JP3236468U - ランバークッションおよび椅子 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003236468000001
【課題】腰部の側方を含めて支え、また、椅子の背凭れに沿って上下方向に移動することが容易であり、載置された位置からずれ難いランバークッションおよびランバークッションを備えた椅子を提供する。
【解決手段】理美容椅子1の背凭れ11と座部12との間に配置されるランバークッション13であって、前記背凭れ11に沿って着座者の身長方向に移動することのできる背面側形状を有し、前記背凭れ11に前記着座者の背中が当接したとき前記着座者の腰部側方に当接して支持するように湾曲していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本開示は、例えば、シャンプー椅子などに備えられ、腰部分をサポートするランバークッションおよびこのランバークッションを備えた椅子に関する。
例えば、理容サロンやエステサロンでは、毛髪のカット、パーマ、カラー、ヘッドスパなどの施術が行われ、適当なときに洗髪や頭皮を揉むことがあり、その際に毛髪を濡らす工程がある。このような施術を行う際には、座部と略水平になるように背凭れが倒れる理美容用シャンプー椅子等が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
毛髪を濡らす工程において、被施術者が座っている椅子を略水平状態とするバックシャンプースタイルとした場合には、椅子の背凭れを寝かせて被施術者を座姿勢から寝姿勢へ変化させ、頭部をシャンプーボウルの位置へ移動させる。
座姿勢においては、被施術者の手を載置する手摺りが設けられている場合があるが、寝姿勢では、被施術者の上半身は、概ね傾倒した背凭れに載置されるため、身体の左右に手摺り等がなく、当該背凭れによって背中を左右からホールドした態勢になる。
上記のように被施術者を寝姿勢としておき、施術者は、被施術者の毛髪を(ロングヘアーであれば)シャンプーボウル内へ導く。また、当該シャンプーボウルの縁部に設けたネック受け部分に被施術者の首元が載置されるように、被施術者に声掛けして、例えば、被施術者自身に動いてもらい、背中や臀部などを足元方向へずらして位置調整を行う。
このように態勢を調整して、毛髪を濡らす工程(洗髪など)を施した後、施術者は、毛髪の水分を軽く流し、頭髪全体をタオルで包むようにして、椅子の背凭れを起こす操作を行う。
施術者は、背凭れを起こす際に片手でスイッチ操作を行い、他方の片手で被施術者の頭髪を包んだタオルが解け落ちないように押さえておく。
被施術者を座姿勢に移行させた後、施術者は、タオルなどを使用して被施術者の毛髪から水分を拭き取り乾燥させる。このような施術を理美容用シャンプー椅子等を用いて行っている。
特開2006-288517号公報
バックシャンプースタイルとしたとき、背凭れを倒すことのできるシャンプー椅子においては、シャンプーボウルと椅子本体との位置が固定されていることから、被施術者が寝姿勢になった直後に自ら首元の位置調整を行う必要がある。
上記の首元の位置調整は、被施術者が高身長であれば、足元の方向へずれ動き、低身長であれば、頭部方向へずれ動くことになる。
また、被施術者が寝姿勢になると、背骨がS字状になっているため、腰部付近に背凭れから離れる箇所が生じ、寝心地が不快になり、背凭れにホールドされていないことから安定感や安心感を損ねてしまう。
前述のように、首元の位置合わせを行うときにずれ動く被施術者は、様々な身長であることから、全ての被施術者について、S字状の背骨形状に対応する背凭れを形成することは困難であり、実際には不可能である。
本開示は、腰部の側方を含めて支え、また、椅子の背凭れに沿って上下方向に移動することが容易であり、載置された位置からずれ難いランバークッションおよびランバークッションを備えた椅子を提供する。
本開示のランバークッションは、椅子の背凭れと座部との間に配置されるランバークッションであって、前記背凭れに沿って着座者の身長方向に移動することのできる背面側形状を有し、前記背凭れに前記着座者の背中が当接したとき前記着座者の腰部側方に当接して支持するように湾曲している、ことを特徴とする。
請求項2の手段は、前記着座者の荷重が該ランバークッションに加わったとき、前記着座者の腰部側方へ向かって湾曲または屈曲する側方部を備えた、ことを特徴とする。
請求項3の手段は、前記着座者の腰部側方に当接する側方上端部を丸く形成した、ことを特徴とする。
請求項4の手段は、前記着座者の腰部側方に当接する側方下端部に角部または尖部を有する、ことを特徴とする。
