JP3234595U - 包装容器の構造 - Google Patents

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【課題】包装内の食材を取り出しやすくし、取り出すつもりのない食材の包装を破壊しない、包装容器の構造を提供する。
【解決手段】複数の一側に凹設されていると共に間隔を空けて交錯状に配列されている収容溝2が設けられ、各収容溝の周壁及び内径は深さ方向に沿って漸縮状になり、且つ各収容溝は球面を呈している底部を有している透明シート1と、透明シートに設けられていると共に各収容溝を封止するためのパッケージフィルムと、各収容溝にそれぞれ装填されている球形を呈している食材4であって、この球形の食材は収容溝の周壁、底部、及びパッケージフィルムと同時に当接している球形を呈している食材と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本考案は、包装容器の構造に関し、更に詳しくは、錠状またはカプセル状食材を収容する包装容器に関する。
一般的によくある食材包装容器は図4に示すように、複数の収容溝51を有しているシート5を備え、各収容溝51には食材6をそれぞれ装填している。これら収容溝51は通常前記シート5に2列で直線配列するように設置され、且つ収容溝51は2列の位置を揃えて隣接するように対応している。
しかしながら、各収容溝51の間隔が非常に密接しているため、上述の配置方式ではユーザーが収容溝51内の食材6を取り出しにくくなり、取り出すつもりがなかった隣の食材の包装までも破いてしまうことがあり、使用上不便であった。
さらに、従来の包装容器の収容溝51の空間は通常装填する食材6の体積よりもずっと大きいため、図5に示すように、過大な収容溝51が過剰な空気を含み、食材6が酸化して容易に変質したり、粘着することがあり、ユーザーの食後の健康に影響を及ぼした。また、食材6が過大な収容溝51中で定位せず、揺れ動いて包装にぶつかりやすく、包装や食材6が破裂することがあった。
そこで、本考案者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に至った。
本考案はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、包装容器の構造を提供することにある。すなわち、包装内の食材を取り出しやすくし、取り出すつもりのない食材の包装を破壊しないようにする。また、本考案の包装空間は適度な大きさであり、食材が包装内で揺れ動いて包装を破裂しなくなり、且つ包装内に含まれる空気も少なくなり、食材が変質しにくくなるという効果を有している。
上記目的を達成するための主たる考案は、
複数の一側に凹設されていると共に間隔を空けて交錯状に配列されている収容溝が設けられ、各収容溝の周壁及び内径は深さ方向に沿って漸縮状になり、且つ各収容溝は球面を呈している底部を有している透明シートと、
前記透明シートに設けられ、各収容溝を封止しているパッケージフィルムと、
前記収容溝に1つずつ装填され、且つ前記収容溝の周壁、底部、及び前記パッケージフィルムと同時に当接している複数の球形を呈している食材と、を備えていることを特徴とする包装容器の構造である。
本考案の好適例において、前記収容溝の数量は10であり、且つ4つ、2つ、4つの前記収容溝が前記透明シートに縦方向に並列して直線配列するように形成され、且つ各収容溝の位置は前記透明シートの横方向上で交錯状を呈している。
本明細書及び図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
本考案の一実施形態に係る包装容器の構造を示す外観斜視図である。 本考案の一実施形態に係る包装容器の構造を示す上面図である。 本考案の一実施形態に係る包装容器の構造を模式的に示した断面図である。 従来の包装容器の構造を示す外観斜視図である。 従来の包装容器の構造を模式的に示した断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本考案に係る包装容器の構造について具体的に説明する。なお、本考案は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
まず、次に、図1〜3を参照しながら、本考案の包装容器の構造をさらに詳しく説明する。
本考案の包装容器の構造はプラスチック材質で製造されている透明矩形シート1を備え、一側に凹設されている10個の収容溝2が形成され、保健食品や薬品等の食用の食材4を装填し、且つパッケージフィルム3が前記シート1に密着し、食材4を各収容溝2中に封止している。上述の前記パッケージフィルム3は防水のアルミ箔材質である。
また、前記シート1には縦方向Y及び横方向Xが定義されている(図2参照)。前記収容溝2は4つ、2つ、4つがそれぞれ3組となり、各組が直線配列L1、L2、L3をそれぞれ構成し、且つ前記縦方向Yに沿って前記シート1に配置されている。また、前記シート1の横方向Xに沿って観察すると、各収容溝2が交錯状に設けられている。詳しくは、ある1つの直線配列中の各収容溝2と隣接する直線配列中の収容溝2'とは位置が互いに対応しない。これにより、各収容溝2と他の近接する収容溝2'との間に適度な間隔を有し、各収容溝2、2'の間の中心間隔Dが2cmよりも大きく定義され、ユーザーがそのうちの1つの収容溝2から食材4を取り出す場合、収容溝2、2'の間の間隔を作用点として指で押し、他の収容溝の位置を押さないようにし、食材4を取り出す際に食材を取り出すつもりのない他の包装を破壊しないようにしている。
上述の収容溝2に充填されている食材4は球形を呈し、さらなる例示では保健食品や薬品で製造されている球形のソフトカプセルである。各収容溝2は球形を呈している食材4の形状に適合し(図3参照)、前記シート1に連接されている周壁21及び前記周壁21に連接されている底部22を有している。前記周壁21は収容溝2の深さ方向に沿って漸縮する円錐状に形成され、且つ前記収容溝2の内径は深さ方向に沿って漸縮し、前記底部22が球面を形成している。このような構成の円錐形状により前記収容溝2が十分な構造強度を有し、圧力に耐えられ、潰れずに包装の外観の完全性を保持する。
なお、前記収容溝2は周壁21及び底部22が同時に球形の食材4の下半部の円周面に緊密に当接し、且つ前記パッケージフィルム3も球形の食材4の上部に被覆するように当接し、これにより球形の食材4が安定的に拘束されて収容溝2中に定位し、揺れ動いて周壁21、底部22、或いはパッケージフィルム3にぶつかって破裂させることがなく、食材4の外観の完全性を保持させる。また、シート1が透明状であるため、ユーザーが収容溝2に装填された食材4の状態を直接見ることができる。なお、前記収容溝2内の空間が狭いため、含有する空気量が大きく減少し、よって食材4が前記収容溝2中で空気により酸化反応を発生させて変質することは少なく、食材4の衛生状態及び食用の安全性を保持し、さらに粘着する現象も効果的に抑制し、食材4の保存期限を大幅に延長する。
本考案は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形態で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、実用新案登録請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、すべて本考案の範囲内のものである。
1 シート
2 収容溝
2' 収容溝
21 周壁
22 底部
3 パッケージフィルム
4 食材
D 間隔
L1 直線配列
L2 直線配列
L3 直線配列
X 横方向
Y 縦方向
5 シート
51 収容溝
6 食材

Claims (1)

  1. 複数の一側に凹設されていると共に間隔を空けて交錯状に配列されている収容溝が設けられ、各収容溝の周壁及び内径は深さ方向に沿って漸縮状になり、且つ各収容溝は球面を呈している底部を有している透明シートと、
    前記透明シートに設けられ、各収容溝を封止しているパッケージフィルムと、
    収容溝に1つずつ装填されている複数の球形を呈している食材であって、各前記食材の下半部が収容溝に対応する周壁及び底部にそれぞれ当接し、前記パッケージフィルムが各食材の上部を被覆する複数の球形を呈している食材と、を備えていることを特徴とする包装容器の構造。
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