JP2017054679A - 固定陽極型x線管装置 - Google Patents

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【課題】コンパクトかつ高いX線強度を有する固定陽極型X線管装置を提供する。【解決手段】真空外囲器と、前記真空外囲器の内部に配置され負の高電圧が印加され電子を放出する陰極と、前記電子が入射してX線を放出する焦点が形成されるターゲット面を前記真空外囲器の内部に有する接地された陽極ターゲットと、第1方向に前記陰極から前記陽極ターゲットに向かう電子の軌道と前記ターゲット面とを取り囲み開口部が形成された陽極フードと、前記開口部を閉塞し前記焦点から放出される前記X線を透過させるX線窓と、を有する前記陽極ターゲットと同電位の陽極筒と、前記真空外囲器の外側に配置され前記ターゲット面を含む空間に磁場を発生させて前記第1方向から第2方向へと連続的に前記電子の軌道を偏向させる磁気偏向部と、を備え、前記焦点が形成される位置の前記ターゲット面に接する平面を第1平面、とすると、前記第2方向が前記第1平面から内側に成す角度は、0°より大きく40°以下である、固定陽極型X線管装置。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、固定陽極型X線管装置に関する。
固定陽極型X線管装置は、固定陽極型X線管を備えている。固定陽極型X線管は、回転陽極型X線管と比べて小型で操作性が良いという利点を活かして、可搬型の小型X線管装置や工業用の非破壊検査装置などに用いられている。
固定陽極型X線管装置では、陰極から放射された電子は、陰極と陽極ターゲットとの間の電位勾配により加速、集束され、電子ビームとなる。電子ビームは、典型的には100〜350keVのエネルギを持って、陽極ターゲットのターゲット面に衝突してX線発生源となる焦点を形成する。電子ビームは、陽極ターゲットのターゲット面に略垂直(90°±20°)に衝突する。焦点に高いエネルギを持った電子ビームが衝突すると、電子ビームは、ターゲット材により急速に減速され、X線を放出する。X線に変換される割合は、陽極ターゲットに衝突する電子の運動エネルギの中の1%以下である。残りの電子の運動エネルギは熱に変換される。
このような従来X線管に比べてX線強度を増大させる改良X線管が開示されている(特許文献4乃至8)。この改良X線管は、陽極接地管であり、従来X線管よりもターゲット面に対して浅い角度で電子ビームを入射させて焦点を形成する。これにより、X線窓から放出されるX線強度を増大させている。電子ビーム強度を同一とし、陰極と陽極ターゲット間の電位勾配を100〜150kVとした条件において、改良X線管は、従来X線管に比べてX線強度を最大で1.5倍に増大させることができることが示されている。
実公平1−45082号公報 特開平3−149740号公報 特開2014−22185号公報 米国特許第3719846号明細書 米国特許第4607380号明細書 米国特許第5128977号明細書 米国特許第5828727号明細書 米国特許第7068749号明細書
しかしながら、改良X線管において、X線窓の電位は、陽極ターゲットと同電位である。焦点からX線窓方向に飛び出した反跳電子は、X線窓を直撃する。このため、改良X線管は、X線窓の温度上昇を低減させることが困難である。反跳電子は、焦点からX線窓に向かう方向で多くなるような角度分布をもって飛び出すものである。従って、改良X線管において、反跳電子がX線窓を直撃することによるX線窓の温度上昇は、従来X線管に比べてより深刻であると予想される。
以上のことから、改良X線管は、X線強度の増大に限界が生じてしまう恐れがある。また、ターゲット面に対して浅い角度で電子ビームを入射させて焦点を形成させるための電子光学系は、X線の放射方向に沿った方向の寸法を増大させてしまう恐れがある。
本実施形態は以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、コンパクトかつ高いX線強度を有する固定陽極型X線管装置を提供することにある。
本実施形態によれば、
真空外囲器と、前記真空外囲器の内部に配置され負の高電圧が印加され電子を放出する陰極と、前記電子が入射してX線を放出する焦点が形成されるターゲット面を前記真空外囲器の内部に有する接地された陽極ターゲットと、第1方向に前記陰極から前記陽極ターゲットに向かう電子の軌道と前記ターゲット面とを取り囲み開口部が形成された陽極フードと、前記開口部を閉塞し前記焦点から放出される前記X線を透過させるX線窓と、を有する前記陽極ターゲットと同電位の陽極筒と、前記真空外囲器の外側に配置され前記ターゲット面を含む空間に磁場を発生させて前記第1方向から第2方向へと連続的に前記電子の軌道を偏向させる磁気偏向部と、を備え、前記焦点が形成される位置の前記ターゲット面に接する平面を第1平面、とすると、前記第2方向が前記第1平面から内側に成す角度は、0°より大きく40°以下である、固定陽極型X線管装置が提供される。
図1は、本実施形態における固定陽極型X線管装置のX−Y断面を示す図である。 図2は、固定陽極型X線管のX−Y断面を示す図である。 図3は、陽極構体のX−Y断面を示す図である。 図4は、第1平面、第2平面、及び第3平面を示す図である。 図5は、固定陽極型X線管のX−Z断面を示す図である。 図6は、本実施形態における固定陽極型X線管装置の変形例を示すX−Y断面図である。 図7は、固定陽極型X線管装置の従来例を示すX−Y断面図である。
以下、本実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、開示はあくまで一例に過ぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べて、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同一又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本実施形態における固定陽極型X線管装置のX−Y断面を示す図である。なお、X−Y断面とは、方向X及び方向Yを含むX−Y平面に平行な断面を指すものである。方向Xは、上方から下方へ向かう方向である。方向Yは、方向Xと交差する方向であり、方向Zは、方向X及び方向Yと交差する方向である。図示した例においては、方向X、方向Y、及び方向Zは、互いに直交している。
固定陽極型X線管装置99は、固定陽極型X線管100、磁気偏向部101、タンク102、高電圧発生器103、電気絶縁用流体104、X線放射口105、エアファン106、リング状ハンドル107、リング状ベース108、及び隔壁109を備えている。
固定陽極型X線管100は、真空外囲器50、陰極フィラメント6、陰極カップ7、陽極ターゲット10などを備えている。真空外囲器50は、例えば、絶縁筒5、陰極構体1、陽極構体2、及びフランジ12で構成されている。陰極フィラメント6は、陰極構体1に備えられ、真空外囲器50の内部に配置されている。陽極ターゲット10は、陽極構体2に備えられ、真空外囲器50の内部に配置されている。絶縁筒5及び陰極構体1は、タンク102の内部に配置されている。円盤状のフランジ12の内径には、陽極構体2が挿通され、固定されている。また、フランジ12の下側の面にタンク102の内面が固定されている。すなわち、真空外囲器50は、フランジ12及びO−リング12bを介して、タンク102に固定されている。なお、陽極構体2は、タンク102の下方へ延出している。
磁気偏向部101は、真空外囲器50の外側に配置され、真空外囲器50の内部に磁場を発生させる。このとき、磁場は、陰極フィラメント6と陽極ターゲット10との間で、陽極ターゲット10に近接して形成されている。図示した例では、磁気偏向部101は、陽極構体2に対向し、タンク102の下側に配置されている。磁気偏向部101の位置調整や交換の容易性の観点から、磁気偏向部101は、固定陽極型X線管100の外側に配置されていることが望ましく、タンク102の外側に配置されていることが望ましい。
タンク102は、胴部102a、上部102b、及び下部102cを備えている。胴部102aは、筒状に形成されており、胴部102aの内部空洞は、方向Xに延在している。上方に位置する胴部102aの開口端は、上部102bによって密閉されており、下方に位置する胴部102aの開口端は、下部102cによって密閉されている。上部102bは、例えばろう接や溶接によって、胴部102aに気密に固定されている。下部102cも、胴部102aに気密に固定されている。下部102cは、例えば中央に開口部を有しており、この開口部を貫通する様に固定陽極型X線管100が配置されている。下部102cの開口部には、フランジ12がO−リング12bを介して気密に固定されている。フランジ12の内径には、陽極構体2が気密に固定されている。このため、タンク102の内部は、密閉状態を維持することができる。
高電圧発生器103は、タンク102の内部に配置されている。高電圧発生器103は高電圧ケーブル40を介して、陰極構体1の充電露出部に接続され、陰極構体1に負の高電圧を印加する。このとき、陰極構体1に印加される負の高電圧は、例えば−150乃至−350kVである。固定陽極型X線管装置99がX線を出力している間、陰極フィラメント6と陽極ターゲット10との間には、管電流が流れる。この管電流は、真空外囲器50中の真空を介した伝導であるために低電流であり、例えば、管電流の値は、3mAである。タンク102の内部には、電気絶縁用流体104が、タンク102の外側の雰囲気圧以上の圧力で封入されており、固定陽極型X線管100及び高電圧発生器103を囲んでいる。電気絶縁用流体104は、六フッ化硫黄などの大気よりも電気絶縁性の高いガスで形成されており、高電圧発生器103をタンク102から電気的に絶縁している。また、電気絶縁用流体104は、固定陽極型X線管100及び高電圧発生器103を冷却する機能も有している。
X線放射口105は、タンク102の下方に配置され、方向Yで陽極構体2と対向している。X線窓11bを通して固定陽極型X線管100から放射されるX線は、X線放射口105を通して固定陽極型X線管装置99から放射される。
リング状ハンドル107は、タンク102の上方に配置され、タンク102の上部102bに接続している。リング状ハンドル107は、把持部107aと、把持部107aからタンク102へ延出する支柱107bと、を備えている。固定陽極型X線管装置99は、可搬性を有しており、運搬時には把持部107aを把持して移動させることができる。リング状ベース108は、タンク102の下方に配置され、タンク102の下部102cに接続している。リング状ベース108は、土台部108aと、土台部108aからタンク102へ延出する支柱108bとを備えている。例えば、固定陽極型X線管装置99は、土台部108aを足にして設置場所に設置される。これにより、固定陽極型X線管装置99は、X線の放射位置を固定することができる。複数の支柱107bは、互いに間隔を空けて配置されている。複数の支柱108bも、互いに間隔を空けて配置されている。
隔壁109は、リング状ベース108の内側に配置され、陽極構体2を囲んでいる。図示した例において、隔壁109は、隔壁109とタンク102の間、及び土台部108a側に複数の間隙を有している。隔壁109の内側には、エアファン106が配置されている。エアファン106は、隔壁109の内側に気流110を形成し陽極構体2を冷却するガス冷却装置である。後述するが、陽極構体2を冷却する冷却装置は、ガス冷却装置に限定されるものではなく、例えば、液体冷却装置であってもよく、ペルチェ冷却装置などであってもよい。
図2は、固定陽極型X線管のX−Y断面を示す図である。
絶縁筒5は、絶縁材料によって、筒状に形成されている。絶縁筒5の内部空洞は、方向Xに延在している。絶縁筒5を形成する絶縁材料は、例えば、アルミナ等のセラミックである。陰極構体1と陽極構体2とは、絶縁筒5を介して所定の間隔で対向配置されている。陰極構体1は、絶縁筒5の上側に位置する一端5aに固定されている。陽極構体2は、絶縁筒5の一端5aの下側に位置する他端5bに固定され、絶縁筒5の外側に延出している。陰極構体1は、封止金属リング3を介して、絶縁筒5に固定されている。陽極構体2は、封止金属リング4を介して、絶縁筒5に固定されている。例えば、封止金属リング3及び4は、コバールで形成されており、陰極構体1側の封止金属リング3は、コロナリングの機能を有している。このとき、陰極構体1は、陰極フィラメント6、陰極カップ7、カバー8を備えている。陽極構体2は、陽極ターゲット10、陽極筒11、フランジ12、コロナリング19を備えている。
