JP3237405B2 - 移動通信装置の起動方法,移動通信装置及び固定通信装置 - Google Patents

移動通信装置の起動方法,移動通信装置及び固定通信装置

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JP3237405B2 JP16819694A JP16819694A JP3237405B2 JP 3237405 B2 JP3237405 B2 JP 3237405B2 JP 16819694 A JP16819694 A JP 16819694A JP 16819694 A JP16819694 A JP 16819694A JP 3237405 B2 JP3237405 B2 JP 3237405B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地上に設置された固定
通信装置との間で所定の通信を行なう移動通信装置を、
該移動通信装置が固定通信装置との通信可能領域に入っ
たときに自動で起動させる、移動通信装置の起動方法、
及びこの起動方法を実現する通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯用或は車載用の移動通信
装置の一つとして、電力消費量を低減するために、地上
に設置された固定通信装置(以下、地上局ともいう。)
から所定の信号を受信したときに、当該装置が固定局と
の通信可能領域に入ったと判断して、通信回路等の内部
回路を自動で起動するようにした、所謂ウェイクアップ
機能を有するものが知られている。
【0003】そして、この種の移動通信装置は、固定局
からの送信信号に基づき当該装置が通信可能エリアに入
ったことを判断するために、通信用アンテナからの受信
信号を検波・増幅し、その増幅後の受信信号が所定レベ
ル以上になったか否かを判断するようにされている。
【0004】つまり、従来では、移動通信装置側で、固
定局からの送信信号を受信し、その受信レベルが所定レ
ベル以上になったときに、固定局との通信可能エリアに
入ったと判断して、内部回路を起動させているのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな起動方法では、受信レベル判定用の比較器1個で実
現できるため、回路構成を簡素化してその消費電力を低
く抑えることはできるものの、アンテナ,或はアンテナ
から比較器に至る受信信号の入力経路に、外部からのノ
イズが入ると、このノイズによって、比較器が、所定レ
ベル以上の受信信号が入力されたと誤判定してしまい、
通信用の内部回路を不必要に起動させてしまうといった
問題があった。
【0006】つまり、従来の起動方法では、受信レベル
判定用の回路を簡素化して、この回路による電力消費を
低減することはできても、ノイズによって生じる内部回
路の誤起動により、移動通信装置全体の消費電力を充分
低減することができないのである。
【0007】そして、こうした内部回路の誤起動は、自
動車のようにノイズの多い環境で使用される移動通信装
置において生じ易くなるため、自動車に搭載される移動
通信装置において、こうした従来の起動方法を適用して
も、良好なウェイクアップ機能を実現することはできな
かった。
【0008】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、移動通信装置が固定通信装置との通信可能領域に
入ったときに移動通信装置を自動で起動させるウェイク
アップ機能を実現するに当たって、移動通信装置側で、
ノイズの影響を受けることなく通信可能領域への進入を
正確に検出して、通信回路等の内部回路を効率良く起動
させることができるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、地上に設置され
た固定通信装置との間で通信を行なう移動通信装置を、
該移動通信装置が固定通信装置との通信可能領域に入っ
たときに起動させる移動通信装置の起動方法であって、
固定通信装置側から、起動用信号を所定時間間隔で周期
的に送信し、移動通信装置側では、アンテナにより受信
された受信信号を検波・増幅し、その検波・増幅後の信
号と所定のレベル判定用の基準値とを大小比較して受信
信号のレベルに対応したパルス幅のパルス信号を生成
し、更にこのパルス信号を一定パルス幅の起動判定用の
パルス信号に変換してこのパルス信号を積分し、その積
分値が所定の起動判定用の基準値以上になったときに、
当該移動通信装置が固定通信装置との通信可能領域に入
ったと判断して内部回路を起動させることを特徴とする
移動通信装置の起動方法を要旨としている。
【0010】また次に請求項2に記載の発明は、通信用
のアンテナと、該アンテナを介して移動通信装置との間
で所定の通信を行なう通信手段と、を備えた固定通信装
置において、上記通信手段に、上記アンテナを介して所
定時間間隔で起動用信号を送信する起動用信号送信手段
を設けたことを特徴とする固定通信装置を要旨としてい
る。
【0011】また請求項3に記載の発明は、通信用のア
ンテナと、該アンテナを介して請求項2に記載の固定通
信装置との間で所定の通信を行なう通信手段と、上記固
定通信装置から送信される起動用信号に基づき当該装置
が上記固定通信装置との通信可能領域に入ったことを判
定して通信手段を起動させる起動手段と、を備えた移動
通信装置であって、上記起動手段が、上記アンテナから
の受信信号を検波・増幅する信号処理手段と、該信号処
理手段にて検波・増幅された受信信号と所定のレベル判
定用の基準値とを大小比較して受信信号のレベルに対応
したパルス幅のパルス信号を生成するレベル判定手段
と、該レベル判定手段にて生成されたパルス信号を、一
定パルス幅の起動判定用のパルス信号に変換する判定パ
ルス生成手段と、該判定パルス生成手段から出力される
パルス信号を積分する積分手段と、該積分手段による積
分値と所定の起動判定用の基準値とを比較し、該積分値
が起動判定用の基準値以上となったときに、当該装置が
上記固定通信装置との通信可能領域に入ったと判断して
上記通信手段を起動させる起動判定手段と、を備えたこ
とを特徴とする移動通信装置を要旨としている。
【0012】また更に、請求項4に記載の発明は、請求
項3に記載の移動通信装置において、当該装置は車両に
搭載されており、上記通信手段は、起動後、最初に上記
アンテナを介して自己の識別コードを固定通信装置に送
信し、その後、固定通信装置からの送信信号に従い所定
の処理を行なうことを特徴としている。
【0013】また、請求項5に記載の発明は、請求項2
に記載の固定通信装置において、当該装置は車両の走行
路に設置されており、上記通信手段は、該走行路を通る
車両に搭載された請求項4に記載の移動通信装置からの
識別コードを受信すると、該移動通信装置に対して所定
の指令信号を送信することを特徴としている。
【0014】
【作用及び発明の効果】以上のように、請求項1に記載
の移動通信装置の起動方法によれば、固定通信装置側か
ら、移動通信装置を起動させるための起動用信号を所定
時間間隔で周期的に送信させる。
【0015】一方、移動通信装置側では、まず、アンテ
ナにより受信された受信信号を検波・増幅して、その検
波・増幅後の信号と所定のレベル判定用の基準値とを大
小比較することにより、受信信号がこの基準値で決定さ
れる所定レベル以上となったか否かを判定し、その判定
結果に応じて、受信信号のレベルに対応したパルス幅の
パルス信号を生成する。
【0016】ところで、このようなレベル判定では、移
動通信装置が固定通信装置側からの起動用信号を受信
し、その受信レベルが所定のレベル以上であるときにパ
ルス信号を生成できるが、受信信号に外部からのノイズ
が重畳され、そのノイズレベルが大きいときにもパルス
信号が生成されることになる。従って、こうしたレベル
判定だけでは、移動通信装置の固定通信装置への接近を
正確に判定することはできない。
【0017】そこで本発明では、上記レベル判定によっ
て生成されたパルス信号を、更に、一定パルス幅の起動
判定用のパルス信号に変換して、このパルス信号を積分
し、その積分値が所定の起動判定用の基準値以上になっ
たときに、当該移動通信装置が固定通信装置との通信可
能領域に入ったと判断して、内部回路を起動させる。
【0018】つまり、ノイズは、固定通信装置から送信
される起動用信号のように所定時間毎に周期的に変化す
るようなことはなく、そのレベルがいくら大きくても、
上記レベル判定によってパルス信号が周期的に繰返し生
成されることはないため、本発明では、上記レベル判定
によって生成されたパルス信号を一定パルス幅のパルス
信号に変換して、そのパルス信号を積分することによ
り、上記レベル判定によってパルス信号が所定周期で所
定個数以上繰返し生成された場合(換言すれば移動通信
装置が固定通信装置側からの起動用信号を受信している
場合)にだけ、所定レベル以上となる積分値を生成し、
この積分値が起動判定用の基準値以上となったときに、
初めて、当該移動通信装置が固定通信装置との通信可能
領域に入ったと判断して、当該移動通信装置の内部回路
を起動させるようにしているのである。
【0019】従って、本発明方法によれば、移動通信装
置を、該装置が固定通信装置に接近して、固定通信装置
との通信可能領域に入った場合にだけ、確実に起動させ
ることができるようになり、外部ノイズによって移動通
信装置が誤って起動されるのを防止することができる。
このため、本発明方法によれば、移動通信装置の消費電
力を極めて良好に低減することができ、また移動通信装
置を外部ノイズの多い自動車等に搭載しても、消費電力
の低減効果を得ることができる。
【0020】次に、請求項2に記載の固定通信装置にお
いては、アンテナを介して移動通信装置との間で所定の
通信を行なう通信手段に、起動用信号送信手段が設けら
れており、この起動用信号送信手段が、アンテナを介し
て所定時間間隔で起動用信号を送信する。
【0021】一方、請求項3に記載の移動通信装置にお
いては、通信用のアンテナと、このアンテナを介して請
求項2に記載の固定通信装置との間で所定の通信を行な
う通信手段と、固定通信装置から送信される起動用信号
に基づき当該装置が固定通信装置との通信可能領域に入
ったことを判定して通信手段を起動させる起動手段とが
備えられている。
【0022】そして、起動手段においては、まず信号処
理手段が、アンテナからの受信信号を検波・増幅し、次
にレベル判定手段が、その検波・増幅された受信信号と
所定のレベル判定用の基準値とを大小比較して、受信信
号のレベルに対応したパルス幅のパルス信号を生成し、
また次に判定パルス生成手段が、レベル判定手段にて生
成されたパルス信号を、一定パルス幅の起動判定用のパ
ルス信号に変換し、更に積分手段が、この判定パルス生
成手段から出力されるパルス信号を積分し、最後に起動
判定手段が、この積分手段による積分値と所定の起動判
定用の基準値とを比較して、積分値が起動判定用の基準
値以上となったときに、当該装置が固定通信装置との通
信可能領域に入ったと判断して、通信手段を起動させ
る。
【0023】従って、請求項1に記載の移動通信装置の
起動方法は、請求項2に記載の固定通信装置と請求項3
に記載の移動通信装置とによって実現できるようにな
り、これら各通信装置によれば、移動通信装置を、ノイ
ズの影響を受けることなく、移動通信装置が固定通信装
置との通信可能領域に入ったときにだけ、正確に起動さ
せることができるようになる。
【0024】また次に請求項4に記載の移動通信装置
は、車両に搭載された車載用の通信装置であり、通信手
段は、起動手段により起動されると、まず最初に、アン
テナを介して自己の識別コードを固定通信装置に送信
し、その後、固定通信装置からの送信信号に従い所定の
処理を行なう。つまり、本発明の移動通信装置は、固定
通信装置に接近したときに、自己の識別コードを固定通
信装置に送信して、自己の接近を固定通信装置に報知
し、その後固定通信装置から送信されてくる指令に従い
動作する応答機として機能する。
【0025】一方、請求項5に記載の固定通信装置は、
車両の走行路に設置されており、通信手段は、走行路を
通る車両に搭載された移動通信装置からの識別コードを
受信すると、該移動通信装置に対して所定の指令信号を
送信する。つまり、本発明の固定通信装置は、車両に搭
載された移動通信装置に対する監視或は指令装置として
機能する。
【0026】従って、請求項4及び請求項5に夫々記載
の移動通信装置及び固定通信装置によれば、例えば、工
場や配送施設等における自律走行車両を用いた搬送シス
テム、有料道路や有料駐車場への自動車の出入りを監視
して各自動車毎に走行料金,駐車料金等の課金を行なう
課金システム等に適用することができる。
【0027】そして、このようなシステムにおいても、
車両に搭載された移動通信装置を、ノイズの影響を受け
ることなく、車両が固定通信装置に接近したときにだけ
確実に起動させることができるため、移動通信装置の消
費電力を必要最小限に抑えることができる。
【0028】また、移動通信装置は、固定通信装置に接
近したときにだけ起動して識別コードを送信するため、
車両が固定通信装置から遠いにもかかわらず識別コード
を送信してしまい、この送信により他の装置を誤動作さ
せてしまうといったことも防止できる。
【0029】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図2は、本発明が適用された実施例の有料道
路課金システムの概略構成図、図3はその有料道路課金
システムを構成する固定通信装置としての地上局及びこ
の地上局に接近した際に地上局と通信を行なうの移動通
信装置としての応答機の構成を表わすブロック図であ
る。
【0030】図2に示す如く、本実施例の有料道路課金
システムは、有料道路の出・入口に設置された地上局側
のアンテナから、自動車に搭載された応答機を起動する
ための起動用信号として、10個のパイロット信号を定
期的に送信することにより、自動車が地上局との通信が
可能な通信エリア内に入ったときに応答機を自動で起動
させ、起動後は、地上局側からの指令によって、例え
ば、自動車が有料道路に入るときには、そのインターチ
ェンジの名称等を応答機側に格納させ、自動車が有料道
路から出るときには、応答機から有料道路に入ったとき
のインターチェンジの名称等を送信させるといった、走
行料金演算等の課金に必要な所定の通信を行なうもので
ある。
【0031】そして、こうした通信を行なうために、地
