JP3239495B2 - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP3239495B2
JP3239495B2 JP34232092A JP34232092A JP3239495B2 JP 3239495 B2 JP3239495 B2 JP 3239495B2 JP 34232092 A JP34232092 A JP 34232092A JP 34232092 A JP34232092 A JP 34232092A JP 3239495 B2 JP3239495 B2 JP 3239495B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両その他各種建造物
に採用するに適した空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両用センター置きユニ
ット型空調装置においては、運転席側及び補助席側の各
吹出口から吹き出す各空気流の量を相互に独立的に制御
しようとする場合、ブロワ、エアミックスダンパ及び吹
出モード切り換え機構がそれぞれ2セットずつ必要とさ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成においては、車両への設置スペースやコスト等
との関係上、ブロワは1個しか設置できないことが多い
ため、上述のような各吹出口からの各吹出空気流の量の
独立制御をおこなうことができないという実情にあっ
た。
【0004】そこで、本発明は、このようなことに対処
すべく、各種の空調装置において、単一のブロワの採用
のもとに、簡単な構成を付加して、その2方向への各吹
出口からの各吹出風量を独立的に制御できるようにしよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、本発明は、図1にて示すように 送風手段1と、
の送風手段1により送風される空気流を導入する導入部
2と、この導入部2により導入される空気流を室内に吹
き出す後流部3とを有し、この後流部3内にその軸方向
に沿い設けた隔壁3aにより後流部3の内部を区画する
ことで、前記空気流を前記室内の両ゾーンへそれぞれ吹
き出すように互いに並行な両ダクト部3b、3cを形成
し、かつ導入部2を、その前記空気流に対する導入部位
にて隔壁3aを基準に両ダクト部3b、3cの一方側へ
ずれて位置するように、彎曲させてなるダト4と、
流部3に設けられた熱交換器5と、 導入部2の熱交換器
5に対向する内壁中間部位から熱交換器5に向けて延出
し、かつ隔壁3aの板厚方向へ回転可能に設けられ、両
ダクト部3b、3c側へ送風手段1からの空気流を開度
に応じて流動させる制御ダパ6と、 前記両ゾーンへの
各必要吹出風量を決定する必要吹出風量決定手段7と、
前記各必要吹出風量に向けて各ダクト部3b、3cへの
空気流の量を調整するように制御ダパ6の開度を制御
する制御手段8とを備える。
【0006】
【発明の作用・効果】このように本発明を構成したこと
により、必要吹出風量決定手段7が前記各ゾーンへの必
要吹出風量を決定すると、制御手段8は、前記各ゾーン
への必要吹出風量に向けてエバポレータ5を介する各ダ
クト部3b、3cへの空気流の量を調整するように制御
パ6の開度を制御する。これにより、各ダクト部3
b、3cを介し室内の異なる各ゾーンへ吹き出す風量が
制御ダンパ6の制御開度により相互に独立的に制御され
る。従って、制御ダンパ6という簡単な構成要件の付加
によって、各異なるゾーンへの独立的な空調が単一の送
風手段1でもって可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
ると、図2は、車両用センター置きユニット型空調装置
に本発明が適用された例を示している。この空調装置は
ダクト10を備えており、このダクト10の後流部内に
は、隔壁11が同後流部の軸方向に沿い配設されて左側
ダクト部10L及び右側ダクト部10Rを区画形成してい
る。また、ダクト10の導入部12には、ブロワ20が
その送風口21にて連結されており、このブロワ20
は、そのブロワモータMの作動に応じ、当該車両の車室
内からの空気流或いは外気流を導入して送風口21から
ダクト10内にその導入部12を通し送風する。ダクト
10の中間部位にはエバポレータ30が配設されてお
り、このエバポレータ30は、ブロワ20からの送風空
気流を冷却して両ダクト部10L、10R内に流動させ
。本実施例では、ダクト10においては、図2から明
らかな通り、導入部12は、ブロワ20の送風口21に