本開示の椅子は、上記いずれかのランバークッションと、背凭れと、座部と、前記背凭れを起立または倒れた状態にして支持する可倒機構部と、を備え、前記ランバークッションは、前記座部と前記背凭れとの間に載置されている、ことを特徴とする。
本開示は前記したように、ランバークッションの背面側形状を形成し、また、湾曲させたので、着座者の身長に応じて容易にランバークッションの位置を移動することができ、また、着座者の腰部側方のホールド性を高めることができる。
本開示のランバークッションを備えた理美容椅子の一部を示す斜視図である。 本実施例の理美容椅子の概略構成を示す側面図である。 本実施例の理美容椅子に備えられているランバークッションの構成を示す説明図である。 背凭れに沿って下方にランバークッションをずらした状態を示す斜視図である。 被施術者を寝姿勢としたときの状態を示す参考図である。 本実施例の理美容椅子により被施術者を寝姿勢としたときの状態を示す説明図である。 本実施例の理美容椅子により被施術者を寝姿勢としたときの状態を示す説明図である。
以下、この開示の実施の一形態を説明する。
(実施例)
図1は、本開示のランバークッション13を備えた理美容椅子1の一部を示す斜視図である。なお、図1においては、後述するレッグレスト等の図示を省略している。
図2は、本実施例の理美容椅子1の概略構成を示す側面図である。
理美容椅子1は、理美容サロンなどに設置され、被施術者(着座者)の毛髪を濡らす、または、シャンプー洗髪等をバックシャンプースタイルで行うように構成されている。具体的には、背凭れ11が後方へ倒れるように構成されており、座部12に座っている被施術者を座姿勢ならびに寝姿勢とすることができ、寝姿勢とした場合には、被施術者の頭部もしくは毛髪を図示されないシャンプーボウル内に位置させることができるように構成されている。なお、上記のシャンプーボウルは、背凭れ11を椅子後方へ倒したとき、当該背凭れ11上端部の近傍に配置固定されている。
座部12の前端側には、座部12に座っている被施術者の脚部を下方から支持するレッグレスト14が設置されている。なお、背凭れ11、座部12、レッグレスト14等は、図示されない基台によって支持されており、この基台には、背凭れ11を立てた状態と椅子後方へ倒した状態で支持固定することができる可倒機構部等を備えている。
背凭れ11と座部12との間(背凭れ11および座部12の各上面側)には、ランバークッション13が載置されている。
図3は、本実施例の理美容椅子1に備えられているランバークッション13の構成を示す説明図である。図3(a)は、ランバークッション13を上方視したときの形状等を示し、図3(b)は、図3(a)の側方部21の製造工程を示し、図3(c)は、ランバークッション13を正面視したときの形状を示している。
ランバークッション13は、横長に形成されており、適当に湾曲した形状に形成されている。
具体的には、ランバークッション13は、被施術者の背中の中央部分に当接(支持)する中央部22、中央部22の側方に配置された側方部21および側方部23を有し、側方部21と中央部22との間にはステッチ24が設けられており、側方部23と中央部22との間にはステッチ25が設けられている。
ランバークッション13の背面側は、背凭れ11の上面(理美容椅子1に座った被施術者の背中と対向する面)に沿って、適度に湾曲または屈曲しており、背凭れ11の上面に載置されたランバークッション13を、当該背凭れ11の上面に沿って上下方向へずらすことが容易にできる形状をしている。
ステッチ24,25は、ランバークッション13の横方向(長手方向)に対して略垂直方向に延設され、例えば、背凭れ11の上面形状等に対応した位置に設けられている。 ランバークッション13は、ステッチ24ならびにステッチ25において、折れ曲がり易く構成されている。
側方部21は、理美容椅子1に座った被施術者の腰部右側方へまわりこんでサポートすることができる大きさ、形状に形成されており、側方部23は、被施術者の腰部左側方へまわりこんでサポートすることができる大きさ、形状に形成されている。
ランバークッション13の内部には、クッション材と、このクッション材に囲われたフレーム部材26(図3(a)に破線で図示)を備えている。
フレーム部材26は、例えば、適度な剛性を有するプレート状の部材であり、ランバークッション13が型崩れを起こさない(形状を維持する)ように構成されている。また、フレーム部材26は、ランバークッション13内部に配置したとき、ステッチ24と重なる位置に可撓部26aを備え、ステッチ25と重なる位置に可撓部26bを備えている。
ランバークッション13を載置した理美容椅子1に被施術者が座ったとき、被施術者の荷重によって上記のクッション材が圧迫される。
この被施術者の荷重は、主に、ランバークッション13の中央部22に加わり、クッション材の圧迫とともにフレーム部材26が変形する。
このとき、フレーム部材26は、主に可撓部26a,26bが変形し、湾曲または屈曲する。
上記のようにフレーム部材26が撓むことにより、ランバークッション13は、長手方向の両端が中央部22の前方へ移動して湾曲または屈曲し、被施術者の腰部を背後側から包みこみ、側方部21,23が腰部の左右側方をサポート(支持)する形状になる。
換言すると、ランバークッション13は、中央部22等に被施術者の荷重が加わると、可撓部26a,26b等が撓んで、側方部21と側方部23が被施術者の腰部側方へ向かって湾曲または屈曲するように構成されている。
可撓部26a,26bは、フレーム部材26の中で最も変形(湾曲または屈曲)し易く形成されており、ステッチ24,25の位置において側方部21,23の向きが変化し、ランバークッション13が湾曲または屈曲し易くなるように設けられている。
ランバークッション13は、前述のクッション材を2層とし、また、フレーム部材26を備えずに構成してもよい。
例えば、2層構造のクッション材は、2つのクッション材27,28を、図3(a)に破線で示した位置(フレーム部材26を配置する位置)で接合し、ランバークッション13の形状を維持することができるように形成する。
具体的には、ランバークッション13の背面側に配置されたクッション材27と、上面側に配置されたクッション材28とを、例えば、図3(a)の破線で示した位置(フレーム部材26を配置する位置)において重ね合わせ、ランバークッション13の背面側が前述のような形状に湾曲し、また、上面側が湾曲または屈曲するように縫製する。
なお、クッション材27とクッション材28は同一の材料でなくともよく、硬度、可撓性などが異なるものを組み合わせてもよい。例えば、ランバークッション13の背面側(クッション材27)を硬くして形状崩れを防ぎ、上面側(クッション材28)の柔軟性を高めて被施術者に与える触感を良好にする。
クッション材を2層構造とし、フレーム部材26を備えない場合にも、可撓部26a,26bと同様な特性を有する部位(湾曲または屈曲し易い可撓部等)を、例えば縫製などによってクッション材27,28のステッチ24,25と重なる位置に設けるとよい。
クッション材を2層構造とした場合、例えば、図3(b)に示したように、クッション材27,28を重ね合わせたとき端面となる部位に接着剤29を塗布し、当該接着剤29の塗布面を張り合わせて、クッション材27,28の端部を丸く形成する。
なお、図3(b)には、側方部21内部のクッション材端部の製造工程を例示したが、側方部23においても同様にクッション材端部を丸く形成する。さらに、クッション材の縁周全体を丸く形成してもよい。また、クッション材を2層構造としない場合でも、クッション材の端部など、同様な部分を丸く形成してもよい。
側方部21の側方上端部21aは、ランバークッション13を載置した理美容椅子1に被施術者等が座ったとき、被施術者等の肘が当たらないように、外縁上側を丸く(角部分が生じないように)形成している。同様に、側方部23の側方上端部23aも丸く形成されている。
側方部21の側方下端部21bは、例えば、ランバークッション13を、背凭れ11と座部12の間に載置したとき、背凭れ11の上面等に引っ掛かるように当接する角部または尖部を有し、さらに押し込んだときに背凭れ11の上面形状に沿って当接する面積が大きくなり、この当接部分に生じる摩擦抵抗によって位置ずれが容易に起こらないように構成されている。また、側方部23の側方下端部23bも、角部または尖部を有して同様に構成されている。
ランバークッション13は、表面にレザーカバーを用いて形成してもよい。__
図4は、背凭れ11に沿って下方にランバークッション13をずらした状態を示す斜視図である。理美容椅子1に備えたランバークッション13の位置を、背凭れ11の下方へ移動すると、ランバークッション13の背面部分が背凭れ11の上面と十分に当接しなくなる場合がある。
このような場合に、ランバークッション13は、側方部21,23の各側方上端部21a,23aが背凭れ11上面の側方部分に当接する。このとき、側方上端部21a,23aは、前述のように丸く形成されており、背凭れ11上面の側方部分と十分な当接面積を確保することができる。そのため、背凭れ11とランバークッション13の間に相当の摩擦抵抗が生じ、上記のような状態で被施術者が着座しても、ランバークッション13は背凭れ11の上方へずれ難くなる。
また、被施術者が着座していないとき、ランバークッション13を背凭れ11と座部12の間に軽く押し込んでおくと、側方上端部21a,23a等が背凭れ11の上面と当接し、また、側方下端部21b,23bが座部12の上面等と当接する。これらの当接部分には、十分な摩擦抵抗が生じてランバークッション13がずれ難くなる。即ち、被施術者が着座する際にランバークッション13を載置し直す手間を省くことができる。
換言すると、ランバークッション13の側方上端部21a,23aは、背凭れ11上面の側方部分の形状に対応し、十分な面積をもって当接する丸い形状に形成されている。また、側方下端部21b,23bは、前述の角部または尖部が座部12上面等に当接し、また、十分な面積をもって当接して適度の摩擦抵抗が生じるように形成されている。図2に破線で示したランバークッション13は、上記のように各部が当接して位置ずれを抑制する状態になっている。
図5は、被施術者Aを寝姿勢としたときの状態を示す参考図である。この図5は、身長の低い被施術者Aが理美容椅子1に着座し、背凭れ11を後方へ倒し、また、レッグレスト14の姿勢を座部12と略水平となるように調整して、被施術者Aを寝姿勢にしたときの状態を側方視したものである。
理美容椅子1に着座して寝姿勢になった被施術者Aは、例えばシャンプーボウルの載置部位30に、首元の背後側を載置することができる位置へ身体を移動する。
被施術者Aは、身長が低い場合には背凭れ11の上方へ移動する。このように移動して、背凭れ11、座部12、レッグレスト14の各上面に支持され、仰向けに寝た状態の被施術者Aは、例えば、腰下側の臀部A1が背凭れ11と座部12の間に位置し、腰上側のくびれ部A2が背凭れ11の上面に当接する。
背凭れ11の上面は、背骨等の(上半身を側方視したときの)S字カーブに沿って当接するように形成されており、この被施術者Aの上半身(背中から腰までの部分)に対して概ね隙間をあけることなく当接し、荷重を分散して局部的にストレスをかけることなく支持する。
このように、背凭れ11や座部12において、被施術者Aの腰部等と概ね隙間を生じることなく当接することができる場合には、ランバークッション13を使用しなくともよい。なお、背凭れ11と座部12との間に位置する臀部A1は、頑強な骨盤の位置に相当するため荷重等に対する耐性が高く、荷重が分散するように全体的に当接しなくとも身体には苦痛が生じ難い。
図6は、本実施例の理美容椅子1により被施術者Aを寝姿勢としたときの状態を示す説明図である。この図6は、身長が中程度の被施術者Aが理美容椅子1に着座し、この被施術者Aを寝姿勢にしたときの状態を側方視したものである。
身長が中程度の被施術者Aが、首元を載置部位30に載置することができるように身体を移動し、背凭れ11、座部12、レッグレスト14の各上面に仰向けに寝た場合、例えば、被施術者Aの臀部A1が座部12の上面に当接し、腰上側のくびれ部A2が背凭れ11と座部12との間に浮いた状態で位置する。即ち、くびれ部A2、もしくはその近傍において、背凭れ11や座部12との間に隙間が生じる。このような身長の被施術者Aに対しては、ランバークッション13を用いて腰部を支持する。
被施術者Aが理美容椅子1に着座する前に、背凭れ11および座部12の間にランバークッション13を載置しておく。被施術者Aが理美容椅子1に着座した後、背凭れ11を倒し、また、レッグレスト14を水平状態にして被施術者Aを寝姿勢とする。
寝姿勢の被施術者Aは、首元を載置部位30に載置するように身体を移動し、首元を載置部位30に載置し、このとき腰部の背後側に配置されているランバークッション13を、背凭れ11の上下方向に沿って移動し、適当な位置に載置する。
ここで、例えば被施術者Aは、ランバークッション13を背凭れ11の上下方向へ移動することにより、当該被施術者Aが腰部に不快感をもたない、即ち、腰部にかかる荷重(ストレス)等を軽減することができる適当な位置を探して載置する。
図7は、本実施例の理美容椅子により被施術者を寝姿勢としたときの状態を示す説明図である。この図7は、身長が高い被施術者Aが理美容椅子1に着座し、この被施術者Aを寝姿勢にしたときの状態を側方視したものである。
身長が高い被施術者Aが、首元を載置部30に載置することができるように身体を移動し、背凭れ11、座部12、レッグレスト14の各上面に仰向けに寝た場合、例えば、被施術者Aの臀部A1が座部12の上面(概ね中央部分)に当接し、腰上側のくびれ部A2が背凭れ11と座部12との間に浮いた状態で位置する。即ち、くびれ部A2、もしくはその近傍において、背凭れ11や座部12との間に相当の隙間が生じる。このような身長の被施術者Aに対しては、図6を用いて説明した場合と同様に、ランバークッション13を用いて腰部を支持する。
身長が高い被施術者Aが寝姿勢となった場合にも、図6を用いて説明した場合と同様に、被施術者Aの腰部下方に配置されているランバークッション13を、背凭れ11の上下方向へ移動して適当な位置に載置し、背凭れ11および座部12と、くびれ部A2との間に生じる隙間を塞ぐようにし、腰部にかかる荷重(ストレス)等を軽減する。
図6および図7に示したように、ランバークッション13を背凭れ11、座部12等の上面に載置した場合、ランバークッション13は、前述のように、背面側が、背凭れ11の上面形状に沿って形成されており、背凭れ11の上下方向に容易に移動することができる。即ち、被施術者Aの身長、もしくは腰部のくびれ部A2等の位置や体型に応じて、当該身長方向に移動し、容易に位置合わせを行うことができる。
また、ランバークッション13は、寝姿勢となっている被施術者Aの荷重を受けることによって、前述のようにステッチ24,25の位置で湾曲または屈曲し、側方部21,23が被施術者Aの腰部側方へまわりこむ。このように湾曲または屈曲することにより、被施術者Aの身体は、左右方向(理美容椅子1の側方方向)にずれ難くなり、身体のホールド性を高めることができる。
なお、ランバークッション13は、被施術者Aから荷重を受けたとき、被施術者の腰部に当接するまで湾曲または屈曲が進行する。即ち、被施術者Aの体格に対応して湾曲または屈曲の大きさが変化し、様々な体格の被施術者Aに対応して側方方向のホールド性を高めることができる。
以上のように本実施例によれば、ランバークッション13を、背凭れ11の上下方向には容易に移動することができるように構成したので、様々な身長の被施術者Aに対応して、腰部をサポートすることができる。また、ランバークッション13に被施術者Aから荷重が加わると、側方部21,23が被施術者Aの腰部側方へ当接するまで湾曲または屈曲するように構成したので、被施術者Aの体格に応じて腰部側方をサポートし、理美容椅子1の側方方向における身体サポートを高めることができる。また、ランバークッション13の側方上端部21a,23aを丸く形成したので、着座した被施術者Aの腕や肘と干渉することを抑えることができる。また、ランバークッション13の側方部21,23について、側方上端部21a,23aを丸く形成し、側方下端部21b,23bに角部または尖部を有するように構成したので、ランバークッション13と背凭れ11等との間に適度の摩擦抵抗が生じ、位置がずれ難くなり、被施術者Aが理美容椅子1に着座する際に、ランバークッション13を載置し直す手間を省くことができる。
1理美容椅子
11背凭れ
12座部
13ランバークッション
14レッグレスト
21,23側方部
21a,23a側方上端部
21b,23b側方下端部
22中央部
24,25ステッチ
26フレーム部材
26a,26b可撓部
27,28クッション材
29接着剤
30載置部位

Claims (5)

  1. 椅子の背凭れと座部との間に配置されるランバークッションであって、
    前記背凭れに沿って着座者の身長方向に移動することのできる背面側形状を有し、
    前記背凭れに前記着座者の背中が当接したとき前記着座者の腰部側方に当接して支持するように湾曲している、
    ことを特徴とするランバークッション。
  2. 前記着座者の荷重が該ランバークッションに加わったとき、前記着座者の腰部側方へ向かって湾曲または屈曲する側方部を備えた、
    ことを特徴とする請求項1に記載のランバークッション。
  3. 前記着座者の腰部側方に当接する側方上端部を丸く形成した、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のランバークッション。
  4. 前記着座者の腰部側方に当接する側方下端部に角部または尖部を有する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のランバークッション。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のランバークッションと、
    背凭れと、
    座部と、
    前記背凭れを起立または倒れた状態にして支持する可倒機構部と、
    を備え、
    前記ランバークッションは、
    前記座部と前記背凭れとの間に載置されている、
    ことを特徴とする椅子。
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