JP3234555B2 - ハンドルロック装置 - Google Patents

ハンドルロック装置

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JP3234555B2
JP3234555B2 JP29172797A JP29172797A JP3234555B2 JP 3234555 B2 JP3234555 B2 JP 3234555B2 JP 29172797 A JP29172797 A JP 29172797A JP 29172797 A JP29172797 A JP 29172797A JP 3234555 B2 JP3234555 B2 JP 3234555B2
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明恭 堀口
吉久 真鍋
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関電興業株式会社
東亜バルブ株式会社
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  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般の止水弁や
流量調整弁のようにハンドルの回転操作によって、弁体
の開度を調節する手動弁に対し、担当者(作業員)の不
注意などによって起こるハンドルの誤操作を防止するた
めのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から上記作業員によるハンドルの誤
操作や部外者の盗水などを防止する目的で、ハンドル又
は弁棒等を定位置で固定(ロック)可能とした機構の手
動弁は、種々の構造のものが開発されている。しかし、
それらは何れも構造が複雑で、ロックの切り換え操作が
頻雑であるなどの理由から利用性が低く、現実には機構
が単純で比較的簡単にロック操作ができるチェーン式の
ロック手段が多用されている。
【0003】而して、上記チェーン方式によるロック手
段の代表的なものとしては、図4に例示したように、例
えば弁函(イ)の上部に固定されるヨーク(ロ)などの
非回転部分と、弁棒(ハ)の上端に取付けられるハンド
ル(ニ)との間に、予め用意された適当な長さのチェー
ン(ホ)を巻き付け、該チェーン(ホ)の両端部を南京
鍵(ヘ)等によって結合してハンドル(ニ)の回転を防
止するというものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したチ
ェーンによるロック方式によれば、巻き付けたチェーン
(ホ)の緩み量に対応してハンドル(ニ)が回転するこ
とになり、特に微妙な開度調整が行われた後の流量調整
弁に要求されるハンドル位置の正確な固定が保証できな
かった他、通常の開閉弁についてもハンドルのロックが
不完全のために発生するハンドルの回転余裕が誤操作に
繁がり、漏洩その他の事故の原因となるなど、信頼性が
低いという課題がみられたものである。
【0005】更に上記のチェーン式では、担当者が分担
するハンドルチェックの対象弁数が小数の場合は別とし
て、通常のプラントに使用されているハンドルロックの
対象弁は約600台にも上り、各系統の隔離工程に合わ
せて担当者が一回に持ち歩けるチェーンの本数には自ず
と限度があるから、作業時間が長くなり、系統隔離のク
リティカル工程となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した実状
に鑑み、上記手動弁における弁操作禁止管理に当たっ
て、従来の方式が障害物を設けてハンドルの回転を阻止
しようとするものであったのを、ハンドルフリーとする
ことに発想を転換した結果、創作されたもので、弁棒と
ハンドルとの間に弁棒と係合するブッシュを介装し、ハ
ンドルボス部とブッシュの摺擦面の少なくとも一個所に
両部材を跨いでピン孔を穿設する一方、弁棒上端部に嵌
着される弁名称板に貫設されて、上記ピン孔と連通可能
とした透孔を介してロックピンを挿脱自在にするという
手段を採用したものである。
【0007】又、叙述の構成のハンドルロック装置にお
ける上記弁名称板には、該板面に設けられた上記透孔に
近い外縁の一側に鍵孔を貫設してなる受け座を延成し、
上記ロックピンを鉛直方向に回転可能に軸支したピン支
持板の鍵孔がロックピンの挿入状態又は離脱状態で重合
する上記受け座の鍵孔と互いに連通するようにし、別途
南京錠などの鈎杆が嵌通可能にするという手段も用い
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の構成を図面に示す実
施の形態に基づいて更に詳述すると、図1は図4に示し
た構造を有する手動弁に、本発明に係るハンドルフリー
のロック装置を実施した弁棒上端部分の各構成部材を分
離して示す斜視図であって、1は弁棒、2は弁棒1上部
の角軸部1aと係合する角孔2aを貫設してなり、下面
が上記弁棒角軸部1aの下段部と接合するブッシュ、3
は上記ブッシュ2の外周面2bと摺接して回転自在に嵌
合されるボス部3aを有するハンドル、又4は中心部に
上記ブッシュ2の角孔2aから突出する弁棒先端の螺子
部1bの貫通孔4aと、下述するピン孔6と連通可能な
透孔4bを備え、Oリング(O)を介してハンドルのボ
ス部3a上を蔽う弁名称板を示し、上記透孔4bに近い
外縁を延成して端部に鍵孔4cを貫設してなる受け座4
dを形成したものである。
【0009】更に5はロックピンであって、互いに回転
可能に嵌合する上記ブッシュ2とハンドル3のボス部3
aとの摺接面間の少なくとも一個所に両部材を跨いで通
設されたピン孔6に、上記弁名称板4の透孔4bを介し
て、挿脱可能としたものである。
【0010】而して上記ロックピン5の挿入状態では、
上記ブッシュ2とハンドル3が互いに係合し、該ハンド
ルの回転力をそのまま弁棒1に伝達するものであり、又
ロックピン5の離脱(抜き外し)状態では、ハンドル3
はブッシュ2との摺接面を空転するだけで弁棒1側とは
完全に絶縁され、その回転力を弁棒1に伝達することが
できない。
【0011】更に又、図2に示す7は一端に上記ロック
ピン5の上端部5aを軸支して該ロックピン5が鉛直方
向に180゜以上回動可能にし、他端側に鍵孔7aを貫
設した支持板で、ロックピン5が上記ピン孔6に嵌入し
た状態において、該支持板7が上記弁名称板4に延成さ
れた受け座4d上に重なり合い、双方の鍵孔4c・7a
が互いに連通するように構成したものであるから、この
状態で別途南京錠(N)等の鈎杆を上記両鍵孔に挿入、
施錠することによってロックピン5の嵌入状態が維持さ
れて、弁操作が可能となる。
【0012】又、図3に示すロックピン6を離脱したロ
ック状態においても、ロックピンを上方に回動させた支
持板7を受け座4d上に重合し、互いに連通する鍵孔4
c・7aに錠(N)の鈎杆を挿通して施錠しておくこと
で、鍵を持たない者の弁操作が不可能となるから、担当
者以外の者の不用意な弁操作が防止でき、従来から実施
されていた施錠管理が可能となる。尚、図中8は弁棒1
先端の螺子部1bに装着されるハンドル押さえ用のナッ
トを示す。
【0013】
【発明の効果】以上、詳述したように上記構成に係る本
発明のハンドルロック装置によれば、ブッシュとハンド
ルのボス部間のピン孔にロックピンを挿脱するという簡
単な操作でハンドルロックの切り換えが迅速、確実に行
える上、そのロックは弁の任意な開度で実施でき、ロッ
ク後はハンドルが空転して弁の開度に変動が生じないの
で、特に微妙な調整が行われる流量調整弁等のハンドル
ロックに限られず、すべての手動弁について高いロック
の信頼度が得られるものである。
【0014】又、ロック中であるか、否かはロックピン
の受け座上での有無によって直ちに判断できるので、人
為的な操作ミスが大幅に防止できるし、上述したように
ハンドルロックの切り換え操作が簡単で迅速に行えるこ
とで、従来のチェーン方式又は、それ以外の既存のハン
ドルロック装置に比べて作業時間が半分以下に短縮でき
るだけでなく、担当者は従来のように重たいチェーンを
多数持ち歩く必要はなく、南京錠等の鍵を携行するだけ
で、ロックの切り換えが行えて省力的であり、現場にお
ける安全性が著しく向上する等々、従来のハンドルロッ
ク装置には期待できなかった格別顕著な多くの利益が得
られるものである。
【0015】この他、本発明のハンドルロック装置は構
造が簡単であるから、在来構造のこの種の手動弁を本装
置のように改良するには、ブッシュを用意して既製のハ
ンドルのボス部を加工するか、又は別製のハンドルに付
け換えるだけで容易に実現させることができ、広い普及
性が期待されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施品である手動弁要部の各構成部材
を分解して示す斜視図
【図2】ハンドルロックの解除状態における要部の縦断
面図
【図3】ハンドルロックの状態を示す要部の縦断面図
【図4】従来のチェーン方式によるハンドルロックの一
例を示す手動弁の中心部縦断面図
【符号の説明】
1 弁棒 1a 角軸部 1b 螺子部 2 ブッシュ 2a 角孔 2b 外周面 3 ハンドル 3a ボス部 4 弁名称板 4a 貫通孔 4b 透孔 4c 鍵孔 4d 受け座 5 ロックピン 5a 上端部 6 ピン孔 7 支持板 7a 鍵孔 8 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−82377(JP,U) 実開 昭50−105019(JP,U) 実開 昭57−165877(JP,U) 実開 昭63−132183(JP,U) 実開 昭61−122475(JP,U) 実開 昭57−122878(JP,U) 特公 昭42−9147(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 35/00 - 37/00 F16K 31/44 - 31/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルの回転によって弁体の開度を操作
    する手動弁において、弁棒とハンドルボス部との間に弁
    棒と係合するブッシュを介装し、ハンドルボス部とブッ
    シュの摺擦面の少なくとも一個所に両部材を跨いでピン
    孔を穿設する一方、弁棒上端部に嵌着される弁名称板に
    貫設されて、上記ピン孔と連通可能とした透孔を介して
    ロックピンを挿脱自在としたことを特徴とするハンドル
    ロック装置。
  2. 【請求項2】弁名称板の透孔に近い外縁の一側に鍵孔を
    貫設してなる受け座を延成し、上記ロックピンを鉛直方
    向に回転可能に軸支したピン支持板の鍵孔が少なくとも
    ロックピンの挿入状態で重合する上記受け座の鍵孔と互
    いに連通可能であるようにした請求項1記載のハンドル
    ロック装置。
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