JP3234567U - 牡蠣養殖用ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】牡蠣の成長が阻害されることを抑制可能であり、また取り入れ作業も容易であり、更には牡蠣が落下してしまうことを抑制可能な牡蠣養殖用ホルダーを提供する。
【解決手段】牡蠣養殖用ホルダー100は、弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の線材を中央部101で折り曲げたこと、当該折り曲げた部位から片側に伸びると共に先端が鋭角状の膨出部104を設けたこと、該線材の両端部103を略直角に立ち上がる方向に折り曲げることで係止部102を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】牡蠣養殖用ホルダー100は、弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の線材を中央部101で折り曲げたこと、当該折り曲げた部位から片側に伸びると共に先端が鋭角状の膨出部104を設けたこと、該線材の両端部103を略直角に立ち上がる方向に折り曲げることで係止部102を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案はシングルシード式牡蠣養殖法に適した、牡蠣養殖用ホルダーに関する。
従来の日本での牡蠣養殖は、カルチと呼ばれるホタテや牡蠣の貝殻を海に垂らし、カルチに付着した種牡蠣をそのまま育てる方法が一般的であった。これは日本では剥き身での販売が主であり、牡蠣の見た目や大きさのバラつきは問題になることは稀であったことによる。
しかし、昨今オイスターバーなどで牡蠣を生食することが多く、牡蠣は殻付きで提供される場合も多いことから、見た目の美しさも要求される事態となっている。
そこで、種牡蠣を付着対象のカルチ等から剥がし、大きさごとに選別し、専用の養殖カゴの中で養殖する、いわゆるシングルシード式牡蠣養殖法が広く行われ始めている。かかる方法によれば、形と大きさが整ったブランド牡蠣が生産可能であるからである。
このシングルシード式養殖法はカルチでの養殖に比べると、餌となるプランクトンがむらなく牡蠣に回るため、牡蠣の生育が安定し、歩留まりが良いという利点もある。
特許文献1には、シングルシード式牡蠣養殖法に用いられる養殖かごが開示されている。該文献に記載される牡蠣養殖カゴは、上端及び下端の一方あるいは双方に開閉自在な開口部を備えカゴ体と、カゴ体の中央部に取付けられる浮揚体とにより成るものである。
特許文献2には、線材で牡蠣を挟んで形態でシングルシード式養殖を行うことを特徴とする、牡蠣養殖用ホルダーが開示されている。
シングルシード方式は、牡蠣を入れたカゴのメンテナンスなどで一般的にカルチ養殖よりも手間がかかる。具体的には養殖かごの網目に海藻や貝などが付着すると、海水がかごの中を流れにくくなり、その結果プランクトンがカゴの中に流入しづらく、養殖牡蠣の成長が悪くなるなることに繋がる。そこで網目に付着した海藻や貝をはぎ取ったり、あるいは別の養殖かごに牡蠣を移す作業が必要となるのである。
また、牡蠣はセメント質を出しながら成長するが、養殖かごの中に複数の牡蠣を入れておくと、隣接する牡蠣がそれぞれが出すセメント質によって一体化してしまい、呼吸困難になり成長が阻害されたり、最悪死んでしまうこともある。
シングルシード方式の牡蠣養殖法としては、専用の養殖かごに入れるのではなく、セメント系接着剤を用いてロープの一箇所に牡蠣を2〜3個固着して、海中につるすという方法がとられることもある。しかしこの方法によると、取り入れ時に牡蠣に付着したセメントをハンマー等で叩いて取り外す必要があり手間である。
また、上記特許文献2に示される牡蠣養殖用ホルダーは、牡蠣を挟持したうえで、ロープやネットに係止するものであり、簡単な作業で牡蠣を係止することが可能とり有益なものである。但し、想定外の荒波や衝撃等で牡蠣が海中に落下してしまう恐れがある。
そこで本考案は、養殖かごやセメント系接着剤、牡蠣を挟持するホルダーを利用する際の上記課題を解決可能であり、簡単に身入りの良い牡蠣を養殖可能な牡蠣養殖用ホルダーを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案は以下のように構成される。
(1) 請求項1に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、金属製或いは樹脂製の線材を中央部で折り曲げたこと、当該折り曲げた部位から片側に伸びると共に先端が鋭角状の膨出部を設けたこと、該線材の両端部を略直角に立ち上がる方向に折り曲げることで係止部を設けたことを特徴とする。
(2) 請求項2に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、請求項1に記載の考案において、膨出部を、折り曲げた部位から両側に設けたことを特徴とする。
(3) 請求項3に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、板材の一方端から、その先端が鋭角状になる膨出部を片側に設けたこと、板材の他端から略直角に立ち上がる棒状の係止部を一対設けたことを特徴とする
(4) 請求項4に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、請求項3に記載の考案において、膨出部を両側に設けたことを特徴とする。
(4) 請求項4に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、請求項3に記載の考案において、膨出部を両側に設けたことを特徴とする。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
牡蠣は自らセメント質を生成し、殻を形成しながら成長していく。この成長段階で障害物などに接したときは、セメント質で障害物を巻き込みながら成長する。
本考案は牡蠣のこの性質を利用するものであり、具体的には牡蠣養殖用ホルダーと牡蠣を一体化させることで上記課題を解決するものである。以下、詳述する。
本考案に係る牡蠣養殖用ホルダーは、牡蠣が稚貝から親牡蠣に成長する期間の一時期に図4や図9に示すように牡蠣養殖用ホルダー100や牡蠣養殖用ホルダー400のそれぞれの一対の係止部102,304で牡蠣1を係止するものである。
