JP3235616B2 - 半導体チップの実装体とそれを用いた表示装置 - Google Patents

半導体チップの実装体とそれを用いた表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、LCDドライバ
等のディスプレイ・ドライバIC,プリンタ・ドライバ
ICのような多ビット駆動型IC、センサ・インターフ
ェイスICのような多入出力型ICやゲートアレイ等に
関し、更に詳しくは、同一の回路構成を有する回路セル
とその入力又は出力電極とが対をなして複数配列したア
レイ構造の半導体装置とそれを用いたデータ入出力装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、LCD用コモン駆動半導体集積
回路は、図9に示すように、クロックパルス数Nに相当
する周期毎にデータ信号入力電極1を介して入来するデ
ータ信号(表示データ信号)DINをクロック電極2を介
して入来するクロックパルスCPに同期して、初段目3
1 から終段目3N へ順次シリアル転送し、カスケード接
続用外部出力電極4を介して終段目3N の出力QN を出
力データ信号DOUT としてデータ出力電極4から次段の
同様な集積回路に供給するNビット(N段)・シフトレ
ジスタ回路部3と、そのシフトレジスタ回路部3で直並
列変換されたデータ列{Q1 ,Q2 ,・・・QN }に対
応してそれらをラッチするNビット・ラッチ回路部5
と、この回路部5の各段の出力を低電圧(3〜5v)の
論理電圧レベルからLCD駆動用電圧レベルへ昇圧変換
するNビット・レベルシフト回路部6と、この回路部6
の各出力に1対1に対応してLCD駆動電源電圧V0
2 ,V3 ,V5 を選択し、電極9に印加される交流波
形化クロックMに基づいてその各電圧を交流駆動波形に
して印加電圧Y1 〜YN を出力電極81 〜8N に送出す
るNビット・ドライバ回路部7とを備えるものである。
【0003】この集積回路においては、各ビット(各
段)の回路構成が同一で、それに1対1に対応した出力
電極(パッド)81 〜8N を有している。Nビット・シ
フトレジスタ回路部3及びNビット・ラッチ回路部5は
電極10に印加される電源電圧(3〜5v)の低電圧V
CCで駆動されるので、低電圧部L.V.を構成してい
る。一方、Nビット・レベルシフト回路部6及びNビッ
ト・ドライバ回路部7は電極11,12,13,14に
それぞれ印加される液晶駆動電圧V0 (例えば約38
v),V2 (約36v),V3 (約2v),V5 (約0
v)を必要とし、また電極15に印加される高電源電圧
H は約40vである。従って、Nビット・レベルシフ
ト回路部6及びNビット・ドライバ回路部7は高電圧部
H.V.を構成している。
【0004】このような回路セル(シフトレジスタ回路
部,ラッチ回路部,レベルシフト回路部,及びドライバ
回路部の各ビット3i ,5i ,6i ,7i からなるセ
ル)とその対をなす出力電極8i の一般的なチップレイ
アウトは、図10に示すように、各ビットの並列的なア
レイ構造が採用されている。なお、同図に示す実線ジグ
ザグ部分は配線クロス箇所を表す。全体としてセル及び
電極はチップのX方向中心線に対して対称的に配置され
ている。即ち、セルアレイはチップ領域を2分割して第
1ブロック16と第2ブロック17とに区分され、シフ
トレジスタ回路部の各段31 〜3N はチップ内側領域
に、またドライバ回路部の各段71 〜7N はチップ18
の縁部側(長辺周辺部)に作り込まれている。出力電極
1 〜81 はドライバ部の各段71 〜7N の外側(チッ
プ周縁部)に配置されている。高電圧VH ,液晶駆動電
源電圧V0 ,V2 ,V3 ,V5 の配線は各パッドからド
ライバ回路部7及びレベルシフト回路部6の第1ブロッ
ク16上をX方向に通過し、そして−Y方向に延長させ
た後第2ブロック17上を−X方向に延在している。ま
た低電源電圧VCCの配線もそのパッドからラッチ回路部
5及びシフトレジスタ回路部3の第1ブロック16上を
X方向に通過し、そして−Y方向に延長させた後第2ブ
ロック17上を−X方向に延在している。
【0005】このようなチップレイアウトのLCD駆動
半導体集積回路のチップ18は例えばテープキャリア方
式によりテープキャリア(フィルム)に搭載される(T
AB実装)。また図11に示すように、チップ18は直
接液晶パネルに実装される(COG実装)。即ち、液晶
パネルは下ガラス基板G1 と上ガラス基板G2 をスペー
サ19で間隔保持し、その隙間に液晶物質LCを充填し
たもので、その基板上には透明行電極20と透明列電極
21が形成されている。ガラス基板の額縁領域(非表示
領域)22の面には、図11(B)に示すように、CO
G( Chip On Glass)技術でチップ18が平面直着けさ
れる。チップ18の電極(パッド)上にはバンプ20が
被着され、このバンプと透明行電極20又は透明列電極
21とが例えば熱圧着法ないし半田溶接法によりアウタ
ーボンディングされる。なお、額縁領域22の縁部側に
延出するリード23は配線基板(図示せず)側との接続
端子である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の電源
