JP3240263U - 金属管加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属管の切断・バリ取り加工における生産性向上及び切断した金属管の端部の品質向上を図ることができる金属管加工装置を提供すること。【解決手段】金属管加工装置1は、金属管2の右端部21を切断する切断装置41と、切断装置41により切断された金属管2の右端部21に対して、金属管2の右端部21の外周面を研磨するための刃部を有するリーマーによりバリ取りを行う第1バリ取り装置42と、第1バリ取り装置42によりバリ取りされた金属管2の右端部21に対して、回転可能に構成され、金属管2の右端部21の内周面及び外周面を研磨するカップ型の研磨ブラシによりバリ取りを行う第2バリ取り装置43とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、金属管加工装置に関する。
鋼管等の金属管の製造工程では、長尺円管状に成形(造管)した後や、成形したものを所定の寸法・形状・性質に加工(引抜、焼鈍、矯正等)した後に、変形等が生じた金属管の一方又は両方の端部を切断装置(例えば、特許文献1等参照)により切断して除去する切断加工を行う。そして、切断加工後、金属管の切断端部に生じたバリを取るためにバリ取り加工を行う。バリ取り加工は、金属管の切断端部に加工油を塗布した後、金属管の切断端部を回転する研磨用のホイール型ブラシに接触させてバリを削り取る。
特開2018-176319号公報
しかしながら、従来の金属管の切断・バリ取り方法では、作業者が手動で金属管の切断・バリ取り加工を行っていた。すなわち、切断加工では、作業者が、金属管を切断装置にセットして切断を行っていた。また、バリ取り加工では、作業者が、切断装置から取り出した金属管の切断端部に加工油を塗布し、複数の金属管の切断端部を束ねた状態で回転する研磨用のホイール型ブラシに接触させてバリ取りを行い、その後、加工油を除去するための洗浄を行っていた。そのため、金属管の切断・バリ取り加工における生産性や切断した金属管の端部の品質に改善の余地があった。
本考案は、金属管の切断・バリ取り加工における生産性向上及び切断した金属管の端部の品質向上を図ることができる金属管加工装置を提供する。
本考案の一の態様である金属管加工装置は、金属管の一端部を切断する一端側切断部と、一端側切断部により切断された金属管の一端部に対して、金属管の一端部の外周面を研磨するための刃部を有するリーマーによりバリ取りを行う一端側第1バリ取り部と、一端側第1バリ取り部によりバリ取りされた金属管の一端部に対して、回転可能に構成され、金属管の一端部の内周面及び外周面を研磨するカップ型の研磨ブラシによりバリ取りを行う一端側第2バリ取り部と、を備える。
上記金属管加工装置によれば、金属管の一端部の切断(切断加工)と切断時に発生するバリの除去(バリ取り加工)とを同じ装置で連続的に行うことができる。そのため、金属管の切断・バリ取り加工における作業効率を高め、生産性の向上を図ることができる。また、作業者の作業量やそれに伴う負担も大幅に軽減できる。
また、切断された金属管の一端部に対して、種類の異なる2段階のバリ取りを行う。そのため、切断された金属管の一端部の品質を高めることができる。また、従来のように、バリ取り前に加工油を塗布したり、バリ取り後に加工油を除去するための洗浄を行ったりする必要がない。そのため、作業工数を削減でき、生産性の向上を図ることができる。
上記金属管加工装置は、一端側第2バリ取り部によりバリ取りされた金属管の一端部に対してエアーブローを行う一端側エアーブロー部をさらに備えていてもよい。この場合には、金属管の一端部について、エアーブローにより微細なバリを除去することができ、バリ取り加工の精度をさらに向上させることができる。また、金属管内に溜まった切断・研磨カスをエアーブローにより吹き飛ばして除去することもできる。これにより、金属管の一端部の品質をさらに向上させることができる。
また、上記金属管加工装置は、金属管の他端部を切断する他端側切断部と、他端側切断部により切断された金属管の他端部に対して、金属管の他端部の外周面を研磨するための刃部を有するリーマーによりバリ取りを行う他端側第1バリ取り部と、他端側第1バリ取り部によりバリ取りされた金属管の他端部に対して、回転可能に構成され、金属管の他端部の内周面及び外周面を研磨するカップ型の研磨ブラシによりバリ取りを行う他端側第2バリ取り部と、をさらに備えていてもよい。この場合には、金属管の両端部の切断・バリ取り加工を行うことができる。そして、金属管の両端部について、切断・バリ取り加工における生産性・品質向上を図ることができる
また、上記金属管加工装置は、他端側第2バリ取り部によりバリ取りされた金属管の他端部に対してエアーブローを行う他端側エアーブロー部をさらに備えていてもよい。この場合には、金属管の他端部について、エアーブローによって微細なバリを除去することができ、バリ取り加工の精度をさらに向上させることができる。また、金属管内に溜まった切断・研磨カスをエアーブローにより吹き飛ばして除去することもできる。これにより、金属管の他端部の品質をさらに向上させることができる。
第1実施形態の金属管加工装置の全体構成を模式的に表した平面図である。 第1実施形態の金属管加工装置の切断装置及びそれによる切断加工を示す説明図である。 第1実施形態の金属管加工装置の第1バリ取り装置を示す正面図及び断面図である。 第1実施形態の金属管加工装置の第1バリ取り装置によるバリ取り加工を示す説明図である。 第1実施形態の金属管加工装置の第2バリ取り装置を示す正面図である。 第1実施形態の金属管加工装置の第2バリ取り装置によるバリ取り加工を示す説明図である。 第1実施形態の金属管加工装置のエアーブロー装置によるエアーブローを示す説明図である。
以下、本考案の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の金属管加工装置1は、金属管2の切断・バリ取り加工を自動で行う装置である。なお、図1は、金属管加工装置1の全体構成を模式的に表したものであり、各構成の正確な位置や大きさを表すものではない。また、金属管加工装置1について、上下、前後、左右等の方向を用いて説明するが、あくまでも説明の便宜上の表現であり、特に限定されるものではない。
金属管加工装置1によって切断・バリ取り加工を行う金属管2は、フープ材(コイル材)を用いて造管・溶接を行い、さらに引抜・焼鈍を行って製造された長尺円管状の鋼管である。なお、金属管2の材質、長さ、外径、厚み等は適宜設定することができ、金属管2の製造方法等もこれに限定されるものではない。
金属管加工装置1は、金属管2を搬送する搬送装置3を備えている。搬送装置3は、待機部31、回収部32及び搬送部33を備えている。待機部31は、加工前の金属管2を並べて待機させておく場所である。回収部32は、加工後の金属管2を並べて順次回収する場所である。
搬送部33は、待機部31と回収部32との間に設けられ、金属管2を待機部31から回収部32まで搬送する搬送ラインである。搬送部33は、前後方向に延びるように設けられている。すなわち、搬送部33の前側に待機部31が設けられ、搬送部33の後側に回収部32が設けられている。
搬送部33は、保持部材(図示省略)によって金属管2を保持した状態で搬送するように構成されている。具体的には、搬送部33は、保持部材によって金属管2の軸方向が左右方向となるように金属管2を保持した状態で、金属管2の径方向に、本実施形態では後方向(搬送方向A)に搬送する。
金属管加工装置1は、金属管2の右端部(一端部)21の切断・バリ取り加工を行う右端側加工ユニット4と、金属管2の左端部(他端部)22の切断・バリ取り加工を行う左端側加工ユニット5とを備えている。金属管加工装置1の各構成は、金属管2の搬送方向Aにおいて、右端側加工ユニット4、左端側加工ユニット5の順に配置されている。
右端側加工ユニット4は、切断装置(一端側切断部)41、第1バリ取り装置(一端側第1バリ取り部)42、第2バリ取り装置(一端側第2バリ取り部)43及びエアーブロー装置(一端側エアーブロー部)44を備えている。
右端側加工ユニット4の各構成は、金属管2の搬送方向Aにおいて、切断装置41、第1バリ取り装置42、第2バリ取り装置43、エアーブロー装置44の順に配置されている。切断装置41、第1バリ取り装置42及び第2バリ取り装置43は、搬送部33の右側に配置されている。エアーブロー装置44は、搬送部33を挟むようにして左右両側に配置されている。
左端側加工ユニット5は、切断装置(他端側切断部)51、第1バリ取り装置(他端側第1バリ取り部)52、第2バリ取り装置(他端側第2バリ取り部)53及びエアーブロー装置(他端側エアーブロー部)54を備えている。
左端側加工ユニット5の各構成は、金属管2の搬送方向Aにおいて、切断装置51、第1バリ取り装置52、第2バリ取り装置53、エアーブロー装置54の順に配置されている。切断装置51、第1バリ取り装置52及び第2バリ取り装置53は、搬送部33の左側に配置されている。エアーブロー装置54は、搬送部33を挟むようにして左右両側に配置されている。
