JP3236639B2 - 難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂 - Google Patents

難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐候性、耐水性に優
れ、塗料、接着剤、紙加工、表面被覆剤として有用な難
黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂及びその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】黄変型水性ポリウレタン樹脂は、塗料、
接着剤、水性インキ、皮革、紙、金属、プラスチック、
木材、ゴム、無機素材等のシーラー又は、トップコート
として使用されているが、耐候性、耐水性に対して必ず
しも十分とはいえない。この様な問題を解決する方法と
して、例えば、特開平2−20511 号、特開昭63−305119
号、特願平2−269723号等の提案がなされているが、こ
れ等の提案はなお耐候性、耐水性等に問題があり、実用
的に実施した場合、未だ満足すべきものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決すべく、鋭意研究した結果、水性ポリウレタン樹脂
とエポキシ基を1分子中に1個以上有するビスフェノー
ル型エポキシ化合物を、1〜30重量部(固形分換算)
の割合で反応して得られる生成物を含有することことに
より、難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂が、
耐候性、耐水性に優れることを見いだし、本発明を完成
するに到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、カルボ
キシル基を有する水性ポリウレタン樹脂に、エポキシ基
を1分子中に1個以上有するビスフェノール型エポキシ
化合物を、1〜30重量部(固形分換算)の割合で反応
して得られる生成物を含有することを特徴とする難黄変
型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂およびその製造方
法に関するものである。
【0005】本発明に用いられる難黄変型エポキシ変性
水性ポリウレタン樹脂は、例えば、次のように製造され
る。先ず、下記の脂肪族、芳香族、脂環族イソシアネー
ト類の化合物と、下記のカルボキシル基を有するポリオ
ール類及びポリオール及びエポキシ基を1分子中に1個
以上有するビスフェノール型エポキシ化合物とを混合
し、イソシアネート化合物と、ポリオール類及びカルボ
キシル基を有するポリオール類とが反応して得られる、
末端に2個以上のイソシアネート基を有するカルボキシ
ル基含有のウレタンプレポリマーを用いる。上記反応に
おいて、イソシアネート類と、カルボキシル基を有する
ポリオール類及びポリオール類、エポキシ基を1分子中
に1個以上有するビスフェノール型化合物類との割合
は、プレポリマーのイソシアネート基含有量(固形分換
算)が0.5%〜10%、好ましくは1%〜4%になる
ように調整する。イソシアネート基含有量が0.5%以
下では、鎖伸長反応において、分子量が充分大きくなり
難く、又,10%以下では、鎖伸長反応において炭酸ガ
ス量が多すぎて製造しにくい。 また、上記反応におい
て、カルボキシル基を有するポリオ−ル類の量は、酸価
(固形分換算)として10以上、好ましくは15以上に
なるように設定する。上記のカルボキシル基含有のウレ
タンプレポリマーの製造は、ポリウレタン樹脂の製造に
通常用いられる、所謂ウレタン系プレポリマーと全く同
様の方法で製造できる。
【0006】上記のイソシアネート化合物としては、例
えば、トルイレンジイソシアネート、ジフェニルメタン
ジイソシアネート、1,5−ナフテンジイソシアネー
ト、ジフェニルメチルメタンジイソシアネート、テトラ
アルキルジフェニルメタンジイソシアネート、4,4−
ジベンジルじイソシアネート、1,3−フェニレンジイ
ソシアネート等の芳香族ジイソシアネート類、または水
との付加物であるポリイソシアネート化合物等の1種ま
たは2種以上の混合物が用いられる。
【0007】上記のカルボキシル基含有のポリオール類
は、線状のプレポリマー分子中に、分岐状にカルボキシ
ル基を付与するものなら何れも使用できるが、プレポリ
マー中のカルボキシル含有量を多くするには、分岐状に
カルボキシル基を少なくとも1個有する炭素数3〜10
の低分子量のものが好ましく、例えば、2,2−ジメチ
ロールプロピオン酸が好ましい。
【0008】又、本発明に使用されるポリオール類とし
ては、通常ウレタン樹脂の製造に使用される公知のポリ
オール類、例えば、ジエチレングリコール、ブタンジオ
ール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、ビ
スフェノールA、シクロヘキサンジメタノール、トリメ
チロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトン、ポ
リテトラメチレンエーテルグリコール、ポリチオエーテ
ルポリオール、ポリアセタールポリオール、ポリブタジ
エンポリオール等の1種又は2種以上の混合物が挙げら
れる。これらポリオール類は、目的、用途に応じて、適
時選択し、硬質、軟質等の必要な物性を容易に設計する
ことができる。
【0009】本発明に使用されるビスフェノール型エポ
キシ化合物としては、下記の市販品のものを使用でき
る。例えば、エピコート828、エピコート1001、
エピコート1002、エピコート1004、エピコート
1007、エピコート1009(シェル化学製)等とし
て容易に入手出来る。上記のビスフェノール型エポキシ
化合物の配合割合は、1〜30重量部(固形分換算)の
割合で含有するのが望ましい。
【0010】本発明に用いられる難黄変型水性ポリウレ
タン樹脂の製造は、上記カルボキル基含有のウレタンプ
レポリマーと上記ビスフェノール型エポキシ化合物の混
合物を、下記溶媒及び/又は水に溶解又は懸濁混合し、
塩基性有機化合物(カルボキシル基と反応し親水性を増
大させる)及び下記伸長剤を滴下するか、又は、溶媒及
び/又は水に塩基性有機化合物及び伸長剤を溶解し、ウ
レタンプレポリマーの溶液を滴下するなどの方法によ
り、カルボキシル基含有のウレタンプレポリマーに親水
性を持たせると同時に伸長剤と反応を行い、次いで適当
量の水で希釈し、減圧下、不揮発分の濃度が30〜40
%になるまで、脱水、脱溶媒し更に70〜80℃で約6
時間反応を行うことにより、難黄変型エポキシ変性水性
ポリウレタン樹脂が得られる。
【0011】本発明に使用される伸長剤としては、水、
又はジアミン類が適当であり、ポリアミン類としては、
例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン、プロピレンジアミン、ブチレン
ジアミン、ヘキサメチレンジアミン、シクロヘキシレン
ジアミン、ピペラジン、2−メチルピペラジン、フェニ
レンジアミン、トリレンジアミン、キシレンジアミン、
α,α−メチレンビス(2−クロルアニリン)3,3−
ジクロル−α,α−ビフェニルジアミン、2,6−ジア
ミノピリジン、α,α−ジアミノジフェニルメタン、m
−キシレンジアミン、イソフォロンジアミン、N−メチ
ル−3,3−ジアミノプロピルアミン、及びジエチレン
トリアミンとアクリレートとのアダクト又はその加水分
解生成物等が挙げられる。また、カルボキシル基と反応
して、親水性を付与するための塩基性有機化合物として
は、公知ものなら何れも使用できるが、特に好ましい例
として、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノー
ルアミン、トリエチルアミン等が挙げられる。
【0012】又、製造に用いられる溶剤としては、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチ
ル、トルエン、キシレン、酢酸イソブチル、酢酸ブチ
ル、アセトン、ジメチルホルムアマイド、N−メチル−
2−ピロリドン、ジエチレングリコールジメチルエーテ
ルなどが適当である。本発明に用いられる難黄変型エポ
キシ変性水性ポリウレタン樹脂は、必要により、有機溶
剤、顔料、染料、乳化剤、界面活性剤、レベリング剤、
消泡剤、増粘剤、熱安定剤、充填剤、沈降防止剤、UV
吸収剤、酸化防止剤、減粘剤等、その他の慣用成分を含
んでいてもよい。又、本発明で得られた難黄変型エポキ
シ変性水性ポリウレタン樹脂を用いて、アクリル系エマ
ルション、ゴム系エマルション、又はその他の水系樹脂
とのブレンドをする事もできる。又、本発明で得られた
難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂とアクリル
酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、塩化ビニル、
スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル等の少なくと
も一種以上のビニルモノマーと共重合したウレタン系共
重合体樹脂、及び上記ビニルモノマーの共重合と難黄変
型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂とのハイブリッド
化もできることはもちろん、性能向上ができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するため、
比較例、実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
【0014】実施例1 温度計、攪拌機、窒素導入管を備えた2000mlの四
つ口フラスコに、分子量2000のポリテトラメチレン
エーテルグリコール83.7g、ネオペンチルグリコー
ル51.6g、トリメチロールプロパン4.2g、ジメ
チロールプロピオン酸21.5g、エピコート1001
(シェル化学製)52.9g、N−メチル−2−ピロリ
ドン34.4gを装入し、窒素を導入しながら、90℃
まで昇温し、内容物を溶解した。次に30℃まで冷却
し、86gのアセトンを入れ、トリレンジイソシアネー
ト139.0gを1時間かけて滴下した。内温を30〜
40℃保ち、8時間反応を行った後、86gのアセト
ンで希釈した。このプレポリマーのNCO基含有量は、
0.60%であった。ジメチルエタノールアミン12.
1gを含有する脱イオン水481.5gを60℃に保
ち、上記のプレポリマー506.4gを1時間かけて滴
下した。この時の固形分当たりの酸価は25KOHmg
/gであった。更に、50℃で減圧脱アセトン後に内温
を70〜80℃に保ち、8時間反応を行い、最終的に、
不揮発分39.0%、PH8.9、粘度450.0cp
s/25℃の難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹
脂を得た。得られた樹脂固形分当たりの酸価は8KOH
mg/gであった。なお、酸価はJIS K−5400
に規定された方法に準拠して測定した。
【0015】実施例2 温度計、攪拌機、窒素導入管を備えた2000mlの四
つ口フラスコに、分子量2000のポリカプロラクトン
83.7g、ネオペンチルグリコル51.6g、トリ
メチロルプロパン4.2g、ジメチロルプロピオン
酸21.5g、エピコート1001(シェル化学製)6
3.5g、N−メチル−2−ピロリドンを34.4gを
装入し、窒素を導入しながら、90℃まで昇温し、内容
物を溶解した。次に30℃まで冷却し、86gのアセト
ンを入れ、トリレンジイソシアネート139.0gを1
時間かけて滴下した。内温を30〜40℃に保ち、8時
間反応を行った後、86gアセトンで希釈した。得られ
たプレポリマーのNCO基含有量は0.51%であっ
た。ジメチルエタノールアミン12.1gを含有する脱
イオン水481.5gを、60℃に保ち、上記のプレポ
リマー517.0gを1時間かけて滴下し、更に、50
℃で減圧脱アセトン後に内温を70〜80℃に保ち、8
時間反応を行い、最終的に不揮発分40.0%、PH
9.0、粘度880cps/25℃の難黄変型エポキシ
変性水性ポリウレタン樹脂を得た。
【0016】実施例3 温度計、攪拌機、窒素導入管を備えた 2000mlの
四つ口フラスコに、分子量のポリプロピレングリコール
を83.7g、ネオペンチルグリコールを51.6gト
リメチロールプロパンを4.2g、 ジメチロールプロ
ピオン酸21.5g、エピコート1002(シェル化学
製)を45.0g、N−メチル−2−ピロリドンを3
4.4g装入し、窒素を導入しながら、90℃まで昇温
し、内容物を溶解した。次に30℃まで冷却し、86g
のアセトンを入れ、トリレンジイソシアネート139.
0gを1時間かけて滴下した。内温を30〜40℃に保
ち、8時間反応を行った後、86gのアセトンで希釈し
た。得られたNCO基含有量は、0.48%であった。
ジメチルエタノールアミン12.1gを含有する脱イオ
ン水481.5gを、60℃に保ち、上記のプレポリマ
ー498.5gを1時間かけて滴下し、更に、50℃で
減圧脱アセトン後に内温を70〜80℃に保ち、8時間
反応を行い、最終的に不揮発分40.1%、PH9.
1、粘度980cps/25℃の難黄変型エポキシ変性
水性ポリウレタン樹脂を得た。
【0017】比較例1 温度計、攪拌機、窒素導入管を備えた2000mlの四
つ口フラスコに、分子量2000のポリテトラメチレン
エーテルグリコール83.7g、ネオペンチルグリコー
ル51.6g、トリメチロールプロパン4.2g、ジメ
チロールプロピオン酸21.5g、N−メチル−2−ピ
ロリドン34.4g装入し、窒素を導入しながら、90
℃まで昇温し、内容物を溶解した。次に30℃まで冷却
し、86.0gのアセトンを入れ、トリレンジイソシア
ネート139.0gを1時間かけて滴下した。内温を3
0〜40℃に保ち、8時間反応を行った後、86gのア
セトンで希釈した。得られたNCO基含有量は、0.9
0%であった。ジメチルエタノールアミン12.1gを
含有する脱イオン水481.5gを、60℃に保ち、上
記のプレポリマー506.4gを1時間かけて滴下し反
応することにより水性ポリウレタン樹脂を得た。更に、
この水性ポリウレタン樹脂を、40℃で減圧脱アセトン
を行い、最終的に、不揮発分38.2%、PH7.6、
粘度400cps/25℃の水性ポリウレタン樹脂を得
た。
【0018】比較例2 温度計、攪拌機、窒素導入管を備えた2000mlの四
つ口フラスコに、分子量2000のポリカプロラクトン
を83.7g、ネオペンチルグリコール51.6g、ト
リメチロールプロパン4.2g、ジメチロールプロピオ
ン酸21.5g、N−メチル−2−ピロリドン34.4
g装入し、窒素を導入しながら、90℃まで昇温し、内
容物を溶解した。次に30℃まで冷却し、86.0gの
アセトンを入れ、トリレンジイソシアネート139.0
gを1時間かけて滴下し、内温を30〜40℃に保ち、
8時間反応を行った後、86.0gあのアセトンで希釈
した。このプレポリマーのNCO基含有量は、0.90
%であった。ジメチルエタノールアミン12.1gを含
有する脱イオン水481.5gを60℃に保ち,上記の
プレポリマー506.4gを1時間かけて滴下し反応す
ることにより水性ポリウレタン樹脂を得た。更に、この
水性ポリウレタン樹脂を、40℃で減圧脱アセトンを行
い、最終的に不揮発分38.0%、PH7.6、粘度6
60cps/25℃の水性ポリウレタン樹脂を得た。
【0019】実施例1〜3のビスフェノ−ル型エポキシ
化合物を含有する難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタ
樹脂及び、比較例1、2の水性ポリウレタン樹脂を、
焼付け型アクリル白エナメルが塗装してあるミガキ軟鋼
板(JIS G3141)に乾燥後10ミクロンになる
ようにバーコーターで塗装した。塗膜を、温度20℃、
湿度60%の恒温恒湿室で1日間乾燥し性能試験に供し
た。 試験方法はJIS K 5400に準じて行っ
た。
【0020】
【表1】 試験方法及び評価基準 耐沸水性:沸水中へ4時間浸漬し、白化状態を観察 ××:白化(全く透明性なし) ◎:白化せず 耐候性:ウェザオメーターで100、200時間後の△
E&光沢を測定
【0021】
【発明の効果】本発明で得られた難黄変型エポキシ変性
水性ポリウレタン樹脂は、耐沸水性、耐候性に優れてい
ることが表1より明かである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−15816(JP,A) 特開 昭60−217255(JP,A) 特開 昭63−305119(JP,A) 特開 平4−259081(JP,A) 特表 平4−502022(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87 C08G 59/00 - 59/72 C08L 75/00 - 75/12 C08L 63/00 - 63/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中にカルボキシル基を有する水性ポ
    リウレタン樹脂と、該水性ポリウレタン樹脂100重量
    部に対し、エポキシ基を1分子中に1個以上有するビス
    フェノール型エポキシ化合物を、1〜30重量部(固形
    分換算)の割合で反応して得られる生成物を含有する難
    黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂であって、水
    性ポリウレタン樹脂が、先ずイソシアネート化合物と、
    ポリオール類及びエポキシ基を1分子中に1個以上有す
    るビスフェノール型エポキシ化合物及びカルボキシル基
    を有するポリオール類とを混合し、イソシアネート化合
    物と、ポリオール類及びカルボキシル基を有するポリオ
    ール類とが反応して、イソシアネート基含有量(固形分
    換算)が0.5%〜10%の、末端に2個以上のイソシ
    アネート基を有する、カルボキシル基含有のウレタンプ
    レポリマーと、ビスフェノール型エポキシ化合物との混
    合物を調整し、次いで、塩基性有機化合物及び伸長剤を
    混合した脱イオン水にウレタンプレポリマーとビスフェ
    ノール型エポキシ化合物との混合物を装入することによ
    り、カルボキシル基含有のウレタンプレポリマーに親水
    性を持たせると同時に伸長剤と反応を行うことにより得
    られた水性ポリウレタンを、次いで、カルボキシル基と
    エポキシ基が反応する条件で加熱することにより得られ
    、不揮発分濃度が30〜40%のものである難黄変型
    エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂。
  2. 【請求項2】 カルボキシル基含有のポリオール類が、
    分岐状にカルボキシル基を少なくとも1個有する炭素数
    3〜10の低分子量のものである請求項1記載の難黄変
    型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂。
  3. 【請求項3】 塩基性有機化合物が、ジメチルエタノー
    ルアミン、ジエタノールアミントリエチルアミンである
    請求項1記載の難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタ樹
    脂。
  4. 【請求項4】 伸長剤が、水、または、ポリアミン類で
    ある請求項1記載の難黄変型エポキシ変性水性ポリウレ
    タン樹脂。
  5. 【請求項5】 分子中にカルボキシル基を有する水性ポ
    リウレタン樹脂と、該水性ポリウレタン樹脂100重量
    部に対し、エポキシ基を1分子中に1個以上有するビス
    フェノール型エポキシ化合物を、1〜30重量部(固形
    分換算)の割合で反応して得られる生成物を含有する難
    黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂の製造方法
    あって、水性ポリウレタン樹脂が、先ずイソシアネート
    化合物と、ポリオール類及びエポキシ基を1分子中に1
    個以上有するビスフェノール型エポキシ化合物及びカル
    ボキシル基を有するポリオール類とを混合し、イソシア
    ネート化合物と、ポリオール類及びカルボキシル基を有
    するポリオール類とが反応して、イソシアネート基含有
    量(固形分換算)が0.5%〜10%の、末端に2個以
    上のイソシアネート基を有する、カルボキシル基含有の
    ウレタンプレポリマーとビスフェノール型エポキシ化合
    物との混合物を調整し、次いで、塩基性有機化合物及び
    伸長剤を混合した脱イオン水にウレタンプレポリマー
    と、ビスフェノール型エポキシ化合物との混合物を装入
    することにより、カルボキシル基含有のウレタンプレポ
    リマーに親水性を持たせると同時に伸長剤と反応を行う
    ことにより得られた水性ポリウレタンを、次いで、カル
    ボキシル基とエポキシ基が反応する条件で加熱し、不揮
    発分濃度が30〜40%に調整することを特徴とする難
    黄変型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂の製造方法。
  6. 【請求項6】 カルボキシル基含有のポリオール類が、
    分岐状にカルボキシル基を少なくとも1個有する炭素数
    3〜10の低分子量のものである請求項記載の難黄変
    型エポキシ変性水性ポリウレタン樹脂の製造方法。
  7. 【請求項7】 塩基性有機化合物が、ジメチルエタノー
    ルアミン、ジエタノールアミントリエチルアミンである
    請求項記載の難黄変型エポキシ変性水性ポリウレタ樹
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 伸長剤が、水、または、ポリアミン類で
    ある請求項記載の難黄変型エポキシ変性水性ポリウレ
    タン樹脂の製造方法。
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