JP3240404B2 - 護岸構造物の永久型枠取り付け工法 - Google Patents
護岸構造物の永久型枠取り付け工法Info
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Description
等の護岸構造物上部に笠コンクリートを形成する際に使
用される永久型枠の取り付け工法に関する。
打ち込み、タイロッドで陸側に引っ張って土砂圧に対抗
させ、鋼矢板の上方に笠コンクリートを形成することに
より構築される。笠コンクリートの形成工程は、まず鋼
矢板の海側及び陸側に作業の足場となる支保工を組み、
鋼矢板の上部周囲に補強鉄筋を配置し、その外側に型枠
を組んで内部にコンクリートを充填し、固化させてから
型枠を外し、最後に支保工を解体するのが一般的であ
る。
の組み立て及び解体はかなりの手間であるため、最近で
は特開平6−65917号のように型枠自体をコンクリ
ートや樹脂で形成し、笠コンクリートと一体化させて防
食及び美観の向上させる工法が普及してきている。ま
た、特開平5−255942号では、完成後の笠コンク
リートの表面を修復、美化するに際して被覆用コンクリ
ートパネルの取り付けを笠コンクリートの上で行ない、
海中作業や海側での作業をできるだけ減らしている。
5917号の工法では、鋼矢板の陸側にも背面型枠を設
置して海側の型枠と連結する必要がある。また、最近の
護岸工事では地震の揺れに耐えられるように多数の補強
鉄筋を予め格子状に組んで鋼矢板に被せるタイプが増え
ており、型枠の金具部分を鋼矢板に取り付けるのに鉄筋
の間を縫って行なう必要があるので、鉄筋内部の作業は
できるだけ減らすのが望ましい。
は、既設の笠コンクリートの補修のみ適用可能であり、
笠コンクリート自体の形成には従来の型枠や支保工を必
要とする。
のであり、その目的は、海側に支保工を設置する必要が
なく、護岸構造物の陸側から型枠を簡単に位置決め固定
できる永久型枠の取り付け工法を提供することにある。
め、本発明では、鋼矢板の干満域を覆っている下方型枠
の取り付け金具を上方に突出させてその先端に第1の金
具を連結し、鋼矢板の露出した上部外面に受け部材とガ
イド部材を固着してガイド部材にワイヤを掛けわたした
後、鋼矢板の周囲に補強鉄筋を配置し、予め内側に第2
の金具とワイヤ止め具を設けた永久型枠の該止め具に前
記ワイヤの下端を係止し、永久型枠をクレーン等で吊り
ながらワイヤの上端を引いて永久型枠の内面が前記第1
の金具に当たるまで鋼矢板側に引き寄せ、ワイヤの上端
を固定してから前記第2の金具を鋼矢板の受け部材に固
着し、永久型枠内にコンクリートを充填して前記ワイヤ
を埋め殺しにしている。
りながらワイヤの上端を引けば永久型枠が鋼矢板側に接
近し、型枠内面が第1の金具に当たった時点で型枠下端
を下方型枠の上に降ろせば永久型枠が位置決めされる。
あとはワイヤの上端を固定して型枠の第2金具を鋼矢板
の受け部材に連結すれば永久型枠が所定位置に固定され
る。
永久型枠取り付け工法の側面図が示されており、図中左
側が海である。
後、土砂圧で傾かないように複数のタイロッド2でしっ
かりと固定されている。鋼矢板1の干満域及び飛沫域は
腐食防止と補強のためH鋼金具3とプレート4を介して
永久型枠5で被覆され、内部にコンクリート6が充填さ
れている。コンクリート6との密着性を高めるため、鋼
矢板1の表面には複数のスタッド7が溶接され、図示し
てないがコンクリート6内にも補強鉄筋が配置されてい
る。
ル10、下方にガイドバー11が溶接され、ガイドバー
11にワイヤ12が掛け渡されている。ワイヤ12の下
端にはフック13が連結され、ワイヤ12の上端は鋼矢
板上部のワイヤクリップ14に係止されており、このク
リップ14はワイヤの戻り防止機構を備えている。鋼矢
板1の周囲には、縦横に組んだ一対の補強鉄筋15が配
置され、図2に示すように鉄筋15の屈曲した下端15
aが鋼矢板1の凹部表面に溶接されている。
は、外側が耐食性のFRP、内側がコンクリートの2層
で形成され、屈曲した下端16aの内側に補強用のアン
グル17が取り付けられている。また、永久型枠16の
内面にはチャンネル18,19が2段にわたって取り付
けられ、上方のチャンネル18に細長い金具20、下方
のチャンネル19の中にワイヤ止め具21が固着されて
いる。金具20の一部には孔20aが形成され、クレー
ンのロープ22を掛けて永久型枠16を吊り上げられる
ようになっている。
説明すると、まず陸側のみに作業員の足場となる支保工
(図示せず)を設置する。続いて下方コンクリートから
突出しているH鋼金具3の上部両側に一対の金具8を溶
接し、両金具8の先端をアングル9で固定する。次い
で、鋼矢板1の外面にアングル10とガイドバー11を
溶接し、鋼矢板1の上端にワイヤクリップ14を取り付
ける。、次にワイヤ12をカイドバー11の内側に掛け
てその上端をワイヤクリップ14に通し、ワイヤ12の
下端フック13は一旦垂らしておく。
金具8をくぐらせてから、その下端を鋼矢板1の表面に
に溶接する。図示してないが、鋼矢板1の背面にも補強
鉄筋を配置しておけば、笠コンクリートはさらに強固な
ものとなる。
ないでクレーンにより永久型枠16を図2のように吊り
降ろし、型枠内側の止め具21にワイヤのフック13を
係止してワイヤ12を矢印方向に引き上げる。これで永
久型枠16は鋼矢板側に引き寄せられ、型枠内面が金具
8に当たったところでロープ22を緩めれば、下端16
aが下方型枠5に載って位置決めされる。ここでワイヤ
12の上端をクリップ14で固定し、金具20の下面を
アングル10に溶接した後、金具20からロープ22を
外す。最後に永久型枠16と鋼矢板1の間にコンクリー
ト(図示せず)を充填し、ワイヤ12を鉄筋15と共に
埋め殺しにすれば、型枠16と一体の笠コンクリートが
形成される。
り付け工法によれば、海側の支保工や型枠解体を省略す
ることができ、型枠の位置決め及び固定作業を安全で楽
な陸側で行なえる効果がある。
る。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】鋼矢板1の干満域を覆っている下方型枠5
の取り付け金具3を上方に突出させてその先端に第1の
金具8を連結し、鋼矢板1の露出した上部外面に受け部
材10とガイド部材11を固着してガイド部材11にワ
イヤ12を掛けわたした後、鋼矢板1の周囲に補強鉄筋
15を配置し、予め内側に第2の金具20とワイヤ止め
具21を設けた永久型枠16の該止め具21に前記ワイ
ヤ12の下端を係止し、永久型枠16をクレーン等で吊
りながらワイヤの上端を引いて永久型枠16の内面が前
記第1の金具8に当たるまで鋼矢板側に引き寄せ、ワイ
ヤ12の上端を固定してから前記第2の金具20を鋼矢
板の受け部材10に固着し、永久型枠16内にコンクリ
ートを充填して前記ワイヤ12を埋め殺しにすること、
を特徴とする護岸構造物の永久型枠取り付け工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13735496A JP3240404B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 護岸構造物の永久型枠取り付け工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13735496A JP3240404B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 護岸構造物の永久型枠取り付け工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09287118A JPH09287118A (ja) | 1997-11-04 |
JP3240404B2 true JP3240404B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=15196704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13735496A Expired - Lifetime JP3240404B2 (ja) | 1996-04-23 | 1996-04-23 | 護岸構造物の永久型枠取り付け工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240404B2 (ja) |
-
1996
- 1996-04-23 JP JP13735496A patent/JP3240404B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09287118A (ja) | 1997-11-04 |
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