次に、右端側加工ユニット4の各構成について説明する。
図2(A)、(B)に示すように、切断装置41は、金属管2の右端部21を切断する。切断装置41は、回転可能に構成された円盤状の切断砥石411を備えている。切断砥石411は、回転しながら上下動可能に構成されている。
切断装置41は、所定の位置に搬送された金属管2に対して、回転する切断砥石411を上下動させることにより、金属管2の右端部21を切断位置Bで切断する。金属管2の右端部21の切断位置Bは、適宜設定することができる。
図3(A)、(B)に示すように、第1バリ取り装置42は、切断した金属管2の右端部21の外周面211(後述する図4)のバリ取り加工を行う。第1バリ取り装置42は、リーマー421を備えている。リーマー421は、切断した金属管2の右端部21を把持する円柱状の把持部422を有する。
把持部422は、先端から円錐形状に凹んだ凹部423を有する。凹部423の内周面424には、3つの刃部425が設けられている。3つの刃部425は、凹部423の内周面424において、周方向に所定の間隔を設けて放射状に配置されている。
図4(A)、(B)に示すように、第1バリ取り装置42は、所定の位置に搬送された金属管2に対して、リーマー421を左方向に前進させ、把持部422の凹部423で金属管2の右端部21を把持する。そして、金属管2の右端部21の外周面211に凹部423の刃部425を押し当てながら把持部422を回転させることにより、金属管2の右端部21の外周面211(具体的には、右端部21の先端の外周面211)を研磨してバリを取り除く。なお、金属管2の右端部21の外周面211にリーマー421を押し当てる回数や時間は、適宜設定することができる。
図5に示すように、第2バリ取り装置43は、切断した金属管2の右端部21の内周面213及び外周面211(後述する図6)のバリ取り加工を行う。第2バリ取り装置43は、本体部431と、本体部431から突出して設けられた円環状の円環部432と、円環部432の内側に配置された円形状の回転部433と、回転部433の中心に設けられた軸部434とを有する。回転部433は、軸部434を回転軸として回転可能に構成されている。
回転部433には、2つのカップ型の研磨ブラシ435が設けられている。研磨ブラシ435は、円筒状のブラシ部436と、ブラシ部436を保持するカップ状の保持部437とを有する。保持部437には、取付軸部438が設けられている。研磨ブラシ435は、取付軸部438を介して回転部433に取り付けられている。研磨ブラシ435は、取付軸部438を回転軸として回転可能に構成されている。
第2バリ取り装置43は、回転部433が回転することにより、回転部433に取り付けられた2つの研磨ブラシ435が軸部434を中心として回転する(公転する)と共に、その2つの研磨ブラシ435自体が回転する(自転する)。すなわち、2つの研磨ブラシ435は、いわゆる遊星運動を行うように構成されている。
図6に示すように、第2バリ取り装置43は、搬送方向Aに搬送される金属管2に対して、回転する2つの研磨ブラシ435を接触させる。具体的には、金属管2を搬送方向Aに移動させながら、金属管2の右端部21の端面212に対して、遊星運動(自転・公転)する2つの研磨ブラシ435のブラシ部436を接触させることにより、金属管2の右端部21の内周面213及び外周面211(具体的には、右端部21の先端の内周面213及び外周面211)を研磨してバリを取り除く。
図7(A)、(B)に示すように、エアーブロー装置44は、第1バリ取り装置42及び第2バリ取り装置43によりバリ取り加工を行った金属管2の右端部21に残った微細なバリ等をエアーCで除去する。エアーブロー装置44は、搬送部33の左側に配置されたエアー供給部441と、搬送部33の右側に配置されたエアー吸引部442とを備えている。
エアー供給部441は、エアーCを供給(吐出)する供給口443を有する。エアー供給部441は、金属管2の左端部22の開口部から金属管2内にエアーCを供給する。エアー吸引部442は、エアーCを吸引する吸引口444を有する。エアー吸引部442は、金属管2内を通過して金属管2の右端部21の開口部から排出されるエアーCを吸引口444から吸引する。
エアーブロー装置44は、所定の位置に搬送された金属管2に対して、エアー供給部441を右方向に前進させ、金属管2の左端部22に接触させる。そして、エアー供給部441の供給口443から金属管2内にエアーCを供給し、金属管2内を通過したエアーCをエアー吸引部442の吸引口444から吸引することにより、金属管2の右端部21に残った微細なバリや金属管2内に溜まった切断・研磨カスをエアーCで吹き飛ばして取り除く。
