JP3239031U - 介護用ベッド及びその付帯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】背上げ時等において、使用者の位置を頭側へ移動することを使用者(患者)、介護者共に容易にするのに好適な介護用ベッドを得る。【解決手段】フレーム8で支えられた床板7の高さを駆動機構で可変する高さ調節機構を有する介護用ベッドであって、床板7の上に敷かれた寝具となるマットレス6と、マットレス6と被介護者との間に挿入される移動用シート3と、移動用シート3の端部に一端が取り付けられ、他端が床板7の下方へ導かれフレーム8で端末が固定されたロープ1、2とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、介護用ベッドに関し、特に、使用者を寝た状態から起こした状態にする背上げ時において、重労働である介護人の補助を軽減する介護用ベッド及びその付帯装置に好適である。
従来、自宅や施設、病院等で寝たきりの患者衣服の着替えやシーツ交換、褥瘡防止のための体位変更をする時など、人手により患者を抱きかかえたり、引きずったり、持ち上げたりして患者を移動させていた。そして、患者の移動はかなりの力を要し、複数の人手を必要とするものであった。また、自宅で寝たきりの老人の介護を行う場合は、介護者も老人である場合やヘルパーの人が力の弱い女性である場合も多く、一人で行うには重労働であった。
特許文献1は、家庭や病院で手軽に使用でき、介護者や患者の負担・苦痛を和らげ、患者の移動が容易な移動用の補助具として各種織物やフィルムを用いた移動用シートが記載されている。
また、ベッド上での起伏動作における使用者の背中とマットにおける接点のずれを防止するため、使用者とマット(背中部)の回動支点の相違によって起伏動作時に発生する使用者とマット(背中部)の接点のずれを可動部の前後動により吸収する機構が知られ、特許文献2に記載されている。
特開2006-230734号公報 特開2003-245314号公報
使用者の位置が足側にずれていた場合は、背上げ時において、起き上がる角の部分に使用者の腰が位置する必要がある。そして、使用者(患者)の移動は、特許文献1に記載のような移動用シートを用いたとしても一人の介護者では困難であり、使用者の力を利用して頭側へ移動する必要があった。
また、特許文献2に記載の機構は、単に使用者の背中とマットにおける接点のずれによる使用者に対する圧迫感を軽減するに過ぎず、使用者の腰を大きく移動することは困難であった。
本考案の目的は、上記従来技術の課題を解決し、特に、背上げ時等において、使用者の位置を頭側へ移動することを使用者(患者)、介護者共に容易にするのに好適な介護用ベッド及びその付帯装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本考案は、フレームで支えられた床板の高さを駆動機構で可変する高さ調節機構を有する介護用ベッドであって、前記床板の上に敷かれた寝具となるマットレスと、前記マットレスと被介護者との間に挿入される移動用シートと、前記移動用シートの端部に一端が取り付けられ、他端が前記床板の下方へ導かれ前記フレームで端末が固定されたロープと、を備えたものである。
また、上記の介護用ベッドにおいて、前記ロープは2本用いられ、繊維をより合わせた紐であることが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記ロープは、天然繊維である綿や合成繊維をより合わせた綿ロープ、ナイロンロープ、ポリエステルロープ、ポリエチレンロープ、ポリプロピレンロープ、アラミド系ロープのいずれか一つであることが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記ロープは、直径が6~10mmとされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記ロープの構造は、クロスロープとされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記ロープの構造は、16本のストランドで丸編みし被覆した16打ロープとされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記移動用シートは、シート本体が円筒状又は重ね合わされたシート状部材であり、前記シート状部材はタテ糸、ヨコ糸共に主としてポリエステル又はナイロン長繊維織物であることが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記移動用シートは頭側の一端が円筒状に折り曲げられ円筒状部とされ、折り曲げ部は下側と重ねられて接合されたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記折り曲げ部の接合は、縫糸を用いたミシン縫製、接着テープを用いた接合、高周波ウエルダーや超音波ミシンによる溶着のいずれか一つであることが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記円筒状部の内側にロッドが挿入され、前記ロッドの左右両端部に2本の前記ロープが取り付けられたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記ロープの他端は、コードストッパで固定されることで円環状の円環部となっており、前記ロッドとは取外し自在にされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記移動用シートを構成する部材は、消臭剤や抗菌剤が添加されたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記移動用シートの上面は、滑りを防止する防滑剤のコーティング、あるいはフィルムがラミネートされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドにおいて、前記移動用シートの下面は超高密度ポリエチレン、フッ素樹脂とされたことが好ましい。
本考案は、フレームで支えられた床板の高さを駆動機構で可変する高さ調節機構を有する介護用ベッドの付帯装置であって、前記床板の上に敷かれ寝具となるマットレスと、被介護者との間に挿入される移動用シートと、前記移動用シートの端部に一端が取り付けられ、他端が前記床板の下方へ導かれ前記フレームで端末が固定されたロープと、を備えたものである。
また、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記ロープは2本用いられ、繊維をより合わせた紐であることが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記ロープは、天然繊維である綿や合成繊維をより合わせた綿ロープ、ナイロンロープ、ポリエステルロープ、ポリエチレンロープ、ポリプロピレンロープ、アラミド系ロープのいずれか一つであることが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記ロープは、直径が6~10mmとされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記ロープの構造は、クロスロープとされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記ロープの構造は、16本のストランドで丸編みし被覆した16打ロープとされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記移動用シートは、シート本体が円筒状又は重ね合わされたシート状部材であり、前記シート状部材はタテ糸、ヨコ糸共に主としてポリエステル又はナイロン長繊維織物であることが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記移動用シートは一端が円筒状に折り曲げられ円筒状部とされ、折り曲げ部は下側と重ねられて接合されたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記折り曲げ部の接合は、縫糸を用いたミシン縫製、接着テープを用いた接合、高周波ウエルダーや超音波ミシンによる溶着のいずれか一つであることが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記円筒状部の内側にロッドが挿入され、前記ロッドの左右両端部に2本の前記ロープが取り付けられたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記ロープの他端は、コードストッパで固定されることで円環状の円環部となっており、前記ロッドとは取外し自在にされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記移動用シートを構成する部材は、消臭剤や抗菌剤が添加されたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記移動用シートの上面は、滑りを防止する防滑剤のコーティング、あるいはフィルムがラミネートされたことが好ましい。
さらに、上記の介護用ベッドの付帯装置において、前記移動用シートの下面は超高密度ポリエチレン、フッ素樹脂とされたことが好ましい。
本考案によれば、マットレスと被介護者との間に挿入される移動用シートと、移動用シートの端部に一端が取り付けられ、他端が床板の下方へ導かれフレームで端末が固定されたロープと、を備えた床板の高さ調節機構を有する介護用ベッドであるので、特に、背上げ時等において、使用者の位置を頭側へ移動することを使用者(患者)、介護者共に容易にすることができる。
本考案の一実施形態による移動装置付き介護用ベッドの斜視図(床板7の高さが高くされた状態) 本考案の一実施形態による移動装置付き介護用ベッドの斜視図(床板の高さが低くされた状態) 図1の側面図 図2の側面図 一実施形態における移動用シートとロープとの取り付け状態を示す斜視図 介護用ベッドの基本機能の一例を示す側面図
以下、本考案の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図6は介護用ベッドの基本機能の一例を示す側面図である。図6(a)は、背上げ機構50であり、背もたれの高さを好きな位置まで上げられる機能を有する。背上げ機能は、背もたれが上がり、使用者(被介護者)30の上体を起こすことで、起き上がりを補助する。
そして、使用者(被介護者)30は、上体を起こした姿勢になるため読書やテレビなどを見やすくなる。さらに、使用者(被介護者)30は、座った状態で食事をすることができるので、喉につまりにくくなる、使用者(被介護者)30が寝たきりの場合は、背を上げることで視野が広がる、等の効果がある。また、使用者(被介護者30)が背上げされることで、ベッドから起き上がるとき余計な力をいれずに立ち上がることができる。
図6(b)は、高さ調節機構40であり、介護用ベッドの高さを立ち上がり易い位置に調節する高さ可変機能である。使用者(被介護者)30は、床板7の高さを高くすることで、楽に立ち上がることができる。そして、使用者(被介護者30)がベッドの端に座る際は、足が付く位置に調節できるので、座った時の姿勢が安定する、車いすなどに移乗するときは、移乗先の高さに合わせることができるので、動作が楽になり、腰への負担が低減される、等の効果がある。また、使用者(被介護者)30は、寝る時の床板7の高さを低く設定されることで、万が一のときの不安を和らげることができる。
使用者(被介護者)30の位置が足側にずれていた場合は、背上げ時において、起き上がる角の部分に使用者の腰が位置する必要がある。そして、この場合の使用者(被介護者)30の移動は、移動用シート3を用いて行われる。一人の介護者で移動用シート3を用いる場合は、次のような手順で使用者(被介護者)30の位置を足側から頭側へ移動する。
介護者は、使用者(被介護者)30の腰部分に移動用シート3を敷き、使用者(被介護者)30の腰を持ち上げる。使用者(被介護者)30は、足を突っ張ることで、起き上がる角の部分に腰が位置するまで頭方向に移動する。脚力が少し弱くなった使用者(被介護者)30は、介護者が使用者(被介護者)30の臀部を持ち上げ、頭方向に押して移動する。
使用者(被介護者)30が頭側へ移動した後に背上げ機構50で背もたれの高さを好きな位置まで上げる。足を突っ張ることができない使用者(被介護者)30は、介護者がベルトを使用者(被介護者)30の坐骨に掛け、腕を伸ばして引いて移動させる。
本実施形態は、上記の動作を軽減するため、移動用シート3の移動を高さ調節機構40を利用して行うことに特徴がある。図1は一実施形態による移動装置付き介護用ベッドの斜視図であり、床板7の高さが移乗先の高さに合わせて高くされた状態を示している。図2は、床板7の高さが低くされた状態で使用者(被介護者)30の腰部分に移動用シート3を敷いた時の状態を示す斜視図である。
フレーム8は、介護用ベッド全体を支える構造材であり、高さ調節機構40を介して床板7を支えている。なお、高さ調節機構40の詳細は省略するが、背上げ機構50も兼用し、モータやシリンダー等の駆動機構により駆動されるパンタグラフ機構で構成される。また、高さ調節機構40による高さ調節範囲は、20cm~60cmであり、背上げ調節範囲は、0°~75°である。床板7の上は、寝具となるマットレス6が敷かれている。
マットレス6は、硬鋼線と呼ばれる線状の鋼を使ったスプリングマットレス、中材に「高反発ウレタン」あるいは「低反発ウレタン」を使用したウレタンマットレス、中材にパーム繊維使用したパームマットレス、ポリエチレンやポリエステルのプラスチック繊維を使用したファイバーマットレス、等が用いられる。
移動用シート3は、図2に示すように床板7の高さが低くされた状態で使用者(被介護者)30を体位変換してマットレス6と腰部分との間に挿入される。頭側から移動用シート3を挿入する時は使用者(被介護者)30の腕を組んで背中を丸くすると容易となる。また、腰部分まで移動用シート3を挿入する時は、肩を持ち上げ、片側ずつ挿入することが良い。
移動用シート3は、シート本体が円筒状又は重ね合わされたシート状部材であり、シート状部材はタテ糸、ヨコ糸共に主としてポリエステル又はナイロン長繊維織物である。移動用シート3は、頭側の端部において2本のロープ1、2の一端が取り付けられている。
ロープ1、2は、繊維をより合わせた紐である。ロープ1、2は、天然繊維である綿や合成繊維をより合わせた綿ロープ、ナイロンロープ、ポリエステルロープ、ポリエチレンロープ、ポリプロピレンロープ、アラミド系ロープなどが用いられる。特に、熱や摩擦、紫外線に強く、静電気を抑える綿ロープ、硬くて滑り易く、強力でショックにも強いポリエチレンロープが適している。
ロープ1、2の他端は、移動用シート3の頭側の端部からマットレス6と略同じ高さに設けられたガイド9を介して床板7の下方へ導かれ、フレーム8のX点で端末が固定される。ロープ1、2の強度は、使用者(被介護者)30の標準的な体重が60Kgとした場合、その5~8倍の強度がロープ1、2の単体で望ましい。使用者(被介護者)30の体重は、100kgを考慮することが好ましい。従って、ロープ1、2の太さは上記の素材で直径を6~10mmとすることが適している。
ロープ1、2の構造は、ロープ1、2がくの字型に変形してしまう現象であるキンクを防ぐため、2本のストランドを1組にして撚るクロスロープが望ましい、特に、引き揃えた繊維系を内芯とし同質の16本のストランドで丸編みし被覆した16打(ブレード打)ロープは、表面がなだらかで抵抗が少なくキンクの発生も防ぐ点で好ましい。
図3、4は、高さ調節機構40を利用した移動用シート3の移動する動作を説明する図であり、図3は、図1の側面図、図4は、図2の側面図を示している。図4は、床板7の高さが低くされた状態で使用者(被介護者)30の位置が足側にある。そして、使用者(被介護者)30の腰は、介護用ベッドの起き上がる角の部分に位置していない状態である。そこで、移動用シート3はその状態で腰部分に移動用シート3を敷いている。ロープ1、2の長さは、H1+L1+α(端部から固定端までの長さ)となる。
高さ調節機構40は、図3から図4のように床板7の高さを上昇させる。従って、ロープ1、2の長さは一定であるので、移動用シート3は高さ調節機構40の駆動力によって矢印Aのように移動する。移動用シート3の移動距離(L1-L2)は、床板7の高さ変化分(H2-H1)となる。
高さ調節機構40による移動用シート3の移動は、使用者(被介護者)30が足を突っ張ることで頭方向に移動したり、介護者がベルトを用いて使用者(被介護者)30移動させたり、することを不要あるいはその労力を軽減できる。
図5は、移動用シート3と2本のロープ1、2との取り付け状態を示す斜視図である。移動用シート3は、頭側の一端が円筒状に折り曲げられ、折り曲げ部は下側と重ねられて接合される。折り曲げ部の接合は、縫糸を用いたミシン縫製、接着テープを用いた接合、高周波ウエルダーや超音波ミシンによる溶着等で縦接合部16、横接合部17の接合が行われる。移動用シート3の円筒状部の内側にロッド4が挿入される。ロッド4の左右両端部に2本のロープ1、2が取り付けられる。
2本のロープ1、2の他端は、コードストッパ5、15で固定されることで円環状の円環部となっている。コードストッパ5、15は、ロープ1、2の太さに適合した大きさの穴とバネ(図示せず)を利用したものであり、ロープ1、2の円環部の大きさを調整してロープ1、2をそれぞれロッド4へ固定できる。また、2本のロープ1、2のロッド4への取り付けは、円環部をロッド4へ横方向から引っ掛けることで取外し自在になっている。これにより、移動用シート3を使用者(被介護者)30の腰部分へ挿入する時は、ロープ1、2を外した状態で行うことが可能となり、挿入作業が容易となる。
移動用シート3を構成する部材は、消臭、抗菌性を付与するために消臭剤や抗菌剤を添加したものが望ましい。また、移動用シート3の上面は人体の滑りを防止する防滑剤のコーティング、あるいはフィルムをラミネートしたものが好ましい。
移動用シート3の下面(マットレス6と接触する面)は、ロープ1、2及びロープ1、2との摺動部であるガイド9、フレーム8と同様になだらかで滑りを良くした方がロープ1、2のキンクの発生も防ぎ、ロープ1、2の強度を低下させない点で好ましい。従って、移動用シート3の下面は超高密度ポリエチレン、フッ素樹脂とされているか、ライニングされていることが望ましい。なお、キンクは、ロープ1、2がくの字型に変形してしまう現象であり、ひねりと緩みの力を同時に受け、その後ロープ1、2が引っ張られるとキンクが起こる。
1、2…ロープ
3…移動用シート
4…ロッド
5、15…コードストッパ
6…マットレス
7…床板
8…フレーム
9…ガイド
16…縦接合部
17…横接合部
30…被介護者
40…高さ調節機構
50…背上げ機構

Claims (28)

  1. フレームで支えられた床板の高さを駆動機構で可変する高さ調節機構を有する介護用ベッドであって、
    前記床板の上に敷かれた寝具となるマットレスと、
    前記マットレスと被介護者との間に挿入される移動用シートと、
    前記移動用シートの端部に一端が取り付けられ、他端が前記床板の下方へ導かれ前記フレームで端末が固定されたロープと、
    を備えた介護用ベッド。
  2. 前記ロープは2本用いられ、繊維をより合わせた紐であることを特徴とする請求項1に記載の介護用ベッド。
  3. 前記ロープは、天然繊維である綿や合成繊維をより合わせた綿ロープ、ナイロンロープ、ポリエステルロープ、ポリエチレンロープ、ポリプロピレンロープ、アラミド系ロープのいずれか一つであることを特徴とする請求項1又は2に記載の介護用ベッド。
  4. 前記ロープは、直径が6~10mmとされたことを特徴とする請求項3に記載の介護用ベッド。
  5. 前記ロープの構造は、クロスロープとされたことを特徴とする請求項3に記載の介護用ベッド。
  6. 前記ロープの構造は、16本のストランドで丸編みし被覆した16打ロープとされたことを特徴とする請求項5に記載の介護用ベッド。
  7. 前記移動用シートは、シート本体が円筒状又は重ね合わされたシート状部材であり、前記シート状部材はタテ糸、ヨコ糸共に主としてポリエステル又はナイロン長繊維織物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の介護用ベッド。
  8. 前記移動用シートは頭側の一端が円筒状に折り曲げられ円筒状部とされ、折り曲げ部は下側と重ねられて接合されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の介護用ベッド。
  9. 前記折り曲げ部の接合は、縫糸を用いたミシン縫製、接着テープを用いた接合、高周波ウエルダーや超音波ミシンによる溶着のいずれか一つであることを特徴とする請求項8に記載の介護用ベッド。
  10. 前記円筒状部の内側にロッドが挿入され、前記ロッドの左右両端部に2本の前記ロープが取り付けられたことを特徴とする請求項8に記載の介護用ベッド。
  11. 前記ロープの他端は、コードストッパで固定されることで円環状の円環部となっており、前記ロッドとは取外し自在にされたことを特徴とする請求項10に記載の介護用ベッド。
  12. 前記移動用シートを構成する部材は、消臭剤や抗菌剤が添加されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の介護用ベッド。
  13. 前記移動用シートの上面は、滑りを防止する防滑剤のコーティング、あるいはフィルムがラミネートされたことを特徴とする請求項1又は2に記載の介護用ベッド。
  14. 前記移動用シートの下面は超高密度ポリエチレン、フッ素樹脂とされたことを特徴とする請求項13に記載の介護用ベッド。
  15. フレームで支えられた床板の高さを駆動機構で可変する高さ調節機構を有する介護用ベッドの付帯装置であって、
    前記床板の上に敷かれ寝具となるマットレスと、被介護者との間に挿入される移動用シートと、
    前記移動用シートの端部に一端が取り付けられ、他端が前記床板の下方へ導かれ前記フレームで端末が固定されたロープと、
    を備えた介護用ベッドの付帯装置。
  16. 前記ロープは2本用いられ、繊維をより合わせた紐であることを特徴とする請求項15に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  17. 前記ロープは、天然繊維である綿や合成繊維をより合わせた綿ロープ、ナイロンロープ、ポリエステルロープ、ポリエチレンロープ、ポリプロピレンロープ、アラミド系ロープのいずれか一つであることを特徴とする請求項15又は16に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  18. 前記ロープは、直径が6~10mmとされたことを特徴とする請求項17に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  19. 前記ロープの構造は、クロスロープとされたことを特徴とする請求項17に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  20. 前記ロープの構造は、16本のストランドで丸編みし被覆した16打ロープとされたことを特徴とする請求項19に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  21. 前記移動用シートは、シート本体が円筒状又は重ね合わされたシート状部材であり、前記シート状部材はタテ糸、ヨコ糸共に主としてポリエステル又はナイロン長繊維織物であることを特徴とする請求項15又は16に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  22. 前記移動用シートは一端が円筒状に折り曲げられ円筒状部とされ、折り曲げ部は下側と重ねられて接合されたことを特徴とする請求項15又は16に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  23. 前記折り曲げ部の接合は、縫糸を用いたミシン縫製、接着テープを用いた接合、高周波ウエルダーや超音波ミシンによる溶着のいずれか一つであることを特徴とする請求項22に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  24. 前記円筒状部の内側にロッドが挿入され、前記ロッドの左右両端部に2本の前記ロープが取り付けられたことを特徴とする請求項22に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  25. 前記ロープの他端は、コードストッパで固定されることで円環状の円環部となっており、前記ロッドとは取外し自在にされたことを特徴とする請求項24に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  26. 前記移動用シートを構成する部材は、消臭剤や抗菌剤が添加されたことを特徴とする請求項15又は16に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  27. 前記移動用シートの上面は、滑りを防止する防滑剤のコーティング、あるいはフィルムがラミネートされたことを特徴とする請求項15又は16に記載の介護用ベッドの付帯装置。
  28. 前記移動用シートの下面は超高密度ポリエチレン、フッ素樹脂とされたことを特徴とする請求項27に記載の介護用ベッドの付帯装置。
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