JP3227019U - 牡蠣養殖用ホルダー - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に身入りの良い牡蠣を養殖可能な牡蠣養殖用ホルダーを提供する。【解決手段】牡蠣養殖用ホルダー20は、線材を中央部21で折り曲げると共に、該線材の両端部22、22を対向する方向に折り曲げて構成してある。そのうえで中央部21を折り曲げフック部24を形成してある。【選択図】図3
Description
本考案はシングルシード式牡蠣養殖法に適した、牡蠣養殖用ホルダーに関する。
従来の日本での牡蠣養殖は、カルチと呼ばれるホタテや牡蠣の貝殻を海に垂らし、カルチに付着した種牡蠣をそのまま育てる方法が一般的であった。これは日本では剥き身での販売が主であり、牡蠣の見た目や大きさのバラつきは問題になることは稀であったことによる。
しかし、昨今オイスターバーなどで牡蠣を生食することが多く、牡蠣は殻付きで提供される場合も多いことから、見た目の美しさも要求される事態となっている。
そこで、種牡蠣を付着対象のカルチ等から剥がし、大きさごとに選別し、専用の養殖カゴの中で養殖する、いわゆるシングルシード式牡蠣養殖法が広く行われ始めている。かかる方法によれば、形と大きさが整ったブランド牡蠣が生産可能であるからである。
このシングルシード式養殖法はカルチでの養殖に比べると、餌となるプランクトンがむらなく牡蠣に回るため、牡蠣の生育が安定し、歩留まりが良いという利点もある。
特許文献1にはシングルシード式牡蠣養殖法に用いられる養殖かごが開示されている。該文献に記載される牡蠣養殖カゴは、上端及び下端の一方あるいは双方に開閉自在な開口部を備えカゴ体と、カゴ体の中央部に取付けられる浮揚体とにより成るものである。
シングルシード方式は、牡蠣を入れたカゴのメンテナンスなどで一般的にカルチ養殖よりも手間がかかる。具体的には養殖かごの網目に海藻や貝などが付着すると、海水がかごの中を流れにくくなり、その結果プランクトンがカゴの中に流入しづらく、養殖牡蠣の成長が悪くなるなることに繋がる。そこで網目に付着した海藻や貝をはぎ取ったり、あるいは別の養殖かごに牡蠣を移す作業が必要となるのである。
また、牡蠣はセメント質を出しながら成長するが、養殖かごの中に複数の牡蠣を入れておくと、隣接する牡蠣がそれぞれが出すセメント質によって一体化してしまい、呼吸困難になり成長が阻害されたり、最悪死んでしまうこともある。
シングルシード方式の牡蠣養殖法としては、専用の養殖かごに入れるのではなく、セメント系接着剤を用いてロープの一箇所に牡蠣を2〜3個固着して、海中につるすという方法がとられることもある。しかしこの方法によると、取り入れ時に牡蠣に付着したセメントをハンマー等で叩いて取り外す必要があり手間である。
そこで本考案は、養殖かごやセメント系接着剤を利用する際の上記課題を解決可能であり、簡単に身入りの良い牡蠣を養殖可能な牡蠣養殖用ホルダーを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案の構成は、以下の通りである。
(1) 請求項1に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の線材を中央部で折り曲げると共に、該線材の両端部を対向する方向に折り曲げて構成した。
(2) 請求項2に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、請求項1記載の考案において、中央部を折り曲げてフック部を形成した。
(3) 請求項3に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の線材を円弧状に、且つ、両端部が対抗するよう形成した。
上記のように構成される本考案が、如何に作用して課題を解決するかを図面を参照しながら概説する。
図2は請求項1に記載の牡蠣養殖用ホルダー10の使用状態を示す説明図である。牡蠣養殖用ホルダー10の両端縁で牡蠣1を挟持したうえで、ロープ2に取り付けたフック3に引っ掛けて海中で養殖するものである。
図11は請求項2に記載の牡蠣養殖用ホルダー20の使用状態を示す説明図である。牡蠣養殖用ホルダー20の両端縁で牡蠣1を挟持したうえで、汎用の養殖かご4の網目にフック部24を引掛け係止している。かかる状態で海中にて養殖を行うものである。
上記の通り本考案によれば、牡蠣を挟持して海中に吊り下げ、養殖を行うものであり、従来例のようにネットの中に入れたり、セメント系接着剤で固定するものではない。すなわち養殖牡蠣がプランクトンを摂取するうえでの妨げもなく、また収穫時に接着剤を剥がすといった作業も不要である。
また、ネットやフックといった対象物に引掛けるという簡単な作業で牡蠣を係止することが可能となるものである。
すなわち、本考案によれば簡単に身入りの良い牡蠣を養殖可能な牡蠣養殖用ホルダーを提供することが可能となるのである。
一、 以下、好ましい本考案の構成要素の実施形態につき、図面を参照しながら概説する。なお、本考案構成要素の実施形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本考案の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採りうる。なお、各図におけるUとは上方を、Dは下方を、Rは右方向を、Lは左方向を意味するものである。
二、 図1に示すように請求項1に記載の牡蠣養殖用ホルダー10は、線材を中央部11で折り曲げると共に、該線材の両端部12,12を対向する方向に折り曲げて構成してある。
また、該線材の両端縁13,13は先端の尖った形状に形成すれば、牡蠣を挟持した際に、牡蠣が牡蠣養殖用ホルダー10から外れにくくなる。実際の使用時には対象となる牡蠣に小孔を2箇所穿って、該小孔に端縁13,13を嵌め込めば、より強固に牡蠣を保持することが可能となる。
また、線材は、弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の素材を使用可能である。弾性が要求されるのは、端縁13,13をそれぞれ左右方向に押し広げて牡蠣を挟持した際に、元の形状に戻ろうとする力が働き、強固に保持することが可能となるからである。
図2は請求項1記載の牡蠣養殖用ホルダー10の使用状態を示すものであり、海中に垂下したロープ2に取り付けたフック3に、中央部11を引っ掛けて実施したものを示している。むろんこれは一例であり、引掛可能なフックを備えた対象物であれば、様々なものに対して、牡蠣養殖用ホルダー10は取り付け可能である。
三、 図2乃至図8は請求項に記載の牡蠣養殖用ホルダー20を示すものである。牡蠣養殖用ホルダー20は、線材を中央部21で折り曲げると共に、該線材の両端部22,22を対向する方向に折り曲げて構成してある。そのうえで中央部22を折り曲げフック部24を形成してある。
各図においてフック部24は円弧状に折り曲げて構成してあるが、むろんこれは一例であり直線状に折り曲げて構成しても構わない。
また、該線材の両端縁23,23は先端の尖った形状に形成すれば、牡蠣を挟持した際に、牡蠣が牡蠣養殖用ホルダー20から外れにくくなる。実際の使用時には対象となる牡蠣に小孔を2箇所穿って、該小孔に端縁23,23を嵌め込めば、より強固に牡蠣を保持することが可能となる。
図9及び図10は牡蠣養殖用ホルダー20で、牡蠣1を挟持した状態を示している。端縁23,23を左右方向に押し広げて牡蠣を挟持して保持するものである。この際、線材は、弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の素材を使用していることから、元の形状に戻ろうとする力が働き、強固に牡蠣1を保持することが可能となるものである。
図11は、汎用の養殖かご4の網目にフック部24を引掛け牡蠣養殖用ホルダー20を係止している。むろんこれは一例であり、例えばネットを海中に沈め、該ネットにフック部24を引っ掛けてもよいし、その他フック部24を引っ掛けることが可能な対象物であれば様々なものに対して、牡蠣養殖用ホルダー20は取り付け可能である。
四、 図12に示すように請求項3に記載の牡蠣養殖用ホルダー30は、線材を円弧状に、且つ、両端部31が対抗するよう形成してある。
また、該線材の両端縁32,32は先端の尖った形状に形成すれば、牡蠣を挟持した際に、牡蠣が牡蠣養殖用ホルダー30から外れにくくなる。実際の使用時には対象となる牡蠣に小孔を2箇所穿って、該小孔に端縁32,32を嵌め込めば、より強固に牡蠣を保持することが可能となる。
また、線材は、弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の素材を使用可能である。弾性が要求されるのは、端縁32,32をそれぞれ左右方向に押し広げて牡蠣を挟持した際に、元の形状に戻ろうとする力が働き、強固に保持することが可能となるからである。
図13は請求項3記載の牡蠣養殖用ホルダー30の使用状態を示すものであり、海中に垂下したロープ2に取り付けたフック3に、牡蠣養殖用ホルダー30を引っ掛けて実施したものを示している。むろんこれは一例であり、引掛可能なフックを備えた対象物であれば、様々なものに対して、牡蠣養殖用ホルダー30は取り付け可能である。
10・・牡蠣養殖用ホルダー
11・・中央部
12・・端部
13・・端縁
20・・牡蠣養殖用ホルダー
21・・中央部
22・・端部
23・・端縁
24・・フック部
30・・牡蠣養殖用ホルダー
31・・端部
32・・端縁
11・・中央部
12・・端部
13・・端縁
20・・牡蠣養殖用ホルダー
21・・中央部
22・・端部
23・・端縁
24・・フック部
30・・牡蠣養殖用ホルダー
31・・端部
32・・端縁
(3) 請求項3に記載の牡蠣養殖用ホルダーは、弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の線材を円弧状に、且つ、両端部が対向するよう形成した。
三、図2乃至図8は請求項2に記載の牡蠣養殖用ホルダー20を示すものである。牡蠣養殖用ホルダー20は、線材を中央部21で折り曲げると共に、該線材の両端部22,22を対向する方向に折り曲げて構成してある。そのうえで中央部22を折り曲げフック部24を形成してある。
四、図12に示すように請求項3に記載の牡蠣養殖用ホルダー30は、線材を円弧状に、且つ、両端部31が対向するよう形成してある。
Claims (3)
- 弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の線材を中央部で折り曲げたこと、
該線材の両端部を対向する方向に折り曲げたこと、
を特徴とする牡蠣養殖用ホルダー。 - 中央部を折り曲げてフック部を形成した請求項1に記載の牡蠣養殖用ホルダー。
- 弾性を備えた金属製或いは弾性を備えた樹脂製の線材を円弧状に、且つ、両端部が対抗するよう形成した牡蠣養殖用ホルダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020000786U JP3227019U (ja) | 2020-03-05 | 2020-03-05 | 牡蠣養殖用ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020000786U JP3227019U (ja) | 2020-03-05 | 2020-03-05 | 牡蠣養殖用ホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3227019U true JP3227019U (ja) | 2020-07-30 |
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ID=71738370
Family Applications (1)
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JP2020000786U Active JP3227019U (ja) | 2020-03-05 | 2020-03-05 | 牡蠣養殖用ホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3227019U (ja) |
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2020
- 2020-03-05 JP JP2020000786U patent/JP3227019U/ja active Active
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