JP3240424B2 - カルボン酸の製造方法 - Google Patents
カルボン酸の製造方法Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカルボン酸の製造方法、
更に詳しくは各種脂肪酸エステルの製造原料及び抗炎症
剤、鎮痛剤等の医薬品として広い用途を有するカルボン
酸の製造方法に関する。
更に詳しくは各種脂肪酸エステルの製造原料及び抗炎症
剤、鎮痛剤等の医薬品として広い用途を有するカルボン
酸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一級アルコールをカルボン酸に変換する
に当り、過マンガン酸塩、重クロム酸塩等の重金属系酸
化剤がしばしば使用される。しかしながらこれらの酸化
剤を用いる方法は、目的化合物の収率や選択性が充分高
くないことに加えて、高価で有害な試薬を化学量論量必
要とするため反応の後処理が繁雑であり、産業廃棄物を
多量に副生する等多くの欠点があった。
に当り、過マンガン酸塩、重クロム酸塩等の重金属系酸
化剤がしばしば使用される。しかしながらこれらの酸化
剤を用いる方法は、目的化合物の収率や選択性が充分高
くないことに加えて、高価で有害な試薬を化学量論量必
要とするため反応の後処理が繁雑であり、産業廃棄物を
多量に副生する等多くの欠点があった。
【0003】一方前記欠点を解消する技術として芳香族
アルコールを酸化してフェニル酢酸誘導体を得るに当
り、貴金属触媒存在下に含酸素ガスで酸化する方法(特
開昭52−10233号公報)、白金又はパラジウムに
助触媒として鉛又は鉛化合物を添加して含酸素ガスで酸
化する方法(特開昭54−132547号公報)が開示
されている。これらの方法では安価な酸化剤で比較的収
率良くカルボン酸誘導体が生成する点で改善がされてい
るものの、未だ高価な貴金属系触媒を比較的多量に使用
しなければならないことに加えて、触媒の失活が著しい
ために触媒の回収再使用が困難であり、従って触媒金属
単位重量当りのカルボン酸取得量が極めて少ないためコ
スト高となり、未だ工業的に有利な技術となり得ていな
い。
アルコールを酸化してフェニル酢酸誘導体を得るに当
り、貴金属触媒存在下に含酸素ガスで酸化する方法(特
開昭52−10233号公報)、白金又はパラジウムに
助触媒として鉛又は鉛化合物を添加して含酸素ガスで酸
化する方法(特開昭54−132547号公報)が開示
されている。これらの方法では安価な酸化剤で比較的収
率良くカルボン酸誘導体が生成する点で改善がされてい
るものの、未だ高価な貴金属系触媒を比較的多量に使用
しなければならないことに加えて、触媒の失活が著しい
ために触媒の回収再使用が困難であり、従って触媒金属
単位重量当りのカルボン酸取得量が極めて少ないためコ
スト高となり、未だ工業的に有利な技術となり得ていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、斯か
る従来技術の欠点を解消して一級アルコールを酸化する
に際して貴金属触媒の失活を著しく抑制し、これによっ
て触媒金属単位重量当りの生成物取得量を飛躍的に増大
させ工業的に実施可能なカルボン酸の製造方法を確立す
ることにある。
る従来技術の欠点を解消して一級アルコールを酸化する
に際して貴金属触媒の失活を著しく抑制し、これによっ
て触媒金属単位重量当りの生成物取得量を飛躍的に増大
させ工業的に実施可能なカルボン酸の製造方法を確立す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特開昭5
4−132547号公報に記載の技術を詳細に検討した
結果、触媒の活性が低下することと原料アルコールの転
化率との間に密接な関連性があることを見い出した。即
ち原料アルコールの種類や反応液中の酸素濃度にも依る
が、例えば転化率が95%を越え、酸素濃度に比べて被
酸化物濃度が小さくなると触媒を不活性化させることを
掴んだ。この傾向は原料アルコールを100%生成物に
転化する条件においてとりわけ顕著であり、回収触媒の
再使用が不可能となることを見い出した。更に失活した
触媒を解析することにより、触媒活性低下の原因は触媒
表面が酸素により非可逆的に酸化され、酸化パラジウム
又は酸化白金の層を形成するためであることを突き止め
た。
4−132547号公報に記載の技術を詳細に検討した
結果、触媒の活性が低下することと原料アルコールの転
化率との間に密接な関連性があることを見い出した。即
ち原料アルコールの種類や反応液中の酸素濃度にも依る
が、例えば転化率が95%を越え、酸素濃度に比べて被
酸化物濃度が小さくなると触媒を不活性化させることを
掴んだ。この傾向は原料アルコールを100%生成物に
転化する条件においてとりわけ顕著であり、回収触媒の
再使用が不可能となることを見い出した。更に失活した
触媒を解析することにより、触媒活性低下の原因は触媒
表面が酸素により非可逆的に酸化され、酸化パラジウム
又は酸化白金の層を形成するためであることを突き止め
た。
【0006】これらの知見をもとに本発明者らは、一級
アルコールをパラジウム、白金又はこれらの化合物に助
触媒として鉛又は鉛化合物を添加した触媒の存在下で含
酸素ガスと反応させてカルボン酸を得るに際して、触媒
の長寿命化を達成し、触媒金属単位重量当りの目的物取
得量を著しく増大させる方法を鋭意検討し、ついに本発
明を完成するに至った。
アルコールをパラジウム、白金又はこれらの化合物に助
触媒として鉛又は鉛化合物を添加した触媒の存在下で含
酸素ガスと反応させてカルボン酸を得るに際して、触媒
の長寿命化を達成し、触媒金属単位重量当りの目的物取
得量を著しく増大させる方法を鋭意検討し、ついに本発
明を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、一般式 R−CH2 OH (1) 〔式中Rは置換基として水酸基もしくは炭素数1〜5の
アルコキシ基を有していてもよい炭素数1〜19の直鎖
又は分枝鎖状のアルキル基、置換基として水酸基もしく
は炭素数1〜5のアルコキシ基を有していてもよい直鎖
又は環状アルキレン基、或いは芳香核上に水酸基、フッ
素原子、シアノ基、炭素数1〜5のアルキル基及び炭素
数1〜5のアルコキシ基からなる群より選ばれた置換基
を有していてもよい炭素数6〜12のアルアルキル基を
示す。〕で表わされる一級アルコールをパラジウム、白
金又はこれらの化合物と助触媒として鉛又は鉛化合物と
を含有する触媒の存在下で酸化する方法において、触媒
を含む反応系に含酸素ガスと共に原料アルコール及びア
ルカリ水溶液を連続的に供給しつつ、反応系から供給量
と同量の反応混合物を取り出すことを特徴とするカルボ
ン酸の製造方法に係る。
アルコキシ基を有していてもよい炭素数1〜19の直鎖
又は分枝鎖状のアルキル基、置換基として水酸基もしく
は炭素数1〜5のアルコキシ基を有していてもよい直鎖
又は環状アルキレン基、或いは芳香核上に水酸基、フッ
素原子、シアノ基、炭素数1〜5のアルキル基及び炭素
数1〜5のアルコキシ基からなる群より選ばれた置換基
を有していてもよい炭素数6〜12のアルアルキル基を
示す。〕で表わされる一級アルコールをパラジウム、白
金又はこれらの化合物と助触媒として鉛又は鉛化合物と
を含有する触媒の存在下で酸化する方法において、触媒
を含む反応系に含酸素ガスと共に原料アルコール及びア
ルカリ水溶液を連続的に供給しつつ、反応系から供給量
と同量の反応混合物を取り出すことを特徴とするカルボ
ン酸の製造方法に係る。
【0008】本発明で処理対象となる上記一般式(1)
の一級アルコールとしては、従来公知のものを広く使用
でき、例えば2−フェニルエタノール、2−(2−メト
キシフェニル)エタノール、2−(3−メトキシフェニ
ル)エタノール、2−(4−メトキシフェニル)エタノ
ール、2−(4−メトキシフェニル)−2−メチルエタ
ノール、2−(2−ヒドロキシフェニル)エタノール、
2−(3−ヒドロキシフェニル)エタノール、2−(4
−ヒドロキシフェニル)エタノール、2−(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−メチルエタノール、2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−エチルエタノール、2−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−イソプロピルエタノー
ル、2−(4−イソブチルフェニル)−2−メチルエタ
ノール、2−(4−シアノフェニル)エタノール、2−
(4−フルオロフェニル)エタノール、2−(2−フル
オロフェニル)エタノール、2−メチル−2−フェニル
エタノール、3−フェニルプロパノール、3−(2−メ
トキシフェニル)プロパノール、3−(4−メトキシフ
ェニル)プロパノール、3−(2−ヒドロキシフェニ
ル)プロパノール、3−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパノール、3−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メ
チルプロパノール、2−(3,4−メチレンジオキシフ
ェニル)エタノール、2−(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメトキシフェニル)エタノール、2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)エタノール、4−フェニルブタノー
ル、4−(4−メトキシフェニル)ブタノール、4−
(4−ヒドロキシフェニル)ブタノール、5−フェニル
ペンタノール、5−(4−メトキシフェニル)ペンタノ
ール、5−(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノール、
ベンジルアルコール、4−メトキシベンジルアルコー
ル、ケイヒアルコール、4−メトキシケイヒアルコー
ル、2−(2−ナフチル)エタノール、2−メチル−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)エタノール、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、シクロペンチルメタ
ノール、ヘキサノール、2−シクロヘキシルエタノー
ル、オクタノール、デカノール、ラウリルアルコール、
ドデセノール、オクタデシルアルコール、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオ
ール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、プロビレングリコー
ルモノメチルエーテル、6−メトキシヘキサノール、1
0−メトキシデカノール等を例示できる。
の一級アルコールとしては、従来公知のものを広く使用
でき、例えば2−フェニルエタノール、2−(2−メト
キシフェニル)エタノール、2−(3−メトキシフェニ
ル)エタノール、2−(4−メトキシフェニル)エタノ
ール、2−(4−メトキシフェニル)−2−メチルエタ
ノール、2−(2−ヒドロキシフェニル)エタノール、
2−(3−ヒドロキシフェニル)エタノール、2−(4
−ヒドロキシフェニル)エタノール、2−(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−メチルエタノール、2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−エチルエタノール、2−(4
−ヒドロキシフェニル)−2−イソプロピルエタノー
ル、2−(4−イソブチルフェニル)−2−メチルエタ
ノール、2−(4−シアノフェニル)エタノール、2−
(4−フルオロフェニル)エタノール、2−(2−フル
オロフェニル)エタノール、2−メチル−2−フェニル
エタノール、3−フェニルプロパノール、3−(2−メ
トキシフェニル)プロパノール、3−(4−メトキシフ
ェニル)プロパノール、3−(2−ヒドロキシフェニ
ル)プロパノール、3−(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパノール、3−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メ
チルプロパノール、2−(3,4−メチレンジオキシフ
ェニル)エタノール、2−(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメトキシフェニル)エタノール、2−(3,4−ジメ
トキシフェニル)エタノール、4−フェニルブタノー
ル、4−(4−メトキシフェニル)ブタノール、4−
(4−ヒドロキシフェニル)ブタノール、5−フェニル
ペンタノール、5−(4−メトキシフェニル)ペンタノ
ール、5−(4−ヒドロキシフェニル)ペンタノール、
ベンジルアルコール、4−メトキシベンジルアルコー
ル、ケイヒアルコール、4−メトキシケイヒアルコー
ル、2−(2−ナフチル)エタノール、2−メチル−2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)エタノール、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、シクロペンチルメタ
ノール、ヘキサノール、2−シクロヘキシルエタノー
