JP3235889U - 留置針 - Google Patents
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Abstract
【課題】留置針において逆止弁を簡単に形成した逆止弁を有する留置針を提供する。
【解決手段】外針21及び該外針21を保持する外針ハブ20からなる外針部2と、前記外針ハブ20に着脱自在に装着される内針ハブ30及び該内針ハブ30から前記外針21内を貫通して延出する内針からなる内針部3と、前記外針21を保持する外針ハブ20内に配置され、前記内針31を外針21内にガイドするガイド孔23を有する樹脂製の楔部22とからなる留置針において、前記楔部22は、前記楔部22のガイド孔23先端を覆うように、前記楔部22と一体に形成された膨出部24を具備し、該膨出部24の先端にクロス状に入れられた切れ込みによって、前記膨出部24に、前記内針31が前記外針21を挿通する場合に開き、前記内針31が外針21から抜き出された場合に閉じる逆止弁を形成した留置針である。
【選択図】図1
【解決手段】外針21及び該外針21を保持する外針ハブ20からなる外針部2と、前記外針ハブ20に着脱自在に装着される内針ハブ30及び該内針ハブ30から前記外針21内を貫通して延出する内針からなる内針部3と、前記外針21を保持する外針ハブ20内に配置され、前記内針31を外針21内にガイドするガイド孔23を有する樹脂製の楔部22とからなる留置針において、前記楔部22は、前記楔部22のガイド孔23先端を覆うように、前記楔部22と一体に形成された膨出部24を具備し、該膨出部24の先端にクロス状に入れられた切れ込みによって、前記膨出部24に、前記内針31が前記外針21を挿通する場合に開き、前記内針31が外針21から抜き出された場合に閉じる逆止弁を形成した留置針である。
【選択図】図1
Description
本考案は、患者に対して輸液、輸血、採血、人工透析等を行うために使用される留置針に関する。
特許文献1(2005-27956号公報)は、外針ハブの前部に外針を取り付け、外針ハブの中央部に柔軟部を設け、外針ハブの後部が雌コネクターであり、外針ハブの中央の内部に逆止弁を取り付けた雌コネクター付き留置針を提供する。この特許文献1において、逆止弁は、留置針の中央部の内部に取り付けられるもので、シリコーンゴム、天然ゴム、人造ゴム等の可撓弾性材料によって形成されるもので、略円筒形の弁本体と、2つの平板がその長辺で接して先端をなす「からす口」状部とからなり、逆止弁の位置合わせ及び取り付けのためのカシメキャップが設けられる。
特許文献2(特開2007-75406号公報)は、第1ケース部と第2ケース部と、外針とからなるカテーテル用外針において、第1ケース部の柔軟部の内部に逆止弁を具備し、柔軟部を押圧する押しボタンを押すことによって逆止弁が一時的に開放状態になる構造を開示する。この特許文献2において、逆止弁は、逆止弁ホルダーによって柔軟部内に保持固定される。
特許文献3(特開2013-9912号公報)は、オスルアー部の一端が挿入されオスルアー部を介して液体が流入される流入口と液体が流出される流出口とを有する円筒状の外針基と、外壁が外針基の内壁に密接するように配設され、流出口から流入口へ液体が逆流することを阻止する円筒状の逆止弁とを備える留置針を開示する。また、外針基には、オスルアー部が挿入されて逆止弁が流出口側に押動されたときに、逆弁を径方向に押圧して逆止弁の外周側に液体の流路を形成する突部が設けられることが開示される。
従来、医療機関等において、例えば輸液を行う場合、患者等の皮膚に留置針を差し込んで、留置針の先端を静脈血管内に保持した状態で、留置針の後部に輸液チューブ等を接続する。薬液バッグ中の薬液の残りがわずかになると、薬液の落差により生じる圧力よりも患者等の血圧の方が大きくなって、血液が輸液チューブ内へ逆流するという問題があり、上述した特許文献に開示されるように、留置針中に逆止弁を設けてこの問題を解決している。
しかしながら、上述した特許文献に開示されるように、逆止弁は留置針中に別部材として配置され、また逆止弁の位置を正確に固定するために逆止弁を保持するための逆止弁ホルダー等の部品が必要であった。
このため、本考案は、留置針において逆止弁を簡単に形成した留置針を提供することにある。
したがって、本考案に係る留置針は、外針及び該外針を保持する外針ハブからなる外針部と、前記外針ハブに着脱自在に装着される内針ハブ及び該内針ハブから前記外針内を貫通して延出する内針からなる内針部と、前記外針を保持する外針ハブ内に配置され、前記内針を外針内にガイドするガイド孔を有する樹脂製の楔部とからなる留置針において、前記楔部は、前記楔部のガイド孔先端を覆うように、前記楔部と一体に形成された膨出部を具備し、該膨出部の先端にクロス状に入れられた切れ込みによって、前記膨出部に、前記内針が前記外針を挿通する場合に開き、前記内針が外針から抜き出された場合に閉じる逆止弁を形成したものである。
本考案によれば、内針を外針に挿通させるために、内針を外針に対してガイドする貫通孔を有して前記内針ハブに固着される楔部の先端に、樹脂によって楔部と一体に形成された膨出部を設け、この膨出部に少なくとも1つの切れ込みを入れることによって、膨出部に逆止弁機能を持たせることができるので、簡易な方法で留置針に逆止弁機能を設けることができるものである。
以上のように、本考案によれば、内針を外針にガイドするための楔部の先端に楔部の形成と同時に膨出部を形成すると共に、該膨出部の先端に切れ込みを入れるだけで楔部先端の膨出部に逆止弁機能を持たせることができるため、簡単且つ安価に留置針に逆止弁機能を持たせることができるものである。
以下、この発明の実施例について、図面により説明する。
本発明に係る留置針1は、例えば図1(a)に示すもので、外針部2と、内針部3とによって少なくとも構成される。
前記外針部2は、例えば図2(a)に示すように、外針ハブ20と、外針21と、外針ハブ20内に固着される楔部22とによって構成される。さらに、前記外針部2の外針21は、図3(a)で示すように、プラスチック製の細長い円筒状であり、内部に内針31が挿通するための挿通孔21aが形成される。また、外針部2の外針ハブ20は、合成樹脂によって形成されるもので、前記内針ハブ30が装着されると共に、内針ハブ30を引き抜いた後に例えば点滴等のチューブが装着される装着部20aと、この装着部20aの先端から略円錐状に延出すると共に前記外針21が装着される装着先端部20bとによって構成される。さらに、前記楔部22は、前記装着部20aの内部先端側に装着される装着ブロック22aと、該装着ブロック22aから前記装着先端部20bの内部に円筒状に延出する先端ブロック22bとによって構成され、内部にガイド孔23が形成される。
前記内針部3は、図2(b)に示すように、前記外針ハブ20の後端に装着される内針ハブ30と、この内針ハブ30に装着される内針31とによって構成される。前記内針部3が外針部2に装着される場合には、内針31は、外針部2の楔部22を貫通するガイド孔23を介して外針21内に挿通して内針31から突出するものである。尚、内針31は、通常ステンレス製であるが、所定の硬度を有する樹脂によって形成されても良いものである。また、内針ハブ30は、前記外針ハブ20の装着部20aに内嵌される内針装着部30aと、外針保持部30bとによって構成される。
本発明に係る内針部2の楔部22は、図4(a)に示されるように、合成樹脂によって一体に成形されるもので、この成形時に、楔部22の先端に膨出部24が一体に成形されるものである。そして、図4(b)及び(c)に示されるように、楔部22の先端に形成された膨出部24に、少なくとも1つ、この実施例では、クロス状に切れ込み25を入れることによって、この膨出部24に逆止弁機構を設けるものである。
これによって図5(a)で示すように、楔部22のガイド孔23に内針31を貫通させた場合、前記切れ込み部25が形成された膨出部24が押し開かれて、図1(a)で示すように、内針31が外針21の挿通孔21aを介して外針21から内針21が延出するものである。
また、例えば患者等に留置針1を指した後、外針2から内針3を引き抜いた場合、図1(b)及び図5(b)に示すように、前記膨出部24が合成樹脂の弾力性により自然に閉じるため、外針21からの血液に逆流を防止できるものである。
以上のように、楔部22を一体に成形するときに、その先端に膨出部24を設け、さらにこの膨出部24に切れ込み25を設けることによって、留置針1に簡単に逆止弁機能を設けることができるものである。
尚、この実施例では、前記外針ハブ20の装着先端部20bに外針21を嵌め込み、この外針21の端部に楔部22の先端ブロック22bの先端が当接するように配置したものであるが、前記外側ハブ20の装着先端部20bの内周側面に沿って前記外針21の後端部を挿入し、該外針21の後端部に前記楔部22の先端ブロック22bが挿入させて、この先端ブロック22bと前記装着先端部20bの間で外針31を固定保持するようにしても良いものである。この場合、切り込み25が入れられた楔部22の膨出部24は、前記外針31の内部において逆止弁機能を発揮するものである。また、この実施例では、外針21を効率的に外針ハブ20の装着先端部20bに固定することができるものである。
1 留置針
2 外針部
3 内針部
20 外針ハブ
21 外針
21a 挿通孔
22 楔部
22a 装着ブロック
22b 先端ブロック
23 ガイド孔
24 膨出部
25 切れ込み
30 内針ハブ
31 内針
2 外針部
3 内針部
20 外針ハブ
21 外針
21a 挿通孔
22 楔部
22a 装着ブロック
22b 先端ブロック
23 ガイド孔
24 膨出部
25 切れ込み
30 内針ハブ
31 内針
Claims (1)
- 外針及び該外針を保持する外針ハブからなる外針部と、前記外針ハブに着脱自在に装着される内針ハブ及び該内針ハブから前記外針内を貫通して延出する内針からなる内針部と、前記外針を保持する外針ハブ内に配置され、前記内針を外針内にガイドするガイド孔を有する樹脂製の楔部とからなる留置針において、
前記楔部は、前記楔部のガイド孔先端を覆うように、前記楔部と一体に形成された膨出部を具備し、該膨出部の先端にクロス状に入れられた切れ込みによって、前記膨出部に、前記内針が前記外針を挿通する場合に開き、前記内針が外針から抜き出された場合に閉じる逆止弁を形成したことを特徴とする留置針。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021004314U JP3235889U (ja) | 2021-11-09 | 2021-11-09 | 留置針 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021004314U JP3235889U (ja) | 2021-11-09 | 2021-11-09 | 留置針 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019512093A Continuation JPWO2018189821A1 (ja) | 2017-04-12 | 2017-04-12 | 逆止弁の形成方法とこの方法で形成された逆止弁を有する留置針 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3235889U true JP3235889U (ja) | 2022-01-14 |
Family
ID=80111375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021004314U Active JP3235889U (ja) | 2021-11-09 | 2021-11-09 | 留置針 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235889U (ja) |
-
2021
- 2021-11-09 JP JP2021004314U patent/JP3235889U/ja active Active
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3235889 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |