JP3238630B2 - ガス供給ノズル及びラジカル反応式精密加工装置 - Google Patents

ガス供給ノズル及びラジカル反応式精密加工装置

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JP3238630B2 JP14053696A JP14053696A JP3238630B2 JP 3238630 B2 JP3238630 B2 JP 3238630B2 JP 14053696 A JP14053696 A JP 14053696A JP 14053696 A JP14053696 A JP 14053696A JP 3238630 B2 JP3238630 B2 JP 3238630B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所要のガスを所定
幅で所定位置に供給するガス供給ノズル及びそのガス供
給ノズルを用いたラジカル反応式精密加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本発明の出願人は、ラジカル反応式精密
加工装置として、ワイヤ供給機構からワイヤ電極を送り
出してワイヤ引取機構に引き取りながら、該ワイヤ電極
に電圧を印加して支持装置に支持された被加工物との間
に放電を発生させるとともに、ワイヤ電極と被加工物間
にガス供給ノズルで反応ガスを供給して該反応ガスを上
記放電によって活性化させ、上記反応ガスでラジカルを
生成して該ラジカルと被加工物の構成原子又は分子とを
ラジカル反応させて被加工物を加工するものを開発した
(実願平5−21117号)。
【0003】この新しいラジカル反応式精密加工装置に
おいて被加工物を精度よく円滑に加工するためには、ワ
イヤ電極とこれに向き合う被加工物との間に反応ガスを
その全長にわたって均一に供給する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】反応ガスを噴出スリッ
トの各部分から均一に噴出させる基本的な手段として、
ガス供給ノズルの製作精度をあげることが考えられる。
しかしそれだけでは限界があり、満足すべき物が得られ
ていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係るガス供給ノズルは、ガス入口から送
り込まれたガスを噴出スリットから外部に噴出させるガ
ス供給ノズルにおいて、上記ガス入口と噴出スリットと
の間に噴出側ガス溜りを設け、該噴出側ガス溜りに、ガ
ス入口から送り込まれたガスを上記噴出スリットの長さ
方向に分散して噴出スリット側に流す分散スリットを仕
切板によって形成した構成とした。
【0006】噴出スリットから噴出されたガスを吸引す
る吸引スリットを、噴出スリットに隣接して形成し、該
吸引スリットに、吸引側ガス溜りを介して吸引口を連絡
した構成とすることができる。噴出側ガス溜りと吸引側
ガス溜りを隔壁板によって区画する。隔壁板の楔状とさ
れた下端部の傾斜面と、噴出側および吸引側ガス溜りを
形成する箱状の底板の傾斜面との間に、噴出スリットと
吸引スリットとを形成する。また、隔壁板に冷却媒体の
通路を形成することが好ましい。
【0007】また、本発明に係るラジカル反応式精密加
工装置は、ワイヤ供給機構からワイヤ電極を送り出して
ワイヤ引取機構に引き取りながら、該ワイヤ電極に電圧
を印加して支持装置に支持された被加工物との間に放電
を発生させるとともに、ワイヤ電極と被加工物間にガス
供給ノズルで反応ガスを供給して該反応ガスを上記放電
によって活性化させ、上記反応ガスでラジカルを生成し
て該ラジカルと被加工物の構成原子又は分子とをラジカ
ル反応させて被加工物を加工するラジカル反応式精密加
工装置において、上記支持装置を、上記ワイヤ電極に対
して被加工物を一方向に直線移動させるY軸移動機構
と、該Y軸移動機構の移動方向と直交する方向に被加工
物をワイヤ電極に対して直線移動させるX軸移動機構
と、上記Y軸移動機構とX軸移動機構による被加工物の
移動平面内において被加工物をワイヤ電極に対して回転
させる回転機構とで構成し、上記ガス供給ノズルは、上
述のガス供給ノズルとした構成とした。Y軸移動機構と
X軸移動機構による被加工物の移動平面に対して垂直に
ガス供給ノズルを被加工物に対して相対的に移動させる
Z軸移動機構を設けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1ないし図4は本発明に
係るガス供給ノズルの一実施例を示す。このガス供給ノ
ズルAは、側板1,1と端板2,2と上板3及び底板
4,4を箱状に組み立てて内部に隔壁板5を設け、一方
の側板1と隔壁板5との間に仕切板6を設けて成る。
【0009】すなわち、側板1,1は互いに間隔をあけ
て平行にされ、その上端に上板3が複数本のボルト8
(図3では1本しか示されていない。)で気密に固定さ
れ、また下端には底板4,4がそれぞれ複数本のボルト
9(図3では1本しか示されていない。)により気密に
固定されるとともに、側板1,1、上板3、底板4,4
の端面に端板2,2がそれぞれ複数本のボルト10(図
2では1本しか示されていない。)で気密に固定されて
箱体を形成している。
【0010】また、隔壁板5は、上記箱体の内部に、噴
出側ガス溜りFと吸引側ガス溜りKとを区画するととも
に、楔状とされた下端部の傾斜面5a,5bと底板4,
4の傾斜面4a,4bとの間に噴出Fsと吸引スリット
Ksを形成して上板3と端板2に複数本のボルト11
(図1では1本しか示されていない。)で気密に固定さ
れている。
【0011】また、仕切板6は、側板1の近くに分散ス
リットBsを形成して側板1と端板2にボルト等によっ
て気密に取り付けられている。各スリットFs,Ks,
Bsは互いに平行に隔壁板5の全長にわたって形成さ
れ、また噴出スリットFsと吸引スリットKsとは同一
形状とされている。
【0012】上板3には、ガス入口3a,3aと吸引口
3b,3b、及び水等の冷却媒体の流入口3cと流出口
3dが設けられている。ガス入口3aと吸引口3bとは
隔壁板5に近い中央寄りに形成され、噴出側ガス溜りF
と吸引側ガス溜りKにそれぞれ個々に連通している。ガ
ス入口3aと吸引口3bと流入口3cと流出口3dに
は、シールコネクタ13,14,15,16がそれぞれ
個々に気密に螺着され、シールコネクタ13,14はガ
ス供給装置(図示せず)に、また他のシールコネクタ1
5,16は冷却媒体供給装置(図示せず)にそれぞれ連
絡されている。
【0013】隔壁板5は冷却媒体の通路5cを有する。
通路5cの両端は流入口3cと流出口3dに連通されて
いる。隔壁板5の下端面の中央には溝5dが形成されて
いる。図1の符号17は密封栓であり、図1の左の端板
2の部分にも設けられている。
【0014】側板1、端板2、上板3、底板4、隔壁板
5及び仕切板6は、通常、金属やセラミックス或いは樹
脂系材料等によって製作する。
【0015】図5は本発明に係るラジカル反応式精密加
工装置の一実施例を示す。このラジカル反応式精密加工
装置は、上述のガス供給ノズルAと、ワイヤ電極W(例
えば、SUS304製、直径0.3mm)を送り出すワ
イヤ供給機構21と、ワイヤ電極Wを引き取るワイヤ引
取機構22と、ウェハ等の被加工物Hを支持する支持装
置23を主体とする。
【0016】ガス供給ノズルAはZ軸移動機構25の保
持部材26に保持されている。Z軸移動機構25は、モ
ータ27でねじ軸を回転させて該ねじ軸に螺着されたナ
ットを上又は下に動かすことにより、そのナットに介在
部材28を介して取り付けられた保持部材26と一緒に
ガス供給ノズルAを鉛直に上下させる構造となってい
る。
【0017】保持部材26の左右両端には、ガス供給ノ
ズルAの溝5d(図4)の真下にワイヤ電極Wを位置決
めする位置決めローラ29,30が設けられている。ガ
ス供給ノズルAは、ほぼ溝5dを中心に上下に傾斜自在
であり、また溝5dとワイヤ電極Wとの間隔を調整可能
とされている。
【0018】ワイヤ供給機構21は、モータ32で回転
させられるワイヤ供給ボビン33と、ガイドローラ3
4,35,36,37等によって構成されている。
【0019】また、ワイヤ引取機構22は、モータ39
で回転させられるワイヤ引取ボビン40と、モータ41
で回転されるピンチローラ42と、シリンダ等の移動手
段43でワイヤ引取ボビン40の中心軸線方向に動かさ
れるトラバースローラ44、及びガイドローラ45,4
6,47等によって構成されている。
【0020】ガイドローラ34,35,36,37,4
5,46等はセラミックス板49,50に取り付けられ
ている。ワイヤ電極Wは、フレーム51に対し絶縁され
て上記ローラ34等に張設されており、位置決めローラ
(給電ブラシ)29,30、或いは図示されていない給
電ブラシを介して高周波電源(例えば、150MHz)
より電力(例えば、800〜1000w)を供給するこ
とができるようになっている。
【0021】支持装置23は、平面視においてガス供給
ノズルAの長さ方向に直交する水平方向に移動自在に基
盤53上に設けられたY軸移動部材54と、該Y軸移動
部材54の移動方向に直交する水平方向(ガス供給ノズ
ルAの長さ方向)に移動自在にY軸移動部材54上に設
けられたX軸移動部材55と、該X軸移動部材55の上
に両部材54,55の移動平面(水平面)内において回
動自在に設けられた回転部材56とを備える。
【0022】Y軸移動部材54は、ねじ軸に螺着された
ナットに結合され、モータ等によるねじ軸の回転でナッ
トと一緒にY軸方向に移動させられるようにされてお
り、ねじ軸等と共にY軸移動機構を構成している。
【0023】同様に、X軸移動部材55は、ねじ軸に螺
着されたナットに結合され、モータ等によるねじ軸の回
転でナットと一緒にX軸方向に移動させられるようにさ
れており、ネジ軸等に共にX軸移動機構を構成してい
る。
【0024】また、回転部材56は、モータ等によって
回転させられるようになっており、そのモータ等と共に
回転機構を構成している。回転部材56には被加工物H
の取付固定機能が付与されている。
【0025】ワイヤ供給機構21とワイヤ引取機構2
2、及び各移動機構25,54,55と回転機構56の
モータには、通常、サーボモータを使用し、またねじ軸
にはボールねじ軸を、ナットにはボールナットを通常使
用する。フレーム51の外に突出したZ軸移動機構25
の部分と、フレーム51内部の介在部材28とは金属の
蛇腹58,59によって気密に覆われている。
【0026】符号60は本ラジカル反応式精密加工装置
が収められた器枠(チャンバ)である。
【0027】次に、上記の構成とされた本ガス供給ノズ
ルAと本ラジカル反応式精密加工装置の作用を説明す
る。図5の状態からZ軸移動機構25の保持部材26を
下降させて、回転部材56に支持された被加工物Hの上
面にガス供給ノズルAとワイヤ電極Wを近づけ、ワイヤ
供給機構21とワイヤ引取機構22を作動させてワイヤ
供給ボビン33に巻かれたワイヤ電極Wをワイヤ引取ボ
ビン40に巻き取りながら、ワイヤ電極Wに電圧を印加
して被加工物Hとの間に放電を発生させるとともに、反
応ガスをガス供給ノズルAのガス入口3aに送って噴出
スリットFsからワイヤ電極Wと被加工物Hの間に供給
し、またワイヤ電極Wと被加工物H間のガス等を吸引ス
リットKsで吸引する。
【0028】ガス供給ノズルAの噴出スリットFsから
ワイヤ電極Wと被加工物H間に供給された反応ガスは、
上記放電によりプラズマ状態となって活性化されてラジ
カルを生成し、該ラジカルと被加工物Hの構成原子又は
分子とのラジカル反応で被加工物Hが加工される。
【0029】上記において、ガス入口3aから噴出側ガ
ス溜りFに送り込まれた反応ガスは、仕切板6の分散ス
リットBsにより隔壁板5の長さ方向に分散されて噴出
スリットFsに流れるので、噴出スリットFsからその
全長にわたって均等に噴出されるようになる。このた
め、ガス供給ノズルAの全長にわたって加工が均一に進
行することとなり、加工精度が向上する。
【0030】また、吸引スリットKsは、ラジカル反応
により生成された反応生成物を吸引するので、反応生成
物等によってラジカル反応が阻害されることがなく、し
たがって迅速に加工することができる。また、研磨面の
粗度向上を目的として同一面を複数回研磨加工するよう
な場合、研磨面に反応終了後のガスが再付着し、面に曇
りが生じることがあるが、本ガス供給ノズルでは、供給
反応ガスが反応終了とほぼ同時に吸引されるため、研磨
面が曇るようなことがなく、清浄に保たれる。
【0031】被加工物Hの面加工の場合、加工の進行に
つれて、Y軸移動機構54とX軸移動機構55及び回転
機構56の単独作動、若しくは2以上の同時作動で被加
工物Hをガス供給ノズルに対して移動させる。ガス供給
ノズルを冷却する必要がある場合は、隔壁板5の通路5
cに水等の冷却媒体を流す。
【0032】図のガス供給ノズルの傾斜面4a,4b、
5a,5bの傾斜角度は30度、傾斜面4a,5a、4
b,5bの間隔(隙間)と分散スリットBsは共に0.
5mmとされているが、一例に過ぎず、上記に限られる
ものではない。仕切板6の上のガス入口3a側の噴出側
ガス溜りFの溜り部分Faと、仕切板6の下の噴出スリ
ットFs側の溜り部分Fbの容積はノズルの高さに制約
がある場合(例えば、Fa+Fb=約50mm以下)は
一般にFa≦Fbとされる。
【0033】本ガス供給ノズルは、ラジカル反応式精密
加工装置に限らず、例えば乾燥装置等の他の装置にも使
用することができる。この場合、供給ガスは使用装置に
対応して変更されることは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の係るガス
供給ノズルは、ガス入口から送り込まれたガスを噴出ス
リットから外部に噴出させるガス供給ノズルにおいて、
上記ガス入口と噴出スリットとの間に噴出側ガス溜りが
設けられ、該噴出側ガス溜りには、ガス入口から送り込
まれたガスを上記噴出スリットの長さ方向に分散して噴
出スリット側に流す分散スリットが仕切板によって形成
された構成とされているので、噴出スリットからガスを
その全長にわたって均一に噴出させることができる。
【0035】噴出スリットから噴出されたガスを吸引す
る吸引スリットを、噴出スリットに隣接して形成し、該
吸引スリットに、吸引側ガス溜りを介して吸引口を連絡
した構成とした場合は、ガス供給箇所の滞留を防止し
て、常に新鮮なガスを目的の箇所に供給することができ
る。
【0036】また、噴出側ガス溜りと吸引側ガス溜りを
隔壁板によって区画した場合は、構造が簡単になり、コ
ストの低減が容易になる。更に、隔壁板に冷却媒体の通
路を形成した構成とすると、温度制御が容易になり、常
に一定の温度に保つことができる。
【0037】また、本発明に係るラジカル反応式精密加
工装置は、ワイヤ供給機構からワイヤ電極を送り出して
ワイヤ引取機構に引き取りながら、該ワイヤ電極に電圧
を印加して支持装置に支持された被加工物との間に放電
を発生させるとともに、ワイヤ電極と被加工物間にガス
供給ノズルで反応ガスを供給して該反応ガスを上記放電
によって活性化させ、上記反応ガスでラジカルを生成し
て該ラジカルと被加工物の構成原子又は分子とをラジカ
ル反応させて被加工物を加工するラジカル反応式精密加
工装置において、上記支持装置は、上記ワイヤ電極に対
して被加工物を一方向に直線移動させるY軸移動機構
と、該Y軸移動機構の移動方向と直交する方向に被加工
物をワイヤ電極に対して直線移動させるX軸移動機構
と、上記Y軸移動機構とX軸移動機構による被加工物の
移動平面内において被加工物をワイヤ電極に対して回転
させる回転機構とを備え、上記ガス供給ノズルは、請求
項1ないし4のいずれかに記載のガス供給ノズルとされ
た構成とされているので、ガス供給ノズルの噴出スリッ
トからワイヤ電極と被加工物との間に反応ガスを噴出ス
リットの全長にわたって均一に供給することができ、研
磨等の加工を精度よくかつ能率的に行うことができる。
【0038】Y軸移動機構とX軸移動機構による被加工
物の移動平面に対して垂直にガス供給ノズルを被加工物
に対して相対的に移動させるZ軸移動機構を設けた構成
とすると、被加工物に対するガス供給ノズルの位置を最
適に設定することができ、よりよい加工が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るガス供給ノズルの一実施例を示
すもので、右半分を断面にした正面図である。
【図2】 図1のガス供給ノズルの右半分を断面にした
平面図である。
【図3】 図1の(III−III)部分の断面図である。
【図4】 隔壁板と底板の関係を示す図である。
【図5】 本発明に係るラジカル反応式精密加工装置の
一実施例を示す外観図である。
【符号の説明】
3a ガス入口 3b 吸引口 5 隔壁板 5c 通路 6 仕切板 21 ワイヤ供給機構 22 ワイヤ引取機構 23 支持装置 25 Z軸移動機構 54 Y軸移動部材(Y軸移動機構) 55 X軸移動部材(X軸移動機構) 56 回転部材(回転機構) A ガス供給ノズル H 被加工物 F 噴出側ガス溜り K 吸引側ガス溜り W ワイヤ電極 Fs 噴出スリット Ks 吸引スリット Bs 分散スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 神崎 孝之 (56)参考文献 特開 平5−78894(JP,A) 特開 平7−68226(JP,A) 特開 昭63−120025(JP,A) 特開 平7−263407(JP,A) 実開 平6−79143(JP,U) 特公 平3−19015(JP,B2) 特公 平3−72411(JP,B2) 特公 平4−60767(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23H 7/02 H01L 21/3065

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス入口から送り込まれたガスを噴出ス
    リットから外部に噴出させるガス供給ノズルにおいて、
    上記ガス入口と噴出スリットとの間に噴出側ガス溜りが
    設けられ、該噴出側ガス溜りには、ガス入口から送り込
    まれたガスを上記噴出スリットの長さ方向に分散して噴
    出スリット側に流す分散スリットが仕切板によって形成
    され、上記噴出スリットから噴出されたガスを吸引する吸引ス
    リットが、上記噴出スリットに隣接して形成され、該吸
    引スリットには、吸引側ガス溜りを介して吸引口が連絡
    され、 上記噴出側ガス溜りと上記吸引側ガス溜りが隔壁板によ
    って区画され、 該隔壁板の楔状とされた下端部の傾斜面と、上記噴出側
    および吸引側ガス溜りを形成する箱状の底板の傾斜面と
    の間に、上記噴出スリットと上記吸引スリットとが形成
    されていること を特徴とするガス供給ノズル。
  2. 【請求項2】 隔壁板に冷却媒体の通路が形成されたこ
    とを特徴とする請求項記載のガス供給ノズル。
  3. 【請求項3】 ワイヤ供給機構からワイヤ電極を送り出
    してワイヤ引取機構に引き取りながら、該ワイヤ電極に
    電圧を印加して支持装置に支持された被加工物との間に
    放電を発生させるとともに、ワイヤ電極と被加工物間に
    ガス供給ノズルで反応ガスを供給して該反応ガスを上記
    放電によって活性化させ、上記反応ガスでラジカルを生
    成して該ラジカルと被加工物の構成原子又は分子とをラ
    ジカル反応させて被加工物を加工するラジカル反応式精
    密加工装置において、上記支持装置は、上記ワイヤ電極
    に対して被加工物を一方向に直線移動させるY軸移動機
    構と、該Y軸移動機構の移動方向と直交する方向に被加
    工物をワイヤ電極に対して直線移動させるX軸移動機構
    と、上記Y軸移動機構とX軸移動機構による被加工物の
    移動平面内において被加工物をワイヤ電極に対して回転
    させる回転機構とを備え、上記ガス供給ノズルは、請求
    1または2に記載のガス供給ノズルとされたことを特
    徴とするラジカル反応式精密加工装置。
  4. 【請求項4】 Y軸移動機構とX軸移動機構による被加
    工物の移動平面に対して垂直にガス供給ノズルを被加工
    物に対して相対的に移動させるZ軸移動機構が設けられ
    たことを特徴とする請求項記載のラジカル反応式精密
    加工装置。
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