JP3233932U - エクササイズクッション - Google Patents

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めぐみ 吉田
めぐみ 吉田
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株式会社日本ソフケン
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Abstract

【課題】使い心地(使用感)と反発性を両立した一定品質のエクササイズクッションを提供する。【解決手段】エクササイズクッションは、低反発な上段層(第1の層1)と、高反発な中段層(第2の層2)と、中反発な下段層(第3の層3)とを固定化部材によって一体的に固定化した。【選択図】図1

Description

本考案は運動用のクッション(エクササイズクッション)に関するものである。
近年、様々な自宅用の運動器具が開発されてきている。そのような中、筋力強化、バランス感覚の強化、姿勢矯正などを目的としたクッションがある。これらは、クッションの反発性などの機能により対象とする身体部位へ作用させ、目的を達成しようとするものである。
従来技術として具体的には、人体臀部の下に敷く弾性クッションと、該弾性クッションの表面を被覆する着脱可能なクッションカバーとを備え、前記クッションカバーの少なくとも幅方向中央部に軟質棒材を前後方向に沿って設けたことを特徴とする骨盤底筋強化トレーニング用具がある(特許文献1)。
また、円弧状に形成された一対のコアボードが屈曲自在に係合されたコア本体と、コアボート同士を屈曲させたときにその力に抗するように設けられた弾性部材と、各コアボードを収納する一対のクッション袋と、コアボードと共にクッション袋に挿入されるインナークッションと、コアボードとインナークッションとをクッション袋内に挿入した後、そのクッション袋を覆うクッションカバーとを備えたことを特徴とするエクササイズクッションがある(特許文献2)。
特許文献1に記載の発明は、前後に伸びる軟質棒材の締め付けによって骨盤底筋および体幹を鍛えるというものである。当該発明は、飛び跳ね運動による身体強化を目的とする本考案とは目的が異なるものであり、また、クッション材のみで身体強化に係る刺激を生み出す本発明とは技術構成においても異なるものである。
また、特許文献2に記載の考案は、ソファーに置いた状態でのエクササイズを想定するものである点で単独使用を想定した本考案とは異なり、また、3層構造からなる本考案とは技術構成においても異なるものである。
特開2020−81812号公報 実用新案登録第3183997号公報
本考案の課題は、使い心地(使用感)と反発性を両立した高品質のエクササイズクッションを提供することである。
上記課題を解決するための第1の考案は、低反発な上段層(第1の層)と、高反発な中段層(第2の層)と、中反発な下段層(第3の層)とが固定化部材によって一体的に固定化されたことを特徴とするエクササイズクッションである。また、第2の考案は、前記第2の層と前記第3の層は、弾性繊維のループ状構造体であることを特徴とする第1の考案のエクササイズクッションである。また、第3の考案は、前記第2の層の上下厚さ<前記第3の層の上下厚さ、であることを特徴とする第1又は第2の考案のエクササイズクッションである。また、第4の考案は、前記第1の層の上下厚さ<前記第2の層の上下厚さ<前記第3の層の上下厚さ、であることを特徴とする第1〜第3の考案のいずれかのエクササイズクッションである。また、また、第5の考案は、前記第1の層の上下厚さと前記第2の層の上下厚さと前記第3の層の上下厚さの比率が概ね2対3対8であることを特徴とする第4の考案のエクササイズクッションである。
本考案は、低反発な第1の層が使用感に、高反発な第2の層と中反発な第3の層の組合せが反発力に寄与するため、使用感と反発性を両立する効果が期待できる。また、第2の層と第3の層の組合せは反発力の制御を容易にし、安定した品質のものとする効果が期待できる。
図1は第1から第3の層の構成図である。 図2は固定化前(左側)と外部カバーによる固定化後(右側)の外観である。 図3は第1の層の外観写真である。 図4は第1の層の側面視断面構造の例である。 図5は第2の層の外観写真である。 図6は第1の層の弾性イメージである。 図7は第2の層の弾性イメージである。 図8は第1から第3の層が積層された状態の写真である。
本考案の実施の形態を以下に説明する。
図1は、3層のクッションからなる本考案の構成図である。本考案に係るクッションの構成は、上から低反発な第1の層1、高反発な第2の層2,中反発な第3の層3の3層構造である。低反発、高反発、中反発とは、各層の反発性の相対的な表現である(詳細は後述)。
図2は、3層クッションを固定化する前(左側)と固定化後(右側)の外観イメージである。ここで、固定化とは、トレーニーが使用した時に各クッションが分離せず、3層構造が維持されるように固定することを意味する。具体的には、図2のように一般的なクッションカバーで積層構造が崩れがないように包み込むものが挙げられる。その他、各層が接着剤によって接着されたものでもよいし、紐やテープなどによって結びつけられたものでもよい。
図3は、第1の層の外観写真である。本実施例における第1の層は上下方向の衝撃を吸収する低反発ゲルシート(K&H Tecnology社 COOLSHION Cushion Pad)である。第1の層1は、円錐台の窪みが所定間隔で設けられている。図4は、第1の層1の側面視断面の例である。第1の層1は、円錐台状(図4では円柱状)の窪みが上面と底面に形成され、それぞれの窪みの底部同士が互いに接する程度近接する上下対称な構造である。当該構造は、上下方向の衝撃を吸収する。
図5は、第2の層2の外観写真である。本実施例における第2の層2は、熱可塑性ポリエステル系エラストマーの繊維状三次元スプリング構造体(東洋紡株式会社ブレスエアー(登録商標))である。第2の層2は、弾性繊維がループ状に形成され、所定の空隙を有する構造である。第1の層1と比較すると、第2の層2は外部から衝撃に対して反発力が大きい。
第3の層3は、基本的な構造と機能は第2の層と同じである(図省略)。すなわち、第3の層3も弾性繊維がループ状に形成された(第1の層に比べて)高反発な構造体である。第3の層3と第2の層2との違いは、外部からの衝撃に対する反発力にある。本実施例では、密度の差によって反発力に差を生じさせている(第2の層2が45kg/m、第3の層3が40kg/m)。第3の層3の反発力は第2の層2の反発力よりも小さい。
ここで、本考案における低反発、高反発、中反発とは図6、図7から次のように説明される。図6は、物体が第1の層1(単体)に落下したときの弾性イメージである。落下物が第1の層1に接触すると、接触した上下対称な窪み構造部分が凹み、衝撃を吸収する。落下物の衝撃は、接触部分によって吸収されるため、反発力は弱まる(落下物は図6の右図の状態でバウンドしない)。これが低反発である。図7は、物体が第2の層2(単体)に落下したときの弾性イメージである。落下物が第2の層2に接触すると、広範囲に衝撃が伝わることで強い反発力が生じ(図7の右図)、落下物はバウンドする(バウンド後の図は省略)。これが高反発である。第3の層3については、反発力が第2の層2より弱いが、第2の層2と場合と考え方は同様である。第1の層1よりも反発力が大きく、第2の層2よりも反発力が小さいため中反発である。
図8は、3層が積層された状態の写真である。この状態にチャック開閉式の布製カバーが取り付けられ、3層が固定化されたものが、本考案に係るエクササイズクッションである。カバーを含む全体の大きさは500mm×500mm×140mm(縦×横×高さ)である。各層の高さは、第1の層1が20mm、第2の層2が30mm、第3の層3が80mmである。この3層構造のエクササイズクッションとなるに至った評価は以下の通りである。
<官能評価>
考案者は、各クッション材についてそれぞれ官能評価を行った。当該評価は、トレーニーがそれぞれの層の上に乗ったときの心地よさを評価するものである。結果は、低反発クッション材>高反発および中反発クッション材、であり、低反発クッション材が最も良い評価だった。これにより、低反発クッション材が上段の層になった。
続いて、考案者は、下層のクッション材について官能評価を行った。当該評価は、上記同様にトレーニーが各組合せのクッション材の上に乗ったときの心地よさを評価するものである。結果は、高反発クッション材と中反発クッション材が順に配置された場合が最も良い評価だった。これにより、上から低反発、高反発、中反発のクッション材という配置になった。
<反発力評価>
次に、考案者は、クッション材の反発力の評価を行った。当該評価は、所定厚さとなるよう、異なる厚さのクッション材(様々な厚さ比のクッション材の組合せ)の跳ね返りの高さを評価するものである。エクササイズクッションの想定仕様から120〜150mmとなるように厚さの異なるクッション材が用いられた。結果は、第2の層が30mm、第3の層が80mmの場合に所望の反発力となった。以上に基づき、低反発な第1の層、高反発な第2の層、中反発な第3の層の組合せとなった。
<考察>
本実施例によると、低反発層は使用感に寄与し、高反発層と中反発層は反発力に寄与することが示唆された。さらに、これら3層の組合せは使用感に寄与し、厚さ比率は反発力に寄与することが示唆された。
本実施例では、第1の層に上下対称な円錐台状の窪みが所定間隔で設けられた低反発層が、第2、第3の層に弾性繊維がループ状に形成された高反発層、中反発層が用いられた。ただし、上記示唆から各層の構造は実施例で使用されたクッション材の構造、成分に限定される必要はない。例えば、第1の層がウレタン樹脂による低反発素材、第2、第3の層が金属バネによる高反発素材でもよい。
第2、第3の層は、それぞれの厚さが30mmと80mmのときに所望の反発力が得られた。第2の層の厚さが小さいと反発力は弱く、逆に厚さが大きくなると反発力が大きくなることがわかっている。ここで、第3の層には第2の層の反発力を緩衝(微調整)する役割を果たしていると考えられる。第3の層がないと、第2の層の厚さの変動幅が反発力に大きく影響する可能性がある。すなわち、第2の層よりも反発力が小さい(さらに第2の層より上下に厚みのある)第3の層があることで反発力の調整が容易になる(エクササイズクッションの品質が安定化する)。
本考案は、様々な場所での飛び跳ね運動に適用できるものである。また、反発力を利用した身体各部位の筋力強化、バランス強化、ストレッチ運動にも適用できるものである。また、幼児やペットの遊具にも適用できるものである。
1 第1の層
2 第2の層
3 第3の層


Claims (5)

  1. 低反発な上段層(第1の層)と、高反発な中段層(第2の層)と、中反発な下段層(第3の層)とが固定化部材によって一体的に固定化されたことを特徴とするエクササイズクッション。
  2. 前記第2の層と前記第3の層は、弾性繊維のループ状構造体であることを特徴とする請求項1に記載のエクササイズクッション。
  3. 前記第2の層の上下厚さ<前記第3の層の上下厚さ、であることを特徴とする請求項1または2に記載のエクササイズクッション。
  4. 前記第1の層の上下厚さ<前記第2の層の上下厚さ<前記第3の層の上下厚さ、であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエクササイズクッション。
  5. 前記第1の層の上下厚さと前記第2の層の上下厚さと前記第3の層の上下厚さの比率が概ね2対3対8であることを特徴とする請求項4に記載のエクササイズクッション。

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