JP3240046B2 - 扁平物品のスタッキング装置 - Google Patents

扁平物品のスタッキング装置

Info

Publication number
JP3240046B2
JP3240046B2 JP11118997A JP11118997A JP3240046B2 JP 3240046 B2 JP3240046 B2 JP 3240046B2 JP 11118997 A JP11118997 A JP 11118997A JP 11118997 A JP11118997 A JP 11118997A JP 3240046 B2 JP3240046 B2 JP 3240046B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide plate
plate
flat article
buffer guide
chute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11118997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10297753A (ja
Inventor
和夫 鳥羽
研二 梅沢
英生 高畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsubakimoto Chain Co filed Critical Tsubakimoto Chain Co
Priority to JP11118997A priority Critical patent/JP3240046B2/ja
Publication of JPH10297753A publication Critical patent/JPH10297753A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3240046B2 publication Critical patent/JP3240046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)
  • Vibration Dampers (AREA)
  • Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属するの技術分野】本発明は、書籍等の扁平物
品のスタッキング装置に関し、特に大小様々なサイズの
物品を積み重ねる場合に好適なスタッキング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ソータ等で仕分けされてシュート
から滑降してくる書籍等の扁平物品は、サイズが概略等
しい場合は、シュート末端に設けた水平部に積み重さな
って堆積するので、作業員はこれを手作業でケースに収
容していた。
【0003】また、大小様々なサイズの物品では、それ
ぞれの重心位置がずれているために堆積されたものが崩
れて水平部に散らばってしまうので、作業員が拾い集め
て揃えた後、ケースに収容していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シュー
トから滑降してきた扁平物品を手作業でケースに収容し
ているため作業効率が低いという問題があった。また、
取り扱う物品のサイズが概略揃っているものは、積み重
ねに問題は生じないが、大小様々なサイズがある場合に
は、手作業で積み重ねる際に多数の扁平物品の一側面を
揃えて積み重ねる必要があるため作業が困難であるとと
もに、扁平物品をケースへ手作業で収容する際に落下さ
せて損傷することがあった。
【0005】そこで本発明は、前述したような従来の技
術における問題を解決し、シュートから放出された扁平
物品の積み重ね作業を効率化するとともに、積み重ね作
業時における物品の損傷を防止することのできるスタッ
キング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の昇降テーブル式スタッキング装置は、扁平
物品を滑降させて下端から水平に近い角度で放出するシ
ュートと、前記シュートから放出された扁平物品を受け
入れる開口部が上端に形成され、内部に扁平物品を堆積
支持する受け板が昇降自在に配置されているケースの底
部の孔を貫通して下方から前記ケース内に侵入する昇降
ロッドを有し、前記受け板下面を前記昇降ロッド上端で
支持して昇降させる受け板昇降機構と、前記シュートの
下端とケースの開口部を挟んで対向する位置に設けら
れ、シュートから放出された扁平物品を緩衝して受け止
め、前記ケース内に落下するように案内する緩衝ガイド
機構とを備えたものである。
【0007】そして、前記緩衝ガイド機構は、下端縁が
前記開口部内へ侵入してシュート側に向けて突出した前
進位置とシュート側と反対側に後退した退避位置との間
で変位できるように、上部が水平軸線回りに定位置で揺
動自在に支持された第1の緩衝ガイド板と、前記第1の
緩衝ガイド板の後方に並べて配置され、下端縁が前記開
口部内に侵入して第1の緩衝ガイド板の前進位置におけ
る下端縁からほぼ真下に離間した前進位置と、前面が第
1の緩衝ガイド板の退避位置の下端縁に当接した退避位
置との間で変位できるように、上部が水平軸線回りに第
1の緩衝ガイド板と同方向に定位置で揺動自在に支持さ
れた第2の緩衝ガイド板と、第1の緩衝ガイド板と第2
の緩衝ガイド板とを個別にそれぞれの前進位置へ付勢す
る付勢手段から構成されている。
【0008】前記緩衝ガイド機構はさらに、第1の緩衝
ガイド板と第2の緩衝ガイド板をそれぞれの付勢手段の
付勢力に抗して強制的に退避位置まで一緒に揺動させる
アクチュエータと、前記シュートから放出される偏平物
品のサイズを監視し、ケースに収容可能な最大サイズの
偏平物品を検知した場合のみ前記アクチュエータを動作
させて、第1の緩衝ガイド板と第2の緩衝ガイド板を退
避位置へ揺動させるサイズ検知センサを有していること
が好ましい。
【0009】また、前記受け板昇降機構は、ケース内に
堆積される扁平物品の高さを検知するレベル検知センサ
からの信号に基づいて受け板を下降させ、扁平物品の堆
積高さを常に略一定のレベルに維持するように構成され
ていることも好ましい。
【0010】
【作用】シュートから放出された書籍等の扁平物品は第
1の緩衝支持板に衝突し、前記緩衝支持板を付勢手段の
付勢力に抗して後方へ揺動させる。その際、扁平物品の
運動エネルギーが消費され、扁平物品は衝撃を受けるこ
となく第1の緩衝支持板によって受け止められる。
【0011】第1の緩衝支持板は扁平物品を受け止めた
後、付勢手段の付勢力によって直ちに前進位置へ復帰移
動し、前記扁平物品を下端縁で案内してケース内へ落下
させる。
【0012】ここで、第1の緩衝支持板に衝突する扁平
物品の重量が大きい場合には、第1の緩衝支持板の後退
揺動角が大きくなり、第1の緩衝支持板は後方の第2の
緩衝支持板に当接し、両方の緩衝支持板が一緒に後退す
る。
【0013】扁平物品の大きな運動エネルギーは、付勢
手段に抗して第1の緩衝支持板と第2の緩衝支持板とを
ともに後退させることで吸収される。その後、付勢手段
の付勢力によって両方の緩衝支持板は前進位置まで復帰
するが、第1の緩衝支持板の後退量が大きいため、扁平
物品はその前端縁に案内されることなく下方へ落下す
る。
【0014】しかし、第1の緩衝支持板の下端縁の下方
には、第2の緩衝支持板の下端縁が復帰移動しており、
第1の緩衝支持板の下端縁を通過した扁平物品は、第2
の緩衝支持板の下端縁で案内されてケース内に落下し、
受け板上に大小さまざまなサイズの順次扁平物品がこれ
らの緩衝支持板側の側面を揃えて堆積される。
【0015】この際、受け板を受け板昇降機構によって
扁平物品の堆積に応じて下降させ、ケース内にシュート
から順次放出されてくる新たな扁平物品を受け入れられ
るようにする。
【0016】なお、前記緩衝ガイド機構が第1の緩衝ガ
イド板と第2の緩衝ガイド板をそれぞれの付勢手段の付
勢力に抗して強制的に退避位置まで一緒に揺動させるア
クチュエータと、前記シュートから放出される偏平物品
のサイズを監視し、ケースに収容可能な最大サイズの偏
平物品を検知した場合のみ前記アクチュエータを動作さ
せて、第1の緩衝ガイド板と第2の緩衝ガイド板を退避
位置へ揺動させるサイズ検知センサを有している場合に
は、前記最大サイズの扁平物品は、ケース上端の開口部
で、これらの緩衝ガイド板に引掛かることなくケース内
に落下し、これより小さいサイズの扁平物品と混在して
ケース内の受け板上に堆積させることができる。
【0017】さらに、受け板昇降機構をケース内に堆積
される扁平物品の高さを検知するレベル検知センサから
の信号に基づいて受け板を下降させ、扁平物品の堆積高
さを常に略一定のレベルに維持するように構成している
場合には、シュートからの扁平物品の放出タイミングや
扁平物品の厚みのばらつきに無関係に、ケース内に堆積
している最上部の扁平物品上面とシュート下端との間の
落差が略一定に維持され、安定した積み重ね動作が行わ
れる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明のスタッキング装置の一実施例を
示す側面図であって、スタッキング装置1は、図示して
いない仕分コンベヤに沿って多数配列されているシュー
ト2のそれぞれの下方に設置されており、シュート2か
ら落下してくる大小様々なサイズの書籍が上端が開口さ
れたケース3内に順次積み上げられるように構成されて
いる。
【0019】前記ケース3は、前記仕分コンベヤの搬送
方向と直交する方向に配列されているローラ4上にそれ
ぞれ載置され、ケース3がシュート2から投入された書
籍で満杯になると、ローラ4に沿ってシュート2の下方
から搬出し、別の空のケース2と交換して仕分作業を続
行できるようになっている。
【0020】ケース3は、樹脂等の材料で形成されてい
てその底部とは別に、内部を昇降できる受け板5を有し
ている。前記受け板5は、空のケース3がシュート2の
下方に搬入されて書籍の投入が開始されるときには、ケ
ース3の上部にあり、書籍が受け板5上に積み重ねられ
るに従って下方に移動されるようになっている。
【0021】図2は、受け板5を昇降するための機構を
示す断面図であって、ケース3が載置されるローラ4の
下方の床面下にはピット6が形成されていて、前記ピッ
ト6内に受け板昇降機構7が配置されている。
【0022】前記受け板昇降機構7は、モータ8によっ
て伝動機構9を介して正逆転される垂直なネジ軸10を
有している。前記ネジ軸10には、ブラケット11に固
定されているナット12が螺合していて、ネジ軸10の
回転によってブラケット11が昇降するように構成され
ている。
【0023】前記ブラケット11には、昇降ロッド13
と昇降ロッド14の下端が固定されている。これらの昇
降ロッド13,14は、左右一対ずつ合計四本設けられ
ており、ネジ軸10の上端を回転自在に支持している軸
受15とともに水平枠16に取り付けられている4つの
スライド軸受17を摺動自在に貫通し、ネジ軸10の回
転に伴ってローラ4の間から上方へ出没するように構成
されている。
【0024】一方、ケース3の底部には、これらの昇降
ロッド13,14が内部に侵入できるように孔18が4
カ所形成されていて、ケース3内部へ侵入した昇降ロッ
ド13,14の上端で受け板5を昇降できるようになっ
ている。
【0025】これらの昇降ロッド13,14のうち、書
籍が落下してくるシュート2の下端縁に近い側の一対の
ロッド14は、反対側の一対のロッド13よりもやや長
く形成されている。
【0026】これらのロッド13,14の上端で支持さ
れた受け板5は、前記シュート2の下端縁に近い側の辺
が他方の辺よりもやや上方になるように傾斜するため、
受け板5にシュート2から水平方向に対してやや斜め下
方に放出される書籍が受け板5上に落下する際の衝突角
度を小さくして落下時の衝撃を低減することができる。
【0027】図1に示すように、シュート2の下端縁と
ケース5の上端開口部を挟んだ反対側には、緩衝ガイド
機構19が設けられている。図3は前記緩衝ガイド機構
19の正面図、図4は背面図、図5は図3のA−A線位
置における矢印方向に見た断面図であって、これらの図
に示すように、緩衝ガイド機構19は、支持枠20の左
右両側の軸支持部21間に固定されている共通の支軸2
2に上辺部を回動自在に支持された第1の緩衝ガイド板
23と第2の緩衝ガイド板24を有している。
【0028】前記第1の緩衝ガイド板23は支軸22の
中央部に回動自在に外嵌されている軸筒25に連結部材
26を介して固定されている。前記軸筒25には連結部
材26と反対側にウエイト固定板27が固定されてお
り、前記ウエイト固定板27に固定されている板状のウ
エイト28によって、第1の緩衝ガイド板23が図5に
実線で示す前進位置に維持されている。
【0029】また、前記第2の緩衝ガイド板24は、第
1の緩衝ガイド板23の後方に配置され、その下端縁は
前記緩衝ガイド板23の下端縁よりも下方まで延長され
ており、軸筒25の左右両側に隣接して支軸22に回動
自在に外嵌されている一対の軸筒29のそれぞれに連結
部材30を介して固定されている。
【0030】緩衝ガイド板24は第1の緩衝ガイド板2
3と同様に、軸筒29の連結部材30と反対側に固定さ
れたウエイト固定板31に設けられたウエイト32によ
って前方へ付勢され、その下端縁が第1の緩衝ガイド板
23の前進位置における下端縁からほぼ真下に所定距離
離間している前進位置に維持されている。
【0031】また、支持枠20の下端にはエアシリンダ
で構成されているアクチュエータ33が取り付けられて
いる。前記アクチュエータ33には作動ロッド34が上
方へ伸縮自在に設けられており、前記作動ロッド34が
下方に位置しているときには、その先端は前進位置にあ
る第1の緩衝ガイド板23のウエイト固定板27の下面
から僅かに離れている。
【0032】そして、作動ロッド34が上限まで伸長し
た位置では、前記作動ロッド34の先端はウエイト固定
板27を押し上げ、第1の緩衝ガイド板23は図5に仮
想線23’で示す退避位置まで後退する。
【0033】この際、第2の緩衝ガイド板24は、その
