JP3235025B2 - パレット用安全吊具 - Google Patents
パレット用安全吊具Info
- Publication number
- JP3235025B2 JP3235025B2 JP05670399A JP5670399A JP3235025B2 JP 3235025 B2 JP3235025 B2 JP 3235025B2 JP 05670399 A JP05670399 A JP 05670399A JP 5670399 A JP5670399 A JP 5670399A JP 3235025 B2 JP3235025 B2 JP 3235025B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pallet
- safety
- members
- rope
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Pallets (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,荷物の搬送台とし
て用いる既製のパレットの両端貫通開口部に挿入し,該
パレットの両外側に突き出た吊孔部材に,ロープ等の吊
部材を係止してクレーン等で吊り上げて搬送して用い
る,両端に該吊孔部材を有するパレット用安全吊具に関
する。
て用いる既製のパレットの両端貫通開口部に挿入し,該
パレットの両外側に突き出た吊孔部材に,ロープ等の吊
部材を係止してクレーン等で吊り上げて搬送して用い
る,両端に該吊孔部材を有するパレット用安全吊具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来技術において,既製のパレットの両
端貫通開口部に金属製丸パイプ等の単管を挿入し,該パ
レットの両外側に突き出た該単管端部にロープ等の吊部
材を結び係止して用いていた。
端貫通開口部に金属製丸パイプ等の単管を挿入し,該パ
レットの両外側に突き出た該単管端部にロープ等の吊部
材を結び係止して用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術のパレットの
両外側に突き出た単管端部にロープ等の吊部材を結び係
止して用いる方法では,該結び目が単管端部からずれた
り外れたりする,不安定な方法であり,積載荷物のすべ
り・荷崩れを誘発し,単管が破損すると安全を確保でき
ず,大変危険な方法である問題点があった。
両外側に突き出た単管端部にロープ等の吊部材を結び係
止して用いる方法では,該結び目が単管端部からずれた
り外れたりする,不安定な方法であり,積載荷物のすべ
り・荷崩れを誘発し,単管が破損すると安全を確保でき
ず,大変危険な方法である問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために,本発明のパレット用安全吊具は,所定の長さの
複数本の管部材を,それぞれ互いに並設溶着し,吊孔部
材を該並列管部材の両端部に軸着し,各該管部材内部の
長手方向にロープ部材を両端軸間に張設する構造とし,
既製のパレットの外側に突き出た該吊孔部材にロープ等
の吊部材を係止して用い,外被覆管部材が万一破損して
も,該ロープ部材で安全を確保できる二重の安全構造と
する事を特徴とする。
ために,本発明のパレット用安全吊具は,所定の長さの
複数本の管部材を,それぞれ互いに並設溶着し,吊孔部
材を該並列管部材の両端部に軸着し,各該管部材内部の
長手方向にロープ部材を両端軸間に張設する構造とし,
既製のパレットの外側に突き出た該吊孔部材にロープ等
の吊部材を係止して用い,外被覆管部材が万一破損して
も,該ロープ部材で安全を確保できる二重の安全構造と
する事を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のパレット用安全吊具は,
アルミ或いはステンレス等の金属製の角パイプからなる
所定の長さの複数本の管部材を,それぞれ互いに並設溶
着し,U字形本体と,ボルト又はピン等の軸から成る,
シャックルとも呼ばれる吊孔部材を該並列管部材の両端
部に,両該管部材外側側壁に固着した板形状の軸支部材
を介して並列方向に軸着し,各該管部材内部の長手方向
に金属製ワイア等から成るロープ部材を両端内部の該軸
間に張設する構造とし,該並列管部材の並列方向両側に
管部材を更に溶着追加し補強して構成し,荷物の搬送台
として用いる複数の貫通開口部を有する既製のパレット
の両端該貫通開口部に複数の該安全吊具を挿入し,該安
全吊具の所定の長さは,該パレットの外側に各両該吊孔
部材が突き出る長さとし,該吊孔部材にロープ等の吊部
材を係止してクレーン等で吊り上げて搬送して用いる事
を特徴とする。
アルミ或いはステンレス等の金属製の角パイプからなる
