JP3240364B2 - 辞書検索方法および辞書検索装置 - Google Patents
辞書検索方法および辞書検索装置Info
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- JP3240364B2 JP3240364B2 JP09064895A JP9064895A JP3240364B2 JP 3240364 B2 JP3240364 B2 JP 3240364B2 JP 09064895 A JP09064895 A JP 09064895A JP 9064895 A JP9064895 A JP 9064895A JP 3240364 B2 JP3240364 B2 JP 3240364B2
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Description
れている単語辞書や地名が記憶されている地名辞書など
の各種の電子辞書において、目的とする単語や地名など
を高速に検索するための辞書検索方法および辞書検索装
置に関する。
書」とは、ある辞書に操作を加えることにより、変換し
て新たに作成した辞書をいう。
どにおいて、多数の単語およびそれに対応する内容が、
例えば、アルファベット順や50音順に記憶されている
電子辞書から目的の単語を検索する手法としては、CR
Tなどの表示部に、アルファベット順や50音順に連続
する複数の単語のリストを表示し、その単語リストに目
的の単語があれば、それを選択し、目的の単語がない場
合には、次の単語リストを順次表示して選択するという
手法と、キーボードなどを利用して目的の単語の文字を
1字ずつ入力した後に検索を実行するという手法があ
る。
語リストの表示例を示す図である。表示画面30には、
複数、この例では、12個の単語から成る単語リスト
と、表示されている単語リストの中心となっている単語
の位置を示すノブ31およびスライダ32からなるスク
ロールバー33が表示されており、マウス等を操作して
ノブ31を上下させることにより、表示される単語リス
トをスクロールして目的の単語を検索するものである。
ーボード34および表示部35を示す図であり、目的の
単語を、キーボード34から1字ずつ入力すると、入力
された文字が表示部35に表示される。目的の単語のす
べての文字を入力した後、検索用のキーを操作すること
により、検索実行の指令を行うのである。
を表示してその中から目的の単語を選択する図16の手
法では、一度に画面に表示できる単語の数が、限られて
いるために、操作者は、表示されている単語リストを手
掛かりとして、目的の単語に近付くように表示をスクロ
ールする必要があるが、格納されている単語数が大量の
辞書においては、スクロールのためのマウス等の操作量
が多大となって検索に時間がかかるといった難点があ
り、さらに、予め単語の先頭でアルファベット順にソー
トされた単語リストの中から目的の単語を選択するもの
であるので、目的の単語の一部分しか、つづりが分かっ
ていない場合には、検索が困難であるという難点があ
る。
語の文字を入力して検索する図17の手法では、目的の
単語の文字を1字ずつ入力する必要があり、入力を1字
でも誤ると、検索に失敗してしまい、また、目的の単語
の一部分しか、つづりが分かっていない場合には、検索
が困難であるという難点がある。
なされたものであって、目的の単語や地名などを、辞書
から高速に検索できるとともに、目的の単語や地名の一
部分のみしか分かっていない場合においても、検索でき
るようにする辞書検索方法および辞書検索装置を提供す
ることを目的とする。
を達成するために、次のように構成している。
字列が所定の順序に従って電子的に記憶されている辞書
の中から目的とする文字列を検索して表示部に表示させ
る辞書検索方法であって、表示部に所定の抽出間隔で文
字列群を抽出して一括表示させる第1のステップと、前
記第1のステップで目的とする文字列が無いときは表示
部に一括表示される文字列群が前記目的の文字列により
近付くように順次に抽出間隔を狭くしていく操作を繰り
返す第2のステップとを含むことを特徴としている。
さらに、前記第1または第2のステップで表示部に目的
とする文字列が表示されたときは当該文字列を選択する
第3のステップを含むことを特徴としている。
