JP3236463U - 標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型x線管 - Google Patents
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Abstract
【課題】陽極標的シートと放射線出射窓とが熱膨張係数の不一致により簡単に剥離するという課題を解決する、標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管を提供する。【解決手段】放射線管の技術分野に関し、特に、放射線管カバー10を備え、放射線管カバーが陽極標的シート6により2つの真空チャンバー3、7に分割され、2つの真空チャンバーがそれぞれ電子ビーム真空チャンバー3及び放射線真空チャンバー7であり、電子ビーム真空チャンバーにおける陰極モジュール1で発生する電子ビームがグリッド2及びフォーカスモジュール4によってフォーカシングされた後に陽極標的シートに当たって焦点が形成され、陽極標的シートからX線が放射されて、更に放射線真空チャンバーにおける放射線出射窓9から放射線管カバーの外部に放射される。【選択図】図1
Description
本考案は、放射線管の技術分野に関し、具体的には標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管の分野に関する。
X線管は、重金属材料に対する高速電子ビームの衝撃によってX線を発生させる。透過放射型放射線管において陽極標的シートが放射線出射窓と一体になるのが一般的である。ところが、両者の製造材料及び熱膨張係数の違いにより剥離が発生しやすいため、差異ができるだけ小さい材料を選択する必要があるが、材料の選定が困難である。幾つかの特別な適用において、X線に対してフォーカシング又は単色化を行う必要があるが、従来のX線管にはそのようなモジュールがないため、X線管の適用が限定される。また、透過放射型放射線管が開放式構造を一般的に採用するため、壊れた部品が簡単に交換できるが、フィラメントの使用寿命が短く、使用コストが増加される。
本考案は、従来技術では陽極標的シートと放射線出射窓とが熱膨張係数の不一致により簡単に剥離するという課題を解決するために、標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管を提供する。
上記目的を実現するために、本考案は、放射線管カバーを備え、前記放射線管カバーが陽極標的シートにより2つの真空チャンバーに分割され、2つの真空チャンバーがそれぞれ電子ビーム真空チャンバー及び放射線真空チャンバーであり、前記電子ビーム真空チャンバーにおける陰極モジュールで発生する電子ビームがグリッド及びフォーカスモジュールによってフォーカシングされた後に陽極標的シートに当たって焦点が形成され、陽極標的シートからX線が放射されて、更に放射線真空チャンバーにおける放射線出射窓から放射線管カバーの外部に放射される、標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管を提供する。
好ましくは、前記放射線真空チャンバー内にX線のフォーカシング又は単色化を実現するためのX線光学素子が設けられ、前記X線光学素子が陽極標的シートと放射線出射窓との間にある。
好ましくは、前記電子ビーム真空チャンバーが超高真空パッケージである。
好ましくは、前記放射線出射窓が原子番号13以下の原子からなる材料で製造されたものである。
好ましくは、前記陽極標的シートが重金属材料(比重4以上の金属元素)で製造され、前記陽極標的シートが300W/m・K以上の熱伝導率を有する標的受座に溶接され、前記陽極標的シートの厚みが100μm以上である。
従来技術に比較すれば、本考案は下記の優位性を有する。本考案によれば、陽極標的シートと放射線出射窓とが分離されることで、陽極標的シートの材料と放射線出射窓の材料とが熱膨張により剥離されるという課題が解決される。陰極部の超高真空パッケージにより、フィラメントの使用寿命が効果的に向上する。放射線真空チャンバーにX線光学素子が設置されることで、X線のフォーカシング又は単色化が更に実現され、異なる場面における適用が実現される。
次に、本考案の実施例の図面を参照して、本考案の実施例の技術手段を詳しく説明するが、説明する実施例は本考案の実施例の一部であり、全部の実施例ではない。当業者が本考案の実施例に基づいて創造的な工夫せずに得られたその他の全ての実施例は、本考案の請求範囲に属する。
図1によれば、本考案は、放射線管カバー10を備え、放射線管カバー10が陽極標的シート6により2つの真空チャンバーに分割され、2つの真空チャンバーがそれぞれ電子ビーム真空チャンバー3及び放射線真空チャンバー7であり、電子ビーム真空チャンバー3における陰極モジュール1に負高圧が印加され、陽極標的シート6が接地され、電子加速場が形成され、電子を陰極から射出させて、グリッド2及びフォーカスモジュール4によってフォーカシングされた後に陽極標的シート6に当たって焦点が形成され、焦点のサイズがフォーカスパラメータにより調節され、陽極標的シート6からX線が放射されて、更に放射線真空チャンバー7における放射線出射窓9から放射線管カバー10の外部に放射される、標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管を提供する。本考案によれば、陽極標的シート6と放射線出射窓9とが分離されることで、陽極標的シート6の材料と放射線出射窓の材料とが熱膨張により剥離されるという難題を解決した。
好ましくは、実際の適用に応じて放射線真空チャンバー7内にX線のフォーカシング又は単色化を実現するためのX線光学素子8が設けられ、X線光学素子8が陽極標的シート6と放射線出射窓9との間にある。
好ましくは、電子ビーム真空チャンバー3が超高真空パッケージであることで、フィラメントの使用寿命が効果的に向上される。更に、放射線真空チャンバー7が真空パッケージを用いてもよく、真空ポンプを設置して使用前に真空化させてもよいが、主に放射線真空チャンバー7における部品などによって決める。
更に、放射線出射窓9が原子番号の小さい材料(原子番号13以下の原子からなる材料)で製造されるため、X線の透過率が高く、化学的性質が安定的である。
更に、陽極標的シート6が重金属材料(比重4以上の金属元素)で製造されるため、高熔融点などの物理的性質があり、化学的性質が安定的である。陽極標的シート6が300W/m・K以上の熱伝導率を有する標的受座5に溶接されることで、陽極の放熱性が向上され、標的のパワーの向上に繋がる。陽極標的シート6の厚みが100μm以上であるため、大気圧に十分に耐えられる。
本考案に係るX線管において、陽極標的シート6と放射線出射窓9とが分離されることで、陽極標的シート6の材料と放射線出射窓の材料とが熱膨張により剥離される難題を解決した。陰極部の超高真空パッケージにより、フィラメントの使用寿命が効果的に向上された。放射線真空チャンバー7にX線光学素子8が設置されることで、X線のフォーカシング又は単色化が更に実現され、異なる場面における適用が実現される。
本考案の実施例を説明したが、当業者にとって本考案の原理及び趣旨を逸脱することなく、これらの実施例に対して様々な変化、修正、置換や変形を行うことができ、本考案の範囲は添付される請求項及びその同等なものにより限定される。
図において、1.陰極モジュール、2.グリッド、3.電子ビーム真空チャンバー、4.フォーカスモジュール、5.標的受座、6.陽極標的シート、7.放射線真空チャンバー、8.X線光学素子、9.放射線出射窓、10.放射線管カバーである。
Claims (5)
- 放射線管カバー(10)を備える、標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管であって、前記放射線管カバー(10)が陽極標的シート(6)により2つの真空チャンバーに分割され、2つの真空チャンバーがそれぞれ電子ビーム真空チャンバー(3)及び放射線真空チャンバー(7)であり、前記電子ビーム真空チャンバー(3)における陰極モジュール(1)で発生する電子ビームがグリッド(2)及びフォーカスモジュール(4)によってフォーカシングされた後に前記陽極標的シート(6)に当たって焦点が形成され、前記陽極標的シート(6)からX線が放射されて、更に前記放射線真空チャンバー(7)における放射線出射窓(9)から前記放射線管カバー(10)の外部に放射される、ことを特徴とする標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管。
- 前記放射線真空チャンバー(7)内にX線のフォーカシング又は単色化を実現するためのX線光学素子(8)が設けられ、前記X線光学素子(8)が前記陽極標的シート(6)と前記放射線出射窓(9)との間にある、ことを特徴とする請求項1に記載の標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管。
- 前記電子ビーム真空チャンバー(3)が超高真空パッケージである、ことを特徴とする請求項1に記載の標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管。
- 前記放射線出射窓(9)が原子番号13以下の原子からなる材料で製造されたものである、ことを特徴とする請求項1に記載の標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管。
- 前記陽極標的シート(6)が重金属材料で製造され、前記陽極標的シート(6)が300W/m・K以上の熱伝導率を有する標的受座(5)に溶接され、前記陽極標的シート(6)の厚みが100μm以上である、ことを特徴とする請求項1に記載の標的シートと放射線出射窓が分離されたダブル真空チャンバー透過放射型X線管。
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