所定の長さの複数本の管部材を,それぞれ互いに並設溶
着し,U字形本体と,ボルト又はピン等の軸から成る,
シャックルとも呼ばれる吊孔部材を該並列管部材の両端
部に,両該管部材外側側壁に固着した板形状の軸支部材
を介して並列方向に軸着し,各該管部材内部の長手方向
に金属製ワイア等から成るロープ部材を両端内部の該軸
間に張設する構造とし,該並列管部材の並列方向両側に
管部材を更に溶着追加し補強して構成し,荷物の搬送台
として用いる複数の貫通開口部を有する既製のパレット
の両端該貫通開口部に複数の該安全吊具を挿入し,該安
全吊具の所定の長さは,該パレットの外側に各両該吊孔
部材が突き出る長さとし,該吊孔部材にロープ等の吊部
材を係止してクレーン等で吊り上げて搬送して用いる事
を特徴とする。
【0006】本発明のパレット用安全吊具において,各
管部材内部の長手方向に金属製ワイア等から成るロープ
部材を両端該管部材内部の軸間に張設する構造として,
該ロープ部材の端部を該軸に巻装し,該ロープ部材端部
を再び張設ロープ部材に圧着金具等を用いて接合固定す
る事も出来る。
管部材内部の長手方向に金属製ワイア等から成るロープ
部材を両端該管部材内部の軸間に張設する構造として,
該ロープ部材の端部を該軸に巻装し,該ロープ部材端部
を再び張設ロープ部材に圧着金具等を用いて接合固定す
る事も出来る。
【0007】本発明のパレット用安全吊具において,組
み立てた該安全吊具のロープ部材を内蔵する並列管部材
の両端部に蓋を設ける事も出来る。
み立てた該安全吊具のロープ部材を内蔵する並列管部材
の両端部に蓋を設ける事も出来る。
【0008】本発明のパレット用安全吊具において,安
全吊具1本当たりの設計安全荷重及び耐荷重に対応す
る,管部材の材質,厚みを選択する事とし,軸間に張設
するロープ部材の線径は外被覆管部材が万一破損して
も,該ロープ部材で安全を確保できる強度とし,二重の
安全構造とする。
全吊具1本当たりの設計安全荷重及び耐荷重に対応す
る,管部材の材質,厚みを選択する事とし,軸間に張設
するロープ部材の線径は外被覆管部材が万一破損して
も,該ロープ部材で安全を確保できる強度とし,二重の
安全構造とする。
【0009】
【実施例】この発明の実施例の図面において,図1はパ
レット用安全吊具の使用状態の一部欠載正面図,図2は
使用状態の一部欠載側面図であり,図3はパレット用安
全吊具の,(A)は一部欠載拡大正面図,(B)は一部
欠載拡大側面図,そして図4は一部欠載拡大平面図であ
る。
レット用安全吊具の使用状態の一部欠載正面図,図2は
使用状態の一部欠載側面図であり,図3はパレット用安
全吊具の,(A)は一部欠載拡大正面図,(B)は一部
欠載拡大側面図,そして図4は一部欠載拡大平面図であ
る。
【0010】この発明の実施例を以下説明すると,パレ
ット用安全吊具(1)は,図1,図2,図3そして図4
に示すように,アルミ或いはステンレス等の金属製の角
パイプからなる所定の長さの2本の管部材(1c)を,
それぞれ互いに並設溶着し,U字形本体と,ボルト又は
ピン等の軸(1b)から成る,シャックルとも呼ばれる
吊孔部材(1a)を該並列管部材の両端部に,両該管部
材外側側壁に固着した板形状の軸支部材(1e)を介し
て並列方向に軸着し,各該管部材内部の長手方向に金属
製ワイア等から成るロープ部材(1d)を両端内部の該
軸間に張設する構造とし,該並列管部材の並列方向両側
に管部材を更に溶着追加し補強して構成し,荷物(3)
の搬送台として用いる複数の貫通開口部(2a)を有す
る既製のパレット(2)の両端該貫通開口部に複数の該
安全吊具を挿入し,該安全吊具の所定の長さは,該パレ
ットの外側に各両該吊孔部材が突き出る長さとし,該吊
孔部材にロープ等の吊部材(4)を係止してクレーン等
で吊り上げて搬送して用いる事を特徴とする。
ット用安全吊具(1)は,図1,図2,図3そして図4
に示すように,アルミ或いはステンレス等の金属製の角
パイプからなる所定の長さの2本の管部材(1c)を,
それぞれ互いに並設溶着し,U字形本体と,ボルト又は
ピン等の軸(1b)から成る,シャックルとも呼ばれる
吊孔部材(1a)を該並列管部材の両端部に,両該管部
材外側側壁に固着した板形状の軸支部材(1e)を介し
て並列方向に軸着し,各該管部材内部の長手方向に金属
製ワイア等から成るロープ部材(1d)を両端内部の該
軸間に張設する構造とし,該並列管部材の並列方向両側
に管部材を更に溶着追加し補強して構成し,荷物(3)
の搬送台として用いる複数の貫通開口部(2a)を有す
る既製のパレット(2)の両端該貫通開口部に複数の該
安全吊具を挿入し,該安全吊具の所定の長さは,該パレ
ットの外側に各両該吊孔部材が突き出る長さとし,該吊
孔部材にロープ等の吊部材(4)を係止してクレーン等
で吊り上げて搬送して用いる事を特徴とする。
【0011】本実施例のパレット用安全吊具において,
各管部材(1c)内部の長手方向に金属製ワイア等から
成るロープ部材(1d)を両端該管部材内部の軸(1
b)間に張設する構造として,該ロープ部材の端部を該
軸に巻装し,該ロープ部材端部を再び張設ロープ部材に
圧着金具等を用いて接合固定する事が出来る。
各管部材(1c)内部の長手方向に金属製ワイア等から
成るロープ部材(1d)を両端該管部材内部の軸(1
b)間に張設する構造として,該ロープ部材の端部を該
軸に巻装し,該ロープ部材端部を再び張設ロープ部材に
圧着金具等を用いて接合固定する事が出来る。
【0012】本実施例のパレット用安全吊具において,
全長を約1.3mとし,1本の角パイプの管部材(1
c)断面形状は高さ:50mm, 幅:25mm,厚み:
4mm,そして板形状の軸支部材(1e)の厚み:4m
mを採用し,また金属製ロープ部材(1d)の線径:1
2mmとし,安全吊具(1)1本当たりの安全荷重:
1.0トン,耐荷重:3.0トン,重量:約4kgを確
保した。
全長を約1.3mとし,1本の角パイプの管部材(1
c)断面形状は高さ:50mm, 幅:25mm,厚み:
4mm,そして板形状の軸支部材(1e)の厚み:4m
mを採用し,また金属製ロープ部材(1d)の線径:1
2mmとし,安全吊具(1)1本当たりの安全荷重:
1.0トン,耐荷重:3.0トン,重量:約4kgを確
保した。
【0013】
【発明の効果】本発明は,以上説明した様な形態で実施
され,以下に記載される様な効果を有する。
され,以下に記載される様な効果を有する。
【0014】本発明のパレット用安全吊具は,外被覆管
部材が万一破損しても,内蔵張設したロープ部材で安全
を確保でき,荷物の落下を防止する,二重の安全構造で
ある効果を有する。
部材が万一破損しても,内蔵張設したロープ部材で安全
を確保でき,荷物の落下を防止する,二重の安全構造で
ある効果を有する。
【0015】本発明のパレット用安全吊具は,吊孔部材
を並列溶着管部材の両端部に軸着し,該吊孔部材にロー
プ等の吊部材を係止して用いるので,該吊部材の滑りが
発生せず,荷崩れの心配が全くない安全効果を有する。
を並列溶着管部材の両端部に軸着し,該吊孔部材にロー
プ等の吊部材を係止して用いるので,該吊部材の滑りが
発生せず,荷崩れの心配が全くない安全効果を有する。
【図1】本発明の実施例を示す,パレット用安全吊具の
使用状態の一部欠載正面図。
使用状態の一部欠載正面図。
【図2】本発明の実施例を示す,パレット用安全吊具の
使用状態の一部欠載側面図。
使用状態の一部欠載側面図。
【図3】本発明の実施例を示す,パレット用安全吊具
の,(A)は一部欠載拡大正面図,(B)は一部欠載拡
大側面図。
の,(A)は一部欠載拡大正面図,(B)は一部欠載拡
大側面図。
【図4】本発明の実施例を示す,パレット用安全吊具の
一部欠載拡大平面図。
一部欠載拡大平面図。
1 安全吊具 1a 吊孔部材 1b 軸 1c 管部材 1d ロープ部材 1e 軸支部材 2 パレット 2a 貫通開口部 3 荷物 4 吊部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 19/38
Claims (1)
- 【請求項1】所定の長さの複数本の管部材(1c)を,
それぞれ互いに並設溶着し,U字形本体と軸(1b)か
ら成る吊孔部材(1a)を該並列管部材の両端部に,両
該管部材外側側壁に固着した軸支部材(1e)を介して
並列方向に軸着し,各該管部材内部の長手方向にロープ
部材(1d)を両端内部の該軸間に張設する構造とし,
該並列管部材の並列方向両側に管部材を更に溶着追加し
補強して構成する事を特徴とするパレット用安全吊具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05670399A JP3235025B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | パレット用安全吊具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05670399A JP3235025B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | パレット用安全吊具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000255574A JP2000255574A (ja) | 2000-09-19 |
JP3235025B2 true JP3235025B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=13034840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05670399A Expired - Fee Related JP3235025B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | パレット用安全吊具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235025B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100572396B1 (ko) | 2004-11-16 | 2006-04-18 | 현대모비스 주식회사 | 크기 가변 타입 팔레트 |
JP2008254809A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Yasumasa Ochiai | パレット用可動柵およびその使用方法 |
JP2008265824A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Orion Mach Co Ltd | 重量装置の底板 |
DE102011115471A1 (de) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | Salzgitter Mannesmann Line Pipe Gmbh | Vorrichtung zum Beladen von Transportfahrzeugen mit Gütern |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP05670399A patent/JP3235025B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000255574A (ja) | 2000-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7222903B2 (en) | Spreader bar apparatus | |
US6079760A (en) | Spreader bar apparatus | |
EP0087463B1 (en) | Spreader bar assembly | |
US7905528B2 (en) | Spreader frame for cargo container | |
WO1998012455A2 (en) | Spreader bar assembly | |
US5445426A (en) | Method and apparatus for lifting rolls of carpet or the like | |
US5851040A (en) | Chain coupling assembly | |
JP3235025B2 (ja) | パレット用安全吊具 | |
US11795035B2 (en) | Lifting device and methods for pulling up overturned vehicles and other structures | |
CN214141212U (zh) | 一种钢筋笼吊装架 | |
JPS6050711B2 (ja) | 自己施錠式吊索方法及び吊索 | |
JPS6030286Y2 (ja) | とくに懸垂荷重用の連結装置 | |
JPH026070Y2 (ja) | ||
WO2023033678A1 (ru) | Контейнер для транспортировки стальных рулонов | |
EP3568370A1 (en) | Apparatus and method for carrying elongate construction elements | |
WO1997023404A1 (en) | Hoisting link device | |
JP2001130864A (ja) | パレット吊り具 | |
US8100257B1 (en) | Sub basket | |
JP3140707B2 (ja) | ロープ端末固定機構 | |
WO1999059899A1 (en) | Open-sided cargo freight container | |
CN215208042U (zh) | 钢筋防坠吊装装置 | |
JPS627677Y2 (ja) | ||
JP3782988B2 (ja) | ベルトスリング | |
CN216583780U (zh) | 一种井架包装架固定装置 | |
KR0118341Y1 (ko) | 양중물 승강장치의 와이어 호울더 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |