JP3187599U - キャンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】 燃焼後も装飾性を楽しめるキャンドルを提供する。
【解決手段】 小グラス2は大グラス3の中央に入れられて周囲が1重に取り囲まれている。小グラス2の収納空間の中央には下端部が芯立て7に固定された芯材8が上下方向に配設されており、この芯材8を埋めるように透明なジェルワックス10が充填されている。小グラス2と大グラス3の間の収納空間の内、小グラス2の底より低い部分には装飾用のカラーサンドが充填されて基層20が形成されている。小グラス2は基層20の上に載せられている。小グラス2と大グラス3の間の収納空間の内、小グラス2の側面周囲には小花、花びら、葉などの装飾物30が入れられており、これらの装飾物30を埋めるように透明なジェルワックス10が充填されている。
【選択図】 図1

Description

本考案はキャンドルに係り、とくに装飾性を有するキャンドルに関する。
従来からキャンドルの装飾性を高めるため、容器内に貝殻や花などを装飾的に配置した状態で透明のジェルワックスにより封じ込めたり、カットした色付きのジェルワックスを種々に組み合わせて容器に入れたりすることがなされている(特許文献1参照)。
けれども、従来の装飾性キャンドルでは火が点けられてジェルワックスの燃焼が進行すると、貝殻や花などの配置が崩れたり、色付きカットジェルワックス自体が無くなってしまい、燃焼後は装飾性を全く楽しめないという問題があった。
実用新案登録第3083993号
本考案は上記した従来技術の問題に鑑みなされたもので、燃焼後も装飾性を楽しめるキャンドルを提供することを、その目的とする。
本考案の請求項1記載のキャンドルでは、上面が開口した中央容器部と、上面が開口し中央容器部の周囲を1重または多重に取り囲む外側容器部とを含む多層容器を有し、中央容器部の収納空間には芯材と、ジェルワックスまたは蝋またはソイワックスの少なくとも一つを入れ、外側容器部の収納空間には装飾物と、ジェルワックスまたは蝋またはソイワックスの少なくとも一つを入れたこと、を特徴としている。
本考案の請求項2記載のキャンドルでは、多層容器の最外の壁を一番高くし、他の壁の上端が埋まるように各収納空間にジェルワックスまたは蝋またはソイワックスの少なくとも一つを入れたこと、を特徴としている。
本考案の請求項3記載のキャンドルでは、いずれか1つまたは複数の収納空間に入れるジェルワックスまたは蝋またはソイワックスの全部または一部を着色したこと、を特徴としている。
本考案によれば、燃焼後も燃焼前と同様に装飾性を楽しむことができる。
本考案の第1実施例に係る装飾型キャンドルの正面図である(実施例1)。 図1の装飾型キャンドルの作成方法の説明図である。 図1の装飾型キャンドルの作成方法の説明図である。 図1の装飾型キャンドルの燃焼後の断面図である。 本考案の第2実施例に係る装飾型キャンドルの正面図である(実施例2)。 図5の装飾型キャンドルの作成方法の説明図である。 図5の装飾型キャンドルの作成方法の説明図である。 図5の装飾型キャンドルの燃焼後の断面図である。
以下、本考案の最良の形態を実施例に基づき説明する。
図1を参照して本考案の第1実施例を説明する。図1は本考案に係る装飾型キャンドルを示す正面図である。
図1において、1は装飾型キャンドル、2は中央容器部の一例としての透明な小グラスであり、上面が開口している。3は外側容器部の一例としての透明な大グラスであり、上面が開口している。小グラス2は大グラス3の中の中央に入れられて周囲が1重に取り囲まれている。大グラス3の壁4の上端は小グラス2の壁5の上端より高くなっている。小グラス2と大グラス3により多層容器6が構成されている。
小グラス2の収納空間の中央には下端部が芯立て7に固定された芯材8が上下方向に配設されており、この芯材8を埋めるように透明なジェルワックス10が充填されている。小グラス2と大グラス3の間の収納空間の内、小グラス2の底より低い部分には装飾用のカラーサンドが充填されて基層20が形成されている。この実施例では小グラス2は基層20の上に載せられている。小グラス2と大グラス3の間の収納空間の内、小グラス2の側面周囲には小花、花びら、葉などの装飾物30が入れられており、これらの装飾物30を埋めるように透明なジェルワックス10が充填されている。透明なジェルワックス10は小グラス2の壁5の上端が埋まる高さまで入れられている。
図2、図3を参照して装飾型キャンドル1の作成方法を説明する。
大グラス3の収納空間の底部にカラーサンドを敷きつめ、基層20を形成し、中央に小グラス2を置く(図2(1)参照)。小グラス2と大グラス3の間の収納空間の内、小グラス2の周囲に小花、花びら、葉などの装飾物30を基層20に一部分を差し込んで姿勢を安定させながら入れる(図2(2)参照)。小グラス2の中に芯立て7に固定した芯材8を入れ(図2(2)参照)、割り箸のような補助具(図示せず)を使って芯材8を上下まっすぐに支持しながら、加温して溶かした透明なジェルワックス10を小グラス2の収容空間に満たし(図2(3)参照)、更に、小グラス2と大グラス3の間の収容空間に満たし(図3(1)参照)、小グラス2の壁5の上端が埋まるまで入れる(図3(2)参照)。暫く放置して、透明なジェルワックス10が冷めて半固形状になれば完成である。
このようにして形成した装飾型キャンドル1によれば、火を点ける前にあっては透明なジェルワックス10の中に、カラーの基層20を土台とし、小花、花びら、葉などの種々の装飾物30が活けられた置物としての機能を発揮する。そして、芯材8に火を点ければキャンドルとしての癒し効果も得られる。燃焼が進むと、小グラス2の壁5の上端から上の部分と小グラス2の収容空間内のジェルワックス10は無くなるが、小グラス2の側面周囲のジェルワックス10は燃焼せずに残る(図4参照)。したがって、燃焼中及び燃焼後も、小花、花びら、葉などの種々の装飾物30が活けられた置物としての機能を発揮し続けることができる。
燃焼後は、芯材8を取替え、ジェルワックス10を追加することで元のキャンドルの状態に戻すこともできる。
また、火を点ける前において、小グラス2の壁5の上端が埋まるように透明なジェルワックス10が満たされているので、小グラス2の壁5の上端が見え難くなり、上から見た時の美観も向上する。
なお、上記した実施例では基層の上に小グラスを載せたが、大グラスの底の上に直接、小グラスを載せても良い。また、基層を省略しても良い。
また、上記した実施例では、大小2つのグラスを用いて、中央容器部としての小グラスの周囲を大グラスで一重に取り囲む場合を例に挙げて説明したが、大中小の3つのグラスを用い、大グラスに中グラスを入れ、中グラスの中に小グラスを入れて、中央容器部としての小グラスの周囲を大中2つのグラスで二重に取り囲み、小グラスと中グラスの間の収容空間、中グラスと大グラスの間の収容空間に、装飾物と透明なジェルワックスを入れるようにしても良い。
次に図5を参照して本考案の第2実施例を説明する。図5は本考案に係る装飾型キャンドルを示す正面図である。
図5において、1Aは装飾型キャンドル、2Aは中央容器部の一例としての透明な内筒部であり、上面が開口している。3Aは外側容器部の一例としての透明で大きな外筒部であり、上面が開口している。内筒部2Aの周囲は外筒部3Aにより一重に取り囲まれている。外筒部3Aの壁4Aの上端は内筒部2Aの壁5Aの上端より高くなっている。内筒部2Aは外筒部3Aと一体化されており、多層容器6Aとなっている。
内筒部2Aの収納空間の中央には下端部が芯立て7に固定された芯材8が上下方向に配設されており、この芯材8を埋めるように透明なジェルワックス10が充填されている。内筒部2Aと外筒部3Aの間の収納空間の下部には色付きのジェルワックスが入れられて基層20Aが形成されている。この基層20Aの上には小花、花びら、葉などの装飾物30が入れられており、これらの装飾物30を埋めるように透明なジェルワックス10が充填されている。透明なジェルワックス10は内筒部2Aの壁5Aの上端が埋まる高さまで入れられている。
図6、図7を参照して装飾型キャンドルの作成方法を説明する。
図6(1)の多層容器6Aの内、内筒部2Aと外筒部3Aの間の収納空間の下部に加温して溶けた色付きのジェルワックスを入れ、暫く放置して半固形化させて基層20Aを形成させる(図6(2)参照)。内筒部2Aの周囲(内筒部2Aと外筒部3Aの間の収納空間)に小花、花びら、葉などの装飾物10の一部分を基層20Aに差して姿勢を安定させながら入れる(図6(3)参照)。内筒部2Aの中に芯立て7に固定した芯材8を入れ(図6(3)参照)、割り箸のような補助具を使って上下まっすぐに支持しながら、加温して溶かした透明なジェルワックス10を内筒部2Aの収容空間に満たし(図7(1)参照)、更に、内筒部2Aと外筒部3Aの間の収容空間に満たし(図7(2)参照)、内筒部2Aの壁4Aの上端が埋まるまで入れる(図7(3)参照)。暫く放置して、透明なジェルワックス10が冷めて半固形状になれば完成である。
このようにして形成した装飾型キャンドル1Aによっても、火を点ける前にあっては透明なジェルワックス10の中に、カラーの基層20Aを土台とし、小花、花びら、葉などの種々の装飾物30が活けられた置物としての機能を発揮する。そして、芯材8に火を点ければキャンドルとしての癒し効果も得られる。燃焼が進むと、内筒部2Aの壁5Aの上端から上の部分と内筒部2Aの収容空間のジェルワックス10は無くなるが、内筒部2Aの周囲の透明なジェルワックス10及び基層20Aは燃焼せずに残る(図8参照)。したがって、燃焼中及び燃焼後も、小花、花びら、葉などの種々の装飾物30が活けられた置物としての機能を発揮し続けることができる。
燃焼後は芯材8を取替え、透明なジェルワックス10を追加することで再びキャンドルとして使用できる。
また、火を点ける前において、内筒部2Aの壁5Aの上端が埋まるようにジェルワックス10が満たされているので、内筒部2Aの壁5Aの上端が見え難くなり、上から見た時の美観も向上する。
なお、上記した第2実施例では、中央容器部としての内筒部の周囲を外筒部で一重に取り囲む場合を例に挙げて説明したが、内筒部の周囲を第1外筒部で取り囲み、更に、第1外筒部の周囲を第2外筒部で取り囲むようにし、内筒部と第1外筒部の間の収容空間、第1外筒部と第2外筒部の間の収容空間に、装飾物と透明なジェルワックスを入れるようにしても良い。
また、上記した各実施例では、装飾物として小花、花びら、葉を例に挙げて説明したが、果物、貝殻、塩、砂糖、メッセージカード、名刺、色付きガラス玉、カレット(色付きガラスの小片)、カラーサンドなど装飾性に用いることのできる種々の素材を使用でき、ジェルワックスに香料を混ぜることもできる。
また、上記した各実施例で説明した透明なジェルワックスの全部または一部を蝋、ソイワックスなどに置き換えたり、色付きのジェルワックス、色付きの蝋、色付きのソイワックスに置き換えても良い。
また、多層容器も一部色付きのものや半透明なものを用いても良い。
本考案は、家庭、飲食店なでど使用するキャンドルに適用可能である。
1、1A 装飾型キャンドル
2 小グラス 2A 内筒部
3 大グラス 3A 外筒部
4、4A、5、5A 壁
6、6A 多層容器
7 芯台
8 芯材
10 ジェルワックス
20、20A 基層
30 装飾物

Claims (3)

  1. 上面が開口した中央容器部と、上面が開口し中央容器部の周囲を1重または多重に取り囲む外側容器部とを含む多層容器を有し、
    中央容器部の収納空間には芯材と、ジェルワックスまたは蝋またはソイワックスの少なくとも一つを入れ、
    外側容器部の収納空間には装飾物と、ジェルワックスまたは蝋またはソイワックスの少なくとも一つを入れたこと、
    を特徴とするキャンドル。
  2. 多層容器の最外の壁を一番高くし、他の壁の上端が埋まるように各収納空間にジェルワックスまたは蝋またはソイワックスの少なくとも一つを入れたこと、
    を特徴とする請求項1記載のキャンドル。
  3. いずれか1つまたは複数の収納空間に入れるジェルワックスまたは蝋またはソイワックスの全部または一部を着色したこと、
    を特徴とする請求項1または2記載のキャンドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6283841B1 (ja) * 2017-04-20 2018-02-28 夕子 高田 燃焼芯構造体及びこの燃焼芯構造体を備えるキャンドル
JP6456006B1 (ja) * 2018-03-03 2019-01-23 美幸 山下 ボタニカルキャンドル

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US20020102508A1 (en) * 2000-12-06 2002-08-01 Lavanier Kathy Candle with clear barrier and medium

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