JP3238817U - 玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】組み立ておよび分解を容易に行うことができると共に、外側および内側を鑑賞して楽しむことができるきる玩具を提供する。【解決手段】本考案の玩具1は、6枚の外部パネル5で形成される六面体を有する外装部材2と、外装部材2の内部に設けられる内部パネル3と、を具備し、外部パネル5の少なくとも一部は、透明であり、外部パネル5同士は、一方の外部パネル5の辺に設けられた外部用凸部51と他方の外部パネル5の辺に設けられた外部用凹部52とが係合することで着脱可能に固定され、内部パネル3の底辺には、外部パネル5の内面に開口する内部用凹部53に挿入される内部用凸部31が設けられ、内部パネル3の上辺には、外部パネル5を厚さ方向に貫通する第1貫通孔54に挿通されて、天面を構成する外部パネル5よりも外側に突出する支持部33が設けられている。【選択図】図2
Description
本考案は、複数のパネルを組み合わせて六面体を組み立てることができる玩具に関する。
複数のパネルによって構成され、各パネルの辺部に凸部と凹部とを設け、パネル同士で凸部と凹部とを係合させることで、種々な立体構造を造形することができる玩具が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の玩具では、組み立ては容易に行えるものの、組み立てたあとの強度が弱く、かつ分解するもの困難であるという問題がある。
また、特許文献1の玩具では、種々な立体構造を造形するに過ぎず、立体構造の外側および内側の両方を鑑賞して楽しむことができる新たな玩具が求められている。
本考案はこのような事情に鑑み、組み立ておよび分解を容易に行うことができると共に、外側および内側を鑑賞して楽しむことができるきる玩具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案の態様は、6枚の外部パネルで形成される六面体を有する外装部材と、前記外装部材の内部に設けられる内部パネルと、を具備し、前記外部パネルの少なくとも一部は、透明であり、前記外部パネル同士は、一方の前記外部パネルの辺に設けられた外部用凸部と他方の前記外部パネルの辺に設けられた外部用凹部とが係合することで着脱可能に固定され、前記内部パネルの底辺には、前記外装部材の底面を構成する前記外部パネルの内面に開口する内部用凹部に挿入される内部用凸部が設けられ、前記内部パネルの上辺には、前記外装部材の天面を構成する前記外部パネルを厚さ方向に貫通する第1貫通孔に挿通されて、前記天面を構成する前記外部パネルよりも外側に突出する支持部が設けられていることを特徴とする玩具にある。
ここで、前記外装部材の前記底面を構成する前記外部パネルには、厚さ方向に貫通して前記支持部を挿通可能な第2貫通孔が設けられ、前記内部パネルの底辺には、前記第2貫通孔に対向する開口を有する切り欠き部が設けられていることが好ましい。
また、前記外部パネルの各辺には、前記外部用凸部と前記外部用凹部との両方が設けられており、互いに係合する2枚の前記外部パネルの前記外部用凸部のそれぞれには、前記外装部材の内側を向く面に同じマークが形成されており、1枚の前記外部パネルの各辺の前記マークは異なる形状であることが好ましい。
また、前記支持部には、厚さ方向に貫通する支持孔が設けられ、前記支持孔に挿通されると共に複数の小径体が連なるチェーン部材をさらに備えることが好ましい。
また、前記外部パネルは、透明な部材に絵柄が印刷されたものであり、少なくとも一部に非印刷領域が設けられていることが好ましい。
また、前記外部パネルには、一方面から外側となる前記絵柄および内側となる前記絵柄の両方が印刷されていることが好ましい。また、前記内部パネルは、透明な部材に絵柄が印刷されたものであり、前記非印刷領域は、前記内部パネルの絵柄に対向する前記外部パネルに設けられていることが好ましい。
また、前記外部用凸部の突出量は、前記外部パネルの厚さよりも小さいことが好ましい。
また、前記外部用凸部の先端面と前記外部用凹部に挟まれる両側面との縁部は面取りされていることが好ましい。
本考案は、外部パネル同士を外部用凸部と外部用凹部とを係合させることで着脱可能に固定することができ、内部パネルを設けることで組み立てた後の強度を向上することができると共に内部パネルによって容易に分解することができる。また、外部パネルの少なくとも一部を透明にすることで、外装部材の外側および内側を鑑賞して楽しむことができる。
以下に本考案を実施形態に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本考案の実施形態1に係る玩具1を組み立てた状態を示す斜視図である。図2は、実施形態1に係る玩具1の一部を分解した斜視図である。図3は、実施形態1に係る玩具1を組み立てた状態の正面図である。図4は、図3のA-A線断面図である。
図1は、本考案の実施形態1に係る玩具1を組み立てた状態を示す斜視図である。図2は、実施形態1に係る玩具1の一部を分解した斜視図である。図3は、実施形態1に係る玩具1を組み立てた状態の正面図である。図4は、図3のA-A線断面図である。
図示するように、玩具1は、外装部材2と、内部パネル3と、チェーン部材4と、を具備する。
外装部材2は、6枚の板状の外部パネル5を具備する。外部パネル5は、辺部同士を固定することで六面体、一例として正六面体を形成する。つまり、6枚の外部パネル5は、六面体の正面を形成する正面パネル5F、背面を形成する背面パネル5B、正面から見て左側面を形成する左側面パネル5L、正面から右側面を形成する右側面パネル5R、天面を形成する天面パネル5T、底面を形成する底面パネル5Uとなっている。以降、正面パネル5F、背面パネル5B、左側面パネル5L、右側面パネル5R、天面パネル5T、底面パネル5Uを区別しない場合に外部パネル5と称する。
各外部パネル5は、矩形状を基本とした板状部材からなる。各外部パネル5の4つの辺部のそれぞれには、外部用凸部51と外部用凹部52とが設けられている。本実施形態では、外部パネル5の各辺部には、外部用凸部51と外部用凹部52とが繰り返し配置されることで連続した凹凸が形成されている。
2枚の外部パネル5は、一方の外部パネル5の辺部に設けられた外部用凸部51と、他方の外部パネル5の辺部に設けられた外部用凹部52と、が係合することで略直角となるように固定されている。一方の外部パネル5の辺部に沿った方向の外部用凸部51の幅w1は、他方の外部パネル5の外部用凹部52の幅w2と同等か若干広い寸法(w1≧w2)となっており、2枚の外部パネル5の係合した状態を維持することができると共に係合状態を解除することができる。つまり、2枚の外部パネル5は、辺部同士が着脱可能に固定されている。
本実施形態では、外部パネル5の外部用凸部51の突出量h1(外部用凹部の深さと同等)は、外部パネル5の厚さtより大きい(h1>t)。このため、外部用凸部51と外部用凹部52との接触面積を増大させて2枚の外部パネル5の係合を確実に行うことができる。
内部パネル3は、外装部材2の内部に収容されるものである。内部パネル3は、外部パネル5と同様に、矩形状を基本とした板状部材からなる。内部パネル3は、外装部材2の内部の左側面パネル5Lと右側面パネル5Rとの間の中央部に、両面がそれぞれ左側面パネル5Lと右側面パネル5Rとに相対向するように配置されている。
内部パネル3の底辺には、内部用凸部31と、切り欠き部32と、が設けられている。ここで内部パネル3の底辺とは、内部パネル3の底面パネル5U側の辺部のことである。
切り欠き部32は、内部パネル3の底辺の中央部に、当該底辺に開口して設けられている。切り欠き部32は、詳しくは後述する支持部33が挿入可能な大きさを有する。
内部用凸部31は、底辺の切り欠き部32の両側のそれぞれに1個ずつ、合計2個設けられている。このような内部用凸部31は、底面パネル5Uの内面に開口する内部用凹部53に挿入される。内部用凸部31が挿入される内部用凹部53は、底面パネル5Uを厚さ方向に貫通する貫通孔からなる。内部パネル3の内部用凸部31が底面パネル5Uの内部用凹部53に挿入されることで、内部パネル3は、底辺側が外装部材2の内部で厚さ方向に移動するのが規制される。このため、内部パネル3の内部用凸部31と底面パネル5Uの内部用凹部53とは、互いに側面が接触する寸法で設けられていてもよく、内部用凸部31の側面と内部用凹部53の側面との間に隙間が生じる寸法であってもよい。また、内部用凹部53は、底面パネル5Uの内面に開口して、内部用凸部31が挿入される深さがあればよく、底面パネル5Uを貫通することなく厚さ方向の途中まで設けられた、所謂、溝状であってもよい。
また、内部パネル3の上辺には、上方に向かって突出する支持部33が設けられている。ここで、内部パネル3の上辺とは、天面パネル5T側の辺部のことである。支持部33は、内部パネル3の上辺の幅方向中央部に設けられている。
天面パネル5Tには、支持部33に対応する領域に厚さ方向に貫通する第1貫通孔54が設けられている。支持部33は、天面パネル5Tの第1貫通孔54に挿通されてその先端が天面パネル5Tよりも上方に突出する。
このように支持部33を天面パネル5Tの第1貫通孔54に挿通することで、内部パネル3の天辺側は厚さ方向に移動するのが規制される。つまり、内部パネル3は、支持部33と内部用凸部31とによって外装部材2の内部において厚さ方向の移動が規制される。ちなみに、内部パネル3の幅は、正面パネル5Fと背面パネル5Bとの間の間隔と略同じか若干小さい大きさを有する。このため、内部パネル3は、外装部材2の内部において面方向の移動が規制される。したがって、内部パネル3は、外装部材2内に固定された状態で収容されている。
支持部33の天面パネル5Tよりも上方に突出した部分には、厚さ方向に貫通する支持孔34が設けられている。この支持孔34にチェーン部材4が挿通される。
チェーン部材4は、複数の小径体であるボール41が、ボール41同士を連結する金属製の連結部材42によって連なる、いわゆる、ボールチェーンである。チェーン部材4は、支持孔34に挿通されて、玩具1を吊り下げて使用することができる。つまり、支持部33の上方への移動は、内部パネル3の支持部33よりも下方が天面パネル5Tの内面に当接することで規制される。このため、支持部33の支持孔34を挿通したチェーン部材4によって吊り下げても玩具1が分解することなく吊り下げることができる。
なお、チェーン部材4は、ボール状の小径体を有するものに限定されず、リング状の小径体が連なる、いわゆる、リングチェーンであってもよい。ただし、チェーン部材4は、支持部33から容易に取り外せるものが好ましい。このように支持部33から容易に取り外せるチェーン部材4を用いることで、詳しくは後述するが、複数の玩具1を積み重ねるのをチェーン部材4が阻害することがない。
また、図2および図4に示すように、底面パネル5Uには、内部パネル3の切り欠き部32の開口に対向する第2貫通孔55が設けられている。第2貫通孔55は、底面パネル5Uを厚さ方向に貫通しており、支持部33が挿入可能な大きさを有する。つまり、内部パネル3の切り欠き部32は、内部パネル3の辺部に第2貫通孔55に対向する位置に、支持部33よりも大きな開口で設けられている。これにより、図4に示すように、玩具1を積み重ねた際に、一方の玩具1の第2貫通孔55および切り欠き部32に、他方の玩具1の支持部33を挿入することができる。したがって、玩具1を安定して積み重ねて遊ぶことができる。もちろん、玩具1を積み重ねる数は、2個に限定されず3個以上であってもよい。なお、切り欠き部32の深さ、つまり、切り欠き部32の底辺から天面パネル5Tに向かう寸法は、他の玩具1の支持部33の挿入を阻害しない程度にできるだけ小さくするのが好ましい。このように切り欠き部32の深さをできるだけ小さくすることで、詳しくは後述する内部パネル3のキャラクターC等の絵柄を印刷する面積を広げることができる。
このように外装部材2の内部に内部パネル3を設けることで、外装部材2の強度を向上して、外装部材2が容易に分解されるのを抑制することができる。特に、内部パネル3を左側面パネル5Lと右側面パネル5Rとの間の中央部に配置することで、外装部材2の強度を向上することができる。もちろん、内部パネル3は、正面パネル5Fと背面パネル5Bとの間の中央部に設けるようにしてもよく、正面パネル5Fおよび左側面パネル5Lの両方に対して傾斜して配置するようにしてもよい。
また、内部パネル3に天面パネル5Tから上部に突出する支持部33を設けることで、組み立てられた状態の玩具1の支持部33を内部に押し込むことで、玩具1を容易に分解することができる。詳しくは、外装部材2を把持し、支持部33を机や壁等に押し付けることで、内部パネル3を底面パネル5U側に押し込む。これにより、底面パネル5Uと正面パネル5F、背面パネル5B、左側面パネル5L、右側面パネル5Rとの少なくとも1つの係合を解除することができる。外装部材2から底面パネル5Uを取り外すことで、その他の外部パネル5同士の係合も容易に解除することができる。したがって、支持部33によって玩具1の分解を容易に行うことができる。
また、各外部パネル5および内部パネル3には、絵柄が印刷されている。外部パネル5および内部パネル3への絵柄の印刷は、外部パネル5および内部パネル3として詳しくは後述する透明な部材を用いて、外部パネル5および内部パネル3の一方面のみに行うのが好ましい。外部パネル5および内部パネル3への印刷は、例えば、一方面に少なくとも3回印刷を行うことで、玩具1を組み立てた際の外側の絵柄および内側の絵柄を印刷することができる。詳しくは、最初に外部パネル5および内部パネル3に玩具1を組み立てた際に外側となる絵柄を印刷する。次に、外側となる絵柄の上に白色等で全面印刷、所謂、ベタ印刷を行う。最後に、ベタ印刷の上に玩具1を組み立てた際に内側となる絵柄を印刷する。外側となる絵柄の印刷と内側となる絵柄の印刷との間にベタ印刷を行うことで、互いの絵柄が透けるのを防止できる。
このように外部パネル5および内部パネル3として透明な部材を用いて、これらの一方面のみに印刷することで、両面印刷のために外部パネル5および内部パネル3を引っくり返す必要がなく、両面の印刷位置ずれを防止することができると共に作業性を向上して生産効率を向上することができる。また、外部パネル5および内部パネル3の一方面のみに印刷することで、外側の絵柄と内側の絵柄との視覚的な位置ずれを目立たなくすることができる。つまり、例えば、外部パネル5および内部パネル3に両面印刷を行うと、一方面に印刷された絵柄と他方面に印刷された絵柄との間でパネルの厚み分の距離が生じ、視覚的な位置ずれが目立ち易い。なお、外部パネル5への印刷は、玩具1となった場合に内側となる面のみに印刷することが好ましい。このように外部パネル5の内面のみに印刷し、外面には印刷しないことで、玩具1を組み立てた際に、外側に印刷跡がなく、透明な外部パネル5越しに外側の絵柄を綺麗に観察することができる。また、外部パネル5の外面に印刷しないことで、玩具1を組み立てた後で、外側の絵柄の擦れや剥がれを防止することができる。もちろん、外部パネル5および内部パネル3への印刷は、少なくとも3回行えばよく、4回以上であってもよい。また、各印刷は、例えば、紫外線硬化型インク(UVインク)を用いることで、透明な部材への印刷を容易に行うことができる。
本実施形態では、例えば、外部パネル5の外側の絵柄は、家の外観となる絵柄、外部パネル5の内側の絵柄は、家の内装となる絵柄となっている。また、内部パネル3には、キャラクターCが印刷されている。なお、内部パネル3に印刷されたキャラクターCは、上記のように3回印刷を行うことで、両面で異なるキャラクターCや、同じキャラクターCで表情が異なるようにすることもできる。
このような外部パネル5の少なくとも一部は、透明となっている。ここで透明とは、可視光の透過性が、外装部材2の内部を視認可能な程度なことを言う。また、外部パネル5の少なくとも一部が透明であるとは、1枚の外部パネル5の全面が透明なことも含む。また、外部パネル5の少なくとも一部が透明であるとは、1枚の外部パネル5の一部が透明なことも含む。本実施形態では、外部パネル5および内部パネル3は、透明な板状の樹脂に印刷すると共に一部を印刷しない非印刷領域とすることで、透明な部分が形成されている。ちなみに、上記ベタ印刷を行う場合にも、印刷しない非印刷領域には印刷しない。なお、外部パネル5および内部パネル3に用いられる透明な樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリアリルジグリコールカーボネート樹脂等が挙げられる。また、本実施形態では、左側面パネル5Lおよび右側面パネル5Rのそれぞれに窓となる絵柄を設け、この窓を透明な非印刷領域Pとしている。つまり、内部パネル3の両面に相対向する左側面パネル5Lおよび右側面パネル5Rに非印刷領域Pが設けられている。このように外部パネル5の少なくとも一部を透明な非印刷領域Pとすることで、外装部材2の外側から非印刷領域Pを介して外部パネル5の内面を鑑賞して楽しむことができると共に内部パネル3に印刷されたキャラクターCを鑑賞して楽しむことができる。本実施形態では、外装部材2の内面には、家の内装が印刷され、内部パネル3にはキャラクターCが印刷されているため、キャラクターCが家の中で過ごす様子を窓となる透明な非印刷領域Pから鑑賞して楽しむことができる。なお、内部パネル3の両面に異なるキャラクターCや、同じキャラクターCでも表情が異なるキャラクターCを印刷すれば、左側面パネル5Lの非印刷領域Pから内側を見た状態と、右側面パネル5Rの非印刷領域Pから内側を見た状態と、で異なるキャラクターCや表情の異なるキャラクターCを鑑賞して楽しむことができる。
また、これら6枚の外部パネル5および1枚の内部パネル3は、例えば、図5に示すように、1枚のプレート100から切り抜くことで形成することができる。そして、切り抜いた外部パネル5および内部パネル3を切り抜いたプレート100にはめ込むことで、1枚のプレート100の状態で搬送および販売を行うことができる。このとき、図5に示すように、プレート100の一部にチェーン部材4を保持する保持孔101を設けておくことで、チェーン部材4を含めて1枚のプレート100の状態で搬送および販売を行うことができ、玩具1の搬送および販売時に各部材がバラバラになり難く、各部材の紛失や組み合わせの誤りを抑制することができる。また、上述した外部パネル5および内部パネル3への印刷は、プレート100の状態で行うことで、外部パネル5および内部パネル3の各々に印刷を行う場合に比べて作業性を向上することができる。また、上述のように、プレート100の一方面のみから玩具1を組み立てた際の外側および内側の絵柄を印刷することで、プレート100を引っくり返す必要がなく、作業性を向上して生産効率を向上することができる。
また、互いに係合させる2枚の外部パネル5には、同じマークを設けることが好ましい。ここで、外部パネル5にマークを設けた例を図6に示す。なお、図6は、実施形態1の変形例を示す外部パネル5の内面側の平面図である。
図6に示すように、互いに係合する2枚の外部パネル5の外部用凸部51のそれぞれの内側の面には、同じマークMが設けられている。また、1枚の外部パネル5の各辺のマークMは異なる形状となっている。ここで、外部用凸部51の内面を向く面とは、外部パネル5によって外装部材2を組み立てた際に内側となる面のことである。また、本実施形態では、マークMとしてアラビア数字を用いた。例えば、背面パネル5Bの各辺部の外部用凸部51には、「1」、「2」、「3」、「4」のマークMが設けられている。これに対して、天面パネル5Tの背面パネル5Bと係合される辺部の外部用凸部51には、「1」のマークMが設けられている。このため、背面パネル5Bの外部用凸部51の「1」のマークMと、天面パネル5Tの外部用凸部51の「1」のマークMとが一致するように、背面パネル5Bと天面パネル5Tとを組み合わせる。同様に、背面パネル5Bの外部用凸部51の「2」のマークMと、右側面パネル5Rの外部用凸部51の「2」のマークMとが一致するように、背面パネル5Bと右側面パネル5Rとを組み合わせる。これらを繰り返すことで、六面体の外装部材2を形成することができる。つまり、同じマークM同士を組み合わせることで、組み立てミスを抑制することができる。また、マークMは、外部用凸部51の内側の面に設けられているため、組み立てた際に、マークMが外部用凹部52の底面に重なり、外側および内側から見えなくなる。したがって、マークMが外側の絵柄および内側の絵柄の鑑賞を邪魔することがない。
また、本実施形態では、マークMとしてアラビア数字を用いて、アラビア数字の小さい番号から順番に組み立てることで、玩具1を組み立て易くなっている。つまり、マークMは、外部パネル5同士の組み合わせの指標となると共に、組み立て易い順番の指標となっている。
なお、本実施形態では、マークMとして、アラビア数字を設けるようにしたが、特にこれに限定されず、マークMは、ローマ字、記号等であってもよい。マークMとしてローマ字を用いる場合には、例えば、組み立て易い順にAからZのマークMを設ければよい。
(実施形態2)
図7は、本考案の実施形態2に係る玩具1を組み立てた状態の斜視図である。図8は、本考案の実施形態2に係る玩具1を組み立てた状態の正面図である。なお、上述した実施形態と同様の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図7は、本考案の実施形態2に係る玩具1を組み立てた状態の斜視図である。図8は、本考案の実施形態2に係る玩具1を組み立てた状態の正面図である。なお、上述した実施形態と同様の部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
図8に示すように、外部用凸部51の突出量h2、換言すると、外部用凹部52の深さは、外部パネル5の厚さtよりも小さい。つまり、外部用凸部51の突出量h2と、外部パネル5の厚さtとは、h2<tの関係を満たす。
このように、外部用凸部51の突出量h2を、外部パネル5の厚さtよりも小さくすることで(h2<t)、玩具1を組み立てた際の一方の外部パネル5の外部用凸部51の先端の外縁部と、他方の外部パネル5の外部用凹部52の先端の外縁部とが玩具1の辺に沿った直線上に連続して配置されない。例えば、図7に示すように正面パネル5Fと天面パネル5Tとにおいて、正面パネル5Fの外部用凸部51の先端の外縁部51aと、天面パネル5Tの外部用凸部51の先端の外縁部51bとは、玩具1の辺eに沿って直線上ではなく、互いにずれた位置に配置される。このため、外縁部51aおよび外縁部51b同士が辺eに沿って直線上に連続する場合に比べて、玩具1を把持した際の手の痛みを軽減することができる。また、他の2枚の外部パネル5の組み合わせについても同様である。ちなみに、外部用凸部51の突出量h2が外部パネル5の厚さtと同じ場合(h2=t)、外縁部51aと外縁部51bとが玩具1の辺eに沿って直線上に連続して配置される。このように2つの外部パネル5の外縁部51aおよび外縁部51b同士が玩具1の辺eに直線上に連続して配置されると、玩具1を把持した際に外縁部51a及び外縁部51bによって手に痛みを感じてしまう。
図9は、実施形態2に係る玩具1の変形例を示す要部を拡大した正面図である。図8に示すように、外部パネル5の外部用凸部51は、先端面51cと側面51dとの間の縁部が面取りされている。本実施形態では、外部用凸部51の先端面51cと側面51dとは、曲面で連続するようにR面取りされている。
また、外部用凸部51は、その幅が基端部に向かって徐々に漸小し、外部用凸部51の側面51dは凸曲面となっている。このため、外部用凸部51と外部用凹部52とを係合させた際に、外部用凸部51と外部用凹部52との接触面積を比較的小さくすることができる。したがって、外部用凸部51の最大幅と外部用凹部52の最小幅との差を、比較的大きくしても、外部用凸部51および外部用凹部52を係合させる際に外部用凸部51および外部用凹部52を容易に変形させることができると共に、係合する力を向上することができる。したがって、玩具1が容易に分解されるのを抑制することができる。
なお、その他の構成については、上述した実施形態1と同様であるため重複する説明は省略する。
(他の実施形態)
以上、本考案の各実施形態について説明したが、本考案の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。
以上、本考案の各実施形態について説明したが、本考案の基本的な構成は上述したものに限定されるものではない。
例えば、上述した各実施形態では、外部パネル5の各辺部に外部用凸部51と外部用凹部52との両方を設けるようにしたが、特にこれに限定されない。例えば、2枚の外部パネル5のうち、一方の外部パネル5の辺部に1個の外部用凸部51を設け、他方の外部パネル5の辺部に1個の外部用凹部52を設け、これらが互いに係合するようにしてもよい。
1…玩具、2…外装部材、3…内部パネル、4…チェーン部材、5…外部パネル、5B…背面パネル、5F…正面パネル、5L…左側面パネル、5R…右側面パネル、5T…天面パネル、5U…底面パネル、31…内部用凸部、32…切り欠き部、33…支持部、34…支持孔、41…ボール、42…連結部材、51…外部用凸部、51a、51b…外縁部、51c…先端面、51d…側面、52…外部用凹部、53…内部用凹部、54…第1貫通孔、55…第2貫通孔、100…プレート、101…保持孔、C…キャラクター、M…マーク、P…非印刷領域
Claims (9)
- 6枚の外部パネルで形成される六面体を有する外装部材と、前記外装部材の内部に設けられる内部パネルと、を具備し、
前記外部パネルの少なくとも一部は、透明であり、
前記外部パネル同士は、一方の前記外部パネルの辺に設けられた外部用凸部と他方の前記外部パネルの辺に設けられた外部用凹部とが係合することで着脱可能に固定され、
前記内部パネルの底辺には、前記外装部材の底面を構成する前記外部パネルの内面に開口する内部用凹部に挿入される内部用凸部が設けられ、
前記内部パネルの上辺には、前記外装部材の天面を構成する前記外部パネルを厚さ方向に貫通する第1貫通孔に挿通されて、前記天面を構成する前記外部パネルよりも外側に突出する支持部が設けられていることを特徴とする玩具。 - 前記外装部材の前記底面を構成する前記外部パネルには、厚さ方向に貫通して前記支持部を挿通可能な第2貫通孔が設けられ、
前記内部パネルの底辺には、前記第2貫通孔に対向する開口を有する切り欠き部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の玩具。 - 前記外部パネルの各辺には、前記外部用凸部と前記外部用凹部との両方が設けられており、
互いに係合する2枚の前記外部パネルの前記外部用凸部のそれぞれには、前記外装部材の内側を向く面に同じマークが形成されており、
1枚の前記外部パネルの各辺の前記マークは異なる形状であることを特徴とする請求項1に記載の玩具。 - 前記支持部には、厚さ方向に貫通する支持孔が設けられ、
前記支持孔に挿通されると共に複数の小径体が連なるチェーン部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の玩具。 - 前記外部パネルは、透明な部材に絵柄が印刷されたものであり、少なくとも一部に非印刷領域が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の玩具。
- 前記外部パネルには、一方面から外側となる前記絵柄および内側となる前記絵柄の両方が印刷されていることを特徴とする請求項5に記載の玩具。
- 前記内部パネルは、透明な部材に絵柄が印刷されたものであり、前記非印刷領域は、前記内部パネルの絵柄に対向する前記外部パネルに設けられていることを特徴とする請求項5に記載の玩具。
- 前記外部用凸部の突出量は、前記外部パネルの厚さよりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の玩具。
- 前記外部用凸部の先端面と前記外部用凹部に挟まれる両側面との縁部は面取りされていることを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の玩具。
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JP2022002116U Active JP3238817U (ja) | 2022-06-24 | 2022-06-24 | 玩具 |
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2022
- 2022-06-24 JP JP2022002116U patent/JP3238817U/ja active Active
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