みコンベヤの作動フローにつ
いて)前記補給用蹴込みコンベヤ33では、図19のフ
ローチャートに示す如く、欠品蹴込み運転タイミングの
到来により(S64)、前記欠品センサSE1での欠品検
知信号の有無を確認し(S65)、前記制御手段17は、
欠品がなければレジスタに「1」を設定し(S66)、また
欠品が発生していればレジスタに「0」を設定する(S6
7)。そして、欠品検出位置と補充位置とに差があるの
で、その分だけレジスタをシフトし(S68)、欠品検出
位置が補充位置に達した時点で欠品検知信号の「有り」
(レジスタの「0」)を確認後(S69)、前記ステッピング
モータ44の運転パルス信号が出力されていないことに
より物品補給コンベヤ32が運転中でないと判断された
場合には(S70)、前記ステッピングモータ45に駆動
信号を出力して補給用蹴込みコンベヤ33を作動させ
(S71)、物品補給コンベヤ32の物品補給部Wに位置
する物品Mを移送コンベヤ13における欠品位置に補給
する。また欠品蹴込み作動フラグに「KF1」をセットす
る。すなわち、多列搬送コンベヤ11からのピッキング
ロボット18による物品Mの保持不良等によって、各バ
ッファコンベヤ20A,20B,20C,20Dへ物品M
が移載されなかった結果、移送コンベヤ13のアタッチ
メント13a,13a間に物品Mが供給されない場合で
あっても、その欠品位置に物品補給コンベヤ32および
補給用蹴込みコンベヤ33により物品Mを補給すること
ができる。従って、後工程の包装機12で空袋が発生す
るのを未然に防止し得る。なお、欠品検知信号の出力が
なかったり(S69でレジスタの「1」確認)、物品補給コ
ンベヤ32が運転中であった(S70で運転パルス信号
出力の確認)場合は、何れの場合もS64に戻って次の
欠品蹴込み運転タイミングとなるのを待機する。
【0048】次に、前記ステッピングモータ45の駆動
信号が出力されているのに対し、該モータ45が駆動し
ないか、または定位置まで回転しなくて、前記補給用蹴
込みコンベヤ33の押送部材35が1ピッチ移動しなか
ったときには(S72,S73)、何らかの異常事態が発
生したと判断し、物品供給装置10を非常停止すると共
に、後工程連動信号および前工程連動信号を切り、異常
事態に対処する(S74)。
【0049】(物品補給コンベヤの作動フローについて)
前記物品補給コンベヤ32では、図20のフローチャー
トに示す如く、欠品蹴込み作動フラグに「KF1」がセッ
トされていれば(S76)、前記ステッピングモータ45
の運転パルス信号が出力されていないことにより補給用
蹴込みコンベヤ33が運転中でないことを確認後(S7
7)、前記ステッピングモータ44に駆動信号を出力し
て物品補給コンベヤ32を作動し(S78)、該補給コン
ベヤ32の空となった物品補給部Wに物品Mを移送す
る。また欠品蹴込み作動フラグをリセットした後、前記
ステッピングモータ44の駆動信号が出力されているの
に対し、該モータ44が駆動しないか、または定位置ま
で回転しなくて、前記物品補給コンベヤ32のアタッチ
メント34が1ピッチ移動しなかったときには(S79,
S80)、何らかの異常事態が発生したと判断し、物品
供給装置10を非常停止すると共に、後工程連動信号お
よび前工程連動信号を切り、異常事態に対処する(S8
1)。
【0050】前記物品補給コンベヤ32のアタッチメン
ト34が1ピッチ移動したことを確認後、前記補給物品
不足センサSE2の不足信号が前記制御手段17に入力
されると(S82)、不足警報を出力した後(S83)にS
76に戻る。従って作業者に物品不足を覚知させること
ができ、物品補給コンベヤ32の各アタッチメント3
4,34間に物品Mを補充させる作業を促すことが可能
である。またS82で補給物品不足センサSE2からの
不足信号がなければ、S76に戻って前述したフローを
繰り返す。
【0051】
【変更例について】前記実施例では、包装機の処理能力
変更を、バッファコンベヤのバッファ過剰条件またはリ
ターン物品が有った場合との条件によって制御するよう
構成したが、多列搬送コンベヤで搬送される物品の単位
時間当たりの個数から包装機の処理能力を変更してもよ
い。すなわち、前記画像処理手段により得られた単位時
間当たりの物品搬送個数を一定時間毎(例えば60sec
毎)に求め、得られた今回の物品搬送量(前工程からの物
品流入個数)と、前回の包装機の処理能力との差から、
後工程の包装機の処理能力を自動的に増減速するよう制
御する。あるいは、前工程のコンベヤその他の処理機械
等を減速してもよい。また前工程からの物品供給個数
が、予定処理個数より少ない場合には、これに合わせて
後工程の処理機械を減速制御するようにしてもよい。
【0052】また方向性を有する物品を扱う場合は、例
えば図21に示す如く、第1ピッキングアーム19Aに
設けられる昇降自在なハンド25を水平旋回可能とする
位置決め手段47を配設する。この位置決め手段47
は、第1ピッキングアーム19Aのピックアップ部材5
0に配設されたサーボモータ48と、該モータ48のギ
ヤ48aに噛合し、前記ハンド25と一体回転可能で昇
降は許容するよう配設されたギヤ49とから構成され
る。なお、この変更例の場合は、ハンド25に対して前
記クランク機構46は、該ハンド25の回転を許容する
状態で取付けられる。すなわち、ハンド25で物品Mを
保持した状態で、前記画像処理手段16により得られた
物品Mの向きから制御手段17によりサーボモータ48
を制御してハンド25を回転させることで、物品Mの方
向揃えを行なうことができる。なお、この方向揃えは、
ピックアップ部材50が保持位置から第1バッファコン
ベヤ20Aにおける物品待機部N1,N2に移動する間に
行なうようにすればよい。
【0053】なお、実施例ではピッキングロボットが4
基のピッキングアームを備える構成につき説明したが、
後工程の処理機械の能力に応じて3基以下または5基以
上としてもよい。またピッキングアームのハンドは、シ
リンダ等のリニアアクチュエータにより昇降させる構成
を採用し得る。更に、バッファコンベヤや物品補給コン
ベヤから移送コンベヤへ物品を供給する供給手段として
は、蹴込みコンベヤに代えてシリンダまたはモータによ
り前後動するプッシャー、その他公知の各種機構を採用
することが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る包装機
等の処理機械への物品供給装置によれば、以下の効果を
奏する。 1.画像処理手段により不良物品が確認された際に、バ
イパス手段によって不良物品を系外に排出することで、
後工程への不良物品の流入を防止することができる。 2.前工程からの物品流入個数により、前工程または後
工程における処理機械の処理能力を自動的に変更するよ
う制御することで、前工程からの物品流入個数が一時的
に処理能力を上回る場合にも、物品を効率的に処理する
ことが可能である。 3.後工程の移送コンベヤへの移載は、ピッキングロボ
ットにより直接行なうものではなく、複数の物品を一時
的に貯留し得るバッファ手段を介在させているので、移
送コンベヤの物品支持間隔に対応して良好なタイミング
合わせ移載が可能となる。 4.後工程の移送コンベヤへの物品の移載に関し、直線
運動のみを行なう複数のピッキングアームを備えた1基
のピッキングロボットを用いることで、ロボットを複数
台配設する場合に比して設置面積の短縮による省スペー
ス化を図り得る。 5.後工程の処理機械として、製袋充填機等の包装機を
採用した場合、該包装物におけるアタッチコンベヤ等の
定間隔毎に物品を支持して移送する移送コンベヤの何れ
かのアタッチ間に、ピッキングアームでの移載ミス等に
よる欠品が発生した際においても、物品補給手段により
欠品部位に物品を補給し得るので、包装機で空袋が発生
することを未然に防止できる。 6.リターンコンベヤを設けることで、ピッキングロボ
ットで処理できなかった物品を系外に排出することなく
リターン物品として再移載対象物品として処理すること
ができ、一層効率的な物品移載処理をなし得る。 7.多列搬送コンベヤへのリターン物品のリターンレー
ンを規定し、該リターン物品の再リターンを行なわない
ようにすることで、過度な物品処理能力を要求されるこ
となく、更に効率的な移載処理ができる。 8.ピッキングロボットのピッキングアームで保持した
物品を水平旋回可能に構成することで、方向性を有する
物品を方向揃えした状態で後工程の処理機械へ受け渡す
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る物品供給装置の概
略構成を示す平面図である。
【図2】実施例に係る物品供給装置の概略構成を示す側
面図である。
【図3】実施例に係るピッキングロボットのピッキング
アームを示す概略構成図である。
【図4】実施例に係るバッファコンベヤと供給用蹴込み
コンベヤを示す概略構成図である。
【図5】実施例に係る供給用蹴込みコンベヤを示す概略
構成図である。
【図6】実施例に係る物品補給コンベヤと補給用蹴込み
コンベヤを示す概略構成図である。
【図7】実施例に係る多列搬送コンベヤとリターンコン
ベヤを示す平面図である。
【図8】実施例に係るバイパス手段を示す概略構成図で
ある。
【図9】実施例に係る物品供給装置の制御ブロック図で
ある。
【図10】実施例に係る多列搬送コンベヤで搬送される
物品とピッキングロボットとの関係を示す説明図であ
る。
【図11】実施例に係るCCDカメラの撮像領域と物品
および物品ピッチ不良を示す説明図である。
【図12】実施例に係る画像処理手段の制御フロー図で
ある。
【図13】実施例に係るピッキングアームの作動フロー
図である。
【図14】実施例に係るバッファコンベヤの作動フロー
図である。
【図15】実施例に係る第4供給用蹴込みコンベヤの作
動フロー図である。
【図16】実施例に係る第3〜第1供給用蹴込みコンベ
ヤの作動フロー図である。
【図17】実施例に係る包装機の処理能力変更の制御フ
ロー図である。
【図18】実施例に係るバイパス手段の作動フロー図で
ある。
【図19】実施例に係る補給用蹴込みコンベヤの作動フ
ロー図である。
【図20】実施例に係る物品補給コンベヤの作動フロー
図である。
【図21】実施例に係るピッキングアームの変更例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
11 多列搬送コンベヤ 12 包装機
(処理機械) 13 移送コンベヤ 14 CCDカ
メラ(撮像手段) 16 画像処理手段 17 制御手段 18 ピッキングロボット 19A〜19D 第1〜第4ピッキングアーム 20A〜20D 第1〜第4バッファコンベヤ(バッフ
ァ手段) 21A〜21D 第1〜第4供給用蹴込みコンベヤ(供
給手段) 32 物品補給コンベヤ(物品補給手段) 33 補給用蹴込みコンベヤ(物品補給手段) 37 バイパス手段 50 ピックア
ップ部材 40 リターンコンベヤ 47 位置決め
手段 E 撮像領域 La 搬送レー
ン Lb リターンレーン M 物品 Ma リターン物品 Mb 不良物品 N1 第1物品待機部 N2 第2物品
待機部 N3 物品供給部 SE1 欠品セ
ンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−48018(JP,A) 特開 平6−286868(JP,A) 特開 平8−336784(JP,A) 特開 平6−298334(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 43/00 - 43/10 B65G 47/30

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前工程からランダムに移送されてきた物
    品(M)を受け取り、後工程として接続される包装機等の
    処理機械(12)における移送コンベヤ(13)に該物品(M)を
    一定間隔で供給する物品供給装置において、 前工程からの複数物品(M)を搬送する多列搬送コンベヤ
    (11)と、 前記多列搬送コンベヤ(11)で搬送される所要領域(E)の
    物品(M)を撮像する撮像手段(14)と、 前記撮像手段(14)で撮像された画像データを処理する画
    像処理手段(16)と、 前記撮像手段(14)より物品搬送方向下流側において、物
    品(M)を貯留する複数の物品待機部(N1,N2)を備え、該待
    機部(N1,N2)に貯留された物品(M)を前記移送コンベヤ(1
    3)への物品供給部(N3)まで移送する複数のバッファ手段
    (20A,20B,20C,20D)と、 前記複数のバッファ手段(20A,20B,20C,20D)と同数で、
    前記多列搬送コンベヤ(11)上の物品保持位置および対応
    するバッファ手段(20A,20B,20C,20D)における物品待機
    部(N1,N2)との間を直線的に往復動するピックアップ部
    材(50)を有するピッキングアーム(19A,19B,19C,19D)
    を、多列搬送コンベヤ(11)の物品搬送方向に並列に備え
    たピッキングロボット(18)と、 前記各バッファ手段(20A,20B,20C,20D)の物品待機部
    (N1,N2)から物品供給部(N3)に移送された物品(M)を、前
    記移送コンベヤ(13)の物品移送間隔にタイミング合わせ
    して供給する供給手段(21A,21B,21C,21D)と、 前記多列搬送コンベヤ(11)における最下流のピッキング
    アーム(19A)より下流側に設けられ、前記画像処理手段
    (16)による画像処理データに基づき不良物品(Mb)と認識
    されたものを系外に排出するバイパス手段(37)と、 前記多列搬送コンベヤ(11)により搬送される物品(M)
    を、前記画像処理手段(16)による画像処理データから得
    られる各物品載置位置とその搬送順に対応して下流側の
    ピッキングアーム(19A,19B,19C,19D)から順に物品載置
    位置に対応する物品保持位置まで移動させて物品(M)を
    保持するようピッキングロボット(18)を制御する制御手
    段(17)とを備え、 前記制御手段(17)は、前工程からの物品流入個数に対応
    して前工程、または後工程の処理速度を可変するよう制
    御し、後工程として接続される包装機等の処理機械(12)
    の移送コンベヤ(13)の物品移送間隔にタイミング合わせ
    して物品(M)を前記供給手段(21A,21B,21C,21D)により供
    給するよう設定されることを特徴とする包装機等の処理
    機械への物品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス手段(37)は排出側とリター
    ン側とに切換作動されるよう制御され、前記画像処理手
    段(16)による画像処理データに基づき良物品(M)と認識
    されたものの、前記ピッキングロボット(18)による移載
    処理が行なわれなかった物品(Ma)を、リターン側に切換
    えられた前記バイパス手段(37)を経て多列搬送コンベヤ
    (11)における撮像手段(14)より搬送方向上流側にリター
    ンさせるリターンコンベヤ(40)を備える請求項1記載の
    包装機等の処理機械への物品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記処理機械(12)における移送コンベヤ
    (13)の物品移送経路に設けられ、前記供給手段(21A,21
    B,21C,21D)により移送コンベヤ(13)に物品(13)が供給さ
    れなかったことを検知する欠品センサ(SE1)と、該セン
    サ(SE1)より下流側の物品移送経路に対応して設けられ
    た物品補給手段(32,33)とを備え、前記制御手段(17)へ
    入力される欠品センサ(SE1)からの欠品信号により、該
    制御手段(17)は物品補給手段(32,33)から移送コンベヤ
    (13)への物品補給を行なわせるよう制御する請求項1ま
    たは2記載の包装機等の処理機械への物品供給装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段(17)は、所定時間毎に得ら
    れるバッファ手段(20A,20B,20C,20D)のバッファ量また
    はリターンコンベヤ(40)から多列搬送コンベヤ(11)にリ
    ターンされるリターン物品(Ma)により、後工程として接
    続される処理機械(11)の処理能力の変更を行なうよう設
    定される請求項2または3記載の包装機等の処理機械へ
    の物品供給装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段(17)は、所定時間毎に画像
    処理手段(16)による画像処理データの計数を行ない、そ
    れから得られる今回の前工程からの物品流入個数と、前
    回の前工程、または後工程処理機械(12)の処理能力との
    差から前工程、または後工程処理機械(12)の処理能力を
    変更するよう設定される請求項1,2または3の何れか
    に記載の包装機等の処理機械への物品供給装置。
  6. 【請求項6】 前記多列搬送コンベヤ(11)では前工程か
    らの新規物品(M)を搬送する搬送レーン(La)とリターン
    コンベヤ(40)でリターンされたリターン物品(Ma)を搬送
    するリターンレーン(Lb)とが区分され、このリターンレ
    ーン(Lb)におけるピッキングロボット(18)より搬送方向
    下流側に、前記画像処理手段(16)による画像処理データ
    に基づき良物品(M)と認識されたものの、該ロボット(1
    8)により移載処理されなかったリターン物品(Ma)を検知
    する再リターンセンサ(SE4)が設けられ、前記制御手段
    (17)へ入力される再リターンセンサ(SE4)からの検知信
    号により、該制御手段(17)はリターン物品(Ma)の再リタ
    ーンを行なわないよう前記バイパス手段(37)を排出側に
    切換制御してリターン物品(Ma)を系外に排出するよう設
    定される請求項2〜5の何れかに記載の包装機等の処理
    機械への物品供給装置。
  7. 【請求項7】 前記ピッキングロボット(18)の各ピッキ
    ングアーム(19A,19B,19C,19D)は、該アーム(19A,19B,19
    C,19D)で保持された物品(M)を水平方向に旋回可能な位
    置決め手段(47)を有し、前記制御手段(17)は、前記画像
    処理手段(16)により得られた画像処理データから各物品
    (M)の載置方向を特定し、その特定された方向を基にピ
    ッキングアーム(19A,19B,19C,19D)による物品保持後、
    バッファ手段(20A,20B,20C,20D)への物品移載までの間
    に保持した物品(M)を水平旋回させて該物品(M)の方向揃
    えを行なうよう位置決め手段(47)を制御する請求項1〜
    6の何れかに記載の包装機等の処理機械への物品供給装
    置。
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