連結する導入部位にて、隔壁11を基準に、ダクト部1
0R側へずれて位置するように彎曲している。
【0008】各エアミックスダンパ40L、40Rは、各
ダクト部10L、10R内にそれぞれ配設されており、こ
れら各エアミックスダンパ40L、40Rは、隔壁11の
中間部位を通し両ダクト部10L、10Rの各中央に亘り
配設したヒータコア50の左右各隅角部に揺動可能にそ
れぞれ軸支されている。これら各エアミックスダンパ4
0L、40Rは、各サーボモータ40La、40Raにより
それぞれ駆動されて、その各開度に応じて、各ダクト部
10L、10R内への流入空気流のヒータコア50への流
入量及び同ヒータコア50に対するバイパス量を調整す
る。ヒータコア50はその流入空気流を加熱して後流側
へ流動させる。
【0009】ダクト部10Lの吹出部内には、吹出モー
ド切り換え機構60Lが配設されており、一方、ダクト
部10Rの吹出部内には、吹出モード切り換え機構60R
が配設されている。吹出モード切り換え機構60L は、
一対の吹出口開閉ダンパ61、62を備えており、吹出
口開閉ダンパ61は、ダクト部10L のフット吹出口1
3を開閉可能に設けられ、一方、吹出口開閉ダンパ62
は、ダクト部10L のフェイス吹出口14を開閉可能に
設けられている。吹出モード切り換え機構60Rは、一
対の吹出口開閉ダンパ63、64を備えており、吹出口
開閉ダンパ63は、ダクト部10R のフット吹出口15
を開閉可能に設けられ、一方、吹出口開閉ダンパ64
は、ダクト部10R のフェイス吹出口16を開閉可能に
設けられている。しかして、各吹出口開閉ダンパ61、
62、63、64は、各サーボモータ61a、62a、
63a、64a(図3参照)により駆動されてフエイス
吹出口13、フット吹出口14、フエイス吹出口15、
フット吹出口16をそれぞれ開閉する。但し、フット吹
出口13及びフェイス吹出口14は、助手席の着座乗員
の脚部及び頭部に向けそれぞれ開口している。一方、フ
ット吹出口15及びフェイス吹出口16は、運転席の着
座乗員の脚部及び頭部に向けそれぞれ開口している。
【0010】ダクト10の導入部12の内壁中間部位に
は、本発明の要部を構成する制御ダンパ70が、その回
転軸71にて、回転可能に軸支されており、この制御ダ
ンパ70は、図2から明らかなように、回転軸71から
隔壁11の板厚方向へ回転可能にかつエバポレータ30
に向けて延出されて、当該エバポレータ30を介し両ダ
クト部10L、10R側へブロワ20からの送風空気流を
開度に応じて流動させるようになっている。 しかして、
当該制御ダンパ70は、サーボモータ70aにより駆動
されて、その開度θに応じ、ブロワ20からエバポレー
タ30を介する各ダクト部10L、10R内への各冷却空
気流の流入量を調整する。かかる場合、制御ダンパ70
が図2にて図示実線の中央開度位置bにあるとき、開度
θは、θ=0(度)をとり、各ダクト部10L、10Rへ
の冷却空気流の流入量を等しくする量に対応する。ま
た、制御ダンパ70が図4(A)にて図示実線の左側開
度位置aにあるとき、開度θは、θ=−α(度)をと
り、ダクト部10Lへの冷却空気流の流入量を、ダクト
部10Rへの冷却空気流の流入量よりも所定量多くする
量に対応する。一方、制御ダンパ70が図4(B)にて
図示実線の右側開度位置cにあるとき、開度θは、θ=
+α(度)をとり、ダクト部10Rへの冷却空気流の流
入量を、ダクト部10Lへの冷却空気流の流入量よりも
所定量多くする量に対応する。
【0011】次に、空調装置の電気回路構成について図
3を参照して説明すると、空調スイッチ80は空調装置
を作動させるとき操作されて操作信号を発生する。温度
設定器90は、当該車両の車室内の所望の温度を設定し
設定温信号を発生する。内気温センサ100は、車室内
の左右中央の温度を検出し内気温検出信号を発生する。
外気温センサ110は当該車両の外側の温度を検出し外
気温検出信号を発生する。日射センサ120は車室内左
側部への入射日射量を検出し左側日射検出信号を発生す
る。一方、日射センサ130は車室内右側部への入射日
射量を検出し右側日射検出信号を発生する。A−D変換
器140は温度設定器100からの設定温信号、内気温
センサ110からの内気温検出信号、外気温センサ12
0からの外気温検出信号、日射センサ120からの左側
日射検出信号及び日射センサ130からの右側日射検出
信号を設定温Tset、内気温Tr、外気温Tam、左側日射
量TSL及び右側日射量TSRにそれぞれディジタル変換す
る。
【0012】マイクロコンピュータ150は、コンピュ
ータプログラムを、図5及び図6にて示すフローチャー
トに従い、空調スイッチ80及びA−D変換器140と
協働により実行し、この実行中において、 ブロワモー
タM及び各サーボモータ40La、40Ra 、61a、
62a、63a、64a及び70aにそれぞれ接続した
各駆動回路170a〜170gを駆動制御するに必要な
演算処理をする。但し、上述のコンピュータプログラム
はマイクロコンピュータ150のROMに予め記憶され
ている。また、マイクロコンピュータ150は当該車両
のバッテリからイグニッションスイッチを介し給電され
て作動状態とまり、空調スイッチ80からの操作信号に
応答してコンピュータプログラムの実行を開始する。
【0013】このように構成した本実施例において、マ
イクロコンピュータ150が前記バッテリからの給電の
もとに作動状態となり、空調スイッチ80からの操作信
号に応答して図5及び図6のフローチャートに従い、コ
ンピュータプログラムの実行をステップ200にて開始
すれば、同マイクロコンピュータ150が、ステップ2
10にて、初期化の処理をし、ステップ220にて、A
−D変換器140から設定温Tset、内気温Tr、外気温
Tam、左側日射量TSL及び右側日射量TSRを入力され
る。ついで、マイクロコンピュータ150が、ステップ
230にて、次の数1による関係式に基づき設定温Tse
t、内気温Tr、外気温Tam及び左側日射量TSLに応じて
ダクト部10Lからの吹出空気流の必要吹出温度TAOLを
演算する。
【0014】
【数1】TAOL=Kset・Tset−Kr・Tr−Kam・Tam
−KS・TSL+C 但し、この関係式において、Kset、Kr、Kam、KS は
ゲインを表し、また、Cは定数を表し、マイクロコンピ
ュータ150のROMに予め記憶されている。
【0015】ついで、マイクロコンピュータ150が、
ステップ240にて、ダクト部10Lからの吹出風量QL
に対応するモータ電圧VLと同ダクト部10Lからの吹出
空気流の必要吹出温度TAOLとの間の関係を表すVL−T
AOL データ(図7(A)参照)に基づきモータ電圧VL
をステップ230における演算必要吹出温度TAOL に応
じ演算する。ついで、マイクロコンピュータ150が、
ステップ250にて、モータ電圧VLと吹出風量QLとの
関係を表すVLーQLデータ(図8(A)参照)に基づき
ステップ240におけるモータ電圧VLに応じて吹出風
量QLを演算する。但し、モータ電圧VLは、吹出風量Q
Lに対応するブロワモータMへの印加電圧に相当する。
また、VLーQLデータは、VL−TAOLデータと共に、マ
イクロコンピュータ150のROMに予め記憶されてい
る。
【0016】然る後、マイクロコンピュータ150が、
ステップ260にて、次の数2による関係式に基づき設
定温Tset、内気温Tr、外気温Tam及び右側日射量TSR
に応じてダクト部10Rからの吹出空気流の必要吹出温
度TAORを演算する。
【0017】
【数2】TAOR=Kset・Tset−Kr・Tr−Kam・Tam
−KS・TSR+C 但し、この関係式はマイクロコンピュータ150のRO
Mに予め記憶されている。
【0018】ついで、マイクロコンピュータ150が、
ステップ270にて、ダクト部10Rからの吹出風量QR
と同ダクト部10Rからの吹出空気流に対応するモータ
電圧VRと必要吹出温度TAORとの間の関係を表すVR−
TAORデータ(図7(B)参照)に基づきモータ電圧VR
をステップ260における演算必要吹出温度TAOR に
応じ演算する。ついで、マイクロコンピュータ150
が、ステップ280にて、モータ電圧VRと吹出風量QR
との関係を表すVRーQRデータ(図8(B)参照)に基
づきステップ270におけるモータ電圧VRに応じて吹
出風量QRを演算する。但し、モータ電圧VRは、吹出風
量QRに対応するブロワモータMへの印加電圧に相当す
る。また、VRーQRデータは、VR−TAORデータと共
に、マイクロコンピュータ150のROMに予め記憶さ
れている。
【0019】このようにしてステップ280における演
算処理が終了すると、マイクロコンピュータ150が、
ステップ290にて、総吹出風量QT を、ステップ25
0での吹出風量QL及びステップ280での吹出風量QR
の加算によって求め、総吹出風量QTと目標モータ電圧
Voとの関係を表すQTーVoデータ(図8(C)参照)
に基づき演算総吹出風量QTに応じて目標モータ電圧Vo
を演算する。かかる場合、VL=3(V)及びVR=9
(V)であれば、QL=QL3、QR=QR9及びQT はこれ
らVL=3(V)及びVR =9(V)に応じて定まるの
で、これに対応してVoが定まる(図7、図8(A)
(B)及び図9(A)参照)。
【0020】ついで、マイクロコンピュータ150が、
ステップ300にて、ステップ250における吹出風量
QL 及びステップ280における吹出風量QRに基づき
{QL/(QL+QR)} を演算し、{QL/(QL+Q
R)}と制御ダンパ70の目標開度θo との関係を表す
制御ダンパ開度データ(図9(A)参照)に基づき、演
算した{QL/(QL+QR)}に応じて、制御ダンパ7
0の目標開度θoを決定する。かかる場合、QL=QL3
及びQR=QR9に基づき{QL/(QL+QR)}が演算さ
れれば、θo =+βである。但し、前記制御ダンパ開度
データはマイクロコンピュータ150のROMに予め記
憶されている。
【0021】ステップ300における演算処理後、マイ
クロコンピュータ150が、ステップ310にて、制御
ダンパ70の現実の開度θを目標開度θo=+β にする
に必要な制御ダンパ開度出力信号を発生し、かつ、ステ
ップ320にて、ブロワモータMへの印加電圧を目標モ
ータ電圧Vo にするに必要なモータ出力信号を発生す
る。すると、サーボモータ70aが、マイクロコンピュ
ータ150からの制御ダンパ開度出力信号に基づき駆動
回路170gにより駆動されて制御ダンパ70を目標開
度θo=+β に制御する。また、ブロワモータMがマイ
クロコンピュータ150からのモータ出力信号に基づき
駆動回路160により目標モータ電圧Voにて駆動され
る。このため、ブロワ20が、ステップ290における
演算総吹出風量QT に相当する量でもって、空気流をエ
アダクト10内に導入部12を通して送風する。
【0022】すると、制御ダンパ70が目標開度θo=
+β に制御されているため、送風量のうち、ダクト部
10Lへの流入風量が、ダクト部10Rへの流入風量より
も、+βに対応する量だけ多くなるように、制御ダンパ
70により流量の割り振り制御をなされて、送風空気流
がエバポレータ30に流入して冷却される。
【0023】ステップ320における演算処理後、マイ
クロコンピュータ150が、次の空調演算処理ルーティ
ン330にて、両エアミックスダンパ40L、40Rの各
目標開度を各必要吹出温度TAOL、TAORに基づきそれぞ
れ演算し、両吹出モード切り換え機構60L、60Rの各
吹出モードを決定して、これら演算目標開度及び決定吹
出モードをそれぞれ出力する。すると、各サーボモータ
40La、40Raが、マイクロコンピュータ150から
の各演算目標開度に基づき各駆動回路170a、170
bにより駆動されて各エアミックスダンパ40L 、40
R を各演算目標開度に向けて駆動する。また、各サーボ
モータ61a、62aが、マイクロコンピュータ150
からの各決定吹出モードに基づき各駆動回路170c、
170dにより駆動されて各吹出口開閉ダンパ61、6
2を各決定吹出モードに向けて駆動し、一方、各サーボ
モータ63a、64aが、マイクロコンピュータ150
からの各決定吹出モードに基づき各駆動回路170e、
170fにより駆動されて各吹出口開閉ダンパ63、6
4を各決定吹出モードに向けて駆動する。
【0024】このため、ダクト部10Lへ流量QLでもっ
てエバポレータ30から流入する冷却空気流が、エアミ
ックスダンパ40L の目標開度に応じてヒータコア50
の左側部により部分的に加熱されて吹出モード切り換え
機構60L を介し両吹出口13、14の一方から車室内
に吹き出し、一方、ダクト部10Rへ流量QRでもってエ
バポレータ30から流入する冷却空気流が、エアミック
スダンパ40R の目標開度に応じてヒータコア50の右
側部により部分的に加熱されて吹出モード切り換え機構
60R を介し両吹出口15、16の一方から車室内に吹
き出す。
【0025】以上説明したように、各モータ電圧VL、
VRを図7の各データから各必要吹出温度TAOL、TAOR
に基づき独立的に決定し、各吹出風量QL、QRを図8
(A)、(B)の各データから各モータ電圧VL、VRに
基づき独立的に決定し、目標モータ電圧Vo を図8
(C)のデータから各吹出風量QL、QRの総和に基づき
決定し、制御ダンパ70の目標開度θo を図9(A)の
データから{QL/(QL+QR)}に基づき決定し、各
エアミックスダンパ40L、40Rの目標開度を各吹出風
量QL、QRに基づき演算し、各吹出モード切り換え機構
60L、60R の吹出モードを独立的に決定して、ブロワ
モータMを目標モータ電圧Vo で駆動することにより各
吹出風量QL、QRの総和に相当する量にて送風させ、制
御ダンパ70を目標開度θo に制御し、各ダクト部10
L、10R内の独立的な空調制御のもとに、各ダクト部1
0L、10Rから補助席及び運転席への吹出風量を独立的
に制御するようにした。これにより、単一のブロワ20
の採用によっても、補助席及び運転席の各乗員に対する
独立的な自動空調制御が適正に実現され得る。
【0026】また、本発明の実施にあたっては、ダンパ
スイッチ機構を採用し、このダンパスイッチ機構から、
その操作により、制御ダンパ70を中央開度位置b、左
側開度位置a或いは右側開度位置cに駆動するとき、中
央開度位置指令信号、左側開度位置指令信号或いは右側
開度位置指令信号を発生させるようにして、これらいず
れかの信号により、ステップ300にて制御ダンパ70
の目標開度を決定するようにして実施してもよい。これ
により、各ダクト部10L、10Rからの吹出風量を、乗
員の好みに応じた前記ダンパスイッチ機構の操作でもっ
て、独立的に制御し得る。
【0027】また、前記実施例においては、各日射セン
サ120、130を採用して各必要吹出温度TAOL、TA
ORをそれぞれ演算するようにしたが、これに代えて、車
室内の左右中央に設けた単一の日射センサの採用のもと
に各必要吹出温度TAOL、TAORをそれぞれ演算するよう
にして実施してもよい。また、内気温センサ100は、
車室内の左右両側部にそれぞれ設けて本発明を実施して
もよい。
【0028】また、本発明の実施にあたっては、図7の
各データに代えて、図9(B)にて示すモータ電圧と
{(TAOL+TAOR)/2}との関係を示すデータを採用
し、このデータにより、各ダクト部10L、10Rからの
吹出風量を平等に制御するようにして実施してもよい。
【0029】また、本発明の実施にあたっては、車両用
空調装置に限ることなく、一般建造物内の二カ所の空調
を行うようにした空調装置等に本発明を適用して実施し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】特許請求の範囲の記載に対応する対応図であ
る。
【図2】本発明を適用した車両用センター置きユニット
型空調装置の概略断面図である。
【図3】同空調装置のためのブロック図である。
【図4】同空調装置における制御ダンパの開度に応じた
各空気流の吹出状態の説明図である。
【図5】図3のマイクロコンピュータの作用を表すフロ
ーチャートの前段部である。
【図6】同フローチャートの後段部である。
【図7】必要吹出温度TAOLとモータ電圧VLとの関係及
び必要吹出温度TAOLRとモータ電圧VRとの関係をそれ
ぞれ示すグラフである。
【図8】吹出風量QLとモータ電圧VLとの関係、吹出風
量QRとモータ電圧VRとの関係及び総吹出風量QTと目
標モータ電圧Voとの関係をそれぞれ示すグラフであ
る。
【図9】{QL/(QL+QR)}と目標モータ電圧Voと
の関係及び図7の各データの変形例を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
10…ダクト、10L、10R…ダクト部、20…ブロ
ワ、30…エバポレータ、70…制御ダンパ、70a…
サーボモータ、150…マイクロコンピュータ、16
0、170g…駆動回路、M…ブロワモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風手段と、 この送風手段により送風される空気流を導入する導入部
    と、この導入部により導入される空気流を室内に吹き出
    す後流部とを有し、この後流部内にその軸方向に沿い設
    けた隔壁により前記後流部の内部を区画することで、前
    記空気流を前記室内の両ゾーンへそれぞれ吹き出すよう
    に互いに並行な両ダクト部を形成し、かつ前記導入部
    を、その前記空気流に対する導入部位にて前記隔壁を基
    準に前記両ダクト部の一方側へずれて位置するように、
    彎曲させてなるダ クトと 前記後流部に設けられた熱交換器と、 前記導入部の前記熱交換器に対向する内壁中間部位から
    前記熱交換器に向けて延出し、かつ前記隔壁の板厚方向
    へ回転可能に設けられ、前記両ダクト部側へ前記送風手
    段からの空気流を開度に応じて流動させる制御ダ ンパ
    前記両ゾ ーンへの各必要吹出風量を決定する必要吹出風
    量決定手段と 前記各必 要吹出風量に向けて前記各ダクト部への空気流
    の量を調整するように前記制御ダパの開度を制御する
    制御手段とを備える空調装置。
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