JP3240022B2 - Fet型インタフェース回路 - Google Patents

Fet型インタフェース回路

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JP3240022B2
JP3240022B2 JP26388993A JP26388993A JP3240022B2 JP 3240022 B2 JP3240022 B2 JP 3240022B2 JP 26388993 A JP26388993 A JP 26388993A JP 26388993 A JP26388993 A JP 26388993A JP 3240022 B2 JP3240022 B2 JP 3240022B2
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祐輔 大友
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、FET型半導体集積回
路において信号の入出力を行うFET型インタフェース
回路に関し、特に、転送信号の振幅を小振幅にして高速
化、かつ低電力化の効果を得るに好適なFET型インタ
フェース回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10に従来のFET型インタフェース
回路A1−0を示す(参照文献;日経エレクトロニクス
1992.6.8,No.56,p137)。
【0003】従来のFET型インタフェース回路A1−
0は、入力端子IA10,出力端子OA10を持ち、F
ET型出力回路C10,50Ωの伝送線路L10,50
Ωの終端抵抗R10,FET型入力回路C20からなる
(ただし、線路インピーダンス、終端抵抗値は50Ωに
限定するものではない)。なお、以下の説明では特に必
要な場合を除き、FET型は最初の説明以外は省略す
る。
【0004】従来の出力回路C10は、入力端子IC1
0がインタフェース回路A1−0の入力端子IA10に
接続し、出力端子OC10が伝送線路L10の一端に接
続している。従来の出力回路C10は、FET型インバ
ータI10,I11,I12および、ゲート入力がハイ
の時にソースとドレインが導通状態となり、ゲート入力
がローの時に非導通状態となるNchFETトランジス
タMN10からなる。なお、本明細書では、Nチャネ
ル,PチャネルはNch,Pchと記載する。そして特
に必要な場合以外、NchFET,PchFETは省略
する。インバータI10の入力は、出力回路C10の入
力端子IC10に接続しており、インバータI10の出
力は、インバータI11の入力に接続し、インバータI
11の出力はインバータI12の入力に接続している。
インバータI12の出力はトランジスタMN10のゲー
トに接続している。インバータI10,I11,I12
の高電位電源は、出力回路C10の高電位電源、かつイ
ンタフェース回路A1−0の高電位(例えば+3.3
V)電源P11に接続し、インバータI10,I11,
I12の低電位電源および、トランジスタMN10のソ
ースは、出力回路C10の低電位電源、かつインタフェ
ース回路A1−0の低電位(例えば0.0V)電源P1
0に接続している。トランジスタMN10のドレイン
は、出力回路C10の出力端子OC10に接続してい
る。
【0005】伝送線路L10は出力回路C10の出力端
子OC10と入力回路C20の入力端子IC20−1を
結ぶ。50Ωの終端抵抗R10の一端は入力回路C20
の入力端子IC20−1に接続され、他端は、中電位
(例えば+2.5V)電源P20に接続されている。
【0006】入力回路C20は、FET型アンプAMP
10からなり、アンプAMP10の入力は入力回路C2
0の入力端子IC20−1である。アンプAMP10の
出力は入力回路C20の出力端子OC20に接続され、
インタフェース回路A1−0の出力端子OA10に接続
される。ここでは、アンプAMP10は入力端子IC2
0−2から入力ハイレベルと入力ローレベルの中間電位
をとる定電位の基準単位Vref を与えてハイ/ローの判
定基準電位とするものを挙げた。アンプAMP10の高
電位電源P11は、入力回路C20の高電位電源であ
り、かつインタフェース回路A1−0の高電位電源に接
続されている。
【0007】従来のインタフェース回路A1−0の動作
は、以下の通りである。
【0008】入力端子IA10にはハイレベルが高電位
電源P11の電位に等しく、ローレベルが低電位電源P
10の電位に等しい信号が入力する。
【0009】入力端子IA10の入力がローの時、イン
バータI10で信号は反転し、インバータI10の出力
はハイになる。そして、インバータI12の出力もハイ
になり、この時、トランジスタMN10は導通状態とな
るため、出力回路C10の出力端子OC10は、中電位
電源P20と低電位電源P10の電位差(例えば2.5
V)を終端抵抗R10とトランジスタMN10のオン抵
抗で分割した電位(例えば+1.9V)をとる。入力回
路C20では、該出力信号を入力端子IC20−1で受
け、アンプAMP10で定電位Vref (例えば+2.2
V)と比較する。今、入力電位(例えば+1.9V)
は、定電位Vref より低電位であるから、アンプAMP
10の出力は、低電位電源P10の電位と等しい電位と
なる。出力回路C10のロー入力が入力回路C20の出
力端子OC20に出力されて、転送は完了する。
【0010】一方、入力端子IA10の入力がハイの
時、インバータI10で信号は反転し、インバータI1
0の出力はローになる。そしてインバータI12の出力
もローになり、この時、トランジスタMN10は非導通
状態となるため、出力回路C10の出力端子OC10
は、中電位電源P20の電位(例えば+2.5V)とな
る。入力回路C20では、該出力信号を入力端子IC2
0−1で受け、アンプAMP10で基準電位Vref の電
位(例えば+2.2V)と比較する。この時、入力電位
(例えば+2.5V)は、定電位Vref より高電位であ
るから、アンプAMP10の出力は、高電位電源P10
の電位と等しい電位となる。出力回路C10のハイ入力
が入力回路C20の出力端子OC20に出力されて、転
送は完了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のインタフェース
回路では、図10のインタフェース回路AI−0を例に
とると、出力端子OC10,入力端子IC20−1に
は、数pFから数十pFの寄生容量がつく。FET型イ
ンタフェース回路A1−0の動作速度を決めるのは、伝
送線路L10を通る転送信号の立ち上がり遅延時間と立
ち下がり遅延時間であり、これらは該寄生容量に蓄えら
れる電荷の充放電時間で決まる。
【0012】従来のインタフェース回路AI−0では、
入力端子IC20−1の転送信号の立ち上がり遅延時間
