JP3239290B2 - 流れ分析装置 - Google Patents

流れ分析装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルコール分と疎
水性有機分(油分等)とを含有する試料溶液について、
測定誤差となる油分等を除去してアルコール濃度を簡便
に、しかも精度良く定量する流れ分析装置に関する。詳
しくは、該試料溶液中のアルコール濃度を短時間で精度
よく定量することができ、金属線材の圧延工程における
洗浄液中のアルコール濃度の定量などに適する流れ分析
装置に関する。
【0002】
【従来技術】銅線材などの金属線材製造における圧延工
程では、通常、酸化被膜を除去する洗浄液が使用され
る。この洗浄液中のアルコール分は圧延工程で水分と共
に揮散し、またアルコール自身が酸化されて還元力を失
う。そのため、線材表面の被膜を定量的に除去するため
には、洗浄液中の還元成分であるアルコール濃度を定時
的に定量し、必要に応じてアルコールを補充し或いは希
釈する必要がある。
【0003】従来、圧延洗浄液中の低級アルコール分の
定量は、試料溶液に対して希釈・標準液添加などの適当
な前処理を行なった後、ガスクロマトグラフやフーリエ
変換赤外分光光度計(FT-IR)などを用いて行なわれてい
る。
【0004】ガスクロマトグラフによる分析は、シリカ
などの微粒子を充填したカラムに加熱下で不活性ガス流
によって一定量の試料液を注入し、該試料中の揮発成分
をその官能基の種類や数、分子量ごとにカラム中のシリ
カ層に篩い分けるように分離して定量する方法であり、
特定成分の定量精度に優れると云う利点がある。他方
(イ)分子量の大きい有機成分はカラムからの排出に時間
を要するため、カラムのクリーニング・安定化が長引
き、従って、油分などを多く含む試料を連続的に測定す
るのは困難である。(ロ)適当な有機溶媒によって試料か
ら目的成分のみを抽出しないと、塩分や水分により分析
装置を不安定にする虞れがある。(ハ)カラムクリーニン
グやセプタム交換などメンテナンスが煩雑である。特
に、金属線材の製造における圧延洗浄液には、低級アル
コールの他、複数の有機成分(油分等)が多く含まれてい
るのでガスクロマトグラフによるアルコールの定量は難
しい。
【0005】また、上記赤外分光光度計による定量は、
食塩結晶板に挟むなどして薄く延ばした試料を光軸上に
配置し、波長を連続的に変化させた赤外光を照射して、
官能基ごとに特徴的に現れるスペクトル変化を測定して
行なう方法であり、上記ガスクロマトグラフのようなカ
ラムのクリーニングを必要とする等の問題は無いが、試
料中の不純物を完全に除去しないとヒドロキシル基振動
の波長部分の測定誤差が大きくなると云う問題点があ
る。
【0006】
【発明の解決課題】本発明は、圧延洗浄液に含まれる低
級アルコール分の定量分析などについて、従来の定量方
法における上記問題を解決したものであって、キャリア
によって一定量の試料溶液を流しながら液中の目的成分
を分析する流れ分析方法を利用し、試料溶液に含まれる
油分等の影響を排除してアルコール濃度を簡便に精度良
く定量することができる流れ分析装置を提供するもので
ある。
【0007】すなわち、本発明によれば、(1)アルコ
ール分と疎水性有機分とを含有する試料溶液について液
中のアルコール濃度を定量する流れ分析装置であって、
キャリアによって試料溶液が定量測定手段に向かって流
れる測定用流路に、疎水性有機分を吸着するカラムと該
カラムに通じる洗浄用流路を設け、該カラムに対して測
定用流路と洗浄用流路を切換自在に接続したことを特徴
とする流れ分析装置が提供される。
【0008】本発明の流れ分析装置は、(2)試料溶液
が金属線材の製造における圧延洗浄液である上記(1)に
記載の流れ分析装置、(3)カラムに圧延洗浄液中の油
分を吸着する樹脂が充填されている上記(1)に記載の流
れ分析装置、(4)定量測定手段が圧延洗浄液中の低級
アルコール濃度を定量する分光検出器を有する上記(1)
に記載の流れ分析装置、(5)カラムが測定用流路と洗
浄用流路とに回動自在に接続されており、カラムの回動
により該カラムに通じる測定用流路と洗浄用流路とが切
換えられる上記(1)に記載の流れ分析装置、(6)カラ
ムの両端に測定用流路と洗浄用流路の連通を切換える弁
が介設されている上記(1)に記載の流れ分析装置を含
む。
【0009】
【具体的な説明】本発明の流れ分析装置の一例を図1に
示す。以下、図面の実施例を参照して、本発明の流れ分
析装置を詳しく説明する。本発明の定量分析装置は、一
般にフローインジェクション法と云われる流れ分析方法
に基づくものである。この定量分析法は、定量ポンプを
用いて制御されたキャリアの連続流れを作り、その流れ
の中に一定量の試料を注入し、必要に応じて発色試薬等
と反応させ、試料を含む連続流れを分光検出器に導いて
試料液中の目的成分の定量を行なう分析方法であり、試
料注入後、試薬との反応、検出器への導入・排出等が自
動的に行なわれるため、大量の試料を迅速かつ自動的に
測定できるという利点を有している。
【0010】このフローインジェクション法によるアル
コール濃度の定量方法として従来行われているものは、
アルコールを含有する試料溶液に硝酸セリウム(IV)を加
えてアルコールとの錯体を形成させ、対照にブランク溶
液を用い、波長470〜520nmでの吸収スペクトルを
測定する方法である。ところが、連続銅線材における圧
延洗浄液などのアルコール定量に上記方法をそのまま適
用すると、上記圧延洗浄液には銅線材の滑りを良くする
ための油分や界面活性剤がかなりの量(10〜20%程度)
含まれているため、これが測定誤差となり、精度良くア
ルコール濃度を定量分析することができない。
【0011】そこで、本発明の流れ分析装置は、図1に
示すように、キャリアによって試料溶液が流される測定
用流路Aと、試料溶液に含まれる疎水性有機分(油分等)
を除去するためのカラム1と、該カラム1を洗浄する洗
浄用流路Bとを有し、該カラム1に対して測定用流路A
と洗浄用流路Bとが切替自在に接続されている。
【0012】測定用流路Aは、キャリアの供給源(キャ
リア液槽)3、キャリアを流す送液ポンプ5、試料溶液
の注入部6、アルコール濃度の定量測定手段2、及びこ
れらを順次経由して外部に至る管路4によって形成され
ており、該測定用流路Aの試料溶液注入部6と定量測定
手段2の間にカラム1が介設されている。キャリアは測
定用流路Aを通じ、送液ポンプ5によって液槽3から試
料注入部6およびカラム1を経て定量測定手段2に導入
され、該定量測定手段2を経て外部に排出される。試料
溶液は注入部6において一定量がこのキャリア中に導入
され、キャリアによってカラム1を経て定量測定手段2
に運ばれる。
【0013】試料溶液の注入部6は従来から常用さてい
るものを用いることができる。具体的には、一定量の試
料溶液を保持する部分と該保持部分をキャリアの流れに
対して開閉する切換弁の機能を有するものが使用でき
る。このような例としては、流路部分に一定量の試料を
保持する機能を備えた四方弁あるいは六方弁からなるも
のが挙げられる。この形式の注入部は、弁を回動して試
料保持部分を測定用流路に開くことにより、一定量の試
料溶液がキャリア中に注入される。
【0014】上記注入部6と定量測定手段2の間に設け
られるカラム1には、試料溶液の油分等を吸着する吸着
材(樹脂等)が充填されており、試料溶液が該カラム1を
通過する間に液中の油分等を吸着して除去し、この油分
等が取り除かれた試料溶液が定量測定手段2に導入され
る。吸着材の種類および充填量は試料溶液の種類や油分
等の量および種類等に応じて適宜定められる。
【0015】定量測定手段2としては、目的成分の分光
特性によって定量する分光検出器等を用いることができ
る。一例として、該定量測定手段2は試料溶液に発色試
薬を添加する部分7、該試薬とアルコールとの発色反応
を促進する反応コイル8、および分光特性によってアル
コール濃度を定量する分光検出器9によって形成され
る。
【0016】カラム1を経た試料溶液は試薬添加部7で
発色試薬が添加された後に反応コイル8に導かれ、ここ
を通過する間に発色反応が進み、引き続き分光検出器9
に導入され、液中のアルコール濃度が定量される。な
お、発色試薬は予めキャリアに添加しておいても良い。
また、反応コイル8はミキシングコイルからなるもので
よく、反応を促進するための温度調節器を付設すること
もできる。
【0017】本発明の流れ分析装置は、以上の測定用流
路Aの他に、カラム1を洗浄するための洗浄用流路Bが
設けられている。洗浄用流路Bは、洗浄液の供給源(洗
浄液槽)11、該液槽11からカラム1を経て外部に至
る管路および該管路に介設された送液ポンプ12によっ
て形成されている。なお、洗浄効果を高めるために、異
なる組成の複数の洗浄液をカラムに通液できるように、
流路切替バルブ13を介して送液ポンプ12に複数の洗
浄液槽14、15が接続されている。この洗浄用流路B
を通じて洗浄液がカラム1に導入され、該カラム1の吸
着材に吸着された油分等を脱着して外部に排出する。な
お必要に応じ、測定用流路Aの定量測定手段2の後方、
および洗浄用流路Bのカラム後方に、管路の流圧を調整
するための背圧コイル10がおのおの設けると良い。
【0018】カラム1を経由する洗浄用流路Bと測定用
流路Aはカラム1に対して切替自在に接続されており、
定量測定ごとに交互に切替られる。具体的には、例え
ば、カラム1を回動自在に設け、測定用流路Aまたは洗
浄用流路Bがカラム1に対しておのおの異なった回動位
置で連通するように設けることにより、カラム1の回動
によって、カラム1と測定用流路Aとの連通、あるいは
カラム1と洗浄用流路Bとの連通を交互に切替ることが
できる。即ち、カラム1と測定用流路Aが連通している
ときには洗浄用流路Bが閉じられ、洗浄用流路Bとカラ
ム1が連通しているときには測定用流路Aが閉じられ
る。この手段によれば、流路の切換がカラム1を回動さ
せるという一段階の操作で行なうことができ、切換タイ
ミングの調整も容易であるなどの利点を有する。
【0019】上記手段の他に、カラム1の両端に測定用
流路Aと洗浄用流路Bの連通を切換える弁を介設しても
良い。この手段によれば、通常の切替弁を用いることが
できる。切替弁には電磁弁などを用い、カラム両端の弁
の切り替えを同期させる制御手段を設けることが好まし
い。
【0020】上記分析装置を金属線材の圧延洗浄液のア
ルコール定量に用いる場合、キャリアとしては親水性溶
液が用いられる。具体的には0.01〜2.0規定程度の
硝酸水溶液、あるいは0.01〜2.0規定程度の硫酸水
溶液などを用いることができる。また、カラム1の吸着
材としては、洗浄液中のアルコール分は吸着せずに油分
等を選択的に吸着するものが用いられる。このような選
択吸着性を有するものとしては、この種の装置に常用さ
れている市販の吸着樹脂(例えば、ハ゛イオラット゛社製ハ゛イオヒ゛
ース゛SM-2)、アルキル基修飾ケイ素などが適当である。
一方、カラム1の洗浄液としては、吸着材から油分等を
脱着するアセトン、水酸化ナトリウム水溶液などが用い
られる。
【0021】発色試薬としてはアルコールのヒドロキシ
ル基と錯体を結合し発色するものであればよく、硝酸セ
リウム(IV)系試薬、あるいはDNBC(3,5-シ゛ニトロヘ゛ンソ゛
イルクロライト゛)など従来公知の試薬を用いることができる。
発色試薬として硝酸セリウム(IV)を用いた場合の分光検
出器によるアルコールの定量は、対照にブランク溶液を
用い、波長470〜520nmでの吸収スペクトルを測定
し、前もって作成しておいた検量線により濃度を決定し
算出すればよい。検量線は、蒸留水に体積比0〜5%の
アルコールを溶解させ、縦軸に吸光度、横軸に対応する
アルコール濃度を配置した通常検量線と、測定すべきア
ルコール濃度を含む試料の一定量に、体積比0〜5%の
アルコールを溶解させ、縦軸に吸光度、横軸に対応する
アルコール濃度を配置し、試料中に含まれるアルコール
濃度の濃度分だけ原点を離れた切片と前記検量線の傾き
より試料中のアルコール濃度を求める標準添加用検量線
のいずれも使用することができる。
【0022】なお、キャリヤや洗浄液が流れる管路は従
来の流れ分析装置において慣用されている材質のもので
よく、例えば、フッ素樹脂等の樹脂管やステンレス管の
ような金属管が使用できる。送液ポンプは脈流の少ない
プランジャー式ポンプ等が好適に用いられる。
【0023】上記装置によるアルコールの定量分析は以
下のようにして行なわれる。まず、測定用流路Aとカラ
ム1が連通した状態で、送液ポンプ5を駆動させてキャ
リアを測定用流路に通じる。この状態では洗浄用流路B
は閉じられており、キャリヤは試料溶液注入部6を経て
カラム1に導入され、さらに定量測定手段2を経由する
連続した流れを形成する。
【0024】キャリアの流れが安定した後、試料溶液
(圧延洗浄液など)を注入部6からキャリア中に添加す
る。添加された試料溶液はキャリヤによってカラム1に
送られ、試料溶液中の油分等がカラム1に充填されてい
る吸着樹脂に吸着される。一方、試料溶液中のアルコー
ル分はカラムを通過して定量測定手段2へと送られ、試
薬添加部7で発色試薬が添加された後に反応コイル8を
通過し、この間に発色反応が進み、分光検出器9におい
て、試料溶液の発色による分光特性に基づいてアルコー
ル濃度が定量される。
【0025】定量測定後、送液ポンプ5を停止してキャ
リアの流れを止め、カラム1に通じる測定用流路Aを閉
じて洗浄用流路Bを開き、送液ポンプ12を駆動させて
洗浄液をカラム1に導入する。カラムに吸着されている
油分等は、洗浄液によって脱着され、洗浄液と共にカラ
ムから排出される。洗浄液の流量、通液時間などは油分
の吸着状態などに応じて定められる。
【0026】カラム内の油分等が除去された後、送液ポ
ンプ12を停止して洗浄液の送給を止め、カラム1に通
じる流路を洗浄用流路Bから測定用流路Aに切り替え、
送液ポンプ5によって測定用流路Aを通じてキャリアを
カラム1に導く。カラム中に溜っている洗浄液はキャリ
ヤによってカラムから外部に押し出され、再びキャリヤ
の連続した測定用流れが形成される。
【0027】
【発明の実施形態】図1に示す本発明装置を用いて、試
料溶液としてサウスワイヤ社式の連続銅線材製造装置に
おける圧延洗浄液のアルコール定量分析を行なった。装
置構成および測定条件は以下の通りである。
【0028】装置構成 ・配管内径:1mmφ ・反応コイル:8m ・背圧コイル内径:0.5mm ・カラム:吸着樹脂(ハ゛イオラット゛社製SM-2)、樹脂層長49
cm、内径2mm ・分光検出器:分光光度計(光路差20mm、波長495nm、
日立社製:U-1000)測定条件 ・発色試薬:硝酸セリウム(IV)アンモニウム100g/l−0.5N硝酸溶液 ・キャリヤ:0.5N硝酸、送液速度:1.04ml/分
【0029】検量線の作成 蒸留水に体積比0〜5%のイソプロピルアルコールを溶
解し、縦軸に吸光度、横軸に対応するイソプロピルアル
コール濃度を配置した方法(通常検量線法)、測定すべ
きアルコール濃度を含む試料の一定量に、体積比0〜5
%のイソプロピルアルコールを溶解し、縦軸に吸光度、
横軸に対応するイソプロピルアルコール濃度を配置し、
試料中に含まれるアルコール濃度の濃度分だけ原点を離
れた切片と当該検量線の傾きより試料中のアルコール濃
度を求める方法(標準添加法)の2種の方法によって検
量線を作成し、分光検出器による測定結果を2種の検量
線と対比してアルコール濃度を求めた。
【0030】測定例1 試料1としてイソプロピルアルコールを含む圧延洗浄液
を使用し、上記測定条件に従ってイソプロピルアルコー
