JP3238861B2 - 滅菌袋用紙 - Google Patents

滅菌袋用紙

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療器材の滅菌に使われ
る滅菌袋用紙に関し、特に紙とフィルムを組み合せたコ
ンビネーションタイプの滅菌袋に好適な滅菌袋用紙に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】滅菌袋の種類は大別すると、紙単独のも
の及び紙とフィルムの周縁部同志をヒートシールして袋
を形成したコンビネーションタイプのものの2種類があ
り、最近は透明フィルムの併用により内容物が見えるコ
ンビネーションタイプの滅菌袋が増えてきている。ま
た、袋のサイズも滅菌処理量の効率を向上するべく大型
化されている傾向にある。
【0003】このような滅菌袋を用いた滅菌の方法に
は、ガス滅菌、蒸気滅菌及び放射線滅菌がある。ガス滅
菌は、包装物を真空容器中に入れて容器内を減圧し包装
物内部の空気を排出させた後、エチレンオキサイドガス
などを容器内に満たして包装物内部にガスを浸透させて
滅菌する。蒸気滅菌は、オートクレーブなどを用いて包
装物を高温の水蒸気に曝し、減圧と加圧を繰り返して滅
菌する。放射線滅菌は、放射線を照射して滅菌するもの
である。このため滅菌袋に要求される特性としては、
(1)ガス及び蒸気の通気性が良好であること、(2)
ピンホールのないこと、(3)サイズ度や湿潤強度が大
きく耐水性が良好なこと、(4)滅菌後に医療器材等を
取り出す時に必要な特性であるピール性(フィルムから
滅菌袋用紙が破れずにきれいに剥れること)が良いこ
と、(5)ヒートシール性があること、などである。
【0004】しかしながら、従来滅菌袋に使用されてき
た用紙は必ずしも前記要求特性を満足していない。即
ち、セルロース繊維単独で抄造した用紙は、現在殆ど木
材パルプが使用されており、この種の紙は紙単独の袋で
は紙の強度の関係で大型化は困難であり、これをコンビ
ネーションタイプの袋に用いた場合、ピンホールはない
がヒートシール性は劣りピール性も悪いという問題があ
った。そこで、コンビネーションタイプに用いる滅菌袋
用紙として、ヒートシール性を出すために熱可塑性樹脂
の繊維又は粉末をセルロース繊維に配合した用紙が使用
されているが、フィルムとの接着でスポット的に強く接
着する部分が出来るのでピール性は非常に悪いという問
題を有するものである。又、ヒートシール性とピール性
の双方を満足するために熱可塑性樹脂を含浸した用紙が
提案されているが、熱可塑性樹脂の分布が紙面、紙層内
とも均一であり、紙の表面強度、層間強度が大きいので
ヒートシール性とピール性は良好であるが、透気度の増
加が著しく良好な通気性を得るために低透気度の基紙を
使わざるを得ないのでピンホールが多数存在することが
多い。又、紙層内部にも樹脂が分布するため紙の風合い
がなくなる、などの欠点があって特にコンビネーション
タイプの要求特性を満足するものは殆んどない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題点を解決することにあり、特に大型袋にも使用
できるような優れたヒートシール性、ピール性を有し、
滅菌袋の前記要求特性を全て満足する滅菌袋用紙を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルプ繊維に
対してアルミン酸塩を含有してなる基紙の片面に、少な
くともアクリル系共重合体を含有する塗工層を有するこ
とを特徴とする滅菌袋用紙である。
【0007】本発明に使用する基紙の材料は主として晒
木材パルプであるが、他の天然繊維、再生繊維、合成繊
維などを使用しても支障はない。この場合、基紙に要求
される特性として通気性、ヒートシール性、ピール性
や、サイズ度や湿潤強度が大きい、すなわち耐水性を付
与することなどが要求される。かかる特性を得るために
は、パルプ原料としてN材を50%以上、好ましくは7
0〜95%配合した木材パルプを用いて、叩解度を38
゜SR以下、好ましくは27〜33゜SRに調整して、
添加薬品としてサイズ剤、紙力増強剤、湿潤紙力増強剤
等を用いて抄紙されたものが好適である。なお、叩解度
を39゜SR以上に高くすると良好な透気度が得られな
くなるおそれがある。
【0008】本発明においては上記の如き基紙において
アルミン酸塩を含有するもので、パルプ繊維100重量
部に対して0.1〜2.0重量部添加されているものが
好ましく、より好ましくは0.2〜1.0重量部、特に
0.2〜0.6重量部が好適である。アルミン酸塩を用
いることにより紙力増強剤の効果を高めることができ、
良好な表面強度、層間強度を得ることができ、後述の塗
工層の組成と相乗して優れたピール性が得られる。ま
た、紙力増強剤の使用量が少なくてすむため透気度つま
り通気性を損うこともない。かかる効果を得るためには
アルミン酸塩を上記の如く0.1重量部以上用いること
が好適である。また、アルミン酸塩はPHが高いため滅
菌袋として要求される中性を維持するために2.0重量
部以下で用いることが望ましい。かかるアルミン酸塩と
しては、アルミン酸のアルカリ金属塩や、カルシウム、
マグネシウム、亜鉛、鉄等の金属塩が挙げられるが、本
発明においては上記の如き効果が大きいことや取扱い
性、コスト等の点からアルミン酸ナトリウムが特に好ま
しく用いることができる。
【0009】本発明における基紙は良好な表面強度、層
間強度を得るために、紙力増強剤が使用される。紙力増
強剤としては、カチオン系及び両性のポリマー等を適宜
使用することができるが、中でもポリアクリルアミド系
のカチオン系および両性のポリマーが上記アルミン酸塩
との組み合わせにおいて特に良好な効果が得られ好適で
ある。かかる紙力増強剤は、パルプ原料に対して0.5
〜2.5重量%添加されるのが好ましい。2.5重量%
を越えて多量に添加すると透気度が損われるおそれがあ
る。
【0010】また、基紙に良好な耐水性を付与するため
にサイズ剤が好適に使用される。一般に使用されている
サイズ剤はロジン系のものであり、硫酸バンドで定着す
るため紙のPHは酸性側となる。しかし、滅菌袋の場合
は酸性側であると中に入れた金属性手術具などが錆びる
心配があり、かつオートクレーブ中で劣化し易く強度の
低下や変色があるため中性サイズ剤の使用が望ましい。
中性サイズ剤としては、アルキルケテンダイマー、アル
ケニル無水コハク酸、スチレンアクリル系サイズ剤等を
使用することができ、その添加量はパルプ原料に対して
0.5〜2.5重量%である。
【0011】更に、湿潤強度を出すためには湿潤紙力増
強剤を使用する。効果的な湿潤紙力増強剤としてはメラ
ミン・ホルムアルデヒド樹脂とポリアミドポリアミン・
エピクロルヒドリン樹脂(以下エピクロル樹脂という)
があるが、PHやホルマリンを含有していないことから
エピクロル樹脂の使用が望ましい。湿潤紙力増強剤は、
通常パルプ原料に対して0.5〜2.0重量%使用され
る。
【0012】本発明における塗工層は、前記の如き基紙
をフィルムと組み合わせて滅菌袋を作製する時及び医療
器材等を入れて滅菌する際の優れたヒートシール性と、
滅菌後に医療器材等を取り出すときの良好なピール性を
達成するために設けられるものである。かかる特性を得
るために、塗工層は少なくともアクリル系共重合体を主
成分として含有するものであり、特に良好な耐水性とし
てのサイズ度を得るためにはアクリル系共重合体に対し
て中性サイズ剤を2〜40重量%、特に10〜30重量
%の配合割合で混合使用することが好適であり、中でも
中性サイズ剤としてアルキルケテンダイマーが好まし
い。
【0013】塗工層に使用されるアクリル系共重合体と
しては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ステアリ
ル、アクリル酸フェニル、アクリル酸2−エチルヘキシ
ル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メ
タアクリル酸プロピル、メタアクリル酸n−ブチル、メ
タアクリル酸イソブチル、メタアクリル酸n−オクチ
ル、メタアクリル酸ステアリル、メタアクリル酸フェニ
ル、などのアクリル酸エステル及びメタアクリル酸エス
テル、又は、アクリロニトリル、メタアクリロニトリ
ル、アクリルアミド、メタアクリルアミドなどのアクリ
ル酸及びメタアクリル酸の誘導体等のアクリル系モノマ
ーを少なくとも1種共重合成分として有する共重合体で
ある。上記の如きアクリル系モノマーと共にアクリル系
共重合体を形成することのできる他のモノマー成分とし
ては、例えばスチレン、O−メチルスチレン、m−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレ
ン、2・4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレ
ン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシル
スチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニル
スチレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレ
ン、などのスチレン類、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、イソブチレンなどのエチレン不飽和モノオレフィン
類、塩化ビニル、臭化ビニル、酢酸ビニル、酪酸ビニル
などのビニルエステル類、ビニルメチルエーテル、ビニ
ルエチルエーテルなどのビニルエーテル類、ビニルメチ
ルケトン、ビニルヘキシルケトンなどのビニルケトン
類、などを挙げることができる。本発明を構成するアク
リル系共重合体としては、スチレンとアクリル酸エステ
ルもしくはメタクリル酸エステルを構成成分とするアク
リル系共重合体が優れたヒートシール性とピール性とが
バランスよく得られることから好ましく、特にスチレン
と、アクリル酸エステルもしくはメタクリル酸エステル
と、アクリルアミドとからなる共重合体が好適である。
【0014】本発明における塗工層は上記の如き組成よ
りなるものであり、その塗布量は0.2〜2.5g/m
2であることが好適であり、特に好ましくは0.3〜
1.5g/m2である。塗布量が0.2g/m2未満では
本発明の目的であるヒートシール性及びピール性を十分
に得られないおそれがあり、逆に2.0g/m2を越え
るとピール性が損われたり、透気度が高くなり通気性が
損われるおそれがある。塗工層は、前記の基紙の片面の
みでも両面に設けられていても何れでもよいが、滅菌袋
用紙の使用方法を考慮すれば、ヒートシールされる側の
面のみで十分であり、良好な通気性を得ることからも片
面塗工が好ましい。両面塗工は通気性が悪くなり、塗工
薬品量も多くなってコスト面で不利になるが、勿論所望
により透気度に悪影響を及ぼさない範囲で両面に塗工し
ても別に支障はない。塗工の方式は特に限定されるもの
ではなく、例えばサイズプレス塗工、ロードコータ、ス
クイズコータ、ブレードコータ、エアナイフコータ、ト
ランスファロールコータなどのコータ及びその他の塗工
方式が利用できる。
【0015】本発明の滅菌袋用紙は、以上説明したよう
な基紙及び塗工層の組成、製法等を適宜コントロールす
ることにより、滅菌袋の寸法や滅菌条件に合わせて適当
な透気度に調整される。具体的には、透気度(JIS−
P8117による)は7〜100秒/100mlであ
り、好ましくは8〜20秒/100ml、特に好ましく
は9〜15秒/100mlである。なお、放射線滅菌に
供するときは透気度は100秒/100mlより大きく
てもよい。なお、本発明による滅菌袋用紙の用途は、紙
とフィルムを組み合わせたコンビネーションタイプの滅
菌袋に好適であるが、紙単独の滅菌袋に用いてもなんら
支障はなく、又いずれの滅菌方法にも適用できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を更に詳細に説明するために実
施例と比較例を記載し、その結果を表に示す。 実施例1 NBKP80%、LBKP20%のパルプ配合で叩解度
を28゜SRに調整した後、パルプに対してアルミン酸
ナトリウム(住友化学社製、NA−170)0.4重量
%、ポリアクリルアミド系紙力増強剤(荒川化学工業社
製、ポリストロン851)1.1重量%、アルキルケエ
テンダイマー(荒川化学工業社製、サイズパインK−2
87)1.5重量%及びポリアクリルアミド系湿潤紙力
増強剤(昭和高分子社製、ポリフィックス301)1.
0重量%を添加して長網抄紙機で坪量72g/m2、厚
さ100μを目標に基紙を抄紙しながら抄紙機のサイズ
プレスにてこの基紙の片面に、アクリル系共重合体とし
てのスチレン/アクリル酸n−ブチルエステル/アクリ
ルアミド共重合体(ミサワセラミックケミカル社製、ハ
マコートS−920)6.25重量%とアルキルケテン
ダイマー(荒川化学工業社製、サイズパインK−28
7)1.25重量%とが配合されてなる固形分濃度7.
5重量%の水性の塗工層用塗液を塗布・乾燥して塗工層
(塗布量1.1g/m2)を設けて本発明の滅菌袋用紙
を作製した。
【0017】実施例2 実施例1において塗工層用塗液を同様の配合割合で固型
分濃度を5.5重量%とし、塗布量0.83g/m2
した以外は、実施例1と同様にして本発明の滅菌袋用紙
を作製した。 実施例3 実施例1において塗工層用塗液を同様の配合割合で固型
分濃度を3.7重量%とし、塗布量0.56g/m2
した以外は、実施例1と同様にして本発明の滅菌袋用紙
を作製した。
【0018】実施例4 実施例1において塗工層用塗液を同様の配合割合で固形
分濃度を2.0重量%とし、塗布量0.30g/m2
した以外は、実施例1と同様にして本発明の滅菌袋用紙
を作製した。 実施例5 実施例1においてアルミン酸ナトリウムの添加量を1.