本発明にさらに前記辞書から文字列を抽出してテンポラ
リ辞書を作成する第4のステップを有し、前記各ステッ
プは、前記第4のステップで作成したテンポラリ辞書に
従って目的とする文字列の検索を行うことを特徴として
いる。
の順序に従って電子的に記憶されている辞書の中から目
的とする文字列を検索する辞書検索装置であって、所定
の抽出間隔で文字列を抽出する抽出手段と、抽出手段に
よって抽出された文字列群を表示する表示手段と、該表
示手段に表示された文字列群の中から目的の単語に近い
基準文字列を指定する操作入力手段と、指定された文字
列を中心に抽出間隔を順次狭くなるよう可変する可変手
段とを備えている。
装置において、前記辞書に記憶されている前記文字列に
は、それに対応した数値データが割り付けられ、前記可
変手段は、操作操作入力手段で取得された操作に応じた
数値データが設定される設定部と、設定された数値デー
タに基づいて、抽出すべき文字列に対応する数値データ
を演算する演算部とを有し、前記抽出手段は、前記演算
部で演算された数値データと前記割り付けられた数値デ
ータとに基づいて、文字列群を抽出するものである。
定の順序に従って電子的に記憶されている辞書と、文字
列を抽出する抽出条件を設定する抽出条件設定手段と、
前記抽出条件および前記辞書の文字列に基づいてテンポ
ラリ辞書を作成する辞書変換手段と、作成された前記テ
ンポラリ辞書から文字列群を抽出する抽出手段と、抽出
された文字列群を表示する表示手段と、前記表示手段に
表示された文字列群の中から目的の単語に近い基準文字
列を指定する操作入力手段と、指定された文字列を中心
に抽出間隔を順次狭くなるよう可変する可変手段とを備
えている。
装置において、前記抽出条件が、文字列の少なくとも一
部に、所定の文字列を含むという条件である。
出間隔で文字列群を抽出して一括表示し、この一括表示
した文字列群に目的とする文字列が無いときは表示部に
一括表示される文字列群が前記目的の単語により近付く
ように順次に抽出間隔を狭くしていく操作を繰り返すか
ら、目的とする文字列の検索を高速に行うことができ
る。
されている文字列群の中に目的とする文字列が表示部に
表示されているときはその文字列群から当該文字列を選
択して表示部に表示することができる。
文字列を検索表示の対象とするのでなく、テンポラリ辞
書の文字列のみを検索表示の対象とするので、一層高速
な検索が可能となる。
や地名などを構成する文字列を抽出する際の抽出の基準
となる文字列およびその文字列に基づく抽出間隔を可変
できるので、常にアルファベット順や50音順に連続し
た単語リストしか表示できない従来例と異なり、選択的
に抽出された単語リストを表示できることになり、しか
も、その選択を可変できるので、高速な検索が可能とな
る。
範囲に亘って大きな抽出間隔で抽出し、抽出表示された
文字列に基づいて、目的とする文字列に近いと思われる
文字列を、抽出の基準となる基準文字列とするととも
に、この基準文字列を中心として抽出間隔を狭くして抽
出を行い、さらに、抽出表示された文字列に基づいて、
前記目的の文字列に近いと思われる文字列を新たに基準
文字列とするとともに、この新たな基準文字列を中心と
して抽出間隔をさらに狭くするという処理を繰り返すこ
とにより、高速に目的の文字列を抽出できるものであ
る。
れている文字列には、それに対応した数値データが割り
付けられ、可変手段は、操作に応じた数値データに基づ
いて演算し、その演算で得られた数値データと前記割り
付けられた数値データとに基づいて、文字列を抽出する
ので、前記操作によって、抽出する文字列を任意に選定
できることになる。
出条件および辞書の文字列に基づいてテンポラリ辞書を
作成し、このテンポラリ辞書から文字列を抽出する際の
抽出の基準となる文字列およびその文字列に基づく抽出
間隔を可変できるので、辞書の総ての文字列を検索表示
の対象とするのでなく、テンポラリ辞書の文字列のみを
検索表示の対象とするので、一層高速な検索が可能とな
る。
条件を、少なくともその一部に所定の文字列を含むとい
う条件にしているので、目的の文字列が、その一部しか
分からない場合であっても、目的の文字列を検索できる
ことになる。
細に説明する。
実施した辞書検索装置のブロック図である。同図におい
て、1は文字列からなる英単語の多数がアルファベット
順に記憶されている単語辞書、2はユーザが操作する、
例えばマウスなどを備える操作入力部、3は操作入力部
2の操作に応じて、後述のように単語辞書1から単語を
抽出選択する単語選択部、4は単語選択部3で選択され
た単語あるいは操作入力部2の操作に応じた表示を行う
液晶ディスプレイやCRTなどからなる表示部である。
語辞書1は、単語のつづりの確認などのために使用され
る、いわゆるスペリング辞書であって、英単語のみが記
憶されており、その単語に対応する内容は記憶されてい
ない。図2は、この単語辞書1の内容の一部を示す図で
あり、この単語辞書1には、アルファベット順に約2
4,000の英単語が記憶されており、各単語には、何
番目の単語であるかを示す数値が順番に割り当てられて
いる。
単語“search”を検索する場合の処理の概要を説明し、
その後、具体的な構成に基づいて更に詳細に説明する。
ことができず、操作入力部2から検索開始モードを設定
すると、単語選択部3では、単語辞書1の全範囲に亘っ
て大きな抽出間隔、この例では、2048個毎に11個
の単語を抽出して図3に示されるように、表示部4に表
示する。
て、目的の単語“search”に最も近い単語を判断する。
この例では、目的の単語“search”に最も近い単語は、
“spate”であると判断することになる。
後述のように操作して、“spate”付近の単語を拡大表
示、すなわち、“spate”付近の単語を、抽出間隔を狭
くしてして抽出表示するように指令し、これによって、
“spate”付近の単語が、例えば1024個おきに抽出
されて図4に示されるように表示部4に表示される。ユ
ーザは、この図4の表示内容を見て、目的の単語“sear
ch”に最も近い単語は、“semper”であると判断する。
そこで、ユーザは、操作入力部2のマウスを再び操作し
て、“semper”付近の単語をさらに拡大表示、すなわ
ち、“semper”付近の単語を、さらに抽出間隔を狭くし
て抽出表示するように指令し、これによって、“sempe
r”付近の単語が、例えば、512個おきに抽出されて
図5に示されるように表示部4に表示される。
最終的に、図6に示されるように、目的の単語“searc
h”が抽出されて表示されることになる。なお、図6の
状態において、目的の単語をマウスで指定することによ
り、目的の単語“search”のみが選択されて表示部4に
表示される。
単語を、抽出の基準となる単語として順次指定するとと
もに、この単語を中心に、抽出間隔が順次狭くなるよう
に指定することにより、目的の単語を検索するものであ
る。
る。
を示すブロック図であり、図1に対応する部分には、同
一の参照符号を付す。なお、この図7においては、単語
辞書1と表示部4の単語の対応関係が明瞭になるよう
に、表示部4には、5個の単語を抽出表示する場合の構
成を示している。
操作に応じて、抽出の基準となる単語および抽出間隔を
可変する可変手段5と、この可変手段5の出力に基づい
て、単語辞書1から単語を抽出して表示部4に表示する
抽出手段6とを備えている。
が設定される設定部7と、設定された数値に基づいて、
抽出すべき単語に対応する数値を演算する演算部8とを
有している。
間隔、すなわち、単語の抽出間隔に対応した数値が設定
される間隔用置数器9と、抽出の基準となる単語、すな
わち、目的の単語に最も近い単語の数値が設定される基
準単語用置数器10と、前記基準となる単語を表示部4
の上から何番目の位置に表示するかを設定する表示位置
用置数器11とを有している。
「2」が、基準単語用置数器10には「19344」
が、表示位置用置数器11には「3」が、それぞれ設定
されている。したがって、この図7の設定状態において
は、後述の演算部8の演算処理および抽出手段6による
抽出処理によって、数値が「19344」の単語“seaq
uake”を単語辞書1から抽出するとともに、抽出の基準
とし、この数値「19344」に対して、数値を「2」
ずつ増加あるいは減少させた数値「19346」,「1
9348」,「19342」,「19340」の単語
“search”“seashore”“seance”“seamy”を単語辞
書1から抽出し、表示部4には、“seaquake”を上から
3番目の位置に表示するとともに、この単語を中心とし
て上下位置にそれぞれ表示する。
は、マウスの操作によって行われ、例えば、マウスをク
リックして左あるいは右に動かすと、間隔用置数器9の
数値が増加あるいは減少し、さらに、クリックしてマウ
スを上あるいは下に動かすと、表示位置用置数器11の
数値が増加あるいは減少し、また、表示部4に表示され
ている特定の単語を指定してダブルクリックすると、そ
の特定の単語の数値が、基準単語用置数器11に設定さ
れるといったものであるが、これに限られるものではな
く、また、マウスに代えてキーボードやペンなどの操作
で数値が設定されるように構成してもよい。
算を行う演算部8は、加算器121〜125および減算器
131〜135の組を5つ備えるとともに、各組に個別的
に対応する第1〜第5切換器141〜145および各切換
器141〜145の出力が与えられる第1〜第5置数器1
51〜155を備えている。
よび減算器131〜135は、表示部4に表示される5個
の単語に個別的に対応するものであり、第1〜第5の各
組の加算器121〜125および減算器131〜135は、
表示部4の上から1〜5番目にそれぞれ表示される単語
の数値をそれぞれ演算するためのものである。
前段の置数器151〜155の出力に、間隔用置数器9に
設定されている数値を加算するものであり、各組の減算
器131〜135は、それよりも後段の置数器151〜1
55の出力から間隔用置数器9に設定されている数値を
減算するものである。
置用置数器11に設定されている数値に応じて、加算器
121〜125の出力、減算器131〜135の出力あるい
は基準単語用置数器10に設定されている数値のいずれ
かを第1〜第5置数器151〜155に出力するものであ
る。各切換器141〜145は、表示部4の上から1〜5
番目の表示位置にそれぞれ対応しているので、表示位置
用置数器11の表示位置を示す数値に応じて、次のよう
な切換動作を行うものである。すなわち、表示位置用置
数器11の数値が、その切換器151〜155の表示位置
の数値よりも大きいときには、減算器131〜135の出
力を選択し、表示位置用置数器11の数値が、その切換
器151〜155の表示位置の数値に等しいときには、基
準単語用置数器10の数値を選択し、表示位置用置数器
11の数値が、その切換器141〜145の表示位置の数
値よりも小さいときには、加算器121〜125の出力を
選択するものである。
置数器11には、「3」が設定されているので、表示位
置の1,2番目にそれぞれ対応する第1,第2切換器1
41,142は、減算器131,132の出力をそれぞれ選
択し、表示位置の3番目に対応する第3切換器14
3は、基準単語用置数器10の数値である「1934
4」を選択し、表示位置の4,5番目にそれぞれ対応す
る第4,第5切換器144,145は、加算器124,1
25の出力をそれぞれ選択するものである。
準単語用置数器の数値「19344」が与えられ、第2
置数器152には、第3置数器153の数値「1934
4」から間隔用置数器9の数値「2」が減算された数値
「19342」が与えられ、第1置数器151には、第
2置数器152の数値「19342」から間隔用置数器
9の数値「2」が減算された数値「19340」が与え
られ、また、第4置数器154には、第3置数器153の
数値「19344」に間隔用置数器9の数値「2」が加
算された数値「19346」が与えられ、第5置数器1
55には、第4置数器154の数値「19346」に間隔
用置数器9の数値「2」が加算された数値「1934
8」が与えられることになる。
から単語を抽出する抽出手段6は、第1〜第5選択器1
61〜165と、各選択器161〜165で選択された単語
を表示部4に与える合成器17とを備えている。各選択
器161〜165は、第1〜第5置数器151〜155の数
値に一致する単語を選択して合成器17に与えるもので
ある。
〜第5置数器151〜155の数値「19340」,「1
9342」,「19344」,「19346」,「19
348」の単語“seamy”“seance”“seaquake”“sea
rch”“seashore”が単語辞書1から抽出されて表示部
4に表示されることになる。
数値を変えることにより、抽出の基準となる単語および
抽出間隔を可変して単語辞書1から抽出されて表示され
る単語を変化させることができる。
ら抽出して表示する場合の構成を示したけれども、上述
の図3〜図6に示されるように12個の単語を抽出表示
