JP3235984U - 和服 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003235984000001
【課題】子供に着付けをする際、容易に着付けを行うことができ、着崩れを防ぐことができる和服を提供する。
【解決手段】和服は、着物10と、袴部材及び帯部材からなる袴20と、袴20に着脱可能に設けられる枕30と、を備えている。袴20は、着物10及び枕30の両方に係合可能な係合部材25a、25bを有し、着物10は係合部材25aが係合される第一被係合部17を有し、枕30は係合部材25bが係合される第二被係合部34を有し、帯部材は、着用時に袴部材の上端に沿って正面視で視認可能なように、一部が露出した状態で、袴部材と一体化している。
【選択図】図8

Description

本考案は、和服に係り、特に、子供に着付けをする際、容易に着付けを行うことができる、帯と袴が一体化した和服に関する。
一般的に袴は、着物を着用した後、袴の上部から足を入れて、袴に備えられた紐を結び、袴を胴囲で固定することによって着用される。近年では、小学校の卒業式等において、袴を着用する機会が増加しつつあるが、子供に袴を着用させる際、着付けに手間がかかる。さらに、せっかく着付けたとしても、よく動き回る子供にとっては、袴がずれ落ちて着崩れするおそれがある。
例えば、特許文献1には、着物の面ファスナと、袴下帯の面ファスナとを係合することによって、着物から袴下帯のずれ落ちを防ぐことができる着物及び帯が開示されている。
さらに、特許文献1の袴では、帯の結び目の代わりとなる枕を、面ファスナによって帯に係合させることで、容易に腰部分で袴を盛り上げて見栄えを良くすることができる。
実用新案登録第3212612号公報
袴を着用するためには、帯や、帯の結び目に対する袴の位置合わせが必要である。しかしながら、特許文献1では、着物と帯の位置合わせが簡易であり、且つ着物と帯のずれ落ちを防ぐことができるものの、袴と帯の位置合わせが容易ではなく、袴と帯がずれ落ちてしまうおそれもある。
本考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、子供に着付けをする際、容易に着付けを行うことができ、着崩れを防ぐことができる和服を提供することにある。
前記課題は、本考案の和服によれば、着物と、袴部材及び帯部材からなる袴と、前記袴に着脱可能に設けられる枕と、を備えた和服であって、前記袴は、前記着物及び前記枕の両方に係合可能な係合部材を有し、前記着物は、前記係合部材が係合される第一被係合部を有し、前記枕は、前記係合部材が係合される第二被係合部を有し、前記帯部材は、着用時に前記袴部材の上端に沿って正面視で視認可能なように、一部が露出した状態で、前記袴部材と一体化していること、により解決される。
上記の構成により、帯と袴が一体化しているため、帯と袴の位置合わせをすることなく、容易に着付けをすることができる。また、着物と枕の両方に係合部があるため、袴の係合部材をそれぞれの被係合部に係合することによって、ずれ落ちを防ぐことができ、着崩れを防止することができる。
また、本考案の着物について好適な構成を述べると、前記袴部材は、着用時に正面側となる袴本体前部と、着用時に背面側となる袴本体後部と、前記袴本体前部の着用時における上方端部に設けられる結合部と、前記結合部の長手方向における少なくとも一端部に設けられる前紐と、前記袴本体後部の着用時における上方左右端部にそれぞれ設けられる後紐と、を有し、前記第一被係合部はループ形状をなす第一紐挿通部であり、前記第二被係合部はループ形状をなす第二紐挿通部であり、前記係合部材は、前記前紐であるとよい。
上記の構成により、着物と枕の両方に紐挿通部があるため、袴の前紐をそれぞれの紐挿通部に挿通することによって、簡易な構成で、ずれ落ちを防ぐことができ、着崩れを防止することができる。また、袴をウエストで固定するための前紐を、着物と枕に係合させるため、新たに係合部材を設ける必要がなく、袴を簡易な構成とすることができる。
また、本考案の和服について好適な構成を述べると、前記前紐は、前記第一紐挿通部に挿通可能な第一前紐と、前記第二紐挿通部に挿通可能な第二前紐と、で構成され、前記第一前紐及び前記第二前紐は、前記結合部の短手方向に並設されるとよい。
上記の構成により、前紐が上下に複数設けられることで、一方の前紐を着物に挿通した後に、他方の前紐を枕に挿通できるため、容易に着付けをすることができる。
また、本考案の和服について好適な構成を述べると、前記前紐は、ゴム紐であって、複数のボタン孔を有し、前記結合部には、前記ボタン孔に係合可能なボタンが設けられているとよい。