かかる状態で一定期間、おおむね3〜4か月程度養殖を続けると、図5や図10に示すように牡蠣1が係止部102,304をセメント質で巻き込み、牡蠣養殖用ホルダー100,400と牡蠣1が一体化する。
かようにして本考案に係る牡蠣養殖用ホルダーと一体化した牡蠣を、牡蠣養殖用に汎用されている粗目のロープや養殖かご、ネット等に、膨出部をひっかけることで吊るして出荷時期まで養殖を続けるものである。
本考案に係る牡蠣養殖用ホルダーを用いた上記の養殖方法によれば、養殖かごの中で養殖を行う必要はないことから、当然従来の養殖かごを用いた養殖法の場合に生じる不都合を受けることはない。
また、上述のセメント系接着剤を用いてロープに牡蠣を固着する方法のように、牡蠣に付着したセメントを剥ぎ取る作業も不要となる。むろん本考案によっても、牡蠣養殖用ホルダーから牡蠣と取り外す作業は必要となるが、牡蠣から係止部を引き抜くだけの簡単な作業で取り外すことが可能なものである。
また、本考案では牡蠣と牡蠣養殖用ホルダーとが一体化しているので、特許文献2に記載される牡蠣養殖用ホルダーのように、養殖工程で牡蠣養殖用ホルダーから牡蠣が外れてしまう恐れもない。
更には本考案に係る牡蠣養殖用ホルダーによれば、収穫時における作業を容易化できるという利点もある。すなわち、回転式のコンベアに膨出部をひっかけ、牡蠣養殖用ホルダーごと高圧洗浄や、殻の研磨、牡蠣の重量測定、CTスキャンでの中身の確認作業等を行うことが可能となるものである。
一、 以下、好ましい本考案の構成要素の実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案構成要素の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうる。なお、各図におけるUとは上方を、Dは下方を、Rは右方向を、Lは左方向を意味するものである。
二、 図1や図2に示すように請求項1に記載の牡蠣養殖用ホルダー100は、線材を中央部101で折り曲げると共に、該線材の両端部103,103を略直角に立ち上がる方向に折り曲げて係止部102を形成してある。
また、中央部101で折り曲げた部位から片側に伸びるとともに先端が鋭角状の膨出部104が設けられている。
なお、本考案に係る牡蠣養殖用ホルダーに用いられる上記線材は、海水により腐食しない素材である必要があることはむろんである。
請求項2に記載の牡蠣養殖用ホルダー200は、図3に示すように先端が鋭角状の膨出部201を、中央部101で折り曲げた部位から両側に設けてある。なお、膨出部201以外は請求項1に記載の考案と同一であるため、図3では同一の符号を用いてある。
請求項3に記載の牡蠣養殖用ホルダー300は、図6に示すように板材301の一方端の部位302から、その先端が鋭角状になる膨出部303を片側に設けると共に、板材301の他端から略直角に立ち上がる棒状の係止部304を一対設けてある。
板材301の素材は海水により腐食しない金属、あるいは樹脂を使用可能である。
請求項4に記載の牡蠣養殖用ホルダー400は、図7や図8に示すように先端が鋭角状の膨出部401を、板材301の一方端の部位302から、両側に設けてある。なお、膨出部401以外は請求項3に記載の考案と同一であるため、図7や図8では同一の符号を用いてある。
100・・牡蠣養殖用ホルダー
101・・中央部
102・・係止部
103・・両端部
104・・膨出部
200・・牡蠣養殖用ホルダー
201・・膨出部
300・・牡蠣養殖用ホルダー
301・・板材
302・・一方端部
303・・膨出部
304・・係止部
400・・牡蠣養殖用ホルダー
401・・膨出部
101・・中央部
102・・係止部
103・・両端部
104・・膨出部
200・・牡蠣養殖用ホルダー
201・・膨出部
300・・牡蠣養殖用ホルダー
301・・板材
302・・一方端部
303・・膨出部
304・・係止部
400・・牡蠣養殖用ホルダー
401・・膨出部
Claims (4)
- 金属製或いは樹脂製の線材を中央部で折り曲げたこと、
当該折り曲げた部位から片側に伸びると共に先端が鋭角状の膨出部を設けたこと、
該線材の両端部を略直角に立ち上がる方向に折り曲げることで係止部を設けたこと、
を特徴とする牡蠣養殖用ホルダー。 - 膨出部を、折り曲げた部位から両側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の牡蠣養殖用ホルダー。
- 板材の一方端から、その先端が鋭角状になるを膨出部を片側に設けたこと、
板材の他端から略直角に立ち上がる棒状の係止部を一対設けたこと、
を特徴とする牡蠣養殖用ホルダー。 - 膨出部を両側に設けたことを特徴とする請求項3に記載の牡蠣養殖用ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021002512U JP3234567U (ja) | 2021-06-29 | 2021-06-29 | 牡蠣養殖用ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP3234567U true JP3234567U (ja) | 2021-10-21 |
Family
ID=78080653
Family Applications (1)
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JP2021002512U Active JP3234567U (ja) | 2021-06-29 | 2021-06-29 | 牡蠣養殖用ホルダー |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3234567U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114642186A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-06-21 | 中国农业大学 | 一种牡蛎保活运输过程中的活性检测装置与方法 |
-
2021
- 2021-06-29 JP JP2021002512U patent/JP3234567U/ja active Active
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