JP3240359U - 自己絞り式モップシステム - Google Patents
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Abstract
本発明は、本体(1)と、本体(1)に結合可能なヘッド(6)と、特定の絞り器(71)を有するバケット(7)と、を備える自己絞り式モップシステムを開示する。このシステムを構成する要素間の相互作用により、使用者がモップを絞るのに必要な労力が軽減される。本発明はまた、個々の構成要素、特に本体(1)、ヘッド(6)およびバケツ(7)のそれぞれに関する。
Description
本発明は、床掃除用の道具分野に属する。
本発明の目的は、使用者の努力を最小限に抑えるように設計された自己絞り器構を有する新しいモップシステムを提供することである。
モップは今でも床を掃除するために最もよく使われている道具である。一般に知られているように、従来のモップは、吸水性繊維材料からなる複数のストリップを有するヘッドを備えた下端を有するポールによって主に形成されている。使用中に、使用者はポールによってモップを持ち、ヘッドの繊維ストリップを床に引き寄せる。その後、水と石鹸で満たされたバケツにヘッドを入れ、バケツに付いている絞り器で絞る。
このような普遍的に知られているモップは、モップの絞り方が不便であるという点で不利である。実際、モップのヘッドを絞るには、ヘッドを絞り器に導入し、その後、ヘッドに付いている吸収性のストリップを圧縮するためにかなりの力を加え、それによって水を排出する必要がある。
この問題を解決するために、ほとんどの場合、絞り器の設計に焦点を当てた多くの絞り器システムと機構が設計されている。例えば、次のものが挙げられる。
スペイン特許ES2380715には、使用者が絞り器に対して垂直下方に押し付けた際にモップのヘッドを圧縮するように構成された複数のストリップからなるモップが開示されている。
スペイン実用新案U7801949には、基本的には、モップのヘッドを圧縮することも可能にするローリング構造に搭載されたプレスによって形成された別の絞り器が開示されている。
スペイン特許ES2303391には、本明細書で開示されているものと同様の絞り器が開示されているが、カムの開き方には重要な違いがある。この機能については、本明細書でさらに詳しく説明する。
要するに、これらの絞りシステムのいずれも問題を適切に解決するものではないので、当技術分野では、改良された絞りシステムの必要性が依然として存在する。
本出願の発明者は、絞り手順を大幅に改善する新しいモップ設計を採用することにより、この問題の解決策を提供する。一般的に、新しい絞りシステムは、ポールに対するモップのヘッドの長手方向の変位に基づいており、これにより、使用者は、ヘッドに固定されたストリップのセットを絞り器の表面に対して簡単に圧縮できる。モップヘッドの長手方向への変位と同時に、ポールの端部には、モップヘッドが絞り器から出るのを防ぐロック要素がある。その特定の機能がこの明細書で明確に開示されるこのシステムは、モップを絞るのに必要な労力を軽減する。
本明細書では、「上(up)」、「上位(superior)」などの方向、および「下(down)」、「下位(inferior)」などの方向への言及は、本発明の自己絞り式モップの自然な位置に関連して解釈されなければならない。したがって、自己絞り式モップの下端はヘッドがあるところであり、自己絞り式モップの上端は使用者がそれを持っているところである。
本発明は、主たる自己絞り式モップ本体、自己絞り式モップヘッド、および特定の特性を備えた絞り器を有するバケットの3つの構成要素を主として含む自己絞り式モップシステムに関する。次に、これらの各構成要素についてさらに詳しく説明する。
a)本体
本発明のモップの本体は、主に以下の部分で構成されている。
本発明のモップの本体は、主に以下の部分で構成されている。
-ポール:内部ダクトを有する。
原則として、内部ダクトは、基本的に把持端から下端に向かって穴ポールに沿って走行する単一の円筒状ダクトである。
-ジャケット:ポールの周りに摺動自在に設けられ、上記ポールの内部ダクトに沿って水密に摺動する副プランジャに接続される円筒状のジャケットである。したがって、使用者が円筒状ジャケットをポールに沿って長手方向に摺動させると、副プランジャはポールの内部ダクトに沿って長手方向に移動する。ポールの外側に設けられたジャケットとポールの内側に設けられたプランジャとの間の接続を可能にするために、ポールはジャケットと副プランジャとの間の接続要素を通過させる縦溝を有する。
さらに、自己絞り式モップの本体は、使用者が円筒状ジャケットを後退位置に選択的にロックすることを可能にするラッチを備えてもよい。これにより、使用者のニーズに応じて、本開示の自己絞り式機構をオーバーライドすることができる。
また、副プランジャの長さが屈曲を引き起こすこともある。これは、例えば、Oリングのような、副プランジャの下端に設けられた水密要素の摩耗を引き起こすため、本発明の動作にとって有害である。この問題を解決するために、ガイドを副プランジャの経路に沿って設け、屈曲が発生するのを防止することができる。
-ブッシング:ポールの下端に接続された略円筒状のブッシングであり、ポールの内部ダクトが水密内部室を構成し、ブッシングの作動ダクトと連通するようになっている。本発明の好ましい実施形態によれば、水密内部室の流体は、水、グリコール、グリセリン及び空気の中から選択される。
次に、ブッシングの縦方向の作動ダクトを介して、下部プランジャの直径よりも大きい直径の主プランジャを摺動させる。また、主プランジャは、ブッシングの下端から突出している。副プランジャと主プランジャの直径の違いにより、使用者がジャケットを変位させるために必要な労力を、したがって副プランジャも、使用者が直接主プランジャを変位させるために必要な労力よりも小さくすることができる。さらに、副プランジャストロークをより短い主プランジャストロークに変換させることができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、副プランジャの横断面と主プランジャの横断面との関係は約1:10である。
主プランジャは、ジャケットに力が加わらない場合、ジャケットがポールの把持端付近の後退位置を採用するように、上方に付勢する戻し装置に接続されている。本発明の特に好ましい実施形態によれば、戻し装置は、主プランジャに接続されたスプリングまたは弾性バンドであるが、原則として、異なる方法で設計することができる。
また、ブッシングの下端は、放射状に突出するフランジを有する。例えば、略円形の水平フランジであってもよい。
一方、射出成形で製造された場合は、場合によって、ブッシングを脱型できるようにブッシングに小さな円錐度(conicity)を持たせる必要がある。この場合、本発明の好適な実施形態によれば、ブッシングの作動ダクトの内部を覆うように変厚インサートを追加してその円筒状を回復する。この変厚インサートは、原則として、金属(アルミニウム、黄銅など)やプラスチック材料などの、開示された機能を実行するために適切な材料を使用することができる。これにより、作動ダクトが完全な円筒状になるようにすることで、主プランジャの水密性を確保する。これには、プランジャにより大きなストロークを提供するという更なる利点がある。
-カム:ブッシングのフランジに回転可能に接続された2つのカムで、上記ブッシングの正反対の位置にある。各カムは、フランジに回転可能に接続され、作動肩部を有する基部と、基部から突出する2つの細長いアームとを備える。
さらに、本明細書でさらに詳細に開示されるように、上記動作モードのおかげで、モップのヘッドを簡単に交換することができる。
b)ヘッド
自己絞り式モップのヘッドは、主プランジャの下端に結合できる。このカップリングは、過度に摩耗したときにヘッドの結合を解除して交換できるように、任意の方法で製作することができる。例えば、本発明の好ましい実施形態において、主プランジャの下端は、ヘッドの上面に設けられた突起を圧着(pressure coupling)するように構成された穴を含むことができる。
自己絞り式モップのヘッドは、主プランジャの下端に結合できる。このカップリングは、過度に摩耗したときにヘッドの結合を解除して交換できるように、任意の方法で製作することができる。例えば、本発明の好ましい実施形態において、主プランジャの下端は、ヘッドの上面に設けられた突起を圧着(pressure coupling)するように構成された穴を含むことができる。
また、本発明の特に好ましい実施形態では、ヘッドの突起と主プランジャの穴のいずれか一方は、使用中に、モップヘッドが固定された主プランジャに対して回転することを防止する少なくとも一対のピン等を有する。
さらに、ヘッドの突起と主プランジャの穴との間のより強固な固定を確保するために、ヘッドの突起は、主プランジャの穴との間に圧力コネクタを有し、両要素間のより良好な固定を確保することが好ましい。
一方、ヘッドは、その周囲から垂直壁が突出した略円形の形状を有し、垂直壁の上縁は、上記カムがアームを垂直方向に向けた際にカムの作動肩部を係合するように構成された内側水平フランジを有する。
さらにまた、ヘッドの下面は、複数の吸収性ストリップからなる。それらは、従来のモップで使用されていたものと同様の繊維素材のストリップである。
本発明の別の好ましい実施形態では、ヘッドの垂直壁の上縁は、吸収性ストリップが上記ヘッド内に入るのを防止するために構成された外フランジをさらに有する。原則として、外部フランジは、開示された機能を実行できる限り、いずれの形状でもよいが、略円盤形状を有する水平フランジ又は傾斜フランジであることが好ましい。
本発明のさらに別の好ましい実施形態によれば、ヘッドの底部は、少なくともヘッド内に水が溜まるのを防止するための水排出穴を有する。例えば、ヘッド内に流入した水を逃すことができる複数の小さな絞り穴を設けてもよい。
c)バケット
バケットは、従来使用されているものと同様であるが、上部が内側に突出したフランジを有する円筒状または円錐状の絞り器を含むという特定の特徴を有する。この上フランジは、絞り器と一体にすることもできるし、別個の環状部を、例えば圧力または接着手段によって、絞り器の上フランジに結合することもできる。
バケットは、従来使用されているものと同様であるが、上部が内側に突出したフランジを有する円筒状または円錐状の絞り器を含むという特定の特徴を有する。この上フランジは、絞り器と一体にすることもできるし、別個の環状部を、例えば圧力または接着手段によって、絞り器の上フランジに結合することもできる。
この構成によれば、ヘッドが本体に結合されると、結果として得られる自己絞り式モップは、基本的に2つの位置を交互に切り替えることができる。
-係止位置(Rest position)
休止位置では、主プランジャが後退位置にあり、上記主プランジャに接続されたヘッドも後退位置にある。この位置では、ヘッドの内側水平フランジがカムの作動肩部に係合し、カムがその細長いアームで実質的に垂直方向に配向される。
休止位置では、主プランジャが後退位置にあり、上記主プランジャに接続されたヘッドも後退位置にある。この位置では、ヘッドの内側水平フランジがカムの作動肩部に係合し、カムがその細長いアームで実質的に垂直方向に配向される。
-絞り位置(Wringing position)
絞り位置では、使用者がポールに沿って円筒状ジャケットを下方に変位させると、副プランジャが水密内部室に存在する流体を押し出す。次に、流体が主プランジャを下方に押し下げ、これにより、それに結合されたヘッドが下方に変位する。したがって、内側水平フランジが動肩部を作動させて、細長いアームが傾斜位置になるまでカムを回転させる。この傾斜位置では、ヘッドが絞り器の内側にあるときに、細長いアームを絞り器の上縁にある上フランジに結合することができる。ジャケットの下方への更なる変位が加わると、主プランジャが動き続け、一組のストリップが絞り器に押し付けられる。
絞り位置では、使用者がポールに沿って円筒状ジャケットを下方に変位させると、副プランジャが水密内部室に存在する流体を押し出す。次に、流体が主プランジャを下方に押し下げ、これにより、それに結合されたヘッドが下方に変位する。したがって、内側水平フランジが動肩部を作動させて、細長いアームが傾斜位置になるまでカムを回転させる。この傾斜位置では、ヘッドが絞り器の内側にあるときに、細長いアームを絞り器の上縁にある上フランジに結合することができる。ジャケットの下方への更なる変位が加わると、主プランジャが動き続け、一組のストリップが絞り器に押し付けられる。
したがって、このシステムは、使用者がモップのヘッドを絞り器に導入し、その後ジャケットを下にずらすだけであるため、モップのストリップを圧縮する手間を軽減する。副プランジャと主プランジャの直径の差とモップブッシングと絞り器フランジ間の結合機構により、ストリップに加えられる圧縮力は、使用者が加える力よりも大きくなる。
本出願は、カムの開き方に関連して、先行技術特許ES2303391に関して重要な違いを示している。特許ES2303391において、カムの開放は、主プランジャが、主プランジャの前方への変位中に発生する上記カムに存在する突起に接触することによって行われる。この動作モードにはいくつかの欠点があり、これらの欠点はすべて、本明細書で開示されているカム開放機構によって解決される。
別の実施形態では、ヘッドは内側水平フランジを欠き、カムは作動肩部を欠き得る。その場合、本発明のモップが後述する休止位置にあるとき、ヘッドの垂直壁がカムの基部を囲んで垂直位置を維持する。モップが絞り位置に移動すると、ヘッドの垂直壁がカムの基部を囲むのを止め、その時点で、回転し、重力の影響によって開いた位置に移動する。
また、本発明の特に好ましい実施形態によれば、ポールの内部ダクトは、円形状の中央ダクトと円筒状の周辺ダクトとに分けられ、中央ダクトは、ブッシングの作動ダクトと連通している。周辺ダクトは、その下端で閉じてもよいし、あるいは、ブッシングの作動ダクトと連通して開いてもよい。中央ダクトは、その下部に形成された略矩形の穴であるスロット穴によって周辺ダクトと連通している。それに対応して、副プランジャは、中央ダクトに沿って摺動する円形断面の中央プランジャと、周辺ダクトに沿って摺動する円筒状断面の周辺プランジャとに分けられる。これにより、周辺プランジャによって変位された全ての流体は、スロット穴を通って中央ダクトに入り、ブッシングの水密内室の圧力をさらに高める。すなわち、この構成では、自己絞り式モップ本体の有効断面積が大きくなるため、副プランジャによって主プランジャに伝達される力が大きくなる。したがって、より多くの流体が変位するため、使用者がモップを絞るのにかかる手間が軽減され、さらに、ジャケットストロークがさらに短くなる。
一方、プランジャ等の摺動動作を容易にするために、潤滑剤、通常潤滑油を用いることが一般に知られている。しかしながら、本発明においては、副プランジャ及び主プランジャの変位を容易にするための潤滑剤として、液体ワセリンを使用することが好ましい。
本発明の第2の態様は、上述したような自己絞り式モップ本体にも向けられる。
本発明の第3の態様は、上述したような自己絞り式モップヘッドにも向けられる。
本発明の第4の態様は、上述したような自己絞り式モップバケットにも向けられる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る自己絞り式モップシステムの特定の例を開示する。
図1b及び図1cは、円筒状のジャケット3が長手方向に摺動する細長いポール2を備えた自己絞り式モップ本体1を示す。円筒状ジャケット3は、ポールの内部ダクト21に水密に収容された副プランジャ31に接続され、これにより、使用者が、円筒状ジャケット3を持ち、ポール3の保持端に最も近い後退位置から、ヘッド6が位置するポール2の端に最も近い進出位置に変位させると、副プランジャ31の前方への変位が引き起こされる。
円筒状ジャケット3と副プランジャ31との接続は、円筒状ジャケット3が上記ポール2に沿って長手方向に変位するとき、ポール2の縦スロット22に沿って摺動する放射状リブ32を介して実現される。この構成は、図1cにさらに詳しく示されており、ここでは、円筒状ジャケット3と副プランジャ31とを接続する放射状リブ(32)が示されている。
円筒状ジャケット3と副プランジャ31との接続は、円筒状ジャケット3が上記ポール2に沿って長手方向に変位するとき、ポール2の縦スロット22に沿って摺動する放射状リブ32を介して実現される。この構成は、図1cにさらに詳しく示されており、ここでは、円筒状ジャケット3と副プランジャ31とを接続する放射状リブ(32)が示されている。
ポール2の下端は、略円筒状のブッシング4に結合され、内部ダクト21の断面よりもかなり大きな断面の内部円筒状の作動ダクト41を有する。例えば、断面比は10:1であってもよい。図7a及び図7bに示すように、ポール2の内部ダクト21は、ブッシング4の作動ダクト41において開口し、その結果、両方が組み合わさって圧力室を構成する。主プランジャ42は、使用者が円筒状ジャケット3を下方に移動させる際に下方に摺動自在に内部ダクト21内に水密に収容される。さらに、上記主プランジャ42に作用する一定の力によって主プランジャ42を後退位置に移動させやすいように、例えばスプリング(図示せず)等の戻し装置を主プランジャ42及び圧力室内に連結する。したがって、使用者が円筒状ジャケット3に力を加えない場合、スプリングにより、主プランジャ42と副プランジャ31の両方、ひいては円筒状ジャケット3もそれぞれ後退位置に移動する。
ブッシング4の下端は、2つのカム44が正反対の位置で連結された略円形のフランジ43を有し、各カム44は、フランジ43に固定された基部とフリーアームを含む細長い形状を有する。各カム44の基部とフランジ43との連結は、カムの回転によって、対応するアームが上方または下方に移動するように、フランジ43に実質的に接する軸に沿って回転できるようにする。さらに、各カム44の基部は、上記カムが垂直に向けられたときにカム44の基部から水平方向の外方に突出する略平面状の肩部リブ45を有する。
図2a及び図2bは、本発明に係る自己絞り式モップヘッド6の側面図及び縦断面図である。図示のように、ヘッド6は、略円形の平面形状を有し、垂直壁61を有する。また、垂直壁61の上縁は、上記壁61から内側に突出する水平フランジ62を有する。ヘッド6はまた、上面の中央に突出した突起62を有し、主プランジャ4の下端面に設けられた対応のキャビティに係合するように設計されている。両方の部品間の結合は、例えば、圧力、絞り器、または一般的に言えば、ヘッド6を自己絞り式モップの本体1に選択的に結合および分離することを可能にする方法であればどれでもよい。
ヘッド6およびブッシング4の寸法は、主プランジャ42に連結され、主プランジャ42が後退位置にあるときに、水平フランジ62が、カム44のアームが垂直位置となるようにブッシング4の肩部45に結合されるように設計されている。主プランジャ42が下方に変位すると、ヘッド6のフランジ62が下降することにより、肩部45に下方の垂直力が発生し、カム44が外側に回転し、これにより、カム44のアームが開いて、元の垂直位置から自己絞り式モップの長手軸に対して傾斜位置に移動することができるようになる。
また、本発明のヘッド6は、従来のモップのいずれのヘッドにも共通するように、その下面に一組のストリップ63を固定する。この一組のストリップ63のセットは、吸収性繊維材料からなる複数のストリップによって形成される。
図3は、開示された自己絞り式モップと共に使用するように特別に設計された絞り器71を有するバケット7の断面図である。特に、絞り器71は、バケット7の上縁に結合され、下方にテーパ状をなす略円錐状を有する。この絞り器71の特徴は、その上縁から内側に突出する水平フランジ72を有することである。
図4a及び図4bは、本発明に係る自己絞り式モップの動作を簡略化して示す図である。初期係止位置では、円筒状ジャケット3が後退位置にあるので、主プランジャ42及びヘッド6も後退位置にある。カム44の肩部45は、ヘッド6の垂直壁61のフランジ62に結合され、したがって、カム44のアームが垂直位置にある。使用者が円筒状ジャケット3を、自己絞り式モップ本体1のポール2に沿って下方に変位させると、それに応じて、副プランジャ31が下降し、これにより、水密圧力室内の圧力が上昇し、したがって、作動ダクト41に沿った主プランジャ42の下降も引き起こされる。主プランジャ42の下端に結合されたヘッド6は、ブッシング4に対して下方に変位し、上記変位中に、ヘッド6のフランジ62とカム44の肩部45との間の相互作用により、カム44が外側に回転する。このため、カム44のアームが垂直位置から傾斜位置に移動する。このプロセスは、図5a乃至図5cと図7a乃至図7bにより詳細に示されている。このメカニズムは、主プランジャがカムを開かせていた先行技術特許ES2303391で開示されたものとは異なる。
この構成には、主プランジャ42の下端からヘッド6を分解する操作を容易にすることで構成される追加の利点がある。実際に、主プランジャ42が上の位置にある図7に示す位置から、使用者が手動でカム44のアームから下方に引っ張ると、カム44の回転により、各肩部45がヘッドの垂直壁61に下方の垂直力を与える。この力は、ヘッド6が主プランジャ42から分離されるように、主プランジャ42の対応するキャビティから突起64を抽出する。この構成には、主プランジャ42の下端からヘッド6を分解する操作を簡単にできるという追加の利点がある。実際、主プランジャ42が上の位置にある図7に示す位置からスタートし、使用者が手動でカム44のアームから下に引っ張ると、カム44の回転により、各肩部45がヘッドの垂直壁61に下方の垂直力を加える。この力により、ヘッド6が上記主プランジャ42から離れるように、主プランジャ42の対応するキャビティから突起64を抜き出される。
図6a乃至図6cは、本体1とヘッド6との組み合わせにより形成された自己絞り式モップが、上述のように操作することにより、使用者にとって絞り作業を容易にする様子を示す。第一に、自己絞り式モップを係止位置に置いた状態で、使用者は従来の方法でモップを使用して床に存在する液体を吸収する。次に、図6aに示すように、使用者は、本体1の下端部に、ヘッド6を絞り器71に固定した状態で導入する。いったん中に入ると、使用者は手動で円筒状のジャケット3を下方に移動させる。この下方の動きにより、主プランジャ42とそれに固定されたヘッドを下方に移動する。上述したように、この変位により、カム44が外側に回転する。カム44のアームが開くと、それらは絞り器71の水平フランジ72に係合または当接し、ブッシング4全体が水平フランジ72に当接する。使用者が円筒状ジャケット3を下方に移動し続けると、主プランジャ42も下方に移動し、ヘッド6から下方に突出した一組のストリップ63を絞り器71の底部に押し付ける。ブッシング4が絞り器71のフランジ72に強固に当接するので、圧縮は使用者が大きな力を加える必要がない。
図8は、ポール2の特に好ましい実施形態を示しており、副プランジャ31が、円形断面を有する中央プランジャ31cと円筒断面を有する周辺プランジャ31pとに分けられていることを示す。図9は、プランジャ31の断面図であり、中央プランジャ31cおよび周辺プランジャ31pの形状がより明確に示されている。それに応して、ポールの内部ダクト21は、中央プランジャ31cが摺動する円形の中央ダクト21cと、周辺プランジャ31pが摺動する円筒状の周辺ダクト21pとに分けられている。周辺ダクト21pは、下端が閉塞されており、中央ダクト21cを構成する壁の下部に形成されたスロット穴23または長方形のオリフィスを介して中央ダクト21cと連通している。したがって、副プランジャ31が長手方向に下方に変位すると、中央ダクト21cと周辺ダクト21pの両方に沿って流体が移動する。周辺ダクト21pに沿って変位した流体は、スロット穴23を通って中央ダクト21cの最後部分に入り込み、これにより、作動ダクト41で生成される圧力増分をさらに大きくする。これにより、絞り操作を行う際に使用者がジャケット3に加える力が低減される。
-ブッシング:ポールの下端に接続された略円筒状のブッシングであり、ポールの内部ダクトが水密室内部を構成し、ブッシングの作動ダクトと連通するようになっている。本発明の好ましい実施形態によれば、水密室内部の流体は、水、グリコール、グリセリン及び空気の中から選択される。
-絞り位置(Wringing position)
絞り位置では、使用者がポールに沿って円筒状ジャケットを下方に変位させると、副プランジャが水密室内部に存在する流体を押し出す。次に、流体が主プランジャを下方に押し下げ、これにより、それに結合されたヘッドが下方に変位する。したがって、内側水平フランジが動肩部を作動させて、細長いアームが傾斜位置になるまでカムを回転させる。この傾斜位置では、ヘッドが絞り器の内側にあるときに、細長いアームを絞り器の上縁にある上フランジに結合することができる。ジャケットの下方への更なる変位が加わると、主プランジャが動き続け、一組のストリップが絞り器に押し付けられる。
絞り位置では、使用者がポールに沿って円筒状ジャケットを下方に変位させると、副プランジャが水密室内部に存在する流体を押し出す。次に、流体が主プランジャを下方に押し下げ、これにより、それに結合されたヘッドが下方に変位する。したがって、内側水平フランジが動肩部を作動させて、細長いアームが傾斜位置になるまでカムを回転させる。この傾斜位置では、ヘッドが絞り器の内側にあるときに、細長いアームを絞り器の上縁にある上フランジに結合することができる。ジャケットの下方への更なる変位が加わると、主プランジャが動き続け、一組のストリップが絞り器に押し付けられる。
また、本発明の特に好ましい実施形態によれば、ポールの内部ダクトは、円形状の中央ダクトと円筒状の周辺ダクトとに分けられ、中央ダクトは、ブッシングの作動ダクトと連通している。周辺ダクトは、その下端で閉じてもよいし、あるいは、ブッシングの作動ダクトと連通して開いてもよい。中央ダクトは、その下部に形成された略矩形の穴であるスロット穴によって周辺ダクトと連通している。それに対応して、副プランジャは、中央ダクトに沿って摺動する円形断面の中央プランジャと、周辺ダクトに沿って摺動する円筒状断面の周辺プランジャとに分けられる。これにより、周辺プランジャによって変位された全ての流体は、スロット穴を通って中央ダクトに入り、ブッシングの水密室内の圧力をさらに高める。すなわち、この構成では、自己絞り式モップ本体の有効断面積が大きくなるため、副プランジャによって主プランジャに伝達される力が大きくなる。したがって、より多くの流体が変位するため、使用者がモップを絞るのにかかる手間が軽減され、さらに、ジャケットストロークがさらに短くなる。
Claims (24)
- a)内部ダクト(21)を有するポール(2)と、
前記ポール(2)の周りに摺動自在に設けられ、前記ポール(2)の前記内部ダクト(21)に沿って水密に摺動する副プランジャ(31)に接続された円筒状ジャケット(3)と、
前記ポール(2)の前記内部ダクト(21)が、内部の水密室を構成し、前記副プランジャ(31)よりも大径の主プランジャ(42)が水密に摺動する作動ダクト(41)と連通しており、前記主プランジャ(42)が、上方に付勢する戻し装置に接続され、前記主プランジャ(42)が、下端部を貫通して突出し、前記下端部が、半径方向に突出するフランジ(43)をさらに有するように、前記ポール(2)の下端に接続された略円筒状のブッシング(4)と、
前記ブッシング(4)の前記フランジ(43)に、前記フランジ(43)と正反対の位置で回動可能に接続されており、前記フランジ(43)に回動可能に連結され、作動肩部(45)を有する基部と、前記基部から突出する細長いアームとをそれぞれ有する2つのカム(44)と、を含む、自己絞り式モップ本体(1)と;
b)前記主プランジャ(42)の下端に結合可能であり、周囲から垂直壁(61)が突出した略円形状を呈し、前記垂直壁(61)の上縁が、前記カム(44)がそのアームを垂直方向に向けた際に前記カム(44)の前記作動肩部(45)と係合するように構成された内側水平フランジ(62)を有し、下面が、複数の吸収性ストリップにより形成された一組のストリップ(63)を有する、自己絞り式モップヘッド(6)と;
c)内側に向かって突出する上フランジ(72)を有する円錐状または円筒状の絞り器(71)を含み、これにより、前記ヘッド(6)が前記本体(1)に結合される際に、結果として前記自己絞り式モップが休止位置と絞り位置との間で交替することができ、
前記休止位置では、前記主プランジャ(42)が後退位置にあり、これにより、前記主プランジャ(42)に接続された前記ヘッド(6)も後退位置にあり、ここで、前記内側水平フランジ(62)が前記カム(44)の前記作動肩部(45)に係合され、前記カム(44)が前記細長いアームを略垂直方向に向けており、
前記絞り位置では、使用者が前記円筒状ジャケット(3)を前記ポール(2)に沿って下方に変位させると、前記副プランジャ(31)が水密内室の流体を押し出し、次いで前記主プランジャ(42)が下方に押し出され、その結果、それに結合された前記ヘッド(6)が下方に変位し、前記内側水平フランジ(62)が前記作動肩部(45)を作動させ、前記カム(44)が、前記細長いアームが傾斜方向を採用するまで回転するようにし、これにより、前記細長いアームが、前記絞り器(71)の上縁に存在する前記上フランジ(72)に結合可能であり、前記ジャケット(3)の更なる下方への変位により、前記主プランジャ(42)がさらに下降し、前記一組のストリップ(63)が前記絞り器(71)に対して圧縮される、バケット(7)と;
を備え、
前記ポール(2)の前記内部ダクト(21)は、円形状の中央ダクト(21c)と円筒状の周辺ダクト(21p)とに分けられ、前記中央ダクト(21c)は、前記ブッシング(4)の前記作動ダクト(41)と連通しており、また、前記中央ダクト(21c)は、該中央ダクト(21c)の下部に設けられたスロット穴(23)を介して前記周辺ダクト(21p)と連通しており、前記副プランジャ(31)は、前記中央ダクト(21c)に沿って摺動する円形断面を有する中心プランジャ(31c)と、これに対応して前記周辺ダクト(21p)に沿って摺動する円筒断面を有する周辺プランジャ(31p)とに分けられることを特徴とする、自己絞り式モップシステム。 - 前記ブッシング(4)の前記作動ダクト(41)が取り外し(unmoulding)を容易にするために僅かな円錐度(conicity)を有する場合に、円筒状を復元するために前記作動ダクト(41)の内側をライニングする変厚インサートをさらに備える、請求項1に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記ヘッド(6)の前記垂直壁(61)の上縁は、前記吸収性ストリップが前記一組のストリップ(63)から前記ヘッド(6)内に入り込むことを防止する外側水平フランジをさらに有する、請求項1又は2に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記ヘッド(6)の底部は、前記ヘッド(6)内に水が溜まるのを防ぐために少なくとも水排出穴を有する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記副プランジャ(31)の断面と前記主プランジャ(42)の断面との比率が約1:10である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記水密内部室の流体が、水、グリコール、グリセリン、および空気のうちから選択される、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記戻し装置が、前記主プランジャ(42)に接続された弾性バンドまたはスプリングである、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記主プランジャ(42)の下端が、前記ヘッド(6)の上面に設けられた突起(64)と圧力係合するように構成された穴を有する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記ヘッド(6)の前記突起(64)と前記主プランジャ(42)の前記穴のいずれか一方は、使用中に、前記モップの前記ヘッド(6)が、固定された前記主プランジャ(42)に対して回転することを防止する少なくとも一対のピン等を有する、請求項8に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記ヘッド(6)の前記突起(64)が、両構成要素間のより確実な固定を確保するために、前記主プランジャ(42)の前記穴に圧入する、請求項5又は6に記載の自己絞り式モップシステム。
- 前記ポール(2)の前記内部ダクト(21)は、円形状の中央ダクト(21c)と円筒状の周辺ダクト(21p)とに分けられ、前記副プランジャ(31)は、前記中央ダクト(21c)に沿って摺動する円形断面を有する中央プランジャ(31c)と、これに対応して前記周辺ダクト(21p)に沿って摺動する円筒断面を有する周辺ダクト(31p)とに分けられる、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の自己絞り式モップシステム。
- 使用者が前記円筒状ジャケット(3)を後退位置に選択的にロックすることを可能にするラッチをさらに備える、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の自己絞り式モップシステム。
- 液体ワセリンを、前記副プランジャ(31)および前記主プランジャ(42)の変位を容易にするための潤滑剤として使用する、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の自己絞り式モップシステム。
- 内部ダクト(21)を有するポール(2)と、
前記ポール(2)の周りに摺動自在に設けられ、前記ポール(2)の前記内部ダクト(21)に沿って水密に摺動する副プランジャ(31)に接続された円筒状ジャケット(3)と、
前記ポール(2)の前記内部ダクト(21)が、内部の水密室を構成し、前記副プランジャ(31)よりも大径の主プランジャ(42)が水密に摺動する作動ダクト(41)と連通しており、前記主プランジャ(42)が、上方に付勢する戻し装置に接続され、前記主プランジャ(42)が、下端部を貫通して突出し、前記下端部が、半径方向に突出するフランジ(43)をさらに有するように、前記ポール(2)の下端に接続された略円筒状のブッシング(4)と、
前記ブッシング(4)の前記フランジ(43)に、前記フランジ(43)と正反対の位置で回動可能に接続されており、前記フランジ(43)に回動可能に連結され、作動肩部(45)を有する基部と、前記基部から突出する細長いアームとをそれぞれ有する2つのカム(44)と、
を備え、
前記ポール(2)の前記内部ダクト(21)は、円形状の中央ダクト(21c)と円筒状の周辺ダクト(21p)とに分けられ、前記中央ダクト(21c)は、前記ブッシング(4)の前記作動ダクト(41)と連通しており、また、前記中央ダクト(21c)は、該中央ダクト(21c)の下部に設けられたスロット穴(23)を介して前記周辺ダクト(21p)と連通しており、前記副プランジャ(31)は、前記中央ダクト(21c)に沿って摺動する円形断面を有する中心プランジャ(31c)と、これに対応して前記周辺ダクト(21p)に沿って摺動する円筒断面を有する周辺プランジャ(31p)とに分けられることを特徴とする、自己絞り式モップ本体(1)。 - 前記ブッシング(4)の前記作動ダクト(41)が取り外し(unmoulding)を容易にするために僅かな円錐度(conicity)を有する場合に、円筒状を復元するために前記作動ダクト(41)の内側をライニングする変厚インサートをさらに備える、請求項14に記載の自己絞り式モップ本体(1)。
- 前記副プランジャ(31)の断面と前記主プランジャ(42)の断面との比率が約1:10である、請求項14又は15に記載の自己絞り式モップ本体(1)。
- 前記水密内部室の流体が、水、グリコール、グリセリン、および空気のうちから選択される、請求項14乃至16のいずれか一項に記載の自己絞り式モップ本体(1)。
- 前記戻し装置が、前記主プランジャ(42)に接続された弾性バンドまたはスプリングである、請求項14乃至17のいずれか一項に記載の自己絞り式モップ本体(1)。
- 前記主プランジャ(42)の下端が、前記ヘッド(6)の上面に設けられた突起(64)と圧力結合するように構成された穴を有する、請求項14乃至18のいずれか一項に記載の自己絞り式モップ本体(1)。
- 使用者が前記円筒状ジャケット(3)を後退位置に選択的にロックすることを可能にするラッチをさらに備える、請求項14乃至19のいずれか一項に記載の自己絞り式モップ本体(1)。
- 請求項14に記載の前記本体(1)の前記主プランジャ(42)の下端に結合可能であり、周囲から垂直壁(61)が突出した略円形状を呈し、前記垂直壁(61)の上縁が、前記カム(44)がそのアームを垂直方向に向けた際に前記カム(44)の前記作動肩部(45)と係合するように構成された内側水平フランジ(62)を有し、下面が、複数の吸収性ストリップにより形成された一組のストリップ(63)を有しており、
これにより、前記ヘッド(6)が前記本体(1)に結合される際に、結果として前記自己絞り式モップが休止位置と絞り位置との間で交替することができ、
前記休止位置では、前記主プランジャ(42)が後退位置にあり、これにより、前記主プランジャ(42)に接続された前記ヘッド(6)も後退位置にあり、ここで、前記内側水平フランジ(62)が前記カム(44)の前記作動肩部(45)に係合され、前記カム(44)が前記細長いアームを略垂直方向に向けており、
前記絞り位置では、使用者が前記円筒状ジャケット(3)を前記ポール(2)に沿って下方に変位させると、前記副プランジャ(31)が水密内室の流体を押し出し、次いで前記主プランジャ(42)が下方に押し出され、その結果、それに結合された前記ヘッド(6)が下方に変位し、前記内側水平フランジ(62)が前記作動肩部(45)を作動させ、前記カム(44)が、前記細長いアームが傾斜方向を採用するまで回転するようにし、これにより、前記細長いアームが、前記絞り器(71)の上縁に存在する前記上フランジ(72)に結合可能であり、前記ジャケット(3)の更なる下方への変位により、前記主プランジャ(42)がさらに下降し、前記一組のストリップ(63)が前記絞り器(71)に対して圧縮される、自己絞り式モップヘッド(6)。 - 前記垂直壁(61)の上縁は、前記一組のストリップ(63)の前記吸収性ストリップが前記ヘッド(6)内に入り込むことを防止する外側水平フランジをさらに有する、請求項21に記載の自己絞り式モップヘッド(6)。
- 前記ヘッド(6)の底部は、前記ヘッド(6)内に水が溜まるのを防ぐために少なくとも水排出穴を有する、請求項21又は22に記載の自己絞り式モップヘッド(6)。
- 内側に向かって突出する上フランジ(72)を有する円錐状または円筒状の絞り器(71)を備え、これにより、請求項21に記載のヘッド(6)に結合された請求項14に記載の本体(1)により形成されるマップの前記カム(44)がそのアームを傾斜方向に向けると、前記アームが前記上フランジ(72)の下面に当接し、前記マップが前記絞り器(71)内から抜け出ることを防止する、バケット(7)。
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