JP3234019B2 - 配線収納方法 - Google Patents

配線収納方法

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JP3234019B2
JP3234019B2 JP00997193A JP997193A JP3234019B2 JP 3234019 B2 JP3234019 B2 JP 3234019B2 JP 00997193 A JP00997193 A JP 00997193A JP 997193 A JP997193 A JP 997193A JP 3234019 B2 JP3234019 B2 JP 3234019B2
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久夫 木村
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フジプレコン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道軌道を横断して配
置される各種の配線を収容・保護する配線収納方法に関
するものである。
【0002】鉄道軌道を横断する信号ケーブル,通信ケ
ーブルなどの配線は、列車通過時の衝撃・振動がレール
下の配線に直接伝わらないように防護管内に収納されて
いる。
【従来の技術】従来、鉄道軌道などに沿って配置される
信号ケーブル,通信ケーブルなどの配線は鉄筋コンクリ
ート製のトラフに収納され、外部から保護されている。
【0003】そして、鉄道軌道を横断して配線を配置す
る場合には、内部に配線を収納した防護管をレールの下
に設置するか、または道床に埋設している。
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来例で
は、配線が防護管で保護されているだけであるので、列
車通過時の衝撃・振動により損傷しやすく、また、誤信
号が生じるおそれがあった。
【0004】そして、既設の軌道に防護管を設置する際
には、レール,枕木等を取り外してからでないと作業を
行えず、このため、工事が大がかりなものとなり、コス
ト高となるだけでなく、列車運行に支障が生じるおそれ
もあった。
【0005】本発明は上記従来の事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、既設の軌道にこれを横断する
配線を容易かつ短時間に設置でき、列車通過時の衝撃・
振動による配線への影響を最小限に抑えることができる
配線収納方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は以下のように構成されている。
【0006】すなわち、本発明による配線収納方法は、
道床上に設置され、長手方向に延出する断面略正方形状
をなす切欠部10,10が上端幅方向両側に連続して形
成された既設の枕木12を有し、既設のレール14下方
に位置する前記既設枕木12の切欠部10,10内に、
内部に多数の配線群を収容し、可撓性を有して蛇腹に形
成された防護管16を後から配設する際に、前記防護管
16の外周に、該防護管16の長手方向に所定間隔をお
いて可撓性を有する防振材18を巻き付け、該防振材1
8を前記防護管16に固定すべく、防振材18外周に接
着テープ26を巻き付け、枕木12上部において、切欠
部10内に配置された防護管16外周に巻回された前記
防振材18を覆うべく、防振材18の上のみに断面門型
状に形成された蓋板20を取り付け、前記防振材18の
突出部28は、前記蓋板20及び切欠部10で形成され
た略直方体状をなす空間の隅部に収まるよう配置した、
ことを特徴とするものである。
【作用】本発明では、長手方向に連続する切欠部10が
あらかじめ既設の枕木12の上端に形成されており、多
数の配線群が収納される防護管16がこの切欠部12に
沿って配置されるので、レール,枕木等を取り外すこと
なく、既設の軌道にこれを横断する配線群を設置するこ
とができる。
【0007】また、切欠部12に配置された防護管16
には防振材18が巻き付けられているので、列車通過時
の衝撃・振動による配線への影響を最小限に抑えること
ができる
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例
を説明する。
【0008】図1には実施例の全体構成が示されてい
る。
【0009】路盤22の上に設けられた道床24上には
所定間隔をおいてあらかじめ枕木11,12が設置され
ており、この既設の枕木11,12上にはあらかじめ
ール14が敷設されている。
【0010】配線群が横断して配置される箇所の既設の
枕木12には長手方向に連続する切欠部10が上端の幅
方向両側にあらかじめ形成されている。
【0011】既設のレール14下方に位置する既設枕木
12の各切欠部10には、これに沿って防護管16が配
置されており、防護管16内には多数の配線群が収容さ
れる。
【0012】防護管16の外周には、該防護管16の長
手方向に可撓性を有する防振材18が所定間隔をおいて
巻き付ける。
【0013】枕木12上部には、切欠部10内に配置さ
れた防護管16外周に巻回された防振材18を覆うべく
断面門型状に形成された蓋板20を取り付ける。
【0014】なお、以上の構成において枕木11,12
はRC構造またはPC構造のコンクリートで形成されて
いる。枕木12は切欠部10が形成されているため、通
常のものに比べて強度が落ちるので、その分断面積を大
きくしてある。
【0015】また、防護管16は可撓性を有するよう蛇
腹に形成されており、繊維補強プラスチック,金属等な
どから構成される。
【0016】防振材18には例えば防振用ゴムあるいは
ゲルとゴムを複合化したもの等が使用される。このた
め、緩衝性が抜群に優れており、共振点,共振倍率が低
く、かつ振動減衰が短い。
【0017】さらに、温度変化に対して特性がほとんど
変化せず、耐候性,耐薬品性とも良好であるので、耐久
性にも優れている。
【0018】また、蓋板20は鉄板等で形成されてい
る。
【0019】なお、図の実施例においては一般の軌道構
造が採用されているが、これに限定されることなく、ス
ラブ軌道,直結系軌道(コンクリート道床直結軌道)な
どにも適応できる。
【0020】次に配線収納方法の順序につき説明する。
【0021】まず、図2,図3に示すように既設の枕木
12の各切欠部10に防護管16を配置する。
【0022】そして、図4,図5のように、切欠部10
に配置された防護管16の外周に所定間隔をおいて防振
材18を巻き付ける。巻き付けた防振材18の端が余っ
た場合には、そのまま巻き重ねる。
【0023】防振材18を巻き付けた後、図6のように
その上から絶縁ビニールテープ等の接着テープ26を巻
いて防振材18が動かないように固定する。
【0024】その後、図7,図8に示すように既設枕木
12上面を覆う断面コ字状の蓋板20を取り付けて防護
管16を保護する。その際に重ね巻きした防振材18の
突出部28が蓋板20または切欠部10の隅部に収まる
ように配置する。
【0025】最後に、防護管16内に信号ケーブル,通
信ケーブルなどの配線群を挿通する。
【0026】以上説明したように本実施例によれば、長
手方向に連続する切欠部10があらかじめ既設枕木12
の上端に形成されており、多数の配線群が収納される防
護管16がこの切欠部12に沿って配置されるので、レ
ール,枕木等を取り外すことなく、既設の軌道にこれを
横断する配線群を短時間で容易に設置することができ
る。
【0027】また、切欠部12に配置された防護管16
には防振材18が巻き付けられており、防振材18は蓋
板20で抑えられて切欠部12内に固定されているの
で、列車通過時の衝撃・振動による配線への影響を最小
限に抑えることができ、また、敷設後に振動などで防護
管16が移動したりするおそれもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、長
手方向に連続する切欠部があらかじめ既設枕木の上端に
形成されており、多数の配線群が収納される防護管がこ
の切欠部に沿って配置されるので、レール,枕木等を取
り外すことなく、既設の軌道にこれを横断する配線群を
短時間で容易に設置することができる。
【0029】また、切欠部に配置された防護管には防振
材が巻き付けられており、防振材は蓋板で抑えられて切
欠部内に固定されているので、列車通過時の衝撃・振動
による配線への影響を最小限に抑えることができ、ま
た、敷設後に振動などで防護管が移動したりするおそれ
もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示す断面図である。
【図2】実施例の構成を示す断面図である。
【図3】実施例の構成を示す断面図である。
【図4】実施例の構成を示す断面図である。
【図5】実施例の構成を示す断面図である。
【図6】防振材が巻き付けられた防護管の側面図であ
る。
【図7】実施例の構成を示す断面図である。
【図8】実施例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 切欠部 12 枕木 14 レール 16 防護管 18 防振材 20 蓋板 22 路盤 24 道床 26 接着テープ 28 突出部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道床上に設置され、長手方向に延出する
    断面略正方形状をなす切欠部(10,10)が上端幅方
    向両側に連続して形成された既設の枕木(12)を有
    し、既設レール(14)下方に位置する前記既設枕木(1
    2)の切欠部(10,10)内に、内部に多数の配線群
    を収容し、可撓性を有して蛇腹に形成された防護管(1
    6)を後から配設する際に、 前記防護管(16)の外周に、該防護管(16)の長手
    方向に所定間隔をおいて可撓性を有する防振材(18)
    を巻き付け、該防振材(18)を前記防護管(16)に固定すべく、
    防振材(18)外周に接着テープ(26)を巻き付け、 枕木(12)上部において、切欠部(10)内に配置さ
    れた防護管(16)外周に巻回された前記防振材(1
    8)を覆うべく、防振材(18)の上のみに断面門型状
    に形成された蓋板(20)を取り付け、前記防振材(18)の突出部(28)は、前記蓋板(2
    0)及び切欠部(10)で形成された略直方体状をなす
    空間の隅部に収まるよう配置した、 ことを特徴とする配線収納方法。
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