JP3235599U - 絶縁カバー - Google Patents

絶縁カバー Download PDF

Info

Publication number
JP3235599U
JP3235599U JP2021004033U JP2021004033U JP3235599U JP 3235599 U JP3235599 U JP 3235599U JP 2021004033 U JP2021004033 U JP 2021004033U JP 2021004033 U JP2021004033 U JP 2021004033U JP 3235599 U JP3235599 U JP 3235599U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
insulating cover
protrusion
cover
cover body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021004033U
Other languages
English (en)
Inventor
義幸 前迫
Original Assignee
デンカエレクトロン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by デンカエレクトロン株式会社 filed Critical デンカエレクトロン株式会社
Priority to JP2021004033U priority Critical patent/JP3235599U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3235599U publication Critical patent/JP3235599U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Abstract

【課題】スリーブへの着脱性に優れると共に、スリーブへ装着した場合は容易に抜けにくい絶縁カバーを提供すること。【解決手段】電線に圧着されたスリーブに装着される絶縁カバー1であって、一方の側に前記スリーブが挿入される開口部11が設けられ、他方の側に収納部12が設けられた略筒状のカバー本体10と、カバー本体10の内周面に沿って設けられ、カバー本体10の軸方向の中心に向けて突出する複数の突起20と、を備え、突起20は、カバー本体10の軸方向と直交する方向において断面が三角形状であり、開口部11の側に1つの角部22が位置している。【選択図】図3

Description

本考案は、電線の接続部分に装着される絶縁カバーに関する。
電気の配線工事において、電線の末端同士を圧着式のスリーブで接続することが行われている。電線に圧着されたスリーブには、外部との絶縁や電線の接続部分を保護することを目的として、樹脂製の絶縁カバーが装着される。従来、絶縁カバーがスリーブから容易に抜けてしまうことを抑制するため、内側に突起を設けた絶縁カバーが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平11−252768号公報 特開平9−247835号公報
電線の接続をやり直したり、修復したりする場合、電線に圧着されたスリーブを露出させるため、絶縁カバーをスリーブから引き抜く必要がある。特許文献1の絶縁カバーは、装着後にスリーブから容易に抜けないように構成されているため、絶縁カバーをスリーブから引き抜く作業がやりにくいと考えられる。一方、特許文献2の絶縁カバーは、突起が弾力性を有するため、特許文献1の絶縁カバーと比べてスリーブから引き抜きやすいと考えられる。しかし、特許文献2の絶縁カバーは、スリーブへの挿入方向において、突起とスリーブの先端との接触面積が大きいため、絶縁カバーをスリーブに装着しにくいと考えられる。
本考案は、スリーブへの着脱性に優れると共に、スリーブへ装着した場合は容易に抜けにくい絶縁カバーを提供することを目的とする。
本考案の一態様は、電線に圧着されたスリーブに装着される絶縁カバーであって、一方の側に前記スリーブが挿入される開口部が設けられ、他方の側に収納部が設けられた略筒状のカバー本体と、前記カバー本体の内周面に沿って設けられ、前記カバー本体の軸方向の中心に向けて突出する複数の突起と、を備え、前記突起は、前記カバー本体の軸方向と直交する方向において断面が三角形状であり、前記開口部の側に1つの角部が位置している絶縁カバーである。
本考案によれば、スリーブへの着脱性に優れると共に、スリーブへ装着した場合は容易に抜けにくい絶縁カバーを提供することができる。
第1実施形態の絶縁カバー1の側面図である。 図1のs1−s1断面図である。 図2のs2−s2断面図である。 スリーブ50を絶縁カバー1の保持部13の位置まで挿入した場合の断面図である。 スリーブ50を絶縁カバー1の保持部13に挿入した場合の断面図である。 スリーブ50を絶縁カバー1の収納部12まで挿入した場合の断面図である。 第2実施形態の絶縁カバー2の断面図である。 図7のs3−s3断面図である。 スリーブ50を絶縁カバー2の収納部12まで挿入した場合の断面図である。
以下、本考案に係る絶縁カバーの実施形態について説明する。なお、本明細書に添付した図面は、いずれも模式図であり、理解しやすさ等を考慮して、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更又は誇張している。
本明細書等において、形状、幾何学的条件、これらの程度を特定する用語、例えば、「平行」、「方向」等の用語については、その用語の厳密な意味に加えて、ほぼ平行とみなせる程度の範囲、概ねその方向とみなせる範囲を含む。
本明細書では、図1に示すように、絶縁カバー1の長手方向の中心軸を「中心軸a」、中心軸aと平行な方向を「軸方向」ともいう。そして、絶縁カバー1の軸方向をX方向とし、X方向において、開口部11の側をX1方向、収納部12の側をX2方向とする。X方向において、X1(X2)方向を一方の側とすると、X2(X1)方向は他方の側となる。また、Y方向と直交する方向を径方向とする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の絶縁カバー1の側面図である。図2は、図1のs1−s1断面図である。図3は、図2のs2−s2断面図である。なお、実際の配線工事においては、電線40に圧着されたスリーブ50に対して絶縁カバー1を被せるように装着する形態となるが、本実施形態では、図1に示す絶縁カバー1に対してスリーブ50を挿入する形態及び絶縁カバー1からスリーブ50を引き抜く形態として説明する。また、本明細書及び図面では、電線から露出した部分の銅線を含めて「電線」として説明する。
図1及び図2に示すように、絶縁カバー1は、カバー本体10と、複数の突起20とを備えている。カバー本体10及び複数の突起20は、例えば、透明なポリ塩化ビニル(PVC)により形成されている。そのため、絶縁カバー1は、絶縁性、弾力性等を備えている。なお、絶縁カバー1を形成する材料は、PVCに限らず、他の材料により形成することもできる。
カバー本体10は、略筒状に形成された部材であり、開口部11、収納部12及び保持部13を備えている。開口部11は、電線40(図4参照)に圧着されたスリーブ50の挿入口となる部分である。収納部12は、電線40の先端部分と共にスリーブ50が収納される部分である。保持部13は、挿入されたスリーブ50を保持する部分であり、開口部11と収納部12との間に設けられている。
保持部13は、図1に示すように、側面視において、くびれた形状を有している。保持部13は、スリーブ50が挿入されたり、引き抜かれたりした際に、くびれた部分が径方向の外側に膨らむように変形し、スリーブ50の挿入後や引き抜き後に元の形状に復帰する。
図2に示すように、保持部13の内周面には、4つの突起20が設けられている。各突起20は、中心軸aを中心として90°間隔で設けられている。また、各突起20は、図3に示すように、中心軸aに対して直交する方向に延在し、且つ、X方向において同じ位置に設けられている。各突起20は、カバー本体10の中心軸aに向けて突出している。図2に示すように、スリーブ50が挿入されていない状態において、各突起20の端部21の間には、隙間Sが形成されている。
突起20は、図3に示すように、軸方向と直交する方向において断面が三角形状であり、開口部11の側に1つの角部が位置するように形成されている。以下、開口部11の側に位置する角部を「角部22」として説明する。本実施形態において、突起20の断面は、正三角形である。突起20の端部21は、図3に示すように、収納部12の側(X2側)よりも開口部11の側(X1側)の突出量が小さくなるように傾斜している。端部21が中心軸aに対して傾斜する角度θは、例えば、20°〜50°程度である。
次に、スリーブ50を絶縁カバー1に挿入した場合の作用について説明する。図4は、スリーブ50を絶縁カバー1の保持部13の位置まで挿入した場合の断面図である。図5は、スリーブ50を絶縁カバー1の保持部13に挿入した場合の断面図である。図6は、スリーブ50を絶縁カバー1の収納部12まで挿入した場合の断面図である。
図4に示すように、電線40に圧着されたスリーブ50の先端部51を絶縁カバー1の開口部11に挿入すると、スリーブ50の先端部51は、突起20に当接する。その状態でスリーブ50を押し込むと、図5に示すように、突起20はスリーブの先端部51に押されてX2側に撓むように変形する。同時に、絶縁カバー1の保持部13は、全体が径方向に膨らむように変形する。
図4に示すように、突起20は、尖った角部22においてスリーブ50の先端部51と当接する。そのため、スリーブ50をX2側に押し込んだときに、平坦面(特許文献1)や曲面(特許文献2)で当接する突起と比べて、スリーブ50との接触面積をより小さくすることができる。また、突起20の端部21は、収納部12の側よりも開口部11の側の突出量が小さくなるように傾斜している。そのため、図5に示すように、スリーブ50をX2側に押し込んだときに、突起20の端部21を、X2側により柔軟に撓ませることができる。したがって、第1実施形態の絶縁カバー1においては、スリーブ50を容易に挿入することができる。
図5に示す状態から更にスリーブ50を押し込むと、図6に示すように、スリーブ50は、収納部12に収納される。スリーブ50が収納部12に収納されると、X2側に撓んでいた各突起20は、弾性力により元の形状に復帰する。同様に、膨らんでいた絶縁カバー1の保持部13も元のくびれた形状に復帰する。これにより、図6に示すように、スリーブ50のフレア部52は、突起20によりX1側への移動が制限される。そのため、スリーブ50は、電線40が引っ張られない限りは、絶縁カバー1から容易に抜けない状態となる。
なお、図示していないが、絶縁カバー1から延びている電線40を引っ張ると(実際には、スリーブ50の圧着部分から絶縁カバー1を引っ張ると)、各突起20がスリーブ50のフレア部52に押されてX1側に撓むように変形する。同時に、絶縁カバー1の保持部13は、全体が径方向に膨らむように変形する。そのため、絶縁カバー1から延びている電線40を引っ張ることにより、スリーブ50を絶縁カバー1から引き抜くことができる。
以上説明したように、第1実施形態の絶縁カバー1によれば、スリーブ50への着脱性に優れると共に、スリーブ50に装着した場合に容易に抜けにくくすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態の絶縁カバー2は、突起20の配置が第1実施形態と相違する。第2実施形態の絶縁カバー2において、その他の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、第2実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図7は、第2実施形態の絶縁カバー2の断面図である。図8は、図7のs3−s3断面図である。図9は、スリーブ50を絶縁カバー2の収納部12まで挿入した場合の断面図である。なお、図7は、第1実施形態の図3に相当する断面図である。
図7及び図8に示すように、第2実施形態の絶縁カバー2は、4つの突起20のX方向の下側に、更に4つの突起120が設けられている。各突起120の配置、形状等は、X方向の位置が異なること以外は、X方向の上側に設けられた突起20(図2参照)と同じである。上側の突起20と下側の突起120との間隔は、例えば、1.5mm〜2.5mm程度である。
第2実施形態において、電線40に圧着されたスリーブ50の先端部51を絶縁カバー2の開口部11に押し込むと、X方向の上下に設けられた突起20及び120は、第1実施形態と同様にX2側に撓むと共に、絶縁カバー2の保持部13も、全体が径方向に膨らむように変形する。そのため、第2実施形態の絶縁カバー2においても、スリーブ50を容易に収納部12に収納することができる。第2実施形態の絶縁カバー2において、電線40に圧着されたスリーブ50の先端部51を開口部11から挿入し、収納部12まで収納すると、図9に示すように、下側の各突起120は、X2側に撓むように変形してスリーブ50を保持する。そして、スリーブ50のフレア部52は、上側の突起20と下側の突起120との間で挟まれた状態となる。そのため、第2実施形態の絶縁カバー2においては、収納部12に収納されたスリーブ50を、より安定的に保持することができる。その他、第2実施形態の絶縁カバー2は、第1実施形態の絶縁カバー1と同等の効果を奏する。
(変形形態)
第1実施形態では、カバー本体10に突起20を4箇所設ける例について説明したが、突起20は、2又は3箇所設けてもよいし、5箇所以上設けてもよい。また、第1実施形態では、各突起20の形状、大きさを同一とした例について説明したが、各突起20の形状、大きさは、それぞれ異なっていてもよい。更に、第1実施形態では、各突起20の端部21を、収納部12の側(X2側)よりも開口部11の側(X1側)の突出量が小さくなるように傾斜させる例について説明したが、これに限定されない。各突起20の端部21を、上記のように傾斜させない構成としてもよい。すなわち、各突起20の端部21において、収納部12の側(X2側)と開口部11の側(X1側)との突出量を同じとしてもよい。第2実施形態の突起120についても同様である。
第1実施形態では、図2に示すように、複数の突起20が中心軸aを中心として90°間隔で設けられる例について説明したが、複数の突起20は、中心軸aを中心として異なる角度で設けられていてもよい。第2実施形態の突起120についても同様である。なお、第2実施形態において、上側の突起20と下側の突起120の形状、大きさ、配置等は、適宜に選択可能であり、図示の例に限定されない。
第1実施形態では、突起20の断面を正三角形とした例について説明したが、突起20の断面は、直角三角形でもよいし、二等辺三角形(正三角形を除く)等であってもよい。第2実施形態の突起120についても同様である。
第1実施形態では、突起20が中心軸aに対して直交する方向に延在する例について説明したが、突起20は、例えば、中心軸aに対してX2側に傾斜する方向に延在していてもよい。第2実施形態の突起120についても同様である。
第1実施形態において、絶縁カバー1は、内部の状態が確認できるようにするため、透明であることが望ましいが、半透明であってもよいし、内部が視認できる程度の濃度であれば、着色されていてもよい。第2実施形態の絶縁カバー2についても同様である。
1、2 絶縁カバー
10 カバー本体
11 開口部
12 収納部
13 保持部
20、120 突起
21 端部
22 角部

Claims (3)

  1. 電線に圧着されたスリーブに装着される絶縁カバーであって、
    一方の側に前記スリーブが挿入される開口部が設けられ、他方の側に収納部が設けられた略筒状のカバー本体と、
    前記カバー本体の内周面に沿って設けられ、前記カバー本体の軸方向の中心に向けて突出する複数の突起と、を備え、
    前記突起は、前記カバー本体の軸方向と直交する方向において断面が三角形状であり、前記開口部の側に1つの角部が位置している絶縁カバー。
  2. 請求項1に記載の絶縁カバーにおいて、
    前記突起の端部は、前記収納部の側よりも前記開口部の側の突出量が小さくなるように傾斜している絶縁カバー。
  3. 請求項1又は2に記載の絶縁カバーにおいて、
    前記複数の突起は、前記カバー本体の軸方向に沿って2箇所の内周面にそれぞれ設けられている絶縁カバー。
JP2021004033U 2021-10-19 2021-10-19 絶縁カバー Active JP3235599U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021004033U JP3235599U (ja) 2021-10-19 2021-10-19 絶縁カバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021004033U JP3235599U (ja) 2021-10-19 2021-10-19 絶縁カバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3235599U true JP3235599U (ja) 2022-01-06

Family

ID=79191057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021004033U Active JP3235599U (ja) 2021-10-19 2021-10-19 絶縁カバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3235599U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6086244B2 (ja) 多接点型端子
ES2329601T3 (es) Contacto de casquillo, sin manguito, estampado y conformado.
EP1791222A1 (en) A resilient plug and a watertight connector
CN104335426A (zh) 插座端子
US7704096B2 (en) Coaxial cable connector
JP2013258801A (ja) グロメット及びグロメット付ワイヤーハーネス
TW200939580A (en) Coaxial cable connector for corrugated cable
US9640890B2 (en) Terminal and terminal connection structure
JP3235599U (ja) 絶縁カバー
JP6445270B2 (ja) 端子
CN106654731A (zh) 一种堵头连接器及其屏蔽套
JP2005174689A (ja) 編組電線及びその配索方法
US20190237921A1 (en) Connector
JP5432647B2 (ja) コネクタ端子
JP6100158B2 (ja) 電気コネクタ
JP4895715B2 (ja) 編組シールド被覆電線の保持装置
US9172177B2 (en) Strain-relief/bending-protection apparatus
JP6487765B2 (ja) コネクタ付き電線
JP6948723B2 (ja) 管取付構造及びアースクリップ
JP7068056B2 (ja) 接続端子及び端子接続構造
JPS6112322B2 (ja)
JP2007252060A (ja) ハーネス外装部材
JP2016046219A (ja) 電線保持部材
JP7511127B2 (ja) 封止部材およびそれを備える電子機器
JP2021099138A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3235599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150