絶縁筒5の外周には、陰極構体1と陽極構体2との沿面距離を長くするため、陽極構体2側の他端5b付近を除いて複数のヒダ13が形成されている。絶縁筒5の外周は、他端5bにおいて、環状のメタライズ面14及び環状凹部15を備えている。メタライズ面14は、環状凹部15より絶縁筒5の端部の近くに位置している。環状凹部15がある部分における絶縁筒5の外径は、ヒダ13がある部分における絶縁筒5の外径より小さい。メタライズ面14は、方向Xに延在している。メタライズ面14に、断面U字形状の封止金属リング4の直線部4aが接合されている。絶縁筒5の外周面は、環状凹部15aによって、封止金属リング4の湾曲部4bから離れる形状に構成されている。
また、絶縁筒5の陰極構体1側の一端5aにも環状のメタライズ面16が形成されている。メタライズ面16は、円盤状に形成されている。このメタライズ面16に、断面U字形状の封止金属リング3の直線部3aが接合されている。絶縁筒5の外周は、陰極構体1側の一端5aに段部15bを備えている為、封止金属リング3の湾曲部3bから下方に離れる形状に構成されている。
以上、説明した構造により、絶縁筒5と封止金属リング4との接合部、及び絶縁筒5と封止金属リング3との接合部には、陽極筒11および陰極構体1の間にできる高電圧がほとんど及ばない。従って、陰極構体1と陽極ターゲット10との間に100〜350kVという高電圧を印加した場合でも、ろう接部からのコロナ放電を抑制することができる。なお、メタライズ面14と直線部4aとの接合、及びメタライズ面16と直線部3aとの接合は、気密であれば特に限定されるものではなく、例えばろう接によって接合されている。
封止金属リング3の直線部3aとは反対側の直線部には、カバー8がビス17により取付けられている。カバー8には、支持リング18により陰極カップ7が支持されている。支持リング18は、封止金属リング3の内側に配置されている。封止金属リング3はカバー8と気密に接合されているため、陰極構体1は、絶縁筒5と気密に接合されている。陰極カップ7は、絶縁筒5の一端5aに方向Xに挿通され、絶縁筒5の内部空洞へ延出している。陰極カップ7の形状は、下方に開口部を有するカップ状である。陰極フィラメント6は、陰極カップ7の内部に配置され、陽極ターゲット10と方向Xで対向している。陰極フィラメント6は、例えばタングステンなどの、高融点かつ高抵抗の金属で形成されている。
封止金属リング4の直線部4aとは反対側の直線部には、フランジ12が固定されている。フランジ12は、封止金属リング4を介して絶縁筒5と気密に接合している。なお、絶縁筒5は、フランジ12の上側の面に固定されている。フランジ12の下側の面には、O−リング溝12aが形成されている。陽極筒11は、フランジ12の内径に気密に接合されている。陽極筒11は、上部陽極フード11a、下部陽極フード11e、及びX線窓11b等を有し、筒状に形成されている。陽極フードを構成する上部陽極フード11a及び下部陽極フード11eは、図示した例では個別に形成され互いに固定されている。ただし、陽極フードは、図示した例に限定されるものではなく、連続に形成された1つの部材で構成されていてもよい。上部陽極フード11aは、フランジ12に接合し、絶縁筒5の内部へ延出している。下部陽極フード11eは、上部陽極フード11aの下に接合され、下方に延出している。X線窓11bは、下部陽極フード11eの側面に形成された開口部を閉塞している。コロナリング19は、金属によって筒状に形成され、絶縁筒5と上部陽極フード11aとの間に同軸的に配置されている。コロナリング19は、フランジ12と電気的に接続し、陽極筒11と同電位である。陽極ターゲット10は、下部陽極フード11eの内部に配置され、陽極筒11の内部空間を密封している。なお、陽極筒11は、陽極ターゲット10に電気的に接続され、陽極ターゲット10と同電位である。以上の様に気密に形成された真空外囲器50の内部空間は、減圧されており、真空状態となっている。
陽極ターゲット10は、例えば、方向Xで陰極フィラメント6及び陰極カップ7と対向している。フランジ12がタンク102に電気的に接続されているため、陽極構体2に備えられた陽極ターゲット10は、フランジ12を介して電気的に接地されている。また、陰極構体1は、高電圧発生器103によって負の高電圧が印加されるため、陰極フィラメント6及び陰極カップ7と、陽極ターゲット10との間に電位勾配が形成される。陰極フィラメント6から放出された電子は、陰極フィラメント6及び陰極カップ7と、陽極ターゲット10との間の電位勾配によって、陽極ターゲット10の方向へ加速され、電子ビーム22を形成する。すなわち、電子ビーム22は、陰極フィラメント6から陽極ターゲット10へ向かう第1方向D1に出射される。ターゲット面9は、第1方向D1と交差する方向で下部陽極フード11eに取り囲まれている。また、上部陽極フード11aは、第1方向D1の電子ビーム22の軌道を取り囲んでいる。陰極フィラメント6の近傍には、電子ビーム22を集束させる集束装置が配置されていてもよい。このような集束装置は、例えば、陰極カップ7に相当する集束電極であり、電場によって電子ビーム22の断面形状を変化させる。
図3は、陽極構体のX−Y断面を示す図である。
陽極筒11と陽極ターゲット10とは、共に電気的に接地され同電位であるため、陽極筒11及び陽極ターゲット10に囲まれた領域は、ほとんど電界が存在しない無電界空間24となっている。陽極ターゲット10は、陰極フィラメント6と対向する側にターゲット面9を有している。ターゲット面9において、電子ビーム22が入射してX線29を放出する焦点26が形成される。ターゲット面9は、真空外囲器50の内部に位置し、無電界空間24に面している。陽極筒11は、反跳電子捕捉面11c及び冷却面11dを有している。反跳電子捕捉面11cは、陽極筒11の内側に位置し、無電界空間24に面している。冷却面11dは、反跳電子捕捉面11cに対応する陽極筒11の外側に位置している。反跳電子捕捉面11cは、ターゲット面9と共に焦点26からX線窓11bに向かうX線29を取り囲み、ターゲット面9と対向している。
磁気偏向部101によって形成される磁場MFは、ターゲット面9を含む無電界空間24に発生し、ローレンツ力を利用して電子ビーム22の進行方向を変化させる。このとき、電子ビーム22の軌道は、第1方向D1から第2方向D2へ連続的に偏向し、電子ビーム22は、第2方向D2でターゲット面9に入射する。電子ビーム22は、典型的には100〜350keVのエネルギを持って、ターゲット面9に衝突する。高いエネルギを持った電子ビーム22が陽極ターゲット10への入射によって急速に減速されることにより、X線29が放出される。X線窓11bは、焦点26から第3方向D3に放出されるX線29を透過させる。
ターゲット面9に衝突した電子ビーム22の一部は、焦点26で反射されて反跳電子28となる。反跳電子28は、X線窓11bや反跳電子捕捉面11cなどの方向へ飛散する。このとき、電子ビーム22の運動エネルギからX線29に変換される割合は、例えば1%以下であり、電子ビーム22の残りの運動エネルギの一部は反跳電子28に移行し、さらに他の一部は陽極ターゲット10に吸収されて熱に変換される。反跳電子28の運動エネルギは主に陽極筒11に吸収されて熱に変換される。電子ビーム22がターゲット面9に浅い角度で入射するとX線29の取出し効率が向上するため、ターゲット面9は、第1方向D1に垂直な方向から、X線窓11bと対向する方向に傾斜している。
第2方向D2は、第1方向D1から第3方向D3へ傾いた方向である。これによって、電子ビーム22をターゲット面9に対して浅い角度で入射させることができる。なお、磁場MFの向きは、第5方向D5である。磁場MFは無電界空間24で電子ビーム22に作用しているため、電子ビーム22の軌道は磁場MF中において、ほぼサイクロイド曲線となる。無電界空間で一様な磁界が有る場合に電子ビームの軌道がサイクロイド曲線となることは良く知られおり、例えば下記の文献に示されている。
基礎電子管工学(山本賢三監訳、昭和41年廣川書店発行)
原著:Principles of Electron Tubes ( J.W.GEWARTOWSKI ,H.A.WATSON ,1965 , D.VAN NOSTRAND COMPANY,Inc.)
