JP3233889B2 - 線条体の送出装置 - Google Patents

線条体の送出装置

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芳範 山田
勝紀 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は線条体の送出装
置、たとえば溝付きコア、溝なしコア、あるいは一般の
ケーブルコア等の線条体に、光ファイバあるいは他の線
条体等を挿入集合、あるいは撚り合わせ集合する集合装
置における線条体の送出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば溝付きコアのような線条体の溝
の中にテープ心線のような光ファイバ心線を落し込み挿
入して光ファイバケーブルを製造する集合装置において
は、この線条体を一定の張力をもって送り出す送出装置
が重要である。
【0003】この線条体の送出装置についての典型的な
従来例を最新の公開公報を参照して説明する。符号10
1は外部に送りだされてゆく線条体1の送出方向線のま
わりに回転できる回転フレームを示し、この回転フレー
ム101に下記の各装置が設けられている。
【0004】線条体1は送出ドラム2から図示していな
いその駆動モータの回転によって繰り出され、ダンサプ
ーリー装置3に導入され、このダンサプーリー装置3に
よって基本的な押さえ張力が付与されて下流に向かう。
この押さえ張力というのは、たとえばプーリーに掛けら
れる線の端を保持していない全くぶらぶらのままにして
おく状態を考えれば理解できる。
【0005】このぶらぶら状態ではそのプーリーは全く
用をなさないから、必ず線の端を押さえることによって
適宜の張力を付与しなければならない。これを押さえ張
力と名付けることによる。所要の押さえ張力の大きさは
線の引張強さや曲げ剛性の程度によって決められる。最
も簡単に押さえ張力を付与するには送出ドラムの回転に
パウダーブレーキ等によって抵抗力を加えることであ
る。
【0006】さてこのようにダンサプーリー装置3によ
って適宜の押さえ張力を与えられた線条体1は次にダブ
ルキャプスタン装置4に導かれる。これが線条体1の勝
手な走行を拘束して所望の送出張力を付与する装置であ
り、それは駆動モータ106が駆動側のキャプスタンを
回転駆動することによってなされる。
【0007】ダブルキャプスタン装置4を出た線条体1
は張力制御用のダンサプーリー装置102に導かれる。
これは所定のばね定数を持つ引張ばね103によって張
られている滑動可能なプーリー102を有する張力制御
装置であって、線条体1の張力をTとし、引張ばね10
3の引っ張る方向と張力の方向のなす角をθとすれば、
2Tcosθ=(引張ばね103による引張力)の関
係を利用して制御作用をする。
【0008】実際にはプーリー102に適宜のセンサ1
04を固着し、一方プーリー102の滑動経路105に
沿ってこのセンサに対応する適宜の被感知手段を設置
し、これによってプーリー102の滑動による位置の変
化を知り、その移動距離とばね定数の積から上記の発現
ばね力を算出して線条体1の張力を知り、所望の制御を
おこなうわけである。
【0009】具体的に言えば、たとえば線条体1の張力
が大き過ぎるときはダンサプーリー102が図2で右方
に行き過ぎ引張ばね103が張られ過ぎることになるか
ら、このときは駆動モータ106の回転を上げて送出量
を多くして調整するといった具合である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら線条体の
種類はかなり多く、したがって設定制御すべきその送出
張力の程度はかなり大幅に変動する。このため一種類の
引張ばね103だけによっては十分な制御ができず、何
種類かのばねを用意しておいて、線条体1の大きさによ
って適当なものと交換する必要がる。このように引張ば
ねをいくつも準備しなければならないこと、また実際に
その交換に手間がかかるという欠点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
による解決手段は、送出ドラムから繰り出されて適宜の
押さえ張力を与えられた線条体が導入され、駆動モータ
によって駆動されるキャプスタン装置と、前記キャプス
タン装置の下流に設けられる張力計測プーリーと、この
張力計測プーリーの回転軸部に、荷重方向が前記線条体
の送出張力の作用方向にほぼ等しくなるよう配設される
ロードセルと、前記ロードセルと前記駆動モータとの間
に設けられ、張力設定器および中央演算処理装置を含む
張力調整回路とを有し、前記線条体の送出張力が前記張
力設定器に設定した張力に等しくなるように前記駆動モ
ータの駆動が制御されるように構成され、前記すべての
要素が前記線条体の送出線の周りに回転可能な一つのフ
レーム上にまとめられて成る線条体の送出装置である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照してこの発明の一実施
例装置を説明する。符号が図2について説明した従来装
置の場合と同じものは同様の装置であるから説明を省略
する。
【0013】キャプスタン装置4の駆動側プーリー41
はたとえばサーボモータのような駆動モータ42によっ
て駆動され、この回転量はたとえばロータリーエンコー
ダのような回転検知器43によって知られる。
【0014】キャプスタン装置4の下流には張力計測プ
ーリー5が配備される。線条体1はこの張力計測プーリ
ー5に半巻き掛けられて外部に送り出される。張力計測
プーリー5の回転軸は軸支ブロック51に支持され、そ
の軸支ブロック51に当接して適宜のロードセル6がそ
の荷重方向をほぼ線条体1の張力の作用する方向と一致
させるように設けられる。
【0015】ロードセル6の種類としては圧縮型でも引
張型でもよく、それに応じて軸支ブロック51への取付
け方ももちろん異なってくる。図1の場合は圧縮型のロ
ードセル6の場合を示している。
【0016】このロードセル6の外部からの荷重による
出力は、中央演算処理装置8、張力設定器9および適宜
の増幅装置7等を経由する張力調整回路によって駆動モ
ータ42および回転検知器43に接続される。
【0017】この張力調整回路による張力制御は下記の
ようになされる。すなわち、張力設定器9にあらかじめ
所望の線条体の送出張力の大きさを設定する。この設定
器にはモニター表示ができるようにしておけばさらに便
利であろう。この設定張力とロードセル6の出力、つま
り線条体1の送出張力とが同一であればそれ以上の調整
は不要となる。
【0018】上記の両者に差があれば、その差は中央演
算処理装置8に伝達されて所要の調整電圧値が算出さ
れ、これが増幅されて駆動モータ42に伝えられてキャ
プスタン装置4の送出速度の増減、つまり線条体1の送
出張力の増減調整がなされる。このような制御の仕組み
そのものは従来の場合と特に違いはない。
【0019】図1で符号10で示したものは線条体1の
送出方向線のまわりに回転可能な回転フレームであっ
て、線条体1か一般のケーブルコア、あるいは溝付きコ
アでその溝が一方向巻きのスパイラル状のものの場合は
線条体1の送出しに際して回転する必要があり、このと
きは回転フレーム10が必要となる。制御回路以外の各
装置はこの回転フレーム10の上に担持される。SZ溝
の溝付きコアの場合は回転の必要がないからもちろん回
転フレームは必要なくなる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、線条体の送出装置に
おいてその送出張力の調整のために押さえ張力設定のも
の以外にさらにもう1個のダンサプーリー装置を必要と
することがないから装置全体が簡単になり、したがって
また線条体のサイズが種々に異なってもダンサプーリー
装置の引張ばねの交換等の手間が全く不要となる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す側断面図であ
る。
【図2】従来の装置例についての同様の側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 線条体 2 送出ドラム 3 ダンサプーリー装置 4 キャプスタン装置 42 駆動モータ 43 回転検知器 5 張力計測プーリー 51 軸支ブロック 6 ロードセル 7 増幅装置 8 中央演算処理装置 9 張力設定器 10 回転フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−56346(JP,A) 特開 昭62−127122(JP,A) 特開 昭63−259610(JP,A) 実開 平4−21022(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 59/38 B21F 23/00 H01B 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送出ドラム(2)から繰り出されて適宜
    の押さえ張力を与えられた線条体(1)が導入され、駆
    動モータ(42)によって駆動されるキャプスタン装置
    (4)と、前記キャプスタン装置(4)の下流に設けら
    れる張力計測プーリー(5)と、この張力計測プーリー
    (5)の回転軸部に、荷重方向が前記線条体(1)の送
    出張力の作用方向にほぼ等しくなるよう配設されるロー
    ドセル(6)と、前記ロードセル(6)と前記駆動モー
    タ(42)との間に設けられ、張力設定器(9)および
    中央演算処理装置(8)を含む張力調整回路とを有し、
    前記線条体(1)の送出張力が前記張力設定器(9)に
    設定した張力に等しくなるように前記駆動モータ(4
    2)の駆動が制御されるように構成され、前記すべての
    要素が前記線条体(1)の送出線の周りに回転可能な一
    つのフレーム(10)上にまとめられて成る線条体の送
    出装置。
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