JP3244925U - 足踏み運動器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】下半身の筋肉強化を効果的に行うことが可能な足踏み運動器具を提供する。【解決手段】土台部10は、左右一対の足のいずれかの裏を配置することが可能なサイズの板材で構成されている。弾性体11は、側面視で三角形状を有し、底面11aが、土台部10の表面10aに接続され、傾斜面11bが、底面11aに対して所定の鋭角αを有する三角柱状である。ステップ部12は、板材で構成され、裏面12aが、弾性体11の傾斜面11bに接続されている。カバー材13は、土台部10と、弾性体11と、ステップ部12とで構成される全体の形状と同等の形状を有し、当該全体の外表面を被覆する。ユーザーが、ステップ部12に対面するカバー材13に左右一対の足のいずれかの裏を配置して、当該左右一対の足で踏み込み運動を繰り返すと、当該足の前脛骨筋又は腓腹筋に負荷を与える。【選択図】図2

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、足踏み運動器具に関する。
従来、足踏み運動に使用可能な運動器具が多数存在する。例えば、実用新案登録第3242568号公報(特許文献1)では、下部袋体と、上部クッション体とを備えるエクササイズ器具が開示されている。下部袋体は、内部に空気が充填されている。上部クッション体は、下部袋体の上に配置されている。
又、実用新案登録第3086029号公報(特許文献2)では、本体と、2つのフットペダルと、2つの弾性部材とを備える着座式ステップマシンが開示されている。2つの弾性部材は、本体とフットペダルの間に設けられる。枢設端は、本体の前端の上方へ延出する。収容溝は、枢設端の両側に形成される。位置決め孔は、本体の後端両側付近に形成される。枢設座は、フットペダルの一端に、本体の収容溝に枢設される。枢軸は、枢設座を貫通する。位置決めロッドは、フットペダルの他端底面付近に、本体方向へ延出する。弾性体は、一端に開口を有する。フットペダルにおける位置決めロッドは、開口に挿設される。弾性体の他端は、本体における位置決め孔に嵌め込まれる。これにより、特に座り着座状態で使用できるとともに、製造コストが低く且つ部材数を大幅に減らすことが出来、更に、持ち運びが便利で、使用方法が非常に簡単な着座式ステップマシンを提供することが出来るとしている。
又、特開2002-253702号公報(特許文献3)では、少なくとも上方への復元力を有する左右一対の弾性踏込み部材を備える健康器具が開示されている。これにより、構造が簡単で軽く安価に提供することが出来、又、バランス運動を伴う踏込み運動を行うことが可能な健康器具を提供することが出来るとしている。
実用新案登録第3242568号公報 実用新案登録第3086029号公報 特開2002-253702号公報
昨今、デスクワークの増加やコロナウイルス感染症の蔓延による在宅勤務の増加により、ヒトの運動不足や肥満が目立ってきている。特に、デスクワークや在宅勤務では、ヒトの下半身の衰えが顕著に表れることから、下半身の筋肉強化が求められている。
又、一般人が、日頃の運動不足解消や体重を減らすために、外でウォーキングやジョギングを行う場合、例えば、天候が悪いと、その人は、ウォーキングやジョギングを止めてしまい、運動が長続きしないという課題がある。そういった場合に、気軽に、且つ、効果的に下半身を鍛えることが可能な運動器具が必要となる。特に、屋内で行う運動器具については、全体の小型化、軽量化と、継続的に使用しても壊れ難いという耐久性が求められている。
ここで、特許文献1に記載の技術では、簡単に足踏み運動をすることが出来るものの、エクササイズ器具の構成が簡単であるため、例えば、上部クッション体が下部袋体から外れて、容易に壊れるという課題がある。又、特許文献1に記載の技術では、ユーザーが、このエクササイズ器具を継続的に使用することが出来るかどうかが不明であり、又、足踏み運動によって下半身の筋肉強化を実現することが出来るかどうかも不明である。
又、特許文献2に記載の技術では、着座式ステップマシンの構造が複雑であるため、コストが掛かるとともに、着座式ステップマシン全体が重くなり、足踏み運動をする際に、着座式ステップマシンの移動に手間や時間が掛かり、ユーザーがこの着座式ステップマシンを使用しなくなるという課題がある。
又、特許文献3に記載の技術では、簡単に足踏み運動をすることが出来るものの、特許文献1に記載の技術と同様に、健康器具の構成が簡単であるため、弾性踏込み部材がベースプレートから外れて、容易に壊れるという課題がある。又、特許文献2に記載の技術では、ユーザーが、この健康器具を継続的に使用することが出来るかどうかが不明であり、又、足踏み運動によって下半身の筋肉強化を実現することが出来るかどうかも不明である。
そこで、本考案は、前記の課題を解決するためになされたものであり、小型で、軽量、且つ、耐久性を有し、下半身の筋肉強化を効果的に行うことが可能な足踏み運動器具を提供することを目的とする。
本考案に係る足踏み運動器具は、土台部と、弾性体と、ステップ部と、カバー材と、を備える。土台部は、左右一対の足のいずれかの裏を配置することが可能なサイズの板材で構成される。弾性体は、側面視で三角形状を有し、底面が、前記土台部の表面に接続され、傾斜面が、前記底面に対して所定の鋭角を有する三角柱状である。ステップ部は、板材で構成され、裏面が、前記弾性体の傾斜面に接続されている。カバー材は、前記土台部と、前記弾性体と、前記ステップ部とで構成される全体の形状と同等の形状を有し、当該全体の外表面を被覆する。本考案に係る足踏み運動器具は、ユーザーが、前記ステップ部に対面するカバー部に左右一対の足のいずれかの裏を配置して、当該足で踏み込み運動を繰り返すと、当該足の前脛骨筋又は腓腹筋に負荷を与える。
本考案によれば、小型で、軽量、且つ、耐久性を有し、下半身の筋肉強化を効果的に行うことが可能となる。
本考案の実施形態に係る足踏み運動器具の内部の一例を示す分解図と組立図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具の内部と外部の一例を示す右側面図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具の内部をカバー材で覆う場合の一例を示す分解図と正面斜視図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具の一例を示す正面斜視図と背面斜視図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具の使用状態の一例を示す正面斜視図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具のうち、所定の鋭角がある部分を、左右一対の足の裏のかかとの方に配置した場合の一例を示す正面斜視図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具のうち、所定の鋭角がある部分を、左右一対の足の裏のかかとの方に配置した場合の踏み込み運動の一例を示す右側面図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具のうち、所定の鋭角がある部分を、左右一対の足の裏のつま先の方に配置した場合の一例を示す正面斜視図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具のうち、所定の鋭角がある部分を、左右一対の足の裏のつま先の方に配置した場合の踏み込み運動の一例を示す右側面図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具のうち、弾性体がハサミ型弾性体の場合の内部と外部の一例を示す右側面図(図10A)と、弾性体がエアー型弾性体の場合の内部と外部の一例を示す右側面図(図10B)とである。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具に内蔵弾性部材を設けた場合の使用状態の一例を示す正面斜視図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具に内蔵弾性部材を設けた場合の一例を示す右側面図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具に内蔵弾性部材を設けた場合の内部の一例を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具について、様々な形状の一例を示す斜視図である。 本考案の実施形態に係る足踏み運動器具の試験品の一例を示す平面視正面斜視写真と平面視背面斜視写真と底面視正面斜視写真と底面視背面斜視写真である。
以下に、添付図面を参照して、本考案の実施形態について説明し、本考案の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本考案を具体化した一例であって、本考案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
本考案に係る足踏み運動器具1は、図1-図4に示すように、土台部10と、弾性体11と、ステップ部12と、カバー材13と、を備える。先ず、土台部10は、左右一対の足のいずれかの裏を配置することが可能なサイズの板材で構成されている。ここでは、土台部10は、図1に示すように、左右一対の足の裏を配置することが可能な正方形の板材で構成されている。
又、弾性体11は、側面視で三角形状を有し、底面11aが、土台部10の表面10aに接続され、傾斜面11bが、底面11aに対して所定の鋭角αを有する三角柱状である。ここで、弾性体11は、図1-図2に示すように、傾斜面11bが、左右一対の足のうち、一つの足の裏を配置することが可能なサイズに形成されることで、左右一対の(二つの)弾性体で構成されている。又、鋭角αとは、底面11aに対して0度よりも大きく、且つ、直角の90度よりも小さい角度を意味する。
又、ステップ部12は、板材で構成され、裏面12aが、弾性体11の傾斜面11bに接続されている。ここで、ステップ部12は、図1-図2に示すように、左右一対の弾性体11の傾斜面11bのそれぞれを覆って接着されることで、左右一対の(二つの)ステップ部で構成されている。
又、カバー材13は、土台部10と、弾性体11と、ステップ部12とで構成される全体の形状と同等の形状を有し、当該全体の外表面を被覆する。ここで、本実施形態では、左右一対のステップ部12がそれぞれ接続された左右一対の弾性体11が土台部10から突出する形状が全体の形状となる。そのため、カバー材13は、図3に示すように、一つのステップ部12と一つの弾性体11とを一体として覆う三角柱状の袋13aを二つ並べて、二つの袋13aの下方周端部のうち、一方の端部13bから下方に設けられた底部13cを設けて構成され、下方周端部のうち、一方の端部13b以外の他方の周端部13dと、底部13cの一方の端部13c以外の底部周端部13eとを着脱手段で着脱可能に構成している。着脱手段に特に限定は無く、例えば、ジッパー型のファスナーや面ファスナー、ホックやボタン等を挙げることが出来る。そして、二つの袋13aのそれぞれに二つのステップ部12と二つの弾性体11とのそれぞれを入れて、底部13dを土台部10の裏面10bに配置して、着脱手段により、他方の周端部13eと底部周端部13fとを付着させることで、図4に示すように、本考案に係る足踏み運動器具1を構成することが出来る。
そして、図5に示すように、ユーザーが、ステップ部12に対面するカバー材13に左右一対の足のいずれかの裏を配置して、当該左右一対の足で踏み込み運動を繰り返すと、当該足の前脛骨筋又は腓腹筋に負荷を与える。これにより、小型で、軽量、且つ、耐久性を有し、下半身の筋肉強化を効果的に行うことが可能となる。
即ち、図1-5に示すように、本考案は、土台部10と、弾性体11と、ステップ部12と、カバー材13との4点で構成されているため、部品点数が少なく、小型化と軽量化を実現することが出来る。例えば、土台部10と、ステップ部12とを硬質のプラスチック素材とし、弾性体11を発泡性のプラスチック素材とした場合、カバー材13を含めて、全体の重量は、310g程度まで軽量化可能である。これにより、ユーザーは、簡単に移動したり片付けたりすることが可能となる。尚、フットペダルを有する着座式ステップマシンの場合、その重量は、1000g以上である。
又、本考案では、カバー材13によって、土台部10と、弾性体11と、ステップ部12とを覆って、一体的な構成としている。これにより、ユーザーが、カバー材13を介してステップ部12を繰り返し足で踏み込んだとしても、型崩れすることなく、継続的に使用することが可能である。