0重量%とした以外は、実施例1と同様にして本発明の
滅菌袋用紙を作製した。
【0019】比較例1 実施例1においてアルミン酸ナトリウムを使用しなかっ
た以外は、実施例1と同様にして本発明の滅菌袋用紙を
作製した。 比較例2 実施例1において塗工層用塗液に配合されているアクリ
ル系共重合体に代えて、スチレンマレイン酸樹脂(ミサ
ワセラミックケミカル社製、ハマコートAK−600)
を用いた以外は実施例1と同様にして比較用の滅菌袋用
紙を作製した。
【0020】上記で作製した実施例及び比較例の滅菌袋
用紙について、その特性を評価した結果は表1に示すと
おりである。なお、各特性の評価方法は次のとおりであ
る。 1)坪量 : JISP8124 2)透気度 : JISP8117による。 3)サイズ度 : JISP8122による。 4)熱水サイズ度 : 圧力釜に水を入れ、紙片(約8
0×80mm)の上にガラス棒を乗せて水中に沈め、ゲ
ージ圧1kg/cm2で20分間煮沸した後、風乾した
紙片についてJISP8122によりサイズ度を測定す
る。 5)表面強度 : JISP8129により基紙の塗工
層が形成されていない側の表面強度を測定した。 6)層間強度 : 幅15mmの紙片をテンシロン引張
試験機で90度剥離して測定する。 7)湿潤強度 : 幅15mmの紙片を20分間浸水さ
せた後、直ちにショッパー引張試験機で測定する。 8)ヒートシール性 : 滅菌袋用紙の塗工層面とポリ
エステルとポリプロピレンの複合フィルムのポリプロピ
レン面をヒートシーラーにより圧力4kg/cm2で2
00℃、4秒間シートヒールして、テンシロン引張試験
機により180度剥離強さ(ヒートシール強さ)を測定
した。 9)ピール性 : ヒートシール強度測定後の紙むけの
状況を目視により良好なものを○、やや問題を有するも
のを△、実用上問題を有するものを×とした。 10)ピンホール : 上面にスリガラスをはめ、内部に
光源を有する暗箱の上に紙をのせて、透光性によりピン
ホールの有無を目視により判定した。
【0021】
【表1】
【0022】表1の評価結果から明らかなとおり、本発
明の滅菌袋用紙はピンホールがなく良好な透気度つまり
通気性を有すると共に、優れたピール性とヒートシール
性(剥離強さで実用上450gf/15mm以上、大型
袋として使用するには550gf/15mm以上が望ま
しい)を有するものであることが認められた。一方、比
較用の滅菌袋用紙はピール性とヒートシール性の両方を
兼ね備えたものはなく、問題を有するものであった。
【0023】
【発明の効果】本発明の滅菌袋用紙は特にピール性とヒ
ートシール性の両方を兼ね備えた優れた特性を有するも
ので、フィルムとのコンビネーションタイプに用いて優
れた滅菌袋を提供することができると共に、大型袋とし
ても十分な必要特性を有しているとの顕著な作用効果を
有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 55/02 A61L 2/26 D21H 19/24 D21H 17/37

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプ繊維に対してアルミン酸塩を含有
    してなる基紙の片面に、少なくともアクリル系共重合体
    を含有する塗工層を有することを特徴とする滅菌袋用
    紙。
  2. 【請求項2】 前記アルミン酸塩が、パルプ繊維100
    重量部に対して0.1〜2.0重量部含有されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の滅菌袋用紙。
  3. 【請求項3】 前記塗工層の塗布量が0.2〜2.5g
    /mであることを特徴とする請求項1に記載の滅菌袋
    用紙。
  4. 【請求項4】 前記塗工層が、アクリル系共重合体と
    ルキルケテンダイマーとを含有することを特徴とする請
    求項1に記載の滅菌袋用紙。
  5. 【請求項5】 前記アクリル系共重合体が、スチレン
    と、アクリル酸エステルもしくはメタアクリル酸エステ
    ルと、アクリルアミドとからなる共重合体であることを
    特徴とする請求項1に記載の滅菌袋用紙。
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