JP7304052B2 - ロック機構付きバルブ用ハンドル - Google Patents
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Description
そして、作業者は、このハンドルを回転操作することによって、管路を開閉するようにしている。
その反面、例えば、レバー形状のハンドルのように、ハンドルの方向で弁体の開閉状態が視認できるハンドルを備えたバルブ装置においては、施錠時にハンドルが空回りすることで、ハンドルの方向と弁体の開閉状態とが一致しなくなり、ハンドルの方向で弁体の開閉状態が視認できなくなるという問題があった。
特に、上下方向に配設された配管に、レバー形状のハンドルを備えたバルブ装置を適用した場合、レバー形状のハンドルのモーメントで施錠時にハンドルが自然に空回りしてしまい、ハンドルの方向と弁体の開閉状態とが一致しなくなり、ハンドルの方向で弁体の開閉状態が視認できなくなるという問題があった。
本実施例は、本発明のロック機構付きバルブ用ハンドルをボールバルブに適用するようにしたものである。
軸受部60は、回転軸1の先端部に嵌着され、ナットNを用いて固定される。
なお、ボール61が挿入されるボール挿入孔66の内周側の開口の大きさは、ボール61の直径より小さく形成するようにすることで、ボール61が、作業者による取替作業中に脱落しないようにしている。
これにより、押釦4によって、施錠機構5が開錠状態と施錠状態のいずれの状態にあるかを外観で判断することができる。
ここで、本体部3の係合機構6を収容する部分は、好ましくは、作業者による取替作業を円滑に行うことができ、作業性を向上することができるように、円錐台状に形成した軸受部60に対応して、周面を奥側が漸次小径となるようにテーパ状に形成するようにする。
本体部3の内周面には、施錠機構5が開錠状態のときに、各ボール61がそれぞれ嵌入する溝を軸方向に形成するようにしている。
また、本体部3には、バルブVに突設したストッパSが入り込んでハンドルHの回転角度を約90°に規制する切欠部を形成するようにしている。
また、キャップCは、特殊な専用工具によってのみ操作できるようにすることが好ましい。
ここで、回転体91の直径は、仮保持部材92の本体部92aの直径と略同径に形成することで、回転体91を直接回転操作(不正操作)できないようにしている。
回転体91には、回転軸1に嵌入するための角孔91a、ストッパSが入り込む湾曲した長孔91b及び仮保持部材92のための2個の丸孔91cを形成するようにしている。
なお、仮保持部材92のための丸孔91cは、1個にすることもできる。
ここで、仮保持部材92の本体部92aを、ロック機構2の本体部3に、ピン71を介して取り付けるに当たって、いもねじからなる止めねじ72aによって仮固定するようにしている。
本体部92aには、回転体91に形成した丸孔91cに対応するように、2個の貫通孔92bを形成し、この貫通孔92b内に、それぞれボール92c及びばね92dを挿入し、止めねじ92eで封鎖するようにしている。
これにより、ばね92dの付勢力を受けたボール92cが、回転体91に形成した丸孔91cに嵌入することで、仮保持部材92(ハンドルH及びロック機構2の本体部3)が回転体91に仮保持されるようにしている。
この場合、貫通孔92bの止めねじ92eで封鎖する反対側の開口を、ボール92cが落下しない(抜け出ない)ように、ボール92cの直径より若干小さく形成することが好ましい。
また、止めねじ92eの位置を調整することによって、ばね92dの付勢力、すなわち、仮保持部材92の本体部92a(ハンドルH及びロック機構2の本体部3)が回転体91に仮保持される保持力を調節することができるようにしている。このため、貫通孔92bの内周面には、止めねじ92eの位置を調整することができる、止めねじ92eの長さより長く雌ねじを形成するようにする。
ここで、ピン71には、作業者による組付作業を円滑に行うことができ、作業性を向上することができるように、テーパ状で、先端をRに形成した段付き形状のピンを使用することが望ましい。
また、特に限定されるものではないが、本実施例においては、2本のピン71を用いることによって、各ピン71にかかる負荷を軽減し、耐久性を向上させている。
抜け止め部材72は、リング形状をし、所定位置に取り付けられる前は、仮保持部材92の本体部92aに、止めねじ72aと共通のねじ穴に螺着する、特殊な専用工具によってのみ操作できる専用ねじ72bによって支持されるようにし、仮保持部材92の本体部92aの所定位置に取り付けるときは、専用ねじ72bを一旦外し、抜け止め部材72を下方に移動させ、再度、専用ねじ72bを用いて取り付けるようにする。
ここで、抜け止め部材72には、本実施例のリング形状のもののほか、コイルばね(多重巻きタイプ)、C型止め輪(1巻きタイプ)、板ばね等からなるばね部材、金属板、ゴムバンド等を用いることができる。
押釦4は、施錠機構5の外ケースに対して、ばねの付勢力に抗して押し込むことができるようにするとともに、押し込まれた状態で保持され、施錠されるようにしている。
具体的には、鍵8を施錠機構5に押し込み、鍵8を回転操作することで、押釦4は突出状態に復帰する。なお、鍵8が施錠機構5に合致したものでない場合は、鍵8を回転操作できない
押釦4は突出状態に復帰した後、鍵8を元の位置まで回転操作して、施錠機構5から引き抜くようにする。
一方、押釦4が押し込まれた状態のとき、ボール61が中心方向(内側)に移動して、本体部3の内周面に形成された溝から離脱し、ボール61による本体部3と係合機構6の軸受部60との係合が解除されて、本体部3が係合機構6に対して空転して、ハンドルHによる本体部3の回転操作が、係合機構6及び回転軸1に伝達されないようにし、ハンドルHによって本体部3を回転操作しても、バルブVの開閉操作ができないようにする。
この場合、ハンドルHに仮保持力よりも大きい力を加えることで、仮保持機構9の仮保持が解除され、ハンドルH、ロック機構2の本体部3及び仮保持部材92の本体部92aが係合機構6に対して空転することになる。
そして、ハンドルHを元の位置に戻すことで、仮保持機構9の仮保持部材92のばね92dの付勢力を受けたボール92cが、回転体91に形成した丸孔91cに嵌入することで、仮保持部材92の本体部92a(ハンドルH及びロック機構2の本体部3)が回転体91に仮保持され、ハンドルHに仮保持力よりも大きい力が加わらない限り、その状態が維持される。
また、仮保持機構9によって、施錠機構5を施錠したときの位置でハンドルHを仮保持することができ、レバー形状のハンドルのように、ハンドルHの方向で弁体の開閉状態が視認できるハンドルHを備えたバルブ装置の有する利点を損なわないようにすることができる。
さらに、例えば、既存の設備に適用する場合でも、既存の設備のバルブVの開閉操作を行う回転軸1からハンドルHを外して、このロック機構付きバルブ用ハンドルを取り付けることで、バルブVの開閉操作を行う回転軸1を置き換える必要がなく、また、元の構造への復帰、すなわち、ロック機構付きバルブ用ハンドルを取り付ける前の通常の構造のバルブに戻す作業も容易に行うことができる。
本実施例は、第1実施例の本体部3と仮保持部材92の本体部92aとを一体に構成するとともに、ロック機構付きバルブ用ハンドルの円形のプレートからなる回転体91の直径を、仮保持部材92の本体部92aの直径より小さく形成し、本体部92aの内空間に収容されるようにすることで、回転体91を直接回転操作(不正操作)できないようにしている。
本実施例は、第1実施例のロック機構付きバルブ用ハンドルにおける回転体91を、軸受部60の内部に軸受部60と一体的に回転するように配設するとともに、仮保持機構9の仮保持部材92の機能を、係合機構6を構成する、押釦4の後端部にねじ64によって取り付けた、ボール61の操作用カム65に持たせたものである。
具体的には、回転体91に形成した丸孔91cに、ボール93c及びばね93dを配設し、操作用カム65の背面側にボール93cが嵌入する丸穴93aを形成する。
これにより、ばね93dの付勢力を受けたボール93cが、操作用カム65に形成した丸穴93aに嵌入することで、仮保持部材としての操作用カム65(ハンドルH及びロック機構2の本体部3)が回転体91に仮保持されるようにしている。
この場合、回転体91に形成した丸孔91cからボール93c及びばね93dが落下しない(抜け出ない)ように、ばね93dの背面側が適宜支持されるようにする。
これにより、全体構成を簡略化し、部品点数を少なくすることができる。
本実施例は、第1実施例のロック機構付きバルブ用ハンドルにおける回転体91の機能を、係合機構6を構成する軸受部60に、仮保持機構9の仮保持部材92の機能を、ロック機構2を構成する本体部3に、それぞれ持たせたものである。
具体的には、軸受部60に形成した横穴94bに、ボール(又はピン)94c及びばね94dを配設し、ロック機構2の本体部3の内周面にボール(又はピン)94cが嵌入する軸方向の溝94aを形成する。
これにより、ばね94dの付勢力を受けたボール(又はピン)94cが、ロック機構2を構成する本体部3の内周面に形成した溝94aに嵌入することで、仮保持部材としてのロック機構2の本体部3(ハンドルH)が回転体としての軸受部60に仮保持されるようにしている。
これにより、全体構成を簡略化し、部品点数を少なくすることができる。
本実施例は、第1実施例のロック機構付きバルブ用ハンドルにおける回転体91の機能を、係合機構6を構成する軸受部60に、仮保持機構9の仮保持部材92の機能を、ロック機構2を構成する本体部3に、それぞれ持たせたものである。
具体的には、軸受部60に形成した窪み部95bに、板ばね95cを配設し、ロック機構2の本体部3の内周面に板ばね95cの突起部が嵌入する軸方向の溝95aを形成する。
これにより、板ばね95cの突起部が、ロック機構2を構成する本体部3の内周面に形成した溝95aに嵌入することで、仮保持部材としてのロック機構2の本体部3(ハンドルH)が回転体としての軸受部60に仮保持されるようにしている。
これにより、全体構成を簡略化し、部品点数を少なくすることができる。
本実施例は、第1実施例のロック機構付きバルブ用ハンドルにおける仮保持機構9のボール92c及びばね92bを、回転体91及び仮保持部材92の本体部92aにそれぞれ配設した磁石96a、96b(磁石96a、96bのいずれかを磁性体で構成することもできる。)で代替するようにしたものである。
具体的には、回転体91及び仮保持部材92の本体部92aにそれぞれ磁石96a、96bを配設する。
これにより、磁石96a、96b同士が吸着することで、仮保持部材92の本体部92a(ハンドルH及びロック機構2の本体部3)が回転体91に仮保持されるようにしている。
2 ロック機構
3 本体部
4 押釦
5 施錠機構
6 係合機構
60 軸受部
65 操作用カム
7 取着機構
8 鍵
9 仮保持機構
91 回転体
92 仮保持部材
C キャップ
H ハンドル
N ナット
S ストッパ
V バルブ
Claims (1)
- バルブの開閉操作を行う回転軸を回転操作するハンドルと、該ハンドルと回転軸との間に介在し、ハンドルの回転操作が、回転軸に伝達されるようにする状態と、回転軸に伝達されないようにする状態とを切り換える、施錠機構を有するロック機構とを備え、
前記施錠機構が開錠状態のとき、ハンドルと回転軸とを係合して、ハンドルの回転操作が回転軸に伝達されるようにし、
前記施錠機構が施錠状態のとき、ハンドルと回転軸との係合を解除して、ハンドルの回転操作が回転軸に伝達されないようにした
ロック機構付きバルブ用ハンドルにおいて、
前記施錠機構を施錠したときの位置でハンドルを仮保持する、回転軸と共に回転するように設けられた回転体と、ハンドルが取り付けられることでハンドルと共に回転するロック機構の本体部に設けられた、回転体に仮保持される仮保持部材とからなる仮保持機構を備えてなる
ことを特徴とするロック機構付きバルブ用ハンドル。
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