上局側には、図3(a)に示す如く、通信用のアンテナ
2と、このアンテナ2を介して自動車に搭載された応答
機との間でデータ通信を行なうためのデータ送・受信部
4と、このデータ送・受信部4を制御して、走行料金課
金のための所定のデータを送受信させる通信制御部6と
が備えられ、更に、この通信制御部6には、応答機との
通信により得られたデータに基づき、請求書の発行等を
行なうための課金装置8が接続されている。
【0032】一方、自動車に搭載された応答機側には、
図3(b)に示す如く、通信用のアンテナ10と、車載
バッテリを電源として一定の電源電圧VCCを生成する電
源部12と、この電源部12から電源スイッチ14を介
して電源供給を受けることにより動作し、アンテナ10
を介して地上局との間でデータ通信を行なうデータ送・
受信部16と、同じく電源部12から電源スイッチ14
を介して電源供給を受けることにより動作し、データ送
・受信部16を制御して所定のデータを送受信させる通
信制御部18と、電源部12から直接電源供給を受ける
ことにより常時動作し、アンテナ10からの受信信号に
基づき自動車(つまり応答機)が地上局とのデータ通信
が可能な通信エリア内に入ったか否かを判断して、通信
エリア内に入ったときに電源スイッチ14をオンして、
データ送・受信部16及び通信制御部18を起動させる
起動手段としての起動判別部20とが備えられている。
【0033】ここで、地上局及び応答機に設けられた通
信制御部6,18は、夫々、CPU,ROM,RAM等
からなる1チップのマイクロコンピュータにより構成さ
れており、地上局側の通信制御部6は、応答機との間の
データ通信を行なうだけでなく、所定時間(本実施例で
は10msec.)毎に、一定時間(本実施例では1mse
c.)の間、10kHz(1周期:0.1msec.)のパル
ス信号をデータ送・受信部4に出力することにより、デ
ータ送・受信部4から、アンテナ2を介して、このパル
ス信号に対応した送信信号を送信させる。つまり、地上
局側のアンテナ2からは、通信制御部6の制御動作によ
って、10msec.毎に、1msec.間、0.05msec.の
間隔で合計10回送信電波が放射されるのである。
【0034】なお、この送信電波は、応答機の内部回路
(つまりデータ送・受信部16及び通信制御部18)を
起動させるためのパイロット信号(つまり起動用信号)
であり、本実施例では地上局側の通信制御部6が起動用
信号送信手段として動作する。また、地上局と応答機と
の間では、データ通信のための信号も送受信されるが、
この信号は、100kHzの送信クロックに同期して生
成されるシリアルデータにより変調されるため、パイロ
ット信号に比べて高速に変化する。
【0035】一方、応答機側では、起動判別部20が、
地上局側から上記のように送信されてくるパイロット信
号を受信して、当該応答機が地上局との通信が可能な通
信エリアに入ったと判断したときに、電源スイッチ14
をオンして、通信制御部18及びデータ送・受信部16
に電源電圧VCCを供給して、その動作を開始させる。
【0036】以下、このように応答機側で電源スイッチ
14をオン・オフして、通信制御部18及びデータ送・
受信部16の起動及び動作停止を制御する起動判別部2
0の構成を、図1に基づき説明する。図1に示す如く、
起動判別部20は、アンテナ10からの受信信号を検波
する検波部22と、検波部22による検波後の受信信号
を増幅する増幅部24と、増幅部24にて増幅された受
信信号とレベル判定用の基準電圧VTH1 とを比較して、
受信信号が基準電圧VTH1 以上となったときにハイレベ
ルの信号を出力するレベル判定部26と、レベル判定部
26から出力されるパルス信号の立ち上がり後、一定時
間だけハイレベルの信号(つまりパルス幅一定のパルス
信号)を発生する判定パルス生成部28と、この判定パ
ルス生成部28から出力されるパルス幅一定のパルス信
号を積分する積分部30と、この積分部30によるパル
ス信号の積分値と起動判定用の基準電圧VTH2 とを比較
し、積分値が基準電圧VTH2 以上になったときに、当該
応答機が地上局との通信が可能な通信エリア内に入った
と判断して、電源スイッチ14をオンするためのハイレ
ベルの駆動信号を発生する起動判定部32と、この起動
判定部32からの駆動信号を受けて上記電源スイッチ1
4を駆動すると共に、この駆動信号の立ち下がり後も電
源スイッチ14の駆動を所定期間継続させる出力部34
と、から構成されている。
【0037】ここで、まず増幅部24は、図1に示すオ
ペアンプOP1からなる反転増幅回路を3段縦続するこ
とにより構成されている。そして各反転増幅回路は、オ
ペアンプOP1の反転入力端子に受信信号を入力するコ
ンデンサC1及び抵抗器R1と、オペアンプOP1の非
反転入力端子に電源電圧VCCを分圧した所定電圧を印加
する分圧抵抗器R4a,R4bと、オペアンプOP1の