tprは、次式のように
【0013】
【数1】tpr = tOFF + CONS.×( Cp ×R10 ) トランジスタMN10がオフするに要する時間tOFFと、
寄生容量Cpに終端抵抗R10から電荷を充電する時間
{ CONS.×( Cp ×R10 )}の和で表すことができる
(CONS. は定数)。
【0014】一方、入力端子IC20−1の転送信号の
立ち下がり遅延時間tpr は、次式のように
【0015】
【数2】tpr = tON + CONS.×( Cp ×RMN10 ) トランジスタMN10がオンするに要する時間tON と、
寄生容量Cpの電荷をトランジスタMN10を通して放
電する時間{ CONS.×( Cp ×RMN10 )}の和で表すこ
とができる(ここで、CONS. は比例定数、RMN10 はトラ
ンジスタRMN10のオン抵抗)。
【0016】従来のインタフェース回路では〔数1〕式
より、立ち上がり遅延時間は、インピーダンスマッチン
グのために一意に決まる終端抵抗R10の抵抗値で律速
される。したがって、立ち上がり遅延時間を削減できな
い欠点がある。
【0017】さらに、従来技術ではトランジスタNM1
0がオフする、ハイレベル出力時には、出力回路の出力
インピーダンスが無限大に近い値をとるため、伝送線路
L10上にミスマッチングがあると、多重反射を起こす
欠点がある。
【0018】本発明は、回路への供給電源の電位差以下
の転送信号振幅を持つFET型インタフェース回路の動
作速度を、インピーダンスマッチングを崩さず、かつ、
回路に流れる定常電流値の増大なく高速化することを目
的とする。
【0019】本発明は第1に、出力回路に出力信号を駆
動し得る出力駆動回路と該出力駆動回路を一時的に有効
にする回路を有すること、第2に、該出力駆動回路が有
効となる時間を設定する遅延回路を有することが従来技
術と異なる。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるFET型
インタフェース回路は、前記FET型出力回路に、前記
第1の信号駆動回路のNchFETトランジスタを駆動
する出力を入力として、該入力を遅延して1本以上出力
する遅延回路と、この遅延回路の入力あるいは前記第1
の信号駆動回路の他の出力あるいは遅延回路の第2の出
力を第1の入力とし、該遅延回路の第1の出力を第2の
入力とし、第2の入力により第1の入力と出力の導通状
態を切り換えるスイッチ回路と、前記遅延回路の第1の
出力を第1の入力とし、高電位電源を第2の入力とし、
該スイッチ回路の出力と共通な出力を持ち、第1の入力
が該スイッチ回路を非導通状態にする時、第2の入力と
出力を導通状態にする電位固定回路と、前記スイッチ回
路の出力を第1の入力とし、高電位電源を第2の入力と
し、FET型出力回路の出力を出力とする第2の信号駆
動回路からなる加速回路を有するものである(請求項
1)。
【0021】また、上記において、第1のNchFET
トランジスタにかえて、第1のPchFETトランジス
タを用いたものである(請求項2)。
【0022】さらに、FET型出力回路を2個備え、相
補の信号を入力する構成としたものである(請求項
3)。
【0023】また、第1のNchFETトランジスタを
用いずにプルダウンの加速回路を構成したものである
(請求項4)。
【0024】
【作用】本発明にかかる請求項1に記載の発明は、遅延
回路で生成した遅延時間だけスイッチ回路が導通し、プ
ルアップの加速回路により寄生容量が急速に充電され、
立ち上がり遅延時間が削減される。
【0025】加えて、線路からの反射波をプルアップの
加速回路により吸収可能である。
【0026】また、請求項2に記載の発明は、遅延回路
で生成した遅延時間だけスイッチ回路が導通し、プルダ
ウン加速回路により寄生容量が急速に放電され、立ち下
がり遅延時間が削減される。
【0027】さらに、請求項3に記載の発明は、FET
型出力回路が2個備えられ、相補の信号を使うので消費
電力が低く押さえられ、また、ノイズマージンが単相の
場合の2倍となる。
【0028】また、請求項4に記載の発明は、消費電力
が低く抑えられる。
【0029】
【実施例】
<実施例1>図1に本発明の第1の実施例を示す。これ
は請求項1に対応する実施例である。
【0030】本発明の実施例1のインタフェース回路A
1−1は、入力端子IA1,出力端子OA1を持ち、出
力回路C1,図10と同様な50Ωの伝送線路L10,
50Ωの終端抵抗R10,入力回路C20からなる。出
力回路C1の入力端子IC1はインタフェース回路A1
−1の入力端子IA1に接続し、出力回路C1の出力端
子OC1は伝送線路L10の一端に接続する。伝送線路
L10の他端には、終端抵抗R10の一端と入力回路C
20の入力端子IC20−1を接続する。終端抵抗R1
0の他端は中電位(例えば+0.8V)電源P20に接
続する。入力回路C20の出力端子OC20はインタフ
ェース回路A1−1の出力端子OA1に接続する。
【0031】本発明の第1の実施例における出力回路C
1は、入力端子IC1をインタフェース回路A1−1の
入力端子IA1に接続し、出力端子OC1を伝送線路L
10の一端に接続している。出力回路C1は、インバー
タI1,I2,I3を介してゲート入力がハイの時にソ
ースとドレインが導通状態となり、ゲート入力がローの
時に非導通状態となるトランジスタMN1,加速回路C
2からなる。インバータI1の入力は、出力回路C1の
入力端子IC1に接続し、インバータI1の出力は、イ
ンバータI2の入力に接続する。インバータI2の出力
は、インバータI3の入力に接続し、インバータI3の
出力は、トランジスタMN1のゲートと、加速回路C2
の入力端子IC2に接続する。トランジスタMN1のソ
ースは出力回路C1の低電位(例えば0.0V)電源P
0に接続し、ドレインは出力回路C1の出力端子OC1
に、加速回路C2の出力端子OC2とともに接続する。
【0032】加速回路C2は、ゲート入力がローの時に
ソースとドレインが導通状態となり、ゲート入力がハイ
の時に非導通状態となるトランジスタMP1,遅延回路
C3,スイッチ回路C4,電位固定回路C5からなる。
そして、遅延回路C3は、入力端子IC3をインバータ
I4の入力に接続し、出力端子OC3をインバータI4
の出力に入力を接続したインバータI5の出力と接続し
ている。また、スイッチ回路C4は、ゲート入力がロー
の時にソースとドレインが導通状態となり、ゲート入力
がローの時に非導通状態となるトランジスタMN2から
なり、トランジスタMN2のソースを入力端子IC4−
1に、ゲートを入力端子IC4−2に、ドレインを出力
端子OC4に接続している。電位固定回路C5は、ゲー
ト入力がハイの時に導通状態となり、ゲート入力がハイ
の時に非導通状態となるPchFETトランジスタMP
2からなり、PchFETトランジスタMP2のゲート
を入力端子IC5−1に、ソースを入力端子IC5−2
に、ドレインを出力端子OC5にそれぞれ接続してい
る。
【0033】加速回路C2は、遅延回路C3の入力端子
IC3とスイッチ回路C4の入力端子IC4−1を入力
端子IC2に接続し、遅延回路C3の出力端子OC3を
スイッチ回路C4のもうひとつの入力端子IC4−2と
電位固定回路C5の入力IC5−1に接続して構成す
る。そして、スイッチ回路C4の出力端子OC4を電位
固定回路C5の出力端子OC5とトランジスタMP1の
ゲートに接続する。さらに、トランジスタMP1のドレ
インを加速回路C2の出力端子OC2に接続し、トラン
ジスタMP1のソースと電位固定回路C5の入力端子I
C5−2を出力回路C1の高電位(例えば+3.3V)
電源P1に接続して構成する。
【0034】出力回路C1の動作を中心に、本発明のイ
ンタフェース回路A1−1の動作を図2を用いて説明す
る。はじめに、インタフェース回路A1−1の入力端子
IA1の電位が、ロー(VIL=低電位電源P0の電位)
からハイ(VIH=高電位電源P1の電位)に遷移する場
合の信号転送動作について説明する。インタフェース回
路A1−1の入力が、ローからハイに遷移すると、トラ
ンジスタMN1のゲート入力である図2中ノードN1
は、ハイ(VIH)からロー(VIL)に遷移する。このた
めNchFETトランジスタMN1はオン状態からオフ
状態に変わり、出力回路C1の出力端子OC1は、中電
位電源P20と低電位電源P0の電位差を抵抗R10と
トランジスタMN1のオン抵抗で分割して決まる出力回
路C1のロー(VOL)電位から、中電位電源P20の電
位であるハイ(VOH)電位に遷移する。この時、入力端
子IC1の入力に対して、ノードN1の電圧遷移はイン
バータI1,I2,I3の通過時間だけ遅延し、出力端
子OC1の電圧遷移は、さらに終端抵抗R10が出力端
子OC1等に付く寄生容量Cpに電荷を充電する時間だ
け遅延する。したがって、加速回路C2の入力端子IC
2の接続するノードN1が、ローになっても出力端子O
C1がローである時間が存在する(図2中の時間Td
P)。
【0035】一方、加速回路C2では、スイッチ回路C
4の入力端子IC4−1には入力端子IC2の電位遷移
がそのまま現れ、入力端子IC4−2には遅延回路C3
による遅延Td C3を伴った電圧遷移が表れる。トラン
ジスタの動作原理に従い、スイッチ回路C4では入力端
子IC4−2の電位がハイの期間は、入力端子IC4−
1と出力端子OC4は導通状態となり、出力端子OC4
の電位はローに遷移する。したがって、トランジスタM
P1はオンになり、出力回路C1の出力端子OC1の電
位を出力回路C1の高電位電源P1の電圧値に上げるべ
くプルアップ動作を行う。
【0036】遅延回路C3で設定する遅延時間Td C3
が経過すると入力端子IC4−2のローへの電圧遷移が
起こり、スイッチ回路C4の入力端子IC4−1と出力
端子OC4の導通はなくなる。かわって、入力端子IC
4−2の電位がハイであった時には、非導通状態であっ
た電位固定回路C5がオン状態になり、トランジスタM
P1のゲート電位(ノードN2の電位)をハイに持ち上
げる。これにともないトランジスタMP1はオフ状態と
なり、時間TPON だけの一時的なプルアップ動作を終了
する。
【0037】出力端子OC1の出力レベルは、一時的に
高電位電圧値に近付き、プルアップ動作終了とともに中
電位電源P20の電圧値になる。出力ハイレベルは、中
電位電源P20の電圧値である。トランジスタMN1が
オフ状態である間、出力端子OC1の出力レベルはハイ
レベルを維持する。入力回路C20は、高速に遷移した
小振幅入力信号(ハイレベルVOH,ローレベルVOL)を
増幅する。FET型インタフェース回路A1−1の出力
端子OA1に、ローレベル(VIL)からハイレベル(V
IH)の遷移を出力してデータの高速転送が終了する。
【0038】次に、インタフェース回路A1−1の入力
端子IA1の電位が、ハイ(VIH=高電位電源P1の電
位)からロー(VIL=低電位電源P0の電位)に遷移す
る場合を説明する。インタフェース回路A1−1の入力
が、ハイからローに遷移すると、トランジスタMN1の
ゲート入力である図2中のノードN1は、ロー(VIL)
からハイ(VIH)に遷移する。このためNchFETト
ランジスタMN1はオフ状態からオン状態に変わり、出
力回路C1の出力端子OC1は、中電位電源P20の電
位であるハイ(VOH)電位から、中電位電源P20と低
電位電源P0の電位差を終端抵抗R10とトランジスタ
MN1のオン抵抗で分割して決まる出力回路C1のロー
(VOL)電位に遷移し、維持する。この時、入力端子I
C1の入力に対してO0の遷移は、インバータI1,I
2,I3の通過時間とトランジスタMN1が出力端子O
C1に付く寄生容量Cpの電荷を放電する時間(図2中
の時間TdN)を加えた時間だけ遅延する。
【0039】加速回路C2は、スイッチ回路C4の入力
端子IC4−2の電位がローである時間は、スイッチが
閉じ、かつ電位固定回路C5がオン状態である。このた
め、トランジスタMP1はオフ状態となりプルアップ動
作をしない。また、スイッチ回路C4の入力端子IC4
−2の電位がハイになるとスイッチ回路C4が導通し、
かつ電位固定回路C5がオフするためノードN2の電位
は、入力端子IC4−1の電位にほぼ等しくなる。しか
し、この時、入力端子IC4−1の電位は入力端子IC
4−2の電位がハイになるのに時間TdC3 だけ先んじて
ハイになっているため、ノードN2の電位もハイにな
る。したがって、トランジスタMP1はオフ状態のまま
でありプルアップ動作は行われず、トランジスタMN1
が出力端子OC1の電位をプルダウンする動作を妨げな
い。
【0040】出力端子OC1のレベルがローレベルに近
付くと、入力回路C20は高速に遷移した小振幅入力信
号(ローレベルVOL,ハイレベルVOH)を増幅する。イ
ンタフェース回路A1−1の出力端子OA1に、ローレ
ベル(VIL)からハイレベル(VIH)の遷移を出力して
データの高速転送が終了する。
【0041】次に、実施例1の効果を具体的に説明す
る。
【0042】第1に、出力回路C1の出力がロー(VO
L)からハイ(VOH)に遷移する時間が高速化できる。
従来、出力端子OC1や伝送線路L10の両端につく出
力寄生容量Cpを終端抵抗R10だけで充電していたた
め、〔数1〕式第2項に示した立ち上がり時間遅れが生
じていたのに対し、本発明のインタフェース回路A1−
1では遅延回路C3で生成した遅延時間TPON だけスイ
ッチ回路C4が導通状態となり、終端抵抗R10だけで
なくトランジスタMP1が出力寄生容量Cpの充電を行
う。したがって、次式第2項のように立ち上がり遅延時
間が削減できる。
【0043】
【数3】tpr’= tOFF + CONS.×(Cp×RMP1・R
10/(RMP1 +R10)) ここで、RMP1 はトランジスタMP1のオン抵抗。
【0044】例えば、RMP1 R10と設定すると第2項は
従来の1/2となる。第1項を第2項に比べて十分小さ
くなるように設計すると、従来に比べ約2倍の高速化が
達成される。
【0045】しかも、トランジスタMP1は高電位電源
P1に接続しているため、出力回路C1の出力信号は、
この出力信号のハイレベルである中電位電源P20の電
位以上の電位に一時的にプルアップされ、立ち上がり遷
移は、さらに高速になる効果がある。
【0046】第2に、上記の高速化が消費電力の大幅な
増大なく達成される効果がある。新たに付加した加速回
路C2内の遅延回路C3,スイッチ回路C4,電位固定
回路C5は全て出力電位が遷移する時以外は定常電流が
流れない。そして、トランジスタMP1も時間TPON だ
け、一時的に導通するだけである。したがって、定常状
態では、中電位(例えば+0.8V)電源P20へ高電
位(例えば+3.3V)電源P1から電流の流れる経路
はなく、また、中電位(例えば+0.8V)電源P20
から低電位(例えば0.0V)電源P0へ電流の流れる
経路は、従来と同様トランジスタMN1のソースとドレ
インを結ぶ経路だけとなる。よって、定常電流値を従来
回路とほとんど変えずに、高速化を達成できる。
【0047】第3に、トランジスタMN1がオフする
時、トランジスタMP1がオンするため出力回路の出力
インピーダンスが無限大に近い値をとらず、出力が遷移
する初期に発生する最も波高値の高い反射波を防止でき
る。
【0048】ここでは、加速回路C2を付加して、出力
がローレベルからハイレベルに遷移する場合のプルアッ
プ加速回路とその効果を示した。容易に類推できるよう
に、本発明の技術思想すなわち、出力回路内部で遅延を
生成し、その遅延時間だけオン状態となる出力トランジ
スタを付加し、定常状態(レベル遷移のない状態)では
付加回路に定常電流を流さず、かつ該出力トランジスタ
をオフ状態とする電位固定回路を持つことに従えば、出
力がハイレベルからローレベルに遷移する場合のプルダ
ウン加速回路も構成可能である。したがって、出力電位
をプルダウンするトランジスタMN1と本発明思想に従
うプルアップ加速回路あるいは、本発明に思想に従うプ
ルダウン加速回路あるいはその両方の回路の組合わせが
可能である。
【0049】さらに、遅延回路C3は2段のインバータ
I4,I5で構成しているが段数および回路種類は遅延
を付加できるものであれば任意である。また、図3に示
すように、スイッチ回路IC4の第1の入力を、遅延回
路C3の他の出力に接続して、トランジスタMP1の導
通タイミングを調整することも可能である。スイッチ回
路C4はNchFETトランジスタMN2で構成してい
るが、PchFETトランジスタを付加して、ソースを
入力端子IC4−1に接続しドレインを出力端子OC4
に接続し、ゲートに出力端子OC3の反転信号を入力し
て構成することも可能である。電位固定回路C5は、P
chFETトランジスタMP2で構成しているが、上記
に説明した同等の論理とタイミングで動作する回路で置
き換えることも可能である。
【0050】また、待機時にトランジスタMN1をオフ
状態に保って貫通電流をゼロにするため、イネーブル信
号等により、トランジスタMN1のゲートを待機時には
ローに固定する論理を付加することは容易に行え、さら
に、バス用の回路として入力回路と組み合わせることお
よび出力をハイインピーダンス状態とする回路を付加す
ることも容易に行いうる。
【0051】そして、高電位電源P1,中電位電源P2
0,低電位電源P0は、中電位を高電位以下、低電位以
上に限定することで、伝送線路ノイズ、入力回路C20
の増幅特性を考慮して設定可能である。また、終端抵抗
値もここでは、50Ωを例に挙げたが、伝送線路L10
とインピーダンスマッチングが取れていれば50Ωに限
定せずとも上記のような本発明の効果に影響するもので
はない。また、送受端マッチングなどのマッチング方法
も行いうる。 <実施例2>図4に本発明の第2の実施例を示す。図1
に示す第1の実施例とは、スイッチ回路C4の入力端子
IC4−1が出力回路C1のインバータI1の出力に接
続していることが異なり、他は同じである。この実施例
2も請求項1に対応するものである。
【0052】本発明の第2の実施例においても基本動作
は図2に示した第1の実施例と同じである。ただし、第
1の実施例では、図2中の入力端子IC4−2の電位変
化の遅れ時間Td C3が、遅延回路C3の遅れ時間だけ
で決まっていたのに対し、第2の実施例ではインバータ
I2,I3の遅延時間を加えることができる。したがっ
て、ゲート数を増やすことなくトランジスタMP1がオ
ンとなる時間TPON を長くすることが可能となる。これ
により、トランジスタMP1によりプルアップ時間を増
やすことができ、大きな負荷容量、すなわち寄生容量C
pを駆動する場合でも高速な信号転送が可能となる。 <実施例3>図5に本発明の第3の実施例を示す。これ
は請求項2に対応するものである。
【0053】上述した実施例1,2は、第1の信号駆動
回路のトランジスタとしてNchFETトランジスタを
用いたが、実施例3ではPchFETトランジスタを用
いた点に特徴がある。
【0054】第1の実施例とは、出力回路C1−1の出
力端子OC1−1の電位をプルアップするPchFET
トランジスタMP6を用い、出力端子OC1−1の一時
的な電位プルダウンに加速回路C2−1を使用してイン
タフェース回路A1−2を構成しているところが異な
る。なお、図5中の加速回路C2−1の内容は省略して
あるが、これは後述する図7中の加速回路C2−1と同
じである。
【0055】接続および動作は、本発明の実施例1のプ
ルアップ,プルダウンを逆にしたものであり、詳しい説
明は省略する。本実施例3においても実施例1と同様
に、第1に立ち上がり,降下ともにFET型トランジス
タにより駆動していることにより、出力回路C1−1の
出力電位が遷移する時間を高速化できる。第2に、上記
の高速化が消費電力の大幅な増大なく達成される。加速
回路C2−1は出力電位が遷移する時以外は定常電流が
流れない。定常状態では、中電位電源P20へ低電位電
源P0から電流の流れる経路はなく、また、中電位電源
P20から高電位電源P1へ電流の流れる経路は、トラ
ンジスタMP6のソースとドレインを結ぶ線路だけとな
る。よって、定常電流値を従来回路とほとんど変えずに
高速化を達成できる。
【0056】なお、実施例3のようなPch型でも図4
に対応する構成をとることができる。 <実施例4>図6に本発明の第4の実施例を示す。これ
は請求項3に対応する実施例である。
【0057】この実施例4は実施例1とは、出力回路C
1A−1,C1A−2が図1の出力回路C1からトラン
ジスタMN1を除いた出力回路であることが異なる。ま
た、実施例1とは、線路L10を2本使用して両相転送
を行うことが異なる。さらに、実施例1とは、入力回路
C20Aにおいて、特にラッチ型アンプ回路を使用する
ことが異なる。
【0058】本発明の実施例4であるインタフェース回
路A1−3の構成を述べる。インタフェース回路A1−
3は、入力端子IA1−1,IA1−2,出力端子OA
1を持ち、出力回路C1A−1,C1A−2,図10と
同様な伝送線路L10−1,終端抵抗R10,入力回路
C20Aからなる。出力回路C1A−1の入力端子IC
1−1はインタフェース回路A1−3の入力端子IA1
−1に接続し、出力回路C1A−1の出力端子OC1−
1は伝送線路L10−1の一端に接続する。出力回路C
1A−2の入力端子IC1−2はインタフェース回路A
1−3の入力端子IA1−2に接続し、出力回路CIA
−2の出力端子OC1−2は伝送線路L10−2の一端
に接続する。伝送線路L10−1の他端には、終端抵抗
R10の一端と入力回路C20Aの入力端子IC20−
1を接続する。伝送線路L10−2の他端には、終端抵
抗R10の一端と入力回路C20Aの入力端子IC20
−2を接続する。各終端抵抗R10の他端は、中電位
(例えば+0.0V,低電位電源と同一の電位であるが
独立に可変であるため分けている)電源P20にそれぞ
れ接続する。入力回路C20Aの入力端子IC20−E
NはFET型インタフェース回路AI−3の入力端子I
ENに接続し、入力回路C20Aの出力端子OC20は
インタフェース回路A1−3の出力端子OA1に接続す
る。
【0059】出力回路C1A−1,C1A−2は、既に
説明した図1の出力回路C1からNchFETトランジ
スタMN1を除いた回路である。入力回路C20Aは入
力端子IC20−1,IC20−2,IC20−EN、
出力端子OC20を持ち、高電位電源P1と低電位電源
P0で動作する。NchFETトランジスタMN3のゲ
ートを入力端子IC20−1に接続し、ドレインをPc
hFETトランジスタMP3のドレインとPchFET
トランジスタMP4のゲートとインバータI6の入力に
接続し、ソースをNchFETトランジスタMN4のソ
ースとNchFETトランジスタMN5のドレインに接
続する。NchFETトランジスタMN4のゲートは入
力端子IC20−2に接続し、ドレインをPchFET
トランジスタMP4のドレインとPchFETトランジ
スタMP3のゲートに接続し、ソースをNchFETト
ランジスタMN4のソースとNchFETトランジスタ
MN5のドレインに接続する。NchFETトランジス
タMN5のゲートは入力端子IC20−ENに接続し、
ソースは低電位電源P0に接続する。PchFETトラ
ンジスタMP3とMP4のソースは共に高電位電源P1
に接続する。インバータI6の出力は出力端子OC20
に接続する。
【0060】本発明の実施例4の動作を図7を用いて説
明する。インタフェース回路A1−3の入力端子IA1
−1とIA1−2には、ハイレベルVIHが高電位電源P
1の電位に等しく、ローレベルVILが低電位電源P0の
電位に等しい、互いに逆位相の相補信号を入力する。出
力回路C1A−1,C1A−2は逆位相で同様の動作を
行う。出力回路C1A−1を例に説明する。出力回路C
1A−1の入力端子IC1−1の電位がローレベルから
ハイレベルに遷移すると、図2に示した動作と同様に遅
延回路C3の遅延時間だけノードN2がローレベルに遷
移し、トランジスタMP1が一時的にオン状態になる。
出力回路C1A−1の出力端子OC1−1の電位は、ト
ランジスタMP1がオン状態になる時間以外は、終端抵
抗R10で中電位電源P20の電位VOL=VILに固定さ
れている。トランジスタMP1がオン状態となると、出
力回路C1A−1の出力端子OC1−1の電位を、高電
位電源P1の電位と中電位電源P0の電位を、トランジ
スタMP1のオン抵抗と終端抵抗R10の抵抗で分割し
たハイレベル電位VOHに引き上げる。遅延回路C3で決
まる時間だけ引き上げた後、トランジスタMP1はオフ
状態となる。伝送線路L10−1の寄生容量CL の電荷
は終端抵抗R10を通して放電され、出力回路C1A−
1の出力端子OC1−1の電位は、中電位電源P20の
電位VOL=VILに戻る。したがって、出力回路C1A−
1,C1A−2の出力端子OC1−1,OC1−2には
入力端子IA1−1,IA1−2がハイレベルに遷移す
る時だけ、ハイレベルが、VOHで、出力回路の遅延時間
Tdc1 遅れたインパルスが発生する。
【0061】発生したインパルス信号は、伝送線路L1
0−1,L10−2を伝送し、入力回路C20Aの入力
端子IC20−1,IC20−2に入力する。入力回路
C20Aの入力端子IC20−ENは入力回路C20A
の動作状態,待機状態を切り換える信号を入力するもの
であり、ハイレベル(高電位電源P1の電位)の時に動
作状態となり、ローレベル(低電位電源P0の電位)の
時に待機状態となる。待機状態ではトランジスタMN5
がオフになり、電流が流れないため入力回路C20Aは
応答しない。動作状態の時の動作を説明すると、インパ
ルスが入力端子IC20−1に入力するとトランジスタ
MN3はオン状態になり、インバータI6の入力をロー
レベルとする。この時、もう一方の入力端子IC20−
2にはローレベルが入力しており、トランジスタMN4
はオフ状態にある。トランジスタMP4のゲート電極が
トランジスタMN3によりローに引かれるとトランジス
タMN3はオンするため、トランジスタMP3のゲート
入力電位は十分ハイに遷移しトランジスタMP3をオフ
状態とする、インバータI6の入力をローレベルに遷移
する動作をポジティブにフィードバックする。インバー
タI6の入力がローレベルに遷移すると、入力回路C2
0Aの出力端子OC20にはハイレベルが出力され、イ
ンタフェース回路A1−3のハイレベル出力が得られ
る。入力端子IC20−1に入力した信号のレベルがロ
ーレベルに降下しても、このハイレベル出力は保持され
る。入力端子IC20−1に入力した信号のレベルがロ
ーレベルに降下すると、入力回路C20Aの入力端子I
C20−1,IC20−2には共にローレベルが入力す
る。トランジスタMN3,MN4は共にオフ状態とな
り、トランジスタMN3,MN4のドレイン端子はとも
にオフする前の電位を保持する。そして、トランジスタ
MN4のドレインがローレベルであるためトランジスタ
MP3はオン状態にあり、トランジスタMN3のドレイ
ンをハイレベルに固定する。トランジスタMP4はゲー
ト入力がハイレベルであるためオフ状態となり、トラン
ジスタMN3,MN4のドレインの電位が保持される。
よって、入力回路C20Aの出力端子OC20の出力電
位はハイレベルを出力し、保持し、転送が完了する。イ
ンタフェース回路A1−2の入力がローに遷移する時
は、入力端子C20−2にインパルスが入力する。この
時も同様の動作によりインバータI6の入力はハイレベ
ルに遷移し、保持され、転送が完了する。
【0062】次に、本発明の実施例4の具体的な効果を
述べる。
【0063】本発明の実施例4のインタフェース回路A
1−3では、入力電位が遷移する時間を除いては、出力
回路C1A−1,C1A−2の出力端子OC1−1,O
C1−2の電位は中電位電源P20の電位となる。この
電位は上記動作の説明で述べたように、低電位電源P0
の電位と等しい値を使用しても転送動作が可能である。
したがって、入力電位が遷移し、インパルスが発生する
時間を除いては電流が流れず、出力回路C1A−1,C
1A−2で消費される電力は0となる効果がある。入力
の電位変化の割合が少ないデータの転送では、出力回路
C1A−1,C1A−2で消費する電力を0に近づける
ことが可能である。また、本インタフェース回路A1−
3では両相信号で転送しているため、伝送線路L10−
1,L10−2に同相のノイズがのっても、単相の場合
に比べて約2倍のノイズマージンを有する。本インタフ
ェース回路A1−3は、実施例1,3に示した出力回路
C1,C1−1を使用しても同様な動作が可能なことは
明らかであり、この時、実施例1に示した高速化の効果
も、上記低消費電力化の効果にあわせて得られる。 <実施例5>図8に本発明の第5の実施例を示す。これ
は請求項4に対応する実施例である。
【0064】実施例1とは、NchFETトランジスタ
MN1を用いず、プルダウン加速回路C2−1を用いる
ことが異なる。さらに、実施例1とは、入力回路C20
Aにおいて、特にラッチ型アンプ回路を使用することが
異なる。
【0065】本発明の実施例5であるインタフェース回
路A1−4の構成を述べる。実施例5のインタフェース
回路A1−4は、入力端子IA1,出力端子OA1を持
ち、出力回路C1−3,図10と同様な50Ωの伝送線
路L10,50Ωの終端抵抗R10,図4と同様なFE
T型入力回路C20Aからなる。出力回路C1−3の入
力端子IC1はインタフェース回路A1−4の入力端子
IA1に接続し、出力回路C1−3の出力端子OC1は
伝送線路L10の一端に接続する。伝送線路L10の他
端には、終端抵抗R10の一端と入力回路C20Aの入
力端子IC20−1を接続する。終端抵抗R10の他端
は中電位(例えば+1.75V)電源P20に接続す
る。入力回路C20Aの入力端子IC20−2はインタ
フェース回路A1−4の基準電位Vref に接続し、入力
端子IC20−ENはインタフェース回路A1−4の入
力端子IENに接続し、入力回路C20Aの出力端子O
C20はインタフェース回路A1−4の出力端子OA1
に接続する。
【0066】本発明の実施例5に特徴的な出力回路C1
−3の接続を説明する。出力回路C1−3は入力端子I
C1,出力端子OC1を持ち、高電位電源P1と低電位
電源P0で動作する。インバータI1,I2,I3、プ
ルアップ加速回路C2、プルダウン加速回路C2−1で
構成する。インバータI1,I2,I3、プルアップ加
速回路C2の接続は、第1の実施例と同様であるため省
略する。プルダウン加速回路C2−1は入力端子IC2
−1,出力端子OC2−1を持ち、遅延回路C3(実施
例1と同様),スイッチ回路C4,電位固定回路C5,
NchFETトランジスタMN6で構成する。スイッチ
回路C4はPchFETトランジスタMP5で構成し、
トランジスタMP5のゲートを入力端子IC4−1,ソ
ースを入力端子IC4−2,ドレインを出力端子OC4
にそれぞれ接続する。電位固定回路C5はNchFET
トランジスタMN7で構成し、トランジスタMN7のゲ
ートを入力端子IC5−1、ソースを入力端子IC5−
2、ドレインを出力端子OC5に接続する。遅延回路C
3,スイッチ回路C4,電位固定回路C5,トランジス
タMN6の接続は、電位固定回路C5の入力端子IC5
−2とトランジスタMN6のソースの接続点が、高電位
電源P1ではなく低電位電源P0に接続することを除く
と、加速回路C2と同様の接続である。
【0067】本発明の実施例5の動作を図9を用いて説
明する。
【0068】インタフェース回路A1−4の入力端子I
A1には、ハイレベルVIHが高電位電源P1の電位に等
しく、ローレベルVILが低電位電源P0の電位に等しい
信号を入力する。出力回路C1−3の入力端子IC1の
電位がローレベルからハイレベルに遷移すると、加速回
路C2とC2−1内の遅延回路C3では、図2に示した
動作と同様にノードN1の信号を時間TdC3 だけ遅延し
た信号を加速回路C2とC2−1の両入力端子IC4−
1,IC4−2に出力する。加速回路C2内のスイッチ
回路C4はトランジスタMN2によりノードN2をロー
レベルに遷移し、トランジスタMP1を一時的(時間T
PON )にオン状態にする。加速回路C2−1内のスイッ
チ回路C4はトランジスタMP5により、入力端子IC
4−1,IC4−2に対してノードN2をローレベルに
固定し、トランジスタMN6はオフ状態のままである。
出力回路C1−3の出力端子OC1の電位は、トランジ
スタMP1あるいはトランジスタMN6がオン状態にな
る時間以外は、終端抵抗R10で中電位電源P20の電
位VP20 に固定されている。トランジスタMP1がオン
状態になると、出力端子OC1の電位を、高電位電源P
1の電位と中電位電源P20の電位を、トランジスタM
P1のオン抵抗と終端抵抗R10の抵抗で分割したハイ
レベル電位VOHP に引き上げる。遅延回路C3で決まる
時間だけ引き上げた後、トランジスタMP1はオフ状態
となる。伝送線路L10の寄生容量CL の電荷は終端抵
抗R10を通して放電され、出力回路C1−3の出力端
子OC1の電位は中電位電源の電位V20に戻る。したが
って、出力端子OC1には、入力端子IA1がハイレベ
ルに遷移する時だけ、ハイレベルがVOHで、時間TdC1U
だけ遅延したインパルスが発生する。
【0069】発生したインパルス信号は、伝送線路L1
0を伝送し、入力回路C20Aの入力端子IC20に入
力する。入力回路C20Aの入力端子IC20−ENは
上述した通り入力回路C20Aの動作状態,待機状態を
切り換える信号を入力するものである。実際の動作状態
である、入力端子IC20−ENがハイの時の動作を説
明する。入力回路C20Aは、入力端子IC20−1に
入力したインパルスと入力端子IC20−2に入力して
いる電位VP20 付近の基準電位Vref を比較する。イン
パルスの波高VOHが基準電位Vref あるいは入力回路C
20A内の所定のトランジスタ定数で決まる電位より高
いと、やはり上述した動作と同様に出力端子OC20の
信号はハイレベルに遷移し、入力端子IC20−1の入
力端子レベルが電位VP20 に戻っても、ハイレベルを保