次に、左端側加工ユニット5の各構成について説明する。
図1に示すように、切断装置51は、金属管2の左端部22を切断する。第1バリ取り装置52は、切断した金属管2の左端部22の外周面のバリ取り加工を行う。第2バリ取り装置53は、切断した金属管2の左端部22の内周面及び外周面のバリ取り加工を行う。エアーブロー装置54は、第1バリ取り装置52及び第2バリ取り装置53によりバリ取り加工を行った金属管2の左端部22に残った微細なバリ等をエアーで除去する。
なお、左端側加工ユニット5の切断装置51、第1バリ取り装置52、第2バリ取り装置53及びエアーブロー装置54は、上述した右端側加工ユニット4の切断装置41、第1バリ取り装置42、第2バリ取り装置43及びエアーブロー装置44と左右が異なるだけで同様の構成を有する。そのため、ここでは詳細な説明を省略する。
次に、本実施形態の金属管加工装置1を用いた金属管2の切断・バリ取り加工について説明する。
まず、図1に示すように、加工前の金属管2を搬送装置3の待機部31から搬送部33に移動させる。そして、金属管2を保持部材によって保持した状態で搬送方向Aに搬送する。
続けて、図2(A)、(B)に示すように、切断装置41に搬送された金属管2に対して、回転する切断砥石411を上下動させ、金属管2の右端部21を切断位置Bで切断する。これにより、金属管2の右端部21において、切断位置Bよりも右側部分は取り除かれる。
続けて、図4(A)に示すように、第1バリ取り装置42の前に搬送された金属管2に対して、リーマー421を左方向に前進させ、把持部422の凹部423で金属管2の右端部21を把持する。
続けて、図4(B)に示すように、金属管2の右端部21の外周面211に凹部423の刃部425を押し当てながら把持部422を回転させ、金属管2の右端部21の外周面211を研磨してバリを取り除く。その後、リーマー421を右方向に後退させ、元の位置に戻す。
続けて、図6に示すように、第2バリ取り装置43の前において、金属管2を搬送方向Aに移動させながら、金属管2の右端部21の端面212に対して、遊星運動(自転・公転)する2つの研磨ブラシ435のブラシ部436を接触させ、金属管2の右端部21の内周面213及び外周面211を研磨してバリを取り除く。
続けて、図7(A)に示すように、エアーブロー装置44に搬送された金属管2に対して、エアー供給部441を右方向に前進させ、金属管2の左端部22に接触させる。そして、エアー供給部441の供給口443を金属管2の左端部22の開口部の位置に配置する。
続けて、図7(B)に示すように、エアー供給部441の供給口443から金属管2内にエアーCを供給する。金属管2内を通過したエアーCは、金属管2の右端部21の開口部から排出され、エアー吸引部442の吸引口444から吸引される。これにより、金属管2の右端部21に残った微細なバリや金属管2内に溜まった切断・研磨カスをエアーCで吹き飛ばして取り除く。その後、エアー供給部441を左方向に後退させ、元の位置に戻す。
続けて、図1に示すように、切断装置51により、金属管2の左端部22を切断する(図2(A)、(B)参照)。続けて、第1バリ取り装置52により、金属管2の左端部22の外周面のバリ取り加工を行う(図4(A)、(B)参照)。続けて、第2バリ取り装置53により、金属管2の左端部22の内周面及び外周面のバリ取り加工を行う(図6参照)。続けて、エアーブロー装置54により、金属管2の左端部22に残った微細なバリ等をエアーで除去する(図7(A)、(B)参照)。
続けて、図1に示すように、加工後の金属管2を搬送装置3の搬送部33から回収部32に移動させる。以上により、金属管加工装置1を用いた金属管2の切断・バリ取り加工を終了する。
次に、本実施形態の金属管加工装置1における作用効果について説明する。
本実施形態の金属管加工装置1によれば、金属管2の右端部21及び左端部22の切断(切断加工)と切断時に発生するバリの除去(バリ取り加工)とを同じ装置で連続的に行うことができる。そのため、金属管2の切断・バリ取り加工における作業効率を高め、生産性の向上を図ることができる。また、作業者の作業量やそれに伴う負担も大幅に軽減できる。
また、切断された金属管2の右端部21及び左端部22に対して、種類の異なる2段階のバリ取りを行う。そのため、切断された金属管2の右端部21及び左端部22の品質を高めることができる。また、従来のように、バリ取り前に加工油を塗布したり、バリ取り後に加工油を除去するための洗浄を行ったりする必要がない。そのため、作業工数を削減でき、生産性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の金属管加工装置1は、第1バリ取り装置42、52及び第2バリ取り装置43、53によりバリ取りされた金属管2の右端部21及び左端部22に対してエアーブローを行うエアーブロー装置44、54をさらに備えている。そのため、金属管2の右端部21及び左端部22について、エアーブローにより微細なバリを除去することができ、バリ取り加工の精度をさらに向上させることができる。また、金属管2内に溜まった切断・研磨カスをエアーブローにより吹き飛ばして除去することもできる。これにより、金属管の右端部21及び左端部22の品質をさらに向上させることができる。
(その他の実施形態)
本考案は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)上記実施形態では、金属管2の右端部21を「一端部」、金属管2の左端部22を「他端部」として説明をしたが、金属管2の左端部22を「一端部」、金属管2の右端部21を「他端部」としてもよい。
(2)上記実施形態では、金属管2の搬送方向Aにおいて、右端側加工ユニット4、左端側加工ユニット5の順に配置されているが、例えば、左端側加工ユニット5、右端側加工ユニット4の順に配置されていてもよい。
(3)上記実施形態では、金属管2の右端部21の切断・バリ取り加工を行う右端側加工ユニット4と、金属管2の左端部22の切断・バリ取り加工を行う左端側加工ユニット5とを設けたが、例えば、右端側加工ユニット4だけを設けてもよいし、左端側加工ユニット5だけを設けてもよい。
(4)上記実施形態では、右端側加工ユニット4により金属管2の右端部21の切断・バリ取り加工を行い、左端側加工ユニット5により金属管2の左端部22の切断・バリ取り加工を行ったが、例えば、右端側加工ユニット4及び左端側加工ユニット5を備えた状態で、右端側加工ユニット4だけを稼働させて金属管2の右端部21の切断・バリ取り加工だけを行ったり、左端側加工ユニット5だけを稼働させて金属管2の左端部22の切断・バリ取り加工だけを行ったりしてもよい。
(5)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、実用新案登録請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本考案の実施形態である。
1…金属管加工装置、2…金属管、21…右端部、211…外周面、213…内周面、41…切断装置、42…第1バリ取り装置、43…第2バリ取り装置、421…リーマー、423…凹部、425…刃部、435…研磨ブラシ

Claims (4)

  1. 金属管の一端部を切断する一端側切断部と、
    前記一端側切断部により切断された前記金属管の前記一端部に対して、前記金属管の前記一端部の外周面を研磨するための刃部を有するリーマーによりバリ取りを行う一端側第1バリ取り部と、
    前記一端側第1バリ取り部によりバリ取りされた前記金属管の前記一端部に対して、回転可能に構成され、前記金属管の前記一端部の内周面及び外周面を研磨するカップ型の研磨ブラシによりバリ取りを行う一端側第2バリ取り部と、を備える、金属管加工装置。
  2. 前記一端側第2バリ取り部によりバリ取りされた前記金属管の前記一端部に対してエアーブローを行う一端側エアーブロー部をさらに備える、請求項1に記載の金属管加工装置。
  3. 金属管の他端部を切断する他端側切断部と、
    前記他端側切断部により切断された前記金属管の前記他端部に対して、前記金属管の前記他端部の外周面を研磨するための刃部を有するリーマーによりバリ取りを行う他端側第1バリ取り部と、
    前記他端側第1バリ取り部によりバリ取りされた前記金属管の前記他端部に対して、回転可能に構成され、前記金属管の前記他端部の内周面及び外周面を研磨するカップ型の研磨ブラシによりバリ取りを行う他端側第2バリ取り部と、をさらに備える、請求項1又は2に記載の金属管加工装置。
  4. 前記他端側第2バリ取り部によりバリ取りされた前記金属管の前記他端部に対してエアーブローを行う他端側エアーブロー部をさらに備える、請求項3に記載の金属管加工装置。
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