JP3238364B2 - ロール研削装置 - Google Patents
ロール研削装置Info
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Description
延する圧延機のロール表面を、オンラインで研削するロ
ール研削装置に関する。
とともに表面粗度が悪化し、製品品質に悪影響を及ぼす
ことになるので、ロール表面状態を正常に維持するため
に、オンラインでロール表面の研削を行なうことがあ
る。
の一例として、特開平6−335849号に提案されて
いるロール表面研削装置の要部断面側面図を示してい
る。
れ、この軸受6よって回転可能に軸支された砥石回転軸
4が、駆動モータ3によって回転駆動されると、砥石回
転軸4の先端に取着された回転砥石5が回転される。
移動させる送り手段としては、送りモータ7の回転駆動
によって、ボールねじ機構8を図の右方向へ前進させる
と、同ボールねじ機構8の先端部が、ボデー2の後部を
押圧する。押圧されたボデー2は、下部のスライドベア
リング10がベース9上のレールを摺動し、ボデー2全
体が図の右方向へ前進移動する。このようにして回転砥
石5が回転しながら、ロール1表面へ押し付けられ、ロ
ール1表面が研削加工されるようになっている。
9に固定されたトラバース用モータ13が回転すると、
モータ13軸に取着されたピニオン14が、レール11
の端部に固定されたラック15と噛み合っており、レー
ル11上のスライドベアリング12と、ベース9下部の
レール部が摺動し、ベース9全体がロール1の軸方向へ
移動しながらロール1表面の軸方向を研削加工するよう
になっている。
ロール研削装置においては、回転砥石5をロール1表面
側へ進退移動させるには、ボデー2の送り手段として、
スライドベアリング10がレール上を摺動するようにな
っているので、ロール1表面の研削時には、回転砥石5
による研削力の反力を、レールとスライドベアリング1
0の摺動部で把持する構造になっている。
ボデー2下部の片持支持(ボデー2上部が支持しない)
であるため、研削力が大きい場合や研削速度が早い場合
には、回転砥石5が不安定になり、安定した研削加工が
行えず、ロール1の研削精度が低下するという問題点が
あった。
の反力を本体外周の複数個所で受け止めることにより、
研削力の反力を分散して支持し、回転砥石の研削加工の
安定化を図り、ロール研削装置の研削精度を向上させる
ことを目的としている。
の本発明に係るロール研削装置は、圧延機のロール表面
を研削する回転砥石と、同回転砥石を回転駆動するモー
タと、前記回転砥石を前記ロール表面へ進退させる送り
手段とを備えたロール研削装置であって、前記送り手段
を固定側本体と、同固定側本体の内周側に移動可能に設
けられる移動側本体と、同移動側本体と前記固定側本体
との間の円周上複数箇所において、その一方に設けられ
たレール、及びその他方に設けられ、前記レール面上を
転動する転動体とから構成してなることを特徴とする。
周4個所に設けると共に、同レールを直角くの字断面レ
ールとなし、その直角のレール面上を転動する前記転動
体を前記固定側本体の8個所に設けてなることを特徴と
する。
置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
び図2により説明する。図1は、本発明に係るロール研
削装置の要部断面側面図、図2は、同じく縦断正面図で
ある。
側本体25を内装した筒状の固定側本体、22は固定側
本体長手方向の両端近傍及び円周方向の8箇所に設けら
れた転動体23の支持軸、23は支持軸22に軸支され
た回転自在な円筒状の転動体、24は移動側本体25外
周に固定されて水平面と垂直面との二つの摺動面を有す
る直角くの字断面形状のレールで、円周上の4箇所に均
等配置され、各レール24の二つの摺動面に対向して各
転動体23の外周面が平面接触できるように装着されて
いる。
体21の長手方向に2本一組となって計4組形成された
スリット21a内にそれぞれ2個宛軸支されている。
円筒状の移動側本体で、外周面の4箇所にレール24が
均等配置されている。27は移動側本体25の反ロール
1側に接続され、移動側本体25を進退移動させる移動
部材、28は移動部材27と油圧シリンダ29を連結す
るロッド、29はロッド28を伸縮させる油圧シリンダ
で、この油圧シリンダ29の駆動によって、ロッド28
及び移動部材27を介して移動側本体25を進退移動さ
せる。30は砥石回転軸32を回転駆動する油圧モー
タ、31は油圧モータ30と砥石回転軸32を連結する
連結継手、32は軸受け35,35によって回転可能に
軸支された砥石回転軸で、油圧モータ30の回転駆動に
よって先端部の回転砥石34を回転させるようになって
いる。
34を固定するための砥石取付フランジ、34は砥石取
付フランジ33に固定されロール1の表面を研削加工す
る回転砥石、35は内筒26と砥石回転軸32の間に嵌
装され砥石回転軸32を回転自在に支持する軸受、36
は固定側本体21を支持するフレーム、37は固定側本
体21下部に固着された油圧シリンダ29の支持腕、3
8は支持腕37に遊嵌された油圧シリンダ29の支持軸
である。
せる移動側本体25の外周上に、略L字状のレール24
を配置し、同レール24の摺動面に対向するように転動
体23を設けて、レール24の摺動面を転動体23が回
転接触しながら移動側本体が移動できるようにし、さら
に、回転砥石34からの研削力の反力をレール24と転
動体23の摺動面によって、移動及び固定側本体外周の
複数箇所で支持するように構成したものである。
よれば、圧延機のロール表面が、圧延作業の経過ととも
に表面粗度が悪化すると、回転砥石34を回転させなが
ら移動側本体25をロール1表面側に前進させ、回転砥
石34をロール1表面に押し付けることによって、オン
ラインでロール1表面の研削が行われる。
始動し、連結継手31を介して砥石回転軸32を回転駆
動すると、砥石回転軸32先端の砥石取付フランジ33
に固定された回転砥石34を回転させる。
1の右方向)へ前進移動させるために、油圧シリンダ2
9を起動し、ロッド28を縮み動作させると、移動部材
27を介して移動側本体25が図1の右方向へ送り移動
される。
25の外周上に配置されたレール24と、このレール2
4の二つの摺動面に対向するように装着された固定側本
体21の転動体23が回転しながら摺動するので、移動
抵抗が少なくスムーズに前進移動させることができる。
ら移動側本体25が前進し、ロール1表面に接触する
と、回転砥石34の回転に伴って、予め設定された研削
量の研削加工が行われる。そして、図示しないトラバー
ス手段(図3のレール11,スライドベアリング12,
モータ13,ピニオン14,ラック15等参照)によっ
て、ロール1の軸方向に移動し、ロール1の円周方向及
び、軸方向の研削加工が行われる。
らの研削力の反力が発生するが、この反力を、移動側本
体25の外周4箇所に設けられたレール24と、このレ
ール24の各摺動面に対向して配置された8個の転動体
23によって、円周上の8個所で反力を分散して支持す
ると共に、レール24と転動体23の摺動面が平面で接
触するので、回転砥石34による研削加工を安定して行
なうことができる。
の上下ワークロールの一方又は両方等、任意のロールに
設置できるものである。
駆動に限定されることなく、電動モータ等の回転駆動モ
ータでも同様の効果が得られるものである。
ル表面を研削する回転砥石と、同回転砥石を回転駆動す
るモータと、前記回転砥石を前記ロール表面へ進退させ
る送り手段とを備えたロール研削装置であって、前記送
り手段を固定側本体と、同固定側本体の内周側に移動可
能に設けられる移動側本体と、同移動側本体と前記固定
側本体との間の円周上複数箇所において、その一方に設
けられたレール、及びその他方に設けられ、前記レール
面上を転動する転動体とから構成してなるので、回転砥
石からの研削力の反力を、本体外周上の複数個所に配置
されたレールと転動体の摺動面で平面接触して受け止め
ることにより、研削力の反力を分散して支持でき、回転
砥石によるロール表面の研削加工の安定化が図れると共
に、研削加工の安定化によって、ロール研削装置の研削
精度が向上し、研削力、研削速度を上げることが可能と
なってオンラインでのロール研削効率を上げることがで
きる。
前記移動側本体の外周4個所に設けると共に、同レール
を直角くの字断面レールとなし、その直角のレール面上
を転動する前記転動体を前記固定側本体の8個所に設け
てなるので、円周上の8個所で研削力の反力を効果的に
分散して支持することができ、請求項1の発明と同様の
効果がより確実に得られる。
断面側面図である。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧延機のロール表面を研削する回転砥石
と、同回転砥石を回転駆動するモータと、前記回転砥石
を前記ロール表面へ進退させる送り手段とを備えたロー
ル研削装置であって、 前記送り手段を固定側本体と、同固定側本体の内周側に
移動可能に設けられる移動側本体と、同移動側本体と前
記固定側本体との間の円周上複数箇所において、その一
方に設けられたレール、及びその他方に設けられ、前記
レール面上を転動する転動体とから構成してなることを
特徴とするロール研削装置。 - 【請求項2】 前記レール上を前記移動側本体の外周4
個所に設けると共に、同レールを直角くの字断面レール
となし、その直角のレール面上を転動する前記転動体を
前記固定側本体の8個所に設けてなることを特徴とする
請求項1記載のロール研削装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35913797A JP3238364B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | ロール研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35913797A JP3238364B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | ロール研削装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11188411A JPH11188411A (ja) | 1999-07-13 |
JP3238364B2 true JP3238364B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=18462938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35913797A Expired - Fee Related JP3238364B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | ロール研削装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3238364B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200494504Y1 (ko) * | 2020-11-16 | 2021-10-28 | (주)하나금속 | 롤 압연기 |
-
1997
- 1997-12-26 JP JP35913797A patent/JP3238364B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200494504Y1 (ko) * | 2020-11-16 | 2021-10-28 | (주)하나금속 | 롤 압연기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11188411A (ja) | 1999-07-13 |
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