又、本考案では、板材(硬質)のステップ部12を弾性体11(軟質)の傾斜面11bに接続して、弾性部分と足踏み部分とを明確に分けている。これにより、ユーザーが、ステップ部12を繰り返し足で踏み込んだとしても、弾性体11の摩耗や消耗も出来るだけ防止して、弾性体11の弾性力を継続的に活かすことが可能であり、更に耐久性を高める。例えば、弾性体11を足で直接踏み込む場合、足の踏み込みの力が弾性体11に直接伝わり、弾性体11の弾性力が直ぐに減少してしまう。本考案では、ステップ部12を介することで、足の踏み込みの力をステップ部12が受けて、弾性体11の弾性力の減少を防止することが出来るのである。
ここで、本考案が、左右一対のステップ部12がそれぞれ接続された左右一対の弾性体11を有する足踏み運動器具1の場合、ユーザーが、図6に示すように、本考案のうち、所定の鋭角αがある部分を、左右一対の足の裏のかかとの方に配置して、図7に示すように、ユーザーが左右一対の足の裏のつま先を上下に、且つ、交互に上げ下げすることで、踏み込み運動を行う。すると、本考案の弾性体11が、ステップ部12とカバー材13を介して、左右一対の足の前脛骨筋M1(すね筋肉)に負荷を与える。又、ここで、ユーザーは、しっかりと脚のももを上下することで、ユーザーの下腹部へも弾性体11による負荷が伝わる。このように、弾性体11の弾性力を利用して、ユーザーは、左右一対の足の踏み込みを繰り返すことで、下半身の前脛骨筋M1の強化を効果的に得ることが出来るのである。
又、ユーザーが、図8に示すように、本考案のうち、所定の鋭角αがある部分を、左右一対の足の裏のつま先の方に配置して、図9に示すように、ユーザーが左右一対の足の裏のかかとを上下に、且つ、交互に上げ下げすることで、踏み込み運動を行う。すると、本考案の弾性体11が、ステップ部12とカバー材13を介して、左右一対の足の腓腹筋M2(ふくらはぎ)に負荷を与える。又、ここでも、ユーザーは、しっかりと脚のももを上下することで、ユーザーの下腹部へも弾性体11による負荷が伝わる。このように、弾性体11の弾性力を利用して、ユーザーは、左右一対の足の踏み込みを繰り返すことで、下半身の腓腹筋M2の強化を効果的に得ることが出来る。
特に、ユーザーは、なるべく高く左右一対の足を上下させることで、下半身の前脛骨筋M1や腓腹筋M2の強化に加えて、体幹の維持、姿勢・体型維持に非常に重要な腹直筋やインナーマッスルを集中的に、且つ、効果的に鍛えることが可能となる。
又、本考案では、小型で、軽量ということから、例えば、ユーザーは、TVを見ながら、携帯端末を見ながら、端末装置を操作しながら等、ユーザーが、他の作業をしながら、足踏みを行うことが出来ることから、運動不足解消や体重を減らしたいが、運動が長続きしないユーザーにとっても、何かをしながら、足踏みを繰り返すことで、気軽に、運動不足を解消することが出来る。
ここで、本考案1の土台部10の形状に特に限定は無いが、上述のように、左右一対の足の裏を配置することが可能な正方形でも良いし、左右一対の足のうち、一方の足の裏を配置することが可能な長方形でも良い。又、土台部10の形状は、本考案の目的を阻害しない限り、三角形状や四角形状、多角形状、楕円形状、円形状等を挙げることが出来る。又、土台部10の素材に特に限定は無いが、例えば、樹脂、金属、木材等を挙げることが出来る。尚、図1-図5では、土台部10は、樹脂製の板材を複数積層した積層体で構成されており、所定の強度を持たせている。又、土台部10は、例えば、発泡ポリエチレン等の硬質の板材を採用することが出来る。
又、土台部10のサイズに特に限定は無いが、例えば、厚みが1cm~3cm、左右方向のサイズが20cm~30cm、前後方向のサイズが20cm~30cm等を挙げることが出来る。
又、弾性体11は、実質的に三角柱状であれば、本考案の目的を阻害しない限り、特に限定は無く、例えば、三角柱の角部に丸みがあっても構わない。又、弾性体11は、側面視で三角形状であれば、本考案の目的を阻害しない限り、特に限定は無く、図1-図5に示すように、直角三角形でも良いし、例えば、二等辺三角形や正三角形等であっても構わない。又、弾性体11の三角柱の鋭角αに特に限定は無いが、例えば、5度~70度の範囲内であると好ましく、10度~40度の範囲内であると更に好ましい。
又、弾性体11のサイズに特に限定は無いが、例えば、高さが10cm~20cm、左右方向のサイズが5cm~30cm、前後方向のサイズが20cm~30cm等を挙げることが出来る。
又、弾性体11の素材に特に限定は無いが、例えば、クッション、発泡体(スポンジ)、繊維を集合させて弾性を付与したファイバー集合体、ゴム等を挙げることが出来る。弾性体11の素材は、例えば、発泡ポリエチレン、ウレタンフォーム、発泡ポリエチレン、これらを積層させた積層構造体等を挙げることが出来る。
又、弾性体11の構成は、クッション等の一体物に限らず、例えば、図10Aに示すように、底面部材11cの一端部11c1と、傾斜面部材11dの一端部11d1とを軸11eにより回動可能に連結し、底面部材11cの他端部11c2と、傾斜面部材11dの他端部11d2との間に、所定の弾性力を有する弾性部材11f(例えば、つるまきばね等)を設けたハサミ型弾性体であっても構わない。又、弾性体11の構成は、例えば、図10Bに示すように、三角柱状の袋体11gに空気(エアー)を閉じ込めて、所定の弾性力を有するエアー型弾性体であっても構わない。
又、弾性体11が、クッション、発泡体、繊維を集合させて弾性を付与したファイバー集合体、ゴム等の全体的に同一の素材で構成されている場合、ユーザーによる繰り返し踏み込みによって、弾性体11の弾性力が弱くなる可能性もある。そのような場合に、図11-図13に示すように、弾性体11の内部に、所定の弾性力を有する内蔵弾性部材11h(例えば、つるまきばね等)を内蔵して、弾性体11の弾性力を補強するようにしても構わない。これにより、耐久性を更に向上させるとともに、下半身の筋肉強化の効果を高めることが可能である。図11-図13では、内蔵弾性部材11を弾性体11の内部に入れるために、弾性体11に、内蔵弾性部材11を入れることが可能な貫通孔を設けて、その中に内蔵弾性部材11を導入している。
ここで、内蔵弾性部材11の位置に特に限定は無いが、例えば、図11-図13に示すように、弾性体11の鋭角αに対向する位置であって、底面11aと傾斜面11bとが離れた位置に設けられると、ユーザーの足の踏み込みに対して、弾性体11の弾性力に加えて、内蔵弾性部材11の弾性力を追加して、ユーザーの足の筋肉に負荷を与えることが出来る。又、内蔵弾性部材11の数に特に限定は無いが、例えば、図12-図13に示すように、底面11a又は傾斜面11bに沿って二つ以上内蔵させても構わない。
又、土台部10の表面10aと弾性体11の底面11aとの接続方法に特に限定は無いが、例えば、接着剤や両面接着テープ、溶着や融着等を挙げることが出来る。
又、ステップ部12の形状に特に限定は無いが、左右一対の足のうち、一方の足の裏を配置することが可能な長方形でも良いし、弾性体11の傾斜面11bが、左右一対の足の裏を配置することが可能なサイズであれば、ステップ部12は、左右一対の足の裏を配置することが可能な正方形でも構わない。又、ステップ部12の形状は、本考案の目的を阻害しない限り、三角形状や四角形状、多角形状、楕円形状、円形状等を挙げることが出来る。又、ステップ部12の素材に特に限定は無いが、例えば、樹脂、金属、木材等を挙げることが出来る。尚、図1-図5では、ステップ部12は、所定の厚みを有する樹脂製の板材で構成されており、所定の強度を持たせている。
又、ステップ部12のサイズに特に限定は無いが、例えば、厚みが1cm~3cm、左右方向のサイズが5cm~30cm、前後方向のサイズが20cm~30cm等を挙げることが出来る。
又、弾性体11の傾斜面11bとステップ部12の裏面12aとの接続方法に特に限定は無いが、例えば、接着剤や両面接着テープ、溶着や融着等を挙げることが出来る。
又、カバー材13は、全体の形状と同等の形状であれば、本考案の目的を阻害しない限り、特に限定はない。つまり、カバー材13は、全体の外表面を被覆する構成であれば、特に限定はない。
又、カバー材13の生地の種類に特に限定は無いが、例えば、ナイロンやポリウレタン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン等の合成繊維、綿、麻、絹等の天然繊維等を挙げることが出来る。更に、カバー材13の生地は、通気性の良いメッシュ生地や保温性のよい起毛生地にしても構わない。特に、ユーザーが足の裏を配置するカバー材13の部分には、メッシュ生地で構成することで、ユーザーは、蒸れなく長時間足踏みを継続することが出来る。
