JP3240433U - ストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケース - Google Patents

Abstract

【課題】使用状態でストラップの交換可能となし、感覚的に直ちに操作可能とするストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケースを提供する。
【解決手段】スマートウォッチケースは、ケース本体２０とウォッチストラップ２２を備える。ケース本体は、ケース本体から突出し、ケース本体の背面側を向いて配置されたストラップ取り付け用フック２４を備える。ストラップ２２は、ストラップ内の収納凹部３６内に配置されたロック部材２８を備える。ロック部材は、ロックフック３０、ピボット３２及びプッシュフラップ３４を備え、ロックフックは、ストラップの近位端のピボットの一方側に延長して配置され、プッシュフラップは、ピボットの反対側に延長して配置されている。ロックフックは、ストラップの正面側を向いて突出され、プッシュフラップの内側の収納凹部に配設されている。
【選択図】図２Ｃ

Description

本考案は、スマートウォッチケースに関し、特にストラップ取り付け機構付きのスマートウォッチケースに関する。

スマートウォッチは、心拍センサ等、幾つかの特徴的な機能を備えたウェアラブル型のスマートデバイスである。現在は、スマートウォッチ専用の交換可能なケースが開発されていない。そのため、スマートウォッチをそのまま身体に着用する必要がある。ウォッチストラップを交換できるスマートウォッチもある。そこで、同様の機構をスマートウォッチのケース用に開発することが望まれている。ストラップ取り付け機構は、堅牢で直感的に使用できる必要があるが、ケース本体には、スマートウォッチ自体のように大きさの制約がないため、ケース本体自体を極端に小型化する必要はない。

上述の背景を踏まえ、本考案は、ストラップ取り付け機構付きの新規なスマートウォッチケースを提供することを目的とする。さらに、本考案は、スマートウォッチケースを使用しながらストラップを交換可能となし、見た目により直感的に操作可能とするストラップ取り付け機構付きスマートウォッチを提供することを目的とする。

本考案のストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケースの第１の実施形態は、ケース本体と、ストラップとを備える。ケース本体は、ケース本体の側面に配置されたストラップ取り付け用フックを備える。ストラップ取り付け用フックは、ケース本体から離間する方向に突出され、その先端をケース本体の背面側に向けて設けられている。ストラップは、ストラップの収納凹部内に配置されたロック部材を備える。このロック部材は、ロックフック、ピボット及びプッシュフラップを備える。ロックフックは、ストラップの近位端側に設けたピボットの一方側に延長するように配置され、プッシュフラップは、ピボットを中心にしてロックフックとは反対方向に延長するように配置されている。ロックフックは、ピボットから離間する方向に延長され、先端の係止部をストラップ側に突出するよう設けられ、プッシュフラップのストラットと対向する内側には、ストラップの収納凹部内に位置して空間が設けられている。

一つの実施形態では、ケース本体のストラップ取り付け用フックは、フックの遠位端に向かって先細りになる斜角なエッジを備える。

他の実施形態では、ケース本体のストラップ取り付け用フックは、ケース本体の背面側に向かって突出し、ケース本体に対して斜め方向に向いている。

本考案に係るストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケースは、ユーザが、簡単かつ容易にスマートウォッチケースのストラップを交換できる。このストラップ取り付け機構は、ストラップをケース本体側に押し込み操作するのみで取り付け行うことができる。また、解除機構は、プッシュフラップを押しこみ操作するのみでストラップの取り付け解除を行うことができる。また、スマートウォッチケースの機構は、スマートウォッチ自体の各種の機構に比し直感的に把握できる機構であり、ユーザは、ケース本体とストラップの両方のデザインを自由に選ぶことができる。そして、プッシュフラップには、ストラップの背面側からしかアクセスできないため、これにより、装着中に時計のストラップが意図せず外れることを防止することができる。

本考案の一実施形態における、ストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケースの取り付け状態を示す斜視図である。 図１Ａに示すストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケースの組み立て状態を示す分解斜視図である。 図１Ａに示すスマートウォッチケースの正面図である。 ウォッチストラップをスマートウォッチケースに取り付けた状態を、図２Ａ中の断面線に沿って示す断面図である。 ストラップをスマートウォッチケースから外した状態を、図２Ａ中の断面線に沿って示す断面図である。 ストラップをマートウォッチケースから外し、取り外し位置に離間したさせた状態を、図２Ａ中の断面線に沿って示す断面図である。

本実施の形態の説明において、本考案に関連する機構のみを示し、本明細書の記載では、スマートウォッチケースのボタンやストラップループ等、その他の機構については、説明を省略する。

本考案のストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケースの第１の実施形態を図１Ａ、図１Ｂ、図２Ａ、図２Ｂ、図２Ｃ、及び図２Ｄに示す。本実施の形態に係るスマートウォッチケースは、図１Ａ、図１Ｂに示すように、ケース本体２０とウォッチストラップ２２（以下、単にストラップ２２という。）を備える。ストラップ２２は、上部ストラップ又は下部ストラップのいずれかを構成する。ケース本体２０は、このケース本体２０の上辺や底辺等の側面に配置されたストラップ取り付け用フック２４を備える。ストラップ取り付け用フック２４は、ケース本体２０から離間する方向に突出し、ケース本体２０の裏面側を向いている。好ましい実施の形態では、ストラップ取り付け用フック２４は、ケース本体２０に対して、例えば４５度から７０度の角度で、ケース本体２０の裏面方向に向かって突出している。そして、ストラップ取り付け用フック２４は、このフック２４の遠位端側に、遠位端に向かって先細りになる斜角をなすエッジ２６を有する。前記ストラップ２２は、図２Ｃ、図２Ｄに示すように、ロックフック３０、ピボット３２、及びプッシュフラップ３４を含むロック部材２８を備える。ピボット３２は、ロック部材２８の中間位置に配置され、ロックフック３０は、ストラップ２２の近位端、すなわちケース本体２０に近い側の位置であるロック部材２８の一方の側に位置するように配置され、プッシュフラップ３４は、ロック部材２８の反対側に位置するように配置されている。ロックフック３０は、ピボット３２から離間する方向に突出し、先端をストラップ２２の正面側に向けている。プッシュフラップ３４は、ピボット３２からストラップ２２の背面に沿って延長されている。ロック部材２８は、プッシュフラップ３４の内側に収納空間とし構成されたストラップ２２の収納凹部３６内に配置されている。

ストラップ２２は、ケース本体２０に向けて直接押し込むことにより、ケース本体２０に取り付けることができる。ロックフック３０は、ストラップ取り付け用フック２４の係止爪となる斜角なエッジ２６に沿って摺動させることより、ストラップ取り付け用フック２４に係合させることができる。ここで、ストラップ取り付け用フック２４に斜角なエッジ２６が設けられていないと、ここにストラップ２２を取り付ける際、プッシュフラップ３４を押し込み操作しながら、このストラップ２２を差し込む必要がある。プッシュフラップ３４が内側に押されると、ロックフック３０は、ピボット３２を中心にして、ロックフック３０が押し込まれる方向と反対方向の、図２Ｃ中に示す矢印方向の外方に向かって移動する。この外方への移動によって、ストラップ２２のロックフック３０は、ケース本体２０のストラップ取り付け用フック２４から外れる。

以上、本考案の実施形態を全て開示した。上述の実施の形態は、限定的なものではなく、例示的なものであり、本考案の思想から逸脱することなく、要旨を変更しない範囲で細部を変更できることは、当業者にとって明らかである。本考案の保護範囲は、明細書によっては限定されず、請求の範囲によって定義される。

２０ ケース本体
２２ ウォッチストラップ
２４ ストラップ取り付け用フック
２６ エッジ
２８ ロック部材
３０ ロックフック
３２ ピボット
３４ プッシュフラップ
３６ 収納凹部

Claims (3)

1. ケース本体と、
   ストラップと、を備え、
   前記ケース本体は、前記ケース本体の側面に配置されたストラップ取り付け用フックを備え、
   前記ストラップ取り付け用フックは、前記ケース本体から離間する方向であって、前記ケース本体の背面側に向かって突出され、
   前記ストラップは、前記ストラップに設けられた収納空間内に配置されたロック部材を備え、
   前記ロック部材は、ロックフック、ピボット及びプッシュフラップを有し、
   前記ロックフックは、前記ストラップの近位端側に位置して設けた前記ピボットの一方の側に延長して配置され、
   前記プッシュフラップは、前記ピボットを挟んで前記ロックフックとは反対側に延長して配置され、
   前記ロックフックは、前記ピボットから離間する方向に延長され、先端を前記ストラップ側に向かって突出して配置され、
   前記プッシュフラップは、前記ストラップに対向する内側の収納空間とし構成された前記ストラップの収納凹部に配設されていることを特徴とするストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケース。
2. 前記ケース本体に設けた前記ストラップ取り付け用フックは、前記フックの遠位端に向かって先細りになる斜角なエッジを備えることを特徴等する請求項１記載のストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケース。
3. 前記ケース本体のストラップ取り付け用フックは、前記ケース本体の背面側に向かって、前記ケース本体に対して斜め方向に向いていることを特報等する請求項１記載のストラップ取り付け機構付きスマートウォッチケース。
   
   

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