JP3239643U - 自転車用レインポンチョ - Google Patents
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Abstract
【課題】姿勢を安定させて干すことが容易な自転車用レインポンチョを提供する。【解決手段】自転車用レインポンチョ1は、襟口21を中心に放射状に広がるポンチョ部2と、襟口21の縁部に設けられ、フード口41を開口するフード部4と、ポンチョ部2の下端部の内側でフード口41の開口側に設けられる一対の内側ベルトと、一端がフード部4の外側の一方に設けられ、他端がフード部4の外側の他方に着脱可能に設けられる首元ベルト8と、を備える。【選択図】図4
Description
本考案は、自転車を運転する際に雨で身体が濡れることを防ぐ自転車用レインポンチョに関するものである。
従来、雨天時に身体が雨で濡れることを防ぐ自転車用レインポンチョが提案されている。(特許文献1参照)。
従来の自転車用レインポンチョは、雨で濡れた際、ハンガーなどの物干し用具で自転車用レインポンチョの姿勢を安定させて干すことが多かった。しかし、出先では物干し用具がないために、自転車用レインポンチョが飛ばされたり、捲れ上がったりして自転車用レインポンチョの姿勢を安定させて干すことが困難であった。
このことを鑑み、本考案は、姿勢を安定させて干すことが容易な自転車用レインポンチョを提供する。
本考案に係る自転車用レインポンチョは、襟口を中心に放射状に広がるポンチョ部と、前記襟口の縁部に設けられ、フード口を開口するフード部と、前記ポンチョ部の下端部の内側で前記フード口の開口側に設けられる一対の内側ベルトと、一端が前記フード部の外側の一方に設けられ、他端が前記フード部の外側の他方に着脱可能に設けられる首元ベルトと、を備える。
この構成によれば、自転車用レインポンチョは、物干し用具を用いずに、自転車用レインポンチョの姿勢を安定させることができるとともに、自転車を覆う自転車カバーとして用いることができる。
また、自転車用レインポンチョは、前記ポンチョ部を隔てて前記内側ベルトの反対側に設けられる一対の外側ベルトをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、一対の外側ベルトは、ポンチョ部を隔てて反対側から一対の内側ベルトの取付けを補強することができるとともに、内側ベルトの目印とすることができる。
また、前記フード部は、前記フード部の後部における前記フード口から前記襟口の間にかけて着脱可能に設けられる後部ベルトをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、後部ベルトは、その着脱性を利用してフード部の被り具合を調整することができる。
また、少なくとも前記一対の外側ベルト、前記首元ベルト及び後部ベルトのいずれか一つは、光を反射する反射布又は反射テープであることが好ましい。
この構成によれば、一対の外側ベルト及び首元ベルトのいずれか一方が反射布又は反射テープであると、自転車用レインポンチョは、光を反射して自転車の存在を伝えることができる。
また、前記襟口には、前記襟口を開閉することが可能な開襟部が設けられることが好ましい。
この構成によれば、自転車用レインポンチョは、着用する際に襟口が開閉できると、自転車用レインポンチョの円滑な着用を実現することができる。
本考案は、干す際に飛ばされたり、捲れ上がったりせずに、姿勢を安定させて干すことが容易な自転車用レインポンチョを提供することができる。
以下、本考案に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
図1は、本考案の実施形態に係る自転車用レインポンチョの正面図である。図2は、図1で示した自転車用レインポンチョの背面図である。図1及び図2で示す自転車用レインポンチョ1は、ポンチョ部2、フード部4、一対の内側ベルト6,6、及び首元ベルト8を備える。
ポンチョ部2は、襟口21を中心に放射状に広がり、フード口41を開口するフード部4が襟口21に取付けられる。ポンチョ部2及びフード部4は、それぞれ防水性のシートで構成される。なお、ポンチョ部2及びフード部4は、複数枚の防水性のシートが継ぎ合わされて構成されてもよい。また、ポンチョ部2及びフード部4は、一枚の防水性のシートから一体的に形成してもよい。以下では、フード口41が開口している側を、自転車用レインポンチョ1の前面として説明する。
図3(a)は、内側ベルト6,6及び外側ベルト7,7のI-I線断面図であり、図3(b)は、内側ベルト6,6及び外側ベルト7,7のII-II線断面図である。
一対の内側ベルト6,6は、図1及び図2で示したとおり、自転車のハンドルの幅に合わせて間隔を空けつつ、自転車用レインポンチョ1の前面の、ポンチョ部2の下端部の内側に左右対称に取り付けられる。一対の内側ベルト6,6は、それぞれ同じ帯状形状である。一対の内側ベルト6,6は、自転車を運転する際、自転車のハンドルとともに把持されると、向かい風などによる自転車用レインポンチョ1の巻き上がりを抑制することができる。
また、自転車用レインポンチョ1の前面の、ポンチョ部2の下端部の外側には、一対の外側ベルト7,7が設けられる。一対の外側ベルト7,7は、一対の内側ベルト6,6と同じく、それぞれ同じ帯状形状である。一対の外側ベルト7,7は、ポンチョ部2を隔てて一対の内側ベルト6,6と重なるように、一対の内側ベルト6,6の反対側の位置にあるポンチョ部2の外側に設けられる。一対の外側ベルト7,7の両端は、一対の内側ベルト6,6の両端と重なるように取付けられることで、一対の内側ベルト6,6の取付けが補強される。
また、一対の外側ベルト7,7は、ポンチョ部2の外側から一対の内側ベルト6,6の位置を確認することが可能な目印とすることができる。
また、一対の内側ベルト6,6は、図3(a)、図3(b)で示したとおり、両端が折り込まれてポンチョ部2の内側に取付けられ、第1の間隙61が形成される。一対の外側ベルト7,7は、図3(a)、図3(b)で示したとおり、両端がポンチョ部2の外側に取付けられ、第2の間隙71が形成される。
図4は、図1で示した自転車用レインポンチョ1のポンチョ部2とフード部4とを示す拡大図である。
首元ベルト8は、帯状形状で、自転車用レインポンチョ1の前面の、襟口21に近いフード部4の外側の周辺に着脱可能に設けられる。首元ベルト8は、固定端81と、着脱端83とを備える。
固定端81は、図4で示したとおり、フード部4の外側に取付けられる。着脱端83は、フード部4の外側との間に、第1の着脱部材830が設けられる。第1の着脱部材830は、第1のフック面831及び第1のループ面832から構成される面ファスナである。図4で示したとおり、着脱端83には第1のフック面831が設けられ、フード部4の外側には第1のループ面832が設けられる。
なお、第1の着脱部材830は、第1のフック面831がフード部4の外側に設けられ、第1のループ面832が着脱端83に設けられてもよい。また、第1の着脱部材830は、防水ファスナやスナップボタンであってもよく、着脱を可能にする部材であればこれに該当する。
首元ベルト8は、襟口21を縮小させると、雨水等が自転車用レインポンチョ1内に侵入を阻止することができる。
襟口21は、自転車用レインポンチョ1の前面に、襟口21を開閉することが可能な開襟部23が設けられる。開襟部23は、襟口21を開くことで、自転車用レインポンチョ1の着用を容易にすることができる。
また、開襟部23は、弛みを持ちつつ、開襟した襟口21と繋がる折り代25を備える。開襟部23は、折り代25との間に、第2の着脱部材230が設けられる。第2の着脱部材230は、第2のフック面231及び第2のループ面232から構成される面ファスナである。図4で示したとおり、開襟部23には第2のフック面231が設けられ、折り代25の開襟部23から離間する側には第2のループ面232が設けられる。
これにより、開襟部23は、襟口21を閉じて狭めるとともに、折り代25が襟口21の欠け口を塞ぐことで、荒天時に雨水等が襟口21から侵入することを軽減することができる。
なお、第2の着脱部材230は、第2のフック面231が折り代25の開襟部23から離間する側に設けられ、第2のループ面232が開襟部23に設けられてもよい。また、第2の着脱部材230は、防水ファスナやスナップボタンであってもよく、着脱を可能にする部材であればこれに該当する。
また、図4で示したとおり、フード部4は、フード口41の両側に設けられる一対の紐通し穴43,43と、一対の紐通し穴43,43のいずれか一方より入り一対の紐通し穴43,43のいずれか他方より出る縮径紐410と、フード口41の上端部に設けられるフード鍔45とを備える。
一対の紐通し穴43,43は、固定端81と着脱端83との間に位置する。縮径紐410は、フード口41の縁部に沿って挿通される。これにより、縮径紐410の両端が引張られると、フード部4は、縮径紐410によってフード口41が縮径し、荒天時に雨水等がフード口41から侵入することを軽減することができる。また、フード部4は、フード口41から突き出たフード鍔45により、雨水等による自転車走行時の視線の妨げを軽減することができる。
また、図2及び図5で示したとおり、ポンチョ部2とフード部4との間に位置する襟首周辺には、両端が取付けられる物干ベルト27が設けられる。物干ベルト27は、ポンチョ部2及びフード部4との間に所定の間隙(図示されていない)を有する。これにより、自転車用レインポンチョ1は、物干ベルト27が有する所定の間隙にS字フックやハンガーといった物干用具を引っ掛けて自転車用レインポンチョ1を干すことができる。
また、図2及び図5で示したとおり、フード部4は、自転車用レインポンチョ1の後面である、フード部4の後部において、帯状形状でフード口41から襟口21の間にかけて設けられる後部ベルト9が備えられる。後部ベルト9は、フード部4の中央に設けられることが好ましい。後部ベルト9は、一端がフード部4の外側に固定され、他端が第3の着脱部材90を介してフード部4と着脱可能に設けられる。
第3の着脱部材90は、第3のフック面91及び第3のループ面92から構成される面ファスナである。図5で示したとおり、後部ベルト9の他端には第3のフック面91が設けられ、フード部4の外側には第3のループ面92が設けられる。後部ベルト9は、その着脱性を利用してフード部4の被り具合、即ちフード部4の被る深さを調整することができる。
なお、第3の着脱部材90は、第3のフック面91がフード部4の外側に設けられ、第3のループ面92が後部ベルト9の他端に設けられてもよい。また、第3の着脱部材90は、防水ファスナやスナップボタンであってもよく、着脱を可能にする部材であればこれに該当する。
一対の外側ベルト7,7、首元ベルト8、及び後部ベルト9は、光を反射する反射布又は反射テープで構成される。これにより、自転車用レインポンチョ1は、雨具としてユーザが着用した際に、照射された光を反射して存在を周囲に伝えることができる。
物干し用具を用いらずに干す自転車用レインポンチョ1の姿勢を説明する。図6は、第1の実施形態における自転車用レインポンチョ1の姿勢を示す模式図である。図7は、図6で示した第1の実施形態における、内側ベルト6に通っているハンドルHの断面図である。図8は、図6で示した第1の実施形態における、首元ベルト8が巻き付いているサドル支柱SPの断面図である。
第1の実施形態における自転車用レインポンチョ1は、図6で示したとおり、自転車Bの、ハンドルHの両端と、サドルSとの三点支持により、自転車用レインポンチョ1の姿勢が安定させる。一対の内側ベルト6,6は、図7で示したとおり、第1の間隙61がハンドルHの両端にそれぞれ通っている。フード部4は、図8で示したとおり、サドルSに被せて首元ベルト8でサドルSの下部にあるサドル支柱SPに巻き付けられる。
首元ベルト8がサドル支柱SPに固定されるとともに、一対の内側ベルト6,6がハンドルHの両端に固定されることで、自転車用レインポンチョ1が自転車B上で固定され、自転車用レインポンチョ1の姿勢が安定される。第1の実施形態における自転車用レインポンチョ1は、ハンドルHからサドルSまで覆うことから、自転車Bのカバーとして用いることもできる。
また、図示されていないものの、第1の実施形態の変化例として、自転車用レインポンチョ1は、第2の間隙71をハンドルHの両端にそれぞれ通し、フード部4をサドルSに被せて首元ベルト8でサドル支柱SPに巻き付けることもできる。
図9は、第2の実施形態における自転車用レインポンチョ1の姿勢を示す模式図である。第2の実施形態における自転車用レインポンチョ1は、図9で示したとおり、フェンスFを跨ぐように掛け、首元ベルト8をフェンスFに巻き付けている。これにより、自転車用レインポンチョ1は、首元ベルト8がフェンスFに巻き付くことでフェンスFに固定され、自転車用レインポンチョ1の姿勢が安定される。
図10は、第3の実施形態における自転車用レインポンチョ1の姿勢を示す模式図である。第3の実施形態における自転車用レインポンチョ1は、図10で示したとおり、首元ベルト8をポールPに巻き付けている。これにより、自転車用レインポンチョ1は、首元ベルト8がポールPに巻き付くことでポールPに固定され、自転車用レインポンチョ1の姿勢が安定される。
図11は、第4の実施形態における自転車用レインポンチョ1の姿勢を示す模式図である。第4の実施形態における自転車用レインポンチョ1は、図11で示したとおり、後部ベルト9をポールPに巻き付けている。これにより、自転車用レインポンチョ1は、後部ベルト9がポールPに巻き付くことでポールPに固定され、自転車用レインポンチョ1の姿勢が安定される。
したがって、自転車用レインポンチョ1は、物干し用具を用いずに姿勢を安定させ、干す際に飛ばされたり、捲れ上がったりせずに干すことができるとともに、自転車を覆う自転車カバーとして用いることができる。
1 自転車用レインポンチョ
2 ポンチョ部
4 フード部
6 内側ベルト
7 外側ベルト
8 首元ベルト
9 後部ベルト
21 襟口
23 開襟部
25 折り代
27 物干ベルト
41 フード口
43 紐通し穴
45 フード鍔
61 第1の間隙
71 第2の間隙
81 固定端
83 着脱端
90 第3の着脱部材
91 第3のフック面
92 第3のループ面
230 第2の着脱部材
231 第2のフック面
232 第2のループ面
410 縮径紐
830 第1の着脱部材
831 第1のフック面
832 第1のループ面
B 自転車
F フェンス
H ハンドル
P 支柱
S サドル
SP サドル支柱
2 ポンチョ部
4 フード部
6 内側ベルト
7 外側ベルト
8 首元ベルト
9 後部ベルト
21 襟口
23 開襟部
25 折り代
27 物干ベルト
41 フード口
43 紐通し穴
45 フード鍔
61 第1の間隙
71 第2の間隙
81 固定端
83 着脱端
90 第3の着脱部材
91 第3のフック面
92 第3のループ面
230 第2の着脱部材
231 第2のフック面
232 第2のループ面
410 縮径紐
830 第1の着脱部材
831 第1のフック面
832 第1のループ面
B 自転車
F フェンス
H ハンドル
P 支柱
S サドル
SP サドル支柱
Claims (5)
- 襟口を中心に放射状に広がるポンチョ部と、
前記襟口の縁部に設けられ、フード口を開口するフード部と、
前記ポンチョ部の下端部の内側で前記フード口の開口側に設けられる一対の内側ベルトと、
一端が前記フード部の外側の一方に設けられ、他端が前記フード部の外側の他方に着脱可能に設けられる首元ベルトと、を備える、自転車用レインポンチョ。 - 前記一対の内側ベルトの反対側の位置にある前記ポンチョ部の外側に設けられる一対の外側ベルトをさらに備える、請求項1に記載の自転車用レインポンチョ。
- 前記フード部は、前記フード部の後部における前記フード口から前記襟口の間にかけて着脱可能に設けられる後部ベルトをさらに備える、請求項2に記載の自転車用レインポンチョ。
- 少なくとも前記一対の外側ベルト、前記首元ベルト、及び前記後部ベルトのいずれか一つは、光を反射する反射布又は反射テープである、請求項3に記載の自転車用レインポンチョ。
- 前記襟口には、前記襟口を開閉することが可能な開襟部が設けられる、請求項4に記載の自転車用レインポンチョ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002900U JP3239643U (ja) | 2022-09-01 | 2022-09-01 | 自転車用レインポンチョ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022002900U JP3239643U (ja) | 2022-09-01 | 2022-09-01 | 自転車用レインポンチョ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3239643U true JP3239643U (ja) | 2022-10-27 |
Family
ID=83720714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022002900U Active JP3239643U (ja) | 2022-09-01 | 2022-09-01 | 自転車用レインポンチョ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3239643U (ja) |
-
2022
- 2022-09-01 JP JP2022002900U patent/JP3239643U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3239643 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |