JP3240096U

JP3240096U - 揚水ポンプ装置および美髪装置

Info

Publication number: JP3240096U
Application number: JP2022600101U
Authority: JP
Inventors: 徳錦段
Original assignee: 深▲せん▼市洋沃電子有限公司
Priority date: 2019-12-26
Filing date: 2020-06-02
Publication date: 2022-12-08
Anticipated expiration: 2030-06-02
Also published as: EP3842637A2; US20230078299A1; EP3842637B1; KR20220002153U; WO2021128735A1; EP3842637A3

Abstract

【要約】本考案において揚水ポンプ装置および美髪装置を提供する。揚水ポンプ装置は、液体貯蔵装置に連結されかつその液体貯蔵装置内の液体を輸送することに用いられ、液体を収納させるキャビティと圧縮装置を含む。キャビティの対向している両端は第一液体通路および第二液体通路にそれぞれ連通状態に連結され、第一液体通路は液体貯蔵装置に連結され、キャビティの壁面の少なくとも一部分は変形可能な材料で構成され、圧縮装置はキャビティの一端から他端へ移動することにより変形可能な材料を圧縮し、それにより第一液体通路と第二液体通路により水を輸送する。本考案はキャビティに液体を収納させる柔軟性パイプを配置する必要がないので、部品の数量を減少させ、全体構造を簡単にし、揚水ポンプ装置１０の構造を簡潔にすることができる。

Description

本考案は、美髪装置の技術分野に属し、特に、揚水ポンプ装置および美髪装置に関するものである。

人々の生活の品質が増加することにより美髪に対する要求も増加しているので、各家庭において美髪装置をよく使用している。例えば美髪装置としてヘアーアイロン（Hair straightener）を使用し、ヘアーアイロンでヘアーをまっすぐにするとき、ヘアーに傷を負わせることを減少させるため、蒸気ヘアーアイロンを提案した。蒸気ヘアーアイロンは送水装置に連結され、ヘアーアイロンでヘアーをまっすぐにするとき、水で形成される水蒸気をヘアーに供給することにより補水をすることができる。しかしながら、送水装置の水をヘアーに供給するため柔軟性パイプを配置する必要があるので、構成部品の数量が増加し、構造が複雑になるおそれがある。

従来の揚水装置の部品の数量が多く、構造が複雑であるという欠点を解決するため、本考案はつぎの揚水ポンプ装置および美髪装置を提供する。

前記技術的課題を解決するため、本考案はつぎのような揚水ポンプ装置を提供する。前記揚水ポンプ装置は液体貯蔵装置に連結されかつその液体貯蔵装置内の液体を輸送することに用いられる。前記揚水ポンプ装置は液体を収納させるキャビティと圧縮装置を含み、前記キャビティの対向している両端は第一液体通路および第二液体通路にそれぞれ連通状態に連結され、前記第一液体通路は前記液体貯蔵装置に連結され、前記キャビティの壁面の少なくとも一部分は変形可能な材料で構成され、前記圧縮装置は前記キャビティの一端から他端へ移動することにより前記変形可能な材料を圧縮し、それにより前記第一液体通路と前記第二液体通路により水を輸送する。

本考案はつぎのような美髪装置を更に提供する。前記美髪装置は揚水ポンプ装置と液体貯蔵装置を含み、前記液体貯蔵装置は前記揚水ポンプ装置に連結される。前記揚水ポンプ装置は液体を収納させるキャビティと圧縮装置を含み、前記キャビティの対向している両端は第一液体通路および第二液体通路にそれぞれ連通状態に連結され、前記第一液体通路は前記液体貯蔵装置に連結され、前記キャビティの壁面の少なくとも一部分は変形可能な材料で構成され、前記圧縮装置は前記キャビティの一端から他端へ移動することにより前記変形可能な材料を圧縮し、それにより前記第一液体通路と前記第二液体通路により水を輸送する。

好ましくは、前記液体貯蔵装置は、収納部、液体案内管および第一吸水部品を含み、前記液体案内管の一端は収納部を貫通することにより外部と連通状態にされ、前記液体案内管の反対側の一端は前記第一吸水部品に連結され、前記第一吸水部品の一端は前記液体案内管に取り付けられ、前記第一吸水部品の反対側の一端は前記収納部の内部に延伸する。

従来の技術と比較する場合、本考案の揚水ポンプ装置および美髪装置によりつぎのような考案の効果を獲得することができる。
１、本考案の揚水ポンプ装置は液体貯蔵装置に連結されかつその液体貯蔵装置内の液体を輸送することに用いられ、揚水ポンプ装置は液体を収納させるキャビティと圧縮装置を含む。キャビティの対向している両端は第一液体通路および第二液体通路にそれぞれ連通状態に連結され、第一液体通路は液体貯蔵装置に連結され、キャビティの壁面の少なくとも一部分は変形可能な材料で構成され、圧縮装置はキャビティの一端から他端へ移動することにより変形可能な材料を圧縮し、それにより第一液体通路と第二液体通路により水を輸送する。本考案はキャビティに液体を収納させる柔軟性パイプを配置する必要がないので、部品の数量を減少させ、全体構造を簡単にし、揚水ポンプ装置１０の構造を簡潔にすることができる。

２、本考案は美髪装置を更に提供する。美髪装置は揚水ポンプ装置と液体貯蔵装置を含み、液体貯蔵装置は揚水ポンプ装置に連結される。本考案の美髪装置により前記揚水ポンプ装置と同様な考案の効果を獲得することができるが、前記揚水ポンプ装置による考案の効果を参照することができるので、ここで再び説明しない。

３、本考案の液体貯蔵装置は第一吸水部品により収納部内の液体を吸収し、第一吸水部品は収納部内において出水口から離れる方向に延伸する。収納部内の液体が少ない場合、収納部内において出水口から離れている個所の液体を吸収する。また、出水口から離れている第一吸水部品の一端は収納部内において離れる方向に移動することができ、第一吸水部品は収納部が傾斜状態にされても収納部内の液体を吸収した後、その液体を外部に輸送することができる。それにより液体の利用率を向上させ、収納部が傾斜状態にされているとき第一吸水部品が収納部内の液体を吸収できないことを避けることができる。

本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の構造を示す図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の一部分の構造を示す図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置のキャビティを示す断面図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の外部フレームの構造を示す断面図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の柔軟性ポンプコアの構造を示す図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の圧縮装置の移動状態を示す第一図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の圧縮装置の移動状態を示す第二図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の内部フレームの構造を示す図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の外部フレームと上部カバーが連結されることを示す第一図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の外部フレームと下部カバーが連結されることを示す第一図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の外部フレームと上部カバーが連結されることを示す第二図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の外部フレームと下部カバーが連結されることを示す第二図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の圧縮装置の構造を示す図である。本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置の下部カバーにモーターが収納されることを示す図である。本考案の第二実施例に係る液体貯蔵装置の全体構造を示す図である。本考案の第二実施例に係る液体貯蔵装置の構造を示す分解図である。本考案の第二実施例に係る液体貯蔵装置の第二ケース、液体案内管および第一吸水部品の連結構造を示す図である。本考案の第三実施例に係る液体貯蔵装置の第二ケース、液体案内管および第一吸水部品の連結構造を示す図である。本考案の第三実施例に係る液体貯蔵装置の液体案内管の構造を示す分解図である。本考案の第四実施例に係る液体貯蔵装置の第二ケース、液体案内管および第一吸水部品の連結構造を示す図である。本考案の第四実施例に係る液体貯蔵装置の液体案内管の構造を示す図である。本考案の第五実施例に係る美髪装置の構造を示す図である。本考案の第五実施例に係る美髪装置の変形例である蒸気ヘアーアイロンの構造を示す図である。

本考案の目的、技術的事項および考案の効果をより詳細に理解してもらうため、以下、図面と実施例により本考案をより詳細に説明する。注意されたいことは、下記具体的な実施例は本考案を説明するものであり、本考案を限定するものでない。

図１を参照すると、本考案の第一実施例に係る揚水ポンプ装置１０を提供する。その揚水ポンプ装置１０は液体貯蔵装置に連結されかつ液体貯蔵装置内の液体を輸送することに用いられる。揚水ポンプ装置１０は液体を収納させるキャビティｐと圧縮装置１４を含む。

具体的に、キャビティｐは硬性壁面と変形可能な壁面で構成される。他の実施例においてキャビティｐは変形可能な壁面のみで構成されることもできる。

図１～図３を参照すると、揚水ポンプ装置１０は、柔軟性ポンプコア１１、外部フレーム１２および隔離板１３を含み、外部フレーム１２は柔軟性ポンプコア１１の外周に取り付けられ、隔離板１３は柔軟性ポンプコア１１と外部フレーム１２との間に形成されかつ柔軟性ポンプコア１１と外部フレーム１２のうちいずれか１つから他の１つまで延伸する。図３はキャビティｐの断面を示す図であり、柔軟性ポンプコア１１は変形可能な材料で構成される。

図２、図４および図５を参照すると、柔軟性ポンプコア１１は環状に形成され（図５に示すとおり）、外部フレーム１２は切欠き口１２０が形成されている環状部品である（図４に示すとおり）。隔離板１３は柔軟性ポンプコア１１に固定され、柔軟性ポンプコア１１から離れている隔離板１３の一端は外部フレーム１２の切欠き口１２０に結合される。他の実施例において、隔離板１３は外部フレーム１２に固定され、外部フレーム１２から離れている隔離板１３の一端は柔軟性ポンプコア１１に当接することもできる。隔離板１３が柔軟性ポンプコア１１と外部フレーム１２との間に形成されかつ隔離板１３が第一液体通路１２１と第二液体通路１２２を分割する構造であればいずれもよい。

隔離板１３は変形可能な材料で構成され、柔軟性ポンプコア１１に近づいている隔離板１３の一側の厚さは柔軟性ポンプコア１１から離れている隔離板１３の他側の厚さより薄い。圧縮装置１４が柔軟性ポンプコア１１と対応する隔離板１３の位置を圧縮するとき、柔軟性ポンプコア１１に近づいている隔離板１３の一側は柔軟性ポンプコア１１から離れている隔離板１３の他側へ移動することにより、圧縮装置１４が移動し続けることができる移動空間が形成される。

具体的に、キャビティｐは開口が形成されている環状部品であり、隔離板１３はキャビティｐの開口に位置し、圧縮装置１４はエキセントリック・ホィール（eccentric wheel）１４１である。他の実施例において、圧縮装置１４はトロリホイール（trolley wheel）または他の構造であり、キャビティｐは他の形状例えば扇形、開口が形成されている楕円形、一字型等に形成されることもできる。キャビティｐの対向している両端は第一液体通路１２１および第二液体通路１２２にそれぞれ連通状態に連結され、圧縮装置１４はキャビティｐをキャビティｐの一端から他端へ移動することにより変形可能な材料を圧縮し、第一液体通路１２１と第二液体通路１２２により液体を輸送する構造であればいずれもよい。

本実施例において、柔軟性ポンプコア１１全体は変形可能な材料で構成され、変形可能な材料の厚さを変化させることにより柔軟性ポンプコア１１の局部で所定の部品を支持することができる。例えば、柔軟性ポンプコア１１の上下表面の厚さが厚いことにより、柔軟性ポンプコア１１は所定の形状を有することができる。また、柔軟性ポンプコア１１の中間部分の厚さは薄いので、柔軟性ポンプコア１１が圧縮されるとき柔軟性ポンプコア１１は一定の変形をし、圧力を撤去するとき柔軟性ポンプコア１１は元の形状に回復することができる。好ましくは、柔軟性ポンプコア１１はラバーで製造され、柔軟性ポンプコア１１が圧縮されるとき一定の変形をすることにより、キャビティｐの良好な密閉性を確保し、液体の漏出を防止することができる。他の実施例において、柔軟性ポンプコア１１は他の材料、例えばシリカゲル等のような変形可能な材料で製造されることもできる。柔軟性ポンプコア１１が圧縮されるとき一定の変形をすることによりキャビティｐの良好な密閉性を確保することができる材料であればいずれもよい。

柔軟性ポンプコア１１の内部の局部が変形可能な材料で構成されることにより、柔軟性ポンプコア１１が圧縮されるとき柔軟性ポンプコア１１は一定の変形をするか或いは、柔軟性ポンプコア１１全体が変形可能な材料で構成されることにより、柔軟性ポンプコア１１が圧縮されるとき柔軟性ポンプコア１１は一定の変形をすることができる。圧縮装置１４と接触する柔軟性ポンプコア１１の一部分が変形可能な材料で構成されることにより柔軟性ポンプコア１１が圧縮されるとき柔軟性ポンプコア１１は一定の変形をすることができるものであればいずれもよい。

外部フレーム１２全体は硬性材料で構成されるか或いは、外部フレーム１２の一部分は硬性材料で構成されかつ他の一部分は変形可能な材料で構成されるか或いは外部フレーム１２全体は変形が少ない変形可能な材料で構成されることができる。外部フレーム１２が柔軟性ポンプコア１１の外周に取り付けられることにより所定の部品を支持し、かつ柔軟性ポンプコア１１によりキャビティｐが定義される構造であればいずれもよい。

図２～図４を参照すると、第一液体通路１２１と第二液体通路１２２は外部フレーム１２上に形成され、キャビティｐの対向している両端と第一液体通路１２１および第二液体通路１２２はそれぞれ連通状態に連結される。第一液体通路１２１は液体貯蔵装置に連結され、キャビティｐの壁面の少なくとも一部分は変形可能な材料で構成され、圧縮装置１４はキャビティｐの一端から他端へ移動することにより変形可能な材料を圧縮し、第一液体通路１２１と第二液体通路１２２により水を輸送する。

図２、図５および図６を参照すると、揚水ポンプ装置１０は内部フレーム１５（図６に示すとおり）を更に含み、内部フレーム１５は柔軟性ポンプコア１１の内部（図５に示すとおり）に固定され、内部フレーム１５は硬性材料で構成される。圧縮装置１４は内部フレーム１５がキャビティｐの一端から他端へ移動することにより柔軟性ポンプコア１１を圧縮するように駆動し、それにより第一液体通路１２１と第二液体通路１２２により水を輸送する。圧縮装置１４が移動するとき柔軟性ポンプコア１１と直接に接触せず、内部フレーム１５により柔軟性ポンプコア１１を圧縮するので、柔軟性ポンプコア１１の摩損を低減することができる。また、内部フレーム１５で柔軟性ポンプコア１１を圧縮することにより圧縮時接触面積を増加させ、圧縮装置１４で柔軟性ポンプコア１１を圧縮する効率を向上させ、負荷を低減し、液体を安定に輸送することができる。

図７～図８を参照すると、図面中の矢印は圧縮装置１４の移動方向を示す。揚水ポンプ装置１０が作動状態になっているとき、圧縮装置１４は内部フレーム１５がキャビティｐの一端から他端へ移動することにより柔軟性ポンプコア１１を圧縮するように駆動し、それによりキャビティｐを進水キャビティｐ１と出水キャビティｐ２に分割する。進水キャビティｐ１は圧縮装置１４の移動方向の反対側に位置し、出水キャビティｐ２は圧縮装置１４の移動方向の前進側に位置する。図７に示すとおり、圧縮装置１４が移動し続けるとき、進水キャビティｐ１には負圧が形成され、液体は第一液体通路１２１により進水キャビティｐ１に流入し、出水キャビティｐ２には正圧が形成され、出水キャビティｐ２内の液体は第一液体通路１２１により排出される。圧縮装置１４が図７に示される状態まで移動するとき、出水キャビティｐ２内の液体は排出される。第一液体通路１２１と第二液体通路１２２との間には柔軟性パイプが配置されていない。すなわちキャビティに液体を収納させる柔軟性パイプを配置する必要がないので、部品の数量を減少させ、全体構造を簡単にし、揚水ポンプ装置１０の構造を簡潔にすることができる。

図５、図９および図１０を参照すると、揚水ポンプ装置１０は第一突出部１６３が形成されている上部カバー１６（図９に示すとおり）と第二突出部１７３が形成されている下部カバー１７（図１０に示すとおり）を更に含む。柔軟性ポンプコア１１には第一凹型部品１１２と第二凹型部品１１３（図５に示すとおり）が設けられ、第一突出部１６３の構造は第一凹型部品１１２の構造に対応し、第二突出部１７３の構造は第二凹型部品１１３の構造に対応する。上部カバー１６を外部フレーム１２に結合するとき、第一突出部１６３が第一凹型部品１１２を圧縮することにより第一凹型部品１１２は外部フレーム１２に当接する。下部カバー１７を外部フレーム１２に結合するとき、第二突出部１７３が第二凹型部品１１３を圧縮することにより第二凹型部品１１３は外部フレーム１２に当接する。それによりキャビティｐは良好な密閉性を有し、液体の漏出を防止することができる。

図１１～図１２を参照すると、上部カバー１６には第一水輸送管１６１が取り付けられ、下部カバー１７には第二水輸送管１７１が取り付けられる。柔軟性ポンプコア１１において、第一液体通路１２１および第二液体通路１２２と対応する箇所には水輸送孔１１１が形成されている。

外部フレーム１２の上部カバー１６と対応する表面に第一凹部１２３と第一凸部１６２（図１１に示すとおり）が形成されている。第一凹部１２３を第一凸部１６２に結合させるとき、第一水輸送管１６１と第一液体通路１２１は水輸送孔１１１により連通状態に連結される。外部フレーム１２の下部カバー１７と対応する表面に第二凹部１２４と第二凸部１７２（図１２に示すとおり）が形成されている。第二凹部１２４を第二凸部１７２に結合させるとき、第二水輸送管１７１と第二液体通路１２２は水輸送孔１１１により連通状態に連結される。

第一凹部１２３と第一凸部１６２のうち１つは外部フレーム１２に形成され、他の１つは上部カバー１６に形成される。第二凹部１２４と第二凸部１７２のうち１つは外部フレーム１２に形成され、他の１つは下部カバー１７に形成される。

第一水輸送管１６１は第一液体通路１２１に連結され、第二水輸送管１７１は第二液体通路１２２に連結され、液体の出口と入口は露出しているので、パイプを第一水輸送管１６１と第二水輸送管１７１に直接に挿入して使用することができる。それにより液体を液体貯蔵装置から揚水ポンプ装置１０に送入するか或いは液体を揚水ポンプ装置１０から吸い出して他の装置に送入することができる。第一凹部１２３と第一凸部１６２が設けられ、かつ第二凹部１２４と第二凸部１７２が設けられているので、上部カバー１６と下部カバー１７を外部フレーム１２に連結するとき、第一水輸送管１６１を第一液体通路１２１に容易にドッキングさせ、第二水輸送管１７１を第二液体通路１２２に容易にドッキングさせることができる。したがって、それらが確実にドッキングされないことにより漏水が生ずることを防止することができる。また、外部フレーム１２の剛性を制限することにより、圧縮装置１４が外部フレーム１２に当接するとき揺れることを防止し、液体を輸送する安定性を向上させることができる。また、外部フレーム１２を固定させることにより柔軟性ポンプコア１１の成型を確保し、液体を輸送する効率を向上させることができる。

図２と図１３を参照すると、圧縮装置１４は、エキセントリック・ホィール１４１、振り子支承（pendulum bearing）１４２、モーター１４３および減速歯車モジュール１４４を含む。モーター１４３とエキセントリック・ホィール１４１は減速歯車モジュール１４４により連結され、モーター１４３が回転するとき減速歯車モジュール１４４により減速をすることによりエキセントリック・ホィール１４１の回転速度を最適な出水の周波数に対応させることができる。振り子支承１４２はエキセントリック・ホィール１４１上に取り付けられ、振り子支承１４２は変形可能な材料に当接する。モーター１４３が回転するとき、減速歯車モジュール１４４によりエキセントリック・ホィール１４１が回転するように駆動する。それにより振り子支承１４２はキャビティｐの一端から他端へ移動することにより変形可能な材料を圧縮し、第一液体通路１２１と第二液体通路１２２により水を輸送する。振り子支承１４２は変形可能な材料に当接し、かつ変形可能な材料を圧縮するときエキセントリック・ホィール１４１は振り子支承１４２が振れるように駆動する。振り子支承１４２と変形可能な材料との間の摩擦が少ないので、変形可能な材料の摩損を低減し、揚水ポンプ装置１０の使用寿命を延長させることができる。

図１３を参照すると、圧縮装置１４は、主動軸１４５、受動軸１４６および密閉リング１４７を更に含み、主動軸１４５は減速歯車モジュール１４４に連結され、受動軸１４６は主動軸１４５とエキセントリック・ホィール１４１に連結され、密閉リング１４７は主動軸１４５と受動軸１４６との間に取り付けられる。エキセントリック・ホィール１４１の作動に影響を与えない状況において、密閉リング１４７はエキセントリック・ホィール１４１と減速歯車モジュール１４４を分離させることができる。それにより水と電気を分離させ、揚水ポンプ装置１０の安全性を向上させることができる。

図１４を参照すると、下部カバー１７には収納凹部ｑが形成され、モーター１４３は前記収納凹部ｑに結合される。それにより回転しているモーター１４３を固定させ、モーター１４３が揺れることにより液体が回流することを防止することができる。

本考案の変形例において、第一液体通路１２１と第二液体通路１２２はいずれも柔軟性ポンプコア１１上に形成されるか或いは第一液体通路１２１と第二液体通路１２２のうち１つは柔軟性ポンプコア１１上に形成され、他の１つは外部フレーム１２上に形成されることができる。第一液体通路１２１が液体貯蔵装置に連結され、かつキャビティｐの対向している両端と第一液体通路１２１および第二液体通路１２２がそれぞれ連通状態に連結されることができる構造であればいずれもよい。

本考案の変形例において、柔軟性ポンプコア１１には水輸送孔１１１が形成されず、第一水輸送管１６１は第一液体通路１２１に直接に連結され、第二水輸送管１７１は第二液体通路１２２に直接に連結されることができる。第一凹部１２３と第一凸部１６２が互いに結合されるとき、第一水輸送管１６１と第一液体通路１２１は連通状態に連結され、第二水輸送管１７１と第二液体通路１２２が互いに結合されるとき、第二水輸送管１７１は第二液体通路１２２は連通状態に連結されることができる構造であればいずれもよい。

本考案の変形例において、第一凸部１６２を上部カバー１６の外部フレーム１２と対向する表面の辺縁部に形成し、かつ外部フレーム１２の上部カバー１６と対応する表面の個所に第一凹部１２３を形成することができる。その場合、上部カバー１６を外部フレーム１２に連結するとき、第一凸部１６２は第一凹部１２３に挿入されることができる。外部フレーム１２の外周の所定の位置に第一凹部１２３を形成することもできる。その場合、上部カバー１６を外部フレーム１２に連結するとき、第一凸部１６２は第一凹部１２３に結合されることができる。同様に、第二凸部１７２を下部カバー１７の外部フレーム１２と対向する表面の辺縁部に形成し、かつ外部フレーム１２の下部カバー１７と対応する表面の個所に第二凹部１２４を形成することができる。その場合、下部カバー１７を外部フレーム１２に連結するとき、第二凸部１７２は第二凹部１２４に挿入されることができる。外部フレーム１２の外周の所定の位置に第二凹部１２４を形成することもできる。その場合、下部カバー１７を外部フレーム１２に連結するとき、第二凸部１７２は第二凹部１２４に結合されることができる。

外部フレーム１２と上部カバー１６との間および外部フレーム１２と下部カバー１７との間は、磁力吸着手段、ホック結合手段、ネジ結合手段のうちいずれか一種により連結されることができる。本考案は、外部フレーム１２と上部カバー１６との間および外部フレーム１２と下部カバー１７との間の連結手段を具体的に限定しない。外部フレーム１２と上部カバー１６、外部フレーム１２と下部カバー１７を緊密に連結させ、かつ着脱可能に連結させることができる構造であればいずれもよい。それにより揚水ポンプ装置１０内部の構造を容易に洗浄しかつ修理することができる。

図１５と図１６を参照すると、本考案の第二実施例において液体貯蔵装置３０を提供し、その液体貯蔵装置３０は外部装置（例えば美髪装置、加湿器、洗顔装置等）に液体を供給することに用いられる。液体貯蔵装置３０は、収納部３１、液体案内管３２および第一吸水部品３３を含み、液体案内管３２の局部と第一吸水部品３３は収納部３１内に取り付けられ、第一吸水部品３３と液体案内管３２は連通状態に連結される。第一吸水部品３３と液体案内管３２は連通状態に連結されるということは、第一吸水部品３３の一端は液体案内管３２内に取り付けられ、第一吸水部品３３の他端は液体案内管３２から離れている収納部３１の壁面まで延伸することを意味する。液体案内管３２は収納部３１を貫通し、液体案内管３２の一部分は収納部３１から露出している。収納部３１は液体を貯蔵することに用いられ、第一吸水部品３３は収納部３１内の液体を吸収した後、その液体を液体案内管３２により外部に輸送する。

液体案内管３２はポンプに連結され、ポンプにより収納部３１内の液体をすい出すことができる。例えば蒸気ヘアーアイロンにおいて、臑動ポンプ（peristaltic pump）により収納部３１内の液体をすい出すことができる。

液体案内管３２は第一吸水部品３３にインターフェアランスフィット（Interference fit）状態に結合されるので、液体案内管３２と第一吸水部品３３は密閉状態に連結されることができる。したがって、液体案内管３２と第一吸水部品３３が不密閉状態に連結されることにより揚水をすることができない問題を防止し、揚水の安定性を向上させることができる。

具体的に、収納部３１は第一ケース３１１と第二ケース３１２を含み、第一ケース３１１は第二ケース３１２上に結合され、第一ケース３１１と第二ケース３１２との間には収納空間が形成される。第一吸水部品３３、液体案内管３２の局部は前記収納空間内に取り付けられ、液体も前記収納空間内に収納される。第二ケース３１２上には出水口３１２１が形成されている。液体案内管３２は出水口３１２１により第二ケース３１２を貫通することにより収納部３１内の液体体を吸収して外部装置に輸送することができる。第一吸水部品３３が液体を吸収する場合、液体案内管３２から離れている第一吸水部品３３の一端は液体を吸収することにより重量が増加するので、液体案内管３２から離れている第一吸水部品３３の一端は収納部３１内において移動することができる。収納部３１内の液体が少ない場合、液体案内管３２から離れている第一吸水部品３３の一端は液体側へ移動するので、収納部３１内の液体を吸収して液体案内管３２に輸送することができる。

液体案内管３２と第一吸水部品３３は収納部３１内の収納空間内に取り付けられ、第一吸水部品３３は収納部３１内の液体と接触することにより、第一吸水部品３３は収納部３１内の液体を吸収して外部装置に輸送することができる。第一吸水部品３３は収納部３１内の液体を吸い出し、外部装置は液体貯蔵装置３０の液体を吸い出す。収納部３１の外部の気圧は内部の気圧より小さいので、第一吸水部品３３は収納部３１内の液体を吸収した後、その液体を液体案内管３２により外部装置に輸送することができる。

液体案内管３２から離れている第一吸水部品３３の一端には重量部３２４８が取り付けられている。収納部３１を持って使用するとき、重量部３２４８が取り付けられている第一吸水部品３３の一端は収納部３１内において移動し、かつ収納部３１内の液体がある位置まで移動することができるので、第一吸水部品３３が収納部３１内の液体を吸収することを確保することができる。

図１５と図１６を参照すると、液体案内管３２の第一吸水部品３３と対応する位置には少なくとも１個の第一貫通孔３２１が形成され、第一吸水部品３３の第一貫通孔３２１と対応する個所は第一貫通孔３２１から露出している。すなわち液体案内管３２には第一貫通孔３２１が形成されているので、収納部３１内の液体案内管３２付近の液体は第一吸水部品３３と接触することができる。収納部３１内の液体が少ないとき、収納部３１を逆に立てることにより収納部３１内の液体を液体案内管３２の付近に集めることができる。その場合、収納部３１内の液体案内管３２付近の液体は第一貫通孔３２１に取り付けられる第一吸水部品３３に収入されるので、液体貯蔵装置３０の液体の利用率を向上させることができる。また、第一吸水部品３３の第一貫通孔３２１と対応する箇所は露出しているので、その第一吸水部品３３の個所と液体が接触することを確保し、第一吸水部品３３と液体が接触する面積を増加させ、液体貯蔵装置３０が液体を吸収して用いる利用率を向上させることができる。

液体案内管３２が柔軟性材料で形成されることにより、液体案内管３２は第一貫通孔３２１の位置において弾性変形をすることができる。すなわち第一貫通孔３２１が変形をすることにより、第一吸水部品３３の移動の距離は増加し、液体案内管３２から離れている第一吸水部品３３の一端は収納部３１内のいろいろな位置まで移動することができる。それにより収納部３１内の各位置の液体を吸収し、収納部３１内の液体の利用率を向上させることができる。

第一貫通孔３２１は第一吸水部品３３にインターフェアランスフィット状態に結合されるので、第一貫通孔３２１と第一吸水部品３３との間の密閉性を確保し、第一貫通孔３２１から気体が漏出することにより揚水をすることができない問題を防止することができる。

図１６を参照すると、第一ケース３１１は、注水孔３１１１、カバー３１１２、密閉部品３１１３および通気孔３１１４を含む。注水孔３１１１と通気孔３１１４は第一ケース３１１を貫通するように形成され、カバー３１１２は注水孔３１１１に適用し、カバー３１１２は注水孔３１１１上に結合される。密閉部品３１１３は第一ケース３１１を貫通するように形成され、液体貯蔵装置を使用するときカバー３１１２で注水孔３１１１を閉めることができる。注水孔３１１１により液体を収納部３１に注入し、通気孔３１１４により収納部３１の内部気圧と外部気圧のバランスをとることができる。密閉部品３１１３で通気孔３１１４を閉める。

具体的に、使用者は注水孔３１１１により液体を収納部３１に注入した後、カバー３１１２で注水孔３１１１を閉めることにより、液体が注入されている収納部３１の密閉状態を確保することができる。通気孔３１１４により収納部３１の内部気圧と外部気圧は同一になることができる。密閉部品３１１３で通気孔３１１４を閉めることにより液体が通気孔３１１４から漏出することを防止することができる。

図１６と図１７を参照すると、出水口３１２１に近づいている液体案内管３２の一側には吸水補助モジュール３２４が取り付けられ、吸水補助モジュール３２４は液体案内管３２から離れる方向に延伸している。吸水補助モジュール３２４は出水口３１２１に近づいている収納部３１内の液体を吸収することができる。

具体的に、吸水補助モジュール３２４は、出水口３１２１に近づいている収納部３１内に取り付けられ、かつ収納部３１の出水口３１２１付近の液体を吸収することができる。収納部３１内の液体が少ないとき、液体貯蔵装置３０は第一吸水部品３３に少量の液体を供給し、吸水補助モジュール３２４に液体を正常に供給することにより液体貯蔵装置３０内の液体の利用率を向上させることができる。

図１６と図１７を参照すると、吸水補助モジュール３２４はサブ吸水管３２４１と第二吸水部品３２４２を含み、サブ吸水管３２４１は出水口３１２１に近づいている液体案内管３２の一側に取り付けられ、サブ吸水管３２４１は液体案内管３２から離れる方向に延伸し、サブ吸水管３２４１と液体案内管３２は連通状態に連結される。サブ吸水管３２４１上には少なくとも１個の第二貫通孔３２４３が形成され、サブ吸水管３２４１は第二吸収部品３２４２が吸収する液体を輸送し、第二吸収部品３２４２は出水口３１２１に近づいている収納部３１内に液体を吸収する。第二貫通孔３２４３により第二吸収部品３２４２と液体が接触する面積を増加させることができる。

具体的に、第二吸収部品３２４２はサブ吸水管３２４１内に取り付けられ、第二吸収部品３２４２の長さはサブ吸水管３２４１の長さより長いことにより第二吸収部品３２４２の一端はサブ吸水管３２４１から露出している。サブ吸水管３２４１の一端は液体案内管３２に連結され、反対側の一端は収納部３１の内表面に延伸する。液体案内管３２から離れている第二吸収部品３２４２の一端は液体を吸収した後、その液体を液体案内管３２に輸送することができる。収納部３１内において出水口３１２１に近づいている第二吸収部品３２４２付近に液体を吸収することができる。サブ吸水管３２４１に第二貫通孔３２４３が形成されていることにより第二吸収部品３２４２と液体が接触する面積を増加させることができる。収納部３１内においてサブ吸水管３２４１付近にある液体を第二吸収部品３２４２で吸収することができるので、収納部３１内の液体の利用率を向上させることができる。他の実施例において、第二吸収部品３２４２の長さはサブ吸水管３２４１の長さより短いことができる。第二吸収部品３２４２はサブ吸水管３２４１内に取り付けられかつ液体を吸収できる構造でればいずれもよい。

本実施例において、第一吸水部品３３と第二吸収部品３２４２は綿棒または吸水材料で構成される部品であることができる。

本考案において、第二貫通孔３２４３の数量は、１個、２個、３個または３個以上であることができる。第二吸水部品３２４２が第二貫通孔３２４３により収納部３１内の液体と接触することを確保することができれば、第二貫通孔３２４３の数量を変化させてもよい。本実施例において、第二貫通孔３２４３の数量は１個であるが、本考案はそれにのみ限定されるものでない。

サブ吸水管３２４１は収納部３１の内表面まで延伸することにより収納部３１内の液体の利用率を向上させることができる。

液体案内管３２はＴ型の３方向通水構造を有しており、サブ吸水管３２４１と液体案内管３２は垂直に設けられることができる。

サブ吸水管３２４１と出水口３１２１に近づいている収納部３１の一側の壁面は同様な高さに形成されることにより、水位が低いとき液体の利用率を向上させることができる。

図１８と図１９を参照すると、本考案の第三実施例において液体貯蔵装置３０’を提供する。第三実施例と第二実施例の相違点は、吸水補助モジュール３２４’は吸収ブロック３２４４’と排水部品３２４５’を含み、吸収ブロック３２４４’は収納部３１’の内表面に近づいている排水部品３２４５’の一側に取り付けられ、排水部品３２４５’と液体案内管３２’は連通状態に連結され、排水部品３２４５’は少なくとも１個の排水口３２４９’を含み、排水口３２４９’と液体案内管３２’は連通状態に連結され、吸収ブロック３２４４’は排水口３２４９’に取り付けられることにある。吸収ブロック３２４４’は収納部３１’内の液体を吸収して排水部品３２４５’側に排出し、排水部品３２４５’は出水口３１２１’に近づいている収納部３１’内の液体を排出する。

具体的に、収納部３１’の内表面に近づいている排水部品３２４５’の一側には排水口３２４９’が形成されている。吸収ブロック３２４４’は収納部３１’の内表面に当接し、吸収ブロック３２４４’は排水口３２４９’にインターフェアランスフィット状態に結合される。吸収ブロック３２４４’は出水口３１２１’に近づいている収納部３１’内の液体を吸収した後排水部品３２４５’によりその液体を排出する。出水口３１２１’に近づいている収納部３１’内の液体は吸収ブロック３２４４’に吸収されることにより、収納部３１’内の液体の利用率を向上させることができる。好ましくは、吸収ブロック３２４４’は綿棒（cotton swab）、海綿のうちいずれか一種であることができる。

本実施例において、液体案内管３２’は圧縮部１２２’と連結部１２３’を含み、連結部１２３’は第一吸水部品３３’の一端に連結され、圧縮部１２２’は圧縮可能な形態に設計される。圧縮部１２２’を圧縮することにより第一吸水部品３３’を液体案内管３２’に接近させることができる。その場合、液体案内管３２’に近づいている収納部３１’内の液体は第一吸水部品３３’に吸収され、その後その液体は外部の装置に輸送される。圧縮部１２２’を圧縮することにより第一吸水部品３３’は収納部３１’内において移動し、かつ第一吸水部品３３’の移動の距離を増加させることができる。

本考案において、排水口３２４９’の数量は、１個、２個、３個または３個以上であることができる。吸収ブロック３２４４’が収納部３１’内の液体と接触することを確保することができれば、排水口３２４９’の数量を変化させてもよい。本実施例において、排水口３２４９’の数量は１個であるが、本考案はそれにのみ限定されるものでない。

吸収ブロック３２４４’は排水部品３２４５’にインターフェアランスフィット状態に結合されることにより、吸収ブロック３２４４’と排水部品３２４５’は密閉状態に連結されることができる。したがって、吸収ブロック３２４４’と排水部品３２４５’が不密閉状態に連結されることにより揚水をすることができない問題を防止し、揚水の安定性を向上させることができる。

図２０と図２１を一緒に参照すると、本考案の第四実施例において液体貯蔵装置３０’’を提供する。第四実施例と第二実施例の相違点は、吸水補助モジュール３２４’’は、通水管３２４６’’、固定管３２４７’’および第二吸収部品３２４２’’を含むことにある。通水管３２４６’’は固定管３２４７’’の管体上に取り付けられ、液体案内管３２’’、通水管３２４６’’および固定管３２４７’’が連通状態に連結されることによりＨ型の４方向通水構造が形成される。第二吸収部品３２４２’’は固定管３２４７’’内に取り付けられ、固定管３２４７’’上には少なくとも１個の第二貫通孔３２４３’’が形成されている。好ましくは、第二貫通孔３２４３’’は通水管３２４６’’から離れている固定管３２４７’’の一側に形成される。

具体的に、固定管３２４７’’の両端は開口状態に形成されており、第二吸収部品３２４２’’は固定管３２４７’’内に取り付けられ、かつ第二吸収部品３２４２’’の両端は固定管３２４７’’の両端の開口から露出しているので、第二吸収部品３２４２’’により固定管３２４７’’内の液体を吸収することができる。使用者が収納部３１’内の液体を固定管３２４７’’側へ流す場合、第二吸収部品３２４２’’は固定管３２４７’’内の液体を吸収することができる。固定管３２４７’’上に第二貫通孔３２４３’’が形成されているので、固定管３２４７’’と液体が接触する面積を増加させ、液体の利用率を向上させることができる。

第二吸収部品３２４２’’の長さは固定管３２４７’’の長さより小さいか或いは大きいか或いは等しいことができる。第二吸収部品３２４２’’が固定管３２４７’’内に取り付けられかつ固定管３２４７’’内の液体を吸収できる構造であればいずれもよい。

本考案において、第二貫通孔３２４３’’の数量は、１個、２個、３個または３個以上であることができる。第二吸収部品３２４２’’が第二貫通孔３２４３’’により収納部３１’’内の液体と接触することを確保することができれば、第二貫通孔３２４３’’の数量を変化させてもよい。本実施例において、第二貫通孔３２４３’’の数量は１個であるが、本考案はそれにのみ限定されるものでない。

固定管３２４７’’は第二吸収部品３２４２’’にインターフェアランスフィット状態に結合されることにより、固定管３２４７’’と第二吸収部品３２４２’’は密閉状態に連結されることができる。したがって、固定管３２４７’’と第二吸収部品３２４２’’が不密閉状態に連結されることにより揚水をすることができない問題を防止し、揚水の安定性を向上させることができる。第二吸収部品３２４２’’は第二貫通孔３２４３’’にインターフェアランスフィット状態に結合されるので、第二吸収部品３２４２’’と第二貫通孔３２４３’’との間の密閉性を確保し、第二貫通孔３２４３’’から気体が漏出することにより揚水をすることができない問題を防止することができる。

図２２を参照すると、本考案の第五実施例において美髪装置２０を提供する。前記美髪装置２０は本考案の実施例に係る揚水ポンプ装置２１と液体貯蔵装置２２を含み、液体貯蔵装置２２は揚水ポンプ装置２１に連結され、美髪装置２０は、ヘアーのストレート、ヘアーのウエーブ、染色およびヘアーの保護等に用いられるが、本考案の実施例においてそれを具体的に限定しない。具体的に、前記キャビティｐの体積は０．０１ｍｌ～０．１ｍｌであり、圧縮装置がキャビティを圧縮する速度は４０ｒ／ｍｉｎ～９０ｒ／ｍｉｎである。揚水ポンプ装置２１がその体積とその圧縮速度で作動する場合、揚水ポンプ装置２１が送入する液体の量と液体を送入する周波数は美髪装置２０に適合するので、注入される液体の量が少ないか或いは多いことにより美髪装置２０の美髪の効果に影響を与えることを防止することができる。

美髪装置２０を使用するとき、美髪装置２０をいろいろな角度に把持して使用する（例えば携帯式蒸気ヘアーアイロンを使用するとき、それを所定の角度に把持することによりいろいろな美髪の要求を満たす）必要があるので、液体貯蔵装置２２の角度を変化させることにより液体貯蔵装置２２内の液体をいろいろな位置に流動させる必要がある。液体が出水口に近づいている位置に流動するとき、液体貯蔵装置２２はその液体を吸収し続けることができるので、液体の利用率を向上させ、液体貯蔵装置２２を逆に立てることにより水を吸収できない問題を避けることができる。

図２３を参照すると、美髪装置２０の変形例は蒸気ヘアーアイロン（Hair straightener）２４であることができる。前記蒸気ヘアーアイロン２４は霧化装置２２を含み、揚水ポンプ装置２１の第二液体通路により送入する液体は前記霧化装置２４により蒸気になることができる。

以上、本考案の実施例に係る揚水ポンプ装置および美髪装置を詳細に説明し、前記具体的な実施例により本考案の原理と実施方法を説明してきたが、前記実施例は本考案の例示にしか過ぎないものであるため、本考案は前記実施例の構成にのみ限定されるものでない。この技術分野の技術者は、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において設計の変更、改良、代替等をすることができ、そのような設計の変更、改良、代替等があっても本考案に含まれることは勿論である。

Claims

液体貯蔵装置に連結されかつその液体貯蔵装置内の液体を輸送することに用いられる揚水ポンプ装置であって、前記揚水ポンプ装置は液体を収納させるキャビティと圧縮装置を含み、前記キャビティの対向している両端は第一液体通路および第二液体通路にそれぞれ連通状態に連結され、前記第一液体通路は前記液体貯蔵装置に連結され、前記キャビティの壁面の少なくとも一部分は変形可能な材料で構成され、前記圧縮装置は前記キャビティの一端から他端へ移動することにより前記変形可能な材料を圧縮し、それにより前記第一液体通路と前記第二液体通路により水を輸送することを特徴とする揚水ポンプ装置。
揚水ポンプ装置と液体貯蔵装置を含み、前記液体貯蔵装置は前記揚水ポンプ装置に連結され、前記揚水ポンプ装置は液体を収納させるキャビティと圧縮装置を含み、前記キャビティの対向している両端は第一液体通路および第二液体通路にそれぞれ連通状態に連結され、前記第一液体通路は前記液体貯蔵装置に連結され、前記キャビティの壁面の少なくとも一部分は変形可能な材料で構成され、前記圧縮装置は前記キャビティの一端から他端へ移動することにより前記変形可能な材料を圧縮し、それにより前記第一液体通路と前記第二液体通路により水を輸送することを特徴とする美髪装置。
前記キャビティは硬性壁面と変形可能な壁面で構成され、前記第一液体通路と第二液体通路との間には柔軟性パイプが配置されていないことを特徴とする請求項２に記載の美髪装置。
前記揚水ポンプ装置は、柔軟性ポンプコア、外部フレームおよび隔離板を含み、前記外部フレームは前記柔軟性ポンプコアの外周に取り付けられ、前記隔離板は前記柔軟性ポンプコアと前記外部フレームとの間に形成されかつ前記柔軟性ポンプコアと前記外部フレームのうちいずれか１つから他の１つまで延伸し、前記柔軟性ポンプコアは変形可能な材料で構成されることを特徴とする請求項３に記載の美髪装置。
前記揚水ポンプ装置は第一突出部が形成されている上部カバーと第二突出部が形成されている下部カバーを更に含み、前記柔軟性ポンプコアには第一凹型部品と第二凹型部品が設けられ、前記第一突出部の構造は前記第一凹型部品の構造に対応し、前記第二突出部の構造は前記第二凹型部品の構造に対応し、
前記上部カバーを前記外部フレームに結合するとき、前記第一突出部が前記第一凹型部品を圧縮することにより前記第一凹型部品は前記外部フレームに当接し、前記下部カバーを前記外部フレームに結合するとき、前記第二突出部が前記第二凹型部品を圧縮することにより前記第二凹型部品は前記外部フレームに当接することを特徴とする請求項４に記載の美髪装置。
前記揚水ポンプ装置は内部フレームを更に含み、前記内部フレームは前記柔軟性ポンプコアの内部に固定され、前記圧縮装置は前記内部フレームが前記キャビティの一端から他端へ移動することにより前記柔軟性ポンプコアを圧縮するように駆動し、それにより前記第一液体通路と前記第二液体通路により水を輸送することを特徴とする請求項４に記載の美髪装置。
前記圧縮装置はエキセントリック・ホィールを含み、前記キャビティは開口が形成されている環状部品であることを特徴とする請求項２に記載の美髪装置。
前記圧縮装置は振り子支承を更に含み、前記振り子支承は前記エキセントリック・ホィール上に取り付けられ、前記振り子支承は前記変形可能な材料に当接し、モーターが回転するとき、前記振り子支承は前記キャビティの一端から他端へ移動することにより前記変形可能な材料を圧縮するように駆動し、それにより前記第一液体通路と前記第二液体通路により水を輸送することを特徴とする請求項７に記載の美髪装置。
前記柔軟性ポンプコアは環状に形成され、前記外部フレームは切欠き口が形成されている環状部品であり、前記隔離板は前記柔軟性ポンプコアに固定され、前記柔軟性ポンプコアから離れている前記隔離板の一端は前記外部フレームの切欠き口に結合されることを特徴とする請求項４に記載の美髪装置。
前記隔離板は変形可能な材料で構成され、前記柔軟性ポンプコアに近づいている前記隔離板の一側の厚さは前記柔軟性ポンプコアから離れている前記隔離板の他側の厚さより薄いことを特徴とする請求項４に記載の美髪装置。
前記上部カバーには第一水輸送管が取り付けられ、前記下部カバーには第二水輸送管が取り付けられ、前記柔軟性ポンプコアにおいて前記第一液体通路および前記第二液体通路と対応する箇所には水輸送孔が形成されており、前記外部フレームの前記上部カバーと対応する表面に第一凹部と第一凸部が形成されており、前記外部フレームの下部カバーと対応する表面に第二凹部と第二凸部が形成されており、前記第一凹部を前記第一凸部に結合させるとき、前記第一水輸送管と前記第一液体通路は水輸送孔により連通状態に連結され、前記第二凹部を前記第二凸部に結合させるとき、前記第二水輸送管と前記第二液体通路は水輸送孔により連通状態に連結されることを特徴とする請求項５に記載の美髪装置。
前記液体貯蔵装置は、収納部、液体案内管および第一吸水部品を含み、前記液体案内管の一端は収納部を貫通することにより外部と連通状態にされ、前記液体案内管の反対側の一端は前記第一吸水部品に連結され、前記第一吸水部品の一端は前記液体案内管に取り付けられ、前記第一吸水部品の反対側の一端は前記収納部の内部に延伸することを特徴とする請求項２に記載の美髪装置。
前記液体案内管の前記第一吸水部品と対応する位置には少なくとも１個の第一貫通孔が形成され、前記第一吸水部品の前記第一貫通孔と対応する個所は前記第一貫通孔から露出していることを特徴とする請求項１２に記載の美髪装置。
前記収納部の前記液体案内管と対応する一側には出水口が形成され、前記液体案内管は前記出水口に挿入され、前記収納部内において前記出水口に近づいている前記液体案内管の一側には吸水補助モジュールが取り付けられ、前記吸水補助モジュールは前記液体案内管と連通状態に連結されることを特徴とする請求項１２に記載の美髪装置。
前記吸水補助モジュールはサブ吸水管と第二吸水部品を含み、前記サブ吸水管は前記出水口に近づいている前記液体案内管の一側に取り付けられ、前記サブ吸水管と前記液体案内管は連通状態に連結され、前記第二吸水部品は前記サブ吸水管上に取り付けられることを特徴とする請求項１４に記載の美髪装置。