JP3238939B2 - ソート処理装置 - Google Patents

ソート処理装置

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JP3238939B2
JP3238939B2 JP06712292A JP6712292A JP3238939B2 JP 3238939 B2 JP3238939 B2 JP 3238939B2 JP 06712292 A JP06712292 A JP 06712292A JP 6712292 A JP6712292 A JP 6712292A JP 3238939 B2 JP3238939 B2 JP 3238939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大量のデータを指定
した順序に並べ替えるソート処理を行うソート処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 図3は、例えば、文献、「Masar
u Kitsuregawa,Weikang yan
g,Shinya Fushimi,”Evaluat
ion of 18−stage Pipeline Hard
ware Sorter”,Proceedings
of sixth InternationalWor
kshop on Database Machine
s(IWDM)1989,pp.142−155」 に示
された従来のソート処理方式によるソート処理装置の全
体を示すブロック図である。図3において、1−1〜1
−nは比較装置(SE)、2−1〜2−nは比較装置毎
に接続された記憶装置、3−1〜3−nは比較装置(S
E)1−1〜1−nと記憶装置2−1〜2−nからなる
ソート処理基本装置、5はこれらソート処理基本装置を
複数台接続することにより構成されたソート処理装置で
ある。
【0003】次に従来のソート処理装置の動作について
説明する。ソートすべきデータAは図3のソート処理装
置5に対し、左端のソート処理基本装置3−1に順次入
力され、左端のソート処理基本装置3−1から右端のソ
ート処理基本装置3−nへと部分的に順序を変えながら
送られ、右端のソート処理基本装置3−nから出力され
る際に、最終的に所要の順序にソートされてデータWが
生成される。上記の文献のp146に示された図を図4
として引用して説明する。図4では、データが14、
9、10、7、3、2、6、11、1、13、4、9、
12、5、15、8の順で左端のソート処理基本装置3
−1に入力されると仮定している。このことが図4の比
較装置(SE)1−1の部分に示されている。説明のた
め、ここでは降順のソートが指定され、また、比較装置
(SE)1−1〜1−nはそれぞれ二つのデータの比較
が行えると仮定する。
【0004】左端のソート基本装置3−1は、図4で示
すようなデータ(14、9、10、7、3、2、6、1
1、1、13、4、9、12、5、15、8)が入力
れると、以下のように動作してデータを二つ毎に降順に
ソートして出力する。すなわち、比較装置(SE)1−
1は最初に入力されたデータ「14」を記憶装置2−1
に格納し、このデータ「14」と次に入力されたデータ
「9」とを比較する。この結果、比較装置(SE)1−
1はデータ「14」を先に出力し、データ「9」を後に
出力する。これを次々と繰り返すと、左端のソート処理
基本装置3−1からは(14、9)、(10、7)、
(3、2)、(11、6)、(13、1)、(9、
4)、(12、5)、(15、8)の順で二つずつ降順
にソートされたデータ(ここでは降順2個組と呼ぶ。)
が次段のソート処理基本装置3−2に対して出力され
る。この様子は図4の比較装置(SE)1−2の部分に
示されている。ここで、比較装置(SE)1−1によ
り、例えば、データ「14」とデータ「9」の比較をし
てデータ「14」が先に出力される期間には、比較装置
(SE)1−1には同時に次の入力データ「10」が入
力されてくる。この入力データは次の比較のために、左
端のソート処理基本装置3−1の記憶装置2−1にデー
タ「14」の出力期間中に格納される。同様に、比較装
置(SE)1−1からデータ「14」に続いてデータ
「9」が出力される期間には比較装置(SE)1−1で
は次の入力データ「7」が入力され、先に格納しておい
た「10」との比較が同時に行われることになる。
【0005】次段のソート処理基本装置3−2は、これ
ら入力されてくる降順2個組のデータを更に部分的にソ
ートし、降順4個組のデータにして次段のソート処理基
本装置3−3に送り出す。このために、まずこのソート
処理基本装置3−2は最初に入力されてくる降順2個組
(14、9)のデータを自身の記憶装置2−2に格納す
る。この格納した降順2個組の先頭のデータ「14」
と、次に入力されてくる降順2個組の先頭データ「1
0」を比較する。降順が指定されているため、データ
「14」がまず出力される。続いて、最初の降順2個組
の残りのデータ「9」と後の降順2個組の先頭データ
「10」が再び比較され、データ「10」が出力され
る。次に最初の降順2個組の残りのデータ「9」と後の
降順2個組の残りのデータ「7」が比較され、データ
「9」、「7」の順に出力される。この動作を第2番目
のソート処理基本装置3‐2が繰り返すことにより、第
3番目のソート基本処理装置3−3に対しては(14、
10、9、7)、(11、6、3、2)、(13、9、
4、1)、(15、12、8、5)の降順4個組が出力
される。この様子は図4の比較装置(SE)1−3の部
分に示されている。ここで、例えばデータ「14」と
「10」の比較によりデータ「14」が先に出力される
期間には同時に次の入力データ「3」が入力されてく
る。このデータは次の比較のために記憶装置2−2にデ
ータ「14」の出力と同時に格納される。更に、データ
「14」に続いてデータ「10」が出力される期間に
は、次の入力データ「2」が入力され、記憶装置2−2
に格納される。最後にデータ「9」と「7」の比較の際
には、これらデータは共に記憶装置内に存在するため、
比較の際には記憶装置を2回アクセスし、これらを読出
すと共に、その後、読出したデータ「9」と「7」との
比較、また、出力の際に入力されてくるデータ「11」
を記憶装置2−2に格納することが行われる。
【0006】以上の動作を引き続く次段のソート処理基
本装置においても同様に実行され、第i番目のソート処
理基本装置が降順2i個組のデータを出力することによ
り、2n個のデータはn番目のソート処理基本装置出力
時に降順2n個組のデータとなって出力され、所定の降
順ソートが実現されることになる。ここで、各データの
長さをLとすると、少なくとも第i番目のソート処理基
本装置の記憶装置は2i-1xLの容量を有する必要があ
り、ソート処理基本装置には左端から順に容量が2倍ず
つ必要となる。この様子は図3に記憶装置2−1〜2−
nが順に2倍の大きさとなることで示されている。
【0007】なお、ここでソート対象のデータ「1
4」、「9」等の簡単な整数のみからなるとして説明し
たが、実際にはソート対象となる個々のデータは、例え
ば人事データの場合は、姓名、住所、年齢、その他の内
容を有し、数百バイトから数Kバイトとなる場合もあ
る。このように、データ長が長く、比較装置による一度
の比較では順序を決定できない場合には、順序が決定す
るまで各データの比較の度に上記比較操作を繰り返す必
要がある。この際、先の第2番目のソート処理基本装置
におけるデータ「9」と「7」との比較の際に説明した
ように、各ソート処理基本装置内部の比較装置は、一般
的には、自身の記憶装置から二つの比較対象データを読
出し、これらを比較すると同時に、入力されてくるデー
タを自身の記憶装置に書込むことを繰り返すことにより
動作する。この様子を図5に示す。図5において、比較
装置(SE)1−iにより比較される二つのデータを各
々1番目のデータ、2番目のデータとし、また同時に入
力されるデータを3番目のデータとして、i番目のデー
タのj回目の読出しをRij、i番目のデータのj回目
の書込みと読出したデータの比較をWijと示し、デー
タ全体の比較と入力データ全体の格納には各々3回のア
クセスが必要な状態を示している。すなわち、まず第1
のデータの最初の断片(R11)をアクセスし、次に、
第2のデータの最初の断片(R21)をアクセスし、こ
れらを比較すると同時に、入力データの最初の断片(W
31)を記憶装置に格納する。次に、第1のデータの
番目のデータ(R12)の断片をアクセスし、次に、第
2のデータの二番目のデータ(R22)の断片をアクセ
スし、これらを比較すると同時に、入力データの二番目
のデータ(W32)の断片を記憶装置に格納する。最後
に、同様なことを各々3番目のデータの断片(R13,
R23,W33)について実行することにより、二つの
データの比較と一つの入力データの、記憶装置への格納
が終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一般に、比較装置は比
較処理やデータの一時保持、比較結果の出力等、単純な
処理で構成されるため、高速化が容易であるのに対し、
記憶装置は記憶装置を構成する記憶素子の性能に制約さ
れる。特に、現実的なソート処理装置の利用状況では、
企業の人事データや銀行の口座データ等、比較的大量の
データのソートが要求される。このために、一般には記
憶装置としては比較的低速でも大容量で安価なDRAM
(Dynamic RAM)が使用されることが多い。
また、DRAMを用いて構成された記憶装置のアクセス
速度は、比較装置の動作速度に比較すると低速である。
従って、従来のソート処理装置は、以上のように構成さ
れているため、各ソート処理基本装置内部での記憶装置
に対する2回の読出しと1回の書込みに要する時間より
処理性能が決定されてしまい、比較装置やソート処理基
本装置間のデータ移動時間を高速化しても、記憶装置へ
のアクセス時間が隘路となり、全体としての性能が向上
しない、あるいは記憶装置を構成する素子としての高速
の記憶素子を使用せざるを得ず、そのためソート処理装
置が高価となる問題があった。
【0009】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、DRAMのような安価で低速
な記憶素子を用いて記憶装置を構成する一方、この記憶
装置のアクセス性能に制約されることがなく高速にソー
ト処理が行える、安価で高性能なソート処理装置を得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るソート処
理装置は、ソート処理手段を複数段接続して成り、それ
ぞれのソート処理手段でソート対象のデータを比較して
データの出力順序を部分的に並べ替え、全体として指定
した順序にデータを並べ替えて出力するソート処理装置
であって、上記各ソート処理手段(ソート処理基本装置
3−1〜3−n)は、ソート対象のデータを一時的に記
憶するものであって、データのアクセスに関して、アド
レスが連続する場合にランダムにアクセスする場合より
高速アクセスが可能な特性を持つ第1の記憶手段(記憶
装置2−1〜2−n)と、この第1の記憶手段よりデー
タのアクセス速度の速い第2の記憶手段(内部記憶装置
4−1〜4−n)と、上記第1の記憶手段から、当該第
1の記憶手段の上記特性を利用して、複数の断片から構
成されるデータ単位で連続的に、データを構成するデー
タの上記断片を一括して高速に読出して、上記第2の記
憶手段に書込み、かつ、この第2の記憶手段から、比較
するソート対象の上記断片を読出し、比較して上記断片
の出力順序を部分的に並べ替えるとともに、前段のソー
ト処理手段から入力されるデータの断片を、上記第1の
記憶手段の上記特性を利用して、複数の断片から構成さ
れるデータ単位で連続的に一括して上記第1の記憶手段
に転送して格納する制御手段(比較装置(SE)1−1
〜1−n)と、を備えて成る。
【0011】
【作用】この発明によるソート処理装置では、制御手段
(比較装置(SE)1−1〜1−n)は、第1の記憶手
段(記憶装置2−1〜2−n)に記憶されている,例え
ば、人事データのような、姓名,住所,年令などの複数
断片から構成されるデータ単位で連続的に、データを
構成するデータの断片を一括して第2の記憶手段(内部
記憶装置4−1〜4−n)に転送する。そして、第2の
記憶手段から、比較するソート対象の上記断片を読出
し、比較して上記断片の出力順序を部分的に並べ替える
とともに、前段のソート処理手段から入力されるデータ
の断片を、上記第1の記憶手段の上記特性を利用して、
複数の断片から構成されるデータ単位で連続的に一括し
て上記第1の記憶手段に転送して格納する。つまり、ソ
ート対象となるデータを小さな単位(データの断片)で
第1の記憶手段から読出すことを繰り返すのではなく、
制御手段によって、比較されるソートデータ全体を第1
の記憶手段の特性を利用した高速なアクセス方法により
一括して第1の記憶手段から読出して第2の記憶手段に
書込み、比較の際にはこの第2の記憶手段から上記断片
を読出して比較し、かつ前段のソート処理手段から入力
されるデータも、第1の記憶手段の性質を利用した高速
なアクセス方法により第1の記憶手段に書込むことによ
り、比較処理及びソート処理全体の高速化を実現する。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例に係るソート処理装置を示
したブロック図である。図1において、1−1〜1−n
は比較手段としての比較装置(SE)、2−1〜2−n
は第1の記憶手段としての記憶装置、3−1〜3−nは
ソート処理基本装置、5はソート処理装置、4−1〜4
−nは比較装置(SE)1−1〜1−n内部に設けられ
た第2の記憶手段としての高速の内部記憶装置である。
また、図2はこの発明に係るソート処理装置によるソー
ト処理の際の比較処理の詳細を示した図である。なお、
従来例(図3)と同じ機能の部分には、同符号を付して
おり、以下の説明は省略する。内部記憶装置4−1〜4
−nは、比較装置(SE)1−1〜1−nにそれぞれ設
けられている。この内部記憶装置4−1〜4−nは、記
憶装置1−1〜1−nよりも読出し書込み速度が速く、
ある程度の量のソートデータを一括して読出せるだけの
容量を持っており、比較する対象のソートデータは記憶
装置2−1〜2−nからそれぞれ一括して読出して移動
する。そして、比較装置(SE)1−1〜1−nが指定
した順序にそのソートデータを並び変える場合には、内
部記憶装置4−1〜4−nに対して行う。
【0013】また、一般に、記憶装置2−1〜2−n
は、一定以上の量のデータを連続的にアクセスする場合
には同一の量のソートをランダムにアクセスする場合よ
りも高速化することが可能である。この方法は、ソート
処理装置の記憶装置に広く用いられるDRAMの性質を
応用したもので、ページモードアクセスと呼ばれる方法
である。これは、一般に、DRAMで構成された記憶装
置へのアクセスには二つのアドレスを指定するが、アク
セスするデータの量が比較的大きく、またアドレスが連
続的であればこれら二つのアドレスの内、一方を固定し
たまま、もう一方のアドレスのみを連続的に変化させる
ことにより、このようなデータを二つのアドレスを両方
変化させる場合よりも高速にアクセスする方法である
記DRAMのページモードあるいはファーストページ
モードと呼ばれる機能を用いて、比較装置と記憶装置と
の間のデータ転送を高速化する装置が知られており、
較装置(SE)1−1〜1−nの内部記憶装置4−1〜
4−nに、ソートデータを記憶装置2−1〜2−nから
一括して読出す場合、上記の方法を使用することによ
り、記憶装置2−1〜2−nへのアクセス(読出し書込
み)の速度を速くできる。
【0014】次に、この実施例の動作について説明す
る。ソート処理全体の動作は従来の技術(図3)と同様
であり、この発明では、二つのソートデータを比較し、
また同時に入力されてくるソートデータを記憶装置に格
納する際の詳細動作が異なる。従来の技術では、図5に
示されるように、比較装置(SE)1−1〜1−nで比
較できる長さによって記憶装置内部のソートデータを複
数回にわけてアクセスし、比較を繰り返す。即ち、先の
説明のように、従来技術では、二つの比較対象データの
読出し、および一つの格納データの書込みを、データの
断片毎に、必要な回数を順に繰り返す。i番目の比較装
置1−iにおける処理では、例えば図5の ようにデータがアクセスされ、そのアクセス順序は a1.R11:第一のデータの最初の断片の読出し a2.R21:第二のデータの最初の断片の読出し a3.W31:格納データの最初の断片の書込み a4.R12:第一のデータの第二の断片の読出し a5.R22:第二のデータの第二の断片の読出し a6.W32:格納データの第二の断片の書込み a7.R13:第一のデータの第三の断片の読出し a8.R23:第二のデータの第三の断片の読出し a9.W33:格納データの第三の断片の書込み となる。従って、その記憶装置2−iへのアクセスはラ
ンダムアクセスとなり、DRAMのファーストページモ
ード等の高速アクセスの機能を利用することはできいな
い。例えば、比較装置1−iのクロックサイクルの3サ
イクルに対して、上記a1.〜a9.の各断片に対する
記憶装置2−iのアクセスは1回といった性能の制約が
発生する。従って、この場合、上記a1.〜a9.の処
理に伴う記憶装置2−iのアクセスには、次のような 3サイクル×9=27サイクル の時間が必要となる。一方、この発明に係るソート処理
装置では、図2に示すように、記憶装置2−1〜2−n
に対するアクセスの際に、当該データの断片のみでな
く、当該データを含む連続したデータをアクセスする。
例えば、i番目の比較装置1−iが上記と同じ比較処理
を行う場合、上記a1.において、第一のデータの最初
の断片R11の読出しの際には、R11に加えてR1
2、R13も一緒に記憶装置2−iから一括して読出
し、これを内部記憶装置4−iに格納する。同様にし
て、第二のデータの最初の断片R21の読出しの際に
は、R21に加えてR22、R23も一緒に記憶装置2
−iから一括して読出し、これを内部記憶装置4−iに
格納する。格納データに関しては、格納データの断片毎
にデータを格納するのではなく、これら格納データの断
片は一旦内部記憶装置4−iに保存しておいてから、一
括して記憶装置2−iに転送する。即ち、従来の技術に
おけるデータの断片毎のアクセス順序が上記のようにな
っているのに対して、本発明では、 b1.R11:第一のデータの最初の断片の読出し b2.R12:第一のデータの第二の断片の読出し b3.R13:第一のデータの第三の断片の読出し b4.R21:第二のデ−タの最初の断片の読出し b5.R22:第二のデータの第二の断片の読出し b6.R23:第二のデータの第三の断片の読出し b7.W31:格納データの最初の断片の書込み b8.W32:格納データの第二の断片の書込み b9.W33:格納データの第三の断片の書込み のように比較装置1−iが記憶装置2−iをアクセスす
る。このアクセスは、連続したデータの断片を連続的に
アクセスするものであり、先に説明したDRAMのファ
ーストぺージモードあるいはページモードと呼ばれる高
速アクセス機能を利用することができる。このモードを
用いると、例えば比較装置1−iのクロックサイクルの
1サイクル毎に連続した断片をアクセスすることが可能
となり、上記b4.〜b6.、b7.〜b9.は各々次
のように 最初の断片へのアクセス時間:3サイクル 最初の断片に続く断片へのアクセス時間:1サイクル であるから、例えば第一のデータの読出し時間は R11の読出し時間+R12のデータの読出し時間+R
13のデータの読出し時間 =3サイクル+1サイクル+1サイクル =5サイクル となる。第二のデータ、前段からの格納データに関して
も同じであり、従って、b1.〜b9.全体の処理にお
ける記憶装置2−iに対するメモリアクセスに必要な時
間は次のように 第一のデータの読出し時間+第二のデータの読出し時間
+格納データの書込み時間 =5サイクル+5サイクル+5サイクル =15サイクル となって、従来の技術で示したメモリアクセス時間の例
の27サイクルよりも高速化されることがわかる。以上
の説明をまとめ、本実施例の動作の詳細を説明する。本
実施例では、内部記憶装置4−iが第一のデータおよび
第二のデータに対して各々3つの断片分の容量を、また
前段から送られてくる格納データに対して3つの断片分
の容量を持つものとする。比較装置1−iがR11の読
み込みを要求した場合、まず、記憶装置2−i中のR1
1を含む連続したデータR11、R12、R13が一括
して内部記憶装置4−iに書込まれる。この読み込みに
は、上述のDRAMのページモードを利用するため、1
サイクルを短い時間とすることができ、アクセスを実効
的に高速化することができる。その後、内部記憶装置4
−iからデータR11が比較装置1−iに取り出され
る。次に、比較装置1−iがR21の読み込みを要求し
た場合、同様にまず、記憶装置2−i中のR21を含む
連続したデータR21、R22、R23が一括して内部
記憶装置4−iに書込まれる。その後、内部記憶装置4
−iからデータR21が比較装置1−iに取り出され
る。次に、これらのデータ断片R11とR21の比較と
前段の比較装置1−(i−1)から送られてくる格納デ
ータの最初の断片W31の格納が行われる。W31の格
納は、直接記憶装置2−iには行われず、内部記憶装置
4−iに格納される。次に、この動作を各々のデータの
第二の断片について繰り返す。比較装置1−iは、まず
第一のデータの第二の断片R12をアクセスするが、こ
れは内部記憶装置4−iに既に存在するため、記憶装置
2−iをアクセスすることなく、これを内部記憶装置4
−iから取り出す。内部記憶装置4−iは高速であるた
め、このアクセス時間は従来技術におけるそれに比べて
短い。同様に、第二のデータの第二の断片R22をアク
セスするが、これも内部記憶装置4−iに既に存在する
ため、ここから取り出す。最後にこれら断片の比較と、
前段から送付される格納データの第二の断片W32の格
納を行う。W32は、同様に内部記憶装置4−iに格納
するだけで、記憶装置2−iには格納されない同様な
動作を各々のデータの第三の断片について繰り返す。こ
の処理が終了した際、W33が内部記憶装置4−iに格
納されると、この格納データの内容W31、W32、W
33が一括して内部記憶装置4−iから記憶装置2−i
に転送される。この場合にも、上述のDRAMのページ
モードを利用するため、1サイクルを短い時間とするこ
とができ、アクセスを実効的に高速化することができ
る。つまり、内部記憶装置4−iに読み込まれたソート
データを比較しつつ、同様に高速アクセスの方法を用い
て、前段の比較装置1−(i−1)から入力されてくる
ソートデータを記憶装置2−iに格納する。 まとめれ
ば、比較装置1−iは、データのアクセスに関して、ア
ドレスが連続する場合にランダムにアクセスする場合よ
り高速アクセスが可能な特性を持つ記憶装置2−iか
ら、当該記憶装置2−iの上記特性を利用して、複数の
断片から構成されるデータ単位で連続的に、データを構
成するデータの上記断片を一括して高速に読出して、上
記記憶装置2−iよりデータのアクセス速度の速い内部
記憶装置4−iに書込み、かつ、この内部記憶装置4−
iから、比較するソート対象の断片を読出し、比較して
断片の出力順序を部分的に並べ替えるとともに、前段の
比較装置1−(i−1)から入力されるデータの断片
を、上記記憶装置2−iの特性を利用して、複数の断片
から構成されるデータ単位で連続的に一括して上記記憶
装置2−iに転送して格納する機能を備えるので、比較
処理及びソート処理全体の高速化が実現される。この際
の記憶装置2−iに対する内部記憶装置4−iからのデ
ータアクセス順序は図2に示される。この図2からわか
るように、処理対象となるデータは各々アドレス順にな
らべ、これを一括してアクセスしていることとなり、こ
のためページモードアクセスが利用可能となっている。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明のソート処理装
置によれば、各ソート処理手段は、ソート対象のデータ
を一時的に記憶するものであって、データのアクセスに
関して、アドレスが連続する場合にランダムにアクセス
する場合より高速アクセスが可能な特性を持つ第1の記
憶手段と、この第1の記憶手段よりデータのアクセス速
度の速い第2の記憶手段と、上記第1の記憶手段から、
当該第1の記憶手段の上記特性を利用して、複数の断片
から構成されるデータ単位で連続的に、データを構成す
るデータの上記断片を一括して高速に読出して、上記第
2の記憶手段に書込み、かつ、この第2の記憶手段か
ら、比較するソート対象の上記断片を読出し、比較して
上記断片の出力順序を部分的に並べ替えるとともに、前
段のソート処理手段から入力されるデータの断片を、上
記第1の記憶手段の上記特性を利用して、複数の断片か
ら構成されるデータ単位で連続的に一括して上記第1の
記憶手段に転送して格納する制御手段と、を備えるの
、安価で大容量な記憶素子を用いることができる一
方、制御手段と第1,第2の記憶手段間のアクセスを一
定以上の連続したデータを対象とし、このアクセスにD
RAM等の第1の記憶手段のページモードアクセスの方
法等を適用するようにしたので、安価で大容量で、かつ
記憶装置の通常のアクセス速度が隘路とならない高速な
ソート処理が実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるソート処理装置を示
すブロック図である。
【図2】図1のソート処理装置による比較処理の詳細を
示す図である。
【図3】従来のソート処理装置の全体的なブロック図で
ある。
【図4】従来のソート処理装置におけるソート処理の概
念を示す図である。
【図5】従来のソート処理装置におけるソートの際の比
較処理の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n 比較装置(SE) 2−1〜2−n 記憶装置 3−1〜3−n ソート処理基本装置 4−1〜4−n 内部記憶装置 5 ソート処理装置
フロントページの続き (72)発明者 伏見 信也 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 情報電子研究所内 (56)参考文献 特開 平1−189723(JP,A) 米国特許4954951(US,A) Proc.of IWDM ’89, p.142−155

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソート処理手段を複数段接続して成り、
    それぞれのソート処理手段でソート対象のデータを比較
    してデータの出力順序を部分的に並べ替え、全体として
    指定した順序にデータを並べ替えて出力するソート処理
    装置であって、 上記各ソート処理手段は、ソート対象のデータを一時的
    に記憶するものであって、データのアクセスに関して、
    アドレスが連続する場合にランダムにアクセスする場合
    より高速アクセスが可能な特性を持つ第1の記憶手段
    と、この第1の記憶手段よりデータのアクセス速度の速
    い第2の記憶手段と、上記第1の記憶手段から、当該第
    1の記憶手段の上記特性を利用して、複数の断片から構
    成されるデータ単位で連続的に、データを構成するデー
    タの上記断片を一括して高速に読出して、上記第2の記
    憶手段に書込み、かつ、この第2の記憶手段から、比較
    するソート対象の上記断片を読出し、比較して上記断片
    の出力順序を部分的に並べ替えるとともに、前段のソー
    ト処理手段から入力されるデータの断片を、上記第1の
    記憶手段の上記特性を利用して、複数の断片から構成さ
    れるデータ単位で連続的に一括して上記第1の記憶手段
    に転送して格納する制御手段と、を備えて成ることを特
    徴とするソート処理装置。
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