JP3235647U - 竹炭で構成された調度品 - Google Patents

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Abstract

【課題】竹に孔などの大きな加工を施す場合であっても、割れが発生する可能性の少ない、竹炭で構成された調度品を提供する。【解決手段】調度品としての竹炭埴輪は、上下の二つの節12、13に挟まれた節間からなる主体筒状部11と、主体筒状部の上方にある節12のさらに上方に設けられ、主体筒状部の長さLmより短い長さLuを有し、上方に向けて開放された上方筒状部14と、主体筒状部の下方にある節13のさらに下方に設けられ、主体筒状部の長さLmより短い長さLdを有し、下方に向けて開放された下方筒状部15と、を具備する竹炭で構成される調度品であって、主体筒状部の壁面には孔11a−11dを備えた加工が施され、上方筒状部及び下方筒状部の壁面には、孔を備えた加工が施されない。【選択図】図1

Description

本考案は竹炭で構成された工芸品や装飾品、埴輪、置物、壁掛けなどの調度品に関する。
従来から、以下の特許文献1−7に記載されているように、竹を焼成して竹炭を作ることが行われている。また、製造された竹炭は、特許文献1−7に記載されているように、浄化機能、消臭機能などを備えるため、各種の浄化装置に用いられたり、置物や壁掛け、工芸品、装飾品などの各種の調度品として設置されたりしている。
実開平6−64798号公報 特開平9−324180号公報 登録実用新案第3047752号公報 特開2000−140587号公報 登録実用新案第3079666号公報 特開2001−354970号公報 特開2003−082360号公報
上記のように竹炭によって置物を作成しようとする場合には、予め竹を加工し、その後に竹炭にする過程で、竹が割れて元の形態が崩れてしまわないようにする必要がある。このため、特許文献6や7では、元の形態を維持するための竹炭の製造方法に関する知見が開示されている。
ところが、上記のような従来の竹炭の製造方法であっても、竹に孔を開けるなどの大きな加工を施すと、竹炭を作る過程において、当該孔の縁から割れが生じて、元の形態を維持することができない場合があるという問題がある。
そこで、本考案は上記問題を解決するものであり、その課題は、竹に孔などの大きな加工を施す場合であっても、割れが発生する可能性の少ない、竹炭で構成された調度品を実現することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係る竹炭で構成された調度品は、上下の二つの節に挟まれた節間からなる主体筒状部と、前記主体筒状部の上方にある前記節のさらに上方に設けられ、前記主体筒状部の長さより短い長さを有し、上方に向けて開放された上方筒状部と、前記主体筒状部の下方にある前記節のさらに下方に設けられ、前記主体筒状部の長さより短い長さを有し、下方に向けて開放された下方筒状部と、を具備する竹炭で構成される調度品であって、前記主体筒状部の壁面には孔を備えた加工が施され、前記上方筒状部及び前記下方筒状部の壁面には、孔を備えた加工が施されないことを特徴とする。
本考案において、前記上方筒状部の長さLu及び前記下方筒状部の長さLdは、前記主体筒状部の長さをLmとすると、(1/5)Lm以上であることが好ましい。特に、(3/5)Lm以下であることが好ましい。さらには、(1/4)Lm−(1/2)Lmの範囲内であることがさらに望ましい。
本考案において、前記孔の存在しない角度領域において外周部を上下方向に切断した背割り部が設けられ、前記背割り部は、竹炭化により角度が拡げられた形状とされていることが好ましい。
本考案において、前記上方の節の内側の隔壁は予め開口を備える態様に加工されてから竹炭化され、前記下方の節の内側の隔壁はそのままの形状で竹炭化されてなることが好ましい。
本考案において、前記主体筒状部の加工態様は、孔に加工された目、鼻、口のうちの少なくとも二つにそれぞれ相当する部分を含む顔構造を備えることが好ましい。
本考案において、前記竹炭は白竹炭であることが好ましい。箔竹炭は、一般に、800℃以上の炭化温度で製造される。
本考案によれば、竹に孔などの大きな加工を施す場合であっても、割れが発生する可能性の少ない、竹炭で構成された調度品を実現することができる。
考案に係る竹炭で構成される調度品(埴輪)の一例である実施形態を模式的に示す正面図である。 同実施形態を模式的に示す平面図(a)及び底面図(b)である。 同実施形態を模式的に示す背面図である。 同実施形態を模式的に示す右側面図である。 同実施形態を模式的に示す左側面図である。
次に、添付図面(図1−図5)を参照して本考案に係る竹炭で構成される工芸品、装飾品、埴輪、置物、壁掛けなどの調度品の実施形態について詳細に説明する。本考案に係る実施形態の調度品は、本明細書においては、以下、竹炭埴輪と呼ぶこととする。
本実施形態の竹炭埴輪10は、孟宗竹の根元付近において上下二つの節に挟まれた節管に相当する主体筒状部11と、この主体筒状部の上下両側に存在する二つの節12,13と、上方の節12のさらに上方に配置され、上方に向けて開放された構造の上方筒状部14と、下方の節13のさらに下方に配置され、下方に向けて開放された構造の下方筒状部15と、を具備する。
主体筒状部11は、20−40cm程度の上下方向の長さLmを有することが好ましい。また、主体筒状部11は、10−35cm程度の直径を有することが好ましい。主体筒状部11の壁面には、目、鼻、口などの顔面の特徴部を示す複数の孔11a、11b,11c,11dが形成されている。具体的には、眉を示す一対の孔11a,11aと、目を示す一対の孔11b,11bと、鼻を示す孔11cと、口を示す孔11dとを有する。なお、複数の孔を備えて顔面のように見える様子は最も好ましい態様であるが、この場合でも、眉、鼻、口を省略してもよいなど、目、鼻、口のうちの少なくとも二つを備えることにより、全体として顔面状に見えればよい。また、顔面でなくとも、少なくとも一つの孔を備えた形態であれば、特に限定されない。
