JP3237376B2 - 蓋体の開閉機構 - Google Patents

蓋体の開閉機構

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JP3237376B2
JP3237376B2 JP04494094A JP4494094A JP3237376B2 JP 3237376 B2 JP3237376 B2 JP 3237376B2 JP 04494094 A JP04494094 A JP 04494094A JP 4494094 A JP4494094 A JP 4494094A JP 3237376 B2 JP3237376 B2 JP 3237376B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯型ラジオ受信機、
テープレコーダ或いはディスクプレイヤー等の小型の電
子機器等に採用して好適な蓋体の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯型ラジオ受信機、テープレ
コーダ或いはディスクプレイヤー等の小型の電子機器等
においては、電源として電池が用いられている。このた
め、筐体には、所定個数の電池が装填される筒状の電池
収納部が設けられている。電池収納部は、通常は筐体の
主面の一部を構成するようにして組み合わされる電池蓋
によって閉塞されている。この電池蓋は、従来から種々
の構造が採用されており、例えば電池収納部を略半円筒
形に構成し、開放された長さ方向の側面部に断面円弧状
の細長い電池蓋を装着したものもある。
【0003】また、長手方向の一方の側面部を開放して
構成した電池収納部においては、閉塞された底部側にコ
イルスプリングや板バネ等の弾性部材によって形成した
マイナス側の端子が配設されるとともに、開口部側に配
設した電池蓋にはプラス側の端子を組み付けている。電
池蓋は、電池収納部に装填された電池をマイナス端子側
に押し付ける蓋機能とともに、端子板機能を備えてい
る。かかる電池蓋の開閉機構については、筐体の電池収
納部の開口部分に設けた支持部に回動自在に支持した回
動構造や、電池収納部の開口部分に沿って形成したガイ
ド部に組み付けることによってスライド動作されるスラ
イド構造等が知られている。
【0004】上述したように、電池蓋は、蓋機能ととも
に端子板機能を奏することから、特に携帯型の機器にお
いては筐体から簡単に脱落しないような構造とすること
が好ましく、その開閉操作も簡単に行われて電池の交換
が容易である構造とする必要がある。しかも、携帯型の
機器においては、全体として小型でかつ堅牢であること
が必須の条件であり、電池蓋の開閉機構もこの条件を実
現するものであることが要求される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したスライド型の
電池蓋の開閉機構においては、筐体に沿ってスライド移
動する簡単な操作で電池蓋を開閉動作させることが可能
であり、また開放動作時には筐体から突出しても格別問
題は無いので比較的大形に形成することが可能となる。
一方、このスライド型の電池蓋の開閉機構は、開放動作
した状態において電池蓋が筐体から脱落しないように何
らかのストッパ機構が必要となる。また、電池収納部に
装填された電池は、マイナス側端子によって電池蓋側に
押し付けられた状態であるため、不用意に電池蓋を開放
方向にスライド動作させた場合、外へ飛び出してしまう
といった問題点があった。
【0006】これに対して、回動型の電池蓋の開閉機構
は、電池蓋が筐体に形成した支持部に回動自在に支持さ
れた構造であることから、電池収納部を開放した状態に
おいて筐体からの脱落を防止する機構は不要である。こ
の回動型の電池蓋の開閉機構には、電池収納部を閉塞し
た状態に保持するストッパ機構を設ける必要がある。ま
た、電池蓋には、ストッパ機構と回動支点部とが相対す
る両側に配設されることから、電池収納部の開口部に対
してこれらストッパ機構と回動支点部とを外側位置に設
けることが必要となる。このために、電池蓋は、電池の
外形寸法よりも大形となってしまい、機器の小型化に支
障を来すといった問題点がある。さらに、この電池蓋の
開閉操作は、ロック操作と回動操作の2回の動作が必要
であり、操作が煩わしいといった問題点があった。
【0007】本発明は、開閉操作が簡単であるととも
に、開放した状態でも電池蓋の筐体からの脱落防止が図
られかつ構造が簡易で機器本体の小型化を達成する携帯
型機器における電池蓋等に採用して好適な蓋体の開閉機
構を提供することを目的に提案されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明は、被収納物が収納される収納部を有する筐体に回動
自在に取り付けられて上記収納部の開口部を開閉する蓋
体の開閉機構において、上記蓋体は、上記開口部の一端
側に設けられた支点部を介して上記収納部の開口部側に
位置して設けた支持部に回動自在に支持された回動部材
と、上記収納部の開口部の形状に対応する外形形状を有
し上記開口部を閉塞した状態において上記筐体の主面の
一部を構成する蓋部材とから構成され、上記蓋部材は、
上記回動部材の支点部側に向かってスライド可能であっ
て、上記回動部材と一体に回動可能に組み合わされ、上
記回動部材の支点部と対向する他端側には上記収納部の
開口部の内面と相対係合する係止手段が設けられてい
る。
【0009】本発明において、収納部に収納される被収
納物は電池であり、上記回動部材は金属板によって形成
され、上記蓋体が上記収納部を閉塞した状態において収
納した上記電池の端子部が接触する端子部材として構成
されている。
【0010】本発明に係る蓋体の開閉機構は、さらに回
動部材と接続される接続端子板を備え、この接続端子板
は、板ばね材によって形成され、上記蓋体が上記収納部
を閉塞した状態において、上記回動部材の内側面に弾性
変位した状態で当接されることによって上記回動部材に
上記収納部を開放する方向の回動習性を付与する。
【0011】
【作用】本発明に係る蓋体の開閉機構は、回動部材に対
して蓋部材をスライド操作することによって、筐体に対
して回動部材の回動動作が可能とされ、蓋体によって閉
塞された収納部が開放される。蓋部材は、回動部材に対
してスライド操作されて筐体との係止状態が解除された
位置で回動部材と一体に回動可能となり、その回動支点
部が内部に位置することになる。
【0012】収納部は電池が収納される電池収納部とし
て構成され、回動部材は、電池収納部に収納された電池
の端子部が接触する端子部材として作用し、電池収納部
を閉塞状態に保持する係止手段が設けられた蓋部材は筐
体の一部を構成するため、全体として部品点数の少ない
構造となる。さらに、接続端子板が回動部材に電池収納
部を開放する回動習性を付与する部材として作用するこ
とにより、コイルバネ等の部材も不要となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して説明する。
【0014】本実施例は、国内及び海外のラジオ放送等
が受信可能な携帯型ラジオ受信機1に設けられる電源電
池の収納部を開閉する電池蓋の開閉機構に本発明を適用
したものである。この携帯型ラジオ受信機1は、図6及
び図7に示すように、受信機本体2と、スピーカ5及び
表示器6とが設けられ前記受信機本体2の各種の操作ボ
タン等が配設された操作部3を開閉するようにして回動
操作されるパネル体4とから構成され、パネル体4が受
信機本体2側に閉じられた状態において、全体形状が薄
箱状となるように構成されている。
【0015】受信機本体2は、操作部3の背面側の部分
が、パネル体4の厚み寸法に対応して幅方向の全域に亘
って高さ方向に膨出形成されており、この膨出部7の前
方側の中央部分にパネル体4が片持ち状態で回動自在に
組み合わされている。操作部3には、例えばオン・オフ
操作ボタン、選局ボタン、スリープボタン等の各種制御
ボタンが配設されている。また、パネル体4に組み込ま
れた表示器6には、現在時刻やスリープ時刻の表示、受
信放送の局名等のマルチ表示が行われる。
【0016】受信機本体2の膨出部7の背面側には、図
7に示すように、アンテナ収納凹部8が幅方向に亘って
凹設され、このアンテナ収納凹部8の一端部側にロッド
アンテナ9が組み付け支持されている。このロッドアン
テナ9は、基端部が受信機本体2からアンテナ収納凹部
8の凹み寸法分引き出し可能とされるとともに、受信機
本体2に直交する方向に回動自在とされている。膨出部
7は、その内部に円筒状の空間部が形成されていて2個
の単3型乾電池10が直列状態で収納される電池収納部
11として構成されている。
【0017】したがって、この携帯型ラジオ受信機1
は、長手方向の寸法が単3型乾電池2個の長さ寸法より
もわずかに大とされることになる。この携帯型ラジオ受
信機1は、乾電池ばかりでなく、ACアダプター或いは
カーバッテリーコードを介してAC電源或いはカーバッ
テリーとの接続が可能とされる。
【0018】電池収納部11に収納される電池10は、
携帯型ラジオ受信機1の電源として作用することは勿
論、電源スイッチをオフ状態に切り換えた場合において
も、時計、タイマーの電源として機能する。この電池1
0の容量が不足した場合には、表示器6の一部にアラー
ム表示が行われる。そして、電池10は、受信機本体2
の一方側面部2Aに開口された電池収納部11の開口部
11Aを閉塞している電池蓋20を開放操作することに
よって行われる。
【0019】なお、電池10は、図9に示すように、マ
イナス端子側から電池収納部11中に挿入される。した
がって、電池収納部11内方の閉塞部側にはコイルスプ
リング或いは板バネ等によって形成された周知のマイナ
ス端子が配設され、電池蓋20にはプラス端子として後
述する端子部材21が組み付けられている。
【0020】この電池収納部11の開口部11Aは、図
4に示すように、受信機本体2の一方側面部2Aに、高
さ方向の略馬蹄形の開口部として構成されるとともに、
その開口縁部分の外側面は周回りの凹部として構成され
ている。そして、電池収納部11には、図1に示すよう
に、受信機本体2の底面に沿って配設されたプリント基
板12が延在されている。また、電池収納部11の底面
には、金属板材料によって形成された軸受け部材13が
接合固定されている。この軸受け部材13は、電池収納
部11の開口部11Aに臨む側端部に軸受け部13Aが
一体に形成されている。この軸受け部13Aは、図4に
示すように、開口部11Aの幅方向に対向離間するとと
もに軸線が一致された軸孔が穿設された一対の立上り片
によって構成されている。
【0021】電池収納部11の開口部11Aを開閉する
電池蓋20は、端子部材21と蓋部材26とから構成さ
れている。端子部材21は、金属板材料を打ち抜き、折
り曲げ加工して形成され、受け部22と、この受け部2
2の下端部に脚状に突出されかつ先端がU字状に折曲さ
れた一対の軸受け部23と、前記受け部22を下向きU
字状に打ち抜いて形成したクリック部24とから構成さ
れている。軸受け部23は、前記軸受け部材13の軸受
け部13Aの両側に位置されて支軸25が貫通されるこ
とによって、軸受け部材13に回動自在に組み合わされ
る。
【0022】蓋部材26は、受信機本体2と同質の合成
樹脂材料によって、電池収納部11の開口部11Aと略
同形、同寸法の外形形状に成形されている。この蓋部材
26の外側縁部は、開口部11Aの周回りの凹部と相対
係合する周回りの係合凸部が形成されている。さらに、
蓋部材26の内側面には、幅方向に対向離間して互いに
平行な一対のスライドガイド部27が一体に形成されて
いる。これらスライドガイド部27は、対向間隔が端子
部材21の幅寸法とほぼ等しく、また断面形状が互いに
向き合ったL字状に形成されている。
【0023】これらスライドガイド部27の上端部は、
蓋部材26の円弧状の上縁部まで延長され、この上縁部
から突出する一対の係合片28が突設されている。電池
収納部11の開口部11Aと略同形に形成された蓋部材
26は、図8に示すように、この開口部11Aを閉塞す
る。この閉塞状態において、蓋部材26の上縁部から突
出された係合片28は、図1に示すように、開口部11
Aの内面と係合する。したがって、蓋部材26を含む電
池蓋20は、電池収納部11の開口部11Aを閉塞した
状態に保持される。
【0024】以上のように構成された蓋部材26は、ス
ライドガイド部27間に端子部材21の両側縁が差し込
まれることによって端子部材21と組み合わされる。こ
のようにして端子部材21に組み合わされた蓋部材21
は、端子部材21の両側縁にスライドガイド部27が支
持されて、この端子部材21対してスライド自在とされ
る。そして、組み合わされた状態において、端子部材2
1に形成したクリック部24の先端部は、蓋部材26の
内側面に設けた高さ方向のガイド凹部29の底面に当接
する。このガイド凹部29には、後述するスライド動作
に際して、クリック部24が乗り越えるクリック凸部が
形成されている。
【0025】ところで、プリント基板12には、電池蓋
20を構成する端子部材21との電気的接続を行うため
に、接続端子板14が配設されている。この接続端子板
14は、金属板バネ材によって形成されており、図5に
示すように、プリント基板12の主面に一端側を片持ち
状態で接合固定されている。接続端子板14は、自由端
側がプリント基板12から電池収納部11の開口部11
Aに位置するようにして突出することによって、端子部
材21の内側面と接触している。この場合、接続端子板
14は略ヘ字状に折曲形成されることによって、開口部
11Aを閉塞した状態の端子部材21に対して、図1に
示すように、弾性変形した状態で当接している。
【0026】したがって、端子部材21を含む電池蓋2
0は、電池収納部11の内方に位置する閉塞部側に設け
たマイナス端子に対し電池10を押圧する弾性力の反力
と接続端子板14の弾性力とによって、図1中反時計方
向、すなわち電池収納部11の開口部11Aを開放する
方向の回動習性が付与される。このように、接続端子板
14の弾性力を電池蓋20に作用させ、この電池蓋20
に回動習性を付与することによって、電池収納部11中
に電池10が収納されていない場合においても、電池蓋
20は、後述する開放操作によって自動的に回動動作す
る。
【0027】本発明が適用された携帯型ラジオ受信機1
の電池蓋開閉機構は以上のように構成されることから、
電池10が消耗等して交換が必要となった場合には、蓋
部材26を受信機本体2の側面部2Aに沿って、図2に
示すように、スライド操作する。これによって、蓋部材
26の上縁部に設けた係合片28と開口部11Aの内面
との係合状態が解除される。蓋部材26をスライド自在
に支持している端子部材21には、接続端子板14の弾
性力が作用している。蓋部材26による係止状態が解除
されることによって、端子部材21は、軸受け部23が
軸受け部材13に支持されて支軸25を支点として、図
3に示すように反時計方向へと回動動作する。
【0028】したがって、蓋部材26も、この端子部材
21と一体に図3反時計方向へと回動動作し、電池収納
部11の開口部11Aは大きく開放されることにより、
電池収納部11から消耗した電池10を取り出すととも
に、新しい電池10をマイナス端子側から電池収納部1
1へと装填することができる。しかる後、電池蓋20を
図3時計方向へと回動操作し、この電池蓋20を構成す
る蓋部材26を端子部材21に沿ってスライド操作す
る。これによって、蓋部材26は、電池収納部11の開
口部11Aを閉塞しかつ係合片28が開口部11Aの内
面と相対係合して閉塞状態に保持される。
【0029】ところで、上述した電池蓋20の開閉動作
において、蓋部材26は、図2に示すように、受信機本
体2の底面側に移動した状態で端子部材21と一体に回
動動作することから、その回動半径が端子部材21に沿
ってスライド操作された分小さいにもかかわらず、一端
部を回動支点とした場合と同量分、開口部11Aを大き
く開放することができる。したがって、蓋部材26は、
支点部に対応する逃げが不要となり、電池20の外径寸
法とほぼ同等の大きさで構成することができ、ラシオ受
信機1の小型化が図られる。なお、開放状態における受
信機本体2からの電池蓋20の突出量も小さいため、邪
魔になったりすることも無く、また機械的強度を高める
といった必要も無い。
【0030】以上のように、電池蓋20は、電池収納部
11に収納した電池10との電気的接続を行う端子機能
を奏する端子部材21と、電池収納部11の開口部11
Aを閉塞する蓋機能を奏する蓋部材26とを組み合わせ
て構成したことにより、電池20の交換等に際して開放
動作された状態においても、受信機本体2から脱落して
紛失するといった不都合の発生が確実に防止される。ま
た、蓋部材26は、端子部材21によって補強されるた
め、特に機械的強度を高めるため、厚さ寸法を大きくす
るといったことも不要である。
【0031】本発明に係る蓋体の開閉機構は、上述した
小型電子機器の電池蓋の開閉機構のみに適用されるばか
りでなく、例えば図10に示すように、機器本体30に
設けられたイヤホン32が収納されるイヤホン収納部3
1を開閉する蓋体33の開閉機構にも採用される。この
イヤホン収納部31を開閉する蓋体33も、開閉操作が
簡単な構造であり、開放状態においては機器本体30か
ら脱落して紛失してしまうことが防止される構造であ
り、支点部等の逃げ部を設けることによって大形化を来
さない構造であることが要求される。
【0032】この蓋体33も、上述した第1の実施例と
して示した電池蓋20と同様に、機器本体30に対して
回動自在に支持された回動部材34と、この回動部材3
4に対してスライド自在に支持された蓋部材35の2つ
の部材によって構成される。この場合、回動部材34
は、特に金属板によって形成する必要は無く、蓋体33
と同様に合成樹脂材料によって成形してもよい。
【0033】回動部材34及び蓋部材35とによって構
成されるイヤホン収納部31を開閉する蓋体33は、蓋
部材35を機器本体30に対してスライド動作させた状
態で回動部材34が回動動作することによって、イヤホ
ン収納部31の内部からイヤホン32が引き出される。
なお、イヤホン32を引き出した状態において、回動部
材34は支持部を介して機器本体30に結合支持されて
おり、また蓋部材35は回動部材34に結合支持されて
いることにより、蓋体33が機器本体30から脱落する
ことはない。
【0034】なお、回動部材34と蓋部材35との構
成、並びにこれら回動部材34と蓋部材35とによって
構成される蓋体33を回動自在に支持する機器本体30
の支持部の具体的な構造は、上述した第1の実施例とし
て示した電池蓋20及び受信機本体2と同様であり、そ
の詳細については説明を省略する。
【0035】上述したイヤホン32が収納されるイヤホ
ン収納部31を開閉する蓋体33の開閉機構は、例えば
その他の接続コードの収納部を開閉する蓋体の開閉機構
等にも採用される。
【0036】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る蓋体の開
閉機構によれば、機器筐体に対して回動自在に支持され
た回動部材と、この回動部材にスライド自在に支持され
た蓋部材とによって蓋体を構成し、回動部材に対して蓋
部材をスライド操作することによって、回動部材も一体
に回動動作して被収納物が収納された収納部を開放する
ように構成したことから、蓋体の開閉操作はいわゆるワ
ンタッチ操作で行うことができ、操作性の向上が図られ
るとともに、開放状態においても蓋体が機器筐体から脱
落しないため、紛失等することがない。また、蓋部材
は、回動部材に対してスライド操作されて筐体との係止
状態が解除された位置で回動部材と一体に回動するた
め、その回動支点部が部材の内部に位置することにな
り、回動支点部を外側に設ける必要がないので収納部の
開口部とほぼ同形に形成することができ、装置の小型化
が達成される。
【0037】また、収納部を電池が収納される電池収納
部として構成するとともに、回動部材を、電池収納部に
収納された電池の端子部が接触する端子部材として構成
し、この端子部材と電池収納部を閉塞状態に保持する係
止手段が設けられた蓋部材とによって電池蓋を構成する
ことによって、全体として構成部品数が少ない構造の電
池蓋開閉機構を構成することができる。さらに、接続端
子板が回動部材に電池収納部を開放する回動習性を付与
する部材として作用することにより、コイルバネ等の部
材も不要となり、携帯型の小型機器に適用して極めて好
適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓋体の開閉機構を適用した携帯型
ラジオ受信機の電池収納部を示す要部縦断面図である。
【図2】上記携帯型ラジオ受信機において、消耗した電
池の交換等で電池蓋を電池収納部から開放動作する状態
を説明する図であり、蓋部材をスライド操作した状態を
示す要部縦断面図である。
【図3】上記電池蓋の開放動作する状態を説明する図で
あって、端子部材が回動動作した状態を示す要部縦断面
図である。
【図4】上記携帯型ラジオ受信機の電池収納部を切り欠
いて示す要部側面図である。
【図5】上記携帯型ラジオ受信機の電池収納部を示す水
平断面図である。
【図6】上記携帯型ラジオ受信機の、パネル部を回動し
た使用状態を説明する、正面側からの全体斜視図であ
る。
【図7】上記携帯型ラジオ受信機の、パネル部を回動し
た使用状態を説明する、背面側からの全体斜視図であ
る。
【図8】上記携帯型ラジオ受信機の電池収納部を示す要
部斜視図である。
【図9】上記携帯型ラジオ受信機の、消耗した電池の交
換等を行う操作を説明するため、電池蓋を開放した状態
を示す要部斜視図である。
【図10】本発明に係る蓋体の開閉機構をイヤホン収納
部に適用した携帯型ラジオ受信機の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ラジオ受信機、 2 受信機本体(筐体)、 10
電池(被収納物)、11 電池収納部(収納部)、
11A 開口部、 13 軸受け部材(支持部)、 1
4 接続端子板、 20 電池蓋(蓋体)、 21 端
子部材(回動部材)、 23 軸受け部(支点部)、
25 支軸、 26 蓋部材、 28係合片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 43/16 H04B 1/08 H05K 5/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被収納物が収納される収納部を有する筐
    体に回動自在に取り付けられて上記収納部の開口部を開
    閉する蓋体の開閉機構において、 上記蓋体は、上記開口部の一端側に設けられた支点部を
    介して上記収納部の開口部側に位置して設けた支持部に
    回動自在に支持された回動部材と、上記収納部の開口部
    の形状に対応する外形形状を有し上記開口部を閉塞した
    状態において上記筐体の主面の一部を構成する蓋部材と
    から構成され、 上記蓋部材は、上記回動部材の支点部側に向かってスラ
    イド可能であって、上記回動部材と一体に回動可能に組
    み合わされ、上記回動部材の支点部と対向する他端側に
    上記収納部の開口部の内面と相対係合する係止手段が
    設けられていることを特徴とする蓋体の開閉機構。
  2. 【請求項2】 上記収納部に収納される被収納物は電池
    であり、上記回動部材は金属板によって形成され、上記
    蓋体が上記収納部を閉塞した状態において収納した上記
    電池の端子群が接触する端子部材として構成されたこと
    を特徴とする請求項1記載の蓋体の開閉機構。
  3. 【請求項3】 上記回動部材と接続される接続端子板を
    備え、この接続端子板は、板ばね材によって形成され、
    上記蓋体が上記収納部を閉塞した状態において、上記回
    動部材の内側面に弾性変位した状態で当接されることに
    よって上記回動部材に上記収納部を開放する方向の回動
    習性を付与することを特徴とする請求項2記載の蓋体の
    開閉機構。
JP04494094A 1994-02-19 1994-02-19 蓋体の開閉機構 Expired - Fee Related JP3237376B2 (ja)

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