ル、オクタノール、デカノール、ラウリルアルコール、
ドデセノール、オクタデシルアルコール、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカンジオ
ール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールモノエチルエーテル、プロビレングリコー
ルモノメチルエーテル、6−メトキシヘキサノール、1
0−メトキシデカノール等を例示できる。
【0009】本発明の方法で使用する触媒はパラジウ
ム、白金又はこれらの化合物に助触媒として鉛又は鉛化
合物を含有するものである。これらの触媒は通常、適当
な担体に担持させて用いるのが効果的である場合が多
い。担体としては、活性炭、シリカ、アルミナ、マグネ
シア等が好適であるが、これらの限定されず一般に使用
されるものが利用できる。担体へのパラジウム、白金又
はこれらの化合物の担持量は0.1〜20重量%、特に
0.5〜10重量%の範囲が好ましい。助触媒は鉛又は
鉛化合物であり、金属鉛、酢酸鉛、硝酸鉛、硫酸鉛、水
酸化鉛、酸化鉛等を用いることができる。これらの鉛又
は鉛化合物の担体上への担持量は0.01〜10重量
%、特に0.05〜5重量%が好ましい。
ム、白金又はこれらの化合物に助触媒として鉛又は鉛化
合物を含有するものである。これらの触媒は通常、適当
な担体に担持させて用いるのが効果的である場合が多
い。担体としては、活性炭、シリカ、アルミナ、マグネ
シア等が好適であるが、これらの限定されず一般に使用
されるものが利用できる。担体へのパラジウム、白金又
はこれらの化合物の担持量は0.1〜20重量%、特に
0.5〜10重量%の範囲が好ましい。助触媒は鉛又は
鉛化合物であり、金属鉛、酢酸鉛、硝酸鉛、硫酸鉛、水
酸化鉛、酸化鉛等を用いることができる。これらの鉛又
は鉛化合物の担体上への担持量は0.01〜10重量
%、特に0.05〜5重量%が好ましい。
【0010】上記触媒は、例えば塩化パラジウム等のパ
ラジウム化合物又は塩化白金酸塩等の白金化合物と酢酸
鉛等の鉛化合物を含む水溶液中に上記した担体を浸漬さ
せ塩基性条件下で水素ガス、ヒドラジン等の還元剤を作
用させて処理した後、水洗及び乾燥する通常の方法で調
製できる。またパラジウム又は白金を担持した市販の触
媒を鉛化合物を含む水溶液に浸漬し、次いで水溶液を塩
基性にして単離した後水洗及び乾燥したものも本発明の
方法に使用できる。
ラジウム化合物又は塩化白金酸塩等の白金化合物と酢酸
鉛等の鉛化合物を含む水溶液中に上記した担体を浸漬さ
せ塩基性条件下で水素ガス、ヒドラジン等の還元剤を作
用させて処理した後、水洗及び乾燥する通常の方法で調
製できる。またパラジウム又は白金を担持した市販の触
媒を鉛化合物を含む水溶液に浸漬し、次いで水溶液を塩
基性にして単離した後水洗及び乾燥したものも本発明の
方法に使用できる。
【0011】本発明の方法は、水又は水を主成分として
含有する混合溶媒中で実施することが好ましい。水と混
合して用いる溶媒としては水に可溶でしかも本発明の方
法の条件下で安定なものであれば特に制限されないが、
例えばアセトン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド等
が適している。
含有する混合溶媒中で実施することが好ましい。水と混
合して用いる溶媒としては水に可溶でしかも本発明の方
法の条件下で安定なものであれば特に制限されないが、
例えばアセトン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド等
が適している。
【0012】本発明の方法は、反応選択性と反応速度を
共に高く保つため通常塩基性条件下で実施するのが望ま
しい。使用する塩基としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
が好適である。使用する塩基の量は、通常原料アルコー
ルに対して等モル〜3倍モルの範囲でよい。
共に高く保つため通常塩基性条件下で実施するのが望ま
しい。使用する塩基としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
が好適である。使用する塩基の量は、通常原料アルコー
ルに対して等モル〜3倍モルの範囲でよい。
【0013】本発明の方法は室温〜150℃で実施でき
るが、特に40〜100℃が好ましい。酸化剤は含酸素
ガスであり、殊に空気又は酸素が好適に使用できる。反
応圧力は常圧〜10kg/cm2 で実施できるが、5kg/cm
2 以下で反応させるのが有利である。
るが、特に40〜100℃が好ましい。酸化剤は含酸素
ガスであり、殊に空気又は酸素が好適に使用できる。反
応圧力は常圧〜10kg/cm2 で実施できるが、5kg/cm
2 以下で反応させるのが有利である。
【0014】本発明の方法は、触媒を含む反応系(触媒
床)に酸化剤と共に原料アルコール及びアルカリ水溶液
を連続的に供給しつつ、反応系から供給量と同量の反応
混合物を取り出すことを特徴とする。
床)に酸化剤と共に原料アルコール及びアルカリ水溶液
を連続的に供給しつつ、反応系から供給量と同量の反応
混合物を取り出すことを特徴とする。
【0015】触媒床の形式は懸濁床でも固定床でもよ
い。これに供給する原料アルコールは前記した水溶性溶
媒に溶解させることもできるし、アルカリ水溶液に溶解
又は分散させて供給することもできる。
い。これに供給する原料アルコールは前記した水溶性溶
媒に溶解させることもできるし、アルカリ水溶液に溶解
又は分散させて供給することもできる。
【0016】本発明において触媒の長寿命化を達成し、
触媒金属単位重量当りの目的物取得量を飛躍的に増大さ
せるためには触媒床に単位時間当り供給する原料アルコ
ールの量(モル/hr)を反応で生成するカルボン酸の
量(モル/hr)より過剰にすることが重要である。供
給する原料アルコールの量は、アルコールの種類、反応
温度、反応時の圧力等により異なり一概には言えない
が、通常触媒貴金属1g当り0.01〜10モル/hr
がよく、0.1〜3モル/hrがより好適である。
触媒金属単位重量当りの目的物取得量を飛躍的に増大さ
せるためには触媒床に単位時間当り供給する原料アルコ
ールの量(モル/hr)を反応で生成するカルボン酸の
量(モル/hr)より過剰にすることが重要である。供
給する原料アルコールの量は、アルコールの種類、反応
温度、反応時の圧力等により異なり一概には言えない
が、通常触媒貴金属1g当り0.01〜10モル/hr
がよく、0.1〜3モル/hrがより好適である。
【0017】本発明の方法は触媒床に単位時間当りに生
成するカルボン酸の量(モル/hr)より過剰量のアル
コールを供給しそれと等しい量のアルコールと生成物の
混合物を触媒床から抜き出しながら反応を連続的に進め
る。触媒床から抜き出す反応液の変換率(原料アルコー
ルと生成物の混合物中に占める生成物のモル分率)は、
好ましくは50〜95%であり、より好ましくは70〜
90%である。
成するカルボン酸の量(モル/hr)より過剰量のアル
コールを供給しそれと等しい量のアルコールと生成物の
混合物を触媒床から抜き出しながら反応を連続的に進め
る。触媒床から抜き出す反応液の変換率(原料アルコー
ルと生成物の混合物中に占める生成物のモル分率)は、
好ましくは50〜95%であり、より好ましくは70〜
90%である。
【0018】このようにして得た本発明の反応液からの
原料アルコールと生成物との分離は容易に実施できる。
即ち、生成物はアルカリ塩として反応液中に均一溶解し
ており、一方原料アルコールは通常アルカリ水溶液に不
溶であるので、デカンテーション又は溶媒抽出により一
旦アルコールを分離する。分離したアルコールは再度反
応に供することができる。一方生成物を含むアルカリ水
溶液は中和処理を施すことにより結晶を析出させるか、
適当な溶媒で抽出することにより簡単に単離できる。
原料アルコールと生成物との分離は容易に実施できる。
即ち、生成物はアルカリ塩として反応液中に均一溶解し
ており、一方原料アルコールは通常アルカリ水溶液に不
溶であるので、デカンテーション又は溶媒抽出により一
旦アルコールを分離する。分離したアルコールは再度反
応に供することができる。一方生成物を含むアルカリ水
溶液は中和処理を施すことにより結晶を析出させるか、
適当な溶媒で抽出することにより簡単に単離できる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば一級アルコールを酸化す
るに際して貴金属触媒の活性を充分長期間維持し、これ
により触媒金属単位重量当りの生成物取得量を飛躍的に
増大させることが可能となり、工業的に実施できるカル
ボン酸の製造方法が提供できる。
るに際して貴金属触媒の活性を充分長期間維持し、これ
により触媒金属単位重量当りの生成物取得量を飛躍的に
増大させることが可能となり、工業的に実施できるカル
ボン酸の製造方法が提供できる。
【0020】
実施例1 触媒は、市販の5%パラジウム活性炭粉末6.6gを水
300mlに分散させ、これに酢酸鉛三水塩0.5gを水
50mlに溶解した液を撹拌下で加えた。次にこの液に1
0%苛性ソーダ水溶液20mlを撹拌下で加え、15分間
撹拌した後濾過して単離し、水洗することにより調製し
た。
300mlに分散させ、これに酢酸鉛三水塩0.5gを水
50mlに溶解した液を撹拌下で加えた。次にこの液に1
0%苛性ソーダ水溶液20mlを撹拌下で加え、15分間
撹拌した後濾過して単離し、水洗することにより調製し
た。
【0021】酸素導入管、原料導入管、先端に濾布を装
着した反応液を抜き出し管、温度計及び撹拌器を装着し
た500mlのステンレス製オートクレーブに、先に調製
した触媒全量、水酸化ナトリウム8.2gを水200ml
に溶解した液及び4−メトキシフェネチルアルコール1
5.4g(0.101モル)を仕込み、気相を酸素で置
換した。次に混合物を撹拌器で充分掻き混ぜながら昇温
し、90℃で酸素ガスを導入しながら内圧を3kg/cm2
に保って反応した。反応の進行に合せて連続的に4−メ
トキシフェネチルアルコール15.4g、水酸化ナトリ
ウム8.2g及び水200mlの組成からなる混合液を導
入し、それと同液量の反応液を連続的に抜き出した。こ
の時変換率が80〜90%となるように原料液の導入量
と反応液の抜き出し量を調整した。反応を82時間継続
して、合計1016gの原料アルコールを供給した。抜
き出した反応液をデカンテーションすることにより油層
として4−メトキシフェネチルアルコールを151g回
収した。一方水層を10%硫酸水溶液で中和し、生じた
白色沈殿を濾過して単離し、水洗と乾燥を行なって白色
結晶を930g得た。このもののNMR及びGCスペク
トルは標品4−メトキシフェニル酢酸のそれと一致し
た。変換率は85%であり、4−メトキシフェニル酢酸
の選択性は98%であった。使用した金属パラジウム1
g当りの4−メトキシフェニル酢酸取得量は2.82kg
であり、反応は82時間後も更に継続できる状態であっ
た。結果を表1及び表2にまとめて示した。
着した反応液を抜き出し管、温度計及び撹拌器を装着し
た500mlのステンレス製オートクレーブに、先に調製
した触媒全量、水酸化ナトリウム8.2gを水200ml
に溶解した液及び4−メトキシフェネチルアルコール1
5.4g(0.101モル)を仕込み、気相を酸素で置
換した。次に混合物を撹拌器で充分掻き混ぜながら昇温
し、90℃で酸素ガスを導入しながら内圧を3kg/cm2
に保って反応した。反応の進行に合せて連続的に4−メ
トキシフェネチルアルコール15.4g、水酸化ナトリ
ウム8.2g及び水200mlの組成からなる混合液を導
入し、それと同液量の反応液を連続的に抜き出した。こ
の時変換率が80〜90%となるように原料液の導入量
と反応液の抜き出し量を調整した。反応を82時間継続
して、合計1016gの原料アルコールを供給した。抜
き出した反応液をデカンテーションすることにより油層
として4−メトキシフェネチルアルコールを151g回
収した。一方水層を10%硫酸水溶液で中和し、生じた
白色沈殿を濾過して単離し、水洗と乾燥を行なって白色
結晶を930g得た。このもののNMR及びGCスペク
トルは標品4−メトキシフェニル酢酸のそれと一致し
た。変換率は85%であり、4−メトキシフェニル酢酸
の選択性は98%であった。使用した金属パラジウム1
g当りの4−メトキシフェニル酢酸取得量は2.82kg
であり、反応は82時間後も更に継続できる状態であっ
た。結果を表1及び表2にまとめて示した。
【0022】実施例2〜9 実施例1と同様にして調製した触媒を用いて各種一級ア
ルコールをカルボン酸に変換した。結果を表1及び表2
にまとめて示した。全ての例において反応は表2中に示
した時間後も更に継続できる状態であった。
ルコールをカルボン酸に変換した。結果を表1及び表2
にまとめて示した。全ての例において反応は表2中に示
した時間後も更に継続できる状態であった。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】実施例10 5%パラジウム活性炭粉末6.6gを市販の5%白金活
性炭粉末に加えた以外は実施例1と同様にして触媒を調
製した。この触媒を用い、4−メトキシフェネチルアル
コール、水酸化ナトリウム及び水を実施例1と同様にオ
ートクレーブに仕込み、50℃で酸素ガスを導入しなが
ら内圧を2kg/cm2 に保って反応した。反応の進行に合
せて連続的に4−メトキシフェネチルアルコール15.
4g及び4%水酸化ナトリウム水溶液200mlの組成か
らなる混合液を供給し、それと同液量の反応液を連続的
に抜き出した。この間変換率が80〜90%となるよう
に原料液の供給量と反応液の抜き出し量を調整した。反
応を78時間行なって合計694gの原料を供給した。
実施例1と同様に後処理をして4−メトキシフェニル酢
酸559gと4−メトキシフェネチルアルコール125
gを回収した。変換率82%、4−メトキシフェニル酢
酸の選択性は90%であった。金属白金1g当りの4−
メトキシフェニル酢酸取得量は1.69kgであり、反応
は78時間後も更に継続できる状態であった。
性炭粉末に加えた以外は実施例1と同様にして触媒を調
製した。この触媒を用い、4−メトキシフェネチルアル
コール、水酸化ナトリウム及び水を実施例1と同様にオ
ートクレーブに仕込み、50℃で酸素ガスを導入しなが
ら内圧を2kg/cm2 に保って反応した。反応の進行に合
せて連続的に4−メトキシフェネチルアルコール15.
4g及び4%水酸化ナトリウム水溶液200mlの組成か
らなる混合液を供給し、それと同液量の反応液を連続的
に抜き出した。この間変換率が80〜90%となるよう
に原料液の供給量と反応液の抜き出し量を調整した。反
応を78時間行なって合計694gの原料を供給した。
実施例1と同様に後処理をして4−メトキシフェニル酢
酸559gと4−メトキシフェネチルアルコール125
gを回収した。変換率82%、4−メトキシフェニル酢
酸の選択性は90%であった。金属白金1g当りの4−
メトキシフェニル酢酸取得量は1.69kgであり、反応
は78時間後も更に継続できる状態であった。
【0026】比較例 実施例1と同様にして調製した触媒、水酸化ナトリウム
8.2gを水200mlに溶解した液及び4−メトキシフ
ェネチルアルコール15.4g(0.101モル)を5
00mlのステンレス製オートクレーブに仕込み、気相を
酸素で置換した。内容物を撹拌器で充分掻き混ぜ、酸素
ガスを導入しながら内圧を3kg/cm2 に保って90℃で
2時間反応した(この反応を1バッチ目とする)。反応
液を冷却し濾過して触媒と反応液を分離した。反応液は
10%硫酸水で中和後エーテル抽出し、抽出液をガスク
ロマトグラフィー(GC)で定量することにより4−メ
トキシフェニル酢酸が15.4g(0.093モル)生
成し、原料アルコールが0.11g回収された。変換率
99.3%、収率91.7%であった。ここで回収した
触媒を再び同じ反応器に仕込み1バッチ目と同様にして
原料、水酸化ナトリウム及び水を仕込んで反応及び後処
理を行なった(2バッチ目)。4−メトキシフェニル酢
酸が14.9g生成し、原料が0.95g回収された。
変換率93.8%、収率89.1%であった。同様にし
て5バッチ目まで触媒を繰返し使用して得た結果を表3
に示した。
8.2gを水200mlに溶解した液及び4−メトキシフ
ェネチルアルコール15.4g(0.101モル)を5
00mlのステンレス製オートクレーブに仕込み、気相を
酸素で置換した。内容物を撹拌器で充分掻き混ぜ、酸素
ガスを導入しながら内圧を3kg/cm2 に保って90℃で
2時間反応した(この反応を1バッチ目とする)。反応
液を冷却し濾過して触媒と反応液を分離した。反応液は
10%硫酸水で中和後エーテル抽出し、抽出液をガスク
ロマトグラフィー(GC)で定量することにより4−メ
トキシフェニル酢酸が15.4g(0.093モル)生
成し、原料アルコールが0.11g回収された。変換率
99.3%、収率91.7%であった。ここで回収した
触媒を再び同じ反応器に仕込み1バッチ目と同様にして
原料、水酸化ナトリウム及び水を仕込んで反応及び後処
理を行なった(2バッチ目)。4−メトキシフェニル酢
酸が14.9g生成し、原料が0.95g回収された。
変換率93.8%、収率89.1%であった。同様にし
て5バッチ目まで触媒を繰返し使用して得た結果を表3
に示した。
【0027】
【表3】
【0028】表3から明らかなように3バッチまでに触
媒の活性低下が徐々に現われ、4バッチ目で一挙に失活
した。これ以降繰返し使用しても触媒能が回復すること
はなかった。3バッチ目までで4−メトキシフェニル酢
酸を43.5g得た。金属パラジウム1g当りの取得量
は0.13kgであった。
媒の活性低下が徐々に現われ、4バッチ目で一挙に失活
した。これ以降繰返し使用しても触媒能が回復すること
はなかった。3バッチ目までで4−メトキシフェニル酢
酸を43.5g得た。金属パラジウム1g当りの取得量
は0.13kgであった。
【0029】実施例2〜9で使用した原料をそれぞれ用
いて上記と同様に反応と触媒の回収使用を繰返した結
果、パラジウム1g当りのカルボン酸取得量は0.06
〜0.15kgであった。
いて上記と同様に反応と触媒の回収使用を繰返した結
果、パラジウム1g当りのカルボン酸取得量は0.06
〜0.15kgであった。
【0030】また実施例10と同様にして調製した触媒
を用いて4−メトキシフェネチルアルコールの酸化と触
媒の回収使用を繰返した結果、白金1g当りの4−メト
キシフェニル酢酸取得量は0.08kgであった。
を用いて4−メトキシフェネチルアルコールの酸化と触
媒の回収使用を繰返した結果、白金1g当りの4−メト