上方筒状部14は、切断された上端縁14aにおいて内部が上方に開放されている。上方筒状部14は、主体筒状部11の上下方向の長さLmより短い長さLuを備える。特に、主体筒状部11の長さをLmとしたとき、(1/5)Lm以上の上下方向の長さLuを備えることが好ましい。ここで、上方筒状部14の上下方向の長さLuは、(1/5)Lm−(3/5)Lmの範囲内であることが好ましく、特に、(1/4)Lm−(1/2)Lmの範囲内であることがさらに望ましい。この上方筒状部14の壁面には、上記のような孔は形成されない。
下方筒状部15は、切断された下端縁15aにおいて内部が上方に開放されている。上方筒状部14は、主体筒状部11の上下方向の長さLmより短い長さLdを備える。特に、主体筒状部11の長さをLmとしたとき、(1/5)Lm以上の上下方向の長さLdを備えることが好ましい。ここで、下方筒状部15の上下方向の長さLdは、(1/5)Lm−(3/5)Lmの範囲内であることが好ましく、特に、(1/4)Lm−(1/2)Lmの範囲内であることがさらに望ましい。この下方筒状部15の壁面には、上記のような孔は形成されない。
また、本実施形態の竹炭埴輪10では、主体筒状部11において、前記孔11a−11dの存在しない角度領域、例えば、図3に示す背面領域において外周部を上下方向に切断した背割り部16が設けられる。この背割り部16は、焼成前に予め竹に縦に切り込みを入れておき、焼成時において竹炭化により開き角度が拡げられた形状とされる。図示例の場合、背割り部16は、図2に示すように、45−55度の範囲内の開き角度(中心角度)となるように、拡げられた形状とされる。一般的には、上記開き角度は、20−80度の範囲内であることが好ましく、特に、30−60度の範囲内であることが望ましい。
本実施形態の竹炭埴輪10は、上方の節12の内側の隔壁12aの少なくとも一部(例えば、中央部)を予め除去して開口させた状態とすることが好ましい。これは、焼成時において筒内側への変形を抑制するための充填物(籾殻など)を充填しやすくするためである。一方、下方の節13の内側の隔壁13aは、そのままとしておく。これは、隔壁13aによって半径方向外側への過剰な変形を抑制するためである。ただし、本実施形態では、上記背割り部16を設けているため、隔壁13aは背割り部16との交差箇所で外縁部が切断され、焼成時における拡がりによって図2(b)に示すように割れた状態となっている。
上方筒状部14の上下方向の長さLuと下方筒状部15の上下方向の長さLdは、小さすぎると焼成時の補強効果が弱くなり、大きすぎると上方筒状部14の開口上縁や下方筒状部15の開口下縁に割れが入りやすくなる。また、上方筒状部14及び下方筒状部15は、孔などの加工が施されないことにより、節12,13とともに、環状(管状)の補強部分として機能し、主体筒状部の変形を抑制することにより、当該変形によって孔から割れが生ずることを防止できる。
ここで、上記背割り部16を形成しない場合でも、上記の節12,13と上方筒状部14及び下方筒状部15の補強作用により、竹炭化により、支障のない調度品を製造することができる。この場合には、上方の節12の内側の隔壁12aを開口させるが、下方の節13の内側の隔壁13aはそのまま閉鎖させておくことにより、竹炭化後においても、隔壁12aは開口し、隔壁13aは閉鎖されたままとすることができる。なお、隔壁12aは、図示例のように中央のみではなく、全体をくりぬくように除去しても構わない。
竹炭埴輪10は、前述のように竹炭を切り出して加工したら、籾殻などの柔らかく炭化しやすい充填物を入れたペール缶などの耐熱性及び剛性のある容器に入れ、竹を入れた後に、竹の内側にも充填物を詰めてしっかりと内外から保持されるようにし、これを炭化窯の内部へ入れる。このとき、上記容器には蓋をしなくてもよく、また、その側面には縦に数カ所(3箇所)スリットを入れ、充填物がこぼれない程度に通気性を向上させることが好ましい。なお、上記容器の周囲には、通常の竹炭を製造するための竹を詰めてもよい。そして、徐々に温度を上げていき、数週間かけて炭化が或る程度進んだ段階で、800℃以上の高温で24時間程度焼成し(精錬工程)、白竹炭を形成する。このようにすると、割れが少なく、主体筒状部11の孔11a−11dを含む加工パターンも損なわれない竹炭埴輪10が形成される。なお、上記精錬工程の加熱温度は、1000−1300度或いはそれ以上であってもよい。このようにすると、極めて硬度が高く、叩くと金属音のする高品位の白竹炭を得ることができる。
なお、本考案の竹炭で構成される調度品は、上述の図示例のみに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、上記実施形態の竹炭埴輪10は、置物として用いる場合に好適な例を示しているが、壁掛けであってもよく、花生け、電灯カバー、灯篭などの各種の工芸品や装飾品として用いられるものであってもよい。また、竹炭の作用として消臭や空気浄化が期待できるため、消臭材や空気浄化用の品物として用いることができる。
10…竹炭埴輪、11…主体筒状部(節間)、11a−11d…孔、12,13…節、12a,13a…節の内側の隔壁、14…上方筒状部、14a…上端縁、15…下方筒状部、15a…下端縁、16…背割り部、Lm…主体筒状部の上下方向の長さ、Lu…上方筒状部の上下方向の長さ、Ld…下方筒状部の上下方向の長さ

Claims (5)

  1. 上下の二つの節に挟まれた節間からなる主体筒状部と、
    前記主体筒状部の上方にある前記節のさらに上方に設けられ、前記主体筒状部の長さより短い長さを有し、上方に向けて開放された上方筒状部と、
    前記主体筒状部の下方にある前記節のさらに下方に設けられ、前記主体筒状部の長さより短い長さを有し、下方に向けて開放された下方筒状部と、
    を具備する竹炭で構成される調度品であって、
    前記主体筒状部の壁面には孔を備えた加工が施され、
    前記上方筒状部及び前記下方筒状部の壁面には、孔を備えた加工が施されない、
    ことを特徴とする竹炭で構成された調度品。
  2. 前記上方筒状部の長さLu及び前記下方筒状部の長さLdは、前記主体筒状部の長さをLmとすると、(1/5)Lm以上、(3/5)Lm以下である、
    請求項1に記載の竹炭で構成された調度品。
  3. 前記孔の存在しない角度領域において外周部を上下方向に切断した背割り部が設けられ、前記背割り部は、竹炭化により角度が拡げられた形状とされている、
    請求項1又は2に記載の竹炭で構成された調度品。
  4. 前記上方の節の内側の隔壁は予め開口を備える態様に加工されてから竹炭化され、
    前記下方の節の内側の隔壁はそのままの形状で竹炭化されてなる、
    請求項1−3のいずれか一項に記載の竹炭で構成された調度品。
  5. 前記主体筒状部の加工態様は、孔に加工された目、鼻、口のうちの少なくとも二つにそれぞれ相当する部分を含む顔構造を備える、
    請求項1−4のいずれか一項に記載の竹炭で構成された調度品。
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