出力端子に接続された出力抵抗器R3と、この抵抗器R
3の出力端とオペアンプOP1の反転入力端子を夫々接
続する帰還用の抵抗器R2及びコンデンサC2とによ
り、検波部22より入力される検波後の受信信号の内、
パイロット信号に対応した所定周波数帯(本実施例では
10kHz付近)の高周波信号を反転増幅して出力する
増幅回路として構成されている。
【0038】次に、増幅部24にて3段の反転増幅回路
により増幅された受信信号のレベル判定を行なうレベル
判定部26は、オペアンプOP2と、このオペアンプO
P2の反転入力端子に、電源電圧VCCを分圧した基準電
圧VTH1 を印加する分圧抵抗器R5,R6とにより構成
されたコンパレータからなっており、オペアンプOP2
の非反転入力端子に増幅部24から出力される受信信号
を受けて、この受信信号が基準電圧VTH1 以上であると
きハイレベル、受信信号が基準電圧VTH1 より小さいと
きにローレベルとなるパルス信号を出力する。
【0039】また次に、判定パルス生成部28は、オペ
アンプOP3と、このオペアンプOP3の非反転及び反
転入力端子に夫々レベル判定部26からの出力パルスを
入力する入力抵抗器R7,R9と、オペアンプOP3の
非反転入力端子を接地する接地抵抗器R8と、オペアン
プOP3の反転入力端子に電源電圧VCCを印加する抵抗
器R10と、一端がオペアンプOP3の反転入力端子に
接続され他端が接地されたコンデンサC3とから構成さ
れている。
【0040】この判定パルス生成部28では、レベル判
定部26からの出力が安定している場合には、オペアン
プOP3の各入力端子は同レベルとなり、オペアンプO
P3から信号は出力されない。ところが、レベル判定部
26からの出力がローからハイレベルに変化すると(つ
まりパルス信号の立ち上がり時には)、コンデンサC3
を介して接地されたオペアンプOP3の反転入力端子の
レベルが、コンデンサC3の充電に要する時間分だけ、
非反転入力端子のレベルに対して一時的に低くなるた
め、オペアンプOP3の出力は、そのレベル差により一
定時間だけハイレベルとなる。一方、レベル判定部26
からの出力がハイからローレベルに変化すると(つまり
パルス信号の立ち下がり時には)、コンデンサC3を介
して接地されたオペアンプOP3の反転入力端子のレベ
ルが、非反転入力端子のレベルに対して一時的に高くな
るものの、オペアンプOP3からの出力はローレベルの
まま変化せず、オペアンプOP3から信号が出力される
ことはない。
【0041】従って、この判定パルス生成部28から
は、レベル判定部26からの出力パルスの立ち上がり
後、一定時間だけハイレベルの信号(パルス信号)が出
力されることになる。なお、このパルス信号の出力時間
(つまりパルス幅)は、抵抗器R9の抵抗値とコンデン
サC3の容量にて決定される時定数により決定され、常
に一定となる。
【0042】また次に、この判定パルス生成部28から
のパルス信号を受ける積分部30は、一端が判定パルス
生成部28の出力端子に接続された抵抗器R11と、こ
の抵抗器R11の他端にアノードが接続されて、判定パ
ルス生成部28側への電流の逆流を防止するダイオード
D1と、このダイオードD1のカソードに接続された接
地抵抗器R12と、この接地抵抗器R12に並列に接続
された充電用のコンデンサC4とから構成されている。
【0043】この積分部30においては、判定パルス生
成部28からハイレベルの信号(パルス信号)が出力さ
れると、この信号により、抵抗器R11を介してコンデ
ンサC4が充電され、その後、判定パルス生成部28か
らの出力がローレベルとなると、コンデンサC4に充電
された電荷が抵抗器R12を介して放電されるが、本実
施例では、抵抗器R12の抵抗値は抵抗器R11の抵抗
値に対して、数十倍(例えば、抵抗器R11が30kΩ
であるのに対して、抵抗器R12が1MΩ)に設定され
ているため、パルス信号の立ち上がりによりコンデンサ
C4が速やかに充電され、パルス信号が立ち下がると、
その後除々に放電されることになる。従って、判定パル
ス生成部28から繰返しパルス信号が入力される場合に
は、コンデンサC4の端子電圧がそのパルス信号の入力
の度に上昇して行くことになる。
【0044】次に、起動判定部32は、オペアンプOP
4と、このオペアンプOP4の反転入力端子に、電源電
圧VCCを分圧した基準電圧VTH2 を印加する分圧抵抗器
R13,R14とにより、コンパレータとして構成され
ており、オペアンプOP4の非反転入力端子に、積分部
30からの出力電圧(つまりコンデンサC4の端子電
圧)を受けて、この電圧(換言すれば積分値)と基準電
圧VTH2 との大小判定を行なう。従って、起動判定部3
2からは、積分部30からの出力電圧が基準電圧VTH2
以上となったときにハイレベルの信号が出力されること
になる。
【0045】次に、このように起動判定部32からの出
力信号を受ける出力部34は、起動判定部32の出力端
子にアノードが接続された電流の逆流防止用のダイオー
ドD2と、このダイオードD2のカソードと接地ライン
との間に設けられたコンデンサC5とから構成されてお
り、コンデンサC5の端子電圧を、電源スイッチ14の
駆動用の駆動信号VWUとして出力する。
【0046】つまり、この出力部34においては、起動
判定部32のオペアンプOP4からの出力信号がハイレ
ベルとなると、これを電源スイッチ14の駆動用の駆動
信号VWUとして出力すると共に、この信号によりコンデ
ンサC5を充電して、オペアンプOP4の出力がローレ
ベルになった後も、暫くの間駆動信号VWUを出力し続け
るようにされている。
【0047】以上のように構成された本実施例の起動判
別部20においては、自動車が有料道路の出・入口に接
近して、地上局との通信が可能な通信エリアに入り、ア
ンテナ10にて、地上局から定期的に送信されるパイロ
ット信号が受信されると、検波部22にて、その受信信
号が検波され、増幅部24からその検波後の受信信号が
3段階に反転増幅されるため、図4に示す如く、増幅部
24からは、地上局からのパイロット信号の出力に応じ
て、繰返し(本実施例では1msec.間に10回)変化す
る信号が出力されることになる。
【0048】そして、レベル判定部26では、この信号
が基準電圧VTH1 以上となったときにハイレベルとなる
パルス信号が出力され、更に判定パルス生成部28から
は、このパルス信号の立ち上がり後、一定時間ハイレベ
ルとなるパルス幅一定のパルス信号が出力されるため、
積分部30のコンデンサC4の端子電圧は、このパルス
信号の入力数に応じて階段状に増加することになる。
【0049】一方、本実施例では、起動判定部32の基
準電圧VTH2 が、積分部30にパイロット信号所定個
(図では5個)分のパルス信号が入力されたときの積分
部30の出力電圧に略対応するように設定されており、
図4に示す如く、判定パルス生成部28から積分部30
に、パルス幅一定のパルス信号が、地上局からのパイロ
ット信号の送信周期に同期して、連続5個入力された時
点で、起動判定部32にてその旨が判定されて、起動判
定部32の出力がハイレベルとなる。この結果、出力部
34から、駆動信号VWUが出力されて、電源スイッチ1
4がオン状態となり、データ送・受信部16及び通信制
御部18が起動されることになる。
【0050】また、パイロット信号は地上局から定期的
に送信されるものであり、その送信個数が10個となっ
た時点で、次の送信タイミングまでの約9msec.間は送
信されてこないため、その後、積分部30のコンデンサ
C4に蓄積された電荷は抵抗器R12を介して放電さ
れ、積分部30からの出力電圧は基準電圧VTH2 を下回
って、起動判定部32からの出力信号はハイレベルから
ローレベルに反転するが、出力部34には、コンデンサ
C5が設けられているため、コンデンサC5には、起動
判定部32からの出力信号がハイレベルであるときに電
荷が蓄積され、起動判定部32からの出力信号がハイレ
ベルからローレベルに反転しても、その後、暫くの間
は、コンデンサC5に蓄積された電荷によって駆動信号
VWUを出力し続ける。
【0051】なお、コンデンサC5の容量は、当該起動
判別部20において、10個のパイロット信号を全て受
信できた場合に、最初のパイロット信号の受信タイミン
グから100msec.間、電源スイッチ14のオン状態を
継続できるように設定されている。
【0052】従って、当該起動判別部20においては、
地上局からのパイロット信号の出力停止によって、起動
判別部20からの出力信号がハイレベルからローレベル
に反転しても、その後地上局から次にパイロット信号が
出力されるまでの約9msec.間に、自動車が地上局との
通信が可能な通信エリアから脱出しなければ、再び、起
動判定部32からの出力信号がハイレベルとなって、コ
ンデンサC5に電荷が充電されることになり、結局、当
該起動判別部20は、地上局との通信が可能な通信エリ
アに入ると、その後、通信エリアから抜け出すまでは、
駆動信号VWUを出力し続け、電源スイッチ14をオンし
て、データ送・受信部16及び通信制御部18の動作を
継続させることになる。
【0053】そして、自動車が通信エリアから抜け出
し、コンデンサC5に蓄積された電荷の放電に要する時
間が経過した後、電源スイッチ14がオンされ、データ
送・受信部16及び通信制御部18の動作が停止するこ
とになる。なお、このように起動判別部20の動作によ
って、データ送・受信部16及び通信制御部18が起動
されると、通信制御部18は、自己の識別コードを、デ
ータ送・受信部16からアンテナ10を介して地上局側
に送信させ、その後、地上局側から送信されてくる指
令、例えば、地上局が設置された有料道路の出・入口の
名称等を表わす地上局側の識別コードの格納指令や、そ
の格納した識別コードの地上局側への送信指令等に応じ
て、所定の処理を実行する。
【0054】一方、アンテナ10や、アンテナ10から
起動判別部20への受信信号の入力経路に、外部ノイズ
が入力された場合には、検波部22にてそのノイズが受
信信号として検波され、その検波されたノイズが増幅部
24にて増幅される。そして、このノイズは、地上局か
らのパイロット信号を受信した受信信号に比べて大きい
ため、従来のように、この増幅後の信号レベルを判定す
るだけでは、通信エリアへの進入を誤判定してしまう。
しかし本実施例では、上記のように、レベル判定後のパ
ルス信号を判定パルス生成部28にて一定パルス幅のパ
ルス信号に変換して、積分部30及び起動判定部32の
動作によって、そのパルス信号が所定個連続して生成さ
れたときに、通信エリアへの進入を判定するようにされ
ているため、こうしたノイズによる誤判定を防止でき
る。
【0055】つまり、検波部22にて、ノイズが受信信
号として検波された場合、ノイズはパイロット信号のレ
ベルに比べて大きいことから、図5に示す如く、増幅部
24内の各増幅回路は飽和してしまい、増幅部24から
は正・負に大きく変化する信号が出力されることにな
る。そして、レベル判定部26では、その信号と基準電
圧VTH1 とを大小比較してパルス信号を発生するため、
通常のパイロット信号受信時よりパルス幅の広いパルス
信号が2個生成される。しかし、本実施例では、判定パ
ルス生成部28において、この生成されたパルス信号の
立ち上がり後一定時間だけハイレベルとなるパルス幅一
定のパルス信号を生成し、積分部30にて、このパルス
幅一定のパルス信号を、積分部30において積分するよ
うにされているため、積分部30から起動判定部32へ
の入力信号レベルは、増幅部24からの出力信号レベル
がいくら大きくても、基準電圧VTH2 を越えるようなこ
とはない。この結果、起動判定部32からの出力は、ノ
イズによってハイレベルとなることはなく、出力部34
から駆動信号が出力されて、データ送・受信部16及び
通信制御部18がノイズにより不必要に起動されるのを
防止できるようになるのである。
【0056】従って、本実施例によれば、応答機側の起
動判別部20において、自動車、換言すれば応答機が、
地上局との通信が可能な通信エリアに入ったことを、ノ
イズに影響されることなく正確に判定して、データ送・
受信部16及び通信制御部18を起動させることができ
るようになり、応答機側での消費電力を極めて良好に低
減することができる。
【0057】また本実施例では、応答機側の通信制御部
18が、起動後、地上局に対して自己の識別コードを送
信することにより、応答機を搭載した自動車が接近した
旨を地上局側に知らせるようにされているため、例え
ば、ノイズによる誤判定により通信制御部18を誤って
起動すると、アンテナ10から当該応答機の識別コード
が送信されて、この識別コードの誤送信により他の通信
装置を誤作動させてしまうことも考えられるが、本実施
例では、ノイズによって通信制御部18が誤って起動さ
れることはないので、識別コードを不必要に送信してし
まうのを防止することもでき、この送信により他の通信
装置を誤動作させてしまうを防止できる。
【0058】また更に、本実施例では、パイロット信号
の送信速度を、通常のデータ通信時の通信速度(100
kHz)より低い10kHzに設定しているため、起動
判別部20において、起動判別部20の内部回路を、通
常のデータ通信に使用する回路に比べて、スルーレート
の遅い、換言すれば応答性の低いオペアンプ等を用いて
構成することができ、起動判別部20を比較的安価に実
現することができると共に、起動判別部全体の消費電力
を低く抑えることもできる。また、起動判別部20は、
オペアンプ、コンパレータ、ダイオード等で構成してい
るので、1チップ化することも容易であり、応答機の小
型・軽量化を図ることもできる。
【0059】なお、本実施例では、本発明を、有料道路
の課金システムに適用した場合について説明したが、本
発明は、地上に設置された固定通信装置と、自動車等の
移動体に搭載されるか使用者により持ち運びされる移動
通信装置との通信を行なうシステムであれば、どのよう
な通信システムであっても適用できるのはいうまでもな
い。例えば、本発明は、工場等において無人搬送車を通
信により制御する通信システムであっても、或は、携帯
型の電話機と地上に固定された電話回線網とを接続する
通信システムであっても、適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の応答機における起動判別部の構成を表
わす電気回路図である。
【図2】実施例の有料道路課金システムの概略構成を説
明する説明図である。
【図3】実施例の有料道路課金システムの地上局及び応
答機の構成を表わすブロック図である。
【図4】実施例の起動判別部において地上局からのパイ
ロット信号を受信した際の動作を説明するタイムチャー
トである。
【図5】実施例の起動判別部において外部からのノイズ
が入力された場合の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
2…アンテナ(地上局側) 4…データ送・受信
部(地上局側) 6…通信制御部(地上局側:起動用信号送信手段) 10…アンテナ(応答機側) 12…電源部(応答
機側) 14…電源スイッチ(応答機側) 16…データ送・受
信部(応答機側) 18…通信制御部(応答機側) 20…起動判別部
(応答機側:起動手段) 22…検波部,24…増幅部(信号処理手段) 26…レベル判定部(レベル判定手段) 28…判定パルス生成部(判定パルス生成手段) 30…積分部(積分手段) 32…起動判定部(起動
判定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 15/00 351 G01S 13/74 H04B 1/16 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上に設置された固定通信装置との間で
    通信を行なう移動通信装置を、該移動通信装置が固定通
    信装置との通信可能領域に入ったときに起動させる移動
    通信装置の起動方法であって、 固定通信装置側から、起動用信号を所定時間間隔で周期
    的に送信し、 移動通信装置側では、アンテナにより受信された受信信
    号を検波・増幅し、その検波・増幅後の信号と所定のレ
    ベル判定用の基準値とを大小比較して受信信号のレベル
    に対応したパルス幅のパルス信号を生成し、更にこのパ
    ルス信号を一定パルス幅の起動判定用のパルス信号に変
    換してこのパルス信号を積分し、その積分値が所定の起
    動判定用の基準値以上になったときに、当該移動通信装
    置が固定通信装置との通信可能領域に入ったと判断して
    内部回路を起動させることを特徴とする移動通信装置の
    起動方法。
  2. 【請求項2】 通信用のアンテナと、該アンテナを介し
    て移動通信装置との間で所定の通信を行なう通信手段
    と、を備えた固定通信装置において、 上記通信手段に、上記アンテナを介して所定時間間隔で
    起動用信号を送信する起動用信号送信手段を設けたこと
    を特徴とする固定通信装置。
  3. 【請求項3】 通信用のアンテナと、該アンテナを介し
    て請求項2に記載の固定通信装置との間で所定の通信を
    行なう通信手段と、上記固定通信装置から送信される起
    動用信号に基づき当該装置が上記固定通信装置との通信
    可能領域に入ったことを判定して通信手段を起動させる
    起動手段と、を備えた移動通信装置であって、 上記起動手段が、 上記アンテナからの受信信号を検波・増幅する信号処理
    手段と、 該信号処理手段にて検波・増幅された受信信号と所定の
    レベル判定用の基準値とを大小比較して受信信号のレベ
    ルに対応したパルス幅のパルス信号を生成するレベル判
    定手段と、 該レベル判定手段にて生成されたパルス信号を、一定パ
    ルス幅の起動判定用のパルス信号に変換する判定パルス
    生成手段と、 該判定パルス生成手段から出力されるパルス信号を積分
    する積分手段と、 該積分手段による積分値と所定の起動判定用の基準値と
    を比較し、該積分値が起動判定用の基準値以上となった
    ときに、当該装置が上記固定通信装置との通信可能領域
    に入ったと判断して上記通信手段を起動させる起動判定
    手段と、 を備えたことを特徴とする移動通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の移動通信装置におい
    て、当該装置は車両に搭載されており、上記通信手段
    は、起動後、最初に上記アンテナを介して自己の識別コ
    ードを固定通信装置に送信し、その後、固定通信装置か
    らの送信信号に従い所定の処理を行なうことを特徴とす
    る移動通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の固定通信装置におい
    て、当該装置は車両の走行路に設置されており、上記通
    信手段は、該走行路を通る車両に搭載された請求項4に
    記載の移動通信装置からの識別コードを受信すると、該
    移動通信装置に対して所定の指令信号を送信することを
    特徴とする固定通信装置。
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