ここで、本考案では、図2-図4に示すように、カバー材13の底面に設けられ、床との滑り止めにより、ユーザーの足の踏み込み運動でも、本足踏み運動器具1の移動を防止可能な滑り止め部14を更に備えても構わない。これにより、フローリング等の床の上で、ユーザーが本考案の足踏み運動器具1で足踏みを行う際に、滑り止め部14が足踏み運動器具1と床との動きを停止することで、ユーザーは、体を崩すことなく、足踏みを継続して行うことが出来る。又、ユーザーが強く踏み込んだとしても、滑り止め部14が足踏み運動器具1の動きを止めることで、足踏み運動器具1がグラつくことを防止することが出来る。滑り止め部14の素材に特に限定は無いが、例えば、凹凸があり、密着性のある布やシート等を挙げることが出来る。
ところで、本考案に係る足踏み運動器具1の形状に特に限定はなく、図1-図5に示すように、ステップ部12と弾性体11とで形成される三角柱を土台部10に二つ並べた形状をカバー材13で覆った二つの三角柱状に構成しているが、これに限らず、例えば、図14に示すように、単純に、左右一対の足のいずれかの裏を配置することが可能なサイズの三角柱状であっても良いし、左右一対の足の両方の裏を配置することが可能なサイズの三角柱状であっても構わない。又、本考案に係る足踏み運動器具1の形状は、二つの三角柱を有する場合に、二つの三角柱の傾斜面の全体形状として、円形であっても、六角形であっても、ひし形であっても、三角形であっても構わない。
又、二つの三角柱の傾斜面の全体形状は、他の形状として、楕円形や八角形等の多角形等を挙げることが出来る。又、本考案に係る足踏み運動器具1の形状は、二つの三角柱を有する場合に、一つの三角柱の傾斜面の形状として、長方形であったが、これに限らず、図14に示すように、楕円形であっても構わない。一つの三角柱の傾斜面の形状は、他の形状として、円形や三角形、四角形、六角形、八角形等の多角形等を挙げることが出来る。又、本考案に係る足踏み運動器具1における底面は、図1-図5に示すように、所定の高さの土台部10を設けるように構成したが、これに限らず、図14に示すように、土台部10の高さを高くして、足踏み運動器具1の全体の高さを高く構成しても構わない。土台部10の高さを高くすることで、ユーザーの足の長さに合わせて調整することが可能となる。
又、本考案の実施形態に係る足踏み運動器具の試験品は、例えば、図15に示すように、土台部10と弾性体11とステップ部13とがカバー材13で覆われている。尚、試験品には、底面に滑り止め部14が設けられている。
又、図1-図5では、二つの三角柱の鋭角αが、それぞれ同じ方向を向いた足踏み運動器具1であるが、これに限らず、二つの三角柱の鋭角αが、それぞれ異なる方向を向いた足踏み運動器具1であっても構わない。又、二つの三角柱の鋭角αは、例えば、5度~70度の範囲内であれば、相互に同じであっても異なっていても良い。
さて、本考案に係る足踏み運動器具1の作用効果について、説明する。例えば、本考案において、図1-図5に示すように、弾性体11の傾斜面11bにステップ部12の裏面12aを接着したものを二つ用意して、二つの弾性体11の底面11aのそれぞれを土台部10の表面10aに接着し、二つの三角柱状の袋13aを有するカバー材13で全体の外周面を覆って、本考案の実施例1を作製した。二つの三角柱の鋭角αは、約30度である。そして、本考案の実施例1を用いて、ユーザーが、つま先上がり及びつま先下がりのステップ運動を行って、ユーザーに踏み込みを継続的に行ってもらった結果、踏み込み回数が1万回以上になっても、型崩れすることなく、継続的に使用することが出来た。又、図11-図13に示すように、二つの弾性体11のそれぞれに内蔵弾性部材11を一つずつ設けて、本考案の実施例2を作製し、同様に、ユーザーに踏み込みを継続的に行ってもらった結果、こちらも同様に、踏み込み回数が1万回以上になっても、型崩れすることなく、継続的に使用することが出来た。
一方、従来のように、ステップ部12とカバー材13とを設けずに、二つの弾性体11の底面11aのそれぞれを土台部10の表面10aに接着したものを本考案の比較例1として作製し、本考案の比較例1を用いて、ユーザーに踏み込みを継続的に行ってもらった結果、踏み込み回数が数百回で、弾性体11が痛んで、使い物にならなくなった。又、従来のように、カバー材13を設けずに、弾性体11の傾斜面11bにステップ部12の裏面12aを接着して、その二つの弾性体11の底面11aのそれぞれを土台部10の表面10aに接着したものを、本考案の比較例2として作製し、本考案の比較例2を用いて、ユーザーに踏み込みを継続的に行ってもらった結果、踏み込み回数が数百回で、ステップ部12が弾性体11から外れてしまい、使い物にならなくなった。これにより、本考案の耐久性を確認することが出来た。
又、本校案の実施例1、2の重量を測ると、弾性体11がクッションの場合で、全体の重量は、300g程度であり、軽量化を確認することが出来た。尚、300gは、例えば、リンゴ一個分の重量である。
又、本考案の実施例1、2を用いて、下半身の筋活動量(mV・msec)を測定し、下半身の筋肉強化を確認した。先ず、図6のように、本考案の実施例1、2のうち、所定の鋭角αがある部分を、左右一対の足の裏のかかとの方に配置して、ユーザーに、左右交互の足で、1分間に60回のテンポで踏み込み運動を繰り返してもらった。その際に、右足の踏み込みから左足の踏み込みまでの動作を1回の動作とした。被験者A(40代女性、身長149cm、体重43kg)、被験者B(40代男性、身長176cm、体重75kg)、被験者C(40代女性、身長164cm、体重53kg)の三人の被験者で、この踏み込み運動を行ってもらい、左右一対の足の前脛骨筋M1の筋活動量(mV・msec)を測定した。その結果、実施例1では、いずれの被験者でも、前脛骨筋M1の筋活動量は、500mV・msec以上であった。更に、実施例2では、その筋活動量は増加していた。具体的には、被験者Aの前脛骨筋M1の筋活動量では、810mV・msecであり、被験者Bの前脛骨筋M1の筋活動量では、570mV・msecであり、被験者Cの前脛骨筋M1の筋活動量では、828mV・msecであった。これにより、本考案の実施例1、2でも、被験者の前脛骨筋M1の筋活動量を増加させることが確認出来た。
次に、図8のように、本考案の実施例1、2のうち、所定の鋭角αがある部分を、左右一対の足の裏のつま先の方に配置して、上述と同様に、被験者A-Cに、左右交互の足で、1分間に60回のテンポで踏み込み運動を繰り返してもらった。そして、左右一対の足の腓腹筋M2の筋活動量(mV・msec)を測定した。その結果、実施例1では、いずれの被験者でも、腓腹筋M2の筋活動量は、200mV・msec以上であった。更に、実施例2では、その筋活動量は増加していた。具体的には、被験者Aの腓腹筋M2の筋活動量では、368mV・msecであり、被験者Bの腓腹筋M2の筋活動量では、479mV・msecであり、被験者Cの腓腹筋M2の筋活動量では、207mV・msecであった。これにより、本考案の実施例1、2でも、被験者の腓腹筋M2の筋活動量を増加させることが確認出来た。
尚、本考案の実施形態では、足踏み運動器具1の構成に、更に、他の機能や他のデザインを追加しても構わない。本考案は、屋内での足踏み運動等に好適であり、体幹、美脚、ヒップアップ、有酸素運動等、屋内で気軽に行うエクササイズには最適である。
以上のように、本考案は、家庭用、オフィス用に限らず、遊具用やスポーツ用の足踏み運動器具としてとして有用であり、小型で、軽量、且つ、耐久性を有し、下半身の筋肉強化を効果的に行うことが可能な足踏み運動器具として有効である。
1 足踏み運動器具
10 土台部
11 弾性体
12 ステップ部
13 カバー材

Claims (2)

  1. 左右一対の足のいずれかの裏を配置することが可能なサイズの板材で構成された土台部と、
    側面視で三角形状を有し、底面が、前記土台部の表面に接続され、傾斜面が、前記底面に対して所定の鋭角を有する三角柱状の弾性体と、
    板材で構成され、裏面が、前記弾性体の傾斜面に接続されたステップ部と、
    前記土台部と、前記弾性体と、前記ステップ部とで構成される全体の形状と同等の形状を有し、当該全体の外表面を被覆するカバー材と、
    を備え、
    ユーザーが、前記ステップ部に対面するカバー部に左右一対の足のいずれかの裏を配置して、当該足で踏み込み運動を繰り返すと、当該足の前脛骨筋又は腓腹筋に負荷を与える、
    足踏み運動器具。
  2. カバー材の底面に設けられ、床との滑り止めにより、前記ユーザーの足の踏み込み運動でも、本足踏み運動器具の移動を防止可能な滑り止め部
    を更に備える、
    請求項1に記載の足踏み運動器具。
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