JP2016033862A - 固定陽極型x線管 - Google Patents

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崇之 伊藤
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Abstract

【課題】サイズの拡大及び製造コストの高騰を抑制することができ、長期にわたって安定動作する固定陽極型X線管を提供する。
【解決手段】固定陽極型X線管は、陰極10と、陽極20と、陰極フード30と、電気絶縁性の真空外囲器50と、を備える。陰極10は電子放出源を有する。陽極20は、X線を放出する焦点が形成される陽極ターゲット21を有する。陰極フード30は、陽極ターゲット21を取り囲み、X線を通す開口部30oが形成され、陰極10と同電位に設定される。真空外囲器50は、陰極10、陽極ターゲット21及び陰極フード30を収容する。h/r≦0.82である。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、固定陽極型X線管に関する。
非破壊検査装置などに搭載されて長時間連続的にX線を発生させるX線発生源として、以下のような固定陽極型X線管が知られている。この固定陽極型X線管は、電子の衝突によりX線を発生する陽極ターゲットと、陽極ターゲットに向けて電子を放出する電子放出源を有する陰極と、少なくとも陽極ターゲット及び電子放出源の周囲を所定の真空度に維持する真空外囲器とを備えている。
真空外囲器は、X線管の高電圧絶縁を保つためにガラス容器を備えている。ガラス容器には開口が形成され、上記開口はX線透過アセンブリにより気密に閉塞されている。X線透過アセンブリは、上記開口に対向し真空外囲器に気密に取り付けられた窓枠と、上記窓枠に収められベリリウム等のX線透過性金属で形成されX線を透過させるX線透過窓と、を有している。X線透過窓(X線透過アセンブリ)は接地されている。
電子放出源から放出された電子は、陽極ターゲットと陰極との間に印加された電圧(管電圧)によって加速され、陽極ターゲットのターゲット面の焦点に衝突する。陽極ターゲットに衝突した電子は、陽極ターゲット上で熱とX線に変換され、発生したX線の一部がX線透過窓を透過して出力される。
陽極ターゲットに衝突した電子の中には、熱やX線に変換されずに反跳電子となって散乱するものがある。反跳電子の方向やエネルギ強度は、管電圧や焦点近傍の電界によって変化するが、通常、入射電子の約40%以上があらゆる方向に反跳することになる。反跳電子の一部はX線透過窓に突入するが、X線透過窓は金属製であり、かつ接地されているためX線管の耐電圧性能を低下させるような問題は発生しない。
なお、X線透過アセンブリ無しにX線管が形成されている場合、発生したX線の一部はガラス容器を透過して出力される。この場合、ガラス容器の内面に反跳電子が長時間突入するため、上記内面に微細なクラックが生じ、X線管の耐電圧性能が著しく低下する問題がある。
特開2002−367550号公報 特開2005−228696号公報
ところで、上記X線透過アセンブリは真空外囲器の外面に突出しているため、X線管装置をコンパクトに設計する上での障害となる。また、X線透過アセンブリは、高価なベリリウムの使用や、部品のろう付けや溶接工程が必要なため、X線管を安価に製造することが困難である。
本発明の実施形態の目的は、サイズの拡大及び製造コストの高騰を抑制することができ、長期にわたって安定動作する固定陽極型X線管を提供することにある。
一実施形態に係る固定陽極型X線管は、
電子を放出する電子放出源を有する陰極と、
前記電子放出源および前記陰極に対して管軸に沿った方向において対向配置され、前記電子放出源から放出される電子が照射されることによりX線を放出する焦点が形成される陽極ターゲットを有する陽極と、
前記陽極ターゲットを取り囲み、X線を通す開口部が形成され、前記陰極と同電位に設定される陰極フードと、
前記陰極、陽極ターゲット及び陰極フードを収容した電気絶縁性の真空外囲器と、を備え、
管軸に沿った第1方向の前記開口部の長さをh、前記第1方向に垂直な第2方向の前記焦点から前記開口部までの距離をr、とすると、
h/r≦0.82である。
図1は、一実施形態に係る固定陽極型X線管を示す概略断面図である。 図2は、図1に示した固定陽極型X線管の一部を拡大して示す概略断面図である。 図3は、図1の線III−IIIに沿った上記実施形態に係る固定陽極型X線管を示す断面図であり、真空外囲器、陰極フード及び陽極ターゲットを取り出して示す図である。 図4は、陰極フードの開口部の長さhと焦点から上記開口部までの距離rとの比に対する、上記開口部を通過した反跳電子の量の変化を折れ線グラフで示す図である。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
以下、図面を参照しながら一実施形態に係る固定陽極型X線管について詳細に説明する。
図1に示すように、固定陽極型のX線管1は、陰極10と、陽極20と、陰極フード30と、陰極構体40と、真空外囲器50と、ラジエータ70と、を備えている。
陰極10は、電子を放出する電子放出源としてのフィラメント11と、集束電極12と、を有している。本実施形態において、フィラメント11には、負の高電圧及びフィラメント電流が与えられる。集束電極12には、負の高電圧が与えられる。陰極10は、陰極構体40に固定されている。
陽極20は、陽極ターゲット21及び陽極ターゲット21に接続された陽極延出部22を備えている。
陽極ターゲット21は、管軸に沿った第1方向d1において、フィラメント11(陰極10)に距離を置いて対向配置されている。本実施形態において、陽極20は接地されている。陽極ターゲット21は、ターゲット本体21aと、ターゲット層21bと、を有している。ターゲット本体21aは、円柱状に形成されている。ターゲット本体21aのうち陰極10と対向した側の端面は、第1方向d1に垂直な仮想平面から傾斜している。ターゲット本体21aは、銅、銅合金等の高熱伝導性の金属で形成されている。ターゲット層21bは、ターゲット本体21aの端面の一部に設けられている。ターゲット層21bは、タングステン(W)、タングステン合金等の高融点金属等で形成されている。ターゲット層21bには、フィラメント11から放出され集束電極12によって集束される電子が照射されることによりX線を放出する焦点(後述する、焦点F)が形成される。
陽極延出部22は、ターゲット本体21aと同様に、銅、銅合金等の高熱伝導性の金属で円柱状に形成されている。陽極延出部22は、陽極ターゲット21を固定し、陽極ターゲット21で発生した熱を周囲へ伝達する。本実施形態において、陽極延出部22にラジエータ70が接続されている。ラジエータ70は、電気絶縁性の材料又は導電性の材料で形成されている。例えば、ラジエータは、熱伝導特性及び耐電圧特性に優れたセラミックスを利用して形成することができる。ラジエータ70を利用することにより、X線管1からX線管1の外部への熱の移動を促進することができる。なお、ラジエータ70は必要に応じてX線管1に設けられていればよい。
陰極フード30は、円筒状に形成されている。陰極フード30は、陽極ターゲット21を取り囲んでいる。陰極フード30は、ターゲット本体21aの外周面との間に、全周に亘って隙間を置いている。陰極フード30は、金属等の導電材料で形成されている。陰極フード30は、陰極10と同電位に設定される。この実施形態において、陰極フード30の一端部は集束電極12に固定され、陰極フード30は集束電極12と同電位に設定される。陰極フード30には、X線を通す開口部30oが形成されている。
本実施形態では、開口部30oは、第1方向d1に垂直な第2方向d2にてターゲット層21bと対向している。開口部30oを設けることにより、陰極フード30による利用X線の吸収率を0%にすることができる。
真空外囲器50は、陰極10、陽極ターゲット21及び陰極フード30を収容している。真空外囲器50は、陽極延出部22が露出するように形成されている。真空外囲器50は、筒状に形成され、陰極構体40により気密に閉塞された一端部及び陽極20により気密に閉塞された他端部を有している。真空外囲器50の内部は所定の真空度に維持されている。なお、真空外囲器50の内部は、排気口60を利用して真空引きされる。排気口60は気密に封止されている。
真空外囲器50は、電気絶縁材で形成された電気絶縁性の容器と、金属で形成された金属容器52と、を有している。上記電気絶縁材としては、硼珪素ガラスのようなガラス、アルミナのようなセラミクス等を挙げることができる。この実施形態において、上記電気絶縁材はガラスであり、電気絶縁性の容器はガラス容器51である。
ガラス容器51は、筒状に形成されている。ガラス容器51は、陰極フード30との間に隙間を形成している。ガラス容器51は、例えば複数のガラス部材を融着により気密に接合し形成することができる。ガラス容器51はX線透過性を有しているため、陽極ターゲット21から放出されたX線はガラス容器51を透過して真空外囲器50の外側に放出される。
金属容器52は、ガラス容器51及び陽極20に気密に接続されている。金属容器52は、ターゲット本体21a及び陽極延出部22の少なくとも一方に気密に固定されている。ここでは、金属容器52は、陽極延出部22にろう付けにより気密に接続されている。また、金属容器52とガラス容器51は融着により気密に接続されている。本実施形態において、金属容器52は環状に形成されている。また、金属容器52は、例えばコバールを利用して形成されている。金属容器52の熱膨張率は、ガラス容器51の熱膨張率とほぼ等しい。
図2及び図3に示すように、第1方向d1の開口部30oの長さをh、とする。第2方向d2の焦点Fから開口部30oまでの距離をr、とする。ここでは、距離rは、第2方向d2における焦点Fの中心から開口部30oのX線の入口の中心までの距離である。また、第1方向d1及び第2方向d2に垂直な第3方向d3の開口部30oの長さをw、とする。例えば、h/r=0.5であり、h=wである。この場合、第1方向d1及び第3方向d3に平行な仮想平面に垂直投影された開口部30oは真円である。
上記のように、X線管1は形成されている。
図1乃至図3に示すように、上記X線管1の動作では、陰極10と陽極20との間に電圧(管電圧)が印加され、陰極10と陽極20との間に強い電界が発生する。フィラメント11から放出された電子(e)は、管電圧によって加速され、電子ビームを形成する。この際、電子ビームは集束電極12によって集束される。電子ビームは、ターゲット層21bに衝突し、焦点Fを形成し、熱エネルギとX線に変換される。焦点Fから発生したX線のうちの利用X線(x)は、陰極フード30に設けられた開口部30oを通り、ガラス容器51を透過し、X線管1の外部に放射される。
ここで、本願発明者等は、開口部30oの長さhと焦点Fから開口部30oまでの距離rとの比(h/r)を変化させ、開口部30oを通過した反跳電子(er)の量を調査した。調査結果を図4に示す。
図4に示すように、ここでは、第1乃至第8の実施例のX線管1のサンプルと、比較例のX線管のサンプルとを用意して調査を行った。各サンプルの上記比(h/r)は次に示す通りである。
(実施例1) h/r=0.27
(実施例2) h/r=0.37
(実施例3) h/r=0.46
(実施例4) h/r=0.50
(実施例5) h/r=0.54
(実施例6) h/r=0.64
(実施例7) h/r=0.73
(実施例8) h/r=0.82
(比較例) h/r=0.91
実施例1乃至実施例3のX線管1において、開口部30oを通過した反跳電子の量は最小であった。なお、図4では、開口部30oを通過した反跳電子の量は規格化され相対値で示されている。ここでは、開口部30oを通過した反跳電子の量の最小値は相対値1である。
すなわち、h/r=0.27,h/r=0.37,h/r=0.46の条件では、上記相対値は1であった。
h/r=0.50の条件では、上記相対値は2であった。
h/r=0.54の条件では、上記相対値は3であった。
h/r=0.64の条件では、上記相対値は4であった。
h/r=0.73,h/r=0.82の条件では、上記相対値は5であった。
h/r=0.91の条件では、上記相対値は6であった。
上記のことから、比(h/r)を小さくした方が、開口部30oを通過する反跳電子の量を抑制することができるため望ましい。h/r=0.91である場合と比べて、h/r≦0.82である方が望ましい。h/r≦0.82の範囲内では、h/r≦0.64である方が望ましい。h/r≦0.64の範囲内では、h/r≦0.54である方が望ましい。h/r≦0.54の範囲内では、h/r≦0.50である方が望ましい。h/r≦0.50の範囲内では、h/r≦0.46である方が望ましい。
上記のように構成された一実施形態に係る固定陽極型のX線管1によれば、X線管1は、陰極10と、陽極20と、陰極フード30と真空外囲器50と、を備えている。陰極10は、電子を放出するフィラメント11を有している。陽極20は、フィラメント11から放出される電子が照射されることによりX線を放出する焦点Fが形成される陽極ターゲット21を有している。陰極フード30は、陽極ターゲット21を取り囲み、X線を通す開口部30oが形成され、陰極10と同電位に設定される。真空外囲器50は、陰極10、陽極ターゲット21及び陰極フード30を収容し、電気絶縁性を有している。
X線管1は陰極フード30を備えている。このため、陰極フード30が形成する電界の作用により、陽極ターゲット21から飛び出した反跳電子(er)は陽極ターゲット21側に押し戻され、陽極ターゲット21に衝撃する。このため、ガラス容器51に突入する反跳電子の量を低減させることができる。
X線管1は、h/r≦0.82の条件を満たしている。このため、h/r=0.91である比較例のX線管と比べて、開口部30oを通ってガラス容器51に突入する反跳電子(er)の数を抑制することができる。耐電圧性能の劣化を抑制することができるため、長期にわたって安定動作するX線管1を得ることができる。
なお、h/r=0.91である場合、X線管1の耐電圧性能の著しい劣化が生じてしまい、長期にわたって安定動作するX線管を得ることができなかった。陰極フード30の開口部30oのすぐ近くにガラス容器51が位置し、多くの反跳電子(er)が開口部30oを通ってガラス容器51に突入するためである。
X線管1は、h/r≦0.50の条件を満たしているとより望ましい。これにより、ガラス容器51に突入する反跳電子(er)の数を十分に抑制することができ、X線管1をより長期にわたって安定動作させることができる。
X線管1は、X線透過アセンブリ無しに形成されている。このため、X線管1のサイズの拡大及び製造コストの高騰を抑制することができる。
なお、X線管1がX線透過アセンブリを使用する場合、ガラス容器51には開口が形成され、上記開口はX線透過アセンブリにより気密に閉塞される。X線透過アセンブリは、上記開口に対向し真空外囲器50に気密に取り付けられた窓枠と、上記窓枠に収められベリリウム等のX線透過性金属で形成されX線を透過させるX線透過窓と、を有する。X線透過窓(X線透過アセンブリ)は接地される。
この場合、反跳電子はそのままX線透過窓(ベリリウム窓)に突入するが、X線透過窓は接地されているためX線管の耐電圧性能が低下するような問題は発生しなかった。このため、本実施形態の基本構想は、X線透過アセンブリを使用する従来のX線管から見出されるものではない。
上記のことから、サイズの拡大及び製造コストの高騰を抑制することができ、長期にわたって安定動作する固定陽極型のX線管1を得ることができる。
本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上述した新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上述した実施形態では、h=wであるが、この場合、第1方向d1及び第3方向d3に平行な仮想平面に垂直投影された開口部30oは正方形等、他の形状であってもよい。
また、上述した実施形態では、h=wであるが、これに限定されるものではなく、種々変形可能であり、h≦wであってもよい。開口部30oを通ってガラス容器51に突入する反跳電子(er)の数を抑制するための要件であるが、上記比(h/r)は関係するが、長さhと長さwとの比は関係しないためである。h<wである場合、第1方向d1及び第3方向d3に平行な仮想平面に垂直投影された開口部30oは、長方形(矩形状)、角丸長方形及びその他の形状である。ここで言う角丸長方形は、長さが等しい2つの平行線と、半径の等しい2つの半円形と、を有している。h<wとすることにより、管軸に垂直となる方向への利用X線の照射範囲をより広くすることができる。
なお、サイズの拡大及び製造コストの高騰を抑制することができ、長期にわたって安定動作する固定陽極型のX線管1を得るため、w<hであってもよい。但し、利用X線の照射範囲が狭くなる点では望ましくない。
本発明の実施形態は、各種の固定陽極型X線管に適用することができる。例えば、本発明の実施形態は、陽極接地型のX線管だけでなく、陰極接地型のX線管や中性点接地型のX線管にも適用することができる。なお、陰極接地型のX線管の場合、陰極10及び陰極フード30が接地され、陽極ターゲット21(陽極20)に正の高電圧が印加される。中性点接地型のX線管の場合、陰極10及び陰極フード30に負の高電圧が印加され、陽極ターゲット21(陽極20)に正の高電圧が印加される。
1…X線管、10…陰極、11…フィラメント、20…陽極、21…陽極ターゲット、30…陰極フード、30o…開口部、50…真空外囲器、h…長さ、r…距離、F…焦点、d1…第1方向、d2…第2方向、d3…第3方向

Claims (5)

  1. 電子を放出する電子放出源を有する陰極と、
    前記電子放出源および前記陰極に対して管軸に沿った方向において対向配置され、前記電子放出源から放出される電子が照射されることによりX線を放出する焦点が形成される陽極ターゲットを有する陽極と、
    前記陽極ターゲットを取り囲み、X線を通す開口部が形成され、前記陰極と同電位に設定される陰極フードと、
    前記陰極、陽極ターゲット及び陰極フードを収容した電気絶縁性の真空外囲器と、を備え、
    管軸に沿った第1方向の前記開口部の長さをh、前記第1方向に垂直な第2方向の前記焦点から前記開口部までの距離をr、とすると、
    h/r≦0.82である固定陽極型X線管。
  2. h/r≦0.5である請求項1に記載の固定陽極型X線管。
  3. 前記距離rは、前記第2方向の前記焦点の中心から前記開口部の前記X線の入口の中心までの距離であり、
    前記第1方向及び第2方向に垂直な第3方向の前記開口部の長さをw、とすると、
    h≦wである請求項1又は2に記載の固定陽極型X線管。
  4. h=wであり、
    前記第1方向及び第3方向に平行な仮想平面に垂直投影された前記開口部は真円又は正方形である請求項3に記載の固定陽極型X線管。
  5. h<wであり、
    前記第1方向及び第3方向に平行な仮想平面に垂直投影された前記開口部は長方形又は角丸長方形である請求項3に記載の固定陽極型X線管。
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