JP3236035U

JP3236035U - 味噌玉

Info

Publication number: JP3236035U
Application number: JP2021004471U
Authority: JP
Inventors: 猛夫山本
Original assignee: 猛夫山本
Priority date: 2021-10-27
Filing date: 2021-10-27
Publication date: 2022-01-26
Anticipated expiration: 2031-10-27

Abstract

【課題】味噌を定量分料理に使用する味噌玉であって、ビタミンＥの効能である過酸化脂質の生成を抑制し、血管を健康に保つほか、血中のＬＤＬコレステロールを抑制し、赤血球の破壊を防ぐ作用もあり、味噌だけでは補給できない価値を持ちその上、衛生的でいつでもどこでも誰でも使いやすく、多くの価値を提供できる。
【解決手段】味噌を所定量塊とした塊味噌２と、塊味噌の表面をコーティングするビタミンＥ層３と、ビタミンＥ層を更に覆うゼラチン層とを有する。
【選択図】図２

Description

本考案は、味噌を定量分料理に提供できる味噌玉に関する。

従来この種の食品封入には、特許文献１に記載されるように、食用油を水溶性のプルランやゼラチンの硬質カプセルに封入したことを特徴としたものになっていた。

また、特許文献２に記載される味噌栄養食品は、味噌の単体あるいは味噌を主成分として、これに他の栄養食品を混合したものを乾燥粉末化した粉末味噌、あるいは該粉末味噌からペレット味噌又はカプセル味噌としてなる味噌栄養食品とするようになっていた。

更に特許文献３は菓子の最中の内面に食品硬化油の膜を作り、
内部に調味料（味噌）を入れ、ゼラチン等の食品で作った覆いをするようになっていた。

実登３１９９９２３号公報特開２００１－３４６５３６号公報実開６０－２７６９１号公報

特許文献１に記載されるように、食用油を水溶性のプルランやゼラチンの硬質カプセルに封入したことを特徴としたものになっていたが、水分含有率４７％前後の味噌は水分がゼラチンを溶解することで、ゼラチン等硬質カプセルに封入しても時間と共にゼラチンが溶け出し、結果封入できない課題があった。
また、特許文献２に記載される味噌栄養食品は、味噌の単体あるいは味噌を主成分として、これに他の栄養食品を混合したものを乾燥粉末化した粉末味噌、あるいは該粉末味噌からペレット味噌又はカプセル味噌としてなる味噌栄養食品であり、味噌本来の風味が失われるという欠点がある。
更に特許文献３は菓子の最中の内面に食品硬化油の膜を作り、内部に調味料（味噌）を入れ、ゼラチン等の食品で作った覆いをするようになっており、味噌を覆うものとして最中、食品硬化油の膜、ゼラチン等の覆いというように３重の層を形成しなければならないために、製造工程が複雑になるという欠点があった。

本考案は手を汚すことなく、お湯を注ぐだけで簡単にミソスープやみそ汁が作れるものである。勿論、具材入りの熱い鍋にポンッと人数分入れるだけで手を汚さず、味噌濾し器や濾し棒を使う必要もなく素早くできる便利な味噌玉である。

課題を解決する手段

本考案の味噌玉は、味噌を所定量塊とした塊味噌と前記塊味噌の表面をコーティングするビタミンＥ層と前記ビタミンＥ層を更に覆うゼラチン層を有するようになっている。

考案の効果

本考案の味噌玉は、味噌を所定量塊とした塊味噌と前記塊味噌の表面をコーティングするビタミンＥ層と前記ビタミンＥ層を更に覆うゼラチン層とを有するようになっているので、味噌を粉末化せずに、味噌そのものの状態で封入できるため、味噌本来の風味を損なうことなく、簡単な構造で味噌玉を提供できる。

は本考案の味噌玉の第一実施例を示す写真である。は本考案の味噌玉の第一実施例の断面斜視図である。

以下、本考案を適用した実施形態を、図面に基づいて詳述する。各図面においては、説明に不要な部材等は適宜、図示を省略している。

図１～図２を用いて本考案を適用した第一実施形態について説明する。図１は本考案を適用した第一実施形態の表示図である。図２は本考案の適用を示す第二実施形態の半球の表示図である。

図１、図２にしめすように、本考案の第１実施例の味噌玉は、所定量塊とした塊味噌と前記塊味噌の表面をコーティングするビタミンＥ層と、前記ビタミンＥ層を更に覆うゼラチン層とを有する構造になっている。
このような構造になっているので、本考案の味噌玉は、味噌を所定量塊とした塊味噌と前記塊味噌の表面をコーティングするビタミンＥ層と前記ビタミンＥ層を更に覆うゼラチン層とを有するようになっているので、味噌を粉末化せずに、味噌そのものの状態で封入するため味噌本来の風味を損なうことなく、簡単な構造で味噌玉を提供できる。
消費者が一定頻度で食するみそ汁を作る時、健康に優れ不足しがちなビタミンＥを補え、手を汚さず短時間においしいみそ汁が作れるなら使ってみたくなる新しく開発した味噌玉である。共働きが常態化の社会で、主婦や主夫が多忙を極める日常にあって、簡単で美味しいみそ汁ができれば「簡便な栄養機能付き味噌玉」は笑顔の食卓を演出することにも繋がる。

開発した当考案「簡便な栄養機能付き味噌玉」はみそ汁を作ることはもとより、石狩鍋等の鍋もの料理や、煮物や蒸し物や雑炊はもとより、多様な料理に使用することができる便利な優れものである。

キャンプや海外旅行時にミソスープが飲みたくなったら、お湯さえあれば一杯分のお湯の器の中に、一人一個を目安に「簡便な栄養機能付き味噌玉」を入れれば簡単においしい熱々が出来上がる。
冷たいミソスープが飲みたくなったら、器に白湯を入れ、その中に「簡便な栄養機能付き味噌玉」をポンッと入れるとゼラチンが溶け次に味噌が溶けだし、かき混ぜて適量の氷を入れるだけで冷たいミソスープが出来上がる。

１・・味噌玉
２・・味噌
３・・ビタミンＥ
４・・ゼラチン

「簡便な栄養機能付き味噌玉」は中身が分かる密閉した印刷物のスタンディングボックス（袋）に入れ商品とすることで、賞味期限は半年以上可能で流通にも適応できる。衛生的で一つの袋は、例えば１０日分で単身者用の１０個入り、ペア用１０日分で２０個入と、お客様や店頭ニーズに応じて数量調整も容易である。
「簡便な栄養機能付き味噌玉」はビタミンＥを使用していることから味噌の栄養成分にプラスして健康に優れた栄養機能をもつ、高付加価値食材として消費者のニーズにお応えできるこれからの食品である。

Claims

味噌を所定量塊とした塊味噌と、
前記塊味噌の表面をコーティングするビタミンＥ層と、
前記ビタミンＥ層を更に覆うゼラチン層と
を有することを特徴とする味噌玉。