上記の構成により、前紐がゴムであるため、ウエストサイズの許容範囲を拡大することができる。また、複数のボタン孔を有するため、容易にウエストサイズを調整することができる。
また、本考案の和服について好適な構成を述べると、前記第一被係合部は、着用時の上下方向において、複数設けられるとよい。
上記の構成により、着用者の身長に合わせて、袴や枕の位置を調整することができる。
また、本考案の和服について好適な構成を述べると、前記枕は、前記袴部材を保持するための袴保持部を有し、前記袴部材は、着用時に内側となる面に、前記袴保持部と着脱可能な袴被保持部を有するとよい。
上記の構成により、枕は袴を保持する保持部があるため、着崩れを防止することができる。
また、本考案の和服について好適な構成を述べると、前記枕は、略長方形状に形成され、第一枕部と、長手方向において前記第一枕部と隣接する第二枕部と、長手方向において前記第一枕部と反対側で前記第二枕部と隣接する第三枕部と、に三分割されて構成され、前記第一枕部と前記第二枕部の隣接部分で折り畳み可能な第一折り畳み線部と、前記第二枕部と前記第三枕部の隣接部分で折り畳み可能な第二折り畳み線部と、を有し、前記袴保持部は、前記第一枕部の第一面に設けられ、前記第二被係合部は、前記第二枕部の、前記第一面と反対側である第二面に設けられるとよい。
上記の構成により、三分割して三つ折りすることで、枕に厚みを出すことができる。また、折り畳み部分を前紐と着物との間に入れ込むことで、枕をウエストにフィットさせることができる。
本考案によれば、子供に着付けをする際、容易に着付けを行うことができ、着崩れを防ぐことができる和服を提供することができる。
また、着物と枕の両方に紐挿通部があるため、袴の前紐をそれぞれの紐挿通部に挿通することによって、簡易な構成で、ずれ落ちを防ぐことができ、着崩れを防止することができる。また、袴をウエストで固定するための前紐を、着物と枕に係合させるため、新たに係合部材を設ける必要がなく、袴を簡易な構成とすることができる。
また、前紐が上下に複数設けられることで、一方の前紐を着物に挿通した後に、他方の前紐を枕に挿通できるため、容易に着付けをすることができる。
また、前紐がゴムであるため、ウエストサイズの許容範囲を拡大することができる。また、複数のボタン孔を有するため、容易にウエストサイズを調整することができる。
また、着用者の身長に合わせて、袴や枕の位置を調整することができる。
また、枕は袴を保持する保持部があるため、着崩れを防止することができる。
また、三分割して三つ折りすることで、枕に厚みを出すことができる。また、折り畳み部分を前紐と着物との間に入れ込むことで、枕をウエストにフィットさせることができる。
本実施形態の和服の使用状態を示す図である。 枕と袴を着用した状態を示す図である。 和服の着物の正面図である。 和服の着物の背面図である。 和服の袴の正面図である。 和服の枕の正面図である。 和服の枕の背面図である。 着物と枕の挿通部に袴の前紐を挿通した状態を示す図である。 着用した枕を折り畳んだ状態を示す図である。
以下、本考案の実施形態に係る和服1について図1~図9を用いて説明する。本実施形態の和服1は、図1、図2に示すように、着物10と、袴20と、枕30から構成される。
図3は、本実施形態の着物10の正面図である。着物10は、着用者の胸部側を覆う前身頃11と、着用者の背中側を覆う後身頃12と、衿13と、袖14と、固定紐15と、から構成される。着物10は、具体的には、袴用上衣、振り袖、喪服、浴衣等の他、着物の様に着用可能な衣類等も含むものであり、生地や色等が特に限定されるものではない。本実施形態では、着物10は、袴用上衣であり、通常の振り袖等着物よりも、丈が短く構成される。固定紐15は、着用時に前身頃11を重ねた際、内側となる衿13の長手方向端部に一端が縫着された内側固定紐15aと、外側となる衿13の長手方向端部に一端が縫着された外側固定紐15bと、から構成される。なお、本実施形態では、内側固定紐15aと、外側固定紐15bは、それぞれ衿13に縫着されているが、前身頃11又は後身頃12に縫着されていても良い。また、一本の固定紐15の中央部分が、後身頃12の幅方向中央部分に縫着されていても良い。また、固定紐15が着物10と別体となっていても良い。
前身頃11の幅方向外側端部には、内側固定紐15aを通すための開口16が設けられている。なお、開口16は後身頃12に設けられていても良い。また、例えば、固定紐15が後身頃12に縫着されている場合は、開口16を設けなくても良い。また、固定紐15を設けずに、ボタンや面ファスナで固定しても良い。
着用者は、袖14に腕を通して、前身頃11を重ね合わせ、開口16を介して、前身頃11の内側から外側に向けて内側固定紐15aを挿通する。着用者は、内側固定紐15aを後身頃12側に巻回し、外側固定紐15bと互いに結び付けることで、着物10を着用することができる。
図4は、着物10の背面図である。着物10の背中側を覆う後身頃12は、着用者の腰の高さに対応する位置の表面に、第一紐挿通部17が設けられる。本実施形態では、第一紐挿通部17は、着用時における後身頃12の幅方向中央部から左右に離間した位置に一つずつ、計二つ縫着される。第一紐挿通部17の各々は、袴20の前紐25を挿通可能なループ形状を有する二つのループ部17a、17bが上下方向に並設されている。このように、上下方向に複数のループ形状を設けることで、着用者の身長に合わせて、前紐25を適切な位置に挿通することができる。なお、第一紐挿通部17の形状や数、位置は限定されず、また、ループ形状ではなく面ファスナやフックであっても良い。
図5は、袴20の正面図である。袴20は、袴部材21と、袴部材21と一体化した帯部材22から構成される。袴部材21は、袴本体部23と、結合部24と、前紐25と、後紐28と、から構成される。帯部材22は、着用時における結合部24の上方端部の裏面に設けられ、正面視で腰幅方向に長い略長方形状に形成される。本実施形態では、帯部材22は、結合部24の上方端部に沿って正面視で視認可能なように、結合部24の上方端部から1cm~3cm程度、一部が露出した状態で縫着される。なお、本実施形態では、帯部材22は、着用者の胴囲の一部を覆う長さに形成されているが、胴囲を全て覆う長さとしても良い。
袴本体部23は、着用時に正面側となる袴本体前部23aと、着用時に背面側となる袴本体後部23bから構成される。袴本体前部23aと袴本体後部23bは、例えば、それぞれプリーツ加工がなされ、袴本体前部23aに5本、袴本体後部23bに3本のひだが形成されたスカート形状となっている。袴本体前部23aは、着用者の下半身前部を覆い、正面視で略台形状に形成される。袴本体後部23bは、着用者の下半身後部を覆い、背面視で略台形状に形成される。袴本体後部23bは、着用時における上方端部の内側であって、枕30に対応する位置には、袴被保持部29が設けられる。袴被保持部29は、例えば面ファスナであって、後述する枕30の袴保持部35と係合することで、袴20と枕30の位置合わせを容易にすることができる。
結合部24は、袴本体前部23aの着用時における上方端部に設けられ、正面視で腰幅方向に長い略長方形状に形成される。結合部24は、長手方向における一端部に設けられた前紐25と、長手方向における他端部に設けられたボタン26と、で構成される。前紐25は、ゴム紐であって、ボタン孔27が形成される。前紐25は、結合部24の短手方向において上下に並設され、下側の第一前紐25a及び上側の第二前紐25bで構成される。第一前紐25aは、複数の第一ボタン孔27aを有し、第二前紐25bは、複数の第二ボタン孔27bを有する。なお、本実施形態では、前紐25は一端部に設けられているが、両端部にそれぞれ設けられていても良い。また、一端部に一本のみ設けられる構成であっても良い。また、腰に巻回できる形状であれば弾性力のない紐であっても良い。
着用者は、前紐25を腰に巻回させ、着物10の第一紐挿通部17及び枕30の第二紐挿通部34を挿通させる。着用者は、第一ボタン26a及び第二ボタン26bを、腰回りのサイズに合わせて、それぞれ第一ボタン孔27a及び第二ボタン孔27bに係合させることで、袴20を着用することができる。なお、本実施形態では、袴20をボタン26とボタン孔27による係合で固定して、着用可能としているが、面ファスナやホック等による固定であっても良い。
後紐28は、袴本体後部23bの着用時における上方左右端部にそれぞれ設けられる。後紐28は、幅広で装飾性を有する長尺の紐である。着用者は、前紐25で袴20を固定した後、前紐25を隠すように後紐28を正面で結ぶことによって、見栄えの良い袴姿を得ることができる。
図6は、枕30の正面図である。枕30は、略長方形状の布体であり、第一枕部31と、長手方向において第一枕部31と隣接する第二枕部32と、長手方向において第一枕部31と反対側で第二枕部32と隣接する第三枕部33と、に三分割されて構成される。枕30は、第一枕部31と第二枕部32とが隣接する第一折り畳み線部30aと、第二枕部32と第三枕部33とが隣接する第二折り畳み線部30bとを有する。第一折り畳み線部30aと第二折り畳み線部30bは、枕30の短手方向に延在して互いに平行に設けられる。第一枕部31、第二枕部32、第三枕部33は、枕30の外周の縁部30cを縫合して形成した袋体において、さらに第一折り畳み線部30a及び第二折り畳み線部30bで、枕30の表面と裏面を縫合し、袋体を三つの袋状部分に分割することによって形成される。第一枕部31、第二枕部32、第三枕部33は、それぞれ綿材等の弾性部材を収納して縫合することによって、クッション性が付与される。枕30は、第一枕部31、第二枕部32、第三枕部33を、第一折り畳み線部30a及び第二折り畳み線部30bで、三つ折りすることにより、枕30の厚みを増すことができる。なお、本実施形態では、綿材を収納して布体を縫合することでクッション性を付与しているが、枕30を、スポンジ等の樹脂材で形成することにより、クッション性を付与しても良い。
第一枕部31は、枕30の表面側である第一枕部表面31Aに、第二紐挿通部34を有する。第二紐挿通部34は、袴20の前紐25を挿通可能なループ形状である。本実施形態では、第二紐挿通部34は、着用時における枕30の幅方向の中央部から左右に離間した位置に一つずつ、計二つ縫着される。なお、第二紐挿通部34の形状や数、位置は限定されず、また、ループ形状ではなく面ファスナやフックであっても良い。
第二枕部32は、枕30の裏面側である第二枕部裏面32Bに、袴保持部35を有する。袴保持部35は、例えば面ファスナであって、袴本体後部23bに設けられた袴被保持部29と係合することで、袴20と枕30の位置合わせを容易にすることができる。袴保持部35は、着用時に、枕30を折り畳んだ際の上端となるように、第二枕部裏面32Bにおける、第二折り畳み線部30bの近傍に設けられる。
図8は、着物10の第一紐挿通部17と、枕30の第二紐挿通部34に袴20の前紐25をそれぞれ挿通した状態を示す図である。まず着用者は、第一前紐25aを着物10の第一紐挿通部17に挿通し、第一ボタン孔27aに第一ボタン26aを係合させることで、着物10と袴20を固定する。続いて、着用者は、第一枕部裏面31B側が後身頃12の表面に接するように、第一枕部31を第一前紐25aに挟み込むようにして固定する。その後、着用者は、第二前紐25bを、枕30の第二紐挿通部34に挿通し、第二ボタン孔27bに第二ボタン26bを係合させることで、枕30と袴20を固定する。このように、袴20の前紐25を、着物10の第一紐挿通部17と、枕30の第二紐挿通部34の、両方に挿通して固定することで、袴20や枕30のずれ落ちを防ぐことができ、着崩れを防止することができる。
本実施形態では、図8に示すように、着用者は第一前紐25aを着物10の第一紐挿通部17に挿通し、第二前紐25bを枕30の第二紐挿通部34に挿通している。しかし、これに限らず、第一前紐25aを第一紐挿通部17及び第二紐挿通部34の両方に挿通させても良く、また、第二前紐25bを第一紐挿通部17及び第二紐挿通部34の両方に挿通させても良い。また、第一前紐25aを第二紐挿通部34に挿通させても良く、第二前紐25bを第一紐挿通部17に挿通させても良い。このように、複数の前紐25及び複数のループ部17a、17bを設けることによって、袴20の高さ位置を調節できるので、着用者の身長に合わせて、様々な組み合わせで挿通可能となり、見栄えの良い袴姿を得ることができる。
図9は、着用した枕30を折り畳んだ状態を示す図である。着用者は、第一枕部31を第一前紐25aに挟み込むようにして固定した後、第二枕部32を第一折り畳み線部30aで下方から上方へ向けて折り返す。そして着用者は、第三枕部33を第二折り畳み線部30bで上方から下方へ向けて折り返して、第一枕部31の第一枕部裏面31Bと後身頃12の表面との間に挿入させて、第三枕部裏面33Bが後身頃12に接するように折り畳む。図9に示すように、第一枕部表面31Aは第二枕部表面32Aと対向し、第一枕部裏面31Bは第三枕部表面33Aと対向する。このように、枕30を三つ折りして、折り畳み部分を前紐25と着物10との間に入れ込むことで、枕30に厚みを出しつつ、枕30を着用者の身体にフィットさせることができる。第二枕部裏面32Bは、袴保持部35が設けられているため、袴20の袴被保持部29と係合させることで、袴20と枕30の位置合わせを容易にすることができ、また着崩れを防止することができる。
このように、着物10に、袴20の前紐25を挿通するための第一紐挿通部17を設けることで、着物10と袴20の位置合わせをすることなく、ずれ落ちを防ぐことができる。また、着物10と袴20は、別部材で着脱可能に構成されているため、着物10の柄やサイズを、着用者の好みや身長に合わせて自由に選択することができる。
また、枕30に、袴20の前紐25を挿通するための第二紐挿通部34を設けることで、枕30と袴20の位置合わせをすることなく、ずれ落ちを防ぐことができる。また、枕30は、袴20と着脱可能に構成されているため、枕30が不必要である場合には、取り外して使用することができる。
また、袴20は、袴部材21と帯部材22が、別部材で構成され、且つ一体化しているため、袴20の着用時に、袴部材21と帯部材22の位置合わせをすることなく、容易に袴20を着用することができる。また、着用者が動き回っても、着崩れを防止することができる。
以上、図を用いて本実施形態の和服1について説明した。なお、上記の実施形態は、本考案の理解に容易にするための一例に過ぎず、本考案を限定するものではない。本考案は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良されうると共に、本考案にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 和服
10 着物
11 前身頃
12 後身頃
13 衿
14 袖
15 固定紐
15a 内側固定紐
15b 外側固定紐
16 開口
17 第一紐挿通部(第一被係合部)
17a、17b ループ部
20 袴
21 袴部材
22 帯部材
23 袴本体部
23a 袴本体前部
23b 袴本体後部
24 結合部
25 前紐(係合部材)
25a 第一前紐(係合部材)
25b 第二前紐(係合部材)
26 ボタン
26a 第一ボタン
26b 第二ボタン
27 ボタン孔
27a 第一ボタン孔
27b 第二ボタン孔
28 後紐
29 袴被保持部
30 枕
31 第一枕部
31A 第一枕部表面(第一面)
31B 第一枕部裏面
32 第二枕部
32A 第二枕部表面
32B 第二枕部裏面(第二面)
33 第三枕部
33A 第三枕部表面
33B 第三枕部裏面
34 第二紐挿通部(第二被係合部)
35 袴保持部

Claims (7)

  1. 着物と、袴部材及び帯部材からなる袴と、前記袴に着脱可能に設けられる枕と、を備えた和服であって、
    前記袴は、前記着物及び前記枕の両方に係合可能な係合部材を有し、
    前記着物は、前記係合部材が係合される第一被係合部を有し、
    前記枕は、前記係合部材が係合される第二被係合部を有し、
    前記帯部材は、着用時に前記袴部材の上端に沿って正面視で視認可能なように、一部が露出した状態で、前記袴部材と一体化していることを特徴とする和服。
  2. 前記袴部材は、
    着用時に正面側となる袴本体前部と、
    着用時に背面側となる袴本体後部と、
    前記袴本体前部の着用時における上方端部に設けられる結合部と、
    前記結合部の長手方向における少なくとも一端部に設けられる前紐と、
    前記袴本体後部の着用時における上方左右端部にそれぞれ設けられる後紐と、を有し、
    前記第一被係合部はループ形状をなす第一紐挿通部であり、
    前記第二被係合部はループ形状をなす第二紐挿通部であり、
    前記係合部材は、前記前紐であることを特徴とする請求項1に記載の和服。
  3. 前記前紐は、前記第一紐挿通部に挿通可能な第一前紐と、前記第二紐挿通部に挿通可能な第二前紐と、で構成され、
    前記第一前紐及び前記第二前紐は、前記結合部の短手方向に並設されることを特徴とする請求項2に記載の和服。
  4. 前記前紐は、ゴム紐であって、複数のボタン孔を有し、
    前記結合部には、前記ボタン孔に係合可能なボタンが設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の和服。
  5. 前記第一被係合部は、着用時の上下方向において、複数設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の和服。
  6. 前記枕は、前記袴部材を保持するための袴保持部を有し、
    前記袴部材は、着用時に内側となる面に、前記袴保持部と着脱可能な袴被保持部を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の和服。
  7. 前記枕は、略長方形状に形成され、第一枕部と、長手方向において前記第一枕部と隣接する第二枕部と、長手方向において前記第一枕部と反対側で前記第二枕部と隣接する第三枕部と、に三分割されて構成され、
    前記第一枕部と前記第二枕部の隣接部分で折り畳み可能な第一折り畳み線部と、
    前記第二枕部と前記第三枕部の隣接部分で折り畳み可能な第二折り畳み線部と、を有し、
    前記袴保持部は、前記第一枕部の第一面に設けられ、
    前記第二被係合部は、前記第二枕部の、前記第一面と反対側である第二面に設けられることを特徴とする請求項6に記載の和服。
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