ル濃度を測定した。定量は上記通常検量線法および標準
添加法の検量線により行なった。その結果、イソプロピ
ルアルコールの濃度は1.0vol%であった。また該定量分
析に要した時間は1.5時間であった。同じ試料1を使
用して、従来のガスクロマトグラフによりイソプロピル
アルコール濃度を測定したところ、同様に1.0vol%で
あったが、その分析に要した時間は3時間であり、本発
明の装置を用いた場合よりも2倍の時間を要した。
【0031】測定例2、3 試料2、3として、試料1と異なった濃度のイソプロピ
ルアルコールを含む圧延洗浄液を使用して測定例1と同
様の濃度試験を行なった。その結果を表1に示す。ま
た、測定例1の結果を併せて表1に示した。
【0032】
【表1】
【0033】
【発明の効果】本発明は、アルコール分と疎水性有機分
(油分等)を含有する試料溶液をキャリヤによって流しな
がらアルコール成分を定量する流れ分析装置であって、
従来のガスクロマトグラフ分析やFT−IR分析に比較
して短時間でかつ精度よく定量することができる。特に
本発明の装置は、サウスワイヤ社式連続銅線材製造装置
などの金属線材製造装置において、その圧延工程に用い
る酸化被膜を除去するための洗浄液中のアルコール成分
を定量する装置として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の模式図。
【符号の説明】
1…カラム、 2…定量測定手段、 3…キャリア液
槽、 4…管路、5、12…送液ポンプ、 6…試料溶
液注入部、 7…試薬添加部、8…反応コイル、 9…
分光検出器、 10…背圧コイル、11…洗浄液槽、
13…流路切替バルブ、 14、15…洗浄液槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01N 35/08 G01N 35/08 C (56)参考文献 特開 昭51−101594(JP,A) 特開 平3−240982(JP,A) 特開 昭63−75668(JP,A) 特開 平2−268269(JP,A) 特開 平4−34358(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 1/00 - 1/44 G01N 35/00 - 35/10 G01N 30/00 - 30/96 C23G 1/00 - 5/06 JICSTファイル(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコール分と疎水性有機分とを含有す
    る試料溶液について液中のアルコール濃度を定量する流
    れ分析装置であって、キャリアによって試料溶液が定量
    測定手段に向かって流れる測定用流路に、疎水性有機分
    を吸着するカラムと該カラムに通じる洗浄用流路を設
    け、該カラムに対して測定用流路と洗浄用流路を切換自
    在に接続したことを特徴とする流れ分析装置。
  2. 【請求項2】 試料溶液が金属線材の製造における圧延
    洗浄液である請求項1に記載の流れ分析装置。
  3. 【請求項3】 カラムに圧延洗浄液中の油分を吸着する
    樹脂が充填されている請求項2に記載の流れ分析装置。
  4. 【請求項4】 定量測定手段が圧延洗浄液中の低級アル
    コール濃度を定量する分光検出器を有する請求項1に記
    載の流れ分析装置。
  5. 【請求項5】 カラムが測定用流路と洗浄用流路とに回
    動自在に接続されており、カラムの回動により該カラム
    に通じる測定用流路と洗浄用流路とが切換えられる請求
    項1に記載の流れ分析装置。
  6. 【請求項6】 カラムの両端に測定用流路と洗浄用流路
    の連通を切換える弁が介設されている請求項1に記載の
    流れ分析装置。
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