持する。この出力をインタフェース回路A1−4の出力
端子OA1に出力し、ハイレベルへの遷移の転送は完了
する。
【0070】一方、出力回路C1−3の入力端子IC1
の電位がハイレベルからローレベルに遷移すると、加速
回路C2とC2−1内の遅延回路C3では、図2に示し
た動作と同様にノードN1の信号を時間TdC3 だけ遅延
した信号を加速回路C2とC2−1内のそれぞれの入力
端子IC4−2に出力する。加速回路C2−1内のスイ
ッチ回路C4はトランジスタMP5によりノードN2を
ハイレベルに遷移し、トランジスタMN6を一時的(時
間TNON )にオン状態にする。加速回路C2−1内のス
イッチ回路C4はトランジスタMN2により、入力端子
IC4−1,IC4−2に対してノードN2をハイレベ
ルに固定し、トランジスタMP1はオフ状態のままであ
る。NchFETトランジスタMN6がオン状態になる
と、出力端子OC1の電位を、低電位電源P0の電位と
中電位電源P20の電位をトランジスタMN6のオン抵
抗と、終端抵抗R10の抵抗で分割したハイレベル電位
VOLに引き下げる。遅延回路C3で決まる時間だけ引き
下げた後、トランジスタMN6はオフ状態となる。伝送
線路L10の寄生容量CL の電荷は終端抵抗R10を通
して充電され、出力回路C1−3の出力端子OC1の電
位は中電位電源P20の電位V20に戻る。したがって、
出力端子OC1には、入力端子IA1がローレベルに遷
移する時だけ、ローレベルがVOLで、時間TdC1Dだけ遅
延したインパルスが発生する。
【0071】発生したインパルス信号は、伝送線路L1
0を伝送し、入力回路C20Aの入力端子IC20−1
に入力する。入力回路C20Aの入力端子IC20−1
に入力したインパルスと入力端子IC20−2に入力し
ている電位VP20 付近の電位Vref を比較する。インパ
ルスの波高VOLが電位Vref あるいは入力回路C20A
内の所定のトランジスタ定数で決まる電位より低いと、
やはり上述した動作と同様に出力端子OC20の信号は
ローレベルに遷移し、入力端子IC20−1の入力レベ
ルが電位VP20 に戻っても、ローレベルを保持する。こ
の出力をインタフェース回路A1の出力端子OA1に出
力し、ローレベルへの遷移の転送は完了する。
【0072】上記の動作説明でも明らかなように、加速
回路C2,C2−1内で遅延回路C3は全く同様の入出
力信号を持つ。このため、加速回路C2,C2−1で遅
延回路C3を共用することも可能である。
【0073】次に、本発明の実施例5の具体的な効果を
述べる。
【0074】本発明の実施例5のインタフェース回路A
1−4では、入力電位が遷移する時間を除いては、出力
端子OC1の電位は中電位電源の電位となる。したがっ
て、入力電位が遷移し、インパルスが発生する時間を除
いては、電流が流れず、出力回路C1−3で消費される
電力は0となる効果がある。入力の電位変化の割合が少
ないデータの転送では、出力回路C1−3で消費する電
力を0に近づけることが可能である。また、本インタフ
ェース回路A1−4では単相信号で転送しているため、
実施例4で示した両相信号の場合に比較し、伝送線路L
10の本数,出力回路数を半数に削減可能である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明はFET型出力回路に、前記第1の信号駆動回路の
NchFETトランジスタを駆動する出力を入力とし
て、該入力を遅延して1本以上出力する遅延回路と、こ
の遅延回路の入力あるいは前記第1の信号駆動回路の他
の出力あるいは遅延回路の第2の出力を第1の入力と
し、該遅延回路の出力を第2の入力とし、第2の入力に
より第1の入力と出力の導通状態を切り換えるスイッチ
回路と、前記遅延回路の第1の出力を第1の入力とし、
高電位電源を第2の入力とし、該スイッチ回路の出力と
共通な出力を持ち、第1の入力が該スイッチ回路を非導
通状態にする時、第2の入力と出力を導通状態にする電
位固定回路と、前記スイッチ回路の第1の出力を第1の
入力とし、高電位電源を第2の入力とし、FET型出力
回路の出力を出力とする第2の信号駆動回路からなる加
速回路を有するので、加速回路の一次的な出力駆動によ
り、インピーダンスのマッチング抵抗で律速されていた
遅延時間が削減可能となる。さらに、出力レベルがロー
レベルからハイレベルに遷移する時に、出力インピーダ
ンスが急激に無限大に近付くのを防止し、反射波による
ノイズを低減することが可能である。しかも、該加速回
路は、内部で発生する遅延時間後にオフ状態となるた
め、加速回路を通しての、中電位電源から低電位電源へ
の定常電流、高電位電源から中電位電源への定常電流は
流れない。このため、消費電力を従来から大幅な増加な
く、あるいは低減して信号転送速度の高速化を達成でき
る。
【0076】請求項2に記載された発明も請求項1に記
載の発明と目的の効果が得られる。
【0077】請求項目3に記載された発明は、FET型
出力回路が2個備えられ、相補の信号を使うのでノイズ
マージを大きくすることができるとともに、請求項1と
同様に消費電力を低く抑えることができる。
【0078】さらに、請求項4に記載された発明は請求
項1と同様に消費電力を低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFET型インタフェース回路の第1の
実施例を示す図である。
【図2】本発明のFET型インタフェース回路の第1の
実施例の動作を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施例の変形例を示す図であ
る。
【図4】本発明のFET型インタフェース回路の第2の
実施例を示す図である。
【図5】本発明のFET型インタフェース回路の第3の
実施例を示す図である。
【図6】本発明のFET型インタフェース回路の第3の
実施例の動作を説明する図である。
【図7】本発明のFET型インタフェース回路の第4の
実施例を示す図である。
【図8】本発明のFET型インタフェース回路の第4の
実施例の動作を説明する図である。
【図9】本発明のFET型インタフェース回路の第5の
実施例を示す図である。
【図10】従来のFET型インタフェース回路を示す図
である。
【符号の説明】 A1−1 FET型インタフェース回路 C1 出力回路 C2 加速回路 C3 遅延回路 C4 スイッチ回路 C5 電位固定回路 C20 入力回路 P0 低電位電源 P1 高電位電源 P20 中電位電源 L10 伝送線路 Vref 基準電位 IA1 入力端子 OA1 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−138612(JP,A) 特開 平5−291939(JP,A) 日経エレクトロニクス,No.556 (1992),p.133〜139 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 H03K 17/04 - 17/06 H03K 19/017

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースを低電位電源に接続しドレインを
    出力端子に接続した第1のNchFETトランジスタ
    と、入力信号の反転信号を1本以上出力しその1つを該
    トランジスタのゲートに出力する第1の信号駆動回路を
    持つFET型出力回路と、 入力信号を該入力信号の振幅以上の振幅に増幅して出力
    するFET型入力回路と、 このFET型出力回路の出力端子と該FET型入力回路
    の入力端子を結ぶ任意インピーダンスの伝送線路と、 この伝送線路のインピーダンス整合用に一端を該伝送線
    路に接続し、他端を中電位電源に接続した抵抗と、 を有するFET型インタフェース回路において、 前記FET型出力回路に、 前記第1の信号駆動回路のNchFETトランジスタを
    駆動する出力を入力として、該入力を遅延して1本以上
    出力する遅延回路と、 この遅延回路の入力あるいは前記第1の信号駆動回路の
    他の出力あるいは遅延回路の第2の出力を第1の入力と
    し、該遅延回路の第1の出力を第2の入力とし、第2の
    入力により第1の入力と出力の導通状態を切り換えるス
    イッチ回路と、 前記遅延回路の第1の出力を第1の入力とし、高電位電
    源を第2の入力とし、該スイッチ回路の出力と共通な出
    力を持ち、第1の入力が該スイッチ回路を非導通状態に
    する時、第2の入力と出力を導通状態にする電位固定回
    路と、 前記スイッチ回路の出力を第1の入力とし、高電位電源
    を第2の入力とし、FET型出力回路の出力を出力とす
    る第2の信号駆動回路からなる加速回路を有し、 前記第1のNchFETトランジスタが導通状態から非
    導通状態に遷移する時に一時的に第2の信号駆動回路を
    導通状態とすることを特徴とするFET型インタフェー
    ス回路。
  2. 【請求項2】 ソースを高電位電源に接続しドレインを
    出力端子に接続した第1のPchFETトランジスタ
    と、入力信号の反転信号を1本以上出力しその1つを該
    トランジスタのゲートに出力する第1の信号駆動回路を
    持つFET型出力回路と、 入力信号を該入力信号の振幅以上の振幅に増幅して出力
    するFET型入力回路と、 このFET型出力回路の出力端子と該FET型入力回路
    の入力端子を結ぶ任意インピーダンスの伝送線路と、 この伝送線路のインピーダンス整合用に一端を該伝送線
    路に接続し、他端を電源に接続した抵抗と、 を有するFET型インタフェース回路において、 前記FET型出力回路に、 前記第1の信号駆動回路のPchFETトランジスタを
    駆動する出力を入力として、該入力を遅延して出力する
    遅延回路と、 この遅延回路の入力あるいは前記第1の信号駆動回路の
    他の出力を第1の入力とし、該遅延回路の出力を第2の
    入力とし、第2の入力により第1の入力と出力の導通状
    態を切り換えるスイッチ回路と、 前記遅延回路の出力を第1の入力とし、低電位電源を第
    2の入力とし、該スイッチ回路の出力と共通な出力を持
    ち、第1の入力が該スイッチ回路を非導通状態にする
    時、第2の入力と出力を導通状態として第2の信号駆動
    回路を非導通状態とする電位固定回路と、 前記スイッチ回路の出力を第1の入力とし、低電位電源
    を第2の入力とし、FET型出力回路の出力を出力とす
    る第2の信号駆動回路とからなる加速回路を有し、 第1のPchFETトランジスタが導通状態から非導通
    状態に遷移する時に一時的に第2の信号駆動回路を導通
    状態とすることを特徴とするFET型インタフェース回
    路。
  3. 【請求項3】 入力信号の反転信号を出力する第1の信
    号駆動回路を持ち相補の信号を入力する2個のFET型
    出力回路と、 入力信号を該入力信号の振幅以上の振幅に増幅して出力
    する信号増幅機能とラッチ機能を有し相補入力端子を備
    えたFET型入力回路と、 前記FET型出力回路のそれぞれの出力端子と前記FE
    T型入力回路の入力端子をそれぞれ結ぶ任意インピーダ
    ンスの伝送線路と、 この伝送線路のそれぞれにインピーダンス整合用に一端
    を該伝送線路に接続し、他端を中電位電源に接続した抵
    抗と、 を有するFET型インタフェース回路であって、 前記各FET型出力回路に、 前記第1の信号駆動回路の出力を入力として、該入力を
    遅延して出力する遅延回路と、 この遅延回路の入力あるいは前記第1の信号駆動回路の
    出力を第1の入力とし、該遅延回路の出力を第2の入力
    とし、この第2の入力により第1の入力と出力の導通状
    態を切り換えるスイッチ回路と、 前記遅延回路の出力を第1の入力とし、高電位電源を第
    2の入力とし、該スイッチ回路の出力と共通な出力を持
    ち、第1の入力が該スイッチ回路を非導通状態にする
    時、第2の入力と出力を導通状態にする電位固定回路
    と、 該スイッチ回路の出力を第1の入力とし、高電位電源を
    第2の入力とし、FET型出力回路の出力を出力とする
    第2の信号駆動回路と、 からなる加速回路を有することを特徴とするFET型イ
    ンタフェース回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のFET型インタフェー
    ス回路において、 第1の信号駆動回路の出力を入力として、該入力を遅延
    して出力する遅延回路と、 この遅延回路の入力あるいは前記第1の信号駆動回路の
    出力を第1の入力とし、前記遅延回路の出力を第2の入
    力とし、この第2の入力により第1の入力と出力の導通
    状態を切り換えるスイッチ回路と、 該遅延回路の出力を第1の入力とし、低電位電源を第2
    の入力とし、前記スイッチ回路の出力と共通な出力を持
    ち、前記第1の入力が該スイッチ回路を非導通状態にす
    る時、前記第2の入力と出力を導通状態とする電位固定
    回路と、 前記スイッチ回路の出力を第1の入力とし、低電位電源
    を第2の入力とし、FET型出力回路の出力を出力とす
    る第3の信号駆動回路とからなる加速回路を有し、 前記FET型入力回路を信号増幅機能とラッチ機能を有
    する回路で構成したことを特徴とするFET型インタフ
    ェース回路。
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