する場合には、演算部8の加算器121〜125、減算器
131〜135、切換器141〜145、置数器151〜1
55および抽出手段6の選択器161〜165を12個ず
つ設けた構成にすればよい。
3〜図6に対応する表示を行う場合の可変手段5の設定
部7の設定内容を説明する。
いては、間隔用置数器9に「2048」が、表示位置用
置数器11に「6」が、基準単語用置数器10に「12
288」がそれぞれ設定され、これによって、1228
8番目の単語“kaiser”を抽出の基準として2048個
おきに単語が抽出されて表示部4に表示される。このと
き、単語“kaiser”は、表示部4の上から6番目の位置
に表示される。
より、間隔用置数器9に「1024」を、表示位置用置
数器11に「9」を、基準単語用置数器10に「204
80」を設定する。これによって、20480番目の単
語“spate”を抽出の基準として1024個おきに単語
が抽出されて図4に示されるように表示される。このと
き、単語“spate”は、表示部4の上から9番目に表示
される。
より、間隔用置数器9に「512」を、表示位置用置数
器11に「7」を、基準単語用置数器10に「1945
6」を設定する。これによって、19456番目の単語
“semper”を抽出の基準として512個おきに単語が抽
出されて図5に示されるように表示される。このとき、
単語“semper”は、表示部4の上から7番目に表示され
る。
れる表示状態に達することになる。
よび抽出間隔を任意に設定できるので、最初は、単語辞
書1の全範囲から大きな抽出間隔で単語を抽出表示し、
それに基づいて、目的の単語に近い部分の単語を抽出間
隔を狭くして抽出表示するという処理を繰り返すことに
より、常にアルファベット順や50音順に連続した単語
リストしか抽出表示できない従来に比べて、高速な検索
が可能となる。また、図17の従来例のように、目的の
単語を、1文字ずつ入力するといった必要もない。
に対応する数値を表示するようにしたけれども、本発明
の他の実施例として、数値を表示しないようにしてもよ
い。
法を実施した辞書検索装置のブロック図であり、同図に
おいて、18は地名が50音順に記憶されている地名辞
書、19はユーザが操作する操作入力部、20は操作入
力部19で設定された抽出条件に基づいて、地名辞書1
8から地名を抽出して新たにテンポラリ辞書21を作成
する辞書変換部、22は操作入力部19の操作に応じ
て、テンポラリ辞書21から地名を抽出選択する地名選
択部、23は地名選択部22で選択された地名を表示す
る表示部である。
記憶されているものであり、例えば、目的の地名が存在
するか否かを確認するために使用される。地名選択部2
2は、上述の実施例の単語選択部3と同様に、操作入力
部19のマウスの操作に応じて、抽出の基準となる地名
および抽出間隔を可変する可変手段と、この可変手段の
出力に基づいて、テンポラリ辞書21から地名を抽出し
て表示部23に表示する抽出手段とを備えており、その
動作は、基本的に上述の実施例と同様である。
8に対して上述の実施例のような地名の抽出および表示
を行うのではなく、先ず、オリジナルの地名辞書18お
よび抽出条件設定手段としての操作入力部19で設定さ
れた抽出条件に基づいて、テンポラリ辞書21を予め作
成しておくものである。
を検索する場合には、抽出条件設定手段としての操作入
力部19の学校に対応するキーを操作すると、例えば図
9のフローチャートに従って学校関係のみの地名が抽出
されてテンポラリ辞書21が作成されるのである。
の番号を示すiを0とし(ステップn1)、さらに、i
に1を加算して新たなiとし(ステップn2)、このi
が、オリジナルの地名辞書18の要素の総数に等しいか
否かを判断し(ステップn3)、等しくないときには、
オリジナルの地名辞書18のi番目の要素、すなわち、
i番目の地名が、“がっこう”“こうこう”“こうせ
ん”“だいがく”という文字列で終了しているか否かを
判断し(ステップn4)、終了しているときには、その
要素をテンポラリ辞書21に加えてステップn2に戻
る。また、ステップn4において、“がっこう”“こう
こう”“こうせん”“だいがく”という文字列で終了し
ていないときには、ステップn2に戻る。
8から学校関係の地名のみを抽出してテンポラリ辞書2
1を作成するのである。
名辞書18から図11に示されるテンポラリ辞書21が
作成されることになる。なお、図10および図11は、
各辞書18,21の内容の一部のみを示している。
21の地名に対して、順番に数値を割り付け、上述の実
施例と同様にして、マウスの操作に応じて、抽出の基準
となる地名および抽出間隔を可変してテンポラリ辞書2
1の地名を抽出して表示部23に表示するものであり、
かかる構成は、上述の実施例と同様であるので、その説
明は、省略する。
21が作成され、このテンポラリ辞書21に対して、抽
出表示を行うので、オリジナルの辞書18に対して抽出
表示を行う上述の実施例よりも、高速な検索が可能であ
る。
書検索方法を実施した辞書検索装置のブロック図であ
り、図8の実施例に対応する部分には、同一の参照符号
を付す。
書変換部24およびテンポラリ辞書25の構成が異なっ
ており、地名の一部に、所定の文字列が含まれている地
名を検索できるようにしたものである。
地名が記憶されているので、所定の文字列が、先頭部分
に含まれている地名と、中間部分に含まれている地名
と、最後尾に含まれている地名とでは、地名辞書18中
における配置の順番が大きく異なることになり、したが
って、上述の各実施例のように、ある地名を抽出の基準
とするとともに、抽出間隔を狭くして抽出表示したので
は、所定の文字列が、先頭、中間および最後尾にそれぞ
れ含まれている地名のすべてを抽出表示することはでき
ない。
分に含まれる地名「ならこうえん」と、中間部分に含ま
れる地名「きんてつならえき」と、最後尾に含まれる地
名「えぬえっちけいなら」とでは、地名辞書18中の配
置の順番が大きく異なるので、同時に抽出するのは困難
である。
が、どの部分にあっても抽出できるように、オリジナル
の地名辞書18から辞書変換部24でテンポラリ辞書2
5を作成するのである。
図13を参照して説明する。辞書変換部24は、オリジ
ナルの地名辞書18に記憶されている各地名を、1〜7
文字前にずらした地名を作成し、前から8文字目が50
音順になるように配列してテンポラリ辞書25を作成す
るのである。
だいがく」については、1文字ずつ前にずらした地名
「ならじょしだいがく」を7つ作成し、前から8文字目
以降が、50音順になるように配置して図13(E)に
示されるテンポラリ辞書25の一部を作成するのであ
る。
8の「ならじょしだいがく」とは別に1文字だけ前にず
らした「ならじょしだいがく」を作成し、図13(B)
に示されるように、前から8文字目に相当する文字
「ら」と「な」とを比較して50音順になるように、す
なわち、1文字前にずらした「ならじょしだいがく」を
後に配置する。
1文字前にずらした「ならじょしだいがく」を作成し、
図13(C)に示されるように、前から8文字目に相当
する文字「じ」が50音順になるように、最も前に配置
する。
に1文字前にずらした「ならじょしだいがく」を作成
し、図13(D)に示されるように、前から8文字目に
相当する文字「ょ」が50音順になるように、最も後に
配置する。
るように、「ならじょしだいがく」についての変換が終
了する。なお、この図13においては、前から8文字目
に相当る文字の前に垂直線を引いており、また、後述の
フローチャートに示されるi,jの数値を併せて示して
いる。
「ならきょういくだいがく」を同様に変換処理した状態
を図13(F)に示し、さらに、オリジナルの地名辞書
18の地名「きんてつならえき」を同様に変換処理した
状態を、図13(G)に示す。
8の全地名について、同様の変換処理を行ってテンポラ
リ辞書25を作成していくのである。
ャートを、図14に示す。
号を示すiを0とし(ステップn10)、さらに、iに
1を加算して新たなiとし(ステップn11)、このi
が、オリジナルの地名辞書18の要素の総数に等しいか
否かを判断し(ステップn12)、等しくないときに
は、オリジナルの地名辞書18のi番目の要素、すなわ
ち、i番目の地名の先頭に空白文字8個を加えた要素を
変換要素sとし(ステップn13)、jを0とし(ステ
ップn14)、変換要素sの先頭文字(空白文字1個)
を除去し(ステップn15)、テンポラリ辞書25の所
要の位置、すなわち、上述のように、先頭から8文字目
以降が50音順になる位置に加え(ステップn16)、
jに1を加算して新たなjとし(ステップn17)、こ
のjが7になったか否かを判断し(ステップn18)、
7になっていないときには、ステップn15に戻り、7
になったときには、i番目の要素の変換が終了したとし
て、ステップn11に戻る。
18のすべての要素の変換が終了することにより、テン
ポラリ辞書25の作成が終了することになる。
0音順に配置されたテンポラリ辞書25が作成され、例
えば、所定の文字列「なら」の部分のテンポラリ辞書2
5の内容は、例えば、図15に示されるようになる。
25によれば、所定の文字列が、オリジナルの地名辞書
18の地名では、先頭、中間あるいは最後尾のいずれの
位置にある地名も、前記先頭から8文字目以降の文字列
で近接して配置されることになる。
対して、上述の各実施例と同様に、順番に数値を割り付
け、上述の実施例と同様にして、マウスの操作に応じ
て、抽出の基準となる地名および抽出間隔を可変してテ
ンポラリ辞書25の地名を抽出して表示部23に表示す
るものであり、その際、先頭から8文字目以降の文字に
注目してマウスを操作する以外は、上述の実施例と同様
であるので、その説明は、省略する。
字列が、オリジナルの地名辞書18の地名の先頭、中間
あるいは最後尾のいずれの部分にあっても、抽出表示で
きることになる。なお、空白文字数、すなわち、文字列
をずらす数は、オリジナルの辞書に記憶されている文字
数の最も多い単語に応じて、任意に設定すればよい。
地名辞書18には、英単語のみ、あるいは、地名のみが
記憶されていたけれども、本発明は、単語あるいは地名
とともに、その内容が記憶されている辞書に適用するこ
とも可能であり、この場合には、最後に目的の単語ある
いは目的の地名が抽出表示された後に、その単語あるい
は地名に対応する内容を辞書から読み出して表示するよ
うにすればよい。
れば、表示部に所定の抽出間隔で文字列群を抽出して一
括表示し、この一括表示した文字列群に目的とする文字
列が無いときは表示部に一括表示される文字列群が前記
目的の単語により近付くように順次に抽出間隔を狭くし
ていく操作を繰り返すから、目的とする文字列の検索を
高速に行うことができる。
示部に表示されている文字列群の中に目的とする文字列
が表示部に表示されているときはその文字列群から当該
文字列を選択して表示部に表示することができる。
書の総ての文字列を検索表示の対象とするのでなく、テ
ンポラリ辞書の文字列のみを検索表示の対象とするの
で、一層高速な検索が可能となる。
書から単語等を構成する文字列を抽出する際の抽出の基
準となる文字列およびその文字列に基づく抽出間隔を可
変できるので、常にアルファベット順や50音順に連続
した単語リストしか抽出表示できない従来例と異なり、
選択的に抽出された単語リストを表示できることにな
り、しかも、その選択を可変できるので、高速な検索が
可能となる。
定された抽出条件および辞書の文字列に基づいて、テン
ポラリ辞書を作成し、このテンポラリ辞書から文字列を
抽出する際の抽出の基準となる文字列およびその文字列
に基づく抽出間隔を可変できるので、一層高速な検索が
可能となる。
字列の抽出条件を、少なくともその一部に所定の文字列
を含むという条件に設定することにより、文字列の一部
しか分からない目的の文字列を検索できることになる。
である。
トである。
る。
部を示す図である。
る。
である。
ャートである。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 多数の文字列が所定の順序に従って電子
的に記憶されている辞書の中から目的とする文字列を検
索して表示部に表示させる辞書検索方法であって、 表示部に所定の抽出間隔で文字列群を抽出して一括表示
させる第1のステップと、 前記第1のステップで目的とする文字列が無いときは表
示部に一括表示される文字列群が前記目的の文字列によ
り近付くように順次に抽出間隔を狭くしていく操作を繰
り返す第2のステップと、 を含むことを特徴とする辞書検索方法。 - 【請求項2】 さらに、前記第1または第2のステップ
で表示部に目的とする文字列が表示されたときは当該文
字列を選択する第3のステップを含むことを特徴とする
請求項1に記載の辞書検索方法。 - 【請求項3】 さらに前記辞書から文字列を抽出してテ
ンポラリ辞書を作成する第4のステップを有し、前記各
ステップは、前記第4のステップで作成したテンポラリ
辞書に従って目的とする文字列の検索を行うことを特徴