配線レイアウトのチップ18においては、電源電圧
H,V0 ,V2 ,V3 ,V5 ,VCCや接地電圧GND
の配線はチップ表面をチップ周辺部の電極(パッド)か
ら始まりコ字状(開ループ状)に周回して第2のブロッ
クの最終段3N ,5N ,6N ,7N で途絶されている。
このため、最終段における各電圧は各パッド近傍の導入
電圧の値と異なり変動し易い。最終段側になるに従い配
線長(配線インピーダンス)が増大するためである。例
えば液晶電源配線の長さは10数mm以上で、配線材料が
金属のときにも配線抵抗は数10Ωにも達している。こ
のような電源電圧の変動ないしバラツキは液晶表示のコ
ントラストむらの原因となっている。最終段で電源配線
を途絶するとなく、1巡回(ループ化)するように最終
段の配線と初段側の配線を多層配線技術により接続する
こともできるが、電源配線間や電源配線と信号配線との
クロス点が増加するので、配線インピーダンスのバラツ
キを不可避的に招来し、ドライバ回路部の出力特性がビ
ット毎で不均一になる。もっとも、多層配線技術を用い
ずに、配線を引き回してループ化することも可能である
が、配線占有面積の拡大を招く。チップサイズの大型化
は、図11に示すように、チップ18を平面着けする額
縁領域2の幅寸法Wの拡大を意味する。液晶パネルにお
いては非表示領域たる額縁領域22の幅寸法Wをできる
だけ抑えたいという要請がある。殊に、液晶パネルの高
精細画素化に対応してチップ18の多ビット化の進む状
況の下では幅寸法Wの拡大が強いられる傾向にあるの
で、なおさら配線占有面積を抑制しなければならない。
【0007】そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題
は、回路セルと入力又は出力電極とが対をなすアレイ構
造を有する半導体装置において、チップレイアウトを改
善することにより、配線スペースの広げずに、各セルに
ついての配線インピーダンスのバラツキを抑制して各入
力又は出力特性の均一化を実現した半導体装置を提供す
ることにあり、またチップ実装面の縮小化を実現したデ
ータ入出力装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願発明の半導体チップ
の実装体は、外部接続用電極を有する半導体チップと、
第1の開口部と、前記第1の開口部内に延設され前記第
1の開口部内にて前記半導体チップの外部接続用電極と
の接続がなされる配線と、第2及び第3の開口部とを有
するキャリア薄膜と、を有し、前記半導体チップの前記
外部接続用電極が前記キャリア薄膜の前記第1の開口部
内に位置するように前記半導体チップと前記キャリア薄
膜とが配置され、前記第2及び第3の開口部は、それぞ
れが前記半導体チップと重なる領域及び重ならない領域
を有し、かつ前記第1の開口部を挟むように前記第1の
開口部の一方の側に前記第2の開口部が設けられ他方の
側に前記第3の開口部が設けられ、前記第2の開口部の
開口面積と前記第3の開口部の開口面積とが異なること
を特徴とする。また、LCD駆動用ICのような半導体
装置は、実質的に同一の回路構成の複数のセルからなる
回路セルアレイを有している。そして、このような回路
構成を採る半導体装置において、各セルに関して外部と
の電気的接続を得るための例えば1対1のような固有の
電極を対として持った電極・配線パタンとなっている。
この種の半導体装置において、本発明は、中核的な回路
構成たる回路セルアレイの領域を従来のような半導体チ
ップの周辺部寄りに作り込むのではなく、半導体チップ
の周縁領域の内側領域に上記電極の列を形成すると共
に、その電極列と半導体チップの周縁領域との間の非周
縁領域において回路セルアレイを作り込んだレイアウト
を採用するものである。内側領域に電極列が配されたレ
イアウトによれば、チップの細長化を企画することがで
き、またリード実装段階においては電極とリードのボン
ディング時におけるリードのエッジショートも防止でき
る。
【0009】このような半導体チップのTAB実装等に
おいて、インナーリードと電極の接続構造としては、電
極の列とそれに実質的に平行のチップ辺のうち距離の長
い方のチップ辺から電極に対しインナーリードを接続
し、インナーリードとチップのオーバーラップ長さを大
きくすることが望ましい。そして装置の基板に対するチ
ップ実装法としては、そのインナーリードから引出しリ
ード部分を介したアウターリード側が基板の電極配線に
接続することにより、オーバーラップ長さの存在によっ
て基板実装領域ないし占有幅を圧縮することができる。
【0010】2つ以上のブロックに分割される回路セル
アレイ構造を持つ半導体装置においては、当然のことな
がら、複数のセルの電極は第1のブロックに関する第1
の電極列及び第2のブロックに関する第2の電極列に少
なくとも分割されるが、かかる場合においても、本発明
は、第1のブロックに属する第1の回路セルアレイは半
導体チップの第1の長辺とその内側領域に形成された第
1の電極列とに挟まれた第1の非周縁領域に作り込み、
また第2のブロックに属する第2の回路セルアレイは半
導体チップの第1の長辺に対向する第2の長辺とその内
側領域に形成された第2の電極列とに挟まれた第2の非
周縁領域に作り込むというレイアウトを採用する。この
ようなレイアウトの半導体装置によれば、勿論、チップ
とインナーリードのオーバーラップ長さを増大させるこ
とができるので、上述のような効果を同様に奏するもの
である。
【0011】両電極列を相隣接して配置することが望ま
しいが、整列配列でなくとも良い。例えば、両電極列の
電極群を千鳥状配置とした場合には、チップ幅を縮小す
ることもでき、チップ実装の領域幅を短縮できる。電源
電極又は接地電極の配置としては、回路セルアレイの電
極列の配列方向の両端又は片端の外側に隣接した領域に
おいて形成することが望ましい。電極群がチップの内側
領域上で直線状になるからである。このような直線状の
電極群を持つチップにおける接続配線のレイアウトとし
ては、その電源電極又は接地電極の配線の複数本がそれ
らを周回する閉ループ配線(リング状結線)とすること
が望ましい。配線長の短縮と配線クロス点の減少を同時
に達成することができ、ビット毎の入力又は出力特性を
均一化できる。更に、電源電極又は接地電極に隣接して
半導体チップの短辺領域に外部と電気的接続を得る入出
力電極の列が形成されている場合には、すべての電極は
実質的にI字形状を形成する。このI字形状電極配置は
チップの直着け実装においてそれらの電極による自己平
行出し機能が発揮される。上記のチップとインナーリー
ドとの接続法は、回路セルの電極に対する両吊りないし
両持ち梁構造のインナーリードを採用することが望まし
い。電極群の直線状配置の採用により一括ボンディング
時のチップ平行度を出し易くなり、また応力減少も期待
できるので、アライメント性の向上で一括ボィンデング
の歩留りが改善する。また、インナーリードによるチッ
プ表面の遮蔽被覆によるボンディング時のチップ能動面
の押し傷の防止や放熱特性の改善等も醸し出される。こ
のようなリードの実装されたチップもまた前述した方法
で基板へ搭載することにより、実装領域幅の縮小化や装
置コンパクト化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
【実施例1】図1は本発明の実施例1に係る半導体装置
のチップレイアウト図である。なお、同図に示す実線ジ
グザグ部分は配線クロス箇所を表す。
【0013】この半導体チップ30はLCD駆動型IC
で、COG実装の際の額縁領域の幅寸法を抑制するため
に長方形ないし細長状としてある。このチップ30に作
り込まれた集積回路は、従来と同様に、中核的な回路構
成としてNビット(例えば100ビット)のシフトレジ
スタ回路部3,ラッチ回路部5,レベルシフト回路部
6,及びドライバ回路部7を備えている。そして回路セ
ルアレイの各ビットにはそれ固有の出力(ドライバ出
力)YN の矩形の出力電極(パッド)8N がドライバ回
路部7の各段7N の最短隣接領域に形成されている。回
路セルアレイは第1のブロック31と第2のブロック3
2に分割されている。即ち、チップの長辺31a,32
aに平行な中心線L1 を実質的な境界としてその両側領
域に第1のブロック31と第2のブロック32が振り分
けられている。第1のブロック31に属するビットは1
〜iで、第2のブロックに属するビットはi+1〜Nで
ある。但し、Nは偶数である。従って、セル面積は実質
的に相等しいので、中心線L1に対してはその両側に1
ビット目のセルとNビット目のセル、2ビット目のセル
とN−1ビット目のセルのように配列されている。ある
1つの回路セルに着目すると、シフトレジスタ回路部3
の各段がチップ30の周辺領域側に作り込まれて、ドラ
イバ回路部の各段がチップの中心線L1 側に作り込まれ
ている。このような作り込み形式は従来のチップの場合
の形式とは丁度逆の関係になっている。従って、各ビッ
トの信号電極81 〜8N はドライバ回路部に隣接した中
心線L1 に沿うX方向帯状領域(中央領域)33に形成
されている。第1のブロック31に属するビットの出力
電極81 〜8i と第2のブロック32に属するビットの
出力電極8i+1 〜8N は相互に千鳥状(ジグザグ状)に
配列されている。このような千鳥配列により隣接する出
力電極8i ,8i+1 同士はY方向にオーバーラップ部分
を持つので、チップの幅(Y方向長さ)を抑えることが
できる。またシフトレジスタ回路部3とチップの長辺3
1a,32aとの間は電極(パッド)の非形成領域であ
るので、シフトレジスタ回路部3をできる限り長辺31
a,32a寄りまで作り込むことができる。この点から
もチップの幅寸法を抑制することができる。勿論、その
分、チップ長さ(X方向長さ)の増大を招くが、出力電
極8のピッチ(約80ミクロン)に対してLCDの画素
は充分大きいので、後述するように、COG実装上むし
ろ有利である。
【0014】回路セルアレイの形成領域の両端外側には
図1の一点鎖線で囲まれた領域に制御ロジック部34,
35が作り込まれている。また出力電極81 〜8N の形
成領域たる中心線L1 の帯状領域33の両端外側には矩
形の電源電極10〜15及び矩形の接地電極19が形成
されている。その形成領域のX方向長さは帯状領域33
の幅寸法とほぼ等しく、その領域内には2行3列で6個
の電極(パッド)が形成されている。帯状領域33の両
端外側に形成されたそれぞれの電源電極10〜15及び
接地電極19は短辺35a,35bに平行な中心線L2
に関し対称配置にある。図1に示すように中心線L2
の列は液晶駆動電源電圧V0 の電極11と高圧電源部供
給用の電源電圧VH の電極15である。この列の隣接外
側の列は液晶駆動電源電圧V3 の電極13と液晶駆動電
源電圧V2 の電極12である。図示左側の最外列は接地
電圧GNDの電極19と液晶駆動電源電圧V5 の電極1
4である。また図示右側の最外列は低電源部供給用の電
源電圧VCCの電極10と液晶駆動電源電圧V5 の電極1
4である。図示左右の高電源電圧VH の電極15,15
に接続する電源配線(Al配線)36は帯状領域33を
隣接して周回している。この電源配線36は高電圧部た
るドライバ回路部7に対して給電する。片側の電極15
は省略することもできるが、同様のチップに対してカス
ケード接続する場合に利用される。また同様に、図示左
右の液晶駆動電源電圧V0 の電極11,11に接続する
電源配線37は閉ループ接続(リング状接続)の電源配
線36の外側を隣接して周回している。この電源配線3
7は高電圧部たるドライバ回路部7に対して給電する。
片側の電極11は省略することもできるが、同様のチッ
プに対してカスケード接続する場合に利用される。図示
左右の液晶駆動電源電圧V2 の電極12,12に接続す
る電源配線38も閉ループ接続の電源配線37の外側を
隣接して周回している。この電源配線38も高電圧部た
るドライバ回路部7に対して給電する。片側の電極12
はカスケード接続用の電極である。液晶駆動電源電圧V
3 の電極13,13に接続する電源配線39も閉ループ
接続の電源配線38の外側を周回している。この電源配
線38の敷設領域はドライバ回路部7のレベルシフト回
路部6寄りで、ドライバ回路部7に対して給電する。ま
た片一方の電極13はカスケード接続用の電極である。
最後の液晶駆動電源電圧V5の電極14,14に接続す
る電源配線40も閉ループ接続の電源配線39の外側を
隣接して周回している。この電源配線40はドライバ回
路部7に対して給電する。また片一方の電極14はカス
ケード接続用の電極である。このように、ドライバ回路
部7に対し給電すべき電源電圧VH ,V0 ,V2 ,V
3 ,V5 の電源配線36,37,38,39,40は内
側領域の出力電極81 〜8N の周りに1巡回した閉ルー
プ接続である。従って、これらの配線は互いにクロスし
ていないので、配線インピーダンスの均一化による表示
コントラストのむらを抑制することができる。また図1
0に示す配線配置と比較して明らかなように、各電源配
線の配線長の減少をもたらしている。各電源配線がチッ
プの中心線L1 の帯状領域33の周りを隣接して周回し
ているためである。特に、Y方向長さの減少が顕著であ
る。従って、配線抵抗の減少により各ビットにおける電
源電圧の変動ないしバラツキも抑制することができる。
これも表示コントラストのむらを改善する。
【0015】接地電圧GNDの電極19に接続する接地
配線は第1のブロック31側と第2のブロック側32の
それぞれにおいて3本に分岐しており、その内側の接地
配線41はドライバ回路部7とレベルシフト回路部6と
の境界領域に、中間の接地配線42はレベルシフト回路
部6とラッチ回路部5との境界領域に、外側の接地配線
43はシフトレジスタ回路部3の外側領域に各々敷設さ
れている。第1のブロック31と第2のブロック32の
それぞれにおいて電源電圧VH の電源配線36から分岐
された外側の電源配線44はレベルシフト回路部6上に
敷設されている。更に、低電圧電源VCCの電極10に接
続する電源配線45はラッチ回路部5とシフトレジスタ
回路部3の境界領域に敷設されている。なお、接地配線
41,42,43、分岐した電源配線44、通常の電源
配線45も閉ループ接続することが可能であるが、表示
特性には影響を及ぼさないので、従来と同様に、本実施
例では開ループ状態にしてある。
【0016】低圧電源電圧VCCや接地電圧GNDはロジ
ック制御部35,36でも給電されている。チップの短
辺35a,35b寄りの中央領域にはデータ信号DIN
出力データDOUT ,クロックパルスCP,交流波形化ク
ロックM等の所要の入出力信号電極の列46,47が形
成されている。このため、中心線L1 に沿う電極81
N , 10〜15,19の群とその両端側の直交した入
出力信号電極の列46,47はI字状を呈している。中
心線L1 を境に両側に第1ブロック31と第2ブロック
32に分割された回路レイアウトでは、両ブロックとも
平等であることから、入出力信号電極も中心線L1 を境
に両側に均等に振り分けることが望ましい。それらの信
号配線のレイアウトの対称性や配線長の等値性を図るた
めである。電極群のI字形状は、後述するように、チッ
プの基板直着け(COG)実装においても優位性を確保
できるが、中心線L1 に沿う直線状電極群の両端側に直
交した入出力信号電極の列46,47が存在すること
は、COG実装の際におけるチップ自身の平行出しを容
易にする。もっとも、平行出し工程はこの入出力信号電
極の列46,47のみに依拠するものでないが、チップ
長(X方向長さ)が長ければ長いほど重要な意義を持
つ。
【0017】本実施例ではまた別にチップのコーナー部
において位置決め及び支持用のダミー電極(ダミーパッ
ド)48a〜48dが形成されている。多ビット化のた
めには、従来は図10に示す如くチップのコーナー部に
はドライバ出力の信号電極が形成されており、位置出し
用のダミー電極と設けることは問題があったが、本実施
例ではドライバ出力信号電極群が中心線L1 の帯状領域
33に形成され、しかも入出力電極の列もその両端側に
形成されているので、コーナー部にダミー電極48a〜
48dを確保できる派生的利益がある。
【0018】図2は本実施例に係るチップのTAB実装
状態を示す断面図、図3はその平面図である。上述のレ
イアウト構成を有するチップ30は拡散済みウェハの段
階の状態を示すものであるが、その後、各電極(パッ
ド)にAuのバンプ51を形成し、バンプ付きウェハを
完成した後、ダイシングによってチップ化される。(チ
ップ工程)。一方、組立工程に使用するテープキャリア
(フィルム)52はチップ30の電極配置に合わせたリ
ードパタンがスプロケット孔52aとデバイス孔52b
を持つプラスチックフィルム(例えばポリイミド・フィ
ルム)上に形成されている。デバイス孔52bの開口面
積はチップ30の平面積より小さく、実質的に、チップ
30の中央帯状の領域に形成された出力電極81 〜8N
等のバンプ51が平面的に露出する領域のみに限定され
ている。このテープキャリア52はデバイス孔52bの
外に樹脂回り込み用のスリット53a,53bを有して
いる。テープキャリア52はプラスチックフィルム54
上に接着層55を被着した接着剤付きフィルム(2層フ
ィルム)である。このフィルムの上には銅箔などの金属
箔をラミネートし、ホトレジスト技術やエッチング技術
を用いて図3に示すようなリードパタンが形成されてい
る。このリードパタンは、デバイス孔52bへ突き出て
おり、バンプ51とインナーリードボンディングされる
べきフィンガーリード(インナーリード)56と、LC
Dパネル側の行又は列電極とアウターリードボンディン
グされるべきアウターリード57と、フィンガーリード
56とアウターリード57を一体的に連結する引出しリ
ード部分58とを有するものである。なお、フィルム5
2の印刷配線板側に接続する引出しリード部分58の先
端には端子58が形成されている。
【0019】このようなテープ工程により作製されたテ
ープキャリア52と前述のバンプ付きチップ30の組立
工程(TAB実装)が行われる。即ち、テープ送りと共
に、チップ30をフェイスアップでフィンガーリード5
1と位置合わせしてボンディングツールによりフィンガ
ーリード51とバンプ51とがインナーリードボンディ
ングされる。この後、ポッティング法によりモールド用
樹脂59でチップ30を樹脂封止する。ポッティング時
においては、フィルム52自身がデバイス孔52の外に
樹脂回り込み用のスリット53a,53bを備えている
ので、チップ30の全面を隈無く封止するとができる。
勿論、デバイス孔52bの開口面積をチップ30の面積
以上に設定することで、樹脂モールドの未封止部分を無
くすこともできるが、本実施例におけるフィルム52の
デバイス孔52bと樹脂回り込み用のスリット53a,
53bとの開口縁部60a,60bはリードの裏打ち補
強部としての意義を有している。これらの開口縁部60
a,60bが実質上チップ30のバンプ51近傍に存在
するので、フィンガーリード56の片持ち梁長さ(張出
長さ)はY1 である。開口縁部60a,60bが存在し
ない場合の片持ち梁長さはY2 であるから、Y1 <Y2
で、梁長さ(張出長さ)の短縮長さは実質的にY2 −Y
1 である。フィンガーリード56の長さが短いほどイン
ナーリードボンディング時における位置合わせが容易で
あり、またチップのサポート力を増強できる。更にバン
プ51群が直線状に配列しているため、一括ボンディン
グ時のアライメント性が向上し、大型サイズのチップで
もボンディング性が損なわれない。インナーリード群は
チップのほぼ全面を覆っているので、一括ボンディング
ツールによるチップ表面の損傷を抑えることができる。
バンプピッチが100ミクロン以下の微細ピッチの場合
でも一括ボンディングが可能である。また短縮されたフ
ィンガーリード56によりその撓み量が減少する点とバ
ンプ51ないし電極(パッド)がチップ30の中央領域
に形成されている点から、フィンガーリード56とチッ
プ30のエッジとが接触しにくく、エッジショートを防
止するこができる。これは殊にポッティングによりモー
ルド用樹脂59の重みで両者が接触する危険性を排除で
きる。開口縁部60a,60bのないときには、フィン
ガーリード56とバンプ51の位置合わせ容易性の利益
はないが、チップエッジ付近のフィンガーリード56に
絶縁層を形成することができる。チップエッジ付近にバ
ンプ51が形成されていないためである。かかる場合も
エッジショートを防止することができる。更に、チップ
表面の上を覆うインナーリード群によって放熱特性が改
善される。
【0020】図4は上述のチップの別のTAB実装状態
を示す断面図である。このテープキャリア60において
は、デバイス孔52bに突き出たインナーリード61は
フィルム54に対して両持ち梁構造とされている。チッ
プ30の中央領域(内側領域)にバンプ51が存在して
いるので、インナーリードを片持ち梁構造とする必然性
はない。この両持ち梁ないし両吊り構造によれば、図3
に示す片持ち梁構造に比して、バンプ51との位置合わ
せ精度が一層改善され、サポート力も倍加する。勿論、
チップエッジのショートの問題も発生しない。更にま
た、チップ表面の損傷防止も確保でき、放熱特性も優れ
ている。
【0021】図5(A)は液晶パネルの額縁領域62に
COG実装した状態を示す平面図である。液晶パネルの
リードのうち引出しリード部分58がチップ30の平面
上にオーバーラップしている。ところで、一般に、引出
しリード部分58はバンプ51のピッチより始まりこれ
より長い画素の行又は列間隔に徐々に合わせ込む意義が
ある。バンプ51のピッチが微細化すればするほど、引
出しリード部分58の長さを大きくする必要がある。屈
曲度がきつくなればなるほどリード間距離がバンプピッ
チより小さくなり、ショートしやすくなるからである。
従って、LCD駆動IC等のような多ビット化ないし電
極ピッチ微細化の下においては、リードの屈曲度を抑え
る必要性があるので、引出しリード部分58は不可避的
に長くしなければならない。このような引出しリード部
分58の長大化はガラス基板G1,G2 の額縁領域の幅
寸法(張出長さ)を増やす結果となる。しかしながら、
本実施例においては、図3に示すように、引出しリード
部分58のすべてがテープキャリア52の上にあるので
はなく、引出しリード部分58の一部58aがチップ3
0上にオーバーラップしている。これはバンプ51がチ
ップ30の中央領域に形成されているため、そのバンプ
51とチップ30の長辺31a,32aの間で引出しリ
ード部分58の一部58aを形成できるからである。こ
のオーバーラップ部分58aの長さは前述したインナー
リード56の短縮長さY2 −Y1 と実質的に等しい。こ
のため、概略的な評価によれば、図5(B)に示すよう
に、従来の額縁領域の幅寸法Wに比して本例のその幅寸
法W1 は2(Y2 −Y1 )だけ小さい。額縁領域62の
幅寸法が圧縮されることは非表示面積の縮小化ないし細
長化を意味し、LCDパネルの実装品たる液晶表示装置
のコンパクト化ないし外観体裁(デザイン)の改善に寄
与する。換言すると、額縁領域62の幅寸法を増大させ
ずに、チップの更なる多ビット化ないし細長化を図るこ
とができる。
【0022】
【実施例2】図6は本発明の実施例2に係る半導体装置
のチップレイアウト図である。
【0023】この半導体チップ70もLCD駆動型IC
で、COG実装の際の額縁領域の幅寸法を抑制するため
に長方形ないし細長状としてある。このチップ70に作
る込まれた集積回路は、実施例1と同様に、中核的な回
路構成としてnビットのシフトレジスタ回路部3,ラッ
チ回路部5,レベルシフト回路部6,及びドライバ回路
部7を備えている。そして1ブロックだけの回路セルア
レイの各ビットにはそれ固有の出力(ドライバ出力)Y
1 〜Yn の矩形の出力電極(パッド)81 〜8 n がドラ
イバ回路部7の各段71 〜7n の最短隣接領域に形成さ
れている。nビット・シフトレジスタ回路部3は長辺7
1aの周辺領域に作り込まれており、ドライバ回路部7
はチップ内側領域に作り込まれている。そして出力電極
(パッド)8はX方向一列に形成されている。
【0024】セルアレイの形成領域の両端外側には図6
の一点鎖線で囲まれた領域に制御ロジック部72,73
が作り込まれている。また長辺71bの周辺領域の中央
部分にも一点鎖線で示す制御ロジック部74が作り込ま
れている。制御ロジック部74の内側X方向にはデータ
信号DIN,出力データDOUT ,クロックパルスCP,交
流波形化クロックM等の所要の入出力信号電極の列75
が形成され、この列は出力電極8の列に隣接平行してい
る。列75の両端外側には矩形の電源電極11〜14と
矩形の接地電極19又は低圧電源電極10が形成されて
いる。出力電極8の列の両端外側には高圧電源の電極1
5が形成されている。従って、チップ上の電極群は2列
でX方向に配列している。図示左右の高電源電圧VH
電極15,15に接続する電源配線76は電極8の列に
近接している。この電源配線36は高電圧部たるドライ
バ回路部7に対して給電する。片側の電極15は省略す
ることもできるが、同様のチップに対してカスケード接
続する場合に利用される。また同様に、図示左右の液晶
駆動電源電圧V0 の電極11,11に接続する電源配線
77は電源配線36の長辺71a側に隣接している。こ
の電源配線77は高電圧部たるドライバ回路部7に対し
て給電する。片側の電極11は省略することもできる
が、同様のチップに対してカスケード接続する場合に利
用される。図示左右の液晶駆動電源電圧V2 の電極1
2,12に接続する電源配線78も電源配線77の長辺
71a側に隣接している。この電源配線78も高電圧部
たるドライバ回路部7に対して給電する。片側の電極1
2はカスケード接続用の電極である。液晶駆動電源電圧
3 の電極13,13に接続する電源配線79も電源配
線78の長辺71a側に延在している。この電源配線7
8の敷設領域はドライバ回路部7のレベルシフト回路部
6寄りで、ドライバ回路部7に対して給電する。また片
一方の電極13はカスケード接続用の電極である。最後
の液晶駆動電源電圧V 5 の電極14,14に接続する電
源配線80も電源配線79の長辺71a側に隣接してい
る。この電源配線70はドライバ回路部7に対して給電
する。また片一方の電極14はカスケード接続用の電極
である。このように、ドライバ回路部7に対し給電すべ
き電源電圧VH ,V0 ,V2 ,V3 ,V5 の電源配線7
6,77,78,79,80はその領域上を並行してい
る。これらの配線は電極8の列を1巡回いた閉ループ接
続ではないが、電源電圧VHの電極15は電極8の列の
両端に形成され、電源電圧V0 ,V2 ,V3 これらの
配線は電極8の列を1巡回いた閉ループ接続ではない
が、電源電圧VH,V5の電極11,12,13,14と
電極8の列の両端側数電極と2列を構成している。接地
電圧GNDの電極19に接続する接地配線は3本には分
岐しており、その内側の接地配線81はドライバ回路部
7とレベルシフト回路部6との境界領域に、中間の接地
配線82はレベルシフト回路部6とラッチ回路部5との
境界領域に、外側の接地配線83はシフトレジスタ回路
部3の外側領域に各々敷設されている。また電源電圧V
H の電源配線36から分岐された外側の電源配線84は
レベルシフト回路部6上に敷設されている。更に、低電
圧電源VCCの電極10に接続する電源配線85はラッチ
回路部5とシフトレジスタ部3の境界領域に敷設されて
いる。そして、電極11,12,13,14の列の中間
領域に入出力信号電極の列75が介在している。
【0025】このように、電源配線を電極8の列の両端
に回り込ませたレイアウトによれば、電源配線又は信号
配線の配線長を従来法に比して抑制することができる。
本例はチップの細長化に対応した電極及び配線の好適な
レイアウトを提供する。なお、73a,73bは長辺7
1a側のコーナー部に形成された位置決め及び支技用の
ダミー電極(パッド)が形成されている。
【0026】図7は上記の実施例に係るチップのTAB
実装状態を示す平面図である。同図において図3に示す
部分と同一部分には同一参照符号を付し、その説明は省
略する。上述のレイアウト構成を有するチップ70のた
めのテープキャリア(フィルム)92はチップ70の電
極配置に合わせたリードパタンがスプロケット孔52a
とデバイス孔92bを持つブラスチックフィルム上に形
成されている。このテープキャリア92は開口面積の異
なる樹脂回り込み用のスリット93a,93bを有して
いる。リードパタンは、デバイス孔92aへ張り出して
おり、バンプ51とインナーリードボンディングされる
べきフィンガーリード(インナーリード)56と、LC
Dパネル側の行又は列電極とアウターリードボンディン
グされるべきアウターリード57と、フィンガーリード
56とアウターリード57を一体的に連結する引出しリ
ード部分88とを有するものである。なお、フィルム5
2の印刷配線板側に接続する引出しリード部分88の先
端には端子58が形成されている。このようなテープ工
程により作製されたテープキャリア92と前述のバンプ
付きチップ70のTAB実装が実施例1と同様にして行
われる。フィンガーリード56の片持ち梁長さ(張出長
さ)はY1 である。LCDパネル側の開口縁部70bが
存在しない場合の片持ち梁長さはY3 であるから、Y1
<Y3 で、梁長さ(張出長さ)の短縮長さは実質的にY
3 −Y1 である。この短縮長さは実施例1のY2 −Y1
より大である。
【0027】図8(A)は上記チップのTAB実装後に
液晶パネルの額縁領域102にCOG実装した状態を示
す平面図である。なお、同図において図3に示す部分と
同一部分には同一参照符号を付し、その説明は省略す
る。この実装においても、引出しリード部分88の一部
88aがチップ70上にオーバーラップしている。これ
はバンプ51がチップ70の長辺71aから離れて形成
されているためである。このオーバーラップ部分88a
の長さは前述したインナーリード56の短縮長さY3 −
Y1 と実質的に等しい。チップ70の幅寸法が実施例1
のそれに比して小さくできることを考慮すれば、図8
(B)に示すように、本例の額縁領域102の幅寸法W
2 は実施例1の幅寸法W1 に比して小さくすることがで
きる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る回路セルア
レイを備えた半導体装置は、LCDドライバICに限ら
ず、ディスプレイ・ドライバIC,プリンタ・ドライバ
IC,センサーインターフェイスIC,ゲートアレイ等
のように、回路セルとその電極が対をなしたアレイ構造
のICないしは多出力又は多入力の多ビット型ICに対
し広く適用でき、データ入力又は出力装置において実装
占有領域の幅等を節約するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る液晶駆動用半導体装置
のチップを示すレイアウト図である。
【図2】実施例1に係るチップのTAB実装状態を示す
断面図である。
【図3】実施例1に係るチップのTAB実装状態を示す
平面図である。
【図4】同TAB実装とは別のTAB実装状態を示す断
面図である。
【図5】(A)は実施例1に係るチップを液晶パネルの
額縁領域にCOG実装した状態を示す平面図で、(B)
は同状態の額縁領域側を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例2に係る液晶駆動用半導体装置
のチップを示すレイアウト図である。
【図7】実施例2に係るチップのTAB実装状態を示す
平面図である。
【図8】(A)は実施例2に係るチップを液晶パネルの
額縁領域にCOG実装した状態を示す平面図で、(B)
は同状態の額縁領域側を示す断面図である。
【図9】液晶駆動用半導体装置の一般的な回路構成を示
すブロック図である。
【図10】従来の液晶駆動用半導体装置のチップを示す
レイアウト図である。
【図11】同チップを液晶パネルの額縁領域にCOG実
装した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
3…シフトレジスタ回路部 5…ラッチ回路部 6…レベルシフト回路部 7…ドライバ回路部 7N …ドライバ回路部の各段 8N …出力電極(パッド) 10〜15…電源電極 19…接地電極 30,70…半導体チップ 31…第1のブロック 32…第2のブロック 31a,32a,71a,71b…チップの長辺 33…X方向帯状領域(中央領域) 34,35,72,73,74…制御ロジック部 35a,35b…チップの短辺 36,37,38,39,40,44,45…電源配線
(Al配線) 41,42,43…接地配線 46,47,75…入出力信号電極の列 48a〜48d,73a,73b…ダミー電極(ダミー
パッド) 51…バンプ 52,60,92…テープキャリア(フィルム) 52a…スプロケット孔 52b,92b…デバイス孔 53a,53b,93a,93b…スリット 54…プラスチックフィルム 55…接着層 56,61…フィンガーリード(インナーリード) 57…アウターリード 58,88…引出しリード部分 59…モールド用樹脂 60a,60b…開口縁部 62…液晶パネルの額縁領域 76,77,78,79,80,84,85…電源配線 81,82,83…接地配線 L1 ,L2 …中心線 YN …ドライバ出力 Y1 ,Y2 …フィンガーリードの片持ち梁長さ(張出長
さ)VH ,VCC,V0 ,V3 ,V2 ,V5 …電源電圧

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部接続用電極を有する半導体チップ
    と、 第1の開口部と、前記第1の開口部内に延設され前記第
    1の開口部内にて前記半導体チップの外部接続用電極と
    の接続がなされる配線と、第2及び第3の開口部とを有
    するキャリア薄膜と、を有し、 前記半導体チップの前記外部接続用電極が前記キャリア
    薄膜の前記第1の開口部内に位置するように前記半導体
    チップと前記キャリア薄膜とが配置され、 前記第2及び第3の開口部は、それぞれが前記半導体チ
    ップと重なる領域及び重ならない領域を有し、かつ前記
    第1の開口部を挟むように前記第1の開口部の一方の側
    に前記第2の開口部が設けられ他方の側に前記第3の開
    口部が設けられ、 前記第2の開口部の開口面積と前記第3の開口部の開口
    面積とが異なることを特徴とする半導体チップの実装
    体。
  2. 【請求項2】 前記第2の開口部は前記第1の開口部の
    前記第2の長辺側に形成され、前記第3の開口部は前記
    第1の開口部の前記第1の長辺側に形成され、 前記第3の開口部の開口面積は前記第2の開口部の開口
    面積よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の半導
    体チップの実装体。
  3. 【請求項3】 前記チップは多ビット駆動型ICである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体チップ
    の実装体。
  4. 【請求項4】 前記チップはディスプレイドライバIC
    であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体
    チップの実装体。
  5. 【請求項5】 前記チップはプリンタドライバICであ
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体チッ
    プの実装体。
  6. 【請求項6】 前記チップは多入出力型ICであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の半導体チップの実
    装体。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の半導体チップの実装体
    と、前記半導体チップの実装体が接続された液晶表示パ
    ネルとを有する表示装置。
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