なお、図示した例において、第1方向D1は方向Xと平行な方向であり、第3方向D3は方向Yと平行な方向であり、第5方向D5は方向Zと平行な方向である。すなわち、第3方向D3は、第1方向D1と直交する方向であり、第5方向D5は、第1方向D1及び第3方向D3と直交する方向である。
ターゲット面9への電子ビーム22の入射角は、磁場MFの大きさを予め調整することにより、目的とする角度に設定可能である。電子ビーム22の入射位置や入射角の組立上の誤差は、磁気偏向部101の配置位置を微調整することにより解消することが可能である。焦点26が形成される位置のターゲット面9に接する平面を第1平面P1とする。第1平面P1から第2方向D2が内側に成す角度を角度θ1とする。第1平面P1から第3方向D3が内側に成す角度を角度θ2とする。
角度θ1は、0°より大きく40°以下である(0°<θ1≦40°)。角度θ2は、0°より大きく20°以下である(0°<θ2≦20°)。なお、図示した構成例において、角度θ1は20°であり、角度θ2は15°である。
反跳電子28の飛散方向の分布は、入射する電子ビーム22がターゲット面9で正反射する方向に最も多くなる。このため、本構成例においてX線窓11bに向かう反跳電子28は図7で後述する従来例よりも多くなる。しかしながら、磁場MFは、X線窓11bへ向かう反跳電子28を上方に偏向させ、反跳電子捕捉面11cに衝撃させることができる。反跳電子捕捉面11cは、衝撃した反跳電子28によって加熱される。反跳電子捕捉面11cで発生した熱は、上部陽極フード11a中を熱伝導し、冷却面11dの温度を上昇させる。
温度が上昇した冷却面11dは、例えば、図1に図示した気流110で冷却される。すなわち、陽極フードは、エアファン106によって冷却される。このため、固定陽極型X線管装置99は、反跳電子捕捉面11cにおける温度上昇を低減することができ、真空外囲器50内の真空度の低下を抑制することができる。反跳電子捕捉面11c及び冷却面11dを有する上部陽極フード11aは、好適には、熱伝導性に優れ、かつ比較的安価な銅や銅合金で形成することができる。なお、冷却面11dにおける冷却効率を向上させるため、冷却面11dは、放熱フィンなどを備えていてもよい。
図4は、第1平面、第2平面、及び第3平面を示す図である。
第4方向D4は、焦点26を通りターゲット面9の上方を向き第1平面P1に垂直な方向である。第2方向D2及び第4方向D4に沿った平面を第2平面P2とし、第3方向D3及び第4方向D4に沿った平面を第3平面P3とする。第2平面P2と第3平面P3とがなす角度を角度θ3とする。
第1方向D1は、第2平面P2上の方向である。角度θ3は、180°(=0°)であり、第2平面P2と第3平面P3とは、同一平面上にある。すなわち、第1方向D1、第2方向D2及び第3方向D3は、同一平面上の互いに異なる方向である。
図5は、固定陽極型X線管のX−Z断面を示す図である。
本構成例において、磁気偏向部101は、永久磁石であり、N磁極32、S磁極34、及びヨーク36を備えている。N磁極32は、方向ZでS磁極34と対向しており、ターゲット面9は、N磁極32とS磁極34との間に位置している。ヨーク36は、N磁極32とS磁極34とを接続している。図5の断面図を示す視点において、電子ビーム22は、ターゲット面9に対して上方から入射している。すなわち、ここで図示するX−Z断面は、電子ビーム22の進行方向である第1方向D1及び第2方向D2が下方を示すように、かつX線窓11b側から焦点26に視点を置いた場合の断面である。このような視点を仮定すると、磁気偏向部101は、前述した第2平面P2に垂直な左向き(第5方向D5)の磁場MFを発生させる。なお、磁気偏向部101は、永久磁石に限定されるものではなく、電磁石であってもよい。電磁石を利用した場合、磁気偏向部101は、磁場MFの強度を容易に調整することができる。また、永久磁石と電磁石とを併用してもよい。
以上の様に、本実施形態によれば、固定陽極型X線管装置99は、真空外囲器50の外側に配置され、ターゲット面9を含む空間に磁場MFを発生させる磁気偏向部101を備えている。これにより、本実施形態は、X線の放射方向に沿った方向の装置寸法を増大させることなく、ターゲット面9に対して浅い角度で電子ビーム22を入射させることができる。すなわち、固定陽極型X線管装置99を大型化することなくX線強度を増大させることができる。本構成例(θ1=20°、θ2=15°)の場合、陰極フィラメント6に印加される電圧が−100kVの場合、図7に図示する従来の固定陽極型X線管装置99に比べてX線強度を約1.2倍に増大させることができる。また、陰極フィラメント6に印加される電圧が−350kVの場合、図7に図示する従来の固定陽極型X線管装置99に比べてX線強度を約2倍に増大させることができる。従来の固定陽極型X線管に対する本実施形態のX線強度の増大率は、陰極フィラメント6と陽極ターゲット10間の電位差の増加に従って増大することが確認された。以上説明した様に、本実施形態は、コンパクトかつ高いX線強度を有する固定陽極型X線管装置を提供することができる。
磁場MFは、焦点26とX線窓11bとの間にも形成されているため、焦点26からX線窓11bの方向へ飛散した反跳電子28は、反跳電子捕捉面11cへ偏向される。すなわち、本実施形態によれは、反跳電子28の衝撃によるX線窓11bの過熱を抑制することができるため、X線窓11bの破損による真空外囲器50内の真空破壊を防ぐことができる。このため、X線窓11bは、ベリリウムなどの耐熱性が高く高価な材料を用いることなく、アルミニウム、チタン、ニッケル、ステンレス鋼、クロム鋼、鉄合金など、安価な材料で形成することができる。
なお、第3方向D3は、第1方向D1に対して垂直である。すなわち、本実施形態は、固定陽極型X線管装置99のX線出力方向のサイズを長大化させることなくターゲット面9に対する電子ビーム21の入射角θ1を浅くすることができ、X強度を増大させることができる。
本構成例において、磁気偏向部101は、永久磁石である。永久磁石は、メンテナンス性が良好であり、磁場MFの形成に電力を消費しないので、固定陽極型X線管装置99は、ランニングコストの上昇を抑制することができる。
固定陽極型X線管装置99は、タンク102を備え、タンク102に陰極構体1の充電露出部及び高電圧発生器103を収容し、タンク102内に陽圧に封入された電気絶縁用流体104を備えている。このため、負の高電圧を生成する高電圧発生器103とタンク102との間の電気的な短絡を防止することができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
図6は、本実施形態における固定陽極型X線管装置の変形例を示すX−Y断面図である。
本変形例は、冷却面11dに近接する冷却装置121を備えている点で、図1に図示した構成例と相違している。冷却装置121は、反跳電子捕捉面11cを冷却できればその種類や配置場所を限定されるものではない。冷却装置121は、例えば、蒸気圧縮式冷却装置や液体冷却装置やペルチェ冷却装置である。蒸気圧縮式冷却装置は、例えば、フロンなどの冷媒を、コンプレッサで液化し、冷却面11d近傍で気化させることで、気化熱により冷却を行う。液体冷却装置は、例えば水などの液体の冷媒を循環させて冷却を行う。ペルチェ冷却装置は、ペルチェ素子を利用した冷却装置である。ペルチェ素子は、電圧を印加して冷却を行う素子であるため、冷却面11dへペルチェ素子から電圧が漏れない様に、例えば電気絶縁性の部材を介して冷却面11dに貼り付けて用いられる。冷却装置121は、陽極ターゲット10の下面などの、冷却面11d以外の陽極構体2近傍にも配置されてもよい。なお、固定陽極型X線管装置99は、冷却装置121からの発熱を放散させるため、冷却装置121及びエアファン106の両方を備えていてもよい。
この様な変形例においても、上記と同様の効果を得ることができる。
図7は、固定陽極型X線管装置の従来例を示すX−Y断面図である。
この従来例は、磁気偏向部101を備えておらず、電子ビーム22の軌道が偏向されない。すなわち、陰極フィラメント6から出射した電子ビーム22の進行方向と、ターゲット面9に入射する電子ビーム22の進行方向とが一致している。また、X線窓11bに向かう反跳電子28は、偏向されることなく、X線窓11bを衝撃する。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。たとえば、電気絶縁用流体104として、絶縁油などの電気絶縁性液体を使用してもよい。また、電気絶縁用流体104にかえて、シリコーン樹脂などからなる固体の電気絶縁材を使用してもよい。
99…固定陽極型X線管装置 100…固定陽極型X線管 101…磁気偏向部
102…タンク 103…高電圧発生器 104…電気絶縁用流体
105…X線放射口 106…エアファン 107…リング状ハンドル
108…リング状ベース 50…真空外囲器 1…陰極構体 2…陽極構体
3、4…封止金属リング 5…絶縁筒 6…陰極 7…陰極カップ 8…カバー
9…ターゲット面 10…陽極ターゲット 11…陽極筒 11a…上部陽極フード
11b…X線窓 11c…反跳電子捕捉面 11d…冷却面 12…フランジ
21…無電界空間 22…電子ビーム 26…焦点 28…反跳電子 32…N磁極
34…S磁極 36…ヨーク MF…磁場 D1…第1方向 D2…第2方向
D3…第3方向 D4…第4方向 D5…第5方向 P1…第1平面 P2…第2平面
P3第3平面

Claims (12)

  1. 真空外囲器と、
    前記真空外囲器の内部に配置され負の高電圧が印加され電子を放出する陰極と、
    前記電子が入射してX線を放出する焦点が形成されるターゲット面を前記真空外囲器の内部に有する接地された陽極ターゲットと、
    第1方向に前記陰極から前記陽極ターゲットに向かう前記電子の軌道と前記ターゲット面とを取り囲み開口部が形成された陽極フードと、前記開口部を閉塞し前記焦点から放出される前記X線を透過させるX線窓と、を有する前記陽極ターゲットと同電位の陽極筒と、
    前記真空外囲器の外側に配置され前記ターゲット面を含む空間に磁場を発生させて前記第1方向から第2方向へと連続的に前記電子の軌道を偏向させる磁気偏向部と、を備え、
    前記焦点が形成される位置の前記ターゲット面に接する平面を第1平面、とすると、
    前記第2方向が前記第1平面から内側に成す角度は、0°より大きく40°以下である、固定陽極型X線管装置。
  2. 前記焦点から前記開口部及び前記X線窓に向かう方向を第3方向、前記焦点を通り前記ターゲット面の上方を向き前記第1平面に垂直な方向を第4方向、前記第2方向及び前記第4方向に沿った平面を第2平面、とすると、
    前記第1方向は、前記第2平面上の方向であり、
    前記第3方向は、前記第1方向に対して垂直である、請求項1に記載の固定陽極型X線管装置。
  3. 前記焦点から前記開口部及び前記X線窓に向かう方向を第3方向、前記焦点を通り前記ターゲット面の上方を向き前記第1平面に垂直な方向を第4方向、前記第2方向及び前記第4方向に沿った平面を第2平面、とすると、
    前記第3方向及び前記第4方向は第3平面上にあり、
    前記第2平面と前記第3平面とは、同一平面上にある、請求項1に記載の固定陽極型X線管装置。
  4. 前記磁気偏向部は、前記第2平面に垂直な方向に前記磁場をつくる、請求項2又は3に記載の固定陽極型X線管装置。
  5. 前記陽極筒は、前記ターゲット面とともに前記焦点から前記X線窓に向かう前記X線を取り囲み前記ターゲット面と対向した反跳電子捕捉面を有し、
    前記焦点を通り前記ターゲット面の上方を向き前記第1平面に垂直な方向を第4方向とし、前記第2方向及び前記第4方向に沿った平面を第2平面とし、前記第1方向及び前記第2方向が下方を示すように前記X線窓側から前記磁場に視点をおいた場合を仮定すると、
    前記磁気偏向部は前記第2平面に垂直な左向きの前記磁場を前記焦点から前記X線窓に向かって放出される反跳電子に作用させ、前記反跳電子は偏向され前記反跳電子捕捉面を衝撃する、請求項1に記載の固定陽極型X線管装置。
  6. 前記反跳電子捕捉面を冷却するための冷却装置をさらに備える、請求項5に記載の固定陽極型X線管装置。
  7. 前記冷却装置は、ガス冷却装置である、請求項6に記載の固定陽極型X線管装置。
  8. 前記冷却装置は、ペルチェ冷却装置である、請求項6に記載の固定陽極型X線管装置。
  9. 前記冷却装置は、液体冷却装置である、請求項6に記載の固定陽極型X線管装置。
  10. 前記陰極に印加される前記負の高電圧は、−150乃至−350kVの範囲内である、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の固定陽極型X線管装置。
  11. 前記磁気偏向部は、永久磁石である、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の固定陽極型X線管装置。
  12. 前記陰極に前記負の高電圧を印加する高電圧発生器と、
    少なくとも前記陰極の充電露出部及び前記高電圧発生器を収納するタンクと、
    前記タンク内に充填された電気絶縁材と、をさらに備えている、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の固定陽極型X線管装置。
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