とする請求項1または請求項2記載の辞書検索方法。 - 【請求項4】 多数の文字列が所定の順序に従って電子
的に記憶されている辞書の中から目的とする文字列を検
索する辞書検索装置であって、 所定の抽出間隔で文字列を抽出する抽出手段と、 抽出手段によって抽出された文字列群を表示する表示手
段と、 該表示手段に表示された文字列群の中から目的の単語に
近い基準文字列を指定する操作入力手段と、指定された
文字列を中心に抽出間隔を順次狭くなるよう可変する可
変手段と を備えることを特徴とする辞書検索装置。 - 【請求項5】 前記辞書に記憶されている前記文字列に
は、それに対応した数値データが割り付けられ、 前記可変手段は、操作入力手段で取得された操作に応じ
た数値データが設定される設定部と、設定された数値デ
ータに基づいて、抽出すべき文字列に対応する数値デー
タを演算する演算部とを有し、 前記抽出手段は、前記演算部で演算された数値データと
前記割り付けられた数値データとに基づいて、文字列群
を抽出するものである請求項4記載の辞書検索装置。 - 【請求項6】 多数の文字列が所定の順序に従って電子
的に記憶されている辞書と、 文字列を抽出する抽出条件を設定する抽出条件設定手段
と、 前記抽出条件および前記辞書の文字列に基づいてテンポ
ラリ辞書を作成する辞書変換手段と、 作成された前記テンポラリ辞書から文字列群を抽出する
抽出手段と、 抽出された文字列群を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された文字列群の中から目的の単語
に近い基準文字列を指定する操作入力手段と、指定され
た文字列を中心に抽出間隔を順次狭くなるよう 可変する
可変手段と、 を備えることを特徴とする辞書検索装置。 - 【請求項7】 前記抽出条件が、文字列の少なくとも一
部に、所定の文字列を含むという条件である請求項6に
記載の辞書検索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09064895A JP3240364B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 辞書検索方法および辞書検索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09064895A JP3240364B2 (ja) | 1995-04-17 | 1995-04-17 | 辞書検索方法および辞書検索装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08287089A JPH08287089A (ja) | 1996-11-01 |
JP3240364B2 true JP3240364B2 (ja) | 2001-12-17 |
Family
ID=14004339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP3240364B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3020851B2 (ja) * | 1995-10-23 | 2000-03-15 | シャープ株式会社 | 情報検索装置および情報検索制御方法 |
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1995
- 1995-04-17 JP JP09064895A patent/JP3240364B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
計測自動制御学会 第11回ヒューマン・インタフェース・シンポジウム論文集,1995年10月18日,p285−292 |
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Publication number | Publication date |
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JPH08287089A (ja) | 1996-11-01 |
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