キシフェニル酢酸取得量は0.08kgであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 53/132 C07C 53/132 57/03 57/03 57/30 57/30 57/58 57/58 59/01 59/01 59/125 59/125 A 59/52 59/52 59/68 59/68 253/30 253/30 255/57 255/57 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 諸岡 良彦 神奈川県横浜市緑区藤が丘2−41−21− 404 (56)参考文献 特開 昭54−132547(JP,A) 特開 昭62−198641(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 51/235 B01J 23/62 C07C 53/122 C07C 53/124 C07C 53/126 C07C 53/132 C07C 57/03 C07C 57/30 C07C 57/58 C07C 59/01 C07C 59/125 C07C 59/52 C07C 59/68 C07C 253/30 C07C 255/57
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 R−CH2OH 〔式中Rは置換基として水酸基もしくは炭素数1〜5の
アルコキシ基を有していてもよい炭素数1〜19の直鎖
又は分枝鎖状のアルキル基、置換基として水酸基もしく
は炭素数1〜5のアルコキシ基を有していてもよい直鎖
又は環状アルキレン基、或いは芳香核上に水酸基、フッ
素原子、シアノ基、炭素数1〜5のアルキル基及び炭素
数1〜5のアルコキシ基からなる群より選ばれた置換基
をを有していてもよい炭素数6〜12のアルアルキル基
を示す。〕で表わされる一級アルコールをパラジウム、
白金又はこれらの化合物と助触媒として鉛又は鉛化合物
とを含有する触媒の存在下で酸化する方法において、触
媒を含む反応系に含酸素ガスと共に原料アルコール及び
アルカリ水溶液を、反応系内の原料アルコール転化率が
95%以下に維持されるように、連続的に供給しつつ、
反応系から供給量と同量の反応混合物を取り出すことを
特徴とするカルボン酸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10900093A JP3240424B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | カルボン酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10900093A JP3240424B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | カルボン酸の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06321845A JPH06321845A (ja) | 1994-11-22 |
JP3240424B2 true JP3240424B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=14499035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10900093A Expired - Fee Related JP3240424B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | カルボン酸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240424B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4030646B2 (ja) * | 1998-02-27 | 2008-01-09 | 花王株式会社 | 脂肪族1級アルコールの酸化方法 |
KR101323528B1 (ko) * | 2006-10-03 | 2013-10-29 | 미츠비시 레이온 가부시키가이샤 | α,β-불포화 알데하이드 및/또는 α,β-불포화 카복실산의 제조 방법 |
CA2861524A1 (en) * | 2013-09-16 | 2014-11-03 | Armstrong World Industries, Inc. | Methods for preparing methacrylic acid from biobased starting materials |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP10900093A patent/JP3240424B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06321845A (ja) | 1994-11-22 |
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