前面に第1の緩衝ガイド板23が当接して仮想線24’
で示す退避位置まで第1の緩衝ガイド板23とともに後
退変位する。
【0034】これらの緩衝ガイド板23,24は、アク
チュエータ33の作動ロッド34の上限位置との間にゆ
とりを持たせるために、同図に仮想線23”,24”で
示す位置まで揺動変位できるように構成されている。
【0035】また、これらの緩衝ガイド板23,24の
下端は、ケース3の上端開口部よりやや下方に侵入した
位置に配置されており、第2の緩衝ガイド板24の下端
部に形成された櫛歯状の切欠Tと受け板5の前記緩衝ガ
イド板24側の一辺に形成された櫛歯状の切欠t(図5
参照)とが互いに入り込んで、上昇限位置にある受け板
5と第2の緩衝ガイド板24が干渉しないように構成さ
れている。
【0036】また、ケース3上端部の左右両側壁部に
は、図1に示すローラ4の上を移動させてケース3の交
換を行う場合にこれらの緩衝ガイド板23,24との干
渉を避けるための切欠部C形成されている。ケース3
は、緩衝ガイド板23,24をアクチュエータ33で退
避位置まで後退させた状態で切欠部Cを通過させること
が可能である。
【0037】また、第1の緩衝ガイド板23が取り付け
られている軸筒25には、支持枠20の前面に固定され
ている揺動検知センサ35を動作させる被検知板36が
設けられている。前記揺動検知センサ35は、第1の緩
衝ガイド板23の下端がその前進位置から一定の量後退
変位したときに、被検知板36の移動を検知して検知信
号を発生する。前記揺動検知センサ35としては、光学
センサや磁気センサ等を用いることができる。また、機
械的なリミットスイッチを用いて、緩衝ガイド板23の
変位を検知するようにしてもよい。
【0038】図6に示すように、シュート2を上方から
滑降してきた書籍Bは、その下端から水平に近い角度で
放出され、第1の緩衝ガイド板23の前面に衝突する。
その際、前記書籍Bはウエイト28の付勢力に抗して支
軸22回りに前記緩衝ガイド板23を後方へ揺動させる
ため、衝突の衝撃が緩和されて損傷を受けることなく第
1の緩衝ガイド板23で受け止められる。
【0039】緩衝ガイド板23は、書籍Bを受け止めた
後、ウエイト28の付勢力によって直ちに前進位置まで
復帰移動し、その下端縁で下方へ落下する書籍Bの一方
の端を所定の位置に揃えてケース3内の受け板上に堆積
させる。
【0040】この際、シュート2下端から放出される書
籍Bの重量が大きい場合には、第1の緩衝ガイド板23
の後退量が大きいため、緩衝ガイド板23の下端が第2
の緩衝ガイド板24に衝突してこれを一緒に支軸22回
りに後方に揺動させる。その結果、重量の大きな書籍B
は、第1の緩衝ガイド板23と第2の緩衝ガイド板24
の両方を揺動させて受け止められる。
【0041】この場合には、第1の緩衝ガイド板23の
揺動量が大きく、その前進位置へ復帰移動するまでに、
書籍Bは緩衝ガイド板23の下端縁より下方へ落下して
しまうが、前記下端縁より下方の第2の緩衝ガイド板2
4の下端縁まで落下する間に第2の緩衝ガイド板24は
前進位置まで復帰し、その下端縁で書籍Bの一側面が下
方の書籍Bの一側面ととほぼ同一位置にくるように揃え
られた状態で堆積される。
【0042】一方、緩衝ガイド機構19の支持枠20の
下部両側には、それぞれ上下2段にレベル検知センサを
構成している発光部37Aと受光部37Bが取り付けら
れていて、支持枠20下部両側の発光部37Aから発射
された光は、図7に示すようにケース3の上端開口部の
中心位置で互いに交差し、対向しているシュート2下端
側に隣りあうフレーム20下部両側の受光部37Bにそ
れぞれ受光されるようになっている。
【0043】これらの2組の発光部37Aと受光部37
Bによってケース3に堆積された書籍Bの最上位置のも
のによって、左右の受光部37Bへ入射する光がともに
一定時間遮断され続けると、図2に示す受け板昇降機構
7が動作して、受け板5を所定のレベル、例えばケース
3内に堆積される書籍Bの平均の厚み分だけ下降させ
る。
【0044】本実施例では、発光部37Aと受光部37
Bの支持枠20に対する取付位置のレベルの差によっ
て、ケース3の上端開口部中央で交差する2組の光が含
まれる平面が、僅かに傾斜する受け板5の上面とほぼ平
行になるように傾斜させて、検知精度の向上を図ってい
る。
【0045】なお、前記レベル検知センサは、発光部と
受光部を一組だけ用いて構成してもよく、また3組以上
で構成してもよい。ただし、3組以上の発光部と受光部
を用いる場合には、それぞれの受光部へ入射する光がと
もに一定時間遮断され続けたときに、受け板昇降機構7
が受け板5を書籍Bの平均の厚み分だけ下降させるよう
にする。
【0046】また、レベル検知センサを用いずに、シュ
ート2に扁平物品が投入される前に、その厚みをあらか
じめ検知し、前記扁平物品がシュート2から放出される
タイミングに合わせてその厚み分ずつ受け板5を下降す
るよう受け板昇降機構7を構成してもよい。また、受け
板昇降機構7は、段階的に昇降ロッド13,14を下降
可能なエアシリンダ装置等を用いて構成してもよい。
【0047】また、シュート2下端から放出される書籍
Bのサイズを検知するためのサイズ検知センサが、前方
の支持枠20の下部に取り付けられた発光部38Aと、
後方のシュート2の下面に取り付けられた受光部38B
との組で構成されており、発光部38Aから受光部38
Bへ送られる光が、シュート2下端から放出される書籍
Bによって所定時間遮られることで、その書籍Bのサイ
ズがケース3に収容可能な最大サイズであると認識され
て、アクチュエータ33により第1の緩衝支持板23と
第2の緩衝支持板24はともに退避位置まで後退し、前
記最大サイズの書籍Bがケース3開口部でこれらの緩衝
支持板23,24に引掛かることなくケース3内に収容
される。
【0048】また、シュート2から放出された書籍Bが
何らかの原因でケース3の開口部で引掛かって、第1の
緩衝支持板23が前進位置へ戻らなくなり、揺動検知セ
ンサ35から所定時間検知信号が出力され続けた場合に
は、それ以降、仕分コンベヤから前記シュート2への書
籍Bの投入を中止するような制御動作がなされる。
【0049】なお、前述した実施例では、前記アクチュ
エータ33には、エアシリンダを用いているが、これに
限定するものではなく、例えば、ソレノイドで作動ロッ
ドを伸縮駆動させる構造としてもよい。
【0050】また、それぞれの緩衝ガイド板23,24
を前進位置に付勢する手段として、ウエイト28,32
の代わりにバネを用いてもよく、例えば支軸22に捩り
コイルバネ等を装着してこれらの緩衝ガイド板23,2
4を前進位置に付勢することができる。
【0051】また、第1の緩衝ガイド板23と第2の緩
衝ガイド板24を一つの支軸22で支持しているが、互
いに近接して配置された水平な2つの支軸に個別に支持
するようにしてもよい。さらに、前述した実施例では、
書籍のスタッキング装置について説明したが、本発明の
スタッキング装置は、書籍と類似した他の扁平物品につ
いても同様に実施することができるものである。
【0052】
【発明の効果】本発明のスタッキング装置によれば、大
小さまざまなサイズの書籍等の扁平物品は、第1の緩衝
支持板に受け止められた後、第1の緩衝支持板の下端縁
によってケース内に落下するように案内され、また、重
い扁平物品が第1の緩衝支持板に衝突して、第1の緩衝
支持板の後退量が大きくその下端縁で扁平物品を案内し
損じた場合にも、第2の緩衝支持板の下端縁が前記扁平
物品を確実に案内してケース内に落下するように案内す
ることができる。
【0053】その結果、積み重ねられた扁平物品が崩れ
ることが無く、サイズのことなる扁平物品をケース内の
受け板上に一方の側面を揃えて堆積することができ、積
み重ね作業を効率的に行うことができる。
【0054】また、シュートから放出された書籍等の扁
平物品の大きな運動エネルギが第1の緩衝板と衝突する
ことで吸収されてケース内に落下する際に扁平物品が受
ける衝撃が低減されるため、積み重ね作業における扁平
物品の損傷を防止することができる。
【0055】また、前記緩衝ガイド機構が第1の緩衝ガ
イド板と第2の緩衝ガイド板をそれぞれの付勢手段の付
勢力に抗して強制的に退避位置まで一緒に揺動させるア
クチュエータと、前記シュートから放出される偏平物品
のサイズを監視し、ケースに収容可能な最大サイズの偏
平物品を検知した場合のみ前記アクチュエータを動作さ
せて、第1の緩衝ガイド板と第2の緩衝ガイド板を退避
位置へ揺動させるサイズ検知センサを有している場合に
は、前記最大サイズの扁平物品は、ケース上端の開口部
で、これらの緩衝ガイド板に引掛かることなくケース内
に落下し、これより小さいサイズの扁平物品と混在して
ケース内の受け板上に堆積させることができる。
【0056】さらに、受け板昇降機構をケース内に堆積
される扁平物品の高さを検知するレベル検知センサから
の信号に基づいて受け板を下降させ、扁平物品の堆積高
さを常に略一定のレベルに維持するように構成している
場合には、シュートからの扁平物品の放出タイミングや
扁平物品の厚みのばらつきに無関係に、ケース内に堆積
している最上部の扁平物品上面とシュート下端との間の
落差が略一定に維持され、安定した積み重ね動作を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスタッキング装置の一実施例を示す
側面図である。
【図2】 本発明のスタッキング装置の一実施例におけ
る受け板昇降機構の構造を示す断面図である。
【図3】 本発明のスタッキング装置の一実施例におけ
る緩衝ガイド機構の正面図である。
【図4】 本発明のスタッキング装置の一実施例におけ
る緩衝ガイド機構の背面図である。
【図5】 図3のA−A線位置における矢印方向に見た
断面図である。
【図6】 本発明のスタッキング装置における緩衝ガイ
ド機構の動作を示す図である。
【図7】 本発明のスタッキング装置におけるレベル検
知センサの配置を示す図である。
【符号の説明】
1 スタッキング装置 2 シ
ュート 3 ケース 4 ロ
ーラ 5 受け板 6 ピ
ット 7 受け板昇降機構 8 モ
ータ 9 伝動機構 10 ネ
ジ軸 11 ブラケット 12 ナ
ット 13,14 昇降ロッド 15 軸
受 16 水平枠 17 ス
ライド軸受 18 孔 19 緩
衝ガイド機構 20 支持枠 21 軸
支持部 22 支軸 23 第
1の緩衝ガイド板 24 第2の緩衝ガイド板 25,29 軸
筒 26,30 連結部材 27,31 ウ
エイト固定板 28,32 ウエイト 33 ア
クチュエータ 34 作動ロッド 35 揺動検
知センサ 36 被検知板 37A,38A 発光部 37B,38B 受光部
フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭63−20674(JP,Y2) 実公 昭61−9868(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/44 - 47/46 B65H 31/00 - 31/40 B65G 57/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扁平物品を滑降させて下端から水平に近
    い角度で放出するシュートと、 前記シュートから放出された扁平物品を受け入れる開口
    部が上端に形成され、内部に扁平物品を堆積支持する受
    け板が昇降自在に配置されているケースの底部の孔を貫
    通して下方から前記ケース内に侵入する昇降ロッドを有
    し、前記受け板下面を前記昇降ロッド上端で支持して昇
    降させる受け板昇降機構と、 前記シュートの下端とケースの開口部を挟んで対向する
    位置に設けられ、シュートから放出された扁平物品を緩
    衝して受け止め、前記ケース内に落下するように案内す
    る緩衝ガイド機構とを備え、 前記緩衝ガイド機構は、下端縁が前記開口部内へ侵入し
    てシュート側に向けて突出した前進位置とシュート側と
    反対側に後退した退避位置との間で変位できるように、
    上部が水平軸線回りに定位置で揺動自在に支持された第
    1の緩衝ガイド板と、前記第1の緩衝ガイド板の後方に
    並べて配置され、下端縁が前記開口部内に侵入して第1
    の緩衝ガイド板の前進位置における下端縁からほぼ真下
    に離間した前進位置と、前面が第1の緩衝ガイド板の退
    避位置の下端縁に当接した退避位置との間で変位できる
    ように、上部が水平軸線回りに第1の緩衝ガイド板と同
    方向に定位置で揺動自在に支持された第2の緩衝ガイド
    板と、第1の緩衝ガイド板と第2の緩衝ガイド板とを個
    別にそれぞれの前進位置へ付勢する付勢手段から構成さ
    れていることを特徴とする扁平物品のスタッキング装
    置。
  2. 【請求項2】 前記緩衝ガイド機構はさらに、第1の緩
    衝ガイド板と第2の緩衝ガイド板をそれぞれの付勢手段
    の付勢力に抗して強制的に退避位置まで一緒に揺動させ
    るアクチュエータと、前記シュートから放出される偏平
    物品のサイズを監視し、ケースに収容可能な最大サイズ
    の偏平物品を検知した場合のみ前記アクチュエータを動
    作させて、第1の緩衝ガイド板と第2の緩衝ガイド板を
    退避位置へ揺動させるサイズ検知センサを有しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の偏平物品のスタッキング
    装置。
  3. 【請求項3】 前記受け板昇降機構は、ケース内に堆積
    される扁平物品の高さを検知するレベル検知センサから
    の信号に基づいて受け板を下降させ、扁平物品の堆積高
    さを常に略一定のレベルに維持するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または2記載の扁平物品の
    スタッキング装置。
JP11118997A 1997-04-28 1997-04-28 扁平物品のスタッキング装置 Expired - Fee Related JP3240046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11118997A JP3240046B2 (ja) 1997-04-28 1997-04-28 扁平物品のスタッキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11118997A JP3240046B2 (ja) 1997-04-28 1997-04-28 扁平物品のスタッキング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10297753A JPH10297753A (ja) 1998-11-10
JP3240046B2 true JP3240046B2 (ja) 2001-12-17

Family

ID=14554763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11118997A Expired - Fee Related JP3240046B2 (ja) 1997-04-28 1997-04-28 扁平物品のスタッキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3240046B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108928643B (zh) * 2018-09-14 2023-09-22 贵阳台农种养殖有限公司 一种码垛机器人
CN117465980B (zh) * 2023-11-21 2024-05-24 龙泉市中泰汽车空调有限公司 汽车空调离合器吸片下料收集设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10297753A (ja) 1998-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3865365A (en) Apparatus and method for unloading mail stackers
JPS59194931A (ja) 紙加工機において紙堆積体を取出すための装置
CA2485409C (en) Pallet handling apparatus and method
EP1713705A1 (en) Methods and apparatus for diverting articles from a conveyor
US11027923B1 (en) Chute accumulation system
US4273491A (en) Device for storage of flat objects
US3700120A (en) Apparatus for collecting and discharging lumber
JP3240046B2 (ja) 扁平物品のスタッキング装置
US3722879A (en) Control apparatus for document stackers
US8256765B2 (en) High-capacity device for receiving mailpieces
US3913744A (en) Lumber sorter apparatus
CN113428559B (zh) 具有分散输送结构的阶梯滑槽
CN206631963U (zh) 惯性剔除装置
JP2003306264A (ja) 紙葉類集積装置
KR200302685Y1 (ko) 벨트콘베어의 수송물 편적방지장치
US5152525A (en) Bowling pin orienting and directing system
JPH05213432A (ja) 平坦な対象物用分類機のための供給装置とその作動方法
CN214918789U (zh) 剔除装置及包装设备
IT202000002752A1 (it) Macchina selezionatrice per cassette a sponde ripiegate o fisse
JPH01275369A (ja) 紙などのシート用分類装置
EP0997407B1 (en) Dumped stop device for items fastly advanced on metallic trays or the like
CN212020422U (zh) 一种分拣存储装置及管材加工系统
CN221024395U (zh) 一种捆扎挂面的自动整理装置
CN211712171U (zh) 一种文件袋供料皮带机
JPH